その他

看護師必須用語:悪液質とは?

悪液質とは、がんなどの慢性消耗性疾患によって生じる複合的な代謝異常の症候群のことです。体重減少、食欲不振、筋肉量の低下、疲労、倦怠感などの症状が現れます。また、免疫力低下や感染症のリスクが高まるなど、身体全体に悪影響を及ぼします。悪液質は、がんの患者さんの約80%にみられるといわれており、がんによる死亡の直接的な原因となることもあります。悪液質の治療法は、原因疾患の治療が基本となります。また、栄養療法、薬物療法、運動療法など、さまざまな支持療法が行われます。悪液質は、がんの患者さんのQOL(生活の質)を著しく低下させるため、早期発見と適切な治療が重要です。
整形外科

人工股関節の基礎知識と術後の留意点

人工股関節の手術は、変形性関節症や関節リウマチなどで股関節の軟骨がすり減り、保存的な治療では症状が改善しない場合に行われる手術です。手術では、損傷した股関節を人工の関節に置き換えます。人工股関節は、骨盤の臼蓋を置換するカップと、大腿骨の骨頭と頚部を置換するステムで構成されています。 人工股関節の手術には、骨セメントを使用する方法と、骨セメントを使用しない方法の2つがあります。骨セメントを使用する方法では、人工股関節と骨を骨セメントで固定します。この方法は、術後早期から固定力が強く、術直後の固定性が良いというメリットがあります。骨セメントを使用しない方法では、骨と人工股関節が直接接するようになります。人工股関節の表面には、骨が浸潤しやすいよう特殊加工が施されています。手術後数週経過してから、骨と人工股関節が固定されます。この方法は、骨との親和性が高くゆるみにくいというメリットがあります。 人工股関節の手術には、細菌感染、人工材料に対するアレルギー反応、肺血栓塞栓症、深部静脈血栓症、出血、脱臼、人工関節の摩耗、坐骨神経障害、大腿神経障害などの合併症のリスクがあります。
検査・診断

パフォーマンスステータスとは?

パフォーマンスステータス(PS)とは、患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標です。PSは、アメリカの腫瘍学団体の1つであるECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)が提唱したもので、がん患者に使われることが多いです。現場ではPS(ピーエス)と呼ぶことが多いです。 PSは、患者の全身状態を評価するのに役立つ指標です。PSが低いほど、患者の全身状態は悪く、PSが高いほど、患者の全身状態は良好です。PSは、患者の治療方針を決定したり、患者の予後を予測したりするのに役立ちます。
産婦人科

看護師に必須!乳腺炎の症状や原因をサクッと解説

乳腺炎とは、乳房を形成する組織の炎症で、乳腺の炎症と周囲の肉芽組織の炎症がある状態です。授乳中の女性に多く発症し、乳首の亀裂や乳管の詰まりをきっかけに細菌が侵入して起こります。初期症状は乳房の腫れ、痛み、熱感ですが、進行すると乳腺が固くなり、膿が出ることもあります。乳腺炎は、早期に適切な治療を受ければ治癒しますが、悪化すると敗血症や乳房切除に至ることもあります。乳腺炎の予防のためには、授乳中は乳房を清潔に保ち、乳首に亀裂ができてしまったらすぐに治療を受けることが大切です。また、授乳を定期的に行い、乳腺が詰まらないようにすることも大切です。
検査・診断

看護師が知っておきたいグリア細胞とは?

グリア細胞とは、中枢神経系を構成するニューロン(神経細胞)以外の細胞のことです。神経膠細胞とも呼ばれ、哺乳類では、神経細胞の数倍から数十倍の数のグリア細胞が存在します。グリア細胞は、ニューロンの支持や栄養補給、免疫反応、情報伝達など、さまざまな役割を果たしています。 グリア細胞には、大きく分けて4種類あります。アストロサイト、オリゴデンドロサイト、シュワン細胞、ミクログリアの4種類です。アストロサイトは、ニューロンの周囲を取り囲み、支持や栄養補給を行っています。オリゴデンドロサイトは、ニューロンの軸索を覆うミエリンを産生しています。シュワン細胞は、末梢神経の軸索を覆うミエリンを産生しています。ミクログリアは、免疫反応を担っています。 グリア細胞は、中枢神経系の重要な構成細胞であり、ニューロンの機能をサポートしています。グリア細胞の異常は、さまざまな神経疾患を引き起こす可能性があります。
整形外科

