腎・泌尿器

看護師必須!排尿について

排尿のメカニズム 排尿は、体外に尿を放出する行為であり、膀胱と尿道(男性では前立腺を含む)および尿道括約筋といった下部尿路の機能である。排尿のメカニズムは複雑で、神経系、筋肉、ホルモンが関与している。 排尿は、左右の尿管から尿が膀胱内に流れ込み、膀胱内の尿量が増加し、150~200mLを超えると膀胱内圧が上昇することから始まる。膀胱内圧が上昇し、膀胱壁が引き伸ばされることで膀胱壁内の伸展受容器が感知した刺激が求心性神経(骨盤神経)を通じて胸腰髄交感神経中枢と仙髄にあるOnuf(オヌフ)核を興奮させ尿が膀胱内に蓄えられる。また、この刺激は脊髄を上行し橋の排尿中枢と大脳皮質に伝わり、尿意を生じる。 しかし、大脳皮質が橋排尿中枢を抑制するためすぐには排尿反射は起こらない。橋排尿中枢が抑制されている間は、膀胱では交感神経が優位に働き、畜尿される。 大脳皮質で排尿することを決定すると、橋排尿中枢に対する抑制が解除され、胸腰髄交感神経とOnuf核を抑制し、仙髄副交感神経中枢を活性化する。その刺激は副交感神経を通じて膀胱の排尿平滑筋を収縮させ、不随意筋の内尿道括約筋が弛緩させる。 また、外尿道括約筋を弛緩させ、腹圧がかかることで排尿が起こる。
内分泌・代謝・栄養

糖尿病とは?看護師に必須の基礎知識

糖尿病とは、慢性的に高血糖が持続する疾患である。原因としては、インスリンが作れない分泌障害、インスリンが効かなくなる抵抗性亢進が挙げられる。その原因によって、主に1型糖尿病と2型糖尿病の2つのタイプに分類される。 1型糖尿病は、自己免疫疾患の一種で、インスリンを産生する膵臓の細胞が破壊されてしまい、インスリンが欠乏する病気である。発症年齢は若年者が多いが、子供にも発症する。インスリンを注射しないと生命を維持できない。 2型糖尿病は、インスリンの分泌が低下したり、インスリンの効きが悪くなったりして、高血糖になる病気である。発症年齢は中年以降が多く、肥満や運動不足、遺伝的要因などがリスク因子として挙げられる。食事療法や運動療法、薬物療法などによって血糖値をコントロールすることが必要である。
感染

抗体検査とは?

抗体検査とは、抗体を検体から検出することにより、過去に対象となる微生物に感染していたかどうかを診断する検査である。抗体は、感染症に対する免疫反応として、体内で産生されるタンパク質である。そのため、抗体検査は、感染症の診断や、感染症に対する免疫状態を調べるために広く用いられている。 抗体検査には、さまざまな種類があるが、代表的なものとして、酵素免疫測定法(ELISA)や、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)などがある。これらの検査は、採血や採尿などによって得られた検体に、抗体に対する抗体を反応させ、抗体の量を測定することで、感染症の有無や、感染症に対する免疫状態を診断する。 抗体検査は、感染症の早期診断や、感染症に対する免疫状態を調べるために有用な検査である。しかし、抗体検査は、感染症の診断に100%正確な検査ではないことに注意が必要である。感染症にかかっていても、抗体がまだ産生されておらず、抗体検査で感染症が診断できない場合がある。また、感染症にかかったことがあっても、抗体がすでに消失している場合があり、抗体検査で感染症が診断できない場合もある。
内分泌・代謝・栄養

