アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき全身性エリテマトーデスとは?

全身性エリテマトーデスは、全身性炎症性病変を特徴とする自己免疫疾患です。厚生労働省の特定疾患(難病)にも指定されています。自己免疫とは、本来は体の防御機能である免疫反応の一部が本来は体にとって無害なはずの自分の組織を攻撃してしまう状態です。全身性エリテマトーデスは、全身の血管や関節、皮膚、腎臓、肺などさまざまな臓器に炎症を起こすことがあります。自己抗体として、抗核抗体、抗DNA抗体、抗Sm抗体、抗リン脂質抗体が検出されます。 全身性エリテマトーデスは、若年女性に好発します。男女比は約19~110で女性に多く発症します。発症年齢は若年成人で、20~40歳台にピークがあります。 全身性エリテマトーデスは、原因不明の疾患であり、完治は難しいとされています。しかし、早期に治療を開始することで、病状の進行を遅らせることができます。治療法としては、ステロイド薬や免疫抑制剤、抗マラリア薬などが使用されます。 全身性エリテマトーデスは、全身のさまざまな臓器に炎症を起こす自己免疫疾患です。早期に治療を開始することで、病状の進行を遅らせることができます。
組織・制度

フィジシャンアシスタントとは?日本の看護師に求められる人材

フィジシャンアシスタント(PA)とは、医師の監督のもとで診察、薬の処方、手術の補助など、医師が行う医療行為の8割方をカバーする医療従事者のことです。現在の日本ではこのような制度はありません。アメリカ合衆国の衛生兵から出発した制度で、24~32カ月間のカリキュラムを専門学校などで履修し、国家資格を得た後に州免許を取得して職務に就きます。医師の偏在、および過重労働対策のなかで代替労働力の確保のため創設後も拡大しています。 PAは、医師の診察の補助、薬の処方、手術の補助、患者への教育、健康管理など、医師が行う医療行為の多くを行うことができます。PAは、医師とチームを組んで働いており、医師がより多くの患者を診察できるようにサポートしています。 PAは、医師になるための長い訓練を受けずに、医療行為を行うことができる医療従事者です。そのため、医師よりも低コストで医療サービスを提供することができます。PAは、医師不足の地域や、医師の診察を受けにくい地域で活躍しています。
産婦人科

卵巣腫瘍とその種類について

卵巣腫瘍は、卵巣にできる腫瘤であり、その割合は悪性と良性でそれぞれ10%と90%を占めます。卵巣腫瘍にはさまざまな種類があり、それぞれに異なる症状や治療法があります。 卵巣腫瘍の種類 1. 卵巣上皮がん卵巣の表面にある細胞から発生する悪性腫瘍です。卵巣腫瘍の中で最も多くみられ、症状は腹痛、腹部膨満感、体重減少などです。 2. 卵巣胚細胞腫瘍卵巣の生殖細胞から発生する悪性腫瘍です。若い女性に多くみられ、症状は腹痛、腹部膨満感、月経異常などです。 3. 卵巣性索間質腫瘍卵巣の性索間質細胞から発生する良性腫瘍です。症状は腹痛、腹部膨満感、月経異常などです。 4. 卵巣良性上皮腫卵巣の表面にある細胞から発生する良性腫瘍です。症状は腹痛、腹部膨満感、月経異常などです。 5. 卵巣嚢胞卵巣にできる袋状の腫瘤です。良性と悪性のものがあり、症状は腹痛、腹部膨満感、月経異常などです。
その他

看護師が知りたいビタミンB2とは?

ビタミンB2は、別名リボフラビンとも呼ばれる、水溶性ビタミンの1種です。黄色い色素であり、食品添加物としても用いられます。ビタミンB2は、皮膚や粘膜の機能を維持する働きがあり、不足すると口内炎、口角炎、脂漏性皮膚炎などを引き起こします。また、小児では、ビタミンB2の不足によって成長障害が生じることもあります。 ビタミンB2は、レバー、卵、乳製品、肉類、魚介類などに多く含まれます。また、玄米や全粒粉、豆類、ナッツ類、緑黄色野菜などにも含まれています。ビタミンB2は、体内で貯蔵することができないため、毎日摂取することが大切です。 ビタミンB2が不足すると、さまざまな症状が現れます。口内炎や口角炎、脂漏性皮膚炎、成長障害、疲れやすさ、食欲不振、貧血などです。また、ビタミンB2は、鉄の吸収を助ける働きもあるため、ビタミンB2が不足すると、鉄欠乏性貧血にもなりやすくなります。 ビタミンB2を多く含む食品を積極的に摂取することで、ビタミンB2不足を防ぐことができます。また、サプリメントでビタミンB2を摂取することもできますが、医師や薬剤師に相談してから摂取するようにしましょう。
組織・制度

