感染

溶連菌感染症の基礎知識

溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌(グラム陽性のレンサ球菌)に感染し、咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱(しょうこうねつ)などを引き起こす感染症である。飛沫感染や接触感染により感染する。溶連菌感染症は、年齢、性別を問わず感染するが、特に小児に多く、5~15歳の発症が多い。溶連菌感染症を発症すると、咽頭が充血し、痛みを伴う。また、発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛などの症状もみられる。猩紅熱の場合には、発疹もみられる。溶連菌感染症は、抗菌薬で治療する。治療が遅れると、心筋炎、腎炎、リウマチ熱などの合併症を引き起こすことがある。
その他

ナラティブ・ベイスト・メディスン|物語りと対話で患者の全人的なケアを

ナラティブ・ベイスト・メディスンとは、患者が語る物語から、患者が抱える問題を全人的に把握し、治療方法を考える医療のことである。従来の医療は、科学的根拠に基づく診断・治療(EBM)を重視してきた結果、科学的根拠に基づいた医療を行っても、患者の満足度が上がらず、医療従事者もやりがいや達成感を感じづらかったというジレンマから起こった考え方である。 ナラティブ・ベイスト・メディスンでは、患者と医療従事者が対話を通じて良い関係性を作り、双方が満足の行く治療を行うことを目的としている。患者が語る物語から、患者の価値観や信念、生活スタイルなどを理解し、それに合った治療方法を提案する。また、医療従事者は、患者の物語を聴くことで、患者の立場に立って治療を考えることができるようになる。 ナラティブ・ベイスト・メディスンは、患者の満足度を高め、医療従事者のやりがいと達成感を向上させることができる医療である。また、医療費の削減にもつながると期待されている。
その他

看護師に必須の用語『インシデントレポート』とは?

インシデントレポートとは、医療機関において、医療の提供に関わる業務遂行中、医療を受ける人またはその家族への実際の危害に結びついていないような事例または医療提供行為中に発生したヒヤリハット事象を報告するレポートのことである。インシデントレポートは、医療の質を向上させるために、医療機関がインシデントから学ぶために使用されます。また、医療過誤を防ぐためにも使用することができる。インシデントレポートは、医療従事者であれば誰でも報告することができる。医療従事者がインシデントレポートを報告することは、医療の質を向上させるために重要なことであり、医療過誤を防ぐためにも重要なことである。医療機関は、医療従事者がインシデントレポートを報告しやすい環境を作り、報告されたインシデントレポートを適切に調査して、医療の質を向上させるための対策を講じることが重要である。
アレルギー・膠原病

アレルギー性紫斑病とは? 症状と原因を解説

アレルギー性紫斑病は、主に臀部と下肢に分布する触知可能な紫斑、関節痛、消化管症状、糸球体腎炎が特徴的な非血小板減少性の全身性の小血管炎である。ヘノッホ・シェーンライン紫斑病(Henoch-Schönlein purpura)やアナフィラクトイド紫斑(anaphylactoid purpura)とも呼ばれる。この疾患は、小児に認められることが多いが、幼児や成人の患者も存在する。男児に多いという特徴がある。 アレルギー性紫斑病の具体的な症状としては、発赤を伴う、触知可能な紫斑が臀部と下肢に分布する。関節痛、腹痛、嘔吐、下痢などの消化管症状を伴うこともある。また、糸球体腎炎を発症する患者もいる。糸球体腎炎は、腎臓の糸球体(血液をろ過する小さな構造)に炎症が起こる病気である。糸球体腎炎になると、タンパク尿や血尿、むくみなどの症状が現れる。 アレルギー性紫斑病の原因は完全には解明されていないが、感染症や薬剤、食品などとの関連が考えられている。感染症としては、上気道炎や扁桃炎、はしか、風疹、水痘などがあげられる。薬剤としては、抗菌薬や解熱鎮痛剤、抗炎症薬などがあげられる。食品としては、牛乳、卵、小麦、大豆などが原因となることがあると考えられている。
救急・ICU

