炎症

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整形外科

看護師が知っておくべき関節リウマチ

関節リウマチとは、免疫機構の異常によって関節の内側にある滑膜と呼ばれる部分に炎症が生じ、関節の腫れや疼痛が引き起こされ、それが持続することで関節の変形を来す疾患である。関節リウマチは、女性に多くみられる疾患であり、30~50歳代に発症することが多い。関節リウマチの原因は、まだ完全には解明されていないが、遺伝的要因や環境要因が関わっていると考えられている。関節リウマチの症状としては、関節の腫れや疼痛、関節の変形、朝のこわばりなどが挙げられる。また、関節リウマチは、関節だけでなく、心臓や肺、腎臓などの他の臓器にも影響を与えることがある。関節リウマチの治療法としては、薬物療法、理学療法、手術療法などがある。
内分泌・代謝・栄養

結節性多発動脈炎とは? ~原因と症状について~

結節性多発動脈炎は、血管壁に炎症が起こり、各臓器に障害が及ぶ疾患です。血管壁に炎症が起こると、血管が狭くなったり、血栓が形成されたりして、血流が阻害されます。血流が阻害されると、各臓器に酸素や栄養が供給されなくなり、障害が起こります。結節性多発動脈炎では、腎臓、心臓、肺、皮膚、神経など、さまざまな臓器に障害が起こりうるため、多臓器不全に至ることもあります。結節性多発動脈炎の原因は不明ですが、自己免疫疾患であると考えられています。自己免疫疾患とは、本来は異物を攻撃するはずの免疫細胞が、自分の体の組織を攻撃してしまう病気です。結節性多発動脈炎では、免疫細胞が血管壁を攻撃することで炎症が起こると考えられています。結節性多発動脈炎の治療は、炎症を抑えるための薬物療法が中心となります。ステロイド薬や免疫抑制剤などが使用されます。また、血流を改善するための治療も行われます。抗血栓薬や血管拡張薬などが使用されます。
消化器

看護師必見!憩室炎(けいしつえん)について

憩室とは、消化管の壁が袋状に膨らんだ状態を指します。憩室は、消化管のどの部分にも発生する可能性がありますが、最も多く見られるのは大腸です。憩室は、生まれつき存在するものと、後天的に発生するものがあります。生まれつきの憩室は、大腸の壁が弱い部分に発生することが多く、後天的な憩室は、大腸の壁に圧力が加わることで発生することが多いです。憩室は、ほとんどの場合、症状を引き起こしませんが、憩室に炎症が生じると、憩室炎を発症します。憩室炎は、腹痛、発熱、下痢、便秘などの症状を引き起こします。憩室炎は、軽症の場合には、抗菌薬を投与して治療しますが、重症の場合には、外科手術が必要になることがあります。
消化器

胆嚢炎とは?症状や原因、治療法を解説

胆嚢炎の原因と症状 胆嚢炎は、胆嚢内に胆汁がうっ滞することで起こる炎症です。胆汁は、肝臓で生産され、胆嚢に貯蔵されて、脂肪の消化を助ける役割をしています。胆嚢炎の原因としては、胆石、胆管の閉塞、細菌の感染などが挙げられます。 胆嚢炎の症状としては、右上腹部の痛み、悪心、嘔吐、発熱、黄疸などがあります。胆石が胆管を閉塞して起こる胆石性胆嚢炎では、右上腹部の激痛、嘔吐、発熱などの症状が現れます。細菌の感染によって起こる細菌性胆嚢炎では、右上腹部の持続的な痛み、発熱、悪寒などの症状が現れます。 胆嚢炎は、放置すると重症化して、胆嚢穿孔、胆管炎、敗血症などの合併症を引き起こす可能性があります。胆嚢炎の症状が現れたら、すぐに医療機関を受診することが大切です。
整形外科

看護師が知っておくべき「鵞足炎」

鵞足炎の原因は主に膝への負担が挙げられます。陸上競技やサッカーなど、膝をよく使う競技を行っていたり、X脚であったりすると鵞足炎になりやすいと言われています。また、長時間立ちっぱなしや歩きすぎ、階段の上り下りなども鵞足炎の原因となる場合があります。 鵞足炎は、膝の使いすぎや、膝への負担が大きい動作を繰り返すことで起こることが多いです。例えば、ランニングやサッカーなどのスポーツをする人や、長時間立ち仕事をする人などに多く見られます。また、膝の関節が緩い人や、X脚やO脚の人も、鵞足炎になりやすい傾向があります。
血液・造血

看護師に必須!炎症性サイトカインとは?

