看護技術

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看護師必須の用語:NOC

NOC(のっく、NursingOutcomes Classification)とは、看護成果分類のことである。看護において期待される結果(目標)と、それを評価する指標のこと。NANDA看護診断の看護診断名(旧・診断ラベル)と同じく、あらかじめ決められているものから選択する。NANDA、NICと合わせてNANDA-NOC-NIC(NNN)と呼ばれる。 NOCは、看護師が患者の状態をより適切に評価し、効果的な看護ケアを提供するために開発された分類である。NOCには、患者の身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな状態など、さまざまな側面に関する項目が収録されている。看護師は、患者の状態を評価し、その結果に合わせてNOCの項目を選択する。そして、選択した項目を評価し、患者の状態の変化を把握する。 NOCは、看護師が患者の状態をより適切に評価し、効果的な看護ケアを提供するために役立つツールである。NOCを使用することで、看護師は患者の状態をより客観的に評価することができ、患者の状態の変化をより早期に把握することができる。また、NOCを使用することで、看護師は患者の状態に合わせて看護ケアを計画することができ、患者の状態をより改善することができる。
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看護師の基礎知識!看護計画ってなに?

看護計画とは、看護対象者の看護上の問題を解決するために、看護師がアセスメントに基づいて、個別的な看護目標を達成するための計画を記載したものである。看護計画は、看護過程の重要なステップであり、看護の質を確保するために不可欠である。適切な看護計画を立てることで、看護師は看護対象者の状態を正確に把握し、適切なケアを提供することができる。看護計画は、看護師が看護対象者と協力して作成し、看護対象者の状態やニーズの変化に応じて随時見直す必要がある。看護計画は、看護の質を確保するために不可欠であり、看護師の重要な役割である。
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看護師に知っておいてほしい家庭訪問指導とは?

家庭訪問指導とは、保健指導が必要な地域住民に対し、保健師や看護師などが家庭を訪問し、必要な指導を行うことです。主に自治体によって行われ、対象となるのは、妊婦、乳幼児、高齢者、慢性疾患患者、障害者などです。訪問の頻度は、対象者の状況に合わせて異なりますが、通常は数ヶ月に1回程度です。 訪問時には、対象者の健康状態や生活状況を把握し、必要な保健指導を行います。具体的には、栄養指導、運動指導、生活習慣指導、服薬指導、介護指導などです。また、対象者の家族や介護者にも指導を行うことがあります。 家庭訪問指導は、対象者の健康状態を改善し、自立した生活を送ることを支援することを目的としています。また、対象者の家族や介護者の負担を軽減することも目的としています。 家庭訪問指導は、対象者の健康状態や生活状況に合わせて行われるため、効果的な保健指導を行うことができます。また、対象者の自宅を訪問することで、対象者の生活環境を直接観察することができ、より適切な指導を行うことができます。
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バイタルサインとは?看護師に必須の4つの指標を解説

バイタルサインとは、患者の生命に関する最も基本的な情報である、心拍数・呼吸(数)・血圧・体温の4項目のことである。バイタルとも略される。バイタルサインは、患者の病態を把握し、治療の効果を評価するために不可欠な情報である。また、バイタルサインの変化は、患者の状態の悪化を早期に発見するために重要である。バイタルサインは、患者の年齢、性別、体重、身長などの身体的特徴によって異なる。また、バイタルサインは、安静時、運動時、睡眠時など患者の状態によっても異なる。バイタルサインを測定する際は、患者のプライバシーに配慮し、正確に測定することが重要である。
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看護師に必須!体位変換の基礎知識と実践方法

体位変換の目的は、患者の快適性や健康状態を改善することです。体位を変えることで、患者の圧迫や痛みを軽減し、循環を改善し、肺炎を防ぐことができます。また、体位変換は、褥瘡や深部静脈血栓症などの合併症を予防するためにも重要です。さらに、患者の診断や治療、検査を行うためにも体位変換が行われます。例えば、患者の背中を調べるため、患者の上半身を起こしたり、レントゲンを撮るために患者の仰向けを維持したりする場合があります。
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看護師に必須の用語『クリティカルケア』とは?