知っておきたい!C-ペプチドの基礎知識

C-ペプチドとは、インスリンの前駆物質であるプロインスリンが分解される際に生成される物質です。インスリンは、血糖値を下げる働きのあるホルモンです。C-ペプチドには生理活性がなく、代謝経路がインスリンとは異なります。そのため、インスリン分泌能の評価に利用されます。 プロインスリンからインスリンとC-ペプチドは1分子ずつ生成されます。インスリンは膵臓のβ細胞で合成され、血流中に分泌されます。C-ペプチドは、インスリンと一緒に分泌されますが、血流中での半減期がインスリンよりも長く、腎臓から排泄されるまで血中に存在します。そのため、C-ペプチドを測定することで、インスリン分泌能を評価することができます。 C-ペプチドの測定は、糖尿病の診断や治療経過の観察に用いられます。糖尿病は、インスリン分泌が低下または低下した状態であり、血糖値が上昇します。糖尿病の診断には、空腹時血糖値やHbA1c値の測定が行われますが、C-ペプチドを測定することで、インスリン分泌能を評価し、糖尿病の診断を確定することができます。また、糖尿病の治療経過の観察には、C-ペプチドを測定することで、インスリン分泌能が改善しているかどうかを評価することができます。
小児科

NICUとは?その役割と必要性

新生児特定集中治療室(NICU)は、何らかの疾患のある新生児を集中的に管理・治療するための部屋・部門のことである。保育器や人工呼吸器、心拍数を監視する機器、子ども用の点滴器具などを備えており、早産児や低出生体重児、先天性心疾患を患った新生児がNICUの対象となる。NICU(Neonatal Intensive Care Unit)の略語で呼ばれることが多く、日本では1970年代頃から導入が開始された。 NICUでは、新生児に最適な環境を提供するために、室温や湿度、光量などが厳密に管理されている。また、新生児の健康状態を常に監視するため、モニターが設置されており、看護師が24時間体制で新生児のケアを行っている。 NICUに入院する新生児は、さまざまな疾患や障害を抱えていることが多く、中には命にかかわるような重篤な状態にある新生児も少なくない。しかし、NICUのスタッフは、高度な医療技術と知識を駆使して、新生児の命を救い、健康な成長を促すために全力を尽くしている。
感染

看護師のための感染管理用語集

感染症看護専門看護師は、2006年から認定が始まった看護師の資格です。施設や地域における個人や集団の感染予防と発生時の適切な対策に従事するとともに、感染症の患者に対して水準の高い看護を提供するためのスペシャリストです。感染症看護専門看護師は、感染症の予防と治療に関する専門知識を持ち、感染症患者のケアや感染症の予防対策の実施などを行います。また、感染症に関する情報を提供し、感染症の予防と早期発見を促す活動も行います。2018年6月現在、54人の感染症看護専門看護師が認定されています。
検査・診断

マンモグラフィーとは?乳がん早期発見に欠かせない検査

マンモグラフィーは、乳房専用のX線撮影であり、乳がんの早期発見のための主要な画像診断法である。乳房を圧迫して撮影することで、乳房内のより細かい組織の変化をとらえることができる。また、マンモグラフィーは、乳房を圧迫して撮影するため、痛みを伴う場合もあるが、乳房を圧迫することで、乳房内のより細かい組織の変化をとらえることができる。 マンモグラフィーは、乳房内の微小な石灰化や腫瘤を検出することができ、乳がんの早期発見に有効である。マンモグラフィーは、40歳以上の女性を対象に、2年に1回の定期検診が推奨されている。 マンモグラフィーは、乳がんの早期発見に有効な検査法であるが、すべての乳がんを検出できるわけではない。また、マンモグラフィーでは、良性腫瘤と悪性腫瘤を区別することが困難な場合もある。そのため、マンモグラフィーで異常が疑われる場合は、細胞診や組織検査など、さらに詳しい検査が必要となる場合がある。
その他

看護師に必須の用語『ムンテラ』とは?

ムンテラとは、医師が患者に対して病状や治療などに関する説明を行うことです。かつて、臨床では医師が患者の治療方針を決定すると、医師が患者にムンテラを行い、患者はその方針に従うかたちが多いものでした。これは、患者が自分の病状や治療方法について十分な情報を持っていないことが多かったためです。しかし、現在では医療法の改正により、インフォームド・コンセントという方法で、医師・医療チームが疾患や治療について患者に説明を行っています。インフォームド・コンセントとは、医師が患者に病状や治療方法について十分な説明を行い、患者が理解した上で治療を受けるかどうかを決定する制度のことです。これにより、患者は自分の病状や治療方法について十分な情報を持った上で治療を受けることができるようになりました。
医療機器・設備・器具

看護師必携!PEDとは?

