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血液・造血

看護師必須用語『移植合併症』とは?

造血幹細胞移植とは、血液を生成する幹細胞を患者さんの体内に移入する治療法です。血液のがんや白血病などの悪性腫瘍の治療法として行われることが多く、移植前に高用量の抗がん剤や放射線療法を行い、造血機能を破壊してから移植を行います。移植後は、移植された幹細胞が血液を生成するようになり、血液のがんなどの悪性腫瘍を治療することができます。 造血幹細胞移植には、自家移植と他家移植の2種類があります。自家移植とは、患者さん自身の幹細胞を移植する方法で、他家移植とは、ドナーから幹細胞を移植する方法です。自家移植は、患者さんの体に悪影響を与える可能性のある免疫反応が起きにくいというメリットがありますが、ドナーが見つからない場合や、患者さんの幹細胞が十分に採取できない場合などは他家移植が行われます。
検査・診断

看護師の友!胃粘膜とは

胃と粘膜は密接に関連しており、胃の正常な機能を維持するために不可欠です。粘膜は胃の内側を覆う薄い組織層であり、胃液から保護する役割を果たしています。胃液は非常に酸性が強く、粘膜がなければ胃壁を損傷してしまいます。 粘膜はまた、胃酸を分泌する役割も担っています。胃酸は食物を分解し、殺菌作用も持っています。粘膜が正常に機能していなければ、胃酸の分泌が低下して消化不良や胃炎を引き起こすことがあります。 さらに、粘膜は胃の運動を調節する役割も担っています。胃は蠕動運動と呼ばれる運動をして、食物を消化・吸収しています。粘膜が正常に機能していなければ、蠕動運動が低下して胃もたれや嘔吐を引き起こすことがあります。 このように、胃と粘膜は密接に関連しており、胃の正常な機能を維持するために不可欠です。粘膜が損傷すると、胃の機能が低下してさまざまな症状を引き起こすことがあります。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておきたい『イグラチモド』とは

イグラチモドは、疾患修飾性抗リウマチ薬(disease modifying anti rheumatic drug;DMARDs)の一つである。関節リウマチの治療薬として、2003年1月に日本で承認された。DMARDsは、関節リウマチの炎症を抑え、関節の破壊を遅らせる効果がある薬である。イグラチモドは、関節リウマチの患者さんの関節の炎症を抑え、痛みを軽減する効果がある。また、関節の破壊を遅らせる効果もある。 イグラチモドは、錠剤で、1日1回服用する。イグラチモドの主な副作用は、消化器症状(胃痛、吐き気、下痢など)、頭痛、めまいなどである。イグラチモドは、他の薬との相互作用があるため、他の薬を服用している患者さんは、医師に相談する必要がある。
医療機器・設備・器具

看護師必携!陰圧室とは?

陰圧室とは、室内の空気や空気感染する可能性のある細菌が外部に流出しないように、気圧を低くしてある病室のことである。空気感染隔離室とも呼ばれる。主に、空気感染力が高い疾患(結核やSARS、水痘、麻疹)の治療室として使用される。陰圧室自体が設置されていない病院もあるが、院内の感染防止のため、すべての病棟に設けることが望ましい。 陰圧室は、空気感染する疾患の患者を他の患者や医療従事者から隔離するために使用される。陰圧室は、通常、他の病室よりも気圧が低くされており、これにより、空気感染する病原体が部屋から外部に流出するのを防ぐことができる。陰圧室には、専用の換気システムが設置されており、このシステムは、病室内から空気を排出し、外気に放出する。陰圧室は、空気感染する疾患の患者を治療するための安全な環境を提供することができる。
その他

