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腎・泌尿器

看護師が知っておくべき反射性尿失禁

反射性尿失禁とは、尿意がないのにもかかわらず、膀胱にある程度の尿がたまると膀胱収縮反射が不随意に引き起こされ、尿が漏れてしまうことです。この反射は、脊髄の神経回路によって制御されており、排尿を促す役割を果たしています。しかし、何らかの原因でこの反射が過剰に働くと、反射性尿失禁が起こります。 反射性尿失禁は、高齢者に多くみられますが、若い人でも起こることがあります。男性よりも女性に多く、約5人に1人が経験していると言われています。反射性尿失禁の原因は、脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症、パーキンソン病などの神経疾患、前立腺肥大症、尿道狭窄症、膀胱炎などの泌尿器疾患などが考えられます。また、薬の副作用や、妊娠・出産によっても起こることがあります。 反射性尿失禁の症状は、尿意がないのにもかかわらず、突然尿が漏れてしまうことです。漏れる尿の量は、少量の場合もあれば、大量の場合もあります。また、頻尿や夜間尿失禁を伴うこともあります。反射性尿失禁は、日常生活に大きな支障をきたすことがありますが、治療によって症状を改善することが可能です。
その他

看護師に欠かせない用語『バランススコアカード』

バランススコアカードとは、病院のミッション(理念、行動規範)やビジョン(長期計画)を達成するための戦略プランを、より具体的な業務スケジュールに落とし込むためのツールです。BSC(Balanced scorecard)。バランストスコアカードともいう。 バランススコアカードは、1990年代初頭にハーバード・ビジネス・スクールのロバート・S・キャプランとデビッド・P・ノートンによって開発されました。バランススコアカードは、病院の財務的パフォーマンスだけでなく、顧客満足度、プロセス改善、イノベーションなどの非財務的なパフォーマンスも測定する包括的なパフォーマンス測定システムです。 バランススコアカードは、病院が以下のことを行うのに役立ちます。 * ミッションとビジョンの明確化 * 戦略プランの策定 * 戦略プランの実施とモニタリング * パフォーマンスの評価と改善 バランススコアカードは、病院がパフォーマンスを改善し、長期的な成功を達成するための貴重なツールです。
救急・ICU

バイスタンダー:救急処置の重要性

バイスタンダーとは、けが人や急病人が発生した場合、その付近に居合わせた人のことです。救急隊が到着するまでの数分間にバイスタンダーが行う救急処置は、患者の予後や生存率を左右するとして重視されています。この際に行われる心肺蘇生処置(CPR)を特に「バイスタンダーCPR」と呼びます。 バイスタンダーCPRは、呼吸や心臓が停止した人に対して行われる一次救命処置です。バイスタンダーCPRは、呼吸と心臓のマッサージを交互に行うことで、患者の生存率を高めることができます。バイスタンダーCPRは、誰でも簡単に学ぶことができるので、多くの人がバイスタンダーCPRを習得しておくことが大切です。 バイスタンダーが担う役割は大きく、一次救命処置を適切に行うことで、患者の生存率を向上させることができます。また、バイスタンダーは、救急隊が到着するまでの間、患者の状態を監視し、必要な処置を施すことで、患者の状態を悪化させないようにすることも重要です。
腎・泌尿器

看護師の知っておきたい排尿痛の基本情報

排尿痛とは、排尿時に膀胱や尿道に感じられる痛みや灼熱感のことです。細菌感染や尿道粘膜に傷がつくことが原因で起こることが多く、排尿開始時に感じる初期排尿痛、排尿終了後に感じる終末時排尿痛、排尿開始時から終了までの全排尿時期に感じる全排尿痛の3つに分類されます。診断は、症状の経過や性交渉歴、放射線治療歴を含めた問診や身体所見、尿や分泌物の定性、培養やグラム染色を含めた細菌学的検査から行われます。治療は、原因によって異なり、感染性疾患の場合は抗菌薬治療、膀胱結石の場合は自然排石を待つ場合や膀胱切開による摘出、膀胱鏡での除去、経尿道的に砕石する場合があります。間質性膀胱炎の場合は、治療が確立されておらず、抗うつ薬や抗ヒスタミン薬、トシル酸スプラタストという抗アレルギー薬を用いた薬物療法や水圧拡張、ヘパリンやリドカインの膀胱内注入療法、膀胱拡大術、膀胱訓練を組み合わせて行われます。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『橋本病』