看護師必須用語「筋肉痛」を理解しよう

筋肉痛とは、筋肉に痛みを生じることを言います。こむら返りや肉離れなどの筋肉の炎症や損傷など、痛みを引き起こす原因はさまざまあります。痛みがあれば筋肉痛です。一般的に「筋肉痛」と言われるのは、激しい運動後数時間~数日後に生じる筋肉の痛みである「遅発性筋肉痛」のことです。 遅発性筋肉痛は、エキセントリック収縮による筋肉の損傷によって起こると考えられています。エキセントリック収縮とは、筋肉を伸ばしながら収縮させることで、筋力トレーニングなどでよく行われます。遅発性筋肉痛は、筋肉に微小な損傷が起こり、筋肉が回復する過程で炎症が生じて痛みを引き起こすと考えられています。 筋肉痛は、数日から数週間で自然に治ることがほとんどです。しかし、痛みが強い場合や、なかなか治まらない場合は、医師に相談しましょう。筋肉痛を予防するには、運動前に十分なウォーミングアップを行い、運動後はクールダウンを心がけましょう。また、筋肉の疲労を回復させるために、十分な睡眠をとったり、栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切です。
血液・造血

看護師が知るべき全身性硬化症とは?

全身性硬化症の概要 全身性硬化症(全身性強皮症とも呼ばれる)は、全身性の結合組織の疾患です。結合組織は、体内の臓器や組織を支え、つなぎとめる役割を果たしています。全身性硬化症では、この結合組織が線維化して硬くなり、臓器や組織の機能が障害されます。 全身性硬化症は、比較的まれな病気で、10万人あたり2~3人に発症します。女性に多く、30~50代の年齢で発症することが多いです。 全身性硬化症の主な症状は、皮膚の硬化、関節痛、レイノー現象、肺線維症、腎障害などです。皮膚の硬化は、顔や手足から始まり、全身に広がることがあります。関節痛は、手足の関節に起こることが多く、痛みや腫れを伴うことがあります。レイノー現象とは、寒さやストレスによって手足の指先が白くなり、しびれや痛みを伴う症状です。肺線維症は、肺の組織が線維化して硬くなり、呼吸困難や咳などの症状を引き起こします。腎障害は、腎臓の機能が低下して、むくみや高血圧などの症状を引き起こします。 全身性硬化症は、進行性の病気で、治療法はありません。しかし、症状を緩和したり、進行を遅らせたりするための治療は可能です。治療法としては、薬物療法、理学療法、作業療法、栄養療法などが行われます。
医療機器・設備・器具

CCUとは?冠状動脈疾患集中治療室の役割

冠状動脈疾患集中治療室(CCU)は、心臓疾患の患者を専門に管理する集中治療室です。急性心筋梗塞や急性心不全など、急変する疾患が多いため、緊急手術や緊急心臓カテーテル治療など、すぐに対処できる体制がとられています。 CCUの目的は、心臓疾患患者の生命を救い、合併症を防ぐことです。具体的には、以下の役割を担っています。 * 心電図や血圧などのバイタルサインをモニターし、異常があればすぐに対応する。 * 酸素や薬剤を投与し、患者の状態を安定させる。 * 緊急手術や心臓カテーテル治療が必要な場合は、迅速に実施する。 * 患者の家族や友人に対して、病状や治療方針について説明し、サポートする。 CCUは、心臓疾患の患者にとって、命を救う重要な場所です。CCUのスタッフは、24時間体制で患者の状態を監視し、緊急事態にも迅速に対応できるよう訓練されています。
救急・ICU

看護師に必須!低心拍出量症候群の基礎知識

低心拍出量症候群とは、心臓が身体の組織や器官に十分な量の血液を送り出せない状態のことです。これは、心臓のポンプ機能が低下したり、血液量が減少したりすることで起こります。低心拍出量症候群は、心臓手術の直後、急性心筋梗塞、心肺蘇生を行った後などに起こりやすい状態です。 低心拍出量症候群の症状には、疲労感、息切れ、めまい、失神などがあります。また、低血圧、頻脈、冷や汗、尿量減少などの症状も見られます。低心拍出量症候群は、重症化すると命を落とすこともある危険な状態です。そのため、早期に発見して治療することが大切です。
循環器