看護士が知っておくべき「イブプロフェン」

イブプロフェンの作用機序は、プロスタグランジン合成阻害に基づいています。プロスタグランジンは、痛み、炎症、発熱に関与する生体物質です。イブプロフェンは、プロスタグランジンの合成に関与する酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することで、プロスタグランジンの産生を抑制します。これによって、痛み、炎症、発熱を軽減する効果を発揮します。 イブプロフェンは、COX1とCOX2の両方を阻害しますが、COX2に対する阻害作用の方が強いとされています。COX1は、胃粘膜や腎臓などの正常な組織にも存在しており、その阻害は胃潰瘍や腎障害などの副作用を引き起こす可能性があります。一方、COX2は、炎症部位に主に存在しており、その阻害は副作用のリスクを軽減することができます。 イブプロフェンは、鎮痛、解熱、抗炎症作用を有し、頭痛、月経痛、筋肉痛、関節痛、腰痛などの痛みや、風邪やインフルエンザによる発熱や炎症を軽減するために使用されます。また、リウマチ性関節炎や変形性関節症などの慢性疼痛の治療にも使用されます。
消化器

看護師が知っておくべき胃下垂について

胃下垂とは、胃が正常の位置から下方へ移動した状態のことを指します。胃下垂は、重症になると胃が骨盤の位置まで落ち込む場合もあります。胃下垂は、さまざまな原因によって引き起こされる可能性があり、その原因としては、体重減少、加齢、妊娠、腹部の筋肉の弱さなどが挙げられます。また、胃下垂は、胃の機能不全を引き起こす可能性があり、その症状としては、消化不良、胸やけ、吐き気、嘔吐、便秘、下痢などが挙げられます。胃下垂の治療法としては、体重増加、腹部の筋肉の強化、胃の機能を改善する薬物などが挙げられます。
血液・造血

看護師必須用語「移植片対腫瘍効果」とは?

移植片対腫瘍効果とは、ドナー由来の免疫担当細胞(主にT細胞)がレシピエント(患者)体内に残存する腫瘍細胞を攻撃し、原病の治癒や制御がもたらす現象のことをいう。同種造血幹細胞移植で期待される、抗腫瘍効果である。移植片対白血病・リンパ腫効果、GVT(graft versus tumor effect)ともいう。 移植片対腫瘍効果は、T細胞が腫瘍細胞を認識して攻撃することで発揮される。T細胞は、腫瘍細胞表面に発現している抗原を認識して活性化され、腫瘍細胞を破壊する。この反応は、移植片対宿主反応(GVHD)の一種である。GVHDとは、ドナー由来の免疫担当細胞がレシピエントの正常細胞を攻撃することで起こる反応である。移植片対腫瘍効果は、GVHDの副作用の一つであるが、同時に、腫瘍を治癒する可能性を秘めた治療法でもある。 移植片対腫瘍効果は、白血病やリンパ腫などの血液のがん患者に対して行われる同種造血幹細胞移植で期待される抗腫瘍効果である。同種造血幹細胞移植とは、患者とHLA(ヒト白血球抗原)が一致したドナーから造血幹細胞を移植する治療法である。造血幹細胞は、骨髄や末梢血に存在する細胞であり、白血球、赤血球、血小板などの血液細胞に分化することができる。同種造血幹細胞移植を行うことで、患者の造血機能を回復させ、がん細胞を排除することができる。
その他

看護師が知っておくべき『至適体重』とは

至適体重とは、ある状態にとって極めて適した体重のことである。理想体重ともいい、透析患者や妊婦に対して使用される用語である。至適体重の算出式は、BMI(ボディマス指数)を用いる場合と、除脂肪体重(FFM)を用いる場合の2つがある。 BMIによる至適体重の算出式は、以下の通りである。 BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)) 至適体重は、BMI22~25を目安としている。BMIが22未満の場合は低体重、25を超える場合は過体重または肥満と判定される。 除脂肪体重による至適体重の算出式は、以下の通りである。 FFM=体重(kg)×(1-体脂肪率) 除脂肪体重は、筋肉、臓器、骨などの脂肪以外の組織の重量である。至適体重は、FFMが60%~70%を目安としている。FFMが60%未満の場合は低体重、70%を超える場合は過体重または肥満と判定される。 至適体重は、健康を維持するために重要な指標である。低体重の場合は、免疫力が低下したり、感染症にかかりやすくなったりする。過体重または肥満の場合は、心疾患、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まる。 至適体重を維持するためには、バランスのとれた食事と適度な運動を心がけることが大切である。食事は、野菜や果物、魚介類などの健康的な食品を多く摂るようにし、加工食品や高カロリーの食品は控えるようにする。運動は、ウォーキングや水泳、自転車乗りなど、有酸素運動を中心に行うようにする。
呼吸器