橋本病は、甲状腺を慢性的に破壊する自己免疫疾患です。甲状腺は、首の前部にある小さな器官で、新陳代謝、成長、発達を調節するホルモンを分泌しています。橋本病になると、甲状腺は徐々に破壊され、ホルモン分泌が低下していきます。橋本病は、女性に多くみられ、30〜50歳の年齢層で発症することが多いです。橋本病の原因は、まだ十分に解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因が関与していると考えられています。橋本病の症状は、甲状腺機能低下症の症状と似ています。主な症状としては、疲労感、倦怠感、体重増加、便秘、皮膚の乾燥、冷え性などが挙げられます。橋本病は、血液検査や甲状腺エコー検査によって診断されます。橋本病の治療は、甲状腺機能低下症の治療と同様に行われます。甲状腺ホルモン剤を服用することで、甲状腺ホルモンの不足を補い、症状を改善していきます。橋本病は、早期に発見して治療を始めることが大切です。
消化器

看護師に必須の用語『吐き気』とは?

-吐き気とは何か- 吐き気とは、嘔吐しそうな不快感のことである。嘔気ともいう。吐き気は、胃腸の不調、乗り物酔い、妊娠、ストレスなど、様々な原因で起こる。吐き気は、嘔吐につながる場合もあれば、そうでない場合もある。 吐き気は、胃部が不快に感じたり、ムカムカしたりする感覚です。吐き気は、嘔吐につながる場合もあれば、そうでない場合もあります。吐き気は、胃腸の不調、乗り物酔い、妊娠、ストレスなど、様々な原因で起こります。 吐き気が起こるメカニズムは、まだ完全に解明されていません。しかし、胃腸の蠕動運動が異常になったり、胃酸の分泌が増加したりすることが、吐き気の一因であると考えられています。また、脳の嘔吐中枢が刺激されることで、吐き気が起こることもあります。 吐き気を予防するためには、胃腸の調子を整えることが大切です。そのためには、規則正しい食事を心がけ、暴飲暴食を避けましょう。また、乗り物酔いしやすい人は、乗り物に乗る前に酔い止め薬を服用するとよいでしょう。妊娠中の女性は、医師の指導に従って吐き気を抑える薬を服用することができます。 吐き気がひどい場合は、医師の診察を受けることが大切です。吐き気がひどい場合は、脱水症状を起こす可能性があります。また、吐き気の原因によっては、治療が必要な場合があります。
呼吸器

知っておきたい看護師の基礎知識:肺結核(はいけっかく)とは?

肺結核とは、結核菌が肺に感染して引き起こされる感染症です。結核菌は、空気感染によって人から人へと感染します。肺結核の症状としては、咳、痰、微熱、倦怠感、食欲不振などがあります。肺結核は、治療せずに放置すると死に至ることもある重篤な病気です。肺結核の治療には、抗結核薬が使用されます。抗結核薬は、結核菌を殺菌し、肺結核の症状を改善します。肺結核の治療は、通常は6~9ヶ月間継続します。肺結核は、予防接種によって予防することができます。肺結核の予防接種は、生後6ヶ月以降の乳幼児に接種されます。
その他

看護師必見!バリアンスって何?

バリアンスとは、相違・不一致・分散などの意味を持つ言葉であり、医療の現場では、クリニカルパスにおいてアウトカムが達成されない状態のことを指す。クリニカルパスとは、患者の状態に合わせて標準化された診療計画であり、診療の効率化や質の向上を目的としている。バリアンスが発生すると、クリニカルパスが想定していたスケジュールや目標が達成されず、治療の遅れや患者の状態の悪化につながる可能性がある。 バリアンスは、患者の状態の変化、治療の変更、医師や看護師のミスなど、さまざまな要因によって発生する。そのため、バリアンスを防止するためには、患者の状態を正確に把握し、治療計画を適切に変更することが重要である。また、医師や看護師のミスを防ぐため、教育や研修を充実させることも必要である。
脳・神経

