精神科

看護師必須用語『急性リチウム中毒』

急性リチウム中毒とは、炭酸リチウムを大量に摂取することによって起こる中毒のことです。炭酸リチウムは、躁うつ病の治療薬として使用されている薬剤で、リチウムイオン製剤のひとつです。リチウムイオンは、細胞内のイオン濃度を変化させることで、神経伝達物質のバランスを整える作用があります。急性リチウム中毒は、炭酸リチウムを大量に摂取することによって、このリチウムイオンの濃度が急激に上昇し、中枢神経系や消化器系、循環器系に様々な症状を引き起こす状態です。急性リチウム中毒の症状としては、嘔吐、下痢、脱水症状、手足の震え、けいれん、意識障害などがみられます。重症例では、昏睡状態に陥ったり、死に至ることもあります。
整形外科

看護師が知っておくべき、テニス肘の症状と治療法

テニス肘は、主に短橈側手根伸筋の起始部(外側上顆部)が、反復する外傷やストレスにより障害されて起こる炎症である。短橈側手根伸筋は手首を伸ばす筋肉である。テニス肘は、テニス選手に多く見られるが、テニス以外のスポーツや日常生活の動作でも起こる可能性がある。テニス肘の症状は、肘の外側の痛み、手首を伸ばしたりひねったりしたときの痛み、肘の腫れや熱感などである。テニス肘の治療法は、安静、アイシング、消炎鎮痛剤、理学療法などである。
小児科

看護師に必須の用語『てんかん』

てんかんとは、大脳皮質神経細胞の過剰興奮によって起こる、痙攣などの発作性症状を繰り返す慢性疾患のことである。てんかん発作は、大脳の神経細胞が突然、過剰に興奮することで起こる。この過剰な興奮によって、筋肉が収縮したり、意識が失われたり、感覚がおかしくなったりする。てんかん発作は、数秒から数分間続き、発作後には通常、意識が回復する。てんかんは、100人に1人程度の発症率であり、男女の差はない。てんかんの原因はまだ完全に解明されていないが、遺伝的要因や脳損傷、感染症などが関与していると考えられている。てんかんは、発作をコントロールするための薬物治療が主な治療法である。てんかん発作は、通常、薬物治療でコントロールすることができる。てんかんの薬には、てんかん発作の発生を抑える抗てんかん薬と、てんかん発作が起こったときに発作を止める頓服薬がある。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『側頭動脈炎』とは?

側頭動脈炎は、大血管を主体とした血管炎です。大動脈と主要分岐動脈に病変を呈するが、特に外頸動脈に頻度が高いため側頭動脈炎と呼ばれてきました。現在では巨細胞性血管炎(giant cell arteritis〈GCA〉)に呼称が統一されています。 側頭動脈炎は、50歳以上の高齢者に多く発症します。男女比は12で、女性に多い傾向があります。この病気の原因は不明ですが、遺伝的要因や感染症との関連が疑われています。 側頭動脈炎の主な症状は、頭痛、側頭部の動脈の拍動、顎の痛みです。その他、発熱、全身倦怠感、体重減少、視覚障害などの症状が現れることもあります。 側頭動脈炎の診断は、血液検査や画像検査によって行われます。血液検査では、炎症反応の上昇や赤血球沈降速度の亢進などがみられます。画像検査では、大動脈や主要分岐動脈の壁の肥厚や狭窄などがみられます。 側頭動脈炎の治療は、ステロイド薬を使用します。ステロイド薬は、炎症を抑えて血管の壁の肥厚や狭窄を改善する効果があります。治療期間は、通常数カ月から1年以上です。 側頭動脈炎は、早期に診断・治療を開始すれば、予後は良好です。しかし、治療が遅れると、動脈瘤や脳梗塞などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。
その他

看護師必見!トラカールとは?

トラカールとは、医療の世界で使われる特殊な針の一種です。体内にチューブやカテーテルを留置する際に使用され、胸腔穿刺や腹腔穿刺の際に良く用いられます。トラカールは、鋭利な先端を持つ中空の針で、先端には小さなバルブが付いています。このバルブは、針が皮膚を貫通すると開き、チューブやカテーテルが挿入されることを可能にします。トラカールは、様々なサイズがあり、挿入するチューブやカテーテルの太さに応じて適切なサイズを選択する必要があります。また、トラカールの先端は、皮膚や組織を傷つけないように鈍角に加工されているものもあります。 トラカールは、医療従事者によって使用される医療機器であり、一般の人が入手することは困難です。トラカールを使用する際は、適切な訓練を受け、使用方法を熟知している医療従事者が行う必要があります。
循環器

