呼吸器

看護師に必須!肺塞栓の基礎知識

肺塞栓とは、心臓や静脈にできた血栓が血管の一部が詰まることで肺に血液を送ることが難しくなる病気です。血栓は、血液中の固形物が凝固して塊状になったもので、血液の流れを塞いでしまいます。肺塞栓は、命に関わる重篤な病気で、早期治療が重要です。肺塞栓は、さまざまな原因で起こりますが、最も多いのは、長時間同じ姿勢で座ったり立ったりしていることによるものです。これは、血液の流れを遅くし、血栓ができやすくなるためです。肺塞栓のリスクを高める他の要因としては、肥満、喫煙、妊娠、がん、心臓疾患、人工関節置換術などが挙げられます。
眼科

看護に必要な知識の一つ『立体視』について

立体視とは、両眼視の一つで、物体を立体的に見る機能のことである。人間は、左右の目で異なる視点を捉え、脳がその視点を合成することで、物体の立体的な像を認識している。立体視は、距離感や奥行きを認識するのに重要な役割を果たしており、スポーツや運転などの日常生活においても重要な機能である。 立体視は、主に以下の2つの要素によって構成されている。 * -両眼視差- 左右の目で見える像の差のこと。この差が大きいほど、立体視の効果は大きくなる。 * -融合- 左右の目の像を合成して、一つの像を脳が認識すること。この融合がうまく行われていないと、立体視はできない。 立体視障害とは、立体的に物を見る機能が低下している状態のことである。立体視障害には、先天性と後天性がある。先天性の立体視障害は、生まれつき両眼視差が大きかったり、融合がうまく行われていないために起こる。後天性の立体視障害は、事故や病気などによって片方の眼が失われたり、視力が低下したりするために起こる。 立体視障害があると、距離感や奥行きを認識するのが難しくなる。そのため、スポーツや運転などの日常生活において支障をきたすことがある。立体視障害の治療法は、原因によって異なる。先天性の立体視障害は、手術や眼鏡で治療できる場合がある。後天性の立体視障害は、視力回復のための治療やリハビリテーションによって改善できる場合がある。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき関節炎の基礎知識

関節炎とは、関節に炎症が起きている病態である。関節は、骨と骨が接する部分であり、身体を動かすために重要な役割を果たしている。関節炎になると、関節が腫れたり、痛んだり、動かしにくくなるなどの症状が現れる。関節炎には、さまざまな種類があり、原因や症状も異なる。主な関節炎の種類には、変形性関節症、リウマチ性関節炎、痛風、感染性関節炎などがある。変形性関節症は、関節の軟骨がすり減って起こる関節炎である。リウマチ性関節炎は、関節の滑膜に炎症が起こる関節炎である。痛風は、血液中の尿酸値が高いことで起こる関節炎である。感染性関節炎は、細菌やウイルスなどが関節に感染することで起こる関節炎である。関節炎の治療法は、種類によって異なるが、一般的には薬物療法、物理療法、運動療法などが行われる。
組織・制度

小児慢性特定疾患治療研究事業とは?

小児慢性特定疾患治療研究事業は、指定された小児慢性疾患の治療方法の研究や、患者の医療費負担の軽減などを目的とした事業です。この事業は、都道府県や指定都市、中核市が運営しており、対象となる疾患は、指定された疾患のリストに掲載されているものに限られています。 この事業の対象となる疾患は、長期にわたって治療が必要なものや、治療費が高額なものなど、患者の負担が大きいものが多いです。対象となる疾患のリストは、厚生労働省によって随時更新されており、現在では、約100の疾患が指定されています。 対象疾患の治療を受けるためには、あらかじめ医療費負担軽減のための申請を行う必要があります。申請が受理されると、医療費の自己負担額が一定額に軽減されます。軽減される自己負担額は、疾患によって異なります。 小児慢性特定疾患治療研究事業は、小児慢性疾患の治療費負担を軽減し、患者の生活をサポートするために重要な役割を果たしています。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておきたい体脂肪率