看護師が知っておくべき用語『息切れ』について

息切れとは、呼吸が乱れて苦しくなったり、息をすることが難しくなったりする状態のことである。息切れはさまざまな原因で起こる可能性があり、その中には肺や心臓の問題、貧血、脱水、肥満などがある。息切れは、活動中や安静時など、さまざまな状況で起こる可能性がある。息切れが持続したり、悪化したりする場合は、医師の診察を受ける必要がある。 息切れは、肺や心臓の問題のサインである可能性がある。肺の病気では、肺胞が損傷したり、気道が狭くなったりすることがあり、これが息切れにつながる可能性がある。心臓の病気では、心臓が十分に血液を送り出せなくなったり、心臓の拍動が乱れたりすることがあり、これが息切れにつながる可能性がある。息切れは、貧血のサインである可能性もある。貧血は、血液中の赤血球の数が少なすぎる状態であり、これが酸素の輸送を困難にし、息切れにつながる可能性がある。息切れは、脱水症のサインである可能性もある。脱水症は、体内の水分が不足した状態であり、これが血液量を減らし、息切れにつながる可能性がある。息切れは、肥満のサインである可能性もある。肥満は、体脂肪が多すぎる状態であり、これが呼吸器系の負担になり、息切れにつながる可能性がある。
血液・造血

移植前処置と、その種類や効果

造血幹細胞移植前のステップ 造血幹細胞移植は、白血病やリンパ腫などの血液疾患や、骨髄異形成症候群などの骨髄疾患の治療法として行われる。造血幹細胞移植の前に、移植前処置として、大量化学療法や全身放射線照射(TBI)が行われる。この処置は、がん細胞や異常な骨髄細胞を殺傷し、移植された造血幹細胞がうまく受け入れられるようにするための準備段階である。 化学療法とは、抗がん剤を用いてがん細胞を殺傷する治療法である。抗がん剤は、がん細胞の増殖を阻害したり、がん細胞を死滅させたりする働きがある。化学療法は、単独で行われる場合もあるが、放射線療法や手術と併用される場合もある。 全身放射線照射とは、全身に放射線を照射してがん細胞を殺傷する治療法である。放射線は、がん細胞のDNAを損傷させ、がん細胞の増殖を阻害したり、がん細胞を死滅させたりする働きがある。全身放射線照射は、白血病やリンパ腫などの血液疾患の治療に用いられることが多い。 移植前処置は、造血幹細胞移植の成功に不可欠なステップである。移植前処置によって、がん細胞や異常な骨髄細胞が殺傷され、移植された造血幹細胞がうまく受け入れられるようにするための準備が行われる。
内分泌・代謝・栄養

看護師に重要な用語『インスリン』

インスリンは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンです。血糖を低下させる作用があり、高血糖のときに、血中から肝臓、筋肉、脂肪などへ糖を吸収させる働きがあります。インスリンの分泌障害が起きたり、インスリンに対する抵抗性が生じたりして、高血糖が持続してしまうと糖尿病となります。進行した糖尿病患者では、インスリン分泌障害が起こるため、皮下注射を行う必要があります。インスリンは内服した場合、胃で分解されてしまうので、注射での投与が必要となります。
検査・診断

移行上皮|尿路上皮とは?

移行上皮は、表在層、中間層、基底層の3層構造をしています。表在層は、大型で幅の広い被蓋細胞(傘細胞)で構成されています。被蓋細胞は、尿の貯留によって引き伸ばされると扁平になり、尿が排出されると丸みを帯びます。中間層は、多角形の細胞で構成されており、表在層と基底層を接続しています。基底層は、立方体の細胞で構成されており、基底膜に接しています。移行上皮は、尿路上皮とも呼ばれ、腎盂、尿管、膀胱、尿道の一部の表面を覆っています。移行上皮は、臓器の拡張および収縮機能に応じて形態が変化する特徴を有しています。
消化器

看護師必見!イレウスとは?