看護師が知っておきたい『心拍出量』の基礎知識

心拍出量のしくみと役割 心拍出量は、1分間に心臓から全身に送り出される血液の量のことです。心臓の右心室から肺動脈を経て肺に送られ、酸素を取り入れた血液は肺静脈を経て左心房に戻り、左心室に送られます。左心室から大動脈を経て全身に送られ、全身を巡った血液は心臓の右心房に戻ってきます。この一連の流れが心拍出量のしくみです。 心拍出量は、身体が活動するために必要な酸素や栄養素を全身に送り、老廃物を回収するための重要な役割を果たしています。心拍出量は、身体の活動量やストレスに応じて調整されます。例えば、運動をすると心拍出量は増加し、安静にしていると心拍出量は減少します。また、ストレスを受けると心拍出量は増加します。 心拍出量は、心臓のポンプ機能と血管の抵抗によって決まります。心臓のポンプ機能が低下すると、心拍出量は減少します。血管の抵抗が高くなると、心拍出量は減少します。心拍出量が減少すると、身体に十分な酸素や栄養素が送られなくなり、老廃物が回収されなくなってしまいます。これは、様々な健康上の問題を引き起こす可能性があります。
内分泌・代謝・栄養

体内水分量とは?

体内水分量は、人体を構成している水分の総量のことです。体重のうち、約60%を占めています。体内水分量は、経口摂取や代謝に伴って体内に取り込まれるものと、尿や便、発汗や呼気などで体外に排出されるものとで、バランスをとっています。体内水分量は、常に一定ではなく、食事や運動、環境の変化などによって増減します。体内水分量が減少しすぎると、脱水症状を起こし、体内の機能が低下します。逆に、体内水分量が増加しすぎると、むくみなどの症状が現れます。体内水分量を適正に保つことは、健康維持のために重要です。
小児科

看護師が知っておくべき先天性股関節脱臼

先天性股関節脱臼とは、新生児期の股関節脱臼を指す疾患です。発育性股関節形成不全とも呼ばれます。女児(男児の7~8倍)の左側に多くみられます。おむつなどによる不良肢位が原因となることもあります。先天性股関節脱臼の症状は、大腿皮溝の非対称や股関節の開排制限などがあります。診断は、クリックサイン(徒手的に児の股関節を開排させたり閉じたりする際に、コクンとした感覚が手に伝わる)、X線検査、超音波検査などで行われます。先天性股関節脱臼の治療は、生後3ヶ月以内は一般的に積極的な治療介入は行わず、生活指導で様子をみることが多いです。それ以降に診断された場合には、整復治療が必要となります。リーメンビューゲルの装具が最も普及している装具です。装具で整復できない場合は、牽引や手術によって整復します。
感染

看護師に知っておきたいウイルスとは?

ウイルスとは、細菌よりも小さい微生物であり、宿主細胞に感染して増殖する。ウイルスは、動物、植物、細菌など、あらゆる生物に感染することができる。ウイルスは、単独では増殖することができず、宿主細胞の力を借りて増殖する。ウイルスは、宿主細胞のDNAまたはRNAに侵入し、宿主細胞のタンパク質合成機構を利用して増殖を行う。ウイルスは、宿主細胞に感染すると、様々な症状を引き起こす。例えば、インフルエンザウイルスは、発熱、咳、鼻水などの症状を引き起こす。ウイルスは、また、様々な感染症を引き起こす。例えば、HIVウイルスは、エイズを引き起こす。ウイルスは、様々な生物に感染することができ、様々な症状を引き起こすことができる。そのため、ウイルスについて正しく理解し、感染症を予防することが重要である。
産婦人科

知っておきたい看護師の必須用語『クベース』

クベースとは、早産児・未熟児を対象とした保育器のことである。NICU(えぬあいしーゆー/Neonatal Intensive Care Unit)で使われる。透明な箱状のケースで外から手を入れる部分があり、外界と遮断し、内部の温度、湿度、酸素濃度を調整することができるとともに、感染を防ぐことができる。 クベースは、早産児・未熟児の生存率を向上させるために重要な役割を果たしている。早産児・未熟児は、肺や心臓などの臓器が未発達なため、呼吸困難や低体温、感染症などのリスクが高い。クベースは、これらのリスクを軽減し、早産児・未熟児の成長を促すために使用される。 クベースは、医療機器の一種であり、医師や看護師によって管理される。クベースの内部の温度や湿度、酸素濃度は、早産児・未熟児の状態に合わせて調整される。また、クベースは定期的に清掃や消毒が行われ、感染症を防ぐための対策がとられている。
産婦人科