リビングウィルと尊厳死を知ろう

リビングウィルとは、不治の病気にかかったり傷害を受けたりした場合に、生命維持装置などによる延命治療に対して自分はどのようにして欲しいかを予め「要望書」として生前に意思表明しておくことです。「尊厳死」と密接な関係をもった考え方であり、尊厳死宣言や事前宣言書などとも呼ばれます。延命治療に関するものだけでなく、葬儀の方法や、臓器提供の可否などもリビングウィルのひとつと考えられています。 リビングウィルは、自分の意思を尊重し、尊厳ある死を迎えるために重要なものです。また、家族や医療従事者にとっても、患者の意思を理解し、適切な医療を提供する上で役立ちます。 リビングウィルを作成する際には、家族や医療従事者とよく話し合い、自分の意思を明確にしておくことが大切です。また、リビングウィルは、病状や価値観の変化に応じて、いつでも変更することができます。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておきたい体脂肪率

体脂肪率とは、体重における脂肪の割合のことです。一般的に、男性は15~20%、女性は20~25%が普通とされており、男性で25%以上、女性で30%以上になると肥満と判定されます。体脂肪率が高いと、糖尿病、高血圧症、脂質異常症を発症する確率が高くなるといわれています。 体脂肪率を測る方法はいくつかありますが、最も一般的な方法は、体脂肪計を使用する方法です。体脂肪計は、体内の水分量と体重を測定し、そのデータから体脂肪率を算出します。体脂肪計は、家庭用から業務用までさまざまな種類のものがあり、値段もピンキリです。 体脂肪率を下げるためには、食事療法と運動療法が有効です。食事療法では、脂肪分や糖質の多い食品を控え、野菜や果物、魚などのヘルシーな食品を積極的に摂るようにしましょう。また、運動療法では、有酸素運動と筋トレを組み合わせると効果的です。有酸素運動は、脂肪を燃焼させるのに効果的で、筋トレは筋肉量を増やして基礎代謝量を上げるのに効果的です。 体脂肪率を下げると、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病を発症するリスクを下げることができます。また、肥満を予防して、健康的な体づくりをするためにも重要です。
その他

トファシチニブ:関節リウマチの治療に使用される分子標的治療薬

トファシチニブ(とふゃしにちぶ、Tofacitinib)とは、分子標的治療薬の一種である。商品名はゼルヤツ®。主に関節リウマチの治療に使用される。トファシチニブは細胞のシグナル伝達を阻害することで、炎症反応を抑制する。関節リウマチの治療に用いられるが、他の疾患にも使用される可能性がある。トファシチニブの主な副作用は、上気道感染症、下痢、頭痛などである。トファシチニブは、関節リウマチの症状を改善し、関節の破壊を遅らせる効果が期待される。トファシチニブは、他の薬剤との併用が推奨される。トファシチニブは、関節リウマチの治療において、有効性と安全性が確認されている。トファシチニブの長期的な安全性は、まだ十分に確立されていない。トファシチニブは、関節リウマチの治療において、有効な薬剤である。トファシチニブは、他の薬剤との併用が推奨される。トファシチニブは、関節リウマチの治療において、有効性と安全性が確認されている。トファシチニブの長期的な安全性は、まだ十分に確立されていない。
循環器

看護師のためのV2とは

V2とは、12誘導心電図において黄色の電極を使い、第4肋間胸骨左縁から心臓の電気活動を捉える、胸部誘導の1つである。V2は、心臓の左心室の電気活動を最もよく反映する誘導であり、心筋梗塞、心筋炎、心肥大などの心臓疾患の診断に重要である。また、V2は、不整脈の診断にも使用される。 V2誘導は、胸部に電極を貼って行われる。電極は、第4肋間胸骨左縁、第5肋間前腋窩線、第5肋間中腋窩線、第5肋間後腋窩線、第6肋間肩甲骨下角、第10肋間脊柱傍の6カ所に貼られる。電極から得られた電気信号は、心電計に送られ、心電図として記録される。 V2誘導では、心臓の電気活動を波形で記録する。波形は、P波、QRS波、T波の3つの部分から構成されている。P波は、心房の収縮を反映する波であり、QRS波は、心室の収縮を反映する波である。T波は、心室の拡張を反映する波である。 V2誘導は、心臓疾患の診断に有用な検査である。V2誘導で異常な波形が認められれば、心臓疾患の可能性があり、さらに詳しい検査が必要となる。
血液・造血

看護師必須用語『移植合併症』とは?