PEDは、小児科を意味する英語pediatricsに由来する用語です。小児科とは、0歳から18歳までの乳幼児や子どもの健康状態を管理し、病気やケガを治療する科です。小児科医は、子どもの心身の成長や発達について専門的な知識を持ち、子どもの健康を総合的にケアします。 PEDは、英語の発音では「ぴーいーでぃー」と読みます。ドイツ語では、子供をkindと表すため、小児科をキントと略すこともあります。Kiはドイツ語で「子供」を意味し、NDは「部門」を意味する接尾辞です。 小児科は、子供たちの健康を守るために欠かせない科です。小児科医は、子供たちの健康状態を診察し、適切な治療を行います。また、子供たちの健康に関する相談にも応じ、保護者への指導も行います。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『血糖』とは

血糖とは、血中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のことである。グルコースは、炭水化物や糖質を分解して得られるエネルギー源であり、体の細胞が活動するために必要な栄養素である。 血糖値は、食事や運動、ストレスなどによって変動する。食事をすると、血糖値は上昇する。運動をすると、血糖値は下降する。ストレスを受けると、血糖値は上昇する。 血糖値の上昇は、インスリンの分泌を促す。インスリンは、血糖値を下げる働きをするホルモンである。インスリンが分泌されると、グルコースが細胞に取り込まれて、エネルギーとして利用される。 血糖値が上昇したままだと、糖尿病を発症するリスクが高くなる。糖尿病は、血糖値が高い状態が続く病気である。糖尿病になると、血管が傷つき、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞など、さまざまな合併症を引き起こす。 看護師は、血糖値を管理することが重要である。血糖値を管理するためには、食事療法や運動療法、薬物療法などを行う。また、看護師は、糖尿病患者に血糖値を自己管理する方法を指導する。
皮膚科

看護師必須!疱疹とは

疱疹とは、小水疱または小膿疱が集まった状態である。主に、単純ヘルペスウイルス(HSV)または帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる。HSVは、口唇ヘルペス、性器ヘルペス、水痘帯状疱疹を引き起こす。VZVは、水痘と帯状疱疹を引き起こす。疱疹は、非常に感染力が強く、接触や飛沫感染によって広がる。症状は、感染部位によって異なる。口唇ヘルペスは、唇やその周辺に小水疱ができる。性器ヘルペスは、外陰部や肛門周辺に小水疱ができる。水痘は、全身に小水疱ができる。帯状疱疹は、体幹の一側に、帯状に分布する小水疱ができる。疱疹の治療には、抗ウイルス薬が使用される。抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑え、症状を軽減する。疱疹は、適切な治療を受ければ、完治する。しかし、単純ヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルスは、体内に潜伏し、条件が悪化すると再発することがある。
脳・神経

看護師が知っておくべき頭痛の基礎知識

頭痛とは、頭部の一部または全体の痛みを訴える症状です。頭痛の部位や痛み方はさまざまで、原因も多岐にわたります。頭痛は、日常的に起こる軽度のものから、命にかかわる重篤なものまで、さまざまな程度のものがあります。 頭痛は、一次性頭痛と二次性頭痛の2つに分類されます。一次性頭痛は、それ自体が病気である頭痛で、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などが含まれます。二次性頭痛は、別の病気の症状として起こる頭痛で、脳腫瘍、脳出血、髄膜炎などが含まれます。 頭痛の症状は、痛みのある部位、痛みの程度、痛みの持続時間、頭痛を伴うその他の症状などによって異なります。頭痛の部位は、頭の前方、頭の上部、頭の後方、または頭全体など、さまざまです。痛みの程度は、軽度から重度まであります。痛みの持続時間は、数分から数時間、または数日まで続くこともあります。頭痛を伴うその他の症状には、吐き気、嘔吐、光や音に対する過敏、首のこり、目の痛みなどがあります。 頭痛の原因は、さまざまであり、その多くは不明です。一次性頭痛の原因は、遺伝、環境、および生活習慣の組み合わせと考えられています。二次性頭痛は、脳腫瘍、脳卒中、髄膜炎、緑内障、高血圧、低血圧、薬の副作用など、さまざまな原因によって引き起こされます。 頭痛の治療法は、頭痛の原因によって異なります。一次性頭痛の治療法には、鎮痛剤、抗炎症剤、トリプタンなどの薬物療法、およびリラクゼーション法、バイオフィードバック、鍼治療などの非薬物療法があります。二次性頭痛の治療法は、頭痛の原因となる病気を治療することが中心となります。 頭痛は、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。頭痛がひどい場合は、仕事や学校を休まざるを得なくなったり、日常生活に支障をきたしたりすることがあります。頭痛を予防するためには、規則正しい生活、十分な睡眠、ストレスを避けることなどが大切です。また、頭痛が起こった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
眼科