イレウスとは、腸管運動の障害により、腸内容物の運搬がうまくいかない状態のことをいいます。別名では「腸閉塞」とも呼ばれています。イレウスには、機械的イレウスと機能的イレウスの2種類があります。機械的イレウスとは、腸管内や腸管の外に何らかの障害物があり、腸内容物の通過を妨げている状態をいいます。一方、機能的イレウスとは、腸管の運動が低下または停止している状態をいいます。イレウスは、さまざまな原因で起こり得ますが、一般的な原因としては、ヘルニア、腫瘍、異物、炎症、手術、薬物などが挙げられます。イレウスの症状は、腹痛、嘔吐、便秘、下痢、腹部膨満感などです。イレウスが疑われる場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。イレウスの治療は、原因に応じて異なりますが、一般的には、原因となっている障害を取り除く手術や薬物療法などが行われます。
消化器

看護師に必須の用語『胃腸炎』

胃腸炎とは、胃、小腸、大腸の粘膜に炎症が生じる病気です。原因は様々ですが、多くは感染症によるものです。ウイルス性、細菌性、寄生虫性など、様々な原因があります。感染以外に、薬剤や毒物などの化学物質が原因となることもあります。 症状は、腹痛、下痢、嘔吐、発熱などです。重症になると、脱水症状や電解質異常を起こすことがあります。 治療は、原因に応じて行われます。感染症の場合は、抗ウイルス薬や抗菌薬が投与されます。化学物質が原因の場合は、原因物質を除去することが重要です。 胃腸炎は、適切な治療を受ければ、通常は数日で治癒します。しかし、重症化すると命に関わることもあります。そのため、症状がひどい場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
その他

看護師に必須の用語『インシデントレポート』とは?

インシデントレポートとは、医療機関において、医療の提供に関わる業務遂行中、医療を受ける人またはその家族への実際の危害に結びついていないような事例または医療提供行為中に発生したヒヤリハット事象を報告するレポートのことである。インシデントレポートは、医療の質を向上させるために、医療機関がインシデントから学ぶために使用されます。また、医療過誤を防ぐためにも使用することができる。インシデントレポートは、医療従事者であれば誰でも報告することができる。医療従事者がインシデントレポートを報告することは、医療の質を向上させるために重要なことであり、医療過誤を防ぐためにも重要なことである。医療機関は、医療従事者がインシデントレポートを報告しやすい環境を作り、報告されたインシデントレポートを適切に調査して、医療の質を向上させるための対策を講じることが重要である。
組織・制度

医療クラークの役割と資格

医療クラークとは、医療機関において、医師や看護師の指示に従って、患者のカルテを管理し、診療費を計算し、薬局や他の医療機関との連絡を行うなどの事務作業を行う医療事務職です。医療クラークは、患者の個人情報を扱うため、守秘義務が厳しく求められます。また、医療機関の経営状況を把握し、改善するために、経営に関する知識も必要です。 医療クラークは、医療機関の重要な業務を担うため、その役割は非常に重要です。医療クラークが適切に業務を行うことで、医療機関の円滑な運営に貢献することができます。また、医療クラークは、患者と医療機関の架け橋となり、患者の満足度を高める役割も果たしています。 医療クラークになるには、医療事務の専門学校や大学で学び、資格を取得する必要があります。医療事務の資格は、医療事務士、医療事務管理士、医療事務専門士などがあります。また、医療クラークとして働くためには、パソコンの操作スキルやコミュニケーション能力も必要です。 医療クラークは、医療機関の重要な業務を担うため、その役割は非常に重要です。医療クラークが適切に業務を行うことで、医療機関の円滑な運営に貢献することができます。また、医療クラークは、患者と医療機関の架け橋となり、患者の満足度を高める役割も果たしています。
消化器

看護師に必須!いきみとは?