造血幹細胞移植とは、血液を生成する幹細胞を患者さんの体内に移入する治療法です。血液のがんや白血病などの悪性腫瘍の治療法として行われることが多く、移植前に高用量の抗がん剤や放射線療法を行い、造血機能を破壊してから移植を行います。移植後は、移植された幹細胞が血液を生成するようになり、血液のがんなどの悪性腫瘍を治療することができます。 造血幹細胞移植には、自家移植と他家移植の2種類があります。自家移植とは、患者さん自身の幹細胞を移植する方法で、他家移植とは、ドナーから幹細胞を移植する方法です。自家移植は、患者さんの体に悪影響を与える可能性のある免疫反応が起きにくいというメリットがありますが、ドナーが見つからない場合や、患者さんの幹細胞が十分に採取できない場合などは他家移植が行われます。
感染

看護師の知っておくべきゲンタマイシンに関する基礎知識

ゲンタマイシンとは、アミノグリコシド系に分類される抗菌薬のひとつです。細菌のタンパク質合成を阻害し、細菌を死滅させる効果があります。そのため、さまざまな感染症の治療に使用されています。 ゲンタマイシンは、1957年に発見されました。以来、世界中で広く使用されている抗菌薬のひとつです。ゲンタマイシンは、注射剤、点滴剤、軟膏剤、点眼剤などの形態で販売されています。 ゲンタマイシンは、多くの細菌に対して有効です。主な対象となる細菌は、ブドウ球菌、連鎖球菌、大腸菌、仮性結核菌、緑膿菌などです。ゲンタマイシンは、これらの細菌による感染症の治療に使用されます。 ゲンタマイシンは、強力な抗菌薬ですが、副作用も報告されています。主な副作用には、聴力障害、腎障害、神経障害などがあります。そのため、ゲンタマイシンを使用する際には、医師の指示に従い、定期的に検査を受けることが大切です。
医療機器・設備・器具

閉鎖式輸液システム、看護師の知っておきたいこと

-閉鎖式輸液システムと安全性- 閉鎖式輸液システムは、感染防止と患者の安全を強化するために設計されています。従来の輸液システムでは、輸液バッグと輸液ルートが直接接続されており、空気が取り込まれる可能性がありました。空気が取り込まれると、輸液ルートが塞がったり、空気塞栓症などの合併症が発生する可能性がありました。閉鎖式輸液システムは、輸液バッグと輸液ルートを密閉することで、空気が取り込まれるのを防ぎます。また、閉鎖式輸液システムは、感染源となる細菌やウイルスが輸液ルートを介して患者に感染するのを防ぐ効果もあります。 閉鎖式輸液システムは、患者の安全を確保するために重要な医療器具です。閉鎖式輸液システムを使用することで、輸液療法に伴う感染症や合併症のリスクを軽減することができます。
循環器

クロピドグレルについて知っておきたいポイント

クロピドグレルは、プラークと呼ばれる血小板の塊が血管を塞いでしまうのを防ぐ薬です。心臓発作や脳卒中の発生率を低減するために使用されます。 クロピドグレルは、持続性血小板阻害剤またはP2Y12阻害剤として知られるタイプの薬です。血小板が凝固するのを防ぐことで作用します。クロピドグレルは、アスピリンと一緒に服用されることがよくあります。アスピリンは、血小板が凝固するのを防ぐ別の種類の薬です。クロピドグレルとアスピリンを一緒に服用することで、心臓発作や脳卒中のリスクをさらに低減することができます。 クロピドグレルは、通常、1日1回、食事に関係なく服用されます。この薬を服用している間は、多量のアルコールを摂取しないようにする必要があります。クロピドグレルは、出血のリスクを高める可能性があります。 クロピドグレルには、出血、あざ、鼻血、おなら、下痢などの副作用があります。これらの副作用は通常は軽度であり、数週間以内に消失します。ただし、重度の出血を経験した場合は、直ちに医師に相談する必要があります。 クロピドグレルは、一般に安全で効果的な薬ですが、一部の人には向いていない場合があります。クロピドグレルを服用する前に、医師に他の服用している薬、持っている病状、アレルギーについて知らせてください。
医療機器・設備・器具

看護師が知っておくべき『Fr』って何?

