血液・造血

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看護師に必須の用語『交差適合試験』について

交差適合試験とは、患者に提供されたドナーの血液製剤が適合するか判断するための検査のことである。クロスマッチ、クロスマッチ(ング)テストともいう。血液型が同じであっても、赤血球表面の抗原が異なる場合がある。この場合、ドナーの赤血球が患者の血漿と混ざると、抗原と抗体が反応して赤血球が破壊されてしまう。これを溶血反応という。交差適合試験は、溶血反応が起こらないことを確認するために実施される。 交差適合試験には、以下の2種類がある。 * -主要交差適合試験-患者の血漿とドナーの赤血球を混ぜて、溶血反応が起こらないことを確認する検査である。 * -副交輸試験-患者の血漿とドナーの血漿を混ぜて、溶血反応が起こらないことを確認する検査である。 交差適合試験は、輸血の前に必ず実施される。交差適合試験の結果が適合していると判断されれば、輸血が行われる。
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看護師に知っておいてほしいアルキル化薬とは?

アルキル化薬は、DNAとDNA上の塩基と結合することにより、DNA損傷を引き起こし、細胞の成長と増殖を阻止する薬剤です。アルキル化薬は、細胞分裂の早い癌細胞に効果的です。 アルキル化薬には、以下の種類があります。 * -チオテパ(チオテパ)-白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫、悪性胸水、悪性腹水などに用いられます。 * -シクロホスファミド(シクロホスファミド)-悪性リンパ腫、白血病、肺癌、卵巣癌、乳癌、多発性骨髄腫などに用いられます。 * -イホスファミド(イホスファミド)-精巣癌、肺癌、リンパ腫、肉腫などに用いられます。 * -メルファラン(メルファラン)-多発性骨髄腫、卵巣癌、乳癌、悪性リンパ腫などに用いられます。 * -ブスルファン(ブスルファン)-慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫などに用いられます。 * -カルムスチン(カルムスチン)-ホジキンリンパ腫、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、慢性骨髄性白血病などに用いられます。 * -マイトマイシンC(マイトマイシンC)-胃癌、大腸癌、肺癌、乳癌、子宮癌、悪性リンパ腫などに用いられます。 * -テモゾロミド(テモゾロミド)-悪性神経膠腫、小児急性リンパ性白血病などに用いられます。
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看護師が知っておきたいアテロームとは

アテロームとは、動脈の内膜に蓄積・沈着した堆積物のことです。プラーク、粥腫とも呼ばれます。マクロファージや脂質、カルシウム、結合組織などが構成成分となります。沈着が進むと次第に動脈内腔の狭小化を来し、末梢側の血流障害を起こします。アテロームは、突然破綻することもあり、その場合は動脈の遠位側は突然血流が障害され、梗塞に陥ります。 アテロームは、動脈硬化の初期段階に形成されます。動脈硬化は、動脈が硬くなったり狭くなったりする病気です。アテロームが形成されると、動脈の内腔が狭くなり、血流が流れにくくなります。血流が流れにくくなると、末梢側の組織や臓器に酸素や栄養素が十分に供給されなくなり、さまざまな症状を引き起こします。 アテロームの主な原因は、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満などです。これらの危険因子をコントロールすることで、アテロームの形成を予防することができます。
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看護師に必須!再生不良性貧血ってなに?

再生不良性貧血とは、骨髄が造血機能を失う病気です。骨髄は、血液細胞を産生する組織です。赤血球、白血球、血小板はすべて骨髄で産生されます。再生不良性貧血では、骨髄が十分な血液細胞を産生できなくなります。 再生不良性貧血の症状は、貧血、疲労、息切れ、動悸、蒼白、出血傾向などがあります。再生不良性貧血が進行すると、感染症や出血を起こしやすくなります。貧血がひどくなると、心臓に負担がかかり、心不全を起こすこともあります。 再生不良性貧血の原因はいまだに分かっていません。免疫異常、薬剤、化学物質、ウイルス感染など、様々なことが原因として考えられていますが、詳しいことは分かっていません。再生不良性貧血は、小児から高齢者まで、どの年齢でも発症する可能性があります。しかし、小児と高齢者に多く見られます。 再生不良性貧血の治療法は、病状によって異なります。軽症の患者さんには、輸血や薬物療法が行われます。重症の患者さんには、骨髄移植が必要になります。
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看護師必見!アルキル化薬について知っておくべきこと