体脂肪率とは、体重における脂肪の割合のことです。一般的に、男性は15~20%、女性は20~25%が普通とされており、男性で25%以上、女性で30%以上になると肥満と判定されます。体脂肪率が高いと、糖尿病、高血圧症、脂質異常症を発症する確率が高くなるといわれています。 体脂肪率を測る方法はいくつかありますが、最も一般的な方法は、体脂肪計を使用する方法です。体脂肪計は、体内の水分量と体重を測定し、そのデータから体脂肪率を算出します。体脂肪計は、家庭用から業務用までさまざまな種類のものがあり、値段もピンキリです。 体脂肪率を下げるためには、食事療法と運動療法が有効です。食事療法では、脂肪分や糖質の多い食品を控え、野菜や果物、魚などのヘルシーな食品を積極的に摂るようにしましょう。また、運動療法では、有酸素運動と筋トレを組み合わせると効果的です。有酸素運動は、脂肪を燃焼させるのに効果的で、筋トレは筋肉量を増やして基礎代謝量を上げるのに効果的です。 体脂肪率を下げると、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病を発症するリスクを下げることができます。また、肥満を予防して、健康的な体づくりをするためにも重要です。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべきアセトンの知識

アセトンとは、ケトン体の一つであり、有機溶媒の一種です。有機溶媒とは、他の物質を溶かす性質を持つ液体のことです。アセトンは揮発性物質であるため、体内でケトン体が上昇すると、血中ではなく肺から呼気中に放出されます。そのため、ケトン体が上昇すると呼気からケトン臭(アセトン臭)と呼ばれる独特の臭いが生じます。 アセトンは、常温常圧では無色透明の液体で、特有の甘いにおいがあります。水と混和しやすく、アルコール、油脂、ワックスなどにも溶けます。アセトンは、酢酸とアセチレンから製造されます。アセトンは、塗料、接着剤、インク、化粧品、医薬品などの製造に使用されます。また、脱脂剤、洗浄剤としても使用されます。 アセトンは、引火性があり、蒸気を吸うと頭痛、吐き気、嘔吐を引き起こすことがあります。また、皮膚に接触すると炎症や火傷を引き起こすことがあります。アセトンを扱う際は、手袋や保護メガネを着用し、換気を十分に行う必要があります。
その他

看護師に必須の用語『プロトコル』とは?

プロトコルとは、臨床試験(治験)などにおいて、あらかじめ定められた試験/治療計画のことである。プロトコルともいう。臨床試験では、新しい医薬品や治療法の安全性と有効性を評価するために、被験者に試験薬や治療法を投与してその効果を調べる。この際、被験者に投与する試験薬や治療法の量や投与回数、投与方法、投与期間、評価方法などは、プロトコルに記載されている。プロトコルは、臨床試験の安全性と有効性を確保するために重要な役割を果たしている。 プロトコルには、試験の目的、試験対象者、試験方法、試験期間、試験評価方法などが記載されている。また、プロトコルには、試験中に被験者に起こり得る副作用や有害事象、その対応方法についても記載されている。プロトコルは、臨床試験の実施前に倫理委員会の承認を得る必要がある。
その他

看護師に必須!3-3-9度方式とは?

3-3-9度方式とは、日本の意識障害の評価方法である。ジャパンコーマスケール(JCS〈Japan Coma Scale〉)ともいう。この方式は、1974年に日本の脳外科医である杉田玄白によって開発され、1983年に日本脳神経外科学会によって承認された。 3-3-9度方式は、意識レベルを3つの項目によって評価する。最初の項目は、目の開き方である。目は、自発的に開いているか、刺激に対して開いているか、刺激に対して開かないかのいずれかである。2番目の項目は、言語反応である。言語は、正常、混乱、不適切、音のみ、無反応のいずれかである。3番目の項目は、運動反応である。運動は、自発的な運動、刺激に対する運動、刺激に対する運動なしのいずれかである。 3-3-9度方式は、意識障害の重症度を評価するのに役立つ。意識障害の重症度が高いほど、3-3-9度方式による評価スコアが低くなる。3-3-9度方式は、脳卒中、頭部外傷、薬物中毒などのさまざまな疾患で意識障害を評価するために使用される。
腎・泌尿器

