組織・制度

国際看護師協会とは何か?

国際看護師協会(ICN)は、1899年にスイスのジュネーブに本社を置いて設立された。これは世界で初めて結成された国際的な看護師団体であり、世界最大の規模を持つ。 ICN は、各国の看護師協会の連携によって成り立っており、日本看護協会も加入している。 ICN の目的は、看護師の社会的地位の向上と国際的な連帯、および広域及び地域社会での健康医療政策への積極的な参加である。 ICNが設立される以前、世界には看護師に関する国際的な組織はなかった。そのため、各国の看護師は孤立しており、情報交換や協力は困難であった。この状況を打開するため、1899年、英国の看護師であるフローレンス・ナイチンゲールが提唱者となって、ICNが設立された。ICNの設立により、世界の看護師は初めて国際的なネットワークを持つこととなり、相互の情報交換や協力が可能となった。 ICNは、設立以来、看護師の社会的地位の向上と国際的な連帯に努めてきた。その結果、ICNは国連や世界保健機関(WHO)などの国際機関から、看護分野の専門家団体として認められるに至った。また、ICNは、世界各国の看護師協会と協力して、看護教育の質の向上や、看護師の働きやすい環境作りのための活動にも取り組んでいる。

看護師必見!血漿の基本知識

血漿は、血液の細胞以外の成分です。血液の約60%を占め、残り40%が血球(赤血球、白血球、血小板)です。血液を試験管に入れて遠心分離すると上清として得られる黄色い液体成分が血漿です。 血漿は、主に水、タンパク質、脂質、糖質から構成されています。水の割合は90~92%と大部分を占め、タンパク質は6~8%、脂質は1~2%、糖質は0.1~0.2%です。タンパク質は、主にアルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンなどで構成され、脂質は、主にコレステロール、トリグリセリド、リン脂質などで構成されています。糖質は、主にブドウ糖です。 血漿には、様々な役割があります。血液の体積を維持し、血流をスムーズにする役割や、栄養素や酸素を細胞に運搬し、老廃物を細胞から回収する役割があります。また、ホルモンや薬物などを全身に運搬する役割や、免疫機能を担う役割もあります。
略語

看護師に欠かせない用語『リハ』を解説

リハとは、リハビリテーション(理学療法・作業療法・言語聴覚療法など)、またはリハビリテーション科のことを指す言葉です。診療科目を意味する医療業界の用語であり、ギネ(産婦人科)、アウゲ(眼科)、プシ(精神科)などと同じように使われています。 リハビリテーションとは、病気やケガによって失われた機能を回復させ、日常生活動作を改善することを目的とした医療行為です。理学療法、作業療法、言語聴覚療法などの様々な方法を用いて行われます。リハビリテーション科は、リハビリテーション専門の医師やセラピストが在籍し、患者さんのリハビリテーションを総合的に管理しています。 リハビリテーションは、病気やケガから回復した後の機能回復に役立つだけでなく、障害のある方の生活をより自立したものにするためにも重要です。リハビリテーション科は、患者さんの状態に合わせて最適なリハビリテーションプログラムを作成し、患者さんが日常生活動作を回復できるように支援しています。
その他

奏効率を知る!がん治療の効果を測る指標

奏効率とは、あるがん治療法を患者に用いた際、その治療を実施した後にがん細胞が縮小もしくは消滅した患者の割合を示したものです。治療法の評価の基準として用いられます。 奏効率は、臨床試験において、治療法の有効性を評価するために使用されます。臨床試験では、参加した患者を治療群と対照群に分けて、治療法を比較します。治療群では、新しい治療法を受け、対照群では、従来の治療法またはプラセボを受けます。 臨床試験の結果、治療群の奏効率が対照群の奏効率よりも高い場合、新しい治療法は従来の治療法よりも有効であると判断されます。奏効率は、がん治療法の有効性を評価する上で重要な指標です。
皮膚科