看護師必須!児童相談所について解説

児童相談所とは、児童福祉法第12条に基づいて都道府県や指定都市に設置される行政機関である。児童相談所は、市町村と適切な役割分担・連携を図りつつ、子どもに関する家庭その他からの相談に応じ、子どもが有する問題又は子どもの真のニ-ズ、子どもの置かれた環境の状況等を的確に捉え、個々の子どもや家庭に最も効果的な援助を行い、もって子どもの福祉を図るとともに、その権利を擁護することとされている。 児童相談所は、子どもの福祉に関する相談や支援を行う専門機関であり、子どもの発達や養育に問題がある場合、家庭内暴力や虐待などの問題がある場合、経済的な困窮などにより生活が困難な場合など、様々なケースに対応している。児童相談所は、相談を受けた場合、必要に応じて家庭訪問や調査を行い、子どもの状況を把握した上で、適切な援助や支援を行う。 児童相談所の主な役割としては、次のようなものがある。 * 児童に関する家庭その他からの相談に応じること * 児童が有する問題又は児童の真のニーズ、児童の置かれた環境の状況等を的確に捉えること * 個々の子どもや家庭に最も効果的な援助を行うこと * 子どもの福祉を図るとともに、その権利を擁護すること 児童相談所は、子どもの福祉を守るために重要な役割を担っている。もし、子どもの発達や養育に問題がある場合、家庭内暴力や虐待などの問題がある場合、経済的な困窮などにより生活が困難な場合などは、児童相談所に相談することができる。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『同化期』とは

同化期とは、手術や外傷などの生体侵襲によって損傷を受けた組織を修復し、筋肉量や体重を回復させるための期間です。同化期は、生体侵襲後の回復過程における重要な段階であり、患者の全身管理を行う上で重要な要素となります。 同化期の経過と変化は、以下のようにまとめることができます。 1. エネルギー代謝の変化同化期には、エネルギー代謝が亢進し、エネルギー産生量が増加します。これは、損傷を受けた組織の修復や筋肉量の回復に必要なエネルギーを賄うためです。 2. タンパク質代謝の変化同化期には、タンパク質代謝も亢進し、タンパク質合成量が分解量を上回ります。これは、損傷を受けた組織の修復や筋肉量の回復に必要なタンパク質を確保するためです。 3. 脂質代謝の変化同化期には、脂質代謝も亢進し、脂肪分解量が脂肪合成量を上回ります。これは、エネルギー産生やケトン体の生成を促進し、損傷を受けた組織の修復や筋肉量の回復をサポートするためです。 4. 窒素バランスの変化同化期には、窒素バランスが正となります。これは、タンパク質合成量が分解量を上回るため、体内の窒素量が増加するからです。 5. 筋肉量の変化同化期には、筋肉量が回復します。これは、タンパク質合成量が分解量を上回るため、筋肉組織が増加するからです。 6. 体重の変化同化期には、体重も回復します。これは、筋肉量や体脂肪量の増加によるものです。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべき『不明熱』

不明熱とは、原因不明の高熱が続く症状である。具体的には、以下の症状を伴う。 1) 発熱が3週間を超えて続く 2) 38℃以上の発熱が何度か認められる 3) 外来で3回、入院で3日間の適切な検査(2日間の血液などの培養を含む)を行っても原因が判明しないもの 不明熱の原因は様々であり、感染症、膠原病、悪性腫瘍、薬剤熱、その他不明なものなどが挙げられる。不明熱の患者は、まずは問診と身体診察を行い、感染症や膠原病などの明らかな原因がないかを確認する。その後、血液検査、尿検査、レントゲン検査などの検査を行い、原因を特定する。 不明熱の原因が特定できれば、それに応じた治療を行う。しかし、原因が特定できない場合は、対症療法を行う。対症療法では、解熱剤や鎮痛剤を使用したり、安静を保つように指示したりする。また、感染症を予防するために抗菌薬を投与することもある。 不明熱は、原因が特定できないことが多く、治療が難しい病気である。しかし、早期に診断を行い、適切な治療を行うことで、症状を軽減し、予後を改善することができる。
脳・神経