炎症性サイトカインとは、炎症反応を促進する働きを持つサイトカインのことである。免疫に関与し、細菌やウイルスが体に侵入した際に、それらを撃退して体を守る重要な働きをする。血管内皮、マクロファージ、リンパ球などさまざまな細胞から産生され、疼痛や腫脹、発熱など、全身性あるいは局所的な炎症反応の原因となる。 炎症性サイトカインは、感染症、外傷、自己免疫疾患など、さまざまな原因によって産生される。感染症の場合、細菌やウイルスの侵入によって炎症反応が引き起こされ、炎症性サイトカインが産生される。外傷の場合、組織が損傷を受けることで炎症反応が引き起こされ、炎症性サイトカインが産生される。自己免疫疾患の場合、体の免疫システムが自分の組織を攻撃することで炎症反応が引き起こされ、炎症性サイトカインが産生される。 炎症性サイトカインは、炎症反応を促進する様々な作用を持つ。例えば、血管を拡張して血流を増やし、白血球を炎症部位に集める作用がある。また、組織を破壊する酵素を産生する作用もある。さらに、痛みや発熱を引き起こす作用もある。 炎症性サイトカインは、炎症反応を促進する重要な役割を果たしているが、過剰に産生されると組織を損傷したり、全身性の炎症反応を引き起こしたりする。そのため、炎症性サイトカインの産生を制御することが重要である。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『プロスタグランジン』ってなに?

-プロスタグランジンって何?- プロスタグランジンとは、細胞膜に存在する脂質から合成される生体活性物質のひとつです。体内のあらゆる臓器や組織に分布しており、幅広い生理作用を持っています。その主な役割としては、血管拡張、気管支拡張、子宮収縮、発熱、炎症などがあげられます。また、痛みを軽減したり、血小板の凝集を抑制したりする作用も持っています。 プロスタグランジンは、アラキドン酸という脂質から合成されます。アラキドン酸は、細胞膜のリン脂質に多く含まれており、プロスタグランジン合成酵素によってプロスタグランジンに変換されます。プロスタグランジン合成酵素には、シクロオキシゲナーゼ(COX)とリポキシゲナーゼ(LOX)の2種類があり、COXによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、LOXによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が合成されます。 プロスタグランジンは、合成されるとすぐに分解されます。プロスタグランジンを分解する酵素には、プロスタグランジン分解酵素(PGデグラデーゼ)とプロスタグランジンEシンターゼ(PGES)の2種類があり、PGデグラデーゼによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、PGESによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が分解されます。 プロスタグランジンは、体内の様々な生理機能に関与しており、その働きは多岐にわたっています。そのため、プロスタグランジンは薬の開発においても重要な役割を果たしており、解熱剤、鎮痛剤、抗炎症剤、気管支拡張剤、子宮収縮剤など、様々な薬剤に利用されています。
その他

看護師必須用語『生体侵襲』とは

生体侵襲とは、生体に対して何らかの刺激を与えることで変化をもたらす外力や刺激のことです。手術や医療処置のように、外部から体を直接的に傷つける行為から、薬剤投与、腫瘍や炎症、中毒や感染といった内部から発生する生体変化、恐怖や不安などの精神的な因子まで、生体侵襲はさまざまなものがあります。 生体侵襲は、生体の恒常性を乱し、さまざまな反応を引き起こします。例えば、手術や医療処置による生体侵襲は、痛みや炎症、出血などの局所的な反応を引き起こすことがあります。また、薬剤投与による生体侵襲は、肝臓や腎臓などの臓器に障害を引き起こすことがあります。さらに、腫瘍や炎症、中毒や感染による生体侵襲は、発熱や倦怠感、食欲不振などの全身的な反応を引き起こすことがあります。 生体侵襲は、生体にさまざまな反応を引き起こす可能性があるため、看護師は生体侵襲を認識し、適切なケアを行うことが重要です。看護師は、生体侵襲を受けた患者の状態をアセスメントし、患者のニーズに応じたケアを提供する必要があります。
眼科

