看護師業界ウォッチャー

眼科

看護士必須の用語『黒内障』

黒内障(こくないしょう、amaurosis)とは、眼科所見がないにもかかわらず、目が見えなくなったり、視力が低下したりする疾患です。黒内障の多くは、症状が一時的なものが多くしばらくすると自然に回復するため、一過性黒内障と呼ばれることもあります。 黒内障は、目の疾患ではなく、高血圧や糖尿病などの内科系疾患が原因によるものがほとんどです。主な発症の原因は、心臓から脳へと血液が流れる血管の頚動脈が細くなり、結果として眼動脈への血流が悪くなることで発症します。高血圧や高脂血症による動脈硬化の進行が発症の確率を高める場合もあります。 黒内障の症状は、目が見えなくなったり、視力が低下したりするというものです。また、視野が欠ける、物が二重に見える、光が眩しく感じるなどの症状が現れる場合もあります。 黒内障の治療は、抗血小板薬や抗凝固薬などを使用した内服治療が行われます。そのほか、頚動脈の狭窄が重度の場合、ステントなどを用いた外科的手術を行うこともあります。
循環器

看護師が知っておきたい虚血性心疾患

虚血性心疾患は、冠動脈が動脈硬化などにより狭窄、あるいは閉塞することで、心臓を栄養する血流が不足(心筋虚血)して、発症する心疾患のことです。虚血性心疾患の症状としては、胸痛、息切れ、動悸、疲労、失神などがあります。胸痛は、心臓の筋肉が酸素不足に陥ったときに起こる痛みで、胸の中央部や左胸に圧迫感や締め付け感、焼けるような痛みなどが起こります。息切れは、心臓から全身に十分な血液を送り出せなくなったときに起こり、階段を上ったり、重い荷物を持ったりしたときに息切れがすることがあります。動悸は、心臓の拍動が速くなったり、不規則になったりして、ドキドキしたり、バクバクしたりすることがあります。疲労は、心臓が十分に働けなくなったときに起こり、ちょっとした動作でも疲れやすくなります。失神は、脳に十分な血液が送られなくなったときに起こり、気を失って倒れてしまうことがあります。虚血性心疾患の原因としては、動脈硬化、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満、運動不足などがあります。動脈硬化は、血管の内側にコレステロールやカルシウムなどの物質が蓄積して血管が狭くなる病気です。高血圧は、血液の圧力が高くなる病気です。糖尿病は、血液中の糖分が多くなる病気です。脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪が多くなる病気です。喫煙は、血管を収縮させて血圧を上昇させ、動脈硬化を促進します。肥満は、動脈硬化や高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めます。運動不足は、動脈硬化を促進し、心臓の機能を低下させます。
整形外科

看護師必須用語「筋肉痛」を理解しよう

筋肉痛とは、筋肉に痛みを生じることを言います。こむら返りや肉離れなどの筋肉の炎症や損傷など、痛みを引き起こす原因はさまざまあります。痛みがあれば筋肉痛です。一般的に「筋肉痛」と言われるのは、激しい運動後数時間~数日後に生じる筋肉の痛みである「遅発性筋肉痛」のことです。 遅発性筋肉痛は、エキセントリック収縮による筋肉の損傷によって起こると考えられています。エキセントリック収縮とは、筋肉を伸ばしながら収縮させることで、筋力トレーニングなどでよく行われます。遅発性筋肉痛は、筋肉に微小な損傷が起こり、筋肉が回復する過程で炎症が生じて痛みを引き起こすと考えられています。 筋肉痛は、数日から数週間で自然に治ることがほとんどです。しかし、痛みが強い場合や、なかなか治まらない場合は、医師に相談しましょう。筋肉痛を予防するには、運動前に十分なウォーミングアップを行い、運動後はクールダウンを心がけましょう。また、筋肉の疲労を回復させるために、十分な睡眠をとったり、栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切です。
看護技術

看護師必須!腸洗浄について

腸洗浄とは、肛門および直腸を経由してぬるま湯や薬液を注入し、大腸内に溜まった残留物(便)の洗浄を行うことである。洗腸、灌注排便法ともいう。腸洗浄は、便秘や下痢、腸閉塞などの治療や予防、また、外科手術前や内視鏡検査前の準備として行われる。 腸洗浄には、様々な方法がある。最も一般的な方法は、肛門に挿入したチューブからぬるま湯や薬液を注入する方法である。また、浣腸のように、専用の器具を使って薬液を肛門に注入する方法もある。腸洗浄は、医療従事者によって行われるが、自宅でできる腸洗浄キットもある。 腸洗浄は、一般的に安全な処置であるが、まれに合併症が起こることもある。最も一般的な合併症は、腹痛や下痢、嘔吐である。また、腸穿孔や感染症が起こることもある。腸洗浄を行う前に、医師や看護師に相談し、合併症のリスクについて十分に理解しておくことが大切である。
看護技術

看護師に必須の用語『ワゴる』とは?