クリティカルケアとは、生命の危機的状態(クリティカル期)にある重症患者に対して行うケアのことである。クリティカルケアは、集中治療室(ICU)や救急外来などで、専門の医師や看護師によって行われる。クリティカルケアでは、患者さんの生命を維持し、回復を促すために、様々な治療が行われる。例えば、人工呼吸、輸血、点滴、抗菌薬の投与などが行われる。クリティカルケアは、患者の状態が安定するまで、あるいは患者の回復が進むまで行われる。 クリティカルケアは、重症患者の生命を救うために重要な役割を果たしている。そのため、クリティカルケアを行う医師や看護師は、高度な知識と技術を持っている必要がある。また、 クリティカルケアを行う医師や看護師は、患者の家族に対して、病状の説明や治療方針の説明を行う必要がある。クリティカルケアを行う医師や看護師は、患者の家族の不安や心配を理解し、心のケアを行う必要がある。
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看護師が覚えておきたい『ホウコウ』について

ホウコウ(包交)とは、包帯交換の略語である。包帯に関わらず、術後などにドレッシング材を新しいものに交換する行為を総称してこのように呼ぶことが多い。医療の現場では、ホウコウの他にも、アンプタ、プンク、デクビなどの略語が使われている。 ホウコウ(包交)という名称は、包帯を交換するという意味の英語「dressing change」に由来している。また、ドレッシング材を交換するという意味の英語「dressing change」も、「ホウコウ(包交)」と略称される。 ホウコウ(包交)は、手術後や傷口の治療中、感染予防や創部の観察のために、定期的に行われる。ホウコウ(包交)には、主に次のような手順がある。 1. 創部の洗浄 2. 古いドレッシング材の除去 3. 創部の観察 4. 新しいドレッシング材の装着 5. 包帯の固定 ホウコウ(包交)は、医療従事者によって行われる。医療従事者は、感染予防のために手袋やマスク、エプロンを着用し、無菌操作を徹底して行っている。
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看護師必須用語『ウォッシュクロス』とは

ウォッシュクロスとは、寝たきりなどで入浴できない患者に清拭をするときに使用する物品の一つで、清拭タオルともいいます。使用方法は、清拭時にウォッシュクロスを約50℃の湯の中ですすぎ、かたく絞った後、手に巻きつけ、石鹸を泡立てて患者の身体を拭き、汚れを落とします。石鹸清拭を行う際の必需品です。患者の清潔を保ち、爽快感を与えるため、また、高齢者など皮膚の脆弱な患者の皮膚トラブルの原因とならないよう、大きさや厚さ、柔らかさなどが重要なポイントになります。
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看護師が知っておきたい『吸引』について

看護師が医療現場で使用される用語で、「吸引」という言葉があります。吸引とは、鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管内などに溜まった唾液・痰・鼻汁などの排泄物を、器械を使用して吸い出して取り除くことです。この処置は、患者さんがこれらの物質を排泄することが困難な場合に行われます。また、吸引は気道に溜まった分泌物を除去することで、呼吸を改善する効果もあります。吸引は、看護師が患者さんの状態を管理する上で重要な役割を果たしています。
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看護師に必須の用語『静脈注射(IV)』の基礎知識

静脈注射とは、静脈内に直接薬液を投与する処置のことです。静脈注射は、薬液を迅速に体内に投与する必要がある場合や、経口投与ができない場合に行われます。静脈注射は、医療従事者によって行われます。静脈注射を行うには、まず静脈を確保する必要があります。静脈を確保するには、腕の肘の内側の部分や手の甲の部分など、静脈が表在している部位に針を刺します。針を刺した後は、シリンジに薬液を吸入し、ゆっくりと静脈内に注入します。静脈注射は、一般的に安全な処置ですが、まれに合併症が起こる場合があります。合併症としては、出血、感染、血栓症などがあります。
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看護師必須の[側臥位]を徹底解説!