看護師に必須の用語解説-結膜炎について

結膜炎とは、結膜に炎症が起こる病気です。結膜とは、眼瞼と眼球の表面を覆う粘膜組織であり、眼球結膜は強膜が角膜に移行する部分までの眼球を覆っています。結膜には、細菌やウイルスなどの異物を排除する働きがあり、また、涙を分泌して眼球を潤しています。結膜炎になると、結膜が炎症を起こして赤くなったり、腫れたり、痛みを伴うことがあります。また、目やになどを伴うこともあります。結膜炎は、細菌やウイルス、アレルギー、化学物質など、さまざまな原因で起こります。細菌やウイルスによる結膜炎は、感染性結膜炎と呼ばれ、接触感染や飛沫感染によって広がります。アレルギーによる結膜炎は、花粉やハウスダストなど、アレルゲンと呼ばれる物質に対するアレルギー反応によって起こります。化学物質による結膜炎は、洗剤やシャンプーなどの化学物質が目に触れて起こります。結膜炎は、通常、軽症で自然に治癒することが多いですが、中には重症化して角膜炎やぶどう膜炎などの合併症を引き起こすこともあります。結膜炎の症状が強い場合や、長引く場合は、眼科を受診することが大切です。
呼吸器

看護師に必須の用語『扁桃腺炎』

扁桃腺とは、喉の奥にある小さなリンパ組織です。扁桃腺は、細菌やウイルスなどの病原体を捕まえ、体を守る働きをしています。扁桃腺は、口蓋扁桃腺、咽頭扁桃腺、舌扁桃腺、耳管扁桃腺の4つに分類されます。口蓋扁桃腺は、喉の奥の両側に位置する扁桃腺で、扁桃腺と言った場合、通常は口蓋扁桃腺を指します。咽頭扁桃腺は、鼻の奥にある扁桃腺で、アデノイドとも呼ばれます。舌扁桃腺は、舌の根元に位置する扁桃腺で、リンパ輪とも呼ばれます。耳管扁桃腺は、耳管の奥にある扁桃腺です。 扁桃腺は、体の免疫システムの一部であり、細菌やウイルスなどの病原体を捕まえて体内に入らないようにする役割をしています。また、扁桃腺は、抗体と呼ばれるタンパク質を産出して、病原体と戦う働きもしています。しかし、扁桃腺は、細菌やウイルスなどの病原体に感染して炎症を起こすことがあり、扁桃腺炎と呼ばれる病気になります。扁桃腺炎は、細菌やウイルスなどの病原体に感染して扁桃腺が炎症を起こした状態です。扁桃腺炎になると、喉の痛み、発熱、頭痛、悪寒、咳などの症状が現れます。扁桃腺炎は、通常は軽症ですが、重症化すると扁桃腺周囲膿瘍や敗血症などの合併症を引き起こすことがあります。
呼吸器

看護師が知っておくべき咳の基礎知識

咳とは、肺や気管支の分泌物や異物を、空気とともに強制的に排出させる生体反応のひとつである。肺や気管支に生じた炎症や物理的な刺激が、咳を引き起こす原因となる。物理的な刺激で生じる咳としては、誤嚥したときやほこりを吸い込んだときに出る咳が代表的である。炎症性の咳としては、風邪やインフルエンザ、肺炎、気管支炎などの感染症で生じる咳が代表的である。また、喘息やCOPDなどの慢性疾患でも、咳が生じることが多い。 咳の原因は、大きく分けて炎症性と非炎症性の2つに分類される。炎症性の咳は、風邪やインフルエンザ、肺炎、気管支炎などの感染症によって引き起こされる咳である。非炎症性の咳は、誤嚥やほこりを吸い込んだときに出る咳、喘息やCOPDなどの慢性疾患によって引き起こされる咳などが含まれる。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ヒスタミン』