-アルキル化薬とは何か?その働きと種類- アルキル化薬は、抗がん薬の一種であり、細胞分裂を阻害し、ガン細胞の増殖を抑える働きがあります。アルキル化薬は、細胞分裂に必須なDNAを損傷させることで、ガン細胞の増殖を阻害します。アルキル化薬には、様々な種類があり、それぞれに異なる特徴があります。 * -窒素マスタード系-窒素マスタード系アルキル化薬は、古くから使用されているアルキル化薬の一種です。シクロホスファミド、メルファラン、クロラムブシルなどが知られています。窒素マスタード系アルキル化薬は、幅広いガンに対して効果があり、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫などの治療に用いられます。 * -メチルニトロソウレア系-メチルニトロソウレア系アルキル化薬は、脳腫瘍の治療に用いられます。 * -ニトロソウレア系-ニトロソウレア系アルキル化薬は、白血病、リンパ腫、脳腫瘍などの治療に用いられます。 * -プラチナ製剤-プラチナ製剤は、アルキル化薬の一種であり、シスプラチン、カルボプラチンなどが知られています。プラチナ製剤は、肺癌、卵巣癌、精巣癌などの治療に用いられます。 アルキル化薬は、抗がん薬として広く使用されていますが、副作用が強いという欠点もあります。アルキル化薬の副作用には、骨髄抑制、吐き気、嘔吐、脱毛などがあります。アルキル化薬は、副作用を軽減するために、他の抗がん薬と併用して使用されることが多いです。
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看護師に必須!『同種骨髄移植とは』

同種骨髄移植とは、健康なドナーから採取した骨髄細胞を、がん患者に移植する治療法です。がん細胞を死滅させるために、化学療法や放射線療法などの強力な治療法の前に、患者に残存するがん細胞を減少させるために、大量の抗がん薬や全身放射線照射が行われます。その後、健康なドナーから採取した造血幹細胞を患者に移植します。造血幹細胞は、新しい血液細胞を作り出す細胞であり、患者の骨髄に移動してそこで増殖し、新しい健康な血液細胞を作り出します。同種骨髄移植は、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液のがんの治療法として用いられます。また、骨髄異形成症候群や再生不良性貧血などの骨髄の病気の治療にも用いられます。
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急性GVHDとは?その原因と症状、治療法を解説

急性GVHDは、骨髄移植や幹細胞移植を受けた患者に起こる合併症です。ドナー由来の免疫担当細胞が、患者の細胞を攻撃することで引き起こされます。急性GVHDは、移植後早期に発症し、皮膚、消化管、肝臓、肺など、さまざまな臓器を攻撃します。 急性GVHDの原因は、ドナーと患者の組織適合性の違いです。組織適合性は、HLA(ヒト白血球抗原)と呼ばれる遺伝子によって決まります。HLAが一致していない場合、ドナー由来の免疫担当細胞が、患者の細胞を異物と認識して攻撃します。 急性GVHDの症状は、臓器によって異なります。皮膚症状としては、発疹、紅斑、水疱などがみられます。消化管症状としては、下痢、嘔吐、腹痛などがみられます。肝臓症状としては、黄疸、肝機能障害などがみられます。肺症状としては、呼吸困難、咳嗽などがみられます。
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看護師に必須!プランマー・ビンソン症候群

プランマー・ビンソン症候群は、鉄欠乏性貧血、舌炎、嚥下障害を3徴とする症候群である。鉄欠乏性貧血は、体内に鉄分が不足することで起こる貧血である。舌炎は、舌に炎症が起こる病気である。嚥下障害は、食物や飲み物を飲み込むことが困難になる障害である。 プランマー・ビンソン症候群の原因は、主に鉄欠乏症である。鉄欠乏症は、鉄分の摂取不足や鉄分の吸収障害などが原因で起こる。プランマー・ビンソン症候群は、女性に多くみられる。これは、女性は月経や妊娠、授乳などによって鉄分が失われやすいことが原因と考えられる。 プランマー・ビンソン症候群の症状は、鉄欠乏性貧血の症状である倦怠感、息切れ、動悸、顔色が悪いなどである。舌炎の症状としては、舌が赤く腫れ上がり、痛みを伴うことがある。嚥下障害の症状としては、食物や飲み物を飲み込むときに痛みや違和感を伴うことがある。 プランマー・ビンソン症候群の治療は、鉄剤の投与を行う。鉄剤の投与によって、鉄欠乏性貧血を改善し、舌炎や嚥下障害を軽減することができる。プランマー・ビンソン症候群は、早期に発見して治療を開始すれば、症状を改善することができる。
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免疫抑制薬って何?