ワゴルの原因は、痛みや緊張による迷走神経反射です。迷走神経は、脳幹から心臓、肺、胃腸までつながる神経で、心拍や血圧、消化器の動きなどを制御しています。ワゴルが起こると、迷走神経が過剰に働いて、心拍が遅くなり、血圧が低下します。また、顔面蒼白、気分不良、嘔吐、失神などの症状を引き起こすことがあります。 ワゴルは、手術中や、採血、点滴などの医療処置中に起こることがありますが、日常生活でも、強い痛みや緊張を感じたときに起こることがあります。例えば、交通事故に遭ったとき、激しい運動をしたとき、試験や面接などの緊張する場面で起こることがあります。 ワゴルが起こった場合は、すぐに横になって安静にし、足を高く上げましょう。また、深呼吸をしたり、甘いものを飲んだりすると症状が軽くなることがあります。症状がひどい場合は、医療機関を受診しましょう。
その他

看護師に必須の用語『酩酊状態』とは?

酩酊状態とは、アルコールやその他の薬物を摂取したことによって生じる、急性の中毒状態のことである。酩酊状態は、摂取した薬物の種類や量、個人差などによって症状は様々である。 一般的に、酩酊状態になると、気分の高揚、判断力の低下、運動失調、言語障害などの症状が現れる。また、嘔吐、下痢、呼吸抑制、意識障害などの重篤な症状が現れることもある。 酩酊状態は、個人の健康に悪影響を及ぼし、社会問題にもつながる。酩酊状態による事故やトラブルは、毎年多くの被害者を出している。 酩酊状態を防ぐためには、アルコールやその他の薬物の摂取を控えることが大切である。また、酩酊状態の人がいた場合は、適切な対応をする必要がある。
小児科

看護師に知っておいてほしい!脳性麻痺の基礎知識

脳性麻痺(のうせいまひ、cerebral palsy;CP)とは、妊娠期間から新生児期に、脳の運動野が受けた損傷が原因で起こる姿勢・運動障害の総称である。遺伝性疾患、進行性疾患は除外される。1000人に1~2人の割合で起こるとされている。脳性麻痺は、軽度なものから重度なものまで、その程度はさまざまだ。軽度の場合、歩行や日常生活に支障がないこともある。重度の場合、歩行が困難になったり、車いすが必要になったりする。脳性麻痺の原因は、脳の運動野が損傷を受けることだが、その原因はさまざまだ。早産、低出生体重児、多胎妊娠、分娩時の酸素不足、脳出血、脳梗塞、髄膜炎、脳腫瘍など、さまざまな原因が考えられる。脳性麻痺の治療法は、脳の損傷を回復させる方法はないが、リハビリテーションによって、姿勢や運動機能を改善することはできる。リハビリテーションには、理学療法、作業療法、言語療法などがある。脳性麻痺は、障害を持った子どもの成長や発達に大きな影響を与えるが、適切なリハビリテーションとサポートによって、社会生活に適応することができる。
産婦人科

看護師に必須!梅毒とは

梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる性感染症のことです。梅毒トレポネーマは、感染した人の血液、精液、膣分泌物などの体液に含まれており、性行為によって感染します。梅毒は、感染した人の皮膚や粘膜にできる潰瘍(梅毒下疳)から細菌が侵入して発症します。梅毒下疳は、感染後10日から90日の間に、性行為を行った部位にできることが多く、痛みを伴わないのが特徴です。梅毒下疳が治っても、梅毒の細菌は体内に残っており、さまざまな症状を引き起こすことがあります。梅毒は、早期に発見して治療すれば、ほとんどの場合治癒します。しかし、梅毒を放置すると、脳や心臓、血管などの重要な臓器に障害を起こす可能性があります。梅毒は、第五類感染症であるため、診断された医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出る必要があります。
その他

【看護師が知るべき】難病対策とは?