看護師に必須の用語『乳房』

乳房は、哺乳類のメスが持つ授乳器官であり、乳腺組織、脂肪、およびそれらを支える支持組織からなる。乳房は、母乳を生産し、乳児を養う役割を果たす。乳房は、胸部の前面に位置し、左右対称に存在する。乳房の大きさは、個人差があり、年齢や体重、妊娠・出産の有無などによって変化する。乳房は、乳頭と乳輪で構成されており、乳頭は乳房の中央に位置し、乳輪は乳頭の周囲を取り囲む円形の領域である。乳頭と乳輪には、汗腺や皮脂腺が集まっており、母乳の分泌を助けたり、乳房を保護する役割を果たしている。
感染

破傷風について知っておくべきこと

破傷風の原因と症状 破傷風は、細菌の一種である破傷風菌によって引き起こされる感染症です。破傷風菌は、土壌や埃の中などに存在しており、傷口から体内に侵入すると、感染を起こします。破傷風菌は、神経に作用して筋肉のけいれんを引き起こし、呼吸困難や死に至ることもあります。 破傷風の主な症状は、筋肉のけいれん、強直、痙攣などです。初期症状としては、傷口周辺の筋肉の痛みやけいれん、発汗、頭痛、不眠などが見られます。その後、全身の筋肉のけいれんや強直が進行し、呼吸困難や死に至ることもあります。破傷風は、ワクチンを接種することで予防することができます。破傷風ワクチンは、通常、幼児期に接種され、その後、10年ごとに追加接種を受けます。
内分泌・代謝・栄養

生体腎移植とは?その重要性とメリットを解説

生体腎移植とは、慢性腎不全の患者に、生きたドナーから摘出した腎臓を移植する外科的処置です。生体腎移植は、腎不全の患者にとって有効な治療法であり、透析療法よりも生存率や生活の質が高いことが示されています。 生体腎移植は、ドナーとレシピエントの適合性が重要です。ドナーとレシピエントの血液型、組織型、体重、年齢などが適合している必要があります。また、ドナーは健康状態が良好である必要があります。 生体腎移植の手術は、通常、全身麻酔で行われます。手術時間は、ドナーとレシピエントの状態によって異なりますが、通常は数時間です。手術後、ドナーとレシピエントは数日間入院し、経過観察が行われます。 生体腎移植は、大きな手術であり、ドナーとレシピエントの両方にリスクが伴います。しかし、生体腎移植は、腎不全の患者にとって有効な治療法であり、透析療法よりも生存率や生活の質が高いことが示されています。
血液・造血

自家末梢血幹細胞移植とは?造血幹細胞移植の種類の一つ

自家末梢血幹細胞移植とは、造血幹細胞移植の種類の一つで、造血機能の回復のために、事前に採取し凍結保存しておいた自己由来の造血幹細胞を輸注する方法のことを指します。この方法は、通常の化学療法よりも抗腫瘍効果を高めるために、前処置として移植前に大量の抗がん剤の投与や放射線照射(稀である)を実施した後に行われます。 自家末梢血幹細胞移植は、白血病やリンパ腫などの血液のがん、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、ホジキンリンパ腫などの悪性腫瘍の治療に用いられます。また、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血などの血液疾患の治療にも用いられます。
耳鼻咽喉科

【看護師向け】急性副鼻腔炎とは?

急性副鼻腔炎とは、副鼻腔に発症する急性の感染症である。副鼻腔とは、鼻の周囲にある空洞で、鼻腔とつながっている。急性副鼻腔炎は、細菌やウイルスが副鼻腔に感染することによって引き起こされる。 急性副鼻腔炎の症状は、鼻閉、鼻漏、後鼻漏、咳嗽などの呼吸器症状や頭痛、顔面の圧迫感などである。鼻閉は、鼻の通りが悪くなることで、息苦しさや鼻水が出にくいなどの症状が現れる。鼻漏は、鼻水が出ることで、透明だったり、黄色や緑色だったりする。後鼻漏は、鼻水が喉の奥に流れることで、咳の原因となる。咳嗽は、咳が出ることで、痰が絡む場合もある。頭痛は、頭が痛くなることで、ズキズキしたり、締め付けられるような痛みがある。顔面の圧迫感は、顔面が圧迫されるような痛みで、頬や額などに起こる。
産婦人科