手術室での側臥位の注意点 手術室での側臥位では、褥瘡や神経障害が発生する可能性があるため注意が必要です。褥瘡予防のためには、耳介部、肩峰部、胸部側面、大転子部、膝の内側顆や外側顆など、褥瘡ができやすい部位にあらかじめフィルムドレッシングを貼付することや、接触面との間にリモイス®パッド、手術台の上にソフトナース®というクッション性に優れた素材のパッドを敷くことで予防を行います。 また、神経障害を予防するためには、上腕神経叢、橈骨神経、尺骨神経、正中神経、腕神経叢、総腓骨神経など、神経障害が起こりやすい部位に注意が必要です。(1)上腕神経叢については、手術台と身体との接触面に腋窩枕を挿入することで静脈叢のうっ血や神経障害を予防します。(2)橈骨・尺骨・正中神経については、前腕は回内・回外中間位として肘関節の過伸展や圧迫を避け、(3)腕神経叢については、頭と脊柱が水平になるように枕の高さを調整し頚部の過伸展を防ぎ、肩関節外転の角度を90度以下とします。(4)総腓骨神経については、腓骨小頭への圧迫を避けるようにします。
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看護師のためのスキンケアガイド

-スキントラブルの原因と対策- スキントラブルは、さまざまな原因によって引き起こされます。主な原因には、乾燥、紫外線、ストレス、栄養不足、睡眠不足などがあります。 -乾燥- 乾燥は、スキントラブルの最も一般的な原因です。乾燥は、皮膚の水分が失われることで起こり、皮膚が荒れて、かゆみや痛みなどの症状を引き起こします。乾燥を防ぐためには、保湿剤を塗ったり、加湿器を使用したりすることが大切です。 -紫外線- 紫外線は、皮膚にダメージを与え、シミやしわ、たるみなどの症状を引き起こします。紫外線から皮膚を守るためには、日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘を使用したりすることが大切です。 -ストレス- ストレスは、皮膚のターンオーバーを乱し、スキントラブルを引き起こします。ストレスを軽減するためには、適度な運動や入浴、音楽鑑賞などを行うことが大切です。 -栄養不足- 栄養不足は、皮膚の健康を維持するために必要な栄養素が不足することで起こり、スキントラブルを引き起こします。栄養不足を防ぐためには、バランスの良い食事をとることが大切です。 -睡眠不足- 睡眠不足は、皮膚のターンオーバーを乱し、スキントラブルを引き起こします。睡眠不足を防ぐためには、質の良い睡眠をとることが大切です。
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看護師の基礎知識:s.c.の意味と使い方

s.c.とは、皮下注射を意味する略語です。皮下組織内に薬液を注入する方法を指示する際に、カルテへの記入に使われます。英語のsubcutaneous injection(皮下注射)の略であり、scと記されることもあります。 皮下注射は、薬液を皮下組織に注入する注射方法です。皮下組織は、皮膚と筋肉の間にある層であり、血管やリンパ管が豊富に分布しています。そのため、皮下注射は、薬液を素早く吸収させることができます。 皮下注射は、さまざまな薬剤の投与に使用されます。例えば、インスリン、ヘパリン、モルヒネなどです。また、ワクチンも皮下注射で投与されます。 皮下注射は、比較的安全で簡単な注射方法ですが、注意深く行う必要があります。注射部位を清潔にし、針を適切な角度で刺入することが大切です。また、注射後は、注射部位を圧迫して出血を防ぐ必要があります。
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看護師に欠かせない用語『血圧』