難病対策の目的と内容 難病対策とは、難病に対して行われる厚生労働省の施策です。難病対策の目的は、難病の患者やその家族の支援を強化し、難病の治療や研究を促進することです。 難病対策の内容は、難病の患者の医療費助成、難病の研究への支援、難病の患者やその家族のための相談支援体制の整備などです。難病の患者の医療費助成は、難病の患者が医療費の負担を軽減するために、医療費の一部を助成する制度です。難病の研究への支援は、難病の治療法や予防法の開発を促進するために、研究機関や研究者に資金援助を行う制度です。難病の患者やその家族のための相談支援体制の整備は、難病の患者やその家族が相談や支援を受けられるように、相談窓口や支援センターを設置する制度です。 難病対策は、難病の患者やその家族の支援を強化し、難病の治療や研究を促進するために行われています。難病対策によって、難病の患者の医療費負担が軽減され、難病の研究が促進され、難病の患者やその家族が相談や支援を受けやすくなっています。
産婦人科

外陰真菌症を徹底解説!症状・治療法・予防法をマスター

外陰真菌症とは、主にカンジダという真菌(カビ)によって女性の外陰部に発生する病気である。掻痒感を伴うことから外陰部掻痒症とも呼ばれる。爪でかいてしまうため、二次的に皮膚炎が起きる場合もある。 カンジダは、健康な人の皮膚や粘膜にも存在する常在菌であるが、何らかの原因で増殖すると外陰真菌症を発症する。原因としては、抗菌薬の長期服用、糖尿病、妊娠、免疫力の低下などが挙げられる。 外陰真菌症の症状は、外陰部の発赤、腫れ、かゆみ、灼熱感などである。排尿時や性行為の際に痛みを伴うこともある。症状が悪化すると、外陰部に白い膜状のものができたり、ひび割れたり、ただれたりする。 外陰真菌症の治療には、抗真菌薬が使用される。抗真菌薬は、外用薬と内服薬のどちらか、または両方を併用して使用する。外用薬は、患部に直接塗布する。内服薬は、経口で服用する。治療期間は、症状の程度によって異なるが、通常は1~2週間である。 外陰真菌症を予防するためには、以下の点に注意することが大切である。 * 抗菌薬は、医師の指示通りに服用する。 * 糖尿病の予防と治療を心がける。 * 妊娠中は、定期的に産婦人科を受診する。 * 免疫力を高めるために、規則正しい生活と食事を心がける。 * 外陰部を清潔に保つ。 * かゆみや痛みなどの症状がある場合は、早めに受診する。
その他

看護師が知っておくべき腫瘍に関する用語「トゥモール」

-腫瘍の定義と種類- 腫瘍とは、細胞が制御不能に増殖して塊を形成した状態のことである。腫瘍の中には、良性腫瘍と悪性腫瘍の2種類がある。 良性腫瘍とは、その場にとどまって増殖し、周辺組織に浸潤したり転移したりしない腫瘍のことである。一般的に、良性腫瘍は命に関わることはない。 一方、悪性腫瘍とは、周辺組織に浸潤したり転移したりする腫瘍のことである。悪性腫瘍は、その進行度合いによって、ステージ1からステージ4まで4段階に分類される。ステージ1は、腫瘍が最も小さく、ステージ4は、腫瘍が最も大きい状態である。 悪性腫瘍は、さらに、肉腫、白血病、リンパ腫、脳腫瘍など、様々な種類に分類される。肉腫は、骨や筋肉などの結合組織にできる腫瘍である。白血病は、血液や骨髄にできる腫瘍である。リンパ腫は、リンパ節やリンパ組織にできる腫瘍である。脳腫瘍は、脳や脊髄にできる腫瘍である。 悪性腫瘍は、早期発見・早期治療が重要である。腫瘍が小さいうちに治療を開始することで、治癒の可能性が高くなる。
皮膚科