サルコイドーシスを理解!看護師に必須の用語

サルコイドーシスは、皮膚、リンパ節、肺、眼、心臓などの多臓器にわたり非乾酪性類上皮細胞肉芽腫が出現する原因不明の多臓器疾患です。非乾酪性類上皮細胞肉芽腫とは、肉芽腫の一種で、乾酪壊死を伴わないものです。サルコイドーシスは、日本を含む世界各地で報告されており、男女比はほぼ同等です。好発年齢は20~40歳代ですが、小児や高齢者でも発症することがあります。サルコイドーシスの原因は不明ですが、遺伝的要因、環境要因、感染症などが関与していると考えられています。
その他

看護師が理解すべきアカウンタビリティ

アカウンタビリティとは、説明責任のことである。医療現場では、患者に対して行われる治療や処置に関する内容を、患者や家族へ説明する責任を意味する。アカウンタビリティを明確にすることは、医療の質と安全性を向上させるために重要である。 アカウンタビリティが明確になっていないと、患者は自分が受ける治療について十分な情報を得ることができず、治療への同意を十分に行うことができない。また、医療従事者は自分の行為について責任を負う必要がないため、医療の質が低下したり、医療事故が起こる可能性が高くなる。 アカウンタビリティを明確にするために、医療従事者は患者に対して治療の内容やリスクについて十分な説明を行う必要がある。また、医療従事者は自分の行為について責任を負う必要がある。医療従事者のアカウンタビリティを明確にすることで、医療の質と安全性を向上させることができる。
産婦人科

看護師が知っておきたい多嚢胞性卵巣症候群の基礎知識

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、女性に影響を与える一般的な内分泌障害です。月経異常、ニキビ、過剰な体毛の成長、肥満などの様々な症状を特徴とします。PCOSは排卵障害を引き起こすことが多く、妊娠を困難にする可能性があります。 PCOSの原因は完全には解明されていませんが、遺伝的、環境的、ライフスタイル要因の組み合わせが関係していると考えられています。PCOSのリスクを高める要因としては、肥満、インスリン抵抗性、高血圧などがあります。 PCOSの症状は女性によって異なります。最も一般的な症状は、月経異常、ニキビ、過剰な体毛の成長、肥満です。他の症状としては、無月経、体重増加、不妊、気分の落ち込み、不安などがあります。 PCOSの診断は、病歴、身体検査、血液検査に基づいて行われます。血液検査では、性ホルモン濃度、インスリン濃度、コレステロール値などが調べられます。超音波検査で卵巣の大きさと形状を調べ、多嚢胞卵巣の有無を確認することもあります。 PCOSの治療法は、症状と個人のニーズに合わせて行われます。治療法としては、ライフスタイルの変更、薬物療法、手術などがあります。ライフスタイルの変更としては、減量、規則正しい運動、健康的な食生活などが挙げられます。薬物療法としては、経口避妊薬、プロゲスチン剤、抗アンドロゲン剤などがあります。手術は、PCOSが重度の場合や他の治療法で改善が見られない場合に行われます。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『糖尿病黄斑症』

糖尿病黄斑症は、糖尿病によって視力に重要な役割を担っている黄斑部に病変が生じる病態のことです。黄斑部は網膜の一部ですが、眼底の中央にみられる黄褐色の部分を特に黄斑部と呼びます。黄斑部には錐体細胞と呼ばれる色や細かいものを識別する細胞が密集していて視力を形成しています。 糖尿病黄斑症は、糖尿病の合併症のひとつで、糖尿病患者の約3割が発症するといわれています。糖尿病黄斑症は、糖尿病によって血管が損傷することで、黄斑部にむくみ(浮腫)や出血が生じ、視力が低下する病気です。糖尿病黄斑症は、初期段階では自覚症状がありませんが、進行すると視力が低下し、ものがゆがんで見えたり、暗く見えたりするようになります。糖尿病黄斑症は、失明に至る可能性もあるため、早期発見と治療が重要です。
循環器

