精神科

全人的苦痛:ケアの重要性

全人的苦痛とは、身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛を含む、複雑な苦痛のことである。末期癌など予後不良の患者が体験していることが多く、近代ホスピス運動の創始者であるシシリー・ソンダースが、末期癌患者との関わりを通して提唱した概念である。ソンダースは、以下の4つの要因が患者の全人的苦痛を形成していると述べている。 ・身体的苦痛体の痛みや症状、日常生活動作の支障など。 ・精神的(心理的)苦痛不安、いらだち、うつ状態、孤独感など。 ・社会的苦痛経済、仕事、家庭、人間関係、相続等に関する問題。 ・スピリチュアル(霊的)な苦痛人生の意味への問い、自責の念、死への恐怖、価値観の変化、死生観に対する悩みなど。
呼吸器

看護師が知っておきたい肺炎について

肺炎とは、肺の炎症の総称です。細菌、ウイルス、真菌などが原因で、肺の組織に炎症が起こります。肺炎は、軽症から重症までさまざまな程度があり、重症の場合には死に至ることもあります。肺炎は、すべての年齢層で発症しますが、特に乳幼児や高齢者、慢性疾患を有する人はかかりやすい傾向にあります。 肺炎の主な症状は、咳、痰、発熱、息切れなどです。咳は、最初は乾いた咳ですが、次第に痰を伴うようになります。痰の色は、透明、黄色、緑色などさまざまです。発熱は、38℃以上の高熱になることが多いです。息切れは、軽度の場合には階段を上るなどの軽い運動をしたときに起こりますが、重症の場合には安静にしていても起こるようになります。 肺炎の診断は、問診、身体診察、胸部X線検査などで行われます。問診では、症状や既往歴などを詳しく聞きます。身体診察では、肺の音を聴いたり、胸を叩いて異常な音がないかを確認したりします。胸部X線検査では、肺に炎症が起こっている部分が影として映ります。 肺炎の治療は、原因によって異なります。細菌性肺炎の場合は、抗菌薬を投与します。ウイルス性肺炎の場合は、抗ウイルス薬を投与することがあります。真菌性肺炎の場合は、抗真菌薬を投与します。肺炎の重症度によっては、入院して治療を受ける必要があります。
その他

看護士が知っておくべき「イブプロフェン」

イブプロフェンの作用機序は、プロスタグランジン合成阻害に基づいています。プロスタグランジンは、痛み、炎症、発熱に関与する生体物質です。イブプロフェンは、プロスタグランジンの合成に関与する酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することで、プロスタグランジンの産生を抑制します。これによって、痛み、炎症、発熱を軽減する効果を発揮します。 イブプロフェンは、COX1とCOX2の両方を阻害しますが、COX2に対する阻害作用の方が強いとされています。COX1は、胃粘膜や腎臓などの正常な組織にも存在しており、その阻害は胃潰瘍や腎障害などの副作用を引き起こす可能性があります。一方、COX2は、炎症部位に主に存在しており、その阻害は副作用のリスクを軽減することができます。 イブプロフェンは、鎮痛、解熱、抗炎症作用を有し、頭痛、月経痛、筋肉痛、関節痛、腰痛などの痛みや、風邪やインフルエンザによる発熱や炎症を軽減するために使用されます。また、リウマチ性関節炎や変形性関節症などの慢性疼痛の治療にも使用されます。
整形外科

髄内釘と骨折治療

髄内釘とは、骨折部位を固定するために骨髄内に挿入する釘のことである。ネールやネイル、ロッドと呼ばれることもある。骨の端の部分から髄腔(ずいくう骨の中にある空洞)に打ち込むため、骨折した部分の骨を切開する必要がない。比較的大きな骨の骨幹部が骨折した場合に用いることが多い。 髄内釘は髄腔に挿入しやすいよう細長い形状になっている。骨内で動いてしまわないようにスクリュー状の釘がサイドから埋め込まれているものや、骨折部分に適度な圧力をかけて骨癒合(こつゆごう骨折部分の修復)を促すために斜めにスクリュー状の釘が埋め込まれているものもある。 髄内釘は一般的に金属でできており、軽さだけでなく錆びにくさを追求したチタンなどの特殊金属が利用されていることも多い。
職種・資格