掌蹠膿疱症とは?症状や原因、治療法をわかりやすく解説

掌蹠膿疱症の症状と原因 掌蹠膿疱症は、手掌や足底に膿疱が左右対称に繰り返しできる慢性皮膚疾患です。膿疱は、直径1~2ミリの小さな水疱で、膿で満たされています。膿疱は、かゆみや痛みを引き起こし、手のひらや足の裏を日常生活に支障が出るほど傷つける可能性があります。 掌蹠膿疱症の原因は完全に解明されていませんが、遺伝的要因や免疫異常、感染症などが関与していると考えられています。また、喫煙、ストレス、薬剤の使用も掌蹠膿疱症の発症に影響する可能性があります。 掌蹠膿疱症の症状は人によってさまざまです。軽症の場合は、手掌や足底にかゆみと痛みを伴う小さな水疱ができ、数日で消失します。重症の場合は、水疱が大きくなり、合併症を引き起こす可能性があります。 掌蹠膿疱症の合併症としては、感染症、関節炎、眼炎、腎炎などが挙げられます。感染症は、膿疱が破れて細菌が侵入することで起こります。関節炎は、関節に炎症が起こることで起こります。眼炎は、目に炎症が起こることで起こります。腎炎は、腎臓に炎症が起こることで起こります。
検査・診断

看護師が知っておくべき『境界悪性腫瘍』とは?

境界悪性腫瘍は、良性と悪性の中間的な性質を持つ腫瘍群です。良性と異なり、浸潤性増殖を示しますが転移は見られません。悪性と異なり、患者生存率は良好な場合が多く、適切な治療介入により治癒が期待できます。境界悪性腫瘍は、主に子宮頸部、卵巣、外陰部に発生し、女性に多くみられます。 境界悪性腫瘍は、その性質から良性と悪性のどちらに分類するか判断が難しい場合があります。そのため、境界悪性腫瘍と診断された場合は、慎重な経過観察や治療が必要になります。境界悪性腫瘍の治療法は、腫瘍の大きさや位置、患者の年齢や全身状態などによって異なります。主な治療法としては、手術、放射線療法、化学療法などがあります。 境界悪性腫瘍は、良性と悪性の中間的な性質を持つ腫瘍群です。適切な治療介入により治癒が期待できる場合が多く、患者生存率は良好です。境界悪性腫瘍と診断された場合は、慎重な経過観察や治療が必要になります。
その他

看護師必見!PAO2とは何か?

PAO2は肺胞気酸素分圧の略称で、肺胞内の酸素の分圧を表しています。単位はTorr(トルチュエリの略)またはmmHg(ミリメートルエッチジー)です。日本では、生体内の圧力の単位としてTorrを、血圧を示す単位としてmmHgを使うことが慣習です。 PAO2は、肺胞気酸素分圧(PAO2)=(大気圧〈PB〉-飽和水蒸気圧)✕ 吸入酸素濃度(FiO2)-動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)÷呼吸商」の式で定義されます。健常人であれば、PB=760 Torr、飽和水蒸気圧=47 Torr、呼吸商=0.8で求められます。 PAO2は、吸入酸素濃度(FiO2)とPaCO2から求められます。FiO2とは吸入される酸素濃度のことで、吸入される酸素濃度が大きくなればPAO2も大きくなります。PaCO2は動脈血液ガス分析で測定され、健常人であればPaCO2=40 Torrで一定です。 PAO2は、A-aDO2(肺胞気動脈血酸素分圧較差)を計算する際に有用です。A-aDO2は、肺胞のガス交換の状態を示し、この値で低酸素血症の原因が鑑別できます。A-aDO2は、A-aDO2=肺胞気酸素分圧(PAO2)-動脈血酸素分圧(PaO2)」の式で定義されます。
検査・診断

気管支肺胞洗浄とは?

気管支肺胞洗浄とは、肺胞の細胞数や種類、肺に関する病気の診断などのために行われる検査です。BAL(Bronchoalveolar Lavage)とも呼ばれます。気管支鏡を用いて、肺胞に生理食塩水を注入し、それを吸引して回収します。回収された生理食塩水には、肺胞の細胞やタンパク質、細菌などが含まれています。これらの成分を分析することで、肺の状態を調べることができます。気管支肺胞洗浄は、肺炎、肺癌、間質性肺疾患などの診断によく用いられます。また、肺の移植前には、肺の状態を調べるために気管支肺胞洗浄が行われることがあります。
検査・診断

看護師が知っておくべきRB遺伝子

網膜芽細胞腫とは、小児に多く発症する目の悪性腫瘍です。この疾患は、網膜の細胞が制御不能に分裂し、腫瘍を形成することによって引き起こされます。RB遺伝子とは、網膜芽細胞腫の原因遺伝子として発見された遺伝子です。RB遺伝子は、細胞の増殖を制御する働きを持っています。RB遺伝子が変異すると、細胞の増殖が制御不能となり、腫瘍が形成される可能性が高まります。RB遺伝子は、細胞周期の調節に関与するタンパク質であるRbタンパク質をコードしています。Rbタンパク質は、細胞の増殖を抑制する働きを持っています。RB遺伝子に変異が生じると、Rbタンパク質の機能が失われ、細胞の増殖が抑制されなくなります。その結果、腫瘍が形成される可能性が高まります。RB遺伝子は、網膜芽細胞腫以外にも、肺がん、乳がん、卵巣がんなどの様々な癌の発症に関与していることがわかっています。RB遺伝子に変異が生じることで、癌の発生リスクが高まると考えられています。
循環器