チアノーゼとは?症状と原因をわかりやすく解説

チアノーゼとは唇あるいは爪などが青くなる症状で、体の末梢部に十分な酸素が行き渡っていない、低酸素血症や末梢循環不全などが主な原因です。 症状は通常、皮膚の色の変化、息切れ、呼吸困難、頻脈、冷や汗、意識障害などです。 チアノーゼは、肺、心臓、血液、血管の状態など様々な病態が原因となって起こる可能性があります。 チアノーゼの原因として最も多いのは、肺の病気です。 肺の病気によって肺が酸素を十分に取り入れられない場合、血液中の酸素濃度が低下し、チアノーゼが起こります。 心臓の病気でもチアノーゼが起こることがあります。 心臓の病気によって心臓が血液を全身に十分に送り出せない場合、末梢部に酸素が行き渡らず、チアノーゼが起こります。 血液の病気や血管の病気でもチアノーゼが起こることがあります。 血液の病気によって血液の酸素を運ぶ能力が低下した場合、末梢部に酸素が行き渡らず、チアノーゼが起こります。 血管の病気によって血管が狭くなったり、詰まったりした場合、末梢部に酸素が行き渡らず、チアノーゼが起こります。 チアノーゼは、重篤な病態のサインである可能性があるため、注意が必要です。 チアノーゼが見られた場合は、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
検査・診断

看護師必見!BADLとは?

BADLとは、Basic Activity of Daily Livingの略で、基本的日常生活動作能力のことである。家庭における歩行や移動、食事、更衣、入浴、排泄などの基本的な身体動作を指す。BADLは、個人の自立度や健康状態を評価する指標として用いられる。 BADLの評価は、Barthel index、Katz Index、DASC-21の一部の質問などで行うことができる。これらの評価方法は、BADLの各項目について、自分でできるか、介助が必要か、全くできないかの3段階で評価する。 BADLの評価結果は、個人の自立度や健康状態を把握するのに役立つ。また、介護サービスの計画や実施にも活用される。
感染

看護師必須!肺結核について理解しよう

肺結核とは、「結核菌」という細菌が肺に感染して起こる感染症です。 この病気は、結核菌が体内に侵入し、肺で増殖することで起こります。結核菌は、主に咳やくしゃみによって空気中に放出され、それを吸い込むことによって感染します。また、結核に感染した牛やヤギの生乳を飲んだり、結核に感染した動物の肉を食べたりすることでも感染する可能性があります。 肺結核の症状には、咳、痰、胸痛、発熱、倦怠感などがあります。咳は、初期は乾いた咳ですが、進行すると痰の絡んだ咳になります。痰には、血が混じることがあります。胸痛は、肺の炎症によるもので、呼吸をしたときに痛みを感じることがあります。発熱は、結核菌が体内で増殖することによって引き起こされます。倦怠感は、体が結核菌と戦っているために起こります。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべき膀胱瘻とは?

膀胱瘻(ぼうこうろう、bladder fistula)とは、下腹部から経皮的に膀胱にカテーテルを入れ、尿道を介さず排尿(膀胱内のドレナージ)を可能にする外科的処置の一つである。膀胱瘻は、尿路閉塞や尿失禁など、さまざまな理由で行われる。 膀胱瘻は、通常、局所麻酔下で行われる。まず、下腹部に切開を入れ、膀胱を露出させる。次に、膀胱の壁に小さな穴を開けて、カテーテルを挿入する。カテーテルは、尿を膀胱から排出するために使用される。膀胱瘻は、通常、数週間後に除去される。
医療機器・設備・器具

クリーンルームとは?

クリーンルームとは、主に化学療法や骨髄移植後の治療に使用される、特別な空調設備を備えた部屋である。高性能のフィルターを用いて空気中の微粒子濃度を基準以下にしているため、常にきれいな空気が循環している。 クリーンルームは、患者の感染症を防ぐために設計されている。化学療法や骨髄移植後は、患者の免疫力が低下しているため、感染症にかかりやすくなる。クリーンルームは、空気中の微粒子濃度を低くすることで、感染症のリスクを軽減する。 クリーンルームは、通常、病院やクリニックの中に設置されている。クリーンルームに入るには、特別なガウンやマスクを着用する必要がある。クリーンルーム内では、飲食は禁止されている。
腎・泌尿器

尿路結石とは?その原因、症状、治療法!