-ヒスタミンの概要- ヒスタミンとは、生体内で炎症、アレルギー反応、胃酸分泌、神経伝達に関与している生理活性物質です。ヒスタミンは、肥満細胞、白血球、胃腸の細胞、脳の神経細胞などに存在する酵素により生合成され、そこで作用もしくは貯蔵されます。 ヒスタミンは細胞の表面にある受容体を介して作用を発現させます。生体には4種類の受容体(H1~H4)があり、それぞれ異なる作用を示します。 -ヒスタミンの受容体- * -H1受容体-炎症およびⅠ型アレルギー反応に関与する受容体です。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹やアナフィラキシーの症状を引き起こします。そのため、H1受容体へのヒスタミンの結合を阻害する薬が、これらの疾患の治療に用いられます。 * -H2受容体-胃酸分泌に関与する受容体です。このH2受容体の阻害薬が、胃潰瘍および十二指腸潰瘍の治療に用いられます。 * -H3受容体-脳の神経系細胞に存在し、神経伝達物質の量を調整することにより、神経伝達に関与しています。 * -H4受容体-脾臓や胸腺といった免疫組織および免疫系細胞に存在し、免疫調節に関与しています。
眼科

看護師に必須の用語『麦粒腫』

麦粒腫とは、眼瞼にある分泌腺が細菌に感染して炎症を起こし、膿がたまった状態のことを言います。細菌は、主に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌です。分泌腺がつまると、細菌が繁殖しやすくなり、麦粒腫ができてしまいます。 麦粒腫は、上眼瞼にできることが多いですが、下眼瞼にできることもあります。また、麦粒腫は、通常は片方の眼瞼にだけできますが、まれに両方の眼瞼にできることもあります。 麦粒腫は、通常は痛みや腫れを伴いますが、視力障害を引き起こすことはありません。しかし、麦粒腫が大きくなると、視力障害を引き起こすことがあります。 麦粒腫は、通常は自然に治ります。しかし、麦粒腫が大きくなったり、痛みがひどくなったり、視力障害を引き起こしたりする場合は、医師の診察を受ける必要があります。
血液・造血

知っておきたい!看護師のための『CRP』

CRP(C-reactive protein)とは、急性期反応物質(急性相反応物質)と呼ばれる血清タンパク質の一つで、C反応性タンパクのことである。肝臓で主に産生され、炎症や組織損傷の際に増加する。CRPは、感染症、外傷、手術、心筋梗塞、脳梗塞などの様々な疾患で上昇する。そのため、CRPは、炎症や感染症の有無を調べる検査として広く用いられている。 CRPは、細菌やウイルスなどの異物が体内に侵入すると、肝臓で産生されて血中に放出される。CRPは、異物を貪食した白血球やマクロファージの表面にある受容体に結合し、炎症反応を促進する。また、CRPは、補体系を活性化して細菌やウイルスを殺傷する。 CRPは、炎症や感染症の程度を反映する指標として用いられている。CRPが上昇している場合、炎症や感染症が疑われる。CRPの上昇は、細菌感染症よりもウイルス感染症で顕著に認められる。また、CRPは、心筋梗塞や脳梗塞などの疾患でも上昇する。CRPの上昇は、疾患の重症度や予後を判断するのに役立つ。
耳鼻咽喉科

看護師に必須の用語『外耳炎』について

外耳炎とは、耳介から外耳道に何らかの原因で炎症が生じた状態をいう。水泳選手に多く、swimmer's earという別名がある。外耳炎の原因は、細菌や真菌、ウイルスなど様々である。細菌による外耳炎は、プールや海水浴場などで水に長時間浸かったり、耳かきなどで耳を傷つけたりすることで起こることが多い。真菌による外耳炎は、湿気の多い環境に長時間滞在したり、耳垢が詰まったりすることで起こることが多い。ウイルスによる外耳炎は、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染症をきっかけに起こることが多い。外耳炎の症状は、耳の痛み、耳だれ、耳がかゆい、耳が詰まった感じ、難聴などである。外耳炎の治療は、原因によって異なる。細菌による外耳炎の場合は、抗菌薬を点耳したり、内服したりする。真菌による外耳炎の場合は、抗真菌薬を点耳したり、内服したりする。ウイルスによる外耳炎の場合は、対症療法を行う。
脳・神経