免疫抑制薬とは、体内で起こっている異常な免疫反応や炎症反応を抑える薬剤のことである。免疫抑制薬は、臓器移植後の拒絶反応や、自己免疫疾患、膠原病、悪性リンパ腫、白血病などの治療に使用される。免疫抑制薬には、ステロイド薬、アザチオプリン、シクロスポリン、タクロリムス、ミコフェノール酸モフェチルなどがある。これらの薬剤は、免疫系を抑制することで、拒絶反応や自己免疫反応を抑える効果がある。ただし、免疫抑制薬は、感染症のリスクを高めるなどの副作用があるため、医師の指示に従って服用することが重要である。
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マクロファージという言葉を理解する

マクロファージは、免疫系において重要な役割を果たす細胞です。主な役割は、細菌やウイルスなどの異物や、老朽化した細胞を取り込んで消化することです。マクロファージは、単球が組織に遊出し、大きくなったものです。単球は、血液中に存在する白血球の一種で、血管内から組織へ遊出する能力を持っています。組織に入った単球は、マクロファージに変化し、さまざまな組織に存在しています。 マクロファージは、組織球、クッパー細胞、グリア細胞、肺胞マクロファージなどと呼ばれています。組織球は、皮膚に存在するマクロファージで、細菌やウイルスなどの異物を捕食して消化します。クッパー細胞は、肝臓に存在するマクロファージで、老朽化した赤血球や異物を捕食して消化します。グリア細胞は、脳に存在するマクロファージで、脳の老廃物を取り除いたり、脳の損傷を修復する役割を果たしています。肺胞マクロファージは、肺に存在するマクロファージで、細菌やウイルスなどの異物を捕食して消化します。 マクロファージは、免疫系において重要な役割を果たす細胞です。異物や老朽化した細胞を取り込んで消化することで、体の健康を維持しています。
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看護師が知っておきたいアルブミンについて

アルブミンは、血漿タンパクの中で最も多く存在するタンパク質であり、約60%を占めています。アルブミンは、肝臓で合成され、血液中を流れて全身の組織や細胞に栄養素や酸素を運搬します。また、アルブミンは、老廃物を回収して肝臓や腎臓に運搬し、体外に排出する役割も果たしています。アルブミンは、体液の浸透圧を維持する役割も果たしており、アルブミンの量が減ると、体液が血管外に漏れてむくみが生じやすくなります。 アルブミンは、人間の体において非常に重要な役割を果たしており、アルブミンの量が低下すると、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。アルブミンの量が低下する原因としては、肝臓の病気、腎臓の病気、栄養失調、などが挙げられます。アルブミンの量が低下した場合は、適切な治療を受けることが大切です。
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看護師に欠かせない用語:溶血

溶血とは、寿命を迎える前の赤血球が何らかの原因により破壊されることを言います。赤血球の寿命は約120日と言われています。寿命が尽きると肝臓に運ばれ処理されます。溶血が起きると、赤血球が未熟な状態で破壊されてしまいます。このため、赤血球の寿命が120日未満と短くなってしまい、赤血球の不足などで体に様々な影響を及ぼします。溶血は血液検査でLDH、AST、カリウムの異常な上昇を認めた場合に疑うことが多いです。代表的な溶血の原因は自己免疫疾患、輸血による不適合、感染症、薬剤の副作用などです。溶血が起こると、貧血、黄疸、疲労、息切れなどの症状が現れます。重症化すると、腎不全や心不全を引き起こすこともあります。溶血の治療法は、原因によって異なります。自己免疫疾患が原因の場合は、ステロイド薬や免疫抑制剤を使用します。輸血による不適合が原因の場合は、適切な輸血を行います。感染症が原因の場合は、抗菌薬を使用します。薬剤の副作用が原因の場合は、その薬剤の使用を中止します。溶血は、適切な治療を受ければ、多くの場合治癒します。
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看護師に必須の用語『白血病』