尿路結石とは、腎臓、尿管、膀胱、尿道からなる尿路のいずれかの部位に形成された結石により、尿路が閉塞する疾患である。しばしば、激痛などの症状を引き起こす。尿路結石は、尿路感染症、尿のアルカリ化、尿のカルシウム濃度の上昇、尿のシュウ酸濃度の上昇、尿の尿酸濃度の上昇などが原因で発生する。尿路結石は、結石の大きさや位置、数によって、無症状のものから、激痛を伴うものまで、症状の程度は様々である。尿路結石の症状には、血尿、排尿痛、排尿困難、頻尿、夜尿、腰痛、腹痛、吐き気、嘔吐などがある。尿路結石は、尿検査、血液検査、画像検査などによって診断される。尿路結石の治療には、薬物療法、手術療法、体外衝撃波結石破砕術などがある。尿路結石は、再発しやすい疾患であるため、再発予防のために、水分を十分に摂取し、尿路感染症を予防し、尿のアルカリ化を避けることが重要である。
検査・診断

気管支肺胞洗浄とは?BAL検査の目的と手順

気管支肺胞洗浄とは、肺胞の細胞数や種類、肺に関する病気の診断などのために行われる検査である。BAL(Bronchoalveolar Lavage)とも呼ばれる。気管支肺胞洗浄では、細い管(気管支鏡)を鼻または口から気管支と肺胞に挿入し、生理食塩水を注入して細胞やその他の物質を洗い出す。その後、洗い出した液体を検査して、細胞数や種類、炎症の有無などを調べる。気管支肺胞洗浄は、肺炎、肺がん、肺線維症などの診断に用いられる。また、肺胞の細胞を採取して、遺伝子検査や細菌培養を行うこともできる。気管支肺胞洗浄は、局所麻酔下で行われるため、痛みを伴うことは少ない。しかし、咳や胸の痛み、発熱などの副作用が起こることもある。
看護技術

看護師が覚えておきたい『ホウコウ』について

ホウコウ(包交)とは、包帯交換の略語である。包帯に関わらず、術後などにドレッシング材を新しいものに交換する行為を総称してこのように呼ぶことが多い。医療の現場では、ホウコウの他にも、アンプタ、プンク、デクビなどの略語が使われている。 ホウコウ(包交)という名称は、包帯を交換するという意味の英語「dressing change」に由来している。また、ドレッシング材を交換するという意味の英語「dressing change」も、「ホウコウ(包交)」と略称される。 ホウコウ(包交)は、手術後や傷口の治療中、感染予防や創部の観察のために、定期的に行われる。ホウコウ(包交)には、主に次のような手順がある。 1. 創部の洗浄 2. 古いドレッシング材の除去 3. 創部の観察 4. 新しいドレッシング材の装着 5. 包帯の固定 ホウコウ(包交)は、医療従事者によって行われる。医療従事者は、感染予防のために手袋やマスク、エプロンを着用し、無菌操作を徹底して行っている。
組織・制度

専門看護師とは?その役割と取得方法

専門看護師の役割は多岐にわたる。専門看護師は、個人、家族、集団に対して卓越した看護を実践するだけでなく、看護者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。また、必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。さらに、個人、家族、集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる。専門看護師は、看護者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たし、実践の場における研究活動を行う。
医療機器・設備・器具

看護師の必須用語『エプロン』の役割と重要性

看護師用エプロンとは、スタンダードプリコーションの際に使用する個人防護具の一つで、ウイルスや細菌感染から身を守るために着用するものです。エプロンの着用目的としては、衣類の汚染を防ぎ、血液や体液の暴露を防ぐことと、汚染された衣類を介しての交差感染を防ぐことなどが挙げられます。 エプロンを着用することによって、感染性のある物質から身を守ることができ、院内感染を防ぐことができます。また、患者のプライバシーを守るためにもエプロンの着用は重要です。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『アレルギー』

