血液・造血

看護師が知っておくべき用語『SVRI』

SVRI(えすぶいあーるあい、systemic vascular resistance index)とは、全末梢血管抵抗係数、体血管抵抗係数のことであり、末梢血管抵抗と体血管抵抗を組み合わせた指標です。全身の血管抵抗を測る指標であり、その値は、全末梢血管抵抗係数(全末梢血管抵抗×平均血圧/心拍出量)と体血管抵抗係数(体血管抵抗×平均血圧/心拍出量)の平均値です。SVRIは、末梢血管抵抗の増加や体血管抵抗の増加によって上昇します。末梢血管抵抗の増加は、交感神経の興奮や末梢血管の収縮によって起こります。体血管抵抗の増加は、動脈硬化や血管狭窄によって起こります。SVRIは、心不全やショックなどの循環器疾患の重症度を評価する指標として使用されています。
脳・神経

看護師が知っておきたい難病とは?

難病とは、現在の医療では治療することが極めて困難な疾患の総称です。難病の定義は、国や地域によって異なりますが、日本では厚生労働省が指定した306の疾患を難病として指定しています。難病には、遺伝性の疾患、感染症、自己免疫疾患、神経疾患など、様々な疾患が含まれています。難病の多くは、原因が不明であったり、治療法が確立されていないため、患者さんにとっては大きな負担となっています。 難病の定義は、国や地域によって異なります。日本では、厚生労働省が指定した306の疾患を難病として指定しています。難病の指定は、難病の患者さんやその家族が、医療費の助成や社会保障の適用を受けることができるようにするために行われています。難病の指定を受けるためには、厚生労働省が定めた基準を満たす必要があります。 難病の指定基準は、次のとおりです。 ・現在の医療では治療することが極めて困難であること ・長期にわたって療養を必要とするものであること ・患者さんやその家族の生活に大きな影響を与えるものであること ・希少な疾患であること 難病の指定を受けると、患者さんやその家族は、医療費の助成や社会保障の適用を受けることができます。医療費の助成は、難病の治療費の一部を、国や地方自治体が負担するものです。社会保障の適用は、難病の患者さんやその家族が、障害者手帳や特別児童扶養手当などの社会保障制度を利用できるようになるものです。
循環器

起立性低血圧について知ろう

起立性低血圧とは、臥位から立位に体位変換をしたときに、重力の影響で下半身に循環血液が偏在した結果、収縮期血圧が20mmHgもしくは拡張期血圧が10mmHg以上低下することである。この血圧の低下は、脳への血流を減少させ、めまい、ふらつき、失神を引き起こす可能性がある。 起立性低血圧は、加齢、脱水、貧血、糖尿病、心臓病、パーキンソン病など、さまざまな原因によって引き起こされる可能性がある。また、特定の薬剤、アルコール、カフェインの摂取によっても引き起こされることがある。 起立性低血圧の症状は、めまい、ふらつき、失神、疲労、息切れ、吐き気、頭痛などである。症状は通常、立っているときに悪化し、横になると改善する。 起立性低血圧は、通常は深刻な状態ではないが、めまい、ふらつき、失神を引き起こして転倒や怪我のリスクを高める可能性がある。起立性低血圧の症状がある場合は、医師に相談することが大切である。
皮膚科

看護師必須用語『スキンケア』とは?

スキンケアとは、皮膚を清潔にし、乾燥や過剰な皮脂から肌を防ぐことを目的とするケアのことである。スキンケアは、化粧品を使用して行うことが一般的であり、化粧水、乳液、クリームなどの製品が販売されている。また、洗顔料やクレンジング剤を使用して汚れや皮脂を落とすことも、スキンケアの一種である。 スキンケアは、肌を健康で美しい状態に保つためには欠かせない。スキンケアを行うことで、ニキビやシワ、たるみなどの肌トラブルを予防することができる。また、スキンケアを行うことで、肌のハリや弾力を保ち、若々しい肌をキープすることができる。 スキンケアを行う際には、自分の肌質に合った製品を選ぶことが大切である。乾燥肌の人であれば、保湿力の高い製品を選び、脂性肌の人であれば、さっぱりとした製品を選ぶと良い。また、季節によってもスキンケア製品を変える必要がある。夏には、紫外線対策を重視した製品を選び、冬には、乾燥対策を重視した製品を選ぶと良い。
検査・診断