ケースワーカーの重要性

ケースワーカーとは、生活困難者、高齢者、心身障害者などから、生活上の相談を受けたり、他院への紹介・転院のサポート、地域医療との連携に関わる専門職のことである。ケースワーカーは、病院や福祉事務所だけでなく、児童相談所や老人福祉施設、養護施設などでも必要とされる職業である。コメディカルの一種。 ケースワーカーの主な業務は、利用者のニーズをアセスメントし、適切なサービスや支援を提供することである。利用者のニーズをアセスメントするためには、利用者と面談を行い、利用者の置かれている状況や抱えている問題を把握する必要がある。また、他機関との連携を図り、利用者に必要なサービスや支援を調整することもケースワーカーの重要な役割である。 ケースワーカーは、利用者の自立を支援することが目的である。利用者の自立を支援するためには、利用者の強みや能力を伸ばし、社会参加を促進することが重要である。ケースワーカーは、利用者と一緒に目標を設定し、その目標を達成するための支援を行うことで、利用者の自立を支援している。
感染

看護師に必須!アモキシシリンとは?

アモキシシリンとは、アミノペニシリンに分類される抗菌薬です。一般名がアモキシシリンで、商品名ではサワシリンやパセトシンとして知られています。アモキシシリンは、ペニシリン系の抗菌薬の1つで、幅広い細菌に対して効果があります。グラム陽性菌、グラム陰性菌、嫌気性菌など、さまざまな細菌に対して効果を示します。アモキシシリンは、細菌が細胞壁を合成するのを阻害することで、細菌の増殖を抑えます。アモキシシリンは、肺炎、気管支炎、尿路感染症、中耳炎、副鼻腔炎などの感染症の治療に使用されます。また、手術後の感染症の予防にも使用されます。
循環器

看護師が知っておくべき「塞栓子」について

塞栓子は、血管を閉塞させて血流を遮断する物質のことです。塞栓物とも呼ばれます。塞栓子によって血流が遮断されることを塞栓症といいます。塞栓子は、血栓、腫瘍、脂肪、空気など、さまざまなものがあります。 血栓は、血管内で血が固まってできた塊です。腫瘍は、臓器や組織にできる異常な細胞の塊です。脂肪は、体内の脂肪組織に蓄えられている物質です。空気は、大気中に存在する気体です。 塞栓子は、血管の太さや部位によって、さまざまな症状を引き起こします。例えば、脳の血管が塞栓すると脳梗塞、心臓の血管が塞栓すると心筋梗塞、肺の血管が塞栓すると肺梗塞、下肢の血管が塞栓すると下肢静脈血栓症などの症状を引き起こします。 塞栓症は、塞栓子の大きさや部位によっては、生命を脅かすこともあります。そのため、塞栓症が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。塞栓症の治療は、塞栓子の原因となる疾患の治療や、塞栓子を溶かしたり取り除いたりする治療が行われます。
脳・神経

看護士に不可欠の専門用語『迷路』とは?

迷路とは、内耳を構成する管腔構造のことです。側頭骨岩様部の錐体の中にあり、複雑な形状であることから、この名称がついたとされています。迷路は、平衡感覚と聴覚の両方に重要な役割を果たしています。 平衡感覚に関しては、迷路には3つの半規管があり、それぞれが異なる方向の回転を感知しています。半規管の中は水で満たされており、頭が回転すると水も回転します。この水の動きが半規管の壁にあるセンサーを刺激し、脳に回転の情報を伝えます。 聴覚に関しては、迷路には蝸牛があります。蝸牛は、カタツムリのような形をした構造で、中が3つの部屋に分かれています。それぞれの部屋には、特定の周波数の音を感知するセンサーがあります。音波が耳に入ると、鼓膜が振動し、この振動が蝸牛に伝わります。蝸牛の中では、振動が液体の波に変わり、この波がセンサーを刺激して脳に音の情報が伝わります。 迷路は、平衡感覚と聴覚の両方に重要な役割を果たしている複雑な構造です。迷路に障害があると、平衡感覚や聴覚に問題が生じます。
皮膚科

