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小児科

看護師に必須の用語『百日咳』について

百日咳は、グラム陰性桿菌の百日咳菌(Bordetella pertussis)による急性気道感染症です。特有の痙攣性の咳発作(痙咳発作)を特徴とします。無治療だとその回復までに約100日かかることから、「百日咳」という名前がついています。百日咳は、乳幼児に多く発症し、成人や高齢者でも発症することがあります。感染経路は、百日咳菌に感染した人の飛沫を吸い込むことであり、感染力は非常に強く、飛沫感染しやすいとされています。潜伏期間は通常7~10日ですが、2~3週間まで続くこともあります。 百日咳の症状は、初期の段階では風邪と似ており、鼻水、咳、発熱などがあります。しかし、咳がひどくなり、痙攣性の咳発作を起こすようになります。咳発作は、数分間続き、その間、呼吸ができなくなったり、嘔吐したりすることがあります。咳発作は、夜間に悪化することが多く、睡眠を妨げることもあります。百日咳は、重症化すると、肺炎や脳症などの合併症を引き起こすことがあります。
呼吸器

看護師必見! 頻呼吸とは何かを徹底解説

頻呼吸とは、呼吸回数が25回/分以上で、浅い呼吸の状態を指します。通常、呼吸回数は1分間に12~20回であり、それ以上になると頻呼吸とみなされます。頻呼吸は、さまざまな原因で起こり、その中には、運動、ストレス、不安、感染症、薬物、心臓病、肺疾患などがあります。 頻呼吸になると、体内の二酸化炭素濃度が低下し、酸素濃度が上昇します。これにより、呼吸困難、めまい、頭痛、動悸、胸痛、疲労感などの症状が現れることがあります。また、頻呼吸が長く続くと、意識が遠のいたり、けいれんを起こしたりすることがあります。 頻呼吸の治療法は、その原因によって異なります。運動やストレスが原因の場合は、休息をとったり、リラックスしたりすることで症状が改善することがあります。感染症が原因の場合は、抗生物質などの投薬が必要になります。薬物が原因の場合は、薬の服用を中止する必要があります。心臓病や肺疾患が原因の場合は、その疾患の治療が必要になります。 頻呼吸は、さまざまな原因で起こる可能性があるため、症状が現れた場合は、医師に相談することが大切です。
アレルギー・膠原病

非特異的IgEとは?その役割と測定方法

非特異的IgEは、血中の総IgEのことであり、血清IgEと同義である。免疫グロブリンE(IgE)は、アレルギー反応や寄生虫感染に対する抗体の一種である。IgEは、B細胞によって産生され、肥満細胞や好塩基球の表面に結合する。アレルゲンが体内に侵入すると、IgEと結合して肥満細胞や好塩基球を活性化し、ヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症性物質を放出する。これにより、アレルギー症状が現れる。 非特異的IgEは、特定のアレルゲンに対するIgEではなく、血中の総IgE量を指す。非特異的IgEは、アレルギー反応の強さや重症度と相関することが多い。そのため、アレルギー検査では、非特異的IgEの量を測定することがある。非特異的IgEの量が高い場合、アレルギー反応を起こしやすい状態にあると考えられる。 非特異的IgEの値を下げるためには、アレルギーの原因となるアレルゲンを避けることが重要である。また、抗ヒスタミン薬やロイコトリエン拮抗薬などの薬剤を服用することで、アレルギー症状を軽減することができる。
組織・制度

看護師に必須の用語『皮膚排泄ケア』とは?

皮膚排泄ケアとは、褥瘡などの創傷や、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)、失禁などの排泄ケアのことである。創傷(Wound)、ストーマ(Ostomy)、失禁(Continence)の頭文字をとってWOCケア(ウォックケア)と呼ばれることもある。皮膚排泄ケアは看護師の働きの中でも重要な役割の1つであり、「皮膚・排泄ケア認定看護師」は、救急看護とならんで最も早く、日本看護協会による認定が始まった領域でもある。
消化器

看護師が知っておくべきピロリ菌の基礎知識

ピロリ菌は、人間の胃に生息する細菌の一種です。正式名称はヘリコバクター・ピロリと言い、らせん状をしたグラム陰性菌です。強い酸性下でも生育できるため、胃の中で長期間生存することができるという特徴があります。ピロリ菌は、胃粘膜に感染して炎症を引き起こし、胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんの原因となる可能性があります。また、ピロリ菌は、十二指腸潰瘍や胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病など、さまざまな疾患の発症にも関連していると考えられています。ピロリ菌に感染しているかどうかを調べるには、内視鏡検査や便検査、血液検査などがあります。ピロリ菌に感染している場合は、抗菌薬を投与して除菌を行います。
整形外科