知っておきたい!看護師必須用語『急性心筋梗塞』

急性心筋梗塞とは、心臓の筋肉が血流不足に陥り、損傷を受けた状態を指します。心臓の筋肉は、血液から酸素と栄養を受け取って活動しますが、この血流が何らかの原因で遮断されると、筋肉が酸素と栄養を十分に受け取ることができなくなり、壊死を起こします。この状態が急性心筋梗塞です。 急性心筋梗塞の主な原因は、冠動脈の血栓形成です。冠動脈は、心臓の筋肉に血液を供給する血管ですが、この血管が動脈硬化によって狭くなると、血栓ができやすくなります。血栓が冠動脈を完全に塞いでしまうと、心臓の筋肉に血流が供給されなくなり、急性心筋梗塞が起こります。 急性心筋梗塞は、突然、激しい胸の痛みを伴って発症します。胸の痛みは、数分間から数時間にわたって続き、安静にしていても治まりません。また、息切れ、冷や汗、吐き気、嘔吐などの症状を伴うこともあります。 急性心筋梗塞は、非常に危険な病気で、迅速な治療が必要とされます。治療法としては、血栓を溶かす薬剤を投与したり、冠動脈を拡張するための手術やカテーテル治療などが行われます。
その他

看護師が知っておくべき用語『マリグナンシー』

マリグナンシーとは、ラテン語の「malignant(悪性)」に由来し、悪性を意味する用語です。悪性腫瘍は、「癌」とも呼ばれ、細胞が異常増殖して身体の正常な組織を侵食し、破壊する進行性疾患です。マリグナンシーは、身体のあらゆる部位で発生する可能性があり、その種類によって症状や治療法は異なります。悪性腫瘍の最も一般的なタイプには、肺がん、乳がん、結腸がん、前立腺がん、メラノーマなどがあります。 マリグナンシーの原因は、遺伝的要因、環境要因、生活習慣など、様々な要素が複雑に絡み合って引き起こされると考えられています。遺伝的要因としては、BRCA1遺伝子、BRCA2遺伝子などの遺伝子変異が知られています。環境要因としては、アスベスト、ベンゼン、放射線などの発がん性物質への曝露が挙げられます。生活習慣としては、喫煙、過度の飲酒、不健康な食事、運動不足などがリスクを高めることがわかっています。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『脂質』

脂質とは、脂肪として蓄えられる3大栄養素の一つで、生体のエネルギー源となるものです。必要なときに分解され、エネルギー源として使用されるほか、細胞膜の成分やホルモンの材料として機能する側面もあります。一般的に脂質が高いと脂質異常症と診断されます。 脂質は、大きく分けてトリグリセリド、リン脂質、ステロール、脂肪酸の4つに分類されます。トリグリセリドは、エネルギーを蓄える働きを担い、リン脂質は、細胞膜の主な成分として機能します。ステロールは、ホルモンの材料として利用され、脂肪酸は、エネルギーを産生したり、ホルモンの材料として使用されます。 脂質は、体にとって重要な役割を果たしていますが、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼすことがあります。特に、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高いと動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まります。そのため、脂質の摂取量には注意が必要です。 脂質を多く含む食品には、肉類、魚介類、卵、乳製品、ナッツ、種子などがあります。脂質の摂取量を減らすためには、これらの食品の摂取量を控え、代わりに野菜や果物、全粒穀物を多く摂る必要があります。また、調理方法にも注意が必要です。揚げ物や炒め物よりも、煮物や蒸し物、グリルなどの調理方法を選びましょう。
整形外科

看護師が知っておくべき「鵞足炎」

鵞足炎の原因は主に膝への負担が挙げられます。陸上競技やサッカーなど、膝をよく使う競技を行っていたり、X脚であったりすると鵞足炎になりやすいと言われています。また、長時間立ちっぱなしや歩きすぎ、階段の上り下りなども鵞足炎の原因となる場合があります。 鵞足炎は、膝の使いすぎや、膝への負担が大きい動作を繰り返すことで起こることが多いです。例えば、ランニングやサッカーなどのスポーツをする人や、長時間立ち仕事をする人などに多く見られます。また、膝の関節が緩い人や、X脚やO脚の人も、鵞足炎になりやすい傾向があります。
消化器

看護師に必須の用語「腹腔」とは?