看護師に必須の用語解説-結膜炎について

結膜炎とは、結膜に炎症が起こる病気です。結膜とは、眼瞼と眼球の表面を覆う粘膜組織であり、眼球結膜は強膜が角膜に移行する部分までの眼球を覆っています。結膜には、細菌やウイルスなどの異物を排除する働きがあり、また、涙を分泌して眼球を潤しています。結膜炎になると、結膜が炎症を起こして赤くなったり、腫れたり、痛みを伴うことがあります。また、目やになどを伴うこともあります。結膜炎は、細菌やウイルス、アレルギー、化学物質など、さまざまな原因で起こります。細菌やウイルスによる結膜炎は、感染性結膜炎と呼ばれ、接触感染や飛沫感染によって広がります。アレルギーによる結膜炎は、花粉やハウスダストなど、アレルゲンと呼ばれる物質に対するアレルギー反応によって起こります。化学物質による結膜炎は、洗剤やシャンプーなどの化学物質が目に触れて起こります。結膜炎は、通常、軽症で自然に治癒することが多いですが、中には重症化して角膜炎やぶどう膜炎などの合併症を引き起こすこともあります。結膜炎の症状が強い場合や、長引く場合は、眼科を受診することが大切です。
整形外科

看護師が知っておきたい『ロキソプロフェン』の基本知識

ロキソプロフェンは、非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の一種であり、鎮痛効果と抗炎症効果を持っています。医療現場では、痛みや炎症を治療するために、ロキソプロフェンが使用されています。ロキソプロフェンは、一般的に、錠剤や注射剤として使用することが推奨されています。ロキソプロフェンの作用時間は、一般的に、4時間から6時間程度であり、効果が切れてきたら、再び服用することができます。ただし、ロキソプロフェンは、他の薬との相互作用や副作用を引き起こす可能性があるため、使用前に医師や薬剤師に相談することが重要です。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『甲状腺がん』について

甲状腺がんとは、甲状腺組織中にできるがんである。甲状腺とは、首の前部にある小さな器官で、ホルモンを産生して体の代謝を調節している。甲状腺がんは、甲状腺の細胞が異常増殖して腫瘍を形成する病気である。甲状腺がんは、比較的まれながんであるが、女性に多く発症する傾向がある。甲状腺がんには、乳頭がん、濾胞がん、未分化がん、髄様がんの4種類がある。乳頭がんと濾胞がんは、甲状腺がんの80~90%を占める最も一般的なタイプである。未分化がんと髄様がんは、比較的まれなタイプであるが、より進行が早く、治療が難しい。甲状腺がんの症状は、腫瘍の大きさや場所によって異なる。初期の段階では、ほとんど症状が現れないことが多い。腫瘍が大きくなると、首のしこり、嗄声、呼吸困難、嚥下困難などの症状が現れることがある。甲状腺がんの診断は、血液検査、画像検査、組織検査などで行う。甲状腺がんの治療法は、腫瘍の大きさや場所、進行度によって異なる。主な治療法としては、手術、放射線療法、化学療法、分子標的薬療法などがある。甲状腺がんは、早期発見・早期治療が重要である。定期的な健康診断を受け、甲状腺の異常を発見したら、早めに医療機関を受診することが大切である。
小児科