p53とは?癌抑制遺伝子の重要性

p53とは、がん抑制遺伝子の一つとして重要な役割を果たしているタンパク質です。細胞分裂の調整やDNAの損傷の修復などに深く関与しており、細胞をがん化から守る働きをしています。p53遺伝子が変異すると、がん細胞の増殖を抑制できなくなり、がんが発生しやすくなります。 p53は、1979年にアメリカの生物学者であるアーノルド・J・レヴィンによって発見されました。レヴィンは、サルコーマウイルスに感染した細胞を研究している際に、p53タンパク質が細胞分裂を抑制していることを発見しました。その後、p53ががん抑制遺伝子であることが明らかになりました。 p53は、細胞核に存在するタンパク質です。細胞が分裂する際には、p53が活性化されて細胞分裂を抑制します。また、DNAが損傷を受けると、p53が活性化されてDNAの損傷を修復します。p53は、細胞をがん化から守るために重要な働きをしています。 p53遺伝子が変異すると、p53タンパク質の働きが失われてしまいます。すると、細胞分裂が抑制できなくなり、がん細胞が増殖しやすくなります。p53遺伝子の変異は、さまざまな種類のがんに見られます。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『タンパク質』について

タンパク質は、アミノ酸が結合した高分子化合物です。アミノ酸は、炭素、水素、酸素、窒素からなる化合物で、20種類のアミノ酸がタンパク質を構成しています。タンパク質は、細胞内のリボソームで合成され、生体内で様々な機能を果たしています。 タンパク質は、身体の構成成分として筋肉、臓器、骨、皮膚などを作っています。また、酵素、ホルモン、抗体などの働きをするタンパク質もあります。酵素は、化学反応を促進する働きをしており、ホルモンは、体内の様々な機能を調節する働きをしています。抗体は、細菌やウイルスなどの異物を排除する働きをしています。 タンパク質は、食事から摂取することができます。タンパク質を多く含む食品には、肉、魚、卵、乳製品、大豆などがあります。タンパク質が不足すると、筋肉量が低下したり、免疫力が低下したりするなどの症状が現れます。 タンパク質は、生命を維持するために不可欠な栄養素です。タンパク質を十分に摂取することで、健康な身体を維持することができます。
呼吸器

下顎呼吸とは?死期が近づいている徴候

下顎呼吸とは、終末期や意識障害における呼吸困難の症状として認められる呼吸である。下顎を上下させ、口をパクパクさせてあえぐような努力性の呼吸で、呼吸中枢の機能をほぼ失った状態でみられ、死期が近づいている徴候の一つとされている。 下顎呼吸は、呼吸筋の筋力低下や呼吸中枢の機能低下によって起こる。呼吸筋が弱ると、肺を十分に膨らませることができなくなり、酸素の取り込みが低下する。また、呼吸中枢が弱まると、呼吸のリズムや深さをうまく調節できなくなり、呼吸困難が起こる。 下顎呼吸は、死期が近づいている徴候の一つとされているが、必ずしもその通りではない。中には、下顎呼吸をしながらも数日間生き続ける人もいる。しかし、下顎呼吸が始まったら、死が近いことが予想されるため、残された時間を大切にすることが大切である。
その他

看護師の必需品『カーデックス』

カーデックスとは、看護現場(主に病棟)で使われる記録類のひとつです。患者に関する情報や治療内容、実際に行われた処置、看護計画などを、患者ごとに1枚の紙にまとめ、病棟の患者全員分の用紙を専用ファイルにはさんだものです。申し送りと並ぶ、看護師間の情報伝達手段とされています。 カーデックスの語源は、本来、ファイルの1つの商品名でした。しかし、看護の現場でこのような特有の使い方をしたのが定着し、現在では記録方法の1つとして浸透したといわれています。カーデックスは、取り外しのできるカード(用紙)からできており、カードの端が一枚ごとに少しずつずれて見出しのようになっているので、そこに患者名などが書きこまれ、個々の患者のカードを開いて見る際に便利になっています。
その他