看護師に必須の用語『橋』

橋(橋(きょう、pons)とは、中脳と延髄に挟まれた、脳幹の一部である。腹側から脳幹を観察すると、小脳の腹側から生じた線維束(中小脳脚)が、脳幹の一部を乗り越え、包むように盛り上がって見える。この部位が小脳から出た「橋」に見えることから、橋と命名された。)の構造と機能 橋は、脳幹の腹側に位置し、中脳と延髄をつないでいます。橋の表面には、多くの神経線維が走っており、これらの神経線維は、脳と小脳、延髄をつないでいます。橋の内部には、多くの神経核があり、これらの神経核は、脳や小脳、延髄に指令を送ったり、脳や小脳、延髄から指令を受け取ったりしています。 橋は、呼吸、睡眠、覚醒、意識などの重要な生命活動を制御しています。また、橋は、運動、感覚、平衡などの機能にも関与しています。
整形外科

看護師に必須の用語『離被架』

看護師に必須の用語とは、看護師が患者とコミュニケーションをとったり、患者に関する情報を記録したりする際に使用することが想定されている専門用語のことです。これらの用語は、看護師が患者の状態を正確に理解し、適切なケアを提供するために不可欠です。看護師に必須の用語は数多くありますが、その中でも特に重要なものをご紹介します。 離被架とは、掛け布団など掛け物の重量による圧迫がかからないようにして、患部を保護するアーチ状の架台のことです。多くの種類があり、用途や部位に応じて選ぶ必要があります。段ボール箱などで代用する場合もありますが、あまりサイズの大きなものを使用すると、布団と体の間の空間が大きくなり患者が寒さを感じることがあるので注意が必要です。 離被架は、手術後、ギプス装着中、牽引療法中、点滴注射中などの患者に使用されます。牽引療法とは、引っ張る力を利用して行う治療のことです。骨折や脱臼の整復、関節疾患における安静や疼痛の緩和、関節拘縮の予防・矯正などを目的とします。皮膚や筋を介して牽引する介達牽引、骨に金属を刺入して牽引する直達牽引などの方法があります。
脳・神経

看護師必見!反射の意味と重要性

反射とは、刺激に対して起きる不随意の筋収縮である。反射は、脊髄や脳幹などの神経系の中枢部で起こり、末梢神経を通じて筋肉に伝わって起こる。反射は、身体を保護したり、姿勢を維持したり、運動を円滑に行ったりするのに役立っている。反射は、客観性があるため、反射所見を正確に取ることは、神経疾患の局在診断につながる。 反射には、いくつかの種類がある。最も基本的な反射は、腱反射である。腱反射は、腱をハンマーなどで叩くと、筋肉が収縮して反射が起こる。腱反射は、脊髄の特定の神経節で起こる。反射には、他にも、皮膚反射、粘膜反射、深部反射などがある。 反射は、神経疾患の診断に役立つ。反射が亢進している場合は、その神経節に障害がある可能性がある。反射が低下している場合は、その神経節や末梢神経に障害がある可能性がある。反射が消失している場合は、その神経節や末梢神経に完全な障害がある可能性がある。反射所見は、神経疾患の局在診断を行う上で重要な情報となる。
検査・診断

パフォーマンスステータスとは?

パフォーマンスステータス(PS)とは、患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標です。PSは、アメリカの腫瘍学団体の1つであるECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)が提唱したもので、がん患者に使われることが多いです。現場ではPS(ピーエス)と呼ぶことが多いです。 PSは、患者の全身状態を評価するのに役立つ指標です。PSが低いほど、患者の全身状態は悪く、PSが高いほど、患者の全身状態は良好です。PSは、患者の治療方針を決定したり、患者の予後を予測したりするのに役立ちます。
医療機器・設備・器具