看護師に必須の用語『硬膜外腔』

硬膜外腔とは、脊髄を覆う硬膜と、その外側を囲む脊柱管の間にある空間のことである。硬膜外腔には、脊髄液、脂肪組織、血管、リンパ管などが含まれている。硬膜外腔は、脊髄を保護し、脊髄液の循環を助ける役割を果たしている。 硬膜外腔は、脊椎の椎体の間にある小さな穴、椎間孔を通って、脊柱管とつながっている。硬膜外腔には、硬膜外カテーテルを挿入することができる。硬膜外カテーテルは、硬膜外腔に局所麻酔薬を注入することで、痛みを軽減するために使用される。 硬膜外腔ブロックは、分娩時の痛みを軽減するために使用される一般的な麻酔方法である。硬膜外腔ブロックを行なう場合、医師は脊椎の腰部にある椎間孔に硬膜外針を挿入する。硬膜外針は、硬膜外腔に到達すると、硬膜外カテーテルを挿入する。硬膜外カテーテルは、硬膜外腔に局所麻酔薬を注入することで、痛みを軽減する。 硬膜外腔ブロックは、分娩時の痛みを軽減する安全で効果的な方法である。ただし、硬膜外腔ブロックには、頭痛、吐き気、嘔吐などの副作用が起こる可能性がある。
脳・神経

看護師が知っておきたい『三叉神経痛』について

三叉神経痛は、片側の顔面に、電撃痛のような激しい痛みが生じる疾患です。第Ⅴ脳神経である三叉神経の領内に、疼痛が生じます。 三叉神経は、顔面の知覚をつかさどる神経です。三叉神経には、眼窩神経、上顎神経、下顎神経の3つの枝があり、それぞれ、顔面の異なる部分の知覚を伝えています。 三叉神経痛は、三叉神経のいずれかの枝が圧迫されることによって生じます。圧迫の原因としては、脳腫瘍、脳血管障害、動脈瘤、多発性硬化症などが挙げられます。また、原因不明の三叉神経痛もあります。 三叉神経痛の症状は、片側の顔面に、電撃痛のような激しい痛みが生じることです。痛みは、数秒から数分間続き、1日に数回から数十回起こります。また、痛みは、会話、食事、歯磨きなどの日常生活の動作によって誘発されることがあります。 三叉神経痛の特徴として、以下の点が挙げられます。 * 片側の顔面にのみ痛みがある。 * 痛みは、電撃痛のような激しい痛みである。 * 痛みは、数秒から数分間続き、1日に数回から数十回起こる。 * 痛みは、会話、食事、歯磨きなどの日常生活の動作によって誘発されることがある。 * 痛みは、薬物療法や外科的治療によって改善することがある。
組織・制度

看護師に不可欠!マネジドケアってなに?

マネジドケアとは、医療サービスの効率化と医療費の抑制を目的とした医療保険システムのことです。アメリカで創設され、現在多くの国や地域で普及しています。 マネジドケアの基本的な仕組みは、保険会社が医療機関と契約し、一定の料金で医療サービスを提供してもらうというものです。また、保険会社は医療機関に対して、医療サービスの質を確保するための基準を設け、それに従って医療サービスが提供されているかどうかを監視しています。 マネジドケアは、医療費の抑制に一定の効果があるとされています。しかし、医療機関の経営を圧迫することや、患者の医療サービスの選択肢を狭めるという批判もされています。
消化器

看護師必須用語『開腹術』とは?意味や種類を確認

開腹術とは、腹部の壁を切開して腹部の内側にある臓器を治療する手術のことである。開腹術は、腹部にある疾患の治療に使用され、その疾患が腹部のどの部分にあるかによって、使用する開腹術の種類を決める。典型的な開腹術の手順は、まず腹部に切開を入れることから始まる。切開を入れる場所は、疾患のある場所によって決定される。切開を入れたら、外科医は手術用の器具を使って腹腔内にある疾患を治療する。治療が終わったら、外科医は切開を縫い合わせて手術を終了させる。
内分泌・代謝・栄養