看護師に必須!梅毒とは

梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる性感染症のことです。梅毒トレポネーマは、感染した人の血液、精液、膣分泌物などの体液に含まれており、性行為によって感染します。梅毒は、感染した人の皮膚や粘膜にできる潰瘍(梅毒下疳)から細菌が侵入して発症します。梅毒下疳は、感染後10日から90日の間に、性行為を行った部位にできることが多く、痛みを伴わないのが特徴です。梅毒下疳が治っても、梅毒の細菌は体内に残っており、さまざまな症状を引き起こすことがあります。梅毒は、早期に発見して治療すれば、ほとんどの場合治癒します。しかし、梅毒を放置すると、脳や心臓、血管などの重要な臓器に障害を起こす可能性があります。梅毒は、第五類感染症であるため、診断された医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出る必要があります。
検査・診断

看護師必見!マルチスライスCTを徹底解説

マルチスライスCTとは、X線検出器を複数列に配置したCTスキャン(コンピュータ断層撮影)のことです。従来のCTスキャンでは、X線検出器が1列のみでした。そのため、患者の体をスキャンする際には、X線源と検出器を回転させながら、少しずつ移動させていく必要がありました。これでは、スキャン1回分の検査時間に数分程度かかってしまいます。また、検出器の分解能が低いため、画像の画質も悪くなります。 一方、マルチスライスCTでは、X線検出器が複数列に配置されているため、患者の体をスキャンする際に、X線源と検出器を回転させることなく、1回のスキャンで複数の画像を得ることができます。これにより、従来のCTスキャンよりも検査時間が短縮され、画質も向上しました。 さらに、マルチスライスCTでは、3D画像を撮影することもできます。3D画像では、患者の体の構造を立体的に確認することができるため、従来のCTスキャンよりも診断の精度が向上します。
整形外科

圧挫症候群とは?

圧挫症候群とは、身体の一部に長時間圧力がかかり、その部位の組織が壊死して血液中に毒素が放出され、全身に致命的な影響を及ぼす状態です。この状態は、地震や建物崩壊などの災害時、交通事故や工業事故など、身体の大きな部分が圧迫される状況で起こることがあります。 圧挫症候群になると、壊死した組織からカリウムやミオグロビン、乳酸などの毒性物質が血液中に放出されます。これらの毒素は、腎臓や心臓、脳などにダメージを与え、最悪の場合、死に至ることもあります。圧挫症候群の症状としては、患部の痛みや腫れ、変色、感覚障害、麻痺などがあります。また、全身症状として、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、意識障害などが見られることもあります。 圧挫症候群の治療は、圧迫されている部位をできるだけ早く開放し、壊死した組織を取り除くことが重要です。また、毒素を中和するために輸液や薬物投与が行われます。圧挫症候群は、早期発見と適切な治療が重要ですが、重症の場合は救命が困難になることもあります。
循環器

看護師の必須用語『心不全』とは?

心不全とは、心臓が十分に血液を送り出せなくなった状態を指し、心臓がうまく機能できなくなった結果、全身に酸素や栄養素が十分にいきわたらなくなる状態です。心不全には、急性と慢性の2つのタイプがあります。急性心不全は、突然、心臓がうまく機能しなくなる状態を指し、慢性心不全は、長期間にわたって心臓がうまく機能しなくなる状態を指します。心不全の原因には、高血圧、心筋梗塞、弁膜症、不整脈、糖尿病などが挙げられます。心不全の症状としては、息切れ、倦怠感、むくみ、食欲不振、体重減少などがあります。心不全の治療としては、薬物療法、外科手術、ペースメーカー植え込みなどがあります。
医療機器・設備・器具

看護師に必要な専門用語『ファイバースコープ』

ファイバースコープは、一般に内視鏡のことを指す用語であり、人体内部の観察のために使用される医療機器です。柔軟性のある細いガラス繊維からできており、先端にレンズが取り付けてあるため、体内に挿入後、先端の向きを変えるなどして人体内を比較的自由に見ることができるのが特徴です。 ファイバースコープの構造は、先端部分、操作部、電源部、モニター部の4つから構成されています。先端部分は、レンズやライト、生検用の鉗子などが取り付けられた部分で、体内に挿入されます。操作部は、先端部分の向きを変えたり、生検用の鉗子などを操作したりする部分です。電源部は、ファイバースコープに電力を供給する部分です。モニター部は、ファイバースコープの先端部分から送られてきた映像を映し出す部分です。 ファイバースコープの機能は、人体内部を画像として映し出すことです。ファイバースコープの先端部分にあるレンズが、人体内部の映像を捉え、その映像が光ファイバーケーブルを通じてモニター部に送られます。モニター部で映像を確認することで、医師は人体内部の状態を診断することができます。ファイバースコープは、胃カメラや大腸カメラ、気管支鏡など、さまざまな種類があり、それぞれ使用される部位や目的に応じて形状や機能が異なります。
血液・造血