Frとは、カテーテルやドレーンなどの管のサイズ(太さ)を表す単位のことです。Fとも表記され、会話上では「10Fr=10フレ」というように「フレ」と略すことが多いです。換算すると、3Fr=1mmとなります。 カテーテルの太さは、カテーテルを挿入する目的や挿入する部位によって異なります。例えば、導尿には12Fr~14Fr、冠動脈には5~8Fr前後、脳動脈には2Fr程度のカテーテルが使われます。 カテーテルのサイズは、患者の安全のために非常に重要です。適切なサイズのカテーテルが使用されないと、カテーテル挿入時の痛みや出血、感染症などの合併症のリスクが高まります。 カテーテルのサイズは、医師が患者さんの症状や状態を考慮して決定します。
皮膚科

看護師が知っておくべき「やけど」の基礎知識

やけどは、火や熱湯など高熱によって生じる損傷のことをいい、熱傷とも呼ばれます。比較的低い温度でも持続的に加熱されると、低温やけどと呼ばれるやけどになることもあります。 やけどの範囲と深さは、重症度と深く関連しています。やけどの範囲を判定する方法として、成人では9の法則、小児では5の法則というものがあります。9の法則とは、人間の体表面積の9%ずつを頭部、体幹の前・後、上肢、下肢に当てはめたもので、小児では頭部18%、体幹の前・後36%、上肢18%、下肢28%とします。やけど面積が30%を超えると重症となり、全身管理が必要なレベルとなります。 やけどには、熱傷、化学熱傷、電気熱傷、放射線熱傷、低温やけどの5つの種類があります。 ・熱傷火、熱湯、熱した金属などによって生じます。 ・化学熱傷酸やアルカリなどの化学物質によって生じます。 ・電気熱傷電気によって生じます。 ・放射線熱傷レントゲン写真や放射線治療などによって生じます。 ・低温やけど氷やドライアイスなどによって生じます。
呼吸器

看護師に知っておいてほしい『呻吟』とは

呻吟とは、文字通り「苦痛や痛みを表現する呻き声」を意味します。医学的には、声門を閉じた状態で呼気を吐くことで生じる呻き声の呼吸障害を意味する場合もあります。この状態は、気道を塞いでいる腫瘍や分泌物などがある場合に起こることがあります。また、呻吟は、脳卒中や睡眠時無呼吸症候群などの疾患の症状として現れることもあります。 呻吟は、呼吸障害の一種であるため、呼吸困難や酸素不足などの症状を伴うことがあります。また、呻吟は、患者さんの苦痛や不安の表れであるため、看護師は呻吟を聞いた際には、患者さんの状態を丁寧に観察し、必要なケアを行うことが大切です。 呻吟は、さまざまな疾患の症状として現れる可能性があるため、呻吟を聞いた際には、患者さんの状態を正確に把握し、適切な医療処置を行うことが重要です。また、呻吟は、患者さんの苦痛や不安の表れであるため、看護師は呻吟を聞いた際には、患者さんの状態を丁寧に観察し、必要なケアを行うことが大切です。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『機械性蕁麻疹』とは?

機械性蕁麻疹は、機械刺激によって生じる蕁麻疹の一種です。蕁麻疹とは、皮膚に赤い発疹や盛り上がりを伴う皮膚炎の一種で、通常は数時間以内に消えます。機械性蕁麻疹は、衣類、手袋、時計、ネックレスなどの硬い物と皮膚がこすれたり、引っ掻いたりすることによって引き起こされます。 機械性蕁麻疹の症状は、蕁麻疹と同様で、皮膚に赤い発疹や盛り上がりを伴う皮膚炎の一種です。ただし、機械性蕁麻疹の特徴は、機械刺激によって引き起こされることです。機械性蕁麻疹は、皮膚をこすったり、引っ掻いたりするなどの機械刺激によって引き起こされます。 機械性蕁麻疹の原因は、機械刺激のみではありません。機械刺激に加えて、汗や熱、ストレス、疲労などの要因も機械性蕁麻疹を引き起こすことがあります。また、機械性蕁麻疹は、他の病気の症状として現れることもあります。例えば、甲状腺機能亢進症、自己免疫疾患、癌などでは、機械性蕁麻疹が生じる可能性があります。 機械性蕁麻疹の治療方法は、原因によって異なります。機械刺激によって引き起こされる機械性蕁麻疹の場合、機械刺激を避けることが最善の治療法です。また、抗ヒスタミン薬やステロイド薬などの薬を服用して症状を緩和することもできます。機械性蕁麻疹が他の病気の症状として現れている場合、その病気の治療を行う必要があります。
腎・泌尿器