看護師必携!ホルモン基礎知識

ホルモンとは、体内のさまざまな組織や器官の間で情報を伝達する化学物質のことです。ホルモンは、内分泌腺から分泌され、血液を介して全身に運ばれます。ホルモンは、成長発育、生殖、代謝、気分など、さまざまな体の働きを調節する役割を持っています。 ホルモンには、さまざまな種類があります。代表的なホルモンには、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、性ホルモン、インスリン、グルカゴン、副腎髄質ホルモンなどがあります。成長ホルモンは、成長発育を促進する働きがあります。甲状腺ホルモンは、代謝を調節する働きがあります。副腎皮質ホルモンは、ストレスに対抗する働きがあります。性ホルモンは、生殖機能を調節する働きがあります。インスリンは、血糖値を下げる働きがあります。グルカゴンは、血糖値を上げる働きがあります。副腎髄質ホルモンは、心拍数と血圧を上昇させる働きがあります。 ホルモンは、体の働きを調節する上で重要な役割を果たしています。ホルモンの分泌が乱れると、さまざまな病気の原因となります。例えば、成長ホルモンの分泌が不足すると、小人症になります。甲状腺ホルモンの分泌が不足すると、甲状腺機能低下症になります。副腎皮質ホルモンの分泌が不足すると、副腎皮質機能低下症になります。性ホルモンの分泌が不足すると、不妊症になります。インスリンの分泌が不足すると、糖尿病になります。グルカゴンの分泌が不足すると、低血糖症になります。副腎髄質ホルモンの分泌が過剰になると、高血圧症になります。 ホルモンは、体の働きを調節する上で重要な役割を果たしています。ホルモンの分泌が乱れると、さまざまな病気の原因となります。ホルモンの働きを理解することで、病気の予防や治療に役立てることができます。
その他

看護師が知っておきたい『播種性(はしゅせい)』とは?

播種性とは、疾患や病態が種をまいたように全身に広がる様子を指す言葉です。播種とは、本来「畑に種をまくこと」を意味していますが、疾患が種をまいたように全身に広がる様子から、医学用語として使われるようになりました。播種性を示す疾患として、播種性血管内凝固症候群(DIC)や、播種性転移などがよく知られています。 播種性血管内凝固症候群(DIC)は、血液の凝固異常によって、全身の血管内に血栓が形成される疾患です。血栓が形成されることで、臓器や組織への血流が遮断され、様々な症状を引き起こします。播種性転移は、がん細胞が原発巣から離れた部位に転移する疾患です。がん細胞が血管やリンパ管に乗って全身に広がり、転移巣を形成します。播種性転移は、がんの進行に伴って起こることが多く、予後不良となることが多いです。
その他

看護師に必須の用語『ムンテラ』とは?

ムンテラとは、医師が患者に対して病状や治療などに関する説明を行うことです。かつて、臨床では医師が患者の治療方針を決定すると、医師が患者にムンテラを行い、患者はその方針に従うかたちが多いものでした。これは、患者が自分の病状や治療方法について十分な情報を持っていないことが多かったためです。しかし、現在では医療法の改正により、インフォームド・コンセントという方法で、医師・医療チームが疾患や治療について患者に説明を行っています。インフォームド・コンセントとは、医師が患者に病状や治療方法について十分な説明を行い、患者が理解した上で治療を受けるかどうかを決定する制度のことです。これにより、患者は自分の病状や治療方法について十分な情報を持った上で治療を受けることができるようになりました。
呼吸器

看護師に必須の用語『ラ音』とは?

ラ音とは、気管や気管支に異常があると、胸部聴診の際に聴こえる異常な肺音のことである。ラッセル音の略である。ベルクロラ音、副雑音ともいう。ベルクロ(Velcro)社製のマジックテープをはがすときの音に類似していることに由来する。 ラ音は、気管支炎、肺炎、肺気腫、肺浮腫、肺水腫、気胸などの疾患で聴取されることが多い。また、気管支拡張症や肺結核などの慢性疾患でも聴取されることがある。 ラ音は、気道内の分泌物や炎症によって気流が妨げられることで発生する。ラ音の強さや音色は、病変の程度や部位によって異なる。ラ音は、呼吸器疾患の診断や経過観察に有用である。
血液・造血