看護師必須!フォーリーカテーテルをわかりやすく解説

フォーリーカテーテルとは、尿道から膀胱内に留置するカテーテルの一種です。尿の排出を補助したり、膀胱の洗浄や治療に使用されます。フォーリーカテーテルは、医療の様々な場面で使用されており、看護師の必須アイテムのひとつです。 フォーリーカテーテルは、先端にバルーンがついており、バルーンを膨らませて膀胱内に留置します。バルーンが膨らむことで、カテーテルが抜け落ちることなく、尿を排出することができます。フォーリーカテーテルには、様々なタイプがあり、患者さんの状態に合わせて選択されます。 フォーリーカテーテルを留置する際には、感染を防ぐために無菌操作で行うことが重要です。また、カテーテルが正しく留置されているかを確認するために、定期的に観察する必要があります。フォーリーカテーテルは、尿の排出を補助したり、膀胱の洗浄や治療に使用されます。看護師は、フォーリーカテーテルを安全かつ効果的に留置し、患者さんの状態を適切に観察して、必要なケアを提供する必要があります。
組織・制度

プリセプターとは?その役割とメリット

プリセプターとは、新人看護師のマンツーマンで指導・支援を担当する看護師のことです。プリセプターは新人看護師に知識と技術を教え、新人看護師の成長を支える役割を担っています。プリセプターは新人看護師の知識と技術の向上を図り、自身も成長できるというメリットがあります。 プリセプターは、新人看護師にとって知識・技術を教えてくれる人というだけでなく、質問したり相談できたりする人です。プリセプターは、新人看護師が不慣れな環境に慣れるまで、拠り所にもなります。プリセプターは、新人看護師の成長を支える重要な存在です。
産婦人科

看護師必見!排卵痛を徹底解説!

排卵痛とは、女性が排卵期前後に感じる腹痛のことである。月経周期の中間(13~15日付近)に出現するため、中間痛ともいわれる。排卵痛は、排卵時に卵巣が収縮することで起こると考えられている。また、排卵時に卵巣から分泌されるホルモンによって、子宮が収縮することが原因となる場合もある。排卵痛は、多くの場合、片側の卵巣にのみ起こる。しかし、両側の卵巣に起こる場合もある。また、排卵痛の程度は、人によって異なる。中には、排卵痛がひどくて日常生活に支障をきたす人もいる。排卵痛は、一般的には生理痛よりも軽いことが多い。しかし、排卵痛がひどい場合は、生理痛よりも痛みを感じることもある。排卵痛は、通常、数時間から数日で消失する。しかし、中には、排卵痛が数週間続く人もいる。排卵痛は、通常、治療の必要はない。しかし、排卵痛がひどい場合は、痛み止めを服用することがある。
耳鼻咽喉科

アデノイド顔貌とは?口呼吸による顔面形態の変化

アデノイド顔貌の原因と特徴を知る アデノイド顔貌は、咽頭扁桃が腫大することにより鼻腔後方をふさいでしまい鼻呼吸ができなくなり、常に口呼吸となった結果起こる顔面形態のことです。アデノイド顔貌は、主に子供に多く見られますが、大人にも見られることがあります。 アデノイド顔貌の原因としては、以下のものが挙げられます。 ・アレルギー性鼻炎 ・扁桃肥大 ・蓄膿症 ・鼻中隔湾曲症 ・口蓋垂過長症 ・肥満 アデノイド顔貌の特徴としては、以下のものが挙げられます。 ・口が開いている ・鼻が短い ・顎がしゃくれていて、口元が出ている ・歯並びが悪い ・いびきをかきやすい ・寝ている間に尿を漏らすことがある ・集中力が続かない ・学習能力が低い アデノイド顔貌は、見た目の問題だけでなく、健康にも悪影響を及ぼすことがあります。口呼吸が続くと、口の中が乾燥し、虫歯や歯周病になりやすくなります。また、口呼吸は睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気で、重症化すると心不全や脳卒中を引き起こすことがあります。 アデノイド顔貌が疑われる場合は、耳鼻咽喉科を受診することが大切です。耳鼻咽喉科では、鼻や咽頭の診察を行い、アデノイド顔貌の原因を診断します。アデノイド顔貌の原因が判明したら、その原因に応じた治療が行われます。
腎・泌尿器