看護師に必須の用語『髄膜炎』について

髄膜炎とは何か? 髄膜炎とは、髄膜、すなわち脳と脊髄を覆う3層の膜に炎症が起こる病気です。髄膜には、くも膜、軟膜、そしてその2つに囲まれたくも膜下腔があります。髄膜炎は、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など、さまざまな感染症によって引き起こされます。また、けがやその他の外傷、薬剤の副作用、自己免疫疾患によっても起こる可能性があります。髄膜炎は、年齢や健康状態にかかわらず、誰にでも起こり得る病気です。しかし、新生児、乳幼児、高齢者、免疫不全者などは、髄膜炎にかかりやすく、重症化するリスクが高いとされています。
整形外科

看護師必見!腱鞘炎について知ろう

腱鞘炎とは、腱鞘と呼ばれる腱を覆う組織に炎症が起こる状態です。腱は、筋肉と骨をつなぐ組織で、腱鞘は腱を保護し、スムーズに動くのを助けます。腱鞘炎は、手首、手、肘、足首、足など、体のさまざまな部位で発生する可能性があります。最も一般的なのは、手首と手です。 腱鞘炎の原因は、腱を繰り返し使ったり、使いすぎたりすることです。これは、仕事、スポーツ、家事など、さまざまな活動によって引き起こされる可能性があります。腱鞘炎のリスクは、年齢とともに高まります。これは、腱と腱鞘が加齢とともに弱くなるためです。また、女性は男性よりも腱鞘炎のリスクが高いです。これは、女性の腱が男性よりも細く、腱鞘炎を発症しやすいことが原因と考えられます。
整形外科

看護師必須用語「筋肉痛」を理解しよう

筋肉痛とは、筋肉に痛みを生じることを言います。こむら返りや肉離れなどの筋肉の炎症や損傷など、痛みを引き起こす原因はさまざまあります。痛みがあれば筋肉痛です。一般的に「筋肉痛」と言われるのは、激しい運動後数時間~数日後に生じる筋肉の痛みである「遅発性筋肉痛」のことです。 遅発性筋肉痛は、エキセントリック収縮による筋肉の損傷によって起こると考えられています。エキセントリック収縮とは、筋肉を伸ばしながら収縮させることで、筋力トレーニングなどでよく行われます。遅発性筋肉痛は、筋肉に微小な損傷が起こり、筋肉が回復する過程で炎症が生じて痛みを引き起こすと考えられています。 筋肉痛は、数日から数週間で自然に治ることがほとんどです。しかし、痛みが強い場合や、なかなか治まらない場合は、医師に相談しましょう。筋肉痛を予防するには、運動前に十分なウォーミングアップを行い、運動後はクールダウンを心がけましょう。また、筋肉の疲労を回復させるために、十分な睡眠をとったり、栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切です。
皮膚科

看護師に必須の用語・蜂窩織炎とは?

蜂窩織炎とは、真皮から皮下組織の広範囲な急性化膿性炎症疾患で、顔面や四肢、特に下肢に多くみられます。局所には境界不明瞭な発赤、腫脹、局所熱感、疼痛が主な症状で、発熱、頭痛、悪寒などの全身症状を伴うことがあります。蜂巣炎とも呼ばれます。 蜂窩織炎は、細菌による感染症で、通常は皮膚の小さな傷や切り傷から細菌が侵入して起こります。感染した傷口から細菌が真皮や皮下組織に広がり、炎症や膿瘍を形成します。 蜂窩織炎は、軽症から重症まで、さまざまな程度のものがあります。軽症の蜂窩織炎は、局所の痛みや腫れを伴うだけで、全身症状はありません。重症の蜂窩織炎は、発熱、頭痛、悪寒などの全身症状を伴い、入院が必要となることもあります。 蜂窩織炎は、抗菌薬による治療が行われます。軽症の蜂窩織炎は、経口抗菌薬で治療できますが、重症の蜂窩織炎は、静脈内抗菌薬が必要となります。蜂窩織炎の治療は、感染を治すことが目的ですが、治癒までには時間がかかることがあります。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき関節炎の基礎知識

関節炎とは、関節に炎症が起きている病態である。関節は、骨と骨が接する部分であり、身体を動かすために重要な役割を果たしている。関節炎になると、関節が腫れたり、痛んだり、動かしにくくなるなどの症状が現れる。関節炎には、さまざまな種類があり、原因や症状も異なる。主な関節炎の種類には、変形性関節症、リウマチ性関節炎、痛風、感染性関節炎などがある。変形性関節症は、関節の軟骨がすり減って起こる関節炎である。リウマチ性関節炎は、関節の滑膜に炎症が起こる関節炎である。痛風は、血液中の尿酸値が高いことで起こる関節炎である。感染性関節炎は、細菌やウイルスなどが関節に感染することで起こる関節炎である。関節炎の治療法は、種類によって異なるが、一般的には薬物療法、物理療法、運動療法などが行われる。
アレルギー・膠原病

看護師必須!CD14とは?

