医療機器・設備・器具

小児集中治療室を知る

PICUとは、小児集中治療室の略で、重症の病気によって生命が危険な状態にある小児重症患者に対して集中治療を行う場です。英表記のPediatric Intensive Care Unitの頭文字をとり、PICUとも呼ばれます。小児専門病院や特定機能病院に設置されていますが、施設数は少なく、全国に約140施設しかありません。 PICUに入院する患児は、呼吸不全、心不全、敗血症、脳腫瘍、白血病など、生命に危険が及ぶ重篤な状態にあります。そのため、PICUには高度な医療機器が備えられ、専門的な知識と技術を持った医師や看護師が24時間体制で患児のケアにあたっています。 PICUでの治療は、患児の病態に応じて、人工呼吸器による呼吸管理、輸血、薬物投与、手術など、さまざまな方法で行われます。また、患児の家族へのサポートも行われます。 PICUでの治療により、多くの患児が救命され、社会復帰を果たしています。しかし、中には、後遺症が残ったり、亡くなってしまう患児もいます。そのため、PICUの医療スタッフは、患児とその家族に寄り添いながら、最善の治療を目指して日々努力しています。
眼科

看護師に必須の用語解説-結膜炎について

結膜炎とは、結膜に炎症が起こる病気です。結膜とは、眼瞼と眼球の表面を覆う粘膜組織であり、眼球結膜は強膜が角膜に移行する部分までの眼球を覆っています。結膜には、細菌やウイルスなどの異物を排除する働きがあり、また、涙を分泌して眼球を潤しています。結膜炎になると、結膜が炎症を起こして赤くなったり、腫れたり、痛みを伴うことがあります。また、目やになどを伴うこともあります。結膜炎は、細菌やウイルス、アレルギー、化学物質など、さまざまな原因で起こります。細菌やウイルスによる結膜炎は、感染性結膜炎と呼ばれ、接触感染や飛沫感染によって広がります。アレルギーによる結膜炎は、花粉やハウスダストなど、アレルゲンと呼ばれる物質に対するアレルギー反応によって起こります。化学物質による結膜炎は、洗剤やシャンプーなどの化学物質が目に触れて起こります。結膜炎は、通常、軽症で自然に治癒することが多いですが、中には重症化して角膜炎やぶどう膜炎などの合併症を引き起こすこともあります。結膜炎の症状が強い場合や、長引く場合は、眼科を受診することが大切です。
その他

看護師に必須の用語『塩素』について

塩素とは、クロールのことで、電解質の一つです。元素記号はClで、原子番号は17です。常温常圧では、黄緑色の気体で、強い刺激臭があります。水に溶かすと次亜塩素酸と塩酸を生成し、漂白剤や殺菌剤として使用されます。 塩素は、自然界では単体の形で存在せず、塩化物イオンの形で存在します。塩化物イオンは、海水中や岩塩中に多く含まれており、食塩の主成分でもあります。塩素は、人体にとって必須の元素ですが、過剰に摂取すると健康に害を及ぼすことがあります。 塩素は、殺菌剤や漂白剤として広く使用されています。水道水やプールを消毒するためにも使用されます。また、塩素は、製紙、染料、プラスチック、医薬品などの製造にも使用されています。
小児科

看護師が知っておくべき先天性股関節脱臼

先天性股関節脱臼とは、新生児期の股関節脱臼を指す疾患です。発育性股関節形成不全とも呼ばれます。女児(男児の7~8倍)の左側に多くみられます。おむつなどによる不良肢位が原因となることもあります。先天性股関節脱臼の症状は、大腿皮溝の非対称や股関節の開排制限などがあります。診断は、クリックサイン(徒手的に児の股関節を開排させたり閉じたりする際に、コクンとした感覚が手に伝わる)、X線検査、超音波検査などで行われます。先天性股関節脱臼の治療は、生後3ヶ月以内は一般的に積極的な治療介入は行わず、生活指導で様子をみることが多いです。それ以降に診断された場合には、整復治療が必要となります。リーメンビューゲルの装具が最も普及している装具です。装具で整復できない場合は、牽引や手術によって整復します。
検査・診断

看護師が知っておくべき放射線

放射線の種類と性質 放射線には電離放射線と非電離放射線の2種類があります。電離放射線とは、物質に当たって電子を放出させることができる放射線です。X線、ガンマ線、アルファ線、ベータ線、中性子線が代表的な電離放射線です。非電離放射線とは、物質に当たっても電子を放出させることはできませんが、物質を加熱したり、化学反応を起こさせたりすることができます。紫外線、可視光線、赤外線、マイクロ波、電波が代表的な非電離放射線です。 電離放射線はエネルギーが強く、生体組織に当たると細胞を損傷させたり、癌を引き起こしたりすることがあります。そのため、電離放射線を取り扱う際には防護措置を講じることが重要です。非電離放射線は電離放射線よりもエネルギーが弱く、生体組織に当たっても細胞を損傷させたり、癌を引き起こしたりする可能性は低いと考えられています。しかし、非電離放射線であっても、長時間浴び続けると健康に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
その他

