呼吸器

看護師必須の用語『肺塞栓』とは?

肺塞栓とは、静脈や心臓に形成された血栓が急激に肺動脈を閉塞し、呼吸不全および循環不全を引き起こす疾患のことである。肺塞栓症(PTE)または急性肺血栓塞栓症(APTE)とも呼ばれる。肺塞栓症は、比較的まれな疾患ではあるが、重症化すると死に至ることもある。 肺塞栓症を発症すると、肺に血液が流れにくくなり、呼吸困難や胸痛などの症状が現れる。また、血栓が肺動脈を完全に閉塞すると、肺梗塞が起こり、患部の肺組織が死んでしまうことがある。肺梗塞は、重篤な合併症であり、呼吸不全や循環不全を引き起こすことがある。 肺塞栓症の治療は、血栓を溶解する薬物を使用したり、血栓を取り除く手術を行ったりすることなどがある。また、肺塞栓症を予防するためには、血栓ができやすい人では、抗凝固薬を服用したり、弾性ストッキングを着用したりすることが推奨される。
看護技術

看護師に必須の用語『静脈注射(IV)』の基礎知識

静脈注射とは、静脈内に直接薬液を投与する処置のことです。静脈注射は、薬液を迅速に体内に投与する必要がある場合や、経口投与ができない場合に行われます。静脈注射は、医療従事者によって行われます。静脈注射を行うには、まず静脈を確保する必要があります。静脈を確保するには、腕の肘の内側の部分や手の甲の部分など、静脈が表在している部位に針を刺します。針を刺した後は、シリンジに薬液を吸入し、ゆっくりと静脈内に注入します。静脈注射は、一般的に安全な処置ですが、まれに合併症が起こる場合があります。合併症としては、出血、感染、血栓症などがあります。
脳・神経

看護師が知っておくべき失語症の基礎知識

失語症とは、脳の後天的な病変により、話すこと、読むこと、書くこと、聞くことなどの言語機能が損なわれた病的状態です。失語症は、脳の言語中枢が損傷を受けることで発症し、症状には、言語の理解・表現・読み書き障害、計算障害、時間や空間の認知障害などがあります。失語症は、脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍、感染症などの原因で発症する可能性があり、年齢や性別にかかわらず、誰にでも発症する可能性があります。失語症は、日常生活に支障をきたす可能性があるため、早期に診断と治療を行うことが重要です。失語症の治療には、言語療法、作業療法、理学療法などがあり、失語症の症状や程度に応じて、適切な治療が行われます。
その他

看護師が知りたいビタミンB2とは?

ビタミンB2は、別名リボフラビンとも呼ばれる、水溶性ビタミンの1種です。黄色い色素であり、食品添加物としても用いられます。ビタミンB2は、皮膚や粘膜の機能を維持する働きがあり、不足すると口内炎、口角炎、脂漏性皮膚炎などを引き起こします。また、小児では、ビタミンB2の不足によって成長障害が生じることもあります。 ビタミンB2は、レバー、卵、乳製品、肉類、魚介類などに多く含まれます。また、玄米や全粒粉、豆類、ナッツ類、緑黄色野菜などにも含まれています。ビタミンB2は、体内で貯蔵することができないため、毎日摂取することが大切です。 ビタミンB2が不足すると、さまざまな症状が現れます。口内炎や口角炎、脂漏性皮膚炎、成長障害、疲れやすさ、食欲不振、貧血などです。また、ビタミンB2は、鉄の吸収を助ける働きもあるため、ビタミンB2が不足すると、鉄欠乏性貧血にもなりやすくなります。 ビタミンB2を多く含む食品を積極的に摂取することで、ビタミンB2不足を防ぐことができます。また、サプリメントでビタミンB2を摂取することもできますが、医師や薬剤師に相談してから摂取するようにしましょう。
消化器

知っておきたい看護師必須の用語『虫垂炎』

虫垂炎の原因は、虫垂内の閉塞によって引き起こされます。閉塞の原因には、糞石、異物、腫瘍などがあります。これらの原因は、虫垂の管腔を塞ぎ、細菌の増殖と炎症を引き起こします。 糞石は、硬くなった便や食物の塊です。虫垂は細長く細い管状の臓器なので、これらの塊が虫垂を塞ぐと、細菌が閉じ込められて増殖し、炎症が起こります。 異物は、虫垂内に入り込んだ小さな物体です。異物は、食物、プラスチック片、金属片など、さまざまなものがあります。異物は虫垂を塞ぎ、細菌の増殖と炎症を引き起こします。 腫瘍は、虫垂にできる異常な組織の増殖です。腫瘍は虫垂を圧迫し、閉塞を引き起こす可能性があります。腫瘍が閉塞を引き起こすと、細菌が増殖し、炎症が起こります。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語

アルドステロンは、副腎皮質から分泌されるホルモンです。体内の水分とナトリウムのバランスを調節する役割があり、血圧を上昇させる働きも持って います。アルドステロンは、レニン・アンジオテンシン系によって分泌が調節されています。レニン・アンジオテンシン系は、血圧が低下すると活性化され、アルドステロンの分泌を促します。アルドステロンの分泌が過剰になると、高血圧、低カリウム血症、浮腫などの症状が現れます。 アルドステロンは、尿細管でナトリウムの再吸収を促進し、カリウムの排泄を促進します。これにより、体内の水分とナトリウムのバランスが保たれます。また、アルドステロンは、血管を収縮させて血圧を上昇させます。アルドステロンは、血圧を調節する重要な役割を果たしているホルモンです。
職種・資格

看護師必須用語「PT(理学療法士)」について

理学療法士は、病気やケガによって生じた機能障害を改善するために、理学療法を行う国家資格の専門職です。理学療法とは、運動、温熱、水、電気などの物理的手段を用いて、運動機能や日常生活動作の回復を図る治療法です。理学療法士は、医師の指示の下で、理学療法を行い、患者の機能回復を支援します。 理学療法士は、病院、リハビリテーション施設、訪問看護ステーション、老人ホームなど、さまざまな医療機関や福祉施設で働いています。また、スポーツチームやフィットネスクラブでトレーナーとして働くこともあります。理学療法士の主な業務は、以下の通りです。 * 理学療法の計画立案と実施 * 患者の評価とモニタリング * 患者の教育と指導 * チーム医療への参加 理学療法士は、患者の機能回復を支援する重要な役割を担っています。理学療法士の資格を取得するには、大学または専門学校で理学療法を学び、国家試験に合格する必要があります。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべき用語『プロラクチン』

プロラクチンは、下垂体前葉から分泌されるホルモンの一つです。プロラクチンは、乳腺の発達と乳汁の分泌を促進する作用があります。また、性腺機能を抑制する作用もあります。プロラクチンの分泌は、主に睡眠中に起こります。プロラクチンの分泌は、授乳中に増加し、妊娠中はさらに増加します。プロラクチンは、ストレスや運動によっても分泌が増加します。プロラクチンの分泌が減少すると、乳汁の出が悪くなったり、性腺機能が低下したりすることがあります。
循環器

看護師の必須用語『心不全』とは?

心不全とは、心臓が十分に血液を送り出せなくなった状態を指し、心臓がうまく機能できなくなった結果、全身に酸素や栄養素が十分にいきわたらなくなる状態です。心不全には、急性と慢性の2つのタイプがあります。急性心不全は、突然、心臓がうまく機能しなくなる状態を指し、慢性心不全は、長期間にわたって心臓がうまく機能しなくなる状態を指します。心不全の原因には、高血圧、心筋梗塞、弁膜症、不整脈、糖尿病などが挙げられます。心不全の症状としては、息切れ、倦怠感、むくみ、食欲不振、体重減少などがあります。心不全の治療としては、薬物療法、外科手術、ペースメーカー植え込みなどがあります。
整形外科

看護師に必須の用語『ラセーグ徴候』とは

ラセーグ徴候とは、仰臥位の患者の下肢を伸展させたまま持ち上げようとすると、大腿後面に疼痛を訴え、それ以上足を挙上できなくなる状態を指す。この状態が出現することを、ラセーグ徴候陽性という。ラセーグ徴候は、腰椎椎間板ヘルニアや仙骨神経根症などの腰部脊柱管狭窄症の診断に有用である。 ラセーグ徴候は、フランスの医師であるシャルル・ラセーグによって最初に報告された。ラセーグは、腰椎椎間板ヘルニアの患者にこの徴候が見られることを発見し、1883年に報告した。その後、ラセーグ徴候は、腰部脊柱管狭窄症の診断にも有用であることが判明した。 ラセーグ徴候は、腰椎椎間板ヘルニアや仙骨神経根症などの腰部脊柱管狭窄症の診断に有用である。これらの疾患では、腰椎の神経が圧迫されて痛みやしびれなどの症状が出現する。ラセーグ徴候は、腰椎の神経が圧迫されているかどうかを判断するのに役立つ。 ラセーグ徴候は、仰臥位の患者の下肢を伸展させたまま持ち上げようとすると、大腿後面に疼痛を訴え、それ以上足を挙上できなくなる状態を指す。この状態が出現することを、ラセーグ徴候陽性という。ラセーグ徴候は、腰椎椎間板ヘルニアや仙骨神経根症などの腰部脊柱管狭窄症の診断に有用である。
その他

看護師必須!カクテル療法の基礎知識

カクテル療法とは、複数の薬を、患者の症状や病気の進行度などに応じて組み合わせて使う治療法のことです。カクテル療法を行うことで、相乗効果で薬の効き目が高まるとともに、1つ1つの薬の使用量が少なく済むこともあり、副作用が現れにくいというメリットがあります。カクテル療法は、後天性免疫不全症候群(エイズ)や原発性糸球体腎炎などの治療に用いられます。 カクテル療法は、複数の薬を組み合わせることによって、それぞれの薬の効き目を高めることができます。これは、各薬剤が異なる機序で作用することによって、病原菌やがん細胞をより効果的に攻撃することができるからです。また、カクテル療法は、1つ1つの薬の使用量を少なくすることができるため、副作用が現れにくくなります。これは、それぞれの薬剤の副作用が異なるため、複数の薬剤を組み合わせることによって、副作用を相殺することができるからです。 カクテル療法は、エイズや原発性糸球体腎炎などの治療に広く用いられています。エイズは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が引き起こす感染症であり、免疫機能が低下して様々な感染症や悪性腫瘍を発症する病気です。カクテル療法は、複数の抗ウイルス薬を組み合わせてHIVの増殖を抑えることで、エイズの進行を遅らせることができます。原発性糸球体腎炎は、糸球体が炎症を起こすことで腎機能が低下する病気です。カクテル療法は、複数の免疫抑制剤を組み合わせて炎症を抑えることで、原発性糸球体腎炎の進行を遅らせることができます。
循環器

WPW症候群とは?症状や治療法を解説

WPW症候群とは、先天的に心房と心室の間に正常な刺激伝導路以外に副伝導路が存在する疾患である。「副伝導路」とは、心臓の洞房結節、房室結節など以外の部位から心室に通じる刺激伝導路である。この副伝導路を介して電気信号が心室に伝達されるため、心拍が速くなる発作が起こりやすくなる。この発作を「WPW症候群発作」という。 WPW症候群の発作は、通常は数秒から数分間続くが、まれに数時間以上続くこともある。発作中は、動悸、息切れ、胸痛、めまい、失神などの症状が現れる。
循環器

起立性低血圧について知ろう

起立性低血圧とは、臥位から立位に体位変換をしたときに、重力の影響で下半身に循環血液が偏在した結果、収縮期血圧が20mmHgもしくは拡張期血圧が10mmHg以上低下することである。この血圧の低下は、脳への血流を減少させ、めまい、ふらつき、失神を引き起こす可能性がある。 起立性低血圧は、加齢、脱水、貧血、糖尿病、心臓病、パーキンソン病など、さまざまな原因によって引き起こされる可能性がある。また、特定の薬剤、アルコール、カフェインの摂取によっても引き起こされることがある。 起立性低血圧の症状は、めまい、ふらつき、失神、疲労、息切れ、吐き気、頭痛などである。症状は通常、立っているときに悪化し、横になると改善する。 起立性低血圧は、通常は深刻な状態ではないが、めまい、ふらつき、失神を引き起こして転倒や怪我のリスクを高める可能性がある。起立性低血圧の症状がある場合は、医師に相談することが大切である。
組織・制度

看護師が知っておくべき『中央社会保険医療協議会』って?

中央社会保険医療協議会は、2年に1回改定される、診療報酬について審議する厚生労働相の諮問機関です。通常、中医協(ちゅういきょう)と呼ばれます。中医協の役割は、診療報酬の改定案を作成することです。診療報酬とは、医療機関が診療行為に対して受け取る対価のことです。中医協は、診療報酬の改定案を作成する際に、医療機関、患者団体、保険者などの意見を聴取し、それを踏まえて改定案を作成します。改定案が作成されたら、厚生労働大臣に提出され、厚生労働大臣がこれを承認すると、診療報酬は改定されます。中医協は、診療報酬の改定を通じて、医療の質の向上や医療費の適正化を図る役割を担っています。
消化器