腎盂腎炎とは?症状や治療法をわかりやすく解説

腎盂腎炎は一般的な尿路感染症であり、腎臓や腎盂に感染が起こることで発熱を伴います。軽度の場合には自然治癒することもありますが、重症化すると敗血症や腎不全を引き起こす危険性もあります。腎盂腎炎の治療では、抗菌薬の投与が中心となります。通常は経口薬で治療しますが、重症の場合には点滴による投与が必要になることもあります。また、水分を十分に摂取し、安静にすることも大切です。治療期間は一般的に7~14日間ですが、症状によってはそれ以上かかることもあります。腎盂腎炎の治療を中断したり、途中でやめてしまうと再発のリスクが高まるため、医師の指示に従ってきちんと治療することが大切です。また、腎盂腎炎を予防するためには、十分な水分を摂取し、排尿を我慢しないようにすることが大切です。また、性行為の前後には必ず手を洗い、性行為中のコンドームの使用も推奨されます。
その他

知っておきたい、尊厳死の基礎知識

尊厳死とは、不治の病または末期の病にかかった人が、自らの意志で延命治療を中止し、自然の経過のまま死に至ることです。これは、回復の見込みがなく、人工呼吸器や胃ろうなどの生命維持装置につながれて苦しい闘病を続けるよりも、平穏に死を迎えたいと考える人々が選択するものです。 尊厳死には、2種類あります。1つは、患者の意志によって延命治療を中止する「積極的尊厳死」であり、もう1つは、患者の意志によって延命治療を継続しない「消極的尊厳死」です。日本では、積極的尊厳死は認められていませんが、消極的尊厳死は認められています。 尊厳死を選択する場合、その意志を記した文書「リビング・ウィル」を作成しておくことが重要です。リビング・ウィルは、患者の意思を尊重し、尊厳ある死を実現するためのものです。リビング・ウィルは、元気なうちに作成しておくことが望ましいとされています。
消化器

看護師に必須!クレアチニンの基礎知識

クレアチニンとは、筋肉で作られる老廃物の一つです。クレアチニンは、筋肉のエネルギー源であるクレアチンの分解によって生成されます。クレアチニンは、主に腎臓の糸球体から排泄されます。糸球体は、腎臓の小さな血管であり、血液をろ過して老廃物を尿として排出する働きをしています。クレアチニンは、腎臓の糸球体の働きを測る指標として使用されます。クレアチニンの値が高いと、腎臓の糸球体の働きが低下している可能性があります。クレアチニンの値は、血液検査で測定することができます。クレアチニンの正常値は、男性で0.6~1.2mg/dL、女性で0.5~1.1mg/dLです。クレアチニンの値が高いと、腎臓病や腎不全の可能性があります。腎臓病や腎不全は、クレアチニンの値を下げる薬を服用したり、透析を行ったりすることで治療することができます。
検査・診断

看護師が知っておきたい基礎体温の基礎知識

基礎体温とは、一定時間以上の睡眠後の起床時の安静な状態で測定した体温です。女性の場合、卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類のホルモンの影響を大きく受けており、基礎体温を測定することにより、これらのホルモン分泌が正常に行われているかを予測することができます。 基礎体温は、排卵日を予測したり、妊娠の有無を判断したりすることができます。また、月経周期の異常や、更年期の症状などを判断するのにも役立ちます。 基礎体温を測定するには、毎朝決まった時間に、体温計を舌の下に5分ほど入れて測定します。測定した体温は、グラフに記録しておくと、変化がわかりやすくなります。
循環器

看護師必須用語!スタビライザーとは?