動脈血とは?酸素を多く含む鮮紅色の血液

動脈血の酸素含量は、呼吸器と循環器の健康を評価する重要な指標です。動脈血の酸素含量が高いことは、肺と心臓が十分に機能しており、全身に酸素を送り届けていることを示しています。逆に、動脈血の酸素含量が低いことは、肺や心臓に何らかの問題があり、酸素を全身に十分に送り届けることができていないことを示しています。 動脈血の酸素含量を測定するには、動脈血ガス分析を行います。動脈血ガス分析は、動脈から採取した血液を分析して、酸素分圧(PaO2)、二酸化炭素分圧(PaCO2)、pH値などを測定する検査です。動脈血ガス分析は、呼吸器疾患や循環器疾患の診断や治療経過の観察などに用いられます。 動脈血の酸素含量は、年齢や性別によって異なります。一般的に、成人男性の動脈血の酸素含量は95~100%、成人女性の動脈血の酸素含量は92~97%です。動脈血の酸素含量は、運動やストレスによっても変化します。運動中は、筋肉への酸素供給量が増加するため、動脈血の酸素含量が低下します。ストレスを感じているときも、動脈血の酸素含量が低下することがあります。 動脈血の酸素含量が低下すると、全身の組織や臓器に酸素が行き届かなくなり、さまざまな症状が出現します。動脈血の酸素含量が低下したときにみられる症状としては、息切れ、動悸、頻脈、チアノーゼ、意識障害などがあります。動脈血の酸素含量が低下した場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
その他

看護師に必須の用語『PO』とは

PO(ぴーおー、postoperative)とは、手術後を意味する略語である。カルテ記入などの際に使われる。カルテ記入の際に使われるほかの略語には、p/o(経口投与)、do(同じ)、s/o(~の疑い)などがある。POは、postoperativeの頭文字をとったもので、英語圏では広く使用されている。カルテ記入の際に使用されるほかの略語も、英語圏で広く使用されているものが多い。これは、医療用語が世界共通であるためである。医療用語は、世界共通であることで、医療従事者が国境を越えてコミュニケーションをとることを可能にしている。
腎・泌尿器

WOCナースとは

WOCナースは、創傷、ストーマ、失禁のケアに特化した看護師です。褥瘡などの創傷のケア、人工肛門や人工膀胱などのストーマの管理、失禁への対応など、排泄に関する専門的な知識と技術を持っています。また、患者や家族の自己管理やセルフケアを支援する役割も担っています。 WOCナースは、病院だけでなく、訪問看護ステーションやクリニック、介護施設など、さまざまな場所で活躍しています。患者や家族の生活の質向上に貢献できるやりがいのある仕事です。
整形外科

看護師が知っておくべき『理学療法』基礎知識

-理学療法とは何か?- 理学療法とは、身体に障害のある者に対し、運動療法や物理療法などを用いて、基本的動作能力の回復を図る治療法である。理学療法は、医師の指示のもとで行われることが多く、理学療法士によって実施される。理学療法の目的は、障害のある方の基本的動作能力を回復させ、自立した生活を送れるようにすることである。理学療法は、脳卒中や骨折、関節炎、筋萎縮症などの様々な障害のある方に対して行われる。理学療法士は、患者の状態に合わせて、適切な運動療法や物理療法を選択し、実施する。運動療法には、関節可動域訓練、筋力増強訓練、バランス訓練、歩行訓練などがある。物理療法には、電気療法、温熱療法、水療法などがある。理学療法は、患者の状態に合わせて、長期にわたって行われることが多く、患者の回復をサポートする上で重要な役割を果たしている。
脳・神経

看護師が知っておきたい用語『JCS』について

JCSとは、ジャパン・コーマ・スケール(Japan Coma Scale)の略です。意識障害の分類の仕方から、3-3-9度方式とも呼ばれています。日本では、意識障害の指標として広く使用されています。 JCSは、意識レベルを3つのカテゴリーに分類します。 1. 清醒(E) 2. 昏睡(S) 3. 中等度昏睡(S1) さらに、各カテゴリーは3つのサブカテゴリーに分類されます。 1. 清醒(E) * 完全覚醒(E1) * 呼びかけに対する反応(E2) * 痛み刺激に対する反応(E3) 2. 昏睡(S) * 自発的開口(S1) * 呼びかけに対する反応(S2) * 痛み刺激に対する反応(S3) 3. 中等度昏睡(S1) * 自発的開口(S1-1) * 呼びかけに対する反応(S1-2) * 痛み刺激に対する反応(S1-3) JCSは、意識障害の程度を評価するために役立ちます。また、意識障害の原因を診断するためにも使用されます。
感染