看護師に必須の用語『ヒアルロン酸』について

ヒアルロン酸は、グリコサミノグリカンの一種であり、別名ムコ多糖類とも呼ばれています。その主な働きとしては、水分を保持し、組織に潤いや弾力性を与えることで、皮膚や関節の健康に欠かせない成分です。ヒアルロン酸は、人間の体内のさまざまな組織に存在していますが、特に皮膚、関節、目の角膜、心臓弁などに関与していることがわかっています。また、ヒアルロン酸は、細胞と細胞の間に存在する細胞間マトリックスの構成成分としても重要視されており、細胞の移動や増殖を調節しています。
アレルギー・膠原病

肥満細胞(マスト細胞)の役割と機能

肥満細胞とは、骨髄系細胞由来の免疫細胞の一種です。末梢血の顆粒球の一種である好塩基球に類似した性質を持ちます。肥満細胞の顆粒内には、ヒスタミン、ロイコトリエン、血症板活性化因子、セロトニン、ヘパリンなどのケミカルメディエーターと呼ばれる物質が含まれています。これらのケミカルメディエーターは、アレルギーや炎症反応などに関与しています。 肥満細胞は、体内のさまざまな組織に分布しています。特に、皮膚、気道、消化管、子宮などの粘膜組織に多く分布しています。これらの組織は、外界からの異物の侵入を受けやすく、アレルギーや炎症反応を起こしやすい場所です。そのため、肥満細胞はこれらの組織に多く分布していると考えられています。
産婦人科

看護師のためのピル徹底ガイド

ピルとは、一般的に避妊薬のことを指し、日ごろから避妊目的で内服するピル(経口避妊薬/低用量ピル)と、避妊失敗など緊急時に使用するアフターピル(緊急避妊薬)の2つがある。ピルは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンとプロゲスチンの2種類の成分を含んだ薬で、排卵を抑制することで避妊効果を発揮する。ピルは、避妊だけでなく、月経痛や月経前症候群(PMS)の緩和、ニキビの改善など、さまざまな効果があることが知られている。ピルの飲み方は、月経開始日から1日1回、決まった時間に服用する。ピルを飲み忘れた場合は、できるだけ早く服用し、それ以降はいつも通りに服用する。ピルを服用中は、吐き気や嘔吐、下痢などの副作用が起こることがある。ピルを服用中に副作用が気になる場合は、医師に相談する。
消化器

看護師に必須の用語『脾臓』の役割とは?

脾臓は、腹腔内にある二次リンパ組織で、免疫反応に関わっています。脾臓の役割は、血液中の老化赤血球や血小板を分解して破壊すること、血液中の異物や細菌を捕捉して破壊すること、血液中の血小板やリンパ球を貯蔵することなどです。また、脾臓は、赤血球の産生にも関与しています。脾臓が機能不全に陥ると、貧血や血小板減少症、免疫機能の低下などが起こる可能性があります。脾臓は、腹腔の上部、横隔膜の下にある臓器です。大きさは、握りこぶしほどで、重さは約150~200gです。脾臓は、赤褐色の臓器で、表面は滑らかです。脾臓は、脾動脈と脾静脈によって血流が供給されています。
その他

看護師が知りたいビタミンB2とは?

ビタミンB2は、別名リボフラビンとも呼ばれる、水溶性ビタミンの1種です。黄色い色素であり、食品添加物としても用いられます。ビタミンB2は、皮膚や粘膜の機能を維持する働きがあり、不足すると口内炎、口角炎、脂漏性皮膚炎などを引き起こします。また、小児では、ビタミンB2の不足によって成長障害が生じることもあります。 ビタミンB2は、レバー、卵、乳製品、肉類、魚介類などに多く含まれます。また、玄米や全粒粉、豆類、ナッツ類、緑黄色野菜などにも含まれています。ビタミンB2は、体内で貯蔵することができないため、毎日摂取することが大切です。 ビタミンB2が不足すると、さまざまな症状が現れます。口内炎や口角炎、脂漏性皮膚炎、成長障害、疲れやすさ、食欲不振、貧血などです。また、ビタミンB2は、鉄の吸収を助ける働きもあるため、ビタミンB2が不足すると、鉄欠乏性貧血にもなりやすくなります。 ビタミンB2を多く含む食品を積極的に摂取することで、ビタミンB2不足を防ぐことができます。また、サプリメントでビタミンB2を摂取することもできますが、医師や薬剤師に相談してから摂取するようにしましょう。
血液・造血