白血病とは、血液細胞の悪性腫瘍です。白血病の細胞は、骨髄で増殖し、血液や他の臓器に広がります。白血病は、進行速度によって、急性白血病と慢性白血病に分類されます。急性白血病は、急速に進行し、治療が遅れると命に関わる場合があります。慢性白血病は、ゆっくりと進行し、治療によって長期生存が可能な場合もあります。白血病は、あらゆる年齢で発症する可能性がありますが、小児と高齢者に多くみられます。白血病の原因は、完全には解明されていませんが、遺伝的な要因や環境要因などが関与していると考えられています。白血病の症状は、貧血、疲労、易出血傾向、発熱、体重減少などです。白血病の診断は、血液検査、骨髄検査、画像検査などによって行われます。白血病の治療は、白血病の進行速度や種類、患者の年齢や体力などによって異なります。急性白血病の治療には、化学療法、放射線療法、幹細胞移植などが行われます。慢性白血病の治療には、薬物療法、化学療法、放射線療法などが行われます。
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看護師必須!クレアチニンってなに?

クレアチニンは、筋肉で作られる老廃物の一種です。ほとんどのクレアチニンは腎臓の糸球体から排泄されます。クレアチニンは、腎機能の指標として用いられます。腎機能が低下すると、クレアチニンの血中濃度が上昇します。クレアチニンの血中濃度を測定することで、腎機能を評価することができます。 クレアチニンは、筋肉中のクレアチンが代謝されて生成されます。クレアチンは、筋肉のエネルギー源として重要な役割を果たしています。クレアチニンは、腎臓の糸球体から濾過されて尿中に排泄されます。糸球体の機能が低下すると、クレアチニンの排泄が低下し、血中濃度が上昇します。血中クレアチニン濃度が上昇すると、腎機能の低下が疑われます。腎機能の低下は、腎臓病や心不全など様々な原因で起こります。クレアチニンの血中濃度を測定することで、腎機能を評価することができます。
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慢性骨髄性白血病とは?症状や治療法を解説

慢性骨髄性白血病(CML)は、造血幹細胞の遺伝子の変異により、造血幹細胞が腫瘍化し、主に顆粒球系細胞(好中球、好酸球、好塩基球)が無制限に増殖する骨髄増殖性疾患のひとつです。白血病の約20%を占め、急性骨髄性白血病が慢性化した疾患ではなく、別の病態です。 CMLは、一般的に慢性期、加速期、芽球移行期の3つの段階をたどります。慢性期では、顆粒球系細胞が過剰に増殖しますが、比較的症状は軽微です。加速期になると、白血球数が増加し、貧血や血小板減少症などの症状が現れます。芽球移行期になると、白血病細胞が骨髄や血液に大量に侵入し、発熱、出血、感染症などの重篤な症状が現れます。 CMLの治療は、病期や患者の状態に合わせて行われます。慢性期では、チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)が第一選択薬として使用されます。TKIは、白血病細胞の増殖を阻害する薬剤で、服用することで慢性期を長期に維持することができます。加速期や芽球移行期では、TKIに加えて、化学療法や骨髄移植などの治療が行われます。
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知っておきたい看護師必須用語「免疫抑制薬」とは?

免疫抑制薬とは、体内で起こっている異常な免疫反応や炎症反応を抑える薬剤のことである。免疫抑制薬は、臓器移植、自己免疫疾患、癌などの治療に使用される。免疫抑制薬は、免疫系の働きを抑制することによって、それらの疾患の症状を軽減する。免疫抑制薬には、シクロスポリン、タクロリムス、ミコフェノール酸モフェチル、アザチオプリン、メトトレキサートなどがある。免疫抑制薬は、医師の指示に従って服用することが重要である。免疫抑制薬の服用中は、感染症にかかりやすくなるため、注意が必要である。また、免疫抑制薬は、腎臓や肝臓に負担がかかるため、定期的に検査を受ける必要がある。
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看護師に必須の用語『ヘモグロビン』