看護師のための用語解説:好気的

好気性とは、酸素を必要とする生物のことです。好気性生物は、酸素をエネルギー源として利用したり、酸素を呼吸するために酸素を必要とします。好気性生物には、人間、動物、植物などが含まれます。 好気性生物は、酸素を呼吸することによってエネルギーを産生しています。酸素は、肺から血液に入り、血液によって全身の細胞に運ばれます。細胞は、酸素を利用してブドウ糖を分解し、エネルギーを産生します。 好気性生物は、酸素を呼吸することによって二酸化炭素を排出します。二酸化炭素は、血液によって肺に運ばれ、肺から排出されます。 好気性生物は、酸素を必要とするため、酸素のない環境では生きることができません。水中の魚は、水中の酸素を利用して呼吸しています。魚は、エラを使って水中の酸素を呼吸します。 植物は、光合成によって酸素を産生しています。植物は、太陽の光を利用して二酸化炭素と水をブドウ糖と酸素に変換しています。植物が産生した酸素は、大気中に放出されます。
救急・ICU

看護師に必須の用語『心筋梗塞』

心筋梗塞とは、虚血性心疾患の一種で、心臓の筋肉(心筋)に酸素や栄養を供給している血管(冠動脈)が血栓やプラークなどで閉塞して血流が低下した結果、心筋が虚血に陥り壊死した病態である。心筋梗塞は、心臓発作とも呼ばれ、致死的な病態である。心筋梗塞は、心臓の冠動脈が血栓によって閉塞することで起こる。血栓は、コレステロール、カルシウム、その他の物質からなるプラークが冠動脈の内壁に蓄積してできる。プラークが大きくなると、冠動脈を狭窄させて血流を減少させる。血流が減少すると、心筋は酸素や栄養素が不足して虚血状態となり、壊死に至る。心筋梗塞は、突然死の原因となることもある。心筋梗塞は、胸の痛み、息切れ、発汗、吐き気、嘔吐などの症状を引き起こす。心筋梗塞の症状が現れたら、すぐに救急車を呼ぶことが大切である。
血液・造血

看護師が知りたいカポジ肉腫

カポジ肉腫は、ヒトヘルペスウイルス8(HHV-8)によって引き起こされる血管系の肉腫であり、血管内皮細胞由来の腫瘍細胞である。この腫瘍は、皮膚、粘膜、内臓などの様々な部位に発生することができる。カポジ肉腫は、感染症、免疫不全、臓器移植、化学療法など様々な要因によって引き起こされる可能性がある。 カポジ肉腫は、一般的に皮膚に発生するが、粘膜や内臓にも発生することがある。皮膚に発生するカポジ肉腫は、通常、小さな赤い斑点や隆起として現れ、徐々に大きくなっていく。粘膜に発生するカポジ肉腫は、通常、紫色の斑点や隆起として現れる。内臓に発生するカポジ肉腫は、通常、痛みや出血を引き起こす。 カポジ肉腫の治療法は、腫瘍の進行状況や患者さんの全身状態によって異なる。治療法としては、手術、放射線療法、化学療法、抗ウイルス薬などがある。
その他