血圧とは、血液が血管内を移動(血流)する際に、血管壁が受ける血液からの圧力のことである。臨床現場では血圧は動脈血圧を指し、静脈内の圧は静脈圧と呼んで区別している。血圧は、心拍出量と末梢血管抵抗を用いて計算し測定することができる。 血圧は、体のさまざまな器官や組織に血液を送り、酸素や栄養素を供給するために必要な圧力である。血圧が低すぎると、体の組織に十分な血液が送られず、酸素や栄養素が不足して、さまざまな症状を引き起こす。逆に、血圧が高すぎると、血管壁に負担がかかり、動脈硬化や脳卒中などの疾患を引き起こす。 血圧は、年齢、性別、運動状態、ストレスなどによって変動する。また、薬物や食事などの影響を受けることもある。血圧を適切に管理するためには、定期的に血圧を測定し、必要に応じて医師の指示に従って治療を受けることが大切である。
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看護師に必須の用語『ワゴる』とは?

ワゴルの原因は、痛みや緊張による迷走神経反射です。迷走神経は、脳幹から心臓、肺、胃腸までつながる神経で、心拍や血圧、消化器の動きなどを制御しています。ワゴルが起こると、迷走神経が過剰に働いて、心拍が遅くなり、血圧が低下します。また、顔面蒼白、気分不良、嘔吐、失神などの症状を引き起こすことがあります。 ワゴルは、手術中や、採血、点滴などの医療処置中に起こることがありますが、日常生活でも、強い痛みや緊張を感じたときに起こることがあります。例えば、交通事故に遭ったとき、激しい運動をしたとき、試験や面接などの緊張する場面で起こることがあります。 ワゴルが起こった場合は、すぐに横になって安静にし、足を高く上げましょう。また、深呼吸をしたり、甘いものを飲んだりすると症状が軽くなることがあります。症状がひどい場合は、医療機関を受診しましょう。
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看護師必須!腸洗浄について

腸洗浄とは、肛門および直腸を経由してぬるま湯や薬液を注入し、大腸内に溜まった残留物(便)の洗浄を行うことである。洗腸、灌注排便法ともいう。腸洗浄は、便秘や下痢、腸閉塞などの治療や予防、また、外科手術前や内視鏡検査前の準備として行われる。 腸洗浄には、様々な方法がある。最も一般的な方法は、肛門に挿入したチューブからぬるま湯や薬液を注入する方法である。また、浣腸のように、専用の器具を使って薬液を肛門に注入する方法もある。腸洗浄は、医療従事者によって行われるが、自宅でできる腸洗浄キットもある。 腸洗浄は、一般的に安全な処置であるが、まれに合併症が起こることもある。最も一般的な合併症は、腹痛や下痢、嘔吐である。また、腸穿孔や感染症が起こることもある。腸洗浄を行う前に、医師や看護師に相談し、合併症のリスクについて十分に理解しておくことが大切である。
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看護師必須の用語『ファウラー位』とは

ファウラー位の体位とは、仰臥位で下肢を水平にしたまま上半身を45度程度上げた半座位のことである。この角度が90度の場合を座位、15~30度の場合をセミファウラー位と呼ぶ。そのままでは身体がずり落ちてしまうため、頭を起こす前に足を軽度起こしておくことが重要である。 ファウラー位は、腹部の手術後にドレナージを促進させることを目的とした体位である。しかし、腹部臓器による肺の圧排を軽減することから呼吸機能の改善や体位ドレナージ、経管栄養時の逆流防止の目的にも用いられる。 ファウラー位をとる際には、長時間、同一部位(坐骨結節部など)が圧迫されることによって褥瘡ができる可能性があるので適宜体位分散を図る必要がある。また、麻痺がある場合には時間の経過とともに身体が傾いてくるため、バスタオルなどを用いて支える必要がある。基本的には2時間以内おきに体位変換をする必要があるが、患者の病態や骨の突出具合などで異なる。褥瘡が発生するリスクが高い患者には、予防的に体圧分散器具を使用する。 脳梗塞急性期、骨盤骨折や椎体骨折などのベッドをギャッジアップできない特別な理由がある場合を除き、ファウラー位以上を保つことは仰臥位と比較して離床につながり、人工呼吸器患者では人工呼吸器関連肺炎の頻度が軽減する。
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看護師のための「半側臥位」の豆知識