看護師必見!ビスホスホネートの基礎知識

ビスホスホネートとは? ビスホスホネートとは、骨粗鬆症や悪性腫瘍による高カルシウム血症や多発性骨髄腫、固形癌骨転移による骨病変の治療として用いられる薬剤です。骨粗鬆症は、骨の密度が低下して骨折しやすくなる病気です。悪性腫瘍による高カルシウム血症は、悪性腫瘍が骨を破壊してカルシウムが血液中に溶け出してくる病気です。多発性骨髄腫は、骨髄腫細胞が骨を破壊する病気です。固形癌骨転移による骨病変は、固形癌が骨に転移して骨を破壊する病気です。ビスホスホネートは、骨の破壊を防ぎ、骨密度を上昇させることで骨折のリスクを低下させます。また、カルシウムが血液中から骨に沈着するのを促進することで、高カルシウム血症を改善します。また、ビスホスホネートは悪性腫瘍細胞の増殖を抑制し、骨病変を改善する効果もあります。
検査・診断

看護師に必須!『便検査』とは何かを徹底解説

便検査とは、便を検体として行われる検査のことです。便検査は、消化器系の健康状態を評価するために使用され、便中の細菌、寄生虫、血液、その他の物質を検出することができます。便検査は、下痢、腹痛、吐き気などの症状がある場合に行われます。また、特定の疾患をスクリーニングするためにも使用されます。 便検査は、検体を採取するために、便を容器に入れる必要があります。検体は、検査室に送られ、そこで顕微鏡で調べられます。便検査は、消化器系の健康状態を評価するために使用される重要な検査であり、様々な疾患の診断やスクリーニングに役立ちます。
小児科

新生児の原始反射『非対称性緊張性頸反射』

非対称性緊張性頸反射(ATNR)とは、新生児にみられる原始姿勢反射(原始反射)の1つである。乳児を仰向けに寝かせ、首を一方に向けると顔面側の上下肢が伸展し、後頭側が屈曲する反応である(例首を右に向けると、右の手足は伸び、左の手足は曲がる)。大脳の発達に伴い、生後4カ月を過ぎた頃から見られなくなる反応である。 ATNRは、乳児が首を動かすことで、身体の姿勢を調整する反射である。ATNRが正常に働いていると、乳児は頭を動かすことで、身体のバランスを保つことができる。また、ATNRは、乳児が物を掴んだり、移動したりする動作の発達にも関与している。 ATNRが正常に働かないと、乳児は身体の姿勢を調整することが困難になり、物を掴んだり、移動したりすることが難しくなる。また、ATNRが正常に働かないと、乳児は頭の形が変形したり、脊椎が曲がったりするリスクが高くなる。
血液・造血

看護師に必須の用語『貧血』について

貧血とは、血液中のヘモグロビン濃度が低下した状態のことである。ヘモグロビンは赤血球に含まれるタンパク質で、肺から全身の組織や臓器に酸素を運搬する役割を果たしている。ヘモグロビンの濃度が低下すると、組織や臓器に十分な酸素が供給されなくなり、様々な症状を引き起こす。貧血の症状としては、倦怠感、息切れ、動悸、頭痛、めまい、顔色が悪い、爪がもろいなどがある。貧血の原因は、出血、鉄欠乏、ビタミンB12欠乏、葉酸欠乏、遺伝性疾患など様々である。貧血の治療は、原因に応じて行われる。出血が原因の場合は止血を行い、鉄欠乏が原因の場合は鉄剤を投与する。ビタミンB12欠乏が原因の場合はビタミンB12を投与し、葉酸欠乏が原因の場合は葉酸を投与する。遺伝性疾患が原因の場合は、遺伝子治療を行う場合もある。
小児科