高エネルギー外傷の基本知識と救命処置

高エネルギー外傷とは、体に大きな力(高いエネルギー)が加わって起こった外傷である。スピードの速い交通事故、落下事故などが該当する。身体内部の広い範囲で組織が破壊されている恐れがあり、目に見える徴候がなかったとしても生命に危険を及ぼす可能性が高い。高エネルギー外傷による傷病者は、現場や搬送途上での適切な処置が予後を左右すると言われており、救命率の向上には搬送途上における処置の標準化が不可欠である。 高エネルギー外傷の原因としては、交通事故、落下事故、スポーツ事故、労働災害などが挙げられる。症状としては、意識障害、呼吸困難、出血、骨折、内臓損傷などがある。重症度によって、軽傷、中等症、重症に分類される。 高エネルギー外傷の治療は、傷病者の状態に応じて異なる。軽傷の場合は、安静を保ち、痛み止めを服用する。中等症の場合は、輸血、酸素投与、手術などが必要になる。重症の場合は、集中治療室での治療が必要になる。 高エネルギー外傷は、命に関わる可能性が高い外傷である。そのため、早急な処置が必要である。傷病者を見かけたら、すぐに119番に通報し、救急隊の到着まで応急処置を行う。応急処置としては、意識の確認、呼吸の確認、止血、骨折の固定などがある。
その他

看護師必須!パターナリズムの基礎知識

パターナリズムとは、強い立場にある者が弱い立場の者の意志に反して、弱い立場の者の利益になるという理由から、その行動に介入したり、干渉したりすることである。日本語では家父長主義、父権主義などと訳される。 パターナリズムは、医療現場においても起こり得る。例えば、医師が患者の同意を得ずに治療を行ったり、患者の希望に反して治療方針を決定したりすることがある。これは、医師が患者の利益を最優先に考えているために行われることが多く、患者のために良いと医師が信じていれば、患者の同意を得ずに治療を行うことは正当化されるという考え方である。 しかし、パターナリズムは、患者の自己決定権を侵害する可能性がある。患者の自己決定権とは、患者が自分の健康状態や治療方針について自ら決定する権利である。パターナリズムは、患者の自己決定権を侵害し、患者の尊厳を傷つける可能性がある。 そのため、医療現場においては、パターナリズムを避けることが重要である。医師は、患者の同意を得た上で治療を行うべきであり、患者の希望に反して治療方針を決定すべきではない。また、患者は、自分の健康状態や治療方針について自ら決定する権利があることを認識し、医師と治療方針について話し合うことが重要である。
感染

看護師に必須!アモキシシリンとは?

アモキシシリンとは、アミノペニシリンに分類される抗菌薬です。一般名がアモキシシリンで、商品名ではサワシリンやパセトシンとして知られています。アモキシシリンは、ペニシリン系の抗菌薬の1つで、幅広い細菌に対して効果があります。グラム陽性菌、グラム陰性菌、嫌気性菌など、さまざまな細菌に対して効果を示します。アモキシシリンは、細菌が細胞壁を合成するのを阻害することで、細菌の増殖を抑えます。アモキシシリンは、肺炎、気管支炎、尿路感染症、中耳炎、副鼻腔炎などの感染症の治療に使用されます。また、手術後の感染症の予防にも使用されます。
その他

看護師に必須の用語『アイテル様』とは?

アイテル様とは、創部などから膿が出ている様子のことです。膿汁流出とも呼ばれます。アイテルとは膿のことで、カルテに記入する際、「創部よりアイテル様あり」「アイテル様分泌物あり」のように使われます。ちなみに、膿はpusとも記されます。 膿は、白血球や細菌、死んだ細胞、組織の残骸などが混ざり合った液体です。創傷や感染症などがあると、白血球が細菌や異物を攻撃して死滅させようとします。その際に、白血球や細菌、死んだ細胞、組織の残骸などが混ざり合い、膿が形成されます。 膿は、創傷を治癒するために必要なものです。膿は、細菌や異物を排除し、創傷をきれいにする働きがあります。しかし、膿が多すぎると、創傷が治癒しにくくなったり、感染症を引き起こしたりすることがあります。 アイテル様がある場合は、創傷を清潔に保ち、医師の指示に従って適切な治療を受けることが大切です。
略語

看護師が知っておきたい「do」とは?