看護師に必須の用語『B型肝炎』

B型肝炎とは、B型肝炎ウイルス(HBV)が血液や体液などを介して肝臓に感染し、炎症を引き起こす病気です。急性肝炎と慢性肝炎の2つに分類され、急性肝炎は通常、成人の血液・体液感染による初感染で、慢性肝炎は乳幼児期に母子感染で初感染が起きた場合に発症する可能性が高くなります。急性B型肝炎は、1~6カ月の潜伏期間を経て、全身倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、発熱、黄疸、肝腫大などの症状が見られます。慢性B型肝炎は無症状で数年から数十年経過して検診などで偶然発見されることが多く、肝硬変に進行してくる過程で症状が現れます。B型肝炎の診断は、ウイルスマーカーが有効で、まずHBs抗原でスクリーニング検査が行われます。治療は、急性B型肝炎は自然に治癒することが多く、保存的治療の適応になりますが、劇症肝炎に移行する場合には抗ウイルス薬や血漿交換、肝移植などの適応になる場合があります。慢性B型肝炎に対しては核酸アナログ製剤やインターフェロンが適応になりますが、根本的にB型肝炎ウイルスを除去することはできません。
耳鼻咽喉科

看護師必須!耳垢栓塞とは?

耳垢栓塞とは、耳垢が外耳道に蓄積して耳の閉塞を引き起こす状態です。耳垢は、外耳道の皮膚から分泌される天然の物質で、通常、外耳道から自然に排出されます。しかし、過剰な耳垢が分泌されたり、耳掃除などによって押し込まれたりすると、外耳道に蓄積して栓塞を引き起こすことがあります。 耳垢栓塞は、子供から大人まで、誰にでも起こりえますが、特に高齢者や難聴者、耳の細い人、耳掃除を頻繁に行う人などに多く見られます。耳垢栓塞は、外耳道を塞ぐことで、さまざまな症状を引き起こします。最も典型的な症状は、片耳または両耳の難聴です。耳垢栓塞が進行すると、耳鳴り、耳の痛み、かゆみ、匂い、めまいなどの症状が現れることもあります。
アレルギー・膠原病

看護師のための用語解説 ゲルとは

ゲルとは、液体を媒質としたコロイドであり、固体のコロイド粒子が沈殿またはゼリー状をなしたものである。ゲル状物質は、自然界に広くみられる物質状態であり、固化した寒天や豆腐、こんにゃく、ゼラチンなどが一例である。ゲルは、その構造によって、コロイドゲル、アソシエーションゲル、ネットワークゲル、ミセルゲルなどの種類に分類される。コロイドゲルは、コロイド粒子が互いに凝集して形成されるゲルである。アソシエーションゲルは、分子間力が働いて形成されるゲルである。ネットワークゲルは、高分子鎖が架橋して形成されるゲルである。ミセルゲルは、界面活性剤のミセルが凝集して形成されるゲルである。
内分泌・代謝・栄養

体内水分量とは?

体内水分量は、人体を構成している水分の総量のことです。体重のうち、約60%を占めています。体内水分量は、経口摂取や代謝に伴って体内に取り込まれるものと、尿や便、発汗や呼気などで体外に排出されるものとで、バランスをとっています。体内水分量は、常に一定ではなく、食事や運動、環境の変化などによって増減します。体内水分量が減少しすぎると、脱水症状を起こし、体内の機能が低下します。逆に、体内水分量が増加しすぎると、むくみなどの症状が現れます。体内水分量を適正に保つことは、健康維持のために重要です。
職種・資格

あん摩マッサージ指圧師とは?必要な資格と仕事内容を解説

あん摩マッサージ指圧師の受験資格として必要なものは、高校卒業以上の資格を有すること、あん摩マッサージ指圧師に必要な知識と技能を教える養成所または学校において3年以上かつ既定数の単位を取得することです。一般的にはあん摩マッサージ指圧師の国家資格受験コースがある専門学校で取得します。また、あん摩マッサージ指圧師とはり師、きゅう師の資格に必要な知識と技能を同時に学べる専門学校に通って受験資格を取得することもできます。受験資格取得後、あん摩マッサージ指圧師国家資格に合格することで資格を取得します。
医療機器・設備・器具