CD14とは、主に単球やマクロファージに発現するタンパク質です。単球とは、血液中に存在する白血球の一種で、マクロファージとは、組織や器官に存在する白血球の一種です。CD14は、グラム陰性菌の表面に存在するリポ多糖(Lipopolysaccharide;LPS)に結合し、Toll様レセプター(Toll-like receptor;TLR)による認識を促します。TLRは、病原体の成分を認識する受容体です。LPSは、グラム陰性菌の細胞壁に存在する脂質であり、病原性の重要な因子です。CD14は、LPSを認識してTLRに結合することで、TLRを活性化し、病原体を認識するシグナルを細胞内に伝達します。このシグナルによって、貪食作用(菌やその他の固形物を取り込む作用)が促進され、貪食細胞の中で病原体が死滅します。
消化器

看護師に必須の用語『肝硬変』

肝硬変とは、肝臓が炎症を繰り返し、線維組織(コラーゲン)が増える病気です。それにより、肝臓の機能が低下し、さまざまな症状や合併症が現れます。 肝硬変は、肝臓の慢性的な炎症が原因で起こります。慢性的な炎症は、肝臓の細胞を損傷し、線維組織が産生されます。線維組織は、肝臓の正常な組織を置き換え、肝臓の機能を低下させます。 肝硬変は、肝臓の機能を低下させるだけでなく、さまざまな合併症を引き起こすことがあります。合併症には、以下のものがあります。 * 黄疸(皮膚や眼の白目が黄色くなる) * 腹水(腹部に水が溜まる) * 肝性脳症(肝臓の機能が低下して、脳に影響が出る) * 門脈圧亢進症(肝臓から心臓に戻る血流が滞る) * 食道静脈瘤(食道に静脈瘤ができる) * 肝臓がん 肝硬変は、重症化すると命に関わる病気です。早期発見・早期治療が大切です。肝硬変の症状や合併症が現れたら、すぐに医師の診察を受けましょう。
血液・造血

看護師が知っておきたいサイトカインの基礎知識

サイトカインは、細胞同士の情報伝達作用を持ち、特異的な受容体に結合することで、免疫反応の増強、制御、細胞増殖、分化の調節などを行うホルモン様タンパク質です。サイトカインは、様々な種類の細胞によって合成され、狭い範囲の近傍の細胞にのみ作用することが特徴です。サイトカインは、免疫系、炎症系、造血系、神経系など、様々な生理機能に関与しています。サイトカインは、その作用により、炎症性サイトカイン、抗炎症性サイトカイン、増殖因子、分化因子、免疫調節因子など、様々なグループに分類されます。サイトカインは、細胞の増殖、分化、活性化、アポトーシスなど、様々な細胞機能に関与しています。サイトカインは、感染症、炎症、アレルギー、自己免疫疾患、癌など、様々な疾患に関与しています。
産婦人科

看護師に必須!乳腺炎の症状や原因をサクッと解説

乳腺炎とは、乳房を形成する組織の炎症で、乳腺の炎症と周囲の肉芽組織の炎症がある状態です。授乳中の女性に多く発症し、乳首の亀裂や乳管の詰まりをきっかけに細菌が侵入して起こります。初期症状は乳房の腫れ、痛み、熱感ですが、進行すると乳腺が固くなり、膿が出ることもあります。乳腺炎は、早期に適切な治療を受ければ治癒しますが、悪化すると敗血症や乳房切除に至ることもあります。乳腺炎の予防のためには、授乳中は乳房を清潔に保ち、乳首に亀裂ができてしまったらすぐに治療を受けることが大切です。また、授乳を定期的に行い、乳腺が詰まらないようにすることも大切です。