半側臥位とは、仰臥位から左右どちらかに体幹を45度程度ひねった体位のことです。仰臥位と側臥位の中間の姿勢であり、大転子部や仙骨部への圧迫を防止することができます。半側臥位は、さまざまな状況で使用されます。例えば、手術後や怪我をした後の患者さんのケア、妊娠中の女性のケア、呼吸器疾患のある患者のケアなどです。また、半側臥位は、長時間同じ姿勢でいることで起こる圧迫性褥瘡の予防にも役立ちます。 半側臥位には、いくつかの種類があります。最も一般的なのは、患者の顔を上にして、上側の腕を体の横に伸ばし、下側の腕を体に沿わせて曲げた姿勢です。もう一つの種類は、患者の顔を下にして、上側の腕を体の横に伸ばし、下側の腕を体に沿わせて曲げた姿勢です。どちらの姿勢も、大転子部や仙骨部への圧迫を防止することができます。 半側臥位にする際には、患者の安全と快適性に注意することが重要です。患者さんの頭は、水平またはわずかに低く保つ必要があります。また、患者の膝は曲げて、足は床またはベッドの縁に置いておく必要があります。患者の体には、柔らかい枕やブランケットを置いて、快適性を高めることができます。 半側臥位は、患者のケアに欠かせない体位です。看護師は、半側臥位の種類や使用方法を理解し、患者の安全と快適性に注意しながら、適切な半側臥位にする必要があります。
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集中ケアとは?その役割と看護師の重要性

集中ケアの目的は、患者の生命を維持し、回復を促進することであり、その役割は、患者の病態を監視し、適切な治療を施すことである。具体的には、患者のバイタルサイン(血圧、脈拍、呼吸数、体温)を測定し、異常があれば医師に報告する。また、患者の痛みをコントロールし、食事や排泄の介助を行う。さらに、患者の家族に病状を説明し、サポートを行う。 集中ケアは、患者の状態が安定するまで継続される。患者の状態が安定したら、一般病棟に移される。集中ケアは、患者の生命を維持するための重要な治療であり、患者の回復を促進する役割を果たしている。
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看護師に必須の用語『チームナーシング』とは

チームナーシングとは、看護師が互いに協力し合い、患者様のニーズに応える看護方式のことです。チームナーシングでは、看護師がチームを組み、チームリーダーがチームを統括します。チームリーダーは、チームのメンバーに指示を与え、チームの活動を調整します。チームのメンバーは、チームリーダーの指示に従って、患者様の看護を行います。チームナーシングでは、看護師が互いに協力し合うことで、患者様のニーズに迅速かつ適切に対応することができます。また、チームナーシングでは、看護師が互いに学び合うことで、看護の質を向上させることができます。 チームナーシングは、1950年代にアメリカ合衆国で開発されました。チームナーシングは、それまでの看護方式である個別看護や機能別看護に比べて、患者様のニーズに迅速かつ適切に対応することができるというメリットがあります。そのため、チームナーシングは、現在では世界中の多くの病院で採用されています。
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看護師必須用語『ドレーピング』を解説

ドレーピングとは、手術や腹水・胸水穿刺、中心静脈穿刺など、清潔な処置が必要な医療行為を行う際に、不潔な部位を滅菌済みのドレープで覆い、清潔な領域を確保することです。ドレーピングは清潔域と不潔域を明確化することによって、感染を予防することができます。 ドレーピングに使用するドレープは、滅菌された布、不織布、使い捨てのプラスチック製のシートなどがあります。ドレープのサイズは処置を行う部位によって異なります。例えば、腹部の処置を行う場合は、腹部全体を覆うことができる大きなドレープを使用します。また、手術を行う場合は、術野を完全に覆うことができるように、複数のドレープを組み合わせることもあります。 ドレーピングを行う手順は、以下の通りです。 1. 処置を行う部位を洗浄し、消毒します。 2. 滅菌した手袋をはめます。 3. ドレープの包装を開封し、広げます。 4. ドレープを不潔な部位に覆います。 5. ドレープの四隅を医療用粘着テープで固定します。 ドレーピングを行う際には、ドレープが清潔域と不潔域を完全に覆っていることを確認することが重要です。ドレープに小さな破れや穴があいていると、そこから細菌が侵入し、感染を引き起こす可能性があります。 ドレーピングは、医療現場における感染予防の重要な対策の一つです。ドレーピングを正しく行うことで、感染の予防に努めることができます。
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エンジェルメイクの知っておくべきこと