自動性膀胱とは?~反射性尿失禁の原因~

自動性膀胱とは、神経因性膀胱の分類法であるラピデス分類の一つです。橋から仙髄より上位の脊髄の障害によって起こり、反射性尿失禁を特徴とします。反射性神経因性膀胱ともいいます。脊髄完全損傷の回復期や二分脊髄などでみられます。 自動性膀胱は、脊髄損傷や二分脊髄などの神経因性膀胱の一種です。脊髄損傷や二分脊髄によって、脳からの神経信号が膀胱に届かなくなったり、膀胱の神経が損傷したりすることで起こります。 自動性膀胱になると、膀胱が自分の意思とは関係なく、勝手に収縮するようになります。そのため、尿意を感じなくても尿が漏れてしまう、頻尿になる、尿が勢いよく飛び出すなどの症状が現れます。また、膀胱が十分に収縮できなくなるため、残尿感や排尿困難などの症状もみられます。
医療機器・設備・器具

ハーバード浴について

ハーバード浴とは、寝たきり患者の入浴方法のひとつである。入浴用のストレッチャーに移動し、リフトを使用し臥床状態で湯船に浸かることができる。ハーバード浴の他にチェアインバス、ボランテなどもある。 ハーバード浴は、寝たきり患者の入浴を容易にするために開発された方法である。従来の入浴方法では、患者を浴槽まで移動させる必要があり、介助者の負担が大きかった。ハーバード浴では、入浴用のストレッチャーを使用することで、患者の移動を容易にし、介助者の負担を軽減することができる。 ハーバード浴は、患者の身体的な負担も軽減することができる。従来の入浴方法では、患者は浴槽の中で長時間立っている必要があり、身体的な負担が大きかった。ハーバード浴では、患者は臥床状態で入浴することができるため、身体的な負担を軽減することができる。 ハーバード浴は、患者の精神的な負担も軽減することができる。従来の入浴方法では、患者は介助者の助けを借りて入浴しなければならず、精神的な負担が大きかった。ハーバード浴では、患者は自分で入浴することができるため、精神的な負担を軽減することができる。 ハーバード浴は、寝たきり患者の入浴を容易にし、患者の身体的・精神的な負担を軽減することができる有用な方法である。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『男性ホルモン(アンドロゲン)』

男性ホルモン(アンドロゲン)とは、男性生殖器の発達、精子の生成、筋肉の成長、骨の強化、体毛の成長、皮脂の分泌など、男性の身体的特徴の発現を促すホルモンのことです。男性ホルモンは主に精巣のライディッヒ細胞から分泌されます。男性ホルモンの代表的な種類には、テストステロン、アンドロステンジオン、デヒドロエピアンドロステロンなどがあります。男性ホルモンは、思春期に分泌が盛んになり、その後も30歳頃まで増加し、その後は徐々に減少していきます。男性ホルモンは、男性の身体的特徴の発現だけでなく、性欲や攻撃性にも影響を及ぼすとされています。
その他

パフォーマンスステータスとは?がん患者の全身状態を表す指標

パフォーマンスステータスとは、患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標である。アメリカの腫瘍学団体の1つECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)が提唱したもので、がん患者に使われることが多い。現場ではPS(ピーエス)と呼ぶことが多い。 パフォーマンスステータスの定義は、患者の日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階で評価する。0は完全に健康で、日常生活動作に支障がない状態である。1は日常生活動作に軽度の支障があるが、自分で食事や入浴ができる状態である。2は日常生活動作に中程度の支障があるが、自分で食事や入浴はできる状態である。3は日常生活動作に重度の支障があり、食事や入浴は自分でできない状態である。4は寝たきりである。 パフォーマンスステータスは、患者の予後を予測する指標として用いられる。また、治療計画を立てる際にも参考となる。
その他

看護師に必須の用語『シバリング(震え)とは?’