看護師に必須の用語『てんかん』

てんかんとは、大脳皮質神経細胞の過剰興奮によって起こる、痙攣などの発作性症状を繰り返す慢性疾患のことである。てんかん発作は、大脳の神経細胞が突然、過剰に興奮することで起こる。この過剰な興奮によって、筋肉が収縮したり、意識が失われたり、感覚がおかしくなったりする。てんかん発作は、数秒から数分間続き、発作後には通常、意識が回復する。てんかんは、100人に1人程度の発症率であり、男女の差はない。てんかんの原因はまだ完全に解明されていないが、遺伝的要因や脳損傷、感染症などが関与していると考えられている。てんかんは、発作をコントロールするための薬物治療が主な治療法である。てんかん発作は、通常、薬物治療でコントロールすることができる。てんかんの薬には、てんかん発作の発生を抑える抗てんかん薬と、てんかん発作が起こったときに発作を止める頓服薬がある。
その他

看護師必見!ウォッシュアウトとは?

ウォッシュアウトとは、薬物が時間経過と共に体内から無くなることである。これは、薬物が代謝されて体外に排出されるか、排泄物と一緒に排出されることによって起こる。薬物の種類や用量、個人の代謝率などによって、ウォッシュアウトの時間は異なる。ウォッシュアウトが完了するまでには、薬物の効果がなくなるまで数日から数週間かかる場合もある。 ウォッシュアウトは、薬を服用する際に考慮すべき重要な要素である。なぜなら、薬の相互作用や副作用を防ぐために、薬を飲む前にウォッシュアウトが完了している必要があるからである。また、薬の効果を正確に評価するためにも、ウォッシュアウトは重要である。 ウォッシュアウトを促進するためのヒントを以下に挙げる。 * 水をたくさん飲む。 * 健康的な食生活を送る。 * 定期的に運動する。 * 十分な睡眠をとる。 * ストレスを避ける。 ウォッシュアウトについて質問がある場合は、医師または薬剤師に相談することが大切である。
組織・制度

特別養護老人ホームとは?必要な用語と豆知識

-特別養護老人ホームの概要- 特別養護老人ホームとは、要介護者が長期間入所し、介護サービスを受けながら生活をすることができる、社会福祉法人や地域自治体が経営する公的な福祉施設である。特養とも呼ばれる。老人福祉施設の一つである。2014年時点で全国に9,726の施設がある。在宅復帰を目的とした介護老人保健施設(老健)などとは異なり、終身入居が可能である。 入所条件は、介護保険の要介護認定において、要介護1以上と認定された65歳以上の人である。2015年度以降の新規申込者は、要介護3以上が条件となった。 施設全体で介護を行う従来型と、10人程度を1ユニットとして個人を尊重しながら家庭的な雰囲気でケアを提供するユニット型の2種類がある。 受けられるサービスは、食事や入浴、レクリエーションなどである。食事は身体状況に合わせてきざみやとろみをつけた嚥下食の提供が可能で、寝たきりでも入浴できる設備が整っている。医師は常駐する義務はないが、協力医療機関などを持つ施設がほとんどである。 費用は、入居金などの初期費用はかからず、月額料金として介護サービス費とその他の生活費(住居費、食費など)が発生する。介護サービス費は受けたサービス内容や要介護度によって異なるが、原則として1割負担である。2015年8月に行われた制度改正で、年金のみの収入であれば単身で280万円以上、夫婦で346万円以上の所得がある人は2割負担となった。トータルで、1カ月当たりの月額費用は一般の有料老人ホームよりは安価になるケースが多い。従来型ではひと月にかかる費用が10万円以下、ユニット型でも15万円以下が多い。また、低所得者に対する自己負担の限度額も定められている。
感染

看護師必見!垂直感染とは?