看護師に必須!バルーンカテーテルの知識

バルーンカテーテルとは、カテーテルの先端に風船(バルーン)状に膨らむ機能を持ったカテーテルのことです。カテーテルは尿道口から膀胱に通して留置され、先端のバルーンを蒸留水で満たして膨らますことで膀胱に留置します。バルーンカテーテルは、尿閉や尿失禁の治療、尿路の検査や手術など、さまざまな用途に使用されます。 バルーンカテーテルは、その形状によって、先端がバルーン状になったバルーンカテーテルと、先端に風船が取り付けられたタイプのものがあります。バルーンカテーテルは使用前に滅菌することが必要であり、滅菌したカテーテルを清潔な手袋を着用した医師または看護師が挿入を行います。 バルーンカテーテルの挿入は、患者様を仰向けの姿勢で寝かせ、尿道口を洗浄したのち、膀胱にカテーテルを挿入します。カテーテルの先端が膀胱に到達したら、バルーンを蒸留水で満たして膨らませます。バルーンを膨らませることで、カテーテルが膀胱から抜けるのを防ぎます。
腎・泌尿器

看護師に必須の用語『排尿中枢』とは

排尿中枢は、排尿機能を統合する器官である。排尿中枢は、前頭葉や橋にある高位中枢と仙髄にある下位中枢にわけられる。高位中枢は、排尿反射の開始や停止を制御し、下位中枢は、反射の伝達や膀胱の収縮を制御する。 高位中枢は、大脳皮質、大脳基底核、視床下部、脳幹などからなる。大脳皮質は、排尿意欲を形成し、排尿反射の開始や停止を制御する。大脳基底核は、排尿反射の調節に関与する。視床下部は、排尿反射の調節に関与する。脳幹は、排尿反射の伝達に関与する。 下位中枢は、仙髄にある。仙髄は、排尿反射の伝達に関与する。膀胱は、尿を貯蔵する器官である。膀胱には、尿道括約筋があり、排尿を制御する。尿道括約筋は、仙髄から支配を受けている。 排尿反射は、尿意を感じてから排尿を行うまでの過程である。排尿反射は、高位中枢と下位中枢の協調によって行われる。排尿反射が障害されると、排尿困難や失禁などの症状が現れる。
循環器

看護師が知っておきたい肺動脈圧

肺動脈圧には正常値と異常値があります。正常値は、収縮期圧30~15mmHg、拡張期圧8~2mmHg、平均圧18~9mmHgです。 肺動脈圧が高い状態を肺高血圧症といいます。肺高血圧症になると、右心室に負荷がかかり、心臓のポンプ機能が低下します。すると、心拍出量が減少して全身の浮腫が起こります。また、肺動脈圧が低い状態を肺動脈低圧症といいます。肺動脈低圧症は、肺の動脈が狭くなったり、肺に血液が流れにくくなったりすることで起こります。 肺動脈圧の異常は、さまざまな原因で起こります。肺高血圧症の原因としては、慢性閉塞性肺疾患、肺塞栓症、左心不全、妊娠などが挙げられます。肺動脈低圧症の原因としては、肺動脈弁狭窄症、肺動脈血栓塞栓症、肺動脈瘤などが挙げられます。 肺動脈圧の異常は、胸痛、息切れ、浮腫などの症状を引き起こします。また、肺高血圧症が進行すると、心臓肥大や心不全を引き起こすこともあります。肺動脈圧の異常が疑われる場合は、医師の診察を受けてください。
感染

看護師が知っておくべきはしかの基礎知識

はしかとは、麻疹を指す。麻疹は、麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症である。世界中で非常に感染力の強い病気であり、ワクチン接種がなければ、多くの子どもたちが麻疹にかかり、重大な合併症が起こる可能性がある。麻疹は、空気感染によって広がり、感染した人が咳やくしゃみをすると、空気中に麻疹ウイルスが放出され、それを吸い込んだ人が感染する。麻疹の症状は、発熱、咳、鼻水、目の充血、発疹などである。発疹は、通常、顔から始まり、徐々に身体全体に広がる。麻疹は、重大な合併症を引き起こす可能性があり、肺炎、脳炎、死亡などが含まれる。麻疹のワクチン接種は、麻疹にかかるリスクを大幅に減らすことができる。麻疹のワクチン接種は、通常、1歳と4歳で2回接種される。
その他