知っておきたい!看護師業界の専門用語『W/C』

W/Cとは?その意味と略語の由来 W/Cとは、車イス(車椅子)のことである。車イス(wheelchair)を意味する略語である。単にWCと示すこともある。看護師にとっては、車イスを使用する患者をケアする機会が多いため、W/Cという用語をよく耳にすることになるだろう。 W/Cという略語は、英語の「wheelchair」の頭文字をとったものである。wheelchairとは、車輪のついた椅子という意味である。車イスは、下肢に障害のある人が移動する際に使用する補助具である。車イスの種類は、手動式と電動式の2種類がある。手動式車イスは、自分でタイヤを回して移動する車イスである。電動式車イスは、モーターでタイヤを回転させて移動する車イスである。 車イスを使用する人は、車イスを介して移動することを余儀なくされているため、日常生活に多くの困難を抱えている。看護師は、車イスを使用する患者の困難を理解し、その困難を軽減するために必要なケアを提供することが求められる。
検査・診断

看護師必携!抗原検査について知っておくべきこと

抗原検査とは、免疫応答を引き起こす物質(抗原)を検出する検査です。抗原は、細菌やウイルスなどの病原体だけでなく、花粉やダニなどのアレルギー物質も含まれます。抗原検査は、血液、尿、便、喀痰などの検体を用いて行われます。抗原検査は、感染症の診断やアレルギーの原因を特定するために使用されます。また、抗原検査は、ワクチンの有効性を評価するためにも使用されます。抗原検査は、一般的に、迅速検査として行われます。迅速検査は、数分で結果が得られるため、感染症の早期診断や治療開始に役立ちます。抗原検査は、感染症の早期発見や治療開始に役立つ重要な検査です。
皮膚科

看護師が知っておきたい爪に関する知識

爪の構造と役割 爪は、タンパク質の一種であるケラチンでできており、表皮と毛の両方の特徴を併せ持つ組織です。爪は、手足それぞれの指先を保護しており、指腹に加える力を支えています。足の爪は、安定して身体を支え、歩行時には爪先に力を入れる役割があります。 爪は、爪の根元にある爪母基で生成されます。爪母基の細胞が分裂して新しい爪を作り、その爪が押し出す力で爪先へと伸びていきます。爪の伸びる速度は、個人差がありますが、一般的に成人で1日約0.1mmです。爪全体の再生には、6~12か月かかります。 爪は、爪甲、爪根、爪母基、爪先、爪床、爪郭、黄線、爪半月、爪上皮の9つの部分から構成されています。 爪甲は、一般的に「爪」と呼ばれる、露出した部分です。死んだ細胞の集合体であり、切っても痛みを感じません。指先を保護する役割を持っています。 爪根は、皮膚の下に隠れた爪の根元の部分です。できて間もない爪のため柔らかく、後爪郭という部位で保護されています。 爪母基は、爪根にあり、新しい爪を作る細胞が集結している部分です。爪母細胞の細胞分裂で増加することにより、新しい爪が生成され、それが押し出す力で爪先へと伸びていきます。 爪先は、爪甲の先端部にあり、爪が爪床から離れて外側へと伸びる部分です。別名、遠離縁とも呼ばれます。爪が伸びることにより、水分は爪床から補われにくくなります。水分不足をもたらすことで、爪は剥がれたり折れたり二枚爪になります。 爪床は、爪甲の裏側にあり、薄いピンク色で皮膚に密着している皮膚のことです。爪が伸びることにより爪床からは離れ、色は透明から白色へと変わり爪床となります。 爪郭は、爪甲の両側にあり、やや盛り上がった皮膚の部分です。側爪廓は爪甲の左右両側を囲む部分で、後爪郭は爪根を覆っている部分をいいます。 黄線は、爪床と爪先の境界線で、爪と皮膚が離れる部分です。 爪半月は、形は半月状で、爪甲の根元にある白色の部分です。生成したての新しい爪は角質化がまだで、水分が多いため白色に見えます。爪半月が大きい=健康というわけではありません。 爪上皮は、皮膚との境界線を覆う角質で、爪甲の根元にある部分です。いわゆる甘皮で、爪の根元にある薄い皮膚のことです。新しく生成されたばかりの爪甲を保護する働きがあります。乾燥によりささくれができるのはこの部分です。
その他