色が濃くなった!? 色素沈着の基礎知識

色素沈着とは、何らかの原因によってメラニン色素が過剰に産生され、それが沈着することで皮膚の色が濃くなった状態のことである。メラニン色素とは、皮膚や髪の毛、目の色を決める色素のことで、紫外線から皮膚を守る役割をしている。通常、メラニン色素は均一に分布しているが、何らかの原因でメラニン色素が過剰に産生されると、皮膚の色が濃くなり、色素沈着が生じる。 色素沈着は、紫外線、炎症、ホルモンバランスの変化、薬剤など、さまざまな原因で生じる。紫外線は、メラニン色素の産生を促すため、日焼けをすると色素沈着が生じることがある。炎症も、メラニン色素の産生を促すため、傷跡やニキビ跡などの炎症が起きている部分に色素沈着が生じることがある。また、妊娠中や思春期など、ホルモンバランスが変化する時期には、メラニン色素の産生が促され、色素沈着が生じることがある。薬剤の中には、メラニン色素の産生を促すものがあり、服用すると色素沈着が生じる場合がある。
検査・診断

肺拡散能検査の基礎知識

肺拡散能検査とは、肺のガス交換能を調べる検査のことです。酸素の肺拡散能を調べることは技術的に困難なため、ヘモグロビンと結合しやすい一酸化炭素の肺拡散能で測定します。 肺拡散能検査は、身体に害がない程度の一酸化炭素を吸い込み、10秒程度、呼吸を止めてから、吐き出すという手順で行われます。呼気を分析することにより、一酸化炭素がどのくらい吸収されたかを調べます。 一酸化炭素が多く残っている場合は、肺拡散能が低下しており、間質性肺炎や肺気腫が疑われます。
整形外科

看護師必見!腱鞘炎について知ろう

腱鞘炎とは、腱鞘と呼ばれる腱を覆う組織に炎症が起こる状態です。腱は、筋肉と骨をつなぐ組織で、腱鞘は腱を保護し、スムーズに動くのを助けます。腱鞘炎は、手首、手、肘、足首、足など、体のさまざまな部位で発生する可能性があります。最も一般的なのは、手首と手です。 腱鞘炎の原因は、腱を繰り返し使ったり、使いすぎたりすることです。これは、仕事、スポーツ、家事など、さまざまな活動によって引き起こされる可能性があります。腱鞘炎のリスクは、年齢とともに高まります。これは、腱と腱鞘が加齢とともに弱くなるためです。また、女性は男性よりも腱鞘炎のリスクが高いです。これは、女性の腱が男性よりも細く、腱鞘炎を発症しやすいことが原因と考えられます。
医療機器・設備・器具

シリンジポンプとは?

シリンジポンプは、機械的に静脈注射を行うために用いられる医療機器です。シリンジの外筒を固定し、内筒をポンプの力で押し出すことで、あらかじめ設定した一定量の薬剤が注入されます。この仕組みによって、流量を細かく設定でき、輸液ポンプよりも精度の高い注入が可能となります。そのため、カテコラミンや麻薬性鎮痛薬など、細かな容量調節が必要な薬剤の投与時に用いられます。 シリンジポンプの仕組みは、基本的に以下の4つの部分で構成されています。 1. シリンジホルダーシリンジを固定する部分です。 2. ポンプシリンジの内筒を押し出す部分です。 3. コントロールパネル流量や注入時間などの設定を行う部分です。 4. アラーム薬剤の注入が終了した時や、電池残量が少なくなった時などに知らせる部分です。 シリンジポンプを使用する際には、まずシリンジホルダーにシリンジを固定します。次に、コントロールパネルで流量や注入時間を設定します。最後に、ポンプを起動すると、シリンジの内筒が押し出され、薬剤が注入されます。薬剤の注入が終了すると、アラームが鳴って知らせます。
精神科

看護師が知っておくべき知的障害について

知的障害とは、精神遅滞とも言われ、知的発達の障害を指します。知的障害は、IQ(知能指数)が70未満であること、社会適応に困難を来すことが診断基準とされています。知的障害には、軽度、中等度、重度、最重度の4段階の重症度があり、それぞれに必要な支援が異なります。 知的障害の原因は、遺伝的なもの、脳損傷、周産期のトラブルなど、さまざまです。知的障害は、出生前、乳幼児期、学童期、成人期など、さまざまな時期に発症する可能性があり、早期発見と早期療育が重要です。 知的障害は、学習や社会適応に困難を来すことが多いため、特別支援教育や就労支援、生活支援などのサポートが必要となります。知的障害のある人たちは、適切なサポートを受ければ、社会の中で自立した生活を送ることができます。
組織・制度