腹腔は、横隔膜より下部の腹壁で囲まれた部分である。腹腔は、前壁、後壁、側壁、底部の4つの壁で構成されている。前壁は腹直筋、腹斜筋、腹横筋で構成されており、後壁は脊椎、腰方形筋、仙腸関節筋で構成されている。側壁は腹斜筋、腹横筋、腰方形筋で構成されており、底部は骨盤底筋群で構成されている。腹腔内には、消化器系の臓器や婦人科、泌尿器系の臓器が収容されている。消化器系の臓器には、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓などがあり、婦人科の臓器には、子宮、卵巣、卵管などがあり、泌尿器系の臓器には、膀胱、尿管、腎臓などがある。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべき横溢性尿失禁

横溢性尿失禁は、尿排出障害のため、膀胱内に顕著な残尿があり、常に膀胱が充満した状態となるために膀胱内の尿があふれ、少しずつ漏れる状態のことである。溢流性尿失禁(overflow incontinence)ともいう。 横溢性尿失禁の原因は、前立腺肥大症、尿道狭窄、神経因性膀胱など、尿路の閉塞や尿排出障害がある場合に起こることが多い。また、糖尿病、脳卒中、パーキンソン病などの神経疾患や、薬の副作用でも起こることがある。 横溢性尿失禁の症状は、尿意があっても排尿できない、排尿が困難である、尿が勢いよく出ない、尿が途中で切れる、残尿感がある、尿失禁が起こるなどである。 横溢性尿失禁は、残尿が多くなることで膀胱が常に膨満した状態となり、膀胱の機能が低下して尿失禁が起こる。また、残尿が多くなることで膀胱炎や腎盂腎炎などの感染症を起こしやすくなる。 横溢性尿失禁の治療は、まず原因となっている疾患の治療を行うことが重要である。前立腺肥大症や尿道狭窄の場合には、手術や薬物療法を行う。神経因性膀胱の場合には、排尿補助具の使用や薬物療法を行う。また、残尿を減らすために、定期的に導尿を行う場合もある。
医療機器・設備・器具

閉鎖式輸液システム、看護師の知っておきたいこと

-閉鎖式輸液システムと安全性- 閉鎖式輸液システムは、感染防止と患者の安全を強化するために設計されています。従来の輸液システムでは、輸液バッグと輸液ルートが直接接続されており、空気が取り込まれる可能性がありました。空気が取り込まれると、輸液ルートが塞がったり、空気塞栓症などの合併症が発生する可能性がありました。閉鎖式輸液システムは、輸液バッグと輸液ルートを密閉することで、空気が取り込まれるのを防ぎます。また、閉鎖式輸液システムは、感染源となる細菌やウイルスが輸液ルートを介して患者に感染するのを防ぐ効果もあります。 閉鎖式輸液システムは、患者の安全を確保するために重要な医療器具です。閉鎖式輸液システムを使用することで、輸液療法に伴う感染症や合併症のリスクを軽減することができます。
皮膚科

看護師に必須の用語『接触性皮膚炎』を徹底解説

接触性皮膚炎とは、外来性の物質が皮膚に接触して生じる、皮膚の限局性炎症性変化のことです。いわゆる「かぶれ」と呼ばれるものであり、日本人のおよそ15%が経験すると言われています。接触性皮膚炎は、接触する物質によって、アレルギー性接触性皮膚炎と刺激性接触性皮膚炎の2つに分類されます。アレルギー性接触性皮膚炎は、特定の物質に対してアレルギー反応が生じて発症するもので、主に化粧品、洗剤、ゴム製品、金属などが原因となります。刺激性接触性皮膚炎は、皮膚に強い刺激を与える物質が直接接触して発症するもので、主に酸、アルカリ、溶剤、洗剤などが原因となります。接触性皮膚炎の症状としては、皮膚の赤み、腫れ、かゆみ、痛み、水疱、びらん、落屑などが挙げられます。治療としては、接触している物質を特定し、その物質との接触を避けることが重要です。また、炎症を抑えるために、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬などが処方されます。