看護師に知っておいてほしい!インフルエンザ基礎知識
* -インフルエンザとは?-
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによるウイルス性呼吸器感染症です。世界的な大流行により大量の死者を出しうるウイルスとして知られています。
インフルエンザウイルスは、毎年流行するウイルスです。ウイルス粒子の表面にあるヘマグルチニン(赤血球凝集素)とノイラミニダーゼの構造を変化させることで流行を繰り返します。この変化の過程は連続抗原変異と呼ばれ、抗体を持たない多くの人にウイルスが感染し流行を起こします。
インフルエンザの症状は、発熱、咳、のどの痛み、筋肉痛、関節痛、頭痛などです。症状は通常数日から1週間続きます。インフルエンザは、重症化すると肺炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。
インフルエンザの治療は、安静と水分補給が基本です。解熱鎮痛剤や抗ウイルス薬を使用することもあります。