看護師に必須!一次救急について解説

一次救急とは、入院や緊急手術を伴わない医療のことを指します。初期救急とも呼ばれます。都道府県ごとに作成される医療計画において、救急医療施設は機能別に初期救急医療・第二次救急医療・第三次救急医療に階層化されています。 一次救急には、外傷や急性疾患などの急な病気やケガの処置、慢性疾患の管理、予防接種などの健康管理などが含まれます。一次救急は、一般的にクリニックや診療所、救急外来などの医療機関で提供されます。 一次救急は、患者の命を救ったり、健康状態を改善したりするためには不可欠な医療サービスです。一次救急の適切な提供によって、患者の早期回復や健康維持を図ることができます。
その他

看護師が知っておきたいヘパリン用語

ヘパリンとは、ムコ多糖体の一種であり、主に肝細胞から発見されたことからその名がつきました。しかし、小腸や肺にも多く存在しています。ヘパリンは、血液凝固を防ぐ働きを持つ抗凝固剤として、医療現場で広く使用されています。ヘパリンは、血液中のフィブリンというタンパク質の生成を阻害することで、血液凝固を防ぎます。フィブリンは、血液が固まる際にできる網目状の構造であり、血栓を形成する役割を果たしています。ヘパリンは、フィブリンの生成を阻害することで、血栓の形成を防ぎ、血液が流れるのをスムーズにします。
その他

看護師が知るべきプライマリーケアとは?

プライマリーケアとは、病気や怪我をしたとき最初に受ける医療のことです。初期診療とも言われます。プライマリー(primary)とは、「初期の」「最初の」といった意味です。健康不安を感じた場合には、直接大病院で診察を受けるのではなく、まずは地域のかかりつけ医(プライマリーケア医)に相談し、適正な処置あるいは適切な専門医を紹介してもらうことが良いとされています。 プライマリーケア医は、患者さんの健康状態を総合的に把握し、適切な治療やケアを提供します。また、予防接種や健康診断などの予防医療にも力を入れています。プライマリーケア医は、患者さんの健康を生涯にわたってサポートする役割を担っています。 プライマリーケアは、患者さんの健康を維持増進し、病気の早期発見・早期治療につなげる重要な役割を果たしています。また、医療費の抑制にも貢献しています。
脳・神経

看護師に必須の用語『ドーパミン』

ドーパミンは、脳内で情報を伝達する役割を担う神経伝達物質です。別名ドパミンとも呼ばれています。ドーパミンは、脳の様々な部位に存在しており、運動、気分、報酬、学習、記憶などに関与しています。 ドーパミンは、チロシンというアミノ酸から生成されます。チロシンは、食事から摂取したタンパク質が分解された際に生成されるアミノ酸です。ドーパミンは、チロシンが酵素によって変換されることで生成されます。 ドーパミンは、脳の様々な部位に存在しており、それぞれ異なる働きをしています。例えば、運動に関与するドーパミンは、大脳基底核に存在しています。気分に関与するドーパミンは、辺縁系に存在しています。報酬に関与するドーパミンは、中脳辺縁系に存在しています。学習に関与するドーパミンは、前頭葉に存在しています。記憶に関与するドーパミンは、海馬に存在しています。 ドーパミンは、脳の様々な働きに関与する重要な神経伝達物質です。ドーパミンの異常は、様々な精神疾患や神経疾患の発症に関与すると考えられています。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき関節炎の基礎知識

関節炎とは、関節に炎症が起きている病態である。関節は、骨と骨が接する部分であり、身体を動かすために重要な役割を果たしている。関節炎になると、関節が腫れたり、痛んだり、動かしにくくなるなどの症状が現れる。関節炎には、さまざまな種類があり、原因や症状も異なる。主な関節炎の種類には、変形性関節症、リウマチ性関節炎、痛風、感染性関節炎などがある。変形性関節症は、関節の軟骨がすり減って起こる関節炎である。リウマチ性関節炎は、関節の滑膜に炎症が起こる関節炎である。痛風は、血液中の尿酸値が高いことで起こる関節炎である。感染性関節炎は、細菌やウイルスなどが関節に感染することで起こる関節炎である。関節炎の治療法は、種類によって異なるが、一般的には薬物療法、物理療法、運動療法などが行われる。
感染

溶連菌感染症の基礎知識

溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌(グラム陽性のレンサ球菌)に感染し、咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱(しょうこうねつ)などを引き起こす感染症である。飛沫感染や接触感染により感染する。溶連菌感染症は、年齢、性別を問わず感染するが、特に小児に多く、5~15歳の発症が多い。溶連菌感染症を発症すると、咽頭が充血し、痛みを伴う。また、発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛などの症状もみられる。猩紅熱の場合には、発疹もみられる。溶連菌感染症は、抗菌薬で治療する。治療が遅れると、心筋炎、腎炎、リウマチ熱などの合併症を引き起こすことがある。
呼吸器