-いきみの意味と種類- いきみとは、排便時や出産時などで力むことを意味します。いきみには、大きく分けて3種類あります。 -1. 正常ないきみ- 正常ないきみとは、肛門や膣の筋肉を強く収縮させることで、排便や分娩を促進させるいきみです。正常ないきみは、いきみすぎず、いきみなさすぎず、程よい強さで行うことが大切です。 -2. 過大ないきみ- 過大ないきみとは、正常ないきみよりも強く、長時間いきむことを意味します。過大ないきみは、肛門や膣の筋肉を傷つけてしまう可能性があるため注意が必要です。 -3. 偽いきみ- 偽いきみとは、排便や分娩の際に、肛門や膣を閉じたり、力んだりするだけで、実際にはいきんでいないことを意味します。偽いきみは、いきみに伴う痛みや不快感を感じやすいため注意が必要です。 いきみは、排便や分娩の際に重要な役割を果たしますが、いきみすぎや偽いきみは、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。いきみを行う際には、正常ないきみを心がけ、過大ないきみや偽いきみを避けることが大切です。
検査・診断

看護師が知っておくべき遺伝子検査の基礎知識

遺伝子検査とは、個人の遺伝子情報を分析して、病気にかかりやすさや薬の効きやすさなどを調べる検査のことです。遺伝子検査には、染色体検査、遺伝子検査、ゲノム検査などがあります。染色体検査は、遺伝子を含む染色体の異常を調べる検査で、遺伝子検査は、遺伝子の配列を直接調べる検査です。ゲノム検査は、すべての遺伝情報を一度に調べる検査です。遺伝子検査は、病気の早期発見や治療法の選択、予防医療などに役立てることができます。また、遺伝子検査は、薬の効きやすさや副作用のリスクを調べるためにも使用されます。
組織・制度

看護師の知恵袋|医療連携室とは何か

医療連携室の役割は、中核病院と地域の医療・介護機関、診療所、地域包括支援センターなどとの連携・協力を推進し、地域連携を進めることです。入院、外来、在宅において切れ目のない医療の提供のために重要な役割を果たしています。 医療連携室の具体的な役割は以下の通りです。 * 地域の医療機関や介護機関との情報共有と連携の強化 * 患者や家族への相談・支援 * 退院後の在宅療養や介護サービスの調整 * 地域の医療・介護・福祉資源の開発と活用 * 地域医療連携に関する研修や教育の実施 医療連携室は、地域の医療機関や介護機関と連携することで、患者や家族が切れ目のない医療や介護サービスを受けられるように支援しています。また、地域医療連携に関する研修や教育を実施することで、医療従事者の地域医療連携に関する知識や技能の向上を図っています。
検査・診断

看護師に必須の用語『異型性』と異型度

異型性とは、腫瘍細胞に対して用いられる用語で、正常細胞とは形態に違いがみられることを指します。その違いの程度、すなわち正常細胞からどれだけ形が異なっているかの度合いのことを異型度といいます。異型性は、細胞の大きさ、形、核の形や大きさ、細胞質の構造などの変化によって生じます。異型性の程度は、腫瘍の悪性度と相関しており、異型性が高いほど悪性度が高い傾向にあります。 異型性は、細胞の染色体の異常によって生じる場合と、細胞の分化や成熟の過程で正常な形態を獲得できなかった場合に生じる場合があります。染色体の異常による異型性は、遺伝的な要因や環境要因によって引き起こされることが多く、細胞の分化や成熟の過程で正常な形態を獲得できなかった場合の異型性は、老化や炎症などの要因によって引き起こされることが多いです。 異型性は、細胞診や組織検査によって診断されます。細胞診では、細胞をガラススライドに塗布して染色し、顕微鏡で観察します。組織検査では、組織の一部を切除して染色し、顕微鏡で観察します。異型性は、腫瘍の診断や悪性度の判定に重要な情報となります。
薬

看護師のためのインスリン理解講座

インスリンとは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンであり、血糖値を下げる働きを担っています。血糖値が高い場合は、血液から肝臓、筋肉、脂肪などに糖を取り込ませます。インスリン分泌障害やインスリン抵抗性によって、血糖値が高くなる状態が続くと、糖尿病を引き起こします。糖尿病が進行すると、インスリン分泌障害が起こり、皮下注射が必要になります。インスリンは、経口摂取した場合は胃で分解されてしまうため、注射で投与する必要があります。
組織・制度

看護師の必修用語『インフォームド・コンセント』って?