看護師必須!パターナリズムの基礎知識

パターナリズムとは、強い立場にある者が弱い立場の者の意志に反して、弱い立場の者の利益になるという理由から、その行動に介入したり、干渉したりすることである。日本語では家父長主義、父権主義などと訳される。 パターナリズムは、医療現場においても起こり得る。例えば、医師が患者の同意を得ずに治療を行ったり、患者の希望に反して治療方針を決定したりすることがある。これは、医師が患者の利益を最優先に考えているために行われることが多く、患者のために良いと医師が信じていれば、患者の同意を得ずに治療を行うことは正当化されるという考え方である。 しかし、パターナリズムは、患者の自己決定権を侵害する可能性がある。患者の自己決定権とは、患者が自分の健康状態や治療方針について自ら決定する権利である。パターナリズムは、患者の自己決定権を侵害し、患者の尊厳を傷つける可能性がある。 そのため、医療現場においては、パターナリズムを避けることが重要である。医師は、患者の同意を得た上で治療を行うべきであり、患者の希望に反して治療方針を決定すべきではない。また、患者は、自分の健康状態や治療方針について自ら決定する権利があることを認識し、医師と治療方針について話し合うことが重要である。
感染

看護師のための敗血症の基礎知識

敗血症とは、感染症により重篤な臓器障害が引き起こされる状態のことである。感染に対する生体反応が調節不能な病態であり、生命を脅かす臓器障害を招く。敗血症は、敗血症性ショックや多臓器不全を引き起こす可能性があり、死亡率が高い。 敗血症は、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などの感染症によって引き起こされる。感染症は、皮膚、呼吸器、消化器、泌尿器など、体のあらゆる部位で発生する可能性がある。敗血症は、感染部位から血液中に感染症の病原体が侵入することで引き起こされる。感染症の病原体が血液中に侵入すると、全身に広がり、臓器に損傷を与える。 敗血症の症状には、発熱、悪寒、頻脈、呼吸困難、血圧低下、意識障害などがある。敗血症は、早期に診断して治療しないと、敗血症性ショックや多臓器不全を引き起こし、死亡する可能性がある。敗血症の治療には、抗菌薬、輸液、昇圧剤などが使用される。
その他

パフォーマンスステータスとは?がん患者の全身状態を表す指標

パフォーマンスステータスとは、患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標である。アメリカの腫瘍学団体の1つECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)が提唱したもので、がん患者に使われることが多い。現場ではPS(ピーエス)と呼ぶことが多い。 パフォーマンスステータスの定義は、患者の日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階で評価する。0は完全に健康で、日常生活動作に支障がない状態である。1は日常生活動作に軽度の支障があるが、自分で食事や入浴ができる状態である。2は日常生活動作に中程度の支障があるが、自分で食事や入浴はできる状態である。3は日常生活動作に重度の支障があり、食事や入浴は自分でできない状態である。4は寝たきりである。 パフォーマンスステータスは、患者の予後を予測する指標として用いられる。また、治療計画を立てる際にも参考となる。
産婦人科

看護師に必須の用語:排卵誘発法

排卵誘発法とは、何らかの理由により排卵障害を抱えている女性に対して、薬物投与などによって卵胞の発育を促し、排卵を誘発させる治療法です。排卵障害は、女性不妊の原因の一つであり、排卵誘発法は、不妊治療の第一選択として行われます。 排卵誘発法は、薬物投与による方法と、手術による方法とがあります。薬物投与による方法には、経口排卵誘発剤や注射排卵誘発剤などがあります。経口排卵誘発剤は、クロミフェンやタモキシフェンなどの薬剤を服用することで、卵巣の機能を刺激して卵胞の発育を促します。注射排卵誘発剤は、ゴナドトロピンやFSHなどの薬剤を注射することで、卵胞の発育を促し、排卵を誘発します。 手術による排卵誘発法には、腹腔鏡下卵巣穿刺術や卵巣切開術などがあります。腹腔鏡下卵巣穿刺術は、腹腔鏡を用いて卵巣を穿刺し、卵胞を直接吸引する方法です。卵巣切開術は、卵巣を切開して、卵胞を取り出す方法です。 排卵誘発法は、不妊治療の第一選択として行われますが、卵巣過剰刺激症候群などの副作用のリスクも伴います。そのため、排卵誘発法を行う前に、医師とよく相談することが大切です。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『ハイケアユニット』