気管内チューブの種類と使用方法

気管内チューブの使用には、いくつかの注意が必要です。 まず、チューブのずれや誤抜去を防ぐため、粘着テープを使用して口の周囲に固定する必要があります。気管内チューブホルダー(チューブを固定する専用の器具)も販売されていますが、利便性、経済性から、通常は粘着テープとバイトブロック(歯の咬合からチューブを守る医療器具)を適切に用います。 また、気管内チューブの固定位置と深さ、サイズは記録しておきましょう。 気管内チューブを数日間に渡って使用する際は、口腔ケアと合わせて1日1回は粘着テープを貼りかえます。皮膚の清拭を必ず行い、清潔を保ちましょう。 使用後は廃棄し、再滅菌したり再使用したりしないでください。保管時は品質の劣化を防ぐため、直射日光や蛍光灯を避けパッケージに入れたまま保管します。
内分泌・代謝・栄養

生体腎移植とは?その重要性とメリットを解説

生体腎移植とは、慢性腎不全の患者に、生きたドナーから摘出した腎臓を移植する外科的処置です。生体腎移植は、腎不全の患者にとって有効な治療法であり、透析療法よりも生存率や生活の質が高いことが示されています。 生体腎移植は、ドナーとレシピエントの適合性が重要です。ドナーとレシピエントの血液型、組織型、体重、年齢などが適合している必要があります。また、ドナーは健康状態が良好である必要があります。 生体腎移植の手術は、通常、全身麻酔で行われます。手術時間は、ドナーとレシピエントの状態によって異なりますが、通常は数時間です。手術後、ドナーとレシピエントは数日間入院し、経過観察が行われます。 生体腎移植は、大きな手術であり、ドナーとレシピエントの両方にリスクが伴います。しかし、生体腎移植は、腎不全の患者にとって有効な治療法であり、透析療法よりも生存率や生活の質が高いことが示されています。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『ホスピス」とは?

ホスピスとは、治療困難な疾患(末期がんなど)を抱える患者やその家族が快適に生活できるよう、医療ケアを提供する施設(および理念)のことです。その目的は、患者の身体的、精神的、社会的、霊的な苦痛を軽減することです。 ホスピスの理念は、「患者と家族が尊厳と安らぎをもって生活できるようにする」ことです。これは、患者の自己決定権を尊重し、患者のニーズに沿ったケアを提供することを意味します。ホスピスでは、患者と家族がケアの意思決定に参加し、ケアのプランを一緒に作成することができます。また、ホスピスでは、痛みやその他の症状のコントロールに重点が置かれ、患者のニーズに合ったケアが提供されます。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『牛痘』について

牛痘は、牛痘ウイルス感染を原因とする感染症であり、主に牛や水牛にみられます。人間にも感染することがありますが、まれなケースです。牛痘ウイルスは、痘瘡ウイルス科に属するウイルスであり、痘瘡(天然痘)のウイルスと近縁関係にあります。牛痘の症状は、感染部位に小さな水疱ができ、その後、膿疱や潰瘍に変化します。水疱はかゆみを伴うことが多く、感染部位は赤く腫れたり、痛みを伴ったりすることがあります。牛痘は通常、数週間で自然に治癒しますが、まれに重症化することがあります。牛痘は、牛痘ワクチン接種によって予防することができます。牛痘ワクチンは、牛痘ウイルスを弱毒化した生ワクチンであり、世界保健機関(WHO)によって推奨されています。牛痘ワクチンは、通常、乳幼児期に接種されます。
その他

看護師必携!V6(ぶいろく)とは?

V6とは、12誘導心電図において、紫の電極を使い、V4と同じ高さの水平線と前腋窩線上の交点から心臓の電気活動を捉える、胸部誘導の1つである。V6は、右室の壁の動きを捉えるのに適した誘導であり、右室肥大や右室梗塞の診断に有用である。また、V6は、心筋梗塞の診断にも有用である。心筋梗塞が起こると、心筋の細胞が壊死し、電気信号が伝わりにくくなる。この結果、心電図に異常が現れる。V6は、心筋梗塞が起こった部位を特定するのに役立つ誘導である。