急性前骨髄球性白血病とは?症状や治療法を解説

急性前骨髄球性白血病(APL)とは、急性骨髄性白血病(AML)の一種で、AMLの約10%を占める病気です。APLは、血液細胞ががん化して増殖し、正常な血液細胞を置き換えてしまうことで起こります。APLは、他のAMLとは異なり、特定の染色体異常(t(15;17))によって引き起こされます。APLは、他のAMLよりも治癒率が高いことが特徴です。 APLの症状は、他のAMLと同様、発熱、貧血、出血、骨痛などです。APLでは、DIC(播種性血管内凝固症候群)や、APL特有の症状であるプロミエロサイト白血病新症候群(APL-SBS)が起こることがあります。APL-SBSは、肺に血液が漏れて呼吸困難を起こす症状です。APLの治療は、化学療法が中心となります。APLには、白血病プロミエロサイトレチノイン酸レセプターアルファ(PML-RARα)を標的とした分子標的薬が有効です。APLは、他のAMLよりも治癒率が高いことが特徴です。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『アレルギー』

アレルギーとは、免疫系が本来は有害ではない物質(アレルゲン)に対して過剰に反応することによって生じる一連の反応です。アレルギー反応は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみ、発疹、呼吸困難、アナフィラキシーショックなど、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。 アレルギーは、食物、花粉、ダニ、ペットの毛、ラテックス、薬物など、さまざまな物質によって引き起こされる可能性があります。アレルギーの原因物質は人によって異なり、同じ物質でも、ある人はアレルギー反応を起こすのに対し、別の人は反応を起こさないということもあります。 アレルギーの症状は、アレルギーの原因物質によって異なります。最も一般的な症状は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみ、発疹などです。より重篤な症状としては、呼吸困難、アナフィラキシーショックなどがあります。 アレルギーの診断は、アレルギーの原因物質を特定するための検査によって行われます。アレルギーの原因物質を特定できれば、そのアレルゲンを避けることでアレルギー反応を予防することができます。アレルギーの治療には、抗ヒスタミン薬、点鼻薬、吸入ステロイド薬、エピネフリン自己注射キットなどがあります。
循環器

看護師必見!トルサード・ド・ポアントとは?

トルサード・ド・ポアント(とるさーど・と・ぽあんと、torsades de pointes;TdP)とは、不整脈のうち、多形性心室頻拍の一種である。失神発作、突然死を起こすこともある重症不整脈で、幅広いQRS波が上下の振幅を変化させながら、ねじれるように連続する。トルサデポアン、倒錯型心室頻拍、一過性心室細動ともいう。 TdPは、通常、薬剤の副作用として起こる。抗不整脈薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗ヒスタミン薬などがTdPを引き起こす可能性がある。また、低カリウム血症、低マグネシウム血症、徐脈、冠動脈疾患などの基礎疾患がある場合にもTdPが起こりやすくなる。 TdPの症状は、失神、めまい、動悸、胸痛などである。TdPが重症化すると、突然死に至ることもある。 TdPの治療は、TdPを引き起こしている薬剤の使用を中止することから始まる。また、カリウムやマグネシウムの投与、不整脈を治療するための薬剤の投与、電気的除細動などが行われる。
アレルギー・膠原病

アレルギー性紫斑病とは? 症状と原因を解説

アレルギー性紫斑病は、主に臀部と下肢に分布する触知可能な紫斑、関節痛、消化管症状、糸球体腎炎が特徴的な非血小板減少性の全身性の小血管炎である。ヘノッホ・シェーンライン紫斑病(Henoch-Schönlein purpura)やアナフィラクトイド紫斑(anaphylactoid purpura)とも呼ばれる。この疾患は、小児に認められることが多いが、幼児や成人の患者も存在する。男児に多いという特徴がある。 アレルギー性紫斑病の具体的な症状としては、発赤を伴う、触知可能な紫斑が臀部と下肢に分布する。関節痛、腹痛、嘔吐、下痢などの消化管症状を伴うこともある。また、糸球体腎炎を発症する患者もいる。糸球体腎炎は、腎臓の糸球体(血液をろ過する小さな構造)に炎症が起こる病気である。糸球体腎炎になると、タンパク尿や血尿、むくみなどの症状が現れる。 アレルギー性紫斑病の原因は完全には解明されていないが、感染症や薬剤、食品などとの関連が考えられている。感染症としては、上気道炎や扁桃炎、はしか、風疹、水痘などがあげられる。薬剤としては、抗菌薬や解熱鎮痛剤、抗炎症薬などがあげられる。食品としては、牛乳、卵、小麦、大豆などが原因となることがあると考えられている。