ハイケアユニット(HCU)は、重症または重度の疾患を持つ患者を治療する高度治療室の一種です。HCUは、集中治療室(ICU)よりもケアレベルが低く、患者の状態が安定している場合に移されます。HCUでは、患者は依然として高度な医療監視と治療を受けていますが、ICUほど集中的ではありません。 HCUの看護師は、重症患者をケアする特別な訓練を受けた看護師です。HCU看護師は、患者の状態を監視し、投薬や治療を管理し、患者の家族とコミュニケーションを取ります。HCU看護師は、患者が安全で快適に過ごせるように、患者の状態を常に把握し、必要なケアを提供します。 HCU看護師は、患者の状態を監視し、変化があればすぐに医師に報告します。また、患者の痛みの管理や、患者の精神的なケアも提供します。HCU看護師は、患者の家族とコミュニケーションを取り、患者の状態や治療計画について説明します。 HCU看護師は、重症患者をケアする重要な役割を担っています。HCU看護師は、患者の状態を常に把握し、必要なケアを提供することで、患者の安全と快適を守ります。
眼科

白内障手術とは?その特徴、種類、術後ケアを徹底解説

白内障手術とは、水晶体という眼の中のレンズが濁って視界がぼやけたり霞んだりする白内障を治療するための手術です。白内障は、加齢や外傷、遺伝などによって起こる病気で、世界中で多くの人が悩んでいます。白内障手術は、濁った水晶体を除去して、人工水晶体を挿入することで視力を回復させる手術です。白内障手術は、比較的安全で成功率の高い手術ですが、手術前にはいくつかの検査を受け、手術後の注意事項を守る必要があります。白内障手術は、白内障の根本的な治療法であり、手術後は視力が回復して日常生活が快適に過ごせるようになります。
腎・泌尿器

看護師必須!排尿について

排尿のメカニズム 排尿は、体外に尿を放出する行為であり、膀胱と尿道(男性では前立腺を含む)および尿道括約筋といった下部尿路の機能である。排尿のメカニズムは複雑で、神経系、筋肉、ホルモンが関与している。 排尿は、左右の尿管から尿が膀胱内に流れ込み、膀胱内の尿量が増加し、150~200mLを超えると膀胱内圧が上昇することから始まる。膀胱内圧が上昇し、膀胱壁が引き伸ばされることで膀胱壁内の伸展受容器が感知した刺激が求心性神経(骨盤神経)を通じて胸腰髄交感神経中枢と仙髄にあるOnuf(オヌフ)核を興奮させ尿が膀胱内に蓄えられる。また、この刺激は脊髄を上行し橋の排尿中枢と大脳皮質に伝わり、尿意を生じる。 しかし、大脳皮質が橋排尿中枢を抑制するためすぐには排尿反射は起こらない。橋排尿中枢が抑制されている間は、膀胱では交感神経が優位に働き、畜尿される。 大脳皮質で排尿することを決定すると、橋排尿中枢に対する抑制が解除され、胸腰髄交感神経とOnuf核を抑制し、仙髄副交感神経中枢を活性化する。その刺激は副交感神経を通じて膀胱の排尿平滑筋を収縮させ、不随意筋の内尿道括約筋が弛緩させる。 また、外尿道括約筋を弛緩させ、腹圧がかかることで排尿が起こる。
検査・診断

肺拡散能検査の基礎知識

肺拡散能検査とは、肺のガス交換能を調べる検査のことです。酸素の肺拡散能を調べることは技術的に困難なため、ヘモグロビンと結合しやすい一酸化炭素の肺拡散能で測定します。 肺拡散能検査は、身体に害がない程度の一酸化炭素を吸い込み、10秒程度、呼吸を止めてから、吐き出すという手順で行われます。呼気を分析することにより、一酸化炭素がどのくらい吸収されたかを調べます。 一酸化炭素が多く残っている場合は、肺拡散能が低下しており、間質性肺炎や肺気腫が疑われます。