急性前骨髄球性白血病とは?症状や治療法を解説

急性前骨髄球性白血病(APL)とは、急性骨髄性白血病(AML)の一種で、AMLの約10%を占める病気です。APLは、血液細胞ががん化して増殖し、正常な血液細胞を置き換えてしまうことで起こります。APLは、他のAMLとは異なり、特定の染色体異常(t(15;17))によって引き起こされます。APLは、他のAMLよりも治癒率が高いことが特徴です。 APLの症状は、他のAMLと同様、発熱、貧血、出血、骨痛などです。APLでは、DIC(播種性血管内凝固症候群)や、APL特有の症状であるプロミエロサイト白血病新症候群(APL-SBS)が起こることがあります。APL-SBSは、肺に血液が漏れて呼吸困難を起こす症状です。APLの治療は、化学療法が中心となります。APLには、白血病プロミエロサイトレチノイン酸レセプターアルファ(PML-RARα)を標的とした分子標的薬が有効です。APLは、他のAMLよりも治癒率が高いことが特徴です。
消化器

看護師に必須の用語『肝炎』について

肝炎とは、肝臓に生じる炎症の総称で、原因によってA型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、D型肝炎、E型肝炎などに分けられます。A型肝炎は、汚染された水を飲んだり、感染者の便に触れたりすることで感染するウイルス性肝炎です。B型肝炎は、感染者の血液や体液に触れたり、母子感染によって感染するウイルス性肝炎です。C型肝炎は、感染者の血液や体液に触れたり、母子感染によって感染するウイルス性肝炎です。D型肝炎は、B型肝炎に感染している人が、D型肝炎ウイルスに感染することで発症するウイルス性肝炎です。E型肝炎は、汚染された水を飲んだり、感染者の便に触れたりすることで感染するウイルス性肝炎です。
脳・神経

看護師が知っておきたい『嗜眠』とは?

嗜眠とは、意識障害(意識混濁)の程度の一つである。放っておくと眠り続け、強い刺激を与えないと覚醒し反応しない状態であり、覚醒してもまたすぐに眠ってしまう。傾眠とほぼ同様の意味を持つが、傾眠と昏迷の間を指す意味として用いられることもある。 嗜眠は、睡眠障害や薬物の影響、脳の損傷など、さまざまな原因で起こる可能性がある。一般的な原因としては、睡眠不足、薬の副作用、アルコールや薬物の乱用、うつ病、不安障害などがあげられる。また、脳卒中、脳腫瘍、外傷性脳損傷、感染症、低血糖症なども嗜眠を引き起こす可能性がある。 嗜眠は、軽度から重度までさまざまな程度がある。軽度の嗜眠では、単に眠気を感じたり、集中力が低下したりする程度である。中等度の嗜眠では、覚醒し続けることが困難になり、強い刺激を与えても反応しないことがある。重度の嗜眠では、覚醒することができず、強い刺激を与えても反応しないことがある。 嗜眠は、意識障害の一種であるため、放置すると生命に関わる可能性がある。嗜眠が疑われる場合は、すぐに医師の診察を受ける必要がある。
産婦人科

看護師が知っておきたい!原発性不妊症について

原発性不妊症とは、不妊症のなかで一度も妊娠の成立のない場合を指します。不妊症は、妊娠を希望するカップルが1年間、避妊せずに性交渉を行っても妊娠しない状態を指しますが、原発性不妊症は、その中でも一度も妊娠したことがない状態を指します。原発性不妊症の原因は、男性側と女性側に分けることができます。男性側では、精子の数が少ない、精子の運動率が低い、精子の形態が悪いなどが原因となることが多く、女性側では、卵管が詰まっている、子宮筋腫がある、子宮内膜症があるなどが原因となることが多くあります。原発性不妊症の治療法は、原因によって異なりますが、男性側では、精子を増やす薬を服用したり、精子を人工的に受精させたりする治療法があります。女性側では、卵管を詰まらせているものを取り除いたり、子宮筋腫や子宮内膜症を手術したりする治療法があります。また、体外受精や顕微授精などの生殖補助医療を行うことで、妊娠を成功させることができます。
その他

看護師必見!コンセンサスとは?