-doとは何か?- doとは、処方箋やカルテに記入する際に、「同じ」を意味する略語として使われる記号のことである。繰り返しやコピーを意味する英語「ditto」に由来する。 doは、薬の投与量や投与方法が同じである場合に、前回と同じ薬を処方したり、カルテに同じ内容を記載したりするときに用いられる。例えば、医師が患者の薬を処方する場合、「do」と記載することで、前回の処方と同じ薬を処方することを意味する。また、看護師が患者のカルテに記載する場合、「do」と記載することで、前回のカルテと同じ内容を記載することを意味する。 doは、医療従事者が処方箋やカルテを記載する際に、時間を節約し、ミスを減らすために使用される。また、doは、他の医療従事者が処方箋やカルテの内容を理解しやすくするために使用される。
内分泌・代謝・栄養

抗セントロメア抗体とは?

抗セントロメア抗体は、染色体の中心部のセントロメア部位に存在する抗原に対して産生される自己抗体です。全身性強皮症(こうぜんせいきょうひしょう、systemic sclerosis、SSc)に特異的な自己抗体として知られており、SScの診断において重要な役割を果たしています。SScは、皮膚、肺、腎臓、心臓など全身の様々な臓器が硬化して機能障害をきたす膠原病の一種です。 抗セントロメア抗体は、SScの患者さんの約30~50%に陽性となります。SScの臨床症状は、皮膚の硬化、レイノー現象、肺線維症、腎障害などが主なものですが、抗セントロメア抗体が陽性の場合、皮膚の硬化やレイノー現象などの皮膚症状が強く現れることが多いとされています。また、抗セントロメア抗体が陽性の患者さんは、SScの中でも経過が比較的良好な傾向があることが報告されています。
その他

看護師に必須の用語『供血者』について

供血者は、輸血を必要とする人々に血液を提供する人々です。彼らは、人々の命を救い、健康を維持する重要な役割を果たしています。日本には、約100万人の供血者がいますが、それでも、輸血を必要とする人々全員に血液を供給することはできていません。そのため、さらなる供血者の確保が求められています。 供血は、安全で健康な人であれば、誰でも行うことができます。献血は、主に献血ルームや献血バスで行われます。献血は、血液を採取する前に、医師の診察を受け、健康状態を確認する必要があります。血液を採取する際には、専用の針を使用し、痛みを軽減する工夫がされています。血液の採取時間は、約10分です。献血後は、水分を十分に摂取し、安静にしてください。 供血は、人々の命を救うために必要なことです。一人でも多くの人が献血に参加することで、輸血を必要とする人々を救うことができます。
検査・診断

看護師が知っておきたい基礎体温の基礎知識

基礎体温とは、一定時間以上の睡眠後の起床時の安静な状態で測定した体温です。女性の場合、卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類のホルモンの影響を大きく受けており、基礎体温を測定することにより、これらのホルモン分泌が正常に行われているかを予測することができます。 基礎体温は、排卵日を予測したり、妊娠の有無を判断したりすることができます。また、月経周期の異常や、更年期の症状などを判断するのにも役立ちます。 基礎体温を測定するには、毎朝決まった時間に、体温計を舌の下に5分ほど入れて測定します。測定した体温は、グラフに記録しておくと、変化がわかりやすくなります。
消化器

腹膜炎とは?症状や治療法をわかりやすく解説

腹膜炎とは、腹腔内を覆う腹膜に炎症が起こる病気です。腹膜は、内臓を支えたり、保護したりする役割を果たしています。腹膜炎が起こると、腹膜が炎症を起こして腫れ上がり、腹痛や発熱などの症状が現れます。腹膜炎は、急性腹膜炎、慢性腹膜炎、癌性腹膜炎の3つに分類されます。急性腹膜炎は、突然発症する腹膜炎で、腹痛や発熱、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。慢性腹膜炎は、長期間にわたって持続する腹膜炎で、腹痛や下痢、体重減少などの症状が現れます。癌性腹膜炎は、癌が腹膜に転移して起こる腹膜炎で、腹痛や腹水、体重減少などの症状が現れます。腹膜炎は、放置すると命に関わることもあるため、早急な治療が必要です。
その他