エンジェルメイクとは、病院などで患者が死亡した際、看護師などによってほどこされる死化粧のことです。死後の処置(エンゼルケア)のひとつで、エンゼルメイク、ラストメイクなどともいわれています。患者の苦悶の表情などを和らげ生前の姿に近づけることで、家族が心穏やかに最後の別れを告げることができるよう処置を施すという役割もあります。 エンジェルメイクは、看護師や介護士による死後のケアのひとつとして行われてきました。近年では、家族と共に死後の身だしなみを整えることで遺族の悲しみを和らげる、グリーフケアとしての側面が注目されるようになってきています。その背景には、病院や介護施設での看取りが増えていること、また、死をタブー視する風潮が薄れつつあることが挙げられます。 エンジェルメイクを行うことで、遺族は故人と心穏やかに最後の別れを告げることができ、悲しみを和らげる一助となります。また、故人が安らかに旅立てるよう、看護師や介護士の想いが込められています。
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モジュールナーシング:日本独自の看護方式

モジュールナーシングは、プライマリーナーシングとチームナーシングを組み合わせた日本独自の看護方式です。この方法では、1つの病棟内を2つ以上のチームに編成し、チームの看護師をさらに数名ずつのモジュール(単位)に振り分けます。そして、このモジュール単位で一定期間、担当患者の入院から退院までの一貫した看護を行います。 モジュールナーシングのメリットは、以下の通りです。 -1. 看護師が患者を全体的に把握する事ができ、看護計画の立案・実施・評価がしやすい- モジュールナーシングでは、看護師が担当患者を一貫して看護するため、患者の状態や病歴、家族環境などを詳しく把握することができます。これにより、患者のニーズに合った看護計画を立案・実施・評価することが容易になります。 -2. プライマリーナーシングと比較して患者が受けられる看護に偏りが少ない- プライマリーナーシングでは、1人の看護師が患者を担当するため、患者が受けられる看護に偏りが生じることがあります。しかし、モジュールナーシングでは、複数の看護師が患者を担当するため、患者が受けられる看護に偏りが生じにくくなります。 -3. 看護師の能力差をリーダーがカバーできる- モジュールナーシングでは、各モジュールにリーダーを配置します。リーダーは、看護師の能力差をカバーし、患者の安全と満足を確保する役割を果たします。 -4. チームナーシングに比べて担当した患者の回復過程を一貫して見ることができるため、看護師のやりがいを見いだしやすい- チームナーシングでは、看護師が患者を担当する期間が短いため、患者の回復過程を一貫して見ることができません。しかし、モジュールナーシングでは、看護師が担当患者を一貫して看護するため、患者の回復過程を一貫して見ることができます。これにより、看護師はやりがいを感じることができ、看護へのモチベーションを維持することができます。
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看護師に知っておきたいエネマの基礎知識

エネマとは、浣腸を意味する医療界の用語のことである。浣腸を表す英語、enemaに由来する。カテーテルなどを挿入して、肛門から大腸へ薬液を注入すること。エネマは、便秘や下痢の治療、腸内洗浄、大腸検査の前処置、薬物の投与など、さまざまな目的で行われる。エネマは、医療機関で行う場合と、自宅で行う場合がある。医療機関で行うエネマは、医師や看護師が行う。自宅で行うエネマは、市販のエネマキットを使って行うことができる。エネマを行う際には、医師や看護師の指示に従うことが重要である。