シバリングとは、体温が下がった時に筋肉を動かすことで熱を発生させ、体温を保とうとする生理現象である。体が震えたり、寒い時に口ががたがた震えたりする。シバリングは、発熱、低体温、中毒、薬の副作用など、様々な原因によって起こり得る。 シバリングは、体温が37度以下になった時に起こる。体温が下がると、体温中枢は、筋肉に震えるように指令を出す。筋肉が震えることで、筋肉の収縮と弛緩が繰り返され、熱が発生する。この熱が、体温を上昇させる。 シバリングは、人間の体温調節機能の一つである。体温が下がった時に体温を上昇させることで、体温を一定に保つ役割を果たしている。シバリングは、人間の生存に欠かせない機能である。
アレルギー・膠原病

関節リウマチとは?その原因、症状、治療法をわかりやすく解説

関節リウマチは、免疫機構の異常によって関節の内側にある滑膜と呼ばれる部分に炎症が生じ、関節の腫れや疼痛が引き起こされ、それが持続することで関節の変形を来す疾患です。その原因は不明な点が多いとされますが、遺伝的要因や環境要因などが関与していると考えられています。関節リウマチの症状には、関節の痛み、腫れ、こわばり、発熱、疲労感などがあります。関節の痛みは、朝方に強く現れ、安静にしていても痛みが続くのが特徴です。また、関節の腫れは、特に手指や足指の関節に多く見られ、関節が変形してくることもあります。 関節リウマチは、早期に治療を開始することが重要です。治療法としては、薬物療法、理学療法、手術療法などがありますが、薬物療法が中心となります。薬物療法には、抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害薬などがあります。抗リウマチ薬は、関節の炎症を抑え、痛みの緩和や関節の破壊の進行を遅らせる効果があります。生物学的製剤は、関節リウマチの原因物質であるTNF-αなどのサイトカインを阻害する薬剤で、関節の炎症を強力に抑える効果があります。JAK阻害薬は、関節リウマチの原因物質であるJAK-STATシグナル伝達経路を阻害する薬剤で、関節の炎症を抑え、痛みの緩和や関節の破壊の進行を遅らせる効果があります。
整形外科

看護師が知っておくべき『腹臥位』とは?

腹臥位は、基底面が広いため、緊張感が少なく、貯留している分泌物の排出を促し、舌根沈下による気道閉塞を防ぐことができます。そのため、背部の手術や処置に用いられる体位です。また、上肢を圧迫するとしびれをきたすため、肘関節を顔の横で軽く屈折させたり、体幹にあわせて伸展したりする必要があります。 腹臥位の目的は、患者さんの呼吸を改善し、背部の圧迫を軽減し、分泌物の排出を促すことです。腹臥位にすることで、肺がより大きく膨らみ、酸素をより多く取り入れることができます。また、背部の圧迫が軽減されることで、褥瘡の予防や痛みを軽減する効果があります。さらに、腹臥位にすることで、分泌物が排出されやすくなり、誤嚥性肺炎の予防にもつながります。
循環器

看護師に必須の用語:不整脈を理解する

不整脈とは、何らかの原因によって心拍が不規則になるなど、心臓の電気興奮のリズム(調律)が異常になった状態をいう。不整脈は、心臓の電気信号が正しく伝達されなくなった結果、心拍数が早くなったり遅くなったり、不規則になったりすることがある。 不整脈は病名ではなく、病態の総称である。さまざまな病気が不整脈を引き起こす可能性があり、また健康な人でも一時的に不整脈を起こすことがある。不整脈は多くの場合無害であるが、生命を脅かす可能性のある重篤な不整脈もある。 不整脈は、心電図検査によって診断される。心電図検査では、心臓の電気信号を記録し、そのリズムを分析する。不整脈にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる症状を引き起こす。 不整脈の症状としては、動悸、息切れ、胸痛、めまい、失神などがある。不整脈が重篤な場合は、心臓発作や脳卒中を引き起こす可能性がある。 不整脈の治療は、その原因と重症度によって異なる。無害な不整脈は治療を必要としないが、重篤な不整脈は薬物治療やペースメーカーの植え込みなどの治療が必要になる。
内分泌・代謝・栄養