看護師が知っておきたいスピッツの基礎知識

スピッツとは、血液検査や尿検査などで、採った血液や尿を入れる試験管のことです。管の先が細くなっている形状のものが多いです。採った血液や尿は、スピッツのまま遠心分離器などにかけて検査されます。スピッツには様々な種類があり、例えば血液用であっても、採血された血液の凝固を避けるため、あらかじめ抗凝固剤が入っているスピッツや、解糖による検査前の血糖値の変化を避けるため、解糖阻止剤の入っているスピッツなどがあります。そのほかにも、常温用・冷蔵用・凍結用など多様なスピッツがあり、検査項目ごとに使い分けられます。
皮膚科

看護師に必須!光接触皮膚炎を理解しよう

光接触皮膚炎とは、特定の化学物質と紫外線が反応して、皮膚に現れるアレルギー反応のことです。光毒性と光アレルギー(感作)性の大きく2つに分類されます。光毒性は、ソラレン、アントラセン、タールのほか、イチジク、モクレンなどの植物由来物質の光毒性によって生じます。光線照射後、すぐに生じる蕁麻疹や灼熱感などの症状と、数時間から数日後に生じる日光皮膚炎様反応とがあります。一方、光アレルギー(感作)性は、サルファ剤、クロルプロマジンなどの薬剤やハロゲン化フェノールなどの殺虫防止剤などがあります。掻痒感が強く湿疹の症状が見られます。
整形外科

看護師に必須の『アセトアミノフェン』について

アセトアミノフェンは、解熱鎮痛薬として広く使用されている薬剤です。その作用は、体の温度を下げ、痛みを和らげることです。アセトアミノフェンは、熱が38.5度以上、または痛みが強い場合に服用されます。アセトアミノフェンは、比較的安全な薬剤ですが、過剰摂取すると肝臓に損傷を与える可能性があります。そのため、用法・用量を守って服用することが大切です。 アセトアミノフェンの効果は、通常15~30分後に現れます。解熱効果は4~6時間、鎮痛効果は6~8時間持続します。アセトアミノフェンは、単独で服用することも、他の薬剤と併用して服用することもできます。他の薬剤と併用する場合には、相互作用に注意する必要があります。アセトアミノフェンは、アルコールと一緒に服用すると、肝臓に損傷を与える可能性が高まります。また、アセトアミノフェンは、ワルファリンなどの抗凝固薬と一緒に服用すると、その効果を弱める可能性があります。 アセトアミノフェンは、比較的安全な薬剤ですが、過剰摂取すると肝臓に損傷を与える可能性があります。アセトアミノフェンの過剰摂取は、肝臓の炎症や壊死を引き起こし、最悪の場合には死に至る可能性があります。アセトアミノフェンの過剰摂取を防ぐためには、用法・用量を守って服用することが大切です。アセトアミノフェンを服用する際には、必ず医師または薬剤師に相談しましょう。
脳・神経

アーガイル=ロバートソン瞳孔とは?- 看護師に必須の用語

-アーガイル=ロバートソン瞳孔の原因- アーガイル=ロバートソン瞳孔の原因は主に神経梅毒です。神経梅毒は、梅毒が中枢神経系に感染して起こる病気で、その原因は梅毒菌です。梅毒菌は、梅毒を発症した母親から胎児に感染したり、性行為によって感染したりします。神経梅毒は、梅毒の進行段階によって、早期神経梅毒、中期神経梅毒、後期神経梅毒に分類されます。アーガイル=ロバートソン瞳孔は、主に後期神経梅毒の症状のひとつとして現れます。 後期神経梅毒の症状としては、アーガイル=ロバートソン瞳孔以外にも、運動障害、感覚障害、認知症、精神障害などがあります。後期神経梅毒は、脳や脊髄に重度の損傷を与えることがあり、死に至ることもあります。そのため、神経梅毒の早期発見と治療が重要です。 神経梅毒の治療には、ペニシリンなどの抗菌薬が使用されます。抗菌薬の投与によって、梅毒菌を殺菌し、神経梅毒の症状を改善させます。しかし、後期神経梅毒の症状は、抗菌薬の投与によっても完全に改善するとは限りません。そのため、後期神経梅毒の患者さんは、生涯にわたって定期的な検査と治療を受ける必要があります。