垂直感染とは、病原体が親から子どもに伝播される感染様式のことです。妊娠中の胎内感染、出産時の産道感染、出生後の経母乳感染などがあります。母子感染とも呼ばれます。 垂直感染を起こしうる疾患には、風疹・梅毒・ヘルペス・B型肝炎・HIV感染症などがあります。垂直感染は、胎児や新生児の健康に重大な影響を及ぼす可能性があります。感染の種類によっては、胎児の死亡や、先天的な異常を引き起こすこともあります。また、新生児に感染した場合には、重篤な症状を引き起こす可能性があります。 垂直感染を防ぐためには、妊娠中の定期健診やワクチン接種、出産時の適切な処置などが重要です。また、母乳育児をする場合は、適切な衛生管理を行うことが大切です。垂直感染の疑いがある場合には、速やかに医療機関を受診することが大切です。
消化器

内視鏡的経鼻胆道ドレナージとは?その必要性と留意点

内視鏡的経鼻胆道ドレナージとは、鼻から胆道にかけてドレナージチューブを挿入し、胆汁を体外に排出させる方法です。胆管炎の治療として行われることが多く、胆汁の排出が困難になっている場合や、胆管に結石が詰まっている場合などに用いられます。また、胆管炎の予防や、胆管の手術後の経過観察にも用いられることがあります。 内視鏡的経鼻胆道ドレナージは、内視鏡を用いて行われます。内視鏡は、細い管状のカメラで、先端に照明装置と鉗子(かんし)が付いており、体の内部を映像で観察することができます。内視鏡を鼻から挿入し、胆管まで到達させます。その後、胆管にドレナージチューブを挿入し、胆汁を体外に排出させます。
内分泌・代謝・栄養

看護師のための必須用語:低血糖

低血糖とは、血糖値が生理的範囲を超えて低下した状態である。血糖値が70mg/dL未満になると、低血糖症状が現れる。低血糖は、インスリンや経口血糖降下薬を服用している糖尿病患者に起こりやすい。 低血糖症状としては、空腹感、発汗、手足の震え、動悸、冷や汗、めまい、頭痛、意識障害などがある。低血糖が重症になると、昏睡状態に陥ることがある。 低血糖が起こった場合は、ブドウ糖を摂取して血糖値を上昇させる必要がある。ブドウ糖は、砂糖や蜂蜜、ジュース、スポーツドリンクなどに含まれている。 低血糖を防ぐためには、食事を規則正しく摂り、インスリンや経口血糖降下薬を正しく服用することが大切である。また、激しい運動をする前には、ブドウ糖を摂取しておくことも大切である。
組織・制度

看護師が知っておくべき『障害者手帳』

障害者手帳とは、身体的障害や精神的障害、知的障害を持つ人に発行される公的手帳の総称です。具体的には、身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳、療育手帳を指しています。障害者手帳を提示することで障害の程度を明らかにし、それぞれの等級に応じて以下のようなサービスを受けることができます。 ・公共交通機関の運賃割引 ・公共施設利用料の割引 ・公営住宅への優先入居 ・就職時の障害者枠の利用 ・国税・地方税の控除
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ケミカルメディエーター』とは?

ケミカルメディエーターとは? ケミカルメディエーター(けみかるめでぃえーたー、chemical mediator)とは、細胞間の情報伝達に作用する化学物質のことである。化学伝達物質ともいう。細胞の外から別の細胞に作用して、情報を伝える物質のことである。ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン、血症板活性化因子、セロトニン、ヘパリンなどがこれに当たる。ケミカルメディエーターは、さまざまな細胞から産生され、さまざまな細胞に作用する。これにより、組織や器官間の情報伝達が円滑に行われ、身体の恒常性を維持することができる。
腎・泌尿器

看護師必須用語「排尿障害」

排尿障害とは、尿をためる膀胱や尿を排出する尿道に障害が生じ、排尿に困難が生じる状態を指します。畜尿障害と排出障害の2つに大別されます。畜尿障害とは、膀胱に尿をためることができない状態です。頻尿、尿意切迫感、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁、夜間頻尿、夜尿症などが症状として現れます。排出障害とは、尿を膀胱から体外に排出することができない状態です。尿勢低下、尿線途絶、腹圧排尿などが症状として現れます。排尿障害は、男性と女性で原因が異なる場合が多く、男性では前立腺肥大症、女性では骨盤臓器脱などが原因となるケースが多いです。