スタビライザーとは、心拍動下冠動脈バイパス手術において、血管吻合などを行うために、心臓の表面を固定する器具のことです。 スタビライザーの使用目的はいくつかありますが、主には以下の2つです。 * 心臓の表面を固定することにより、血管吻合を行うためのスペースを確保する。 * 心臓の動きを安定させ、血管吻合を容易にする。 スタビライザーは、心臓の表面に直接接触する部分と、心臓の動きを安定させるための部分の2つから構成されています。心臓の表面に直接接触する部分は、シリコンやポリウレタンなどの柔らかい素材でできており、心臓を傷つけないように配慮されています。心臓の動きを安定させるための部分は、金属やプラスチックなどの硬い素材でできており、心臓の動きをしっかりと固定することができます。 スタビライザーは、心拍動下冠動脈バイパス手術において、重要な役割を果たしています。スタビライザーを使用することで、血管吻合を安全かつ正確に行うことができ、手術の成功率を向上させることができます。
呼吸器

看護師の基礎知識!『死腔』とは?

死腔とは、気道のうち血液とガス交換を行わない部分のことです。死腔は、口から鼻腔、喉頭、気管、気管支、そして肺胞まで続く空気の通り道のうち、肺胞以外の部分のことを指します。死腔は、吸気時に空気の通り道に蓄えられる空気であり、呼気時に排出されます。死腔の量は、その人の肺活量、年齢、性別、姿勢などによって異なります。 死腔は、呼吸をするために必要なものです。死腔は、吸気時に空気の通り道に蓄えられた空気であり、呼気時に排出されます。この死腔によって、酸素が肺胞まで到達し、二酸化炭素が体外に排出されるのです。死腔がなければ、酸素と二酸化炭素が肺胞まで到達することができず、呼吸をすることができません。 死腔は、呼吸器疾患によって影響を受けることがあります。例えば、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患では、死腔が大きくなり、呼吸をすることが困難になります。また、死腔は、麻酔や鎮静剤の使用によっても大きくなることがあります。死腔が大きくなると、酸素や二酸化炭素の交換が効率的に行われなくなり、呼吸器疾患の症状が悪化することがあります。
呼吸器

看護師に必須の用語『多臓器不全』

多臓器不全とは、心臓、腎臓、肺、肝臓、中枢神経など、生命維持に必須な複数の臓器が同時に機能不全に陥る重篤な状態です。多臓器不全は、敗血症、外傷、重度の火傷、手術などのさまざまな原因によって起こります。また、がんや心臓病などの慢性疾患が原因で起こることもあります。 多臓器不全になると、全身の臓器に酸素や栄養素が行き渡らなくなり、さまざまな症状が現れます。たとえば、呼吸困難、動悸、むくみ、黄疸、意識障害などです。多臓器不全は、死に至る可能性が高い重篤な状態です。 多臓器不全の治療は、原因となる疾患に対する治療と、臓器機能を維持するための支持療法が行われます。支持療法には、人工呼吸、透析、輸血などがあります。多臓器不全の予後は、原因となる疾患の種類、発症までの経過時間、治療開始までの時間などによって異なります。
内分泌・代謝・栄養

看護師の知識:クボステック徴候

クボステック徴候の検査法は、ベッドサイドで簡単に実施することができる。患者を仰臥位に寝かせ、顔面神経が外耳道の直前で走行している部位を指またはハンマーで軽く叩く。すると、同側の鼻の左右両端(鼻翼)やまぶた、上唇などで筋肉がぴくぴく収縮する反射が現れる。この反射は、低カルシウム血症が原因で起こるため、クボステック徴候は低カルシウム血症のスクリーニング検査として用いられる。 クボステック徴候の検査法は、以下の手順で行う。 1. 患者を仰臥位に寝かせる。 2. 患者の顔面神経が外耳道の直前で走行している部位を特定する。 3. 指またはハンマーで、患者の顔面神経を軽く叩く。 4. 同側の鼻の左右両端(鼻翼)やまぶた、上唇などで筋肉がぴくぴく収縮する反射が現れるか観察する。 クボステック徴候は、低カルシウム血症のスクリーニング検査として有用であるが、確定診断には血液検査が必要である。