ヘモグロビンの役割は体全体に酸素を供給することです。肺で酸素と結合し、それを全身の組織や細胞に運搬します。ヘモグロビンは血液中の酸素含有量を最大化するために特化しており、その構造は酸素と容易に結合して放出できるように設計されています。 ヘモグロビン分子の中心にはヘムと呼ばれる分子があり、鉄原子を含んでいます。鉄原子は酸素分子と結合することができ、ヘモグロビンが酸素を運搬できるようにしています。酸素と結合したヘモグロビンはオキシヘモグロビンと呼ばれ、酸素と分離したヘモグロビンはデオキシヘモグロビンと呼ばれます。 ヘモグロビンの役割は非常に重要であり、ヘモグロビン値が低いと貧血を引き起こします。貧血は疲労、息切れ、めまいなどの症状を引き起こす可能性があります。また、ヘモグロビン値が高いと多血症を引き起こし、血液の粘度が高くなり、血栓ができやすくなります。
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アレルギー検査のRISTとRAST

RISTとは、radioimmunosorbent test(放射性免疫吸着試験)の略語であり、IgEに対する特異抗体を用いて血清中のIgEの総量を測定する検査法です。I型アレルギーを疑う場合に行われる検査で、IgEの総量を測定することで、アレルギー反応を起こしているかどうかを調べることができます。 IgEは、アレルギー反応に関与する抗体の一種であり、ダニや花粉などのアレルゲンに接触すると産生されます。IgEは、肥満細胞や好塩基球などの表面に結合し、アレルゲンが再び接触すると、肥満細胞や好塩基球からヒスタミンなどの化学物質が放出されてアレルギー症状を引き起こします。 RISTは、血清中のIgEの総量を測定することで、アレルギー反応を起こしているかどうかを調べることができます。RISTの結果が陽性の場合、IgEの総量が多いため、何らかのアレルゲンにアレルギー反応を起こしている可能性があります。しかし、RISTの結果が陽性でも、必ずしもアレルギー症状が現れるわけではありません。
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看護師必携『血液型』を徹底解説!

血液型とは、赤血球膜の表面に存在する抗原により分類される血液の型のことである。血液型は遺伝によって決定され、生後から死ぬまで変化することはない。血液型には、ABO式血液型とRh式血液型の2種類がある。ABO式血液型は、A型、B型、AB型、O型の4種類に分類される。A型はA抗原のみを、B型はB抗原のみを、AB型はA抗原とB抗原の両方を、O型はA抗原もB抗原も持たない。Rh式血液型は、Rh因子を持っているかどうかによってRh陽性とRh陰性に分類される。 Rh因子はA抗原やB抗原のように赤血球膜の表面に存在する抗原の一つである。血液型は、輸血の際に重要となる。輸血を行う際には、輸血する側の血液型と輸血を受ける側の血液型を一致させる必要がある。もし、血液型が一致していないと、輸血を受けた側の体内で輸血した血液を攻撃する抗体が産生され、輸血を受けた側の体に重大な合併症を引き起こすことがある。
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同種骨髄移植とは?

同種骨髄移植とは、造血幹細胞移植の一種で、患者自身の造血幹細胞ではなく、健常なドナーから採取した造血幹細胞を移植する治療法です。通常、化学療法や放射線療法などの前処置を行い、患者の体内の癌細胞を減らしてから、ドナーから採取した造血幹細胞を輸血します。造血幹細胞は、骨髄や末梢血から採取することができます。採取した造血幹細胞は、輸血によって患者の体内に戻されます。造血幹細胞は、患者の体内で増殖して新しい血球を作り、血液の機能を回復させます。同種骨髄移植は、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液のがんや、骨髄異形成症候群などの骨髄の病気の治療に用いられます。
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看護師必見!抗胸腺細胞グロブリンの基礎知識