看護師必携!高血糖の基礎知識

高血糖とは、血糖値が生理的範囲(体が正常に機能できる状態)を超えて上昇した状態を指します。通常、食事を摂取すると、血糖値は上昇しますが、高カロリー食、高脂肪食、運動不足などの要因によって、インスリンの分泌量や作用が低下すると、高血糖を引き起こす可能性があります。 高血糖は、さまざまな健康問題のリスクを高める可能性があります。例えば、高血糖が続く状態が続くと、血管が損傷し、心臓病や脳卒中などの疾患のリスクを高める可能性があります。また、高血糖は、神経を損傷し、しびれや痛みなどの症状を引き起こす可能性もあります。さらに、高血糖は、免疫機能を低下させ、感染症のリスクを高める可能性があります。 高血糖を予防するためには、健康的な食生活を心がけ、適度な運動を行うことが重要です。また、肥満の方は、体重を減らすことで、高血糖のリスクを下げることができます。高血糖の症状が現れた場合は、医師の診察を受けることが大切です。
消化器

看護師に必須の用語『B型肝炎』

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液などを介して肝臓に感染し、炎症を引き起こす病気です。急性と慢性の2つのタイプがあります。急性B型肝炎は、1~6ヶ月の潜伏期間を経て、全身倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、発熱、黄疸、肝腫大などの症状が見られます。慢性B型肝炎は、無症状で数年~数十年経過して検診などで偶発的に見つかることが多いです。肝硬変に進行してくる過程で全身倦怠感などの症状や血液検査での異常が指摘されることがあります。
脳・神経

看護師に必須の用語『下顎反射』

下顎反射とは 下顎反射は、腱反射の一種で、外側翼突筋と内側翼突筋の筋伸張反射である。筋伸張反射とは、筋肉を伸ばすことで引き起こされる反射のことである。下顎反射の場合、下顎が下方へ向けて引っ張られることによって咬筋と側頭筋が収縮し、下顎が元の位置に戻る。 この反射は、咀嚼や発音などの動作を制御するのに役立っている。また、下顎の痛みや炎症などの異常を検出するのにも役立っている。 下顎反射は、下顎骨に直接打撃を与えることで引き起こすことができる。口を開いていて、顎の下にハンマーなどで軽く叩くと、下顎が素早く閉じてしまう反射が下顎反射である。 反射の検査は、下顎反射検査と呼ばれ、下顎の異常を検出するために使用される。下顎反射検査では、医師が患者の下顎にハンマーで軽く叩いて、下顎が素早く閉じてしまうかどうかを確認する。下顎反射が正常であれば、下顎は素早く閉じてしまう。しかし、下顎の異常がある場合は、下顎反射が遅くなったり、消失したりすることがある。
皮膚科

看護師に必須!疥癬とは

疥癬とは、ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して起こる皮膚疾患です。疥癬には通常疥癬と角化型疥癬の2種類があり、角化型疥癬は高齢者施設や病院・療養施設でたびたび流行します。 通常疥癬は、ダニが皮膚に寄生してトンネルを掘り、その中に卵を産みつけます。卵は孵化して幼虫となり、やがて成虫になります。成虫は皮膚の表面に出てきて、新しいトンネルを掘って卵を産みつけます。このサイクルが繰り返され、皮膚に疥癬の症状が現れます。 角化型疥癬は、通常疥癬を長期間放置した場合や、免疫力が低下している場合に起こります。角化型疥癬では、皮膚が厚くなり、硬くなり、黒ずみます。また、激しいかゆみと痛みを伴うことがあります。 疥癬は、疥癬に感染した人と接触することで感染します。疥癬に感染すると、1~3週間後に症状が現れます。症状には、かゆみ、発疹、水ぶくれ、かさぶたなどがあります。疥癬は、治療しないと数か月から数年間にわたって続くことがあります。