治療におけるコンセンサスの重要性 看護師は、患者とその家族とコミュニケーションをとる際に、医学的な用語や治療法についての情報を共有することが求められます。その際に、重要なのが「コンセンサス」です。コンセンサスとは、意見の一致のこと。治療の基本的な考え方といった意味でも使われることがあり、「コンセンサスを得る」などと使います。 治療においてコンセンサスが重要である理由は、以下の3つです。 1つ目は、患者の理解と同意を得るためです。患者は、自分の病状や治療法について正しく理解し、その上で同意した上で治療を受ける必要があります。そのためには、看護師が患者の状態や治療法についてわかりやすく説明し、患者の質問に応える必要があります。 2つ目は、治療の有効性を高めるためです。患者の状態や治療法について、患者と看護師の間にコンセンサスがあることで、治療への患者の協力度が高まり、治療の有効性が高まります。 3つ目は、医療費の削減につながるためです。コンセンサスがあることで、不必要な検査や治療を避けることができ、医療費の削減につながります。 コンセンサスを得るためには、看護師が患者の話をよく聞き、患者の状態や治療法についてわかりやすく説明する必要があります。また、患者の質問に応え、患者の不安や疑問を解消することが大切です。
内分泌・代謝・栄養

抗セントロメア抗体とは?

抗セントロメア抗体は、染色体の中心部のセントロメア部位に存在する抗原に対して産生される自己抗体です。全身性強皮症(こうぜんせいきょうひしょう、systemic sclerosis、SSc)に特異的な自己抗体として知られており、SScの診断において重要な役割を果たしています。SScは、皮膚、肺、腎臓、心臓など全身の様々な臓器が硬化して機能障害をきたす膠原病の一種です。 抗セントロメア抗体は、SScの患者さんの約30~50%に陽性となります。SScの臨床症状は、皮膚の硬化、レイノー現象、肺線維症、腎障害などが主なものですが、抗セントロメア抗体が陽性の場合、皮膚の硬化やレイノー現象などの皮膚症状が強く現れることが多いとされています。また、抗セントロメア抗体が陽性の患者さんは、SScの中でも経過が比較的良好な傾向があることが報告されています。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『脂質』

脂質とは、脂肪として蓄えられる3大栄養素の一つで、生体のエネルギー源となるものです。必要なときに分解され、エネルギー源として使用されるほか、細胞膜の成分やホルモンの材料として機能する側面もあります。一般的に脂質が高いと脂質異常症と診断されます。 脂質は、大きく分けてトリグリセリド、リン脂質、ステロール、脂肪酸の4つに分類されます。トリグリセリドは、エネルギーを蓄える働きを担い、リン脂質は、細胞膜の主な成分として機能します。ステロールは、ホルモンの材料として利用され、脂肪酸は、エネルギーを産生したり、ホルモンの材料として使用されます。 脂質は、体にとって重要な役割を果たしていますが、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼすことがあります。特に、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高いと動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まります。そのため、脂質の摂取量には注意が必要です。 脂質を多く含む食品には、肉類、魚介類、卵、乳製品、ナッツ、種子などがあります。脂質の摂取量を減らすためには、これらの食品の摂取量を控え、代わりに野菜や果物、全粒穀物を多く摂る必要があります。また、調理方法にも注意が必要です。揚げ物や炒め物よりも、煮物や蒸し物、グリルなどの調理方法を選びましょう。
略語

看護師に必須の用語『pH』

pHとは、その液体が酸性なのか、アルカリ性なのかを表す水素イオン濃度の指標です。pHの値は、0から14までの範囲で表され、7が中性、7未満が酸性、7より大きいのがアルカリ性です。血液中のpHは、肺の機能を反映する動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)と腎臓の機能を反映する重炭酸イオン(HCO3⁻)によって影響を受けます。 pHの値が7より低いと、酸性度が高くなります。酸性度は、組織や細胞を損傷させ、生命を脅かす可能性があるため、身体は血液のpHを正常な範囲に保つために様々な仕組みを持っています。 これらの仕組みには、肺による二酸化炭素の排出、腎臓による重炭酸イオンの排出、肝臓による代謝産物の処理などがあります。これらの仕組みが正常に機能している限り、血液のpHは正常な範囲に保たれます。
その他

知っておきたい看護師用語『エントラッセン(エント)』とは?

エントラッセン(エント)とは、退院を意味する業界用語である。ドイツ語のEntlassenに由来する。看護師は、患者が入院から退院するまでの間、さまざまなケアを提供する。その中には、退院に向けた準備を行うことも含まれる。退院準備とは、患者が退院後に自宅で安全に生活できるようにするための支援である。具体的には、服薬指導や食事指導、日常生活動作(ADL)の指導などを行う。退院準備は、患者の状態や退院後の生活環境に合わせて行われる。また、退院後は、患者や家族からの問い合わせに対応したり、退院後の経過観察を行うこともある。