看護士が知っておくべき「イブプロフェン」

イブプロフェンの作用機序は、プロスタグランジン合成阻害に基づいています。プロスタグランジンは、痛み、炎症、発熱に関与する生体物質です。イブプロフェンは、プロスタグランジンの合成に関与する酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することで、プロスタグランジンの産生を抑制します。これによって、痛み、炎症、発熱を軽減する効果を発揮します。 イブプロフェンは、COX1とCOX2の両方を阻害しますが、COX2に対する阻害作用の方が強いとされています。COX1は、胃粘膜や腎臓などの正常な組織にも存在しており、その阻害は胃潰瘍や腎障害などの副作用を引き起こす可能性があります。一方、COX2は、炎症部位に主に存在しており、その阻害は副作用のリスクを軽減することができます。 イブプロフェンは、鎮痛、解熱、抗炎症作用を有し、頭痛、月経痛、筋肉痛、関節痛、腰痛などの痛みや、風邪やインフルエンザによる発熱や炎症を軽減するために使用されます。また、リウマチ性関節炎や変形性関節症などの慢性疼痛の治療にも使用されます。
血液・造血

看護師が知っておくべき多発性骨髄腫について

多発性骨髄腫とは、骨髄にある形質細胞と呼ばれる白血球の一種ががん化して増殖する病気です。形質細胞は、通常、細菌やウイルスなどの異物を攻撃する抗体を作る役割をしていますが、多発性骨髄腫では、形質細胞ががん化して増殖してMタンパクと呼ばれる異常な抗体を産生します。Mタンパクは、血液や尿中に分泌され、さまざまな合併症を引き起こします。 多発性骨髄腫は、造血器腫瘍の一種であり、年間4000人程度が死亡する病気です。発症率、死亡率ともに増加しており、日本では10万人当たり2~4人が発症します。好発年齢は60代ですが、どの年代でも発症する可能性があります。
消化器

看護師に必須の用語 排泄障害

-排泄障害とは?- 排泄障害とは、尿や便の貯留や排泄に問題があることをいいます。尿や便をうまく貯められない、排泄できない、排泄をコントロールできないなどの症状が出ます。排泄障害は、患者本人だけではなく、介護者のQOLも著しく損ねる可能性があります。 排泄障害の原因は、泌尿器や直腸、肛門の疾患だけではなく、脳や脊髄の疾患、認知症、高血圧、糖尿病、四肢の運動機能障害や睡眠障害など、多岐にわたります。これらの原因が複雑に絡み合っていることも多くあります。 排泄障害は大別すると、排尿障害、畜尿障害、排便障害、畜便障害の4つに分類できます。 -排尿障害- 排尿障害とは、尿をうまく排泄できない状態のことです。軽度や中等度の排尿障害では、残尿量が増加することがあります。高度な排尿障害では、尿閉や溢流性尿失禁(横溢性尿失禁)が起こることがあります。 -畜尿障害- 畜尿障害とは、尿をうまく貯められない状態のことです。軽度の畜尿障害では、頻尿や軽度の尿失禁が起こることがあります。高度な畜尿障害では、切迫性尿失禁、無抑制尿失禁、反射性尿失禁が起こることがあります。 -排便障害- 排便障害とは、便をうまく排泄できない状態のことです。軽度や中等度の排便障害では、便秘や周期性下痢が起こることがあります。高度な排便障害では、慢性便秘やイレウスが起こることがあります。 -畜便障害- 畜便障害とは、便をうまく貯められない状態のことです。軽度の畜便障害では、頻便や過敏性大腸症候群が起こることがあります。高度な畜便障害では、頻便や持続性便失禁が起こることがあります。