アレルギーとは、免疫系が本来は有害ではない物質(アレルゲン)に対して過剰に反応することによって生じる一連の反応です。アレルギー反応は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみ、発疹、呼吸困難、アナフィラキシーショックなど、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。 アレルギーは、食物、花粉、ダニ、ペットの毛、ラテックス、薬物など、さまざまな物質によって引き起こされる可能性があります。アレルギーの原因物質は人によって異なり、同じ物質でも、ある人はアレルギー反応を起こすのに対し、別の人は反応を起こさないということもあります。 アレルギーの症状は、アレルギーの原因物質によって異なります。最も一般的な症状は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみ、発疹などです。より重篤な症状としては、呼吸困難、アナフィラキシーショックなどがあります。 アレルギーの診断は、アレルギーの原因物質を特定するための検査によって行われます。アレルギーの原因物質を特定できれば、そのアレルゲンを避けることでアレルギー反応を予防することができます。アレルギーの治療には、抗ヒスタミン薬、点鼻薬、吸入ステロイド薬、エピネフリン自己注射キットなどがあります。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『橋本病』

橋本病は、甲状腺を慢性的に破壊する自己免疫疾患です。甲状腺は、首の前部にある小さな器官で、新陳代謝、成長、発達を調節するホルモンを分泌しています。橋本病になると、甲状腺は徐々に破壊され、ホルモン分泌が低下していきます。橋本病は、女性に多くみられ、30〜50歳の年齢層で発症することが多いです。橋本病の原因は、まだ十分に解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因が関与していると考えられています。橋本病の症状は、甲状腺機能低下症の症状と似ています。主な症状としては、疲労感、倦怠感、体重増加、便秘、皮膚の乾燥、冷え性などが挙げられます。橋本病は、血液検査や甲状腺エコー検査によって診断されます。橋本病の治療は、甲状腺機能低下症の治療と同様に行われます。甲状腺ホルモン剤を服用することで、甲状腺ホルモンの不足を補い、症状を改善していきます。橋本病は、早期に発見して治療を始めることが大切です。
皮膚科

看護師必須用語『びらん』とは?

びらんとは、皮膚や粘膜の表皮が欠損し、下部組織が露出した状態のことです。糜爛、ただれとも呼ばれ、治癒すれば瘢痕は残りません。水庖や膿胞が破れることによって生じることもあります。 びらんは、以下の原因によって生じることがあります。 * 外傷 * 感染症 * アレルギー * 薬剤の副作用 * 皮膚の乾燥 * 日焼け * 性行為 びらんの症状は、以下の通りです。 * 赤み * 痛み * 出血 * かゆみ * ただれ * 水疱 * 膿疱 びらんは、通常は軽度の症状ですが、感染症を併発したり、広範囲にわたる場合には、重篤な状態になることもあります。びらんの症状が見られた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
血液・造血

看護師必須『血球貪食症候群』について

血球貪食症候群は、自己血球が骨髄やリンパ節で活性化した組織球やマクロファージによって貪食される疾患です。これは、免疫系が何らかの原因で異常を起こし、自分の細胞を攻撃してしまうことで起こります。 血球貪食症候群の症状と特徴は、以下のようなものがあります。 * 発熱 * リンパ節の腫れ * 肝臓や脾臓の腫れ * 皮膚の湿疹や発疹 * 貧血 * 白血球減少 * 血小板減少 * 黄疸 * 肝機能障害 * 腎機能障害 * 肺障害 * 中枢神経障害 血球貪食症候群は、重篤な疾患であり、適切な治療を受けなければ死に至る可能性があります。治療法としては、原因となる疾患の治療、ステロイド薬や免疫抑制剤の投与、造血幹細胞移植などが行われます。
循環器

一回拍出量とは?看護師が知っておくべき心臓に関する用語

一回拍出量とは、心臓の左心室が1回の収縮によって大動脈へ拍出する血液の量のことです。一般的に一回拍出量は、子どもから大人へと成長するに伴い増加します。単位はmLで、心臓のポンプ機能の指標として用いられます。 一回拍出量は、心臓の収縮力と心室の容積によって決まります。心臓の収縮力が強いほど、一回拍出量は増加します。また、心室容積が大きいほど一回拍出量も増加します。 左室の筋肉の収縮によって血液を排出する量であり、安静時の成人で約70~80mlです。 一回拍出量は、心臓のポンプ機能を表す重要な指標のひとつです。 一回拍出量が低下すると、全身の臓器や組織に十分な血液が供給されなくなり、疲労感、息切れ、むくみなどの症状が出現する可能性があります。 一回拍出量は、心臓のポンプ機能が低下する疾患、例えば冠動脈疾患、心筋梗塞、心不全などで減少することがあります。健康診断などで一回拍出量を測定することで、心臓のポンプ機能を評価することが可能であり、心臓疾患の早期発見につながることがあります。