看護師のためのひきこもりとは:必要な用語解説

-ひきこもりとは何か?- ひきこもりとは、さまざまな要因の結果として、社会的参加(義務教育を含む就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、6か月以上にわたって家庭にとどまり続けている状態、と厚生労働省にて定義される。ひきこもりは、精神障害の一種ではなく、社会的な問題である。 ひきこもりは、思春期や若年成人期に多くみられるが、高齢者にもみられる。ひきこもりの原因は、はっきりとは解明されていないが、社会的孤立、家族関係の不和、学校や職場でのいじめ、経済的な問題など、さまざまな要因が関連していると考えられている。 ひきこもりは、社会的な孤立や、生活習慣の乱れ、精神的な問題など、さまざまな健康上の問題を引き起こす可能性がある。また、ひきこもりが長期間続くと、社会復帰が困難になることもある。 ひきこもりの治療法は、ひきこもりの原因や状態に合わせて、個別に検討される。ひきこもりの早期発見と早期介入が重要である。
感染

看護師に必須の用語『百日咳』とは?

百日咳とは、グラム陰性桿菌の百日咳菌(Bordetella pertussis)による急性気道感染症です。特有の痙攣性の咳発作(痙咳発作)を特徴とする疾患です。無治療だとその回復までに約100日かかることから、「百日咳」という名前がついています。 百日咳は、主に乳幼児にみられる病気で、飛沫感染や接触感染によって広がります。感染後、潜伏期間は7~10日で、その後、カタル期、痙咳期、回復期の3つの段階をたどります。 カタル期は、風邪に似た症状で、咳、鼻水、発熱などの症状が現れます。痙咳期は、特徴的な痙攣性の咳発作がみられる時期で、咳がひどくなると息切れや嘔吐を伴うこともあります。回復期は、咳の症状が徐々に軽快していく時期です。 百日咳は、重症化すると肺炎や脳症などの合併症を引き起こす可能性があります。また、乳幼児では、死に至ることもあります。そのため、百日咳の予防には、ワクチン接種が重要です。百日咳のワクチンは、定期予防接種に含まれており、乳幼児には、生後2か月、3か月、4か月、11か月、1歳6か月の5回接種が推奨されています。
皮膚科

看護師に必須!光接触皮膚炎を理解しよう

光接触皮膚炎とは、特定の化学物質と紫外線が反応して、皮膚に現れるアレルギー反応のことです。光毒性と光アレルギー(感作)性の大きく2つに分類されます。光毒性は、ソラレン、アントラセン、タールのほか、イチジク、モクレンなどの植物由来物質の光毒性によって生じます。光線照射後、すぐに生じる蕁麻疹や灼熱感などの症状と、数時間から数日後に生じる日光皮膚炎様反応とがあります。一方、光アレルギー(感作)性は、サルファ剤、クロルプロマジンなどの薬剤やハロゲン化フェノールなどの殺虫防止剤などがあります。掻痒感が強く湿疹の症状が見られます。
その他

看護師が知っておきたいビタミンB2について

ビタミンB2とは、水溶性ビタミンの一種で、リボフラビンとも呼ばれます。ビタミンB2は、細胞のエネルギー産生や、皮膚や粘膜の健康維持に重要な役割を果たしています。また、ビタミンB2は、視力を維持し、赤血球の生成を助ける役割も担っています。ビタミンB2は、レバーや卵、乳製品、野菜などの食品に多く含まれています。ビタミンB2が不足すると、口内炎や口角炎、脂漏性皮膚炎などの症状が現れることがあります。また、ビタミンB2の不足は、成長障害や貧血の原因にもなります。
その他

ヒヤリハットとは?看護師が知っておくべきヒヤリハット事例

ヒヤリハットとは、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の発見を指す。文字どおり、突発的な事象やミスに「ヒヤリ」としたり、「ハッ」としたりするものである。ヒヤリハットは、医療の現場において非常に重要であり、医療の安全を確保するために欠かせない。ヒヤリハットを報告し、共有することで、同様の事故や災害を未然に防ぐことができるためである。 ヒヤリハットが重要な理由は、それが重大な事故や災害につながる可能性があるためである。医療の現場では、常に危険が潜んでおり、ちょっとしたミスや判断ミスが大きな事故につながる可能性がある。ヒヤリハットは、そうした事故や災害につながる可能性のある危険を事前に察知し、回避するための重要な手段である。
皮膚科

看護師必見!皮膚割線とは?

皮膚割線とは、皮膚の緊張と一致する線のことである。オーストリアの解剖学者ランガーが示したことから、ランガー線、ランゲルラインともいう。皮膚割線は、皮膚の張力を分散させ、皮膚が裂けたり、伸びたりするのを防ぐ働きがある。また、皮膚のシワやたるみの原因にもなる。皮膚割線は、体の部位によって方向が異なる。例えば、顔の皮膚割線は、縦方向に走っているが、腹部の皮膚割線は、横方向に走っている。皮膚割線は、手術や美容施術の際に、皮膚を切開する際の目安として利用される。
皮膚科

看護師必須用語『びらん』とは?

びらんとは、皮膚や粘膜の表皮が欠損し、下部組織が露出した状態のことです。糜爛、ただれとも呼ばれ、治癒すれば瘢痕は残りません。水庖や膿胞が破れることによって生じることもあります。 びらんは、以下の原因によって生じることがあります。 * 外傷 * 感染症 * アレルギー * 薬剤の副作用 * 皮膚の乾燥 * 日焼け * 性行為 びらんの症状は、以下の通りです。 * 赤み * 痛み * 出血 * かゆみ * ただれ * 水疱 * 膿疱 びらんは、通常は軽度の症状ですが、感染症を併発したり、広範囲にわたる場合には、重篤な状態になることもあります。びらんの症状が見られた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
循環器

看護師に必須の用語『左脚分枝ブロック』とは

左脚分枝ブロックとは、心臓の左心室に血液を供給する左脚の左脚前枝もしくは左脚後枝のどちらか片方が伝導障害を起こしている状態のことである。左脚前枝がブロックになったものを左脚前枝ブロック、左脚後枝ブロックになったものを左脚後枝ブロックと呼ぶ。左脚前枝の伝導が障害を起こすと、心電図において、中等度のQRS延長と高度な左軸偏位が見られる。左脚後枝ブロックでは、高度な右軸偏位を生じる。 左脚分枝ブロックは、心臓発作、高血圧、糖尿病などの心臓疾患によって引き起こされることが多い。また、先天性心疾患や心筋症によっても引き起こされることがある。左脚分枝ブロックは、通常、症状を引き起こさないが、場合によっては、息切れ、胸痛、失神などの症状を引き起こすことがある。 左脚分枝ブロックは、心電図検査によって診断される。治療法は、左脚分枝ブロックを引き起こしている基礎疾患の治療を行うことである。
小児科

看護師に必須の用語『人見知り』の基礎知識

人見知りは、生後6〜9ヶ月頃から始まる、乳幼児が他人を認識する能力です。見慣れない人が近づくと泣き出したり、緊張したりする様子が見られます。祖父母に対しても見せることがあります。人見知りは、正常な発達段階の一環であり、乳幼児が自分と他人との区別を意識し始めることを意味しています。人見知りの期間は個人差が大きく、数ヶ月から1年ほど続きます。人見知りのピークは、通常、生後9〜12ヶ月頃です。人見知りは、乳幼児が成長するにつれて、徐々に解消されていきます。しかし、中には、人見知りが長く続く場合もあります。このような場合は、医師や心理士に相談することが大切です。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ヒスタミン』

-ヒスタミンの概要- ヒスタミンとは、生体内で炎症、アレルギー反応、胃酸分泌、神経伝達に関与している生理活性物質です。ヒスタミンは、肥満細胞、白血球、胃腸の細胞、脳の神経細胞などに存在する酵素により生合成され、そこで作用もしくは貯蔵されます。 ヒスタミンは細胞の表面にある受容体を介して作用を発現させます。生体には4種類の受容体(H1~H4)があり、それぞれ異なる作用を示します。 -ヒスタミンの受容体- * -H1受容体-炎症およびⅠ型アレルギー反応に関与する受容体です。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹やアナフィラキシーの症状を引き起こします。そのため、H1受容体へのヒスタミンの結合を阻害する薬が、これらの疾患の治療に用いられます。 * -H2受容体-胃酸分泌に関与する受容体です。このH2受容体の阻害薬が、胃潰瘍および十二指腸潰瘍の治療に用いられます。 * -H3受容体-脳の神経系細胞に存在し、神経伝達物質の量を調整することにより、神経伝達に関与しています。 * -H4受容体-脾臓や胸腺といった免疫組織および免疫系細胞に存在し、免疫調節に関与しています。