抗胸腺細胞グロブリン(ATG)は、ヒト胸腺細胞をウサギやウマに注射し、その血清を集めて得られる抗リンパ球抗体である。抗リンパ球グロブリン(ALG)とも呼ばれる。国内ではウマに免疫して得られたATG製剤が広く用いられている。生体に投与するとT細胞と反応して末梢血リンパ球が減少し、免疫抑制効果が発揮される。再生不良性貧血の免疫抑制療法として用いられる。 ATGは、胸腺細胞に対する抗体を産生するために、ウサギやウマなどの動物にヒト胸腺細胞を注射して作られる。この抗体は、T細胞の表面にあるタンパク質と特異的に結合し、T細胞を破壊する。また、ATGはT細胞の増殖を阻害する効果もある。 ATGは、再生不良性貧血の免疫抑制療法として使用される。再生不良性貧血は、骨髄が十分な数の血球を産生できなくなる病気である。ATGは、T細胞を破壊することで、骨髄に対する攻撃を阻止し、血球の産生を回復させる。 ATGは、重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、慎重に投与される必要がある。最も一般的な副作用は、感染症、発熱、悪寒、筋肉痛、関節痛、吐き気、嘔吐である。また、ATGは、肺、肝臓、心臓に損傷を与える可能性もある。
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悪性リンパ腫:その種類・症状・治療法

悪性リンパ腫とは、白血球の一種であるリンパ球に由来する悪性腫瘍の総称です。リンパ節、脾臓、扁桃などが腫大する場合が多いです。血液細胞由来の癌の中で最も発症率が高く、日本での罹患率は人口10万人当たり20程度で、増加傾向にあります。小児、若年者にも発生しますが、60~70歳代がピークです。発症要因は不明なものも多いですが、遺伝子の変異や染色体異常から、遺伝性の要素や、病型によってはEB(エプスタイン・バー/Epstein-Barr)ウイルスやC型肝炎ウイルス、ヘリコバクター・ピロリなど、ウイルスや細菌の感染が関与する可能性も考えられています。
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看護師に必須の用語『ビタミンB12欠乏症』について

ビタミンB12欠乏症とは、ビタミンB12の摂取不足、吸収障害、あるいは両方の組み合わせによって生じる病気である。ビタミンB12は、健康な神経と赤血球を産生するのに必要な栄養素である。ビタミンB12が不足すると、貧血や神経障害を引き起こす可能性がある。 ビタミンB12は、肉、魚、卵、牛乳などの動物性食品に多く含まれる。また、強化シリアルや栄養酵母など、いくつかの植物性食品にも含まれる。ビタミンB12は水溶性であり、人体は余分なビタミンB12を蓄えることができないため、定期的に摂取する必要がある。 ビタミンB12欠乏症は、以下の原因で起こる可能性がある。 * ヴィーガンやベジタリアンなど、動物性食品をほとんどまたはまったく摂取しない食事をしている。 * 胃酸分泌が低下する疾患(胃炎や萎縮性胃炎など)や、胃を部分的に切除している。 * 小腸の病気(クローン病やセリアック病など)がある。 * 腸内細菌がビタミンB12を産生できない。 * ビタミンB12を吸収するのに必要なタンパク質(内因子)を産生できない。 * メトホルミンなどの特定の薬を服用している。 ビタミンB12欠乏症の症状は、以下の通りである。 * 貧血 * 神経障害(手や足のしびれや痛み、筋肉の衰えなど) * 記憶障害 * 認知症 * 気分障害 * 疲労 * 食欲不振 * 体重減少 ビタミンB12欠乏症は、血液検査で診断する。治療は、ビタミンB12の注射剤または経口薬による投与である。ビタミンB12欠乏症が重症の場合は、入院して治療する必要があるかもしれない。
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造血幹細胞移植の基礎知識

造血幹細胞とは、赤血球、白血球、血小板など、血液細胞のすべてのもとになる細胞のことです。骨髄に存在し、常に新しい血液細胞を産生しています。造血幹細胞は、骨髄を採取して移植することで、血液疾患や免疫不全疾患の治療に利用されます。 造血幹細胞は、おもに骨髄に存在していますが、末梢血や臍帯血にも存在します。骨髄が採取できない場合には、末梢血や臍帯血から造血幹細胞を採取して移植することもできます。造血幹細胞移植は、白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群などの血液疾患や、重症複合免疫不全症候群(SCID)などの免疫不全疾患の治療に用いられています。 造血幹細胞移植は、化学療法や放射線療法などの前処置を行い、患者の骨髄を破壊した後、健康なドナーから採取した造血幹細胞を患者の体内に移植します。移植された造血幹細胞は、患者の骨髄に定着して新しい血液細胞を産生し始め、造血機能を回復させます。