看護師必須!鼠径ヘルニアの基礎知識

鼠径ヘルニアとは、鼠径部という太ももの付け根にある部位に腸や脂肪などの臓器が飛び出す病気です。 鼠径ヘルニアは、腹部のヘルニアの中で最も多く見られ、男性に多く発症します。鼠径ヘルニアは、鼠径部の筋肉が弱くなったり、傷ついたりすることで、腸や脂肪などの臓器が鼠径部から飛び出してくるものです。鼠径ヘルニアは、片側だけに発症する場合もあれば、両側に発症する場合もあります。鼠径ヘルニアは、通常は痛みを伴いませんが、鼠径部に膨らみや違和感があったり、立ったり歩いたりすると痛みを伴う場合があります。鼠径ヘルニアは、自然に治癒することはなく、手術で治療する必要があります。鼠径ヘルニアの手術は、鼠径部を切開して、脱出している臓器を腹腔内に戻し、鼠径部の筋肉を縫い合わせて強化するものです。鼠径ヘルニアの手術は、通常は日帰りで行うことができます。鼠径ヘルニアは、早期に発見して治療することが重要です。鼠径ヘルニアを放置しておくと、腸閉塞や嵌頓ヘルニアなどの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
消化器

看護師必須の用語『C型肝炎』

C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)が血液を介して肝臓に感染して起こる、肝臓の炎症です。感染経路としては、輸血、臓器移植などによる医療行為、血液製剤の使用、刺青やピアスなどの医療行為以外の行為、注射針の回し打ちなどがあります。C型肝炎は、急性と慢性の2つのタイプに分類されます。急性C型肝炎は、感染後2~6週間以内に発症し、倦怠感、食欲不振、黄疸などの症状が現れます。慢性C型肝炎は、感染後数十年間無症状のまま経過し、肝硬変や肝がんを発症する可能性があります。C型肝炎の検査は、血液検査で行われます。HCV抗体陽性であれば、一度はC型肝炎ウイルスに感染したことを意味します。HCV-RNA陽性であれば、現在C型肝炎ウイルスに感染していることを意味します。C型肝炎の治療は、インターフェロンやリバビリンなどの抗ウイルス薬を使用します。治療は、感染初期であれば、ウイルスを駆除することが可能です。しかし、感染期間が長い場合や、肝硬変や肝がんを発症している場合は、治療が難しくなります。
内分泌・代謝・栄養

抗利尿ホルモンについて知ろう

-抗利尿ホルモンとは- 抗利尿ホルモン(ADH)とは、利尿を妨げる働きをもつホルモンです。バソプレッシンとも呼ばれます。脳下垂体から分泌され、血管を収縮させて血圧を上げる効果があります。また、腎臓で水の再吸収を促進し、尿量を減少させる働きもします。抗利尿ホルモンは、血圧の調整や体液バランスの維持に重要な役割を果たしています。抗利尿ホルモンの分泌量が増加すると、尿量が減少し、血圧が上昇します。逆に、抗利尿ホルモンの分泌量が少ないと、尿量が増加し、血圧が低下します。抗利尿ホルモンは、水分の摂取量や血圧によって分泌量が調節されています。
血液・造血

骨髄移植とは?その仕組みと特徴

骨髄移植のしくみ 骨髄移植は、血液難病の患者に、提供者(ドナー)の骨髄細胞を静脈内に注入して移植する造血幹細胞移植の一種です。造血幹細胞は、骨髄の中にある細胞で、赤血球、白血球、血小板などの血液細胞を生み出しています。骨髄移植では、患者の骨髄を破壊した後に、ドナーの骨髄細胞を移植することで、患者の血液細胞が正常に作られるようにします。 骨髄移植を行うには、まずドナーと患者の適合性を検査します。ドナーは、患者のHLA型と一致している必要があります。HLA型とは、白血球の表面にあるタンパク質のことです。HLA型が一致していると、患者の体がドナーの骨髄細胞を異物として攻撃する反応が弱まり、移植が成功する可能性が高くなります。 ドナーが決定したら、ドナーから骨髄細胞を採取します。骨髄細胞は、骨盤の骨髄から採取されます。採取した骨髄細胞は、患者の静脈内に注入されます。骨髄細胞は、患者の骨髄に移動して、血液細胞を作り始めます。通常、移植後1~2週間で、患者の血液細胞が正常に作られるようになります。 骨髄移植は、血液難病の患者にとって、根治の可能性がある治療法です。しかし、骨髄移植は、ドナーの負担が大きい治療法でもあります。ドナーは、骨髄細胞を採取するために、全身麻酔下で手術を受ける必要があります。また、骨髄細胞を採取した後も、しばらくの間は痛みやだるさなどの症状が現れます。
その他