インフォームド・コンセントとは、患者とその家族が、医師や医療チームからの正しい情報提供に基づいて、病気、検査、治療の内容を十分に理解し、その上で判断や意思決定が行えるように支援する考え方のことである。英語ではinformed consentという言葉のほかに、informed decision、shared decision makingという呼び方も使われている。 インフォームド・コンセントの原則は、患者の自己決定権を尊重し、患者の意思決定を支援することである。そのためには、医師や医療チームは、患者とその家族に、病気や検査、治療の内容について、わかりやすく十分な情報を提供する必要がある。また、患者とその家族は、医師や医療チームから提供された情報を理解し、納得した上で、治療を受けるかどうかを決めることができる必要がある。 インフォームド・コンセントは、医療行為の透明性と信頼性を高め、患者の自己決定権を尊重するために重要な考え方である。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『インパルス』とは?

インパルスは、術後の安静を要するような患者の足底静脈叢を間欠的に圧迫することにより下肢の深部静脈血栓症を予防する装置です。A-VインパルスシステムTM とも呼ばれ、下肢の深部静脈血栓症の予防に有効な装置として広く使用されています。 インパルスは、足底静脈叢を一定の間隔で圧迫することで、下肢の血流を促進し、血栓の形成を防ぐ仕組みとなっています。圧迫は、空気圧によって行われ、圧迫の強さや間隔は設定することができます。インパルスは、患者の状態に合わせて圧迫の強さや間隔を調整することができるため、安全に使用することができます。 インパルスは、下肢の深部静脈血栓症の予防に有効であることが多くの研究で報告されています。インパルスを使用することで、下肢の深部静脈血栓症の発症率を有意に低下させることができます。また、インパルスは、下肢の血流を促進することで、創傷治癒の促進や浮腫の軽減にも効果があると言われています。
消化器

看護師必須!胃潰瘍とは?

胃潰瘍とは、胃の粘膜にできる潰瘍のことです。粘膜は胃の内側を覆っている薄い組織で、胃酸や食べ物から胃壁を保護する役割を果たしています。胃潰瘍は、胃酸やペプシンなどの消化液によって胃の粘膜が侵食されてできるもので、痛みや出血を引き起こすことがあります。胃潰瘍は、日本人に最も多い消化器系の疾患の一つであり、男性に多くみられます。 胃潰瘍の原因は、主にピロリ菌の感染と、鎮痛剤の長期服用です。ピロリ菌は、胃の粘膜に住み着く細菌で、胃酸の分泌を刺激して胃粘膜を傷つけます。鎮痛剤は、胃粘膜を保護する粘液の分泌を抑制するため、胃粘膜を傷つけやすくなります。また、ストレスや喫煙、飲酒も胃潰瘍のリスクを高める因子とされています。 胃潰瘍の症状は、主にみぞおちの痛みです。痛みは、空腹時や食後に強く、食べると軽くなることが多いです。また、吐き気や嘔吐、胸やけ、食欲不振などの症状が現れることもあります。胃潰瘍が進行すると、出血や穿孔を引き起こすことがあります。出血は、吐血や下血として現れることが多く、穿孔は、胃の内容物が腹腔内に漏れ出すことで、腹膜炎を引き起こすことがあります。 胃潰瘍の治療は、主に薬物療法が行われます。薬物療法には、ピロリ菌の除菌薬、胃酸の分泌を抑える薬、胃粘膜を保護する薬などがあります。また、胃潰瘍が進行して出血や穿孔を引き起こした場合は、外科手術が必要になることもあります。 胃潰瘍は、早期発見・早期治療が大切です。胃潰瘍の症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。