看護師に不可欠!再生医療の基礎知識

再生医療とは、傷病で失われた臓器や組織の再建、修復、形成を目的とした治療法全般のことを指します。従来は移植(臓器、組織、細胞)を含む概念でしたが、近年は分化能を有する細胞から必要な組織や臓器を作り出し、喪失した機能を回復させる方法を指すようになりました。動物の細胞は1つの受精卵からあらゆる組織へ分化する能力を持っていますが、細胞分裂を繰り返すうちに色々な組織へ分化する能力を失い、一定の組織にだけなる性質の体細胞になります。その点に着目して、当初はあらゆる分化能を有するES細胞(胚性幹細胞)を用いた再生医療の研究が進みました。
腎・泌尿器

看護師に知っておいてほしい!電解質とは

電解質とは、水などの溶媒に溶かしたときに正と負のイオンに分かれること(電離すること)で、その溶液が高い電気伝導性を持つようになる物質のことである。主に、体液(細胞内液や血漿)に溶けて伝導性を持つようになるミネラルイオンのことを指す。体内の水分量やpH、浸透圧のバランスを保ち、神経伝達および筋肉の運動にも深く関わっている。血液検査および尿検査にて測定することができる。 電解質は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素などの元素から構成される。これらの元素は、体内のさまざまな機能に不可欠である。例えば、ナトリウムとカリウムは、細胞内外の水分量を調節し、神経伝達の速度を調節する。カルシウムは、骨や歯を形成し、筋肉の収縮を調節する。マグネシウムは、エネルギー産生や筋肉の収縮に関与する。リンは、骨や歯を形成し、エネルギー産生に関与する。硫黄は、タンパク質やアミノ酸の合成に関与する。塩素は、体液の浸透圧を調節する。
血液・造血

看護師に知っておいてほしい!骨髄異形成症候群とは?

骨髄異形成症候群(MDS)とは、造血幹細胞に生じた遺伝子異常により、造血系が異常クローンに置換される疾患です。MDSは、白血病の一種とされ、無効造血のため、骨髄は過形成であり、末梢血は血球減少を示し、血球の異形成も認められます。MDSは、進行性に急性骨髄性白血症に移行しやすいので「前白血病状態」という捉え方もできます。MDSの原因は、遺伝子異常が主と考えられていますが、その詳細はまだ不明です。MDSの症状は、貧血、血小板減少、白血球減少などです。貧血は、倦怠感、息切れ、動悸、めまいなどの症状を引き起こします。血小板減少は、出血傾向を引き起こし、白血球減少は、感染症にかかりやすくなります。MDSの治療法は、進行度や患者の年齢、合併症などによって異なります。進行度が低い場合は、経過観察や輸血、薬物療法が行われます。進行度が高い場合は、造血幹細胞移植が行われます。
組織・制度

看護師必見!Off-JTとは?

Off-JTとは、職場を離れ、日常業務外で行われる教育・研修のことです。集合研修や講習会などがあり、座学や実技研修など、様々な方法で行われます。Off-JTの特徴は、職場を離れて行われるため、日常業務の妨げにならず、集中して学習できることです。また、外部の専門家から最新の知識や技術を学ぶことができるのも大きなメリットです。集合研修や講習会以外には、通信教育やeラーニングなどがあり、Off-JTの方法は多様化しています。
看護技術

看護師必須!腸洗浄について

腸洗浄とは、肛門および直腸を経由してぬるま湯や薬液を注入し、大腸内に溜まった残留物(便)の洗浄を行うことである。洗腸、灌注排便法ともいう。腸洗浄は、便秘や下痢、腸閉塞などの治療や予防、また、外科手術前や内視鏡検査前の準備として行われる。 腸洗浄には、様々な方法がある。最も一般的な方法は、肛門に挿入したチューブからぬるま湯や薬液を注入する方法である。また、浣腸のように、専用の器具を使って薬液を肛門に注入する方法もある。腸洗浄は、医療従事者によって行われるが、自宅でできる腸洗浄キットもある。 腸洗浄は、一般的に安全な処置であるが、まれに合併症が起こることもある。最も一般的な合併症は、腹痛や下痢、嘔吐である。また、腸穿孔や感染症が起こることもある。腸洗浄を行う前に、医師や看護師に相談し、合併症のリスクについて十分に理解しておくことが大切である。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の知識!リポタンパク質について

リポタンパク質とは、脂質とアポリポタンパク質が結合した球状の複合体粒子であり、水に溶けない脂質が血漿中に存在し、吸収部位や合成部位から使用部位へ移動するためにとる様態を指します。リポタンパク質には、低密度リポタンパク質(LDL)や高密度リポタンパク質(HDL)などがあり、それぞれに異なる機能を持っています。LDLは、コレステロールを肝臓から全身の細胞に運ぶ役割があり、HDLは、コレステロールを全身の細胞から肝臓に戻す役割があります。