看護師に必要な用語『メディカルチェック』とは

メディカルチェックは、疾患や、その原因となる生活習慣を見つけるために実施される、一般的な医学的検査です。この検査は、身体の状態を評価し、潜在的な健康上の問題を早期に発見することを目的としています。メディカルチェックは、定期的に受けることで、健康維持や疾病予防に役立てることができます。また、メディカルチェックは、特定の症状や疾患のリスクが高い場合など、必要に応じて受けることもできます。メディカルチェックの内容は、検査を受ける方の年齢や健康状態、目的などに応じて異なります。一般的には、身体診察、血液検査、尿検査、心電図検査、レントゲン検査などが行われます。また、必要に応じて、より詳細な検査が行われることもあります。メディカルチェックの結果は、検査を受ける方の健康状態を評価し、適切な治療や生活習慣の改善など、必要なアドバイスを受けることができます。メディカルチェックは、健康維持や疾病予防に役立つ重要な検査です。定期的に受けて、健康を管理しましょう。
感染

溶連菌感染症の基礎知識

溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌(グラム陽性のレンサ球菌)に感染し、咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱(しょうこうねつ)などを引き起こす感染症である。飛沫感染や接触感染により感染する。溶連菌感染症は、年齢、性別を問わず感染するが、特に小児に多く、5~15歳の発症が多い。溶連菌感染症を発症すると、咽頭が充血し、痛みを伴う。また、発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛などの症状もみられる。猩紅熱の場合には、発疹もみられる。溶連菌感染症は、抗菌薬で治療する。治療が遅れると、心筋炎、腎炎、リウマチ熱などの合併症を引き起こすことがある。
その他

看護師必須用語『カットダウン』とは?

カットダウンとは、切開して血管を露出させ、カテーテルを挿入する方法のことです。経皮的穿刺が困難な場合や、ラインを確実に確保したい場合に行います。通常、上腕の静脈(橈側皮静脈、尺側皮静脈、正中静脈など)を切開して行いますが、場合によっては他の部位の静脈を切開して行うこともあります。 カットダウンは、比較的簡単にできる手技ですが、合併症のリスクを十分に理解しておく必要があります。主な合併症として、感染症、出血、血腫、神経損傷などがあります。また、カテーテルの先端が血管壁を損傷する可能性もあります。 カットダウンは、医療現場でよく行われる手技ですが、合併症のリスクを十分に理解した上で、適切な手順で行うことが重要です。
皮膚科

看護師が知っておきたい『円形脱毛症』の全て

円形脱毛症とは、コインのように円い脱毛巣が出現する疾患です。年齢や性別にかかわらず、再発を繰り返すことが特徴です。脱毛部は毛が脱落し、毛包が縮んでいることが特徴です。円形脱毛症の発生頻度は、地域にかかわらず1~2%と推測されています。また、家族内発生が2割程度みられます。どの年齢でも発症しますが、その1/4は15歳以下で発症し、全頭型や汎発型は小児に多くみられます。 円形脱毛症の原因は、まだ完全に解明されていませんが、自己免疫疾患の一種と考えられています。自己免疫疾患とは、本来は自分の体を防御するはずの免疫細胞が、自分の体の組織を攻撃してしまう病気です。円形脱毛症の場合は、免疫細胞が毛包を攻撃することで、脱毛が起こると考えられています。円形脱毛症の原因となる自己免疫反応は、遺伝的な要因や、ストレス、感染症などによっても引き起こされると考えられています。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべき失禁の基礎知識

失禁とは、不随意に尿や便が漏れることであり、尿が漏れることを尿失禁、便が漏れることを便失禁と呼びます。通常、失禁といえば、この両者を指しますが、精神科領域では、本人が制御できずに激情が表出されることを感情失禁といいます。 失禁は、加齢や出産、神経障害、認知症など、さまざまな原因で起こり得ます。高齢者や出産後の女性は、特に失禁が起こりやすくなります。失禁は、恥ずかしいことと思われがちですが、決して恥ずかしいことではありません。失禁でお悩みの方は、医師や看護師に相談してください。適切な治療を受けることで、失禁を改善することができる場合があります。失禁は、本人に大きな苦痛を与えるだけでなく、家族や介護者にも負担をかけることがあります。失禁を予防するためには、普段から水分を十分に摂り、トイレに行く回数を増やすことが大切です。また、排尿訓練や骨盤底筋体操などを行うことで、失禁を改善することができる場合があります。
組織・制度

トリアージナースとは?その役割と重要性

トリアージナースの役割は、災害時あるいは救急外来で、患者の重症度を判断し、診察の優先順位を決めることです。多数の傷病者が同時発生した際に、傷病者のけがの程度や呼吸,循環,意識状態等の緊急度や重症度に応じて病院搬送や治療の順番を決めます。救命率の向上を目的に、災害医療や救急の現場で用いられます。日本では、トリアージナースは病院ごとに設置・導入する任意的な役割で、資格があるわけではありません。ただ、患者の容体を瞬時に判断する能力が求められるため、豊富な経験や資格を持つ看護師が必要とされます。
循環器

看護師必須の用語:人工心肺装置

人工心肺装置とは、心肺機能の一部を代替する医療機器のことです。CPB(cardio-pulmonary bypass)とも呼ばれます。心臓を手術する際には心臓の拍動を止め、心臓と肺に流れている血液を遮断する必要があります。その間は器械により呼吸(肺)と循環(心臓)の機能を代行しなければならないため、人工心肺装置が使用されます。人工心肺装置は、心臓に代わって全身に血を巡らせるポンプ作用と、肺の代わりとして二酸化炭素を排除し、酸素を取り込むガス交換作用を持っています。
精神科

看護師に必須の用語『二次妄想』ってなに?

二次妄想とは、心理的背景から発生機序を理解することができる妄想のことです。妄想様観念ともいいます。妄想とは、現実の基礎がなく、その人の文化や教育的背景と調和しない固定観念のことです。二次妄想は、妄想に似た思考の異常ですが、それが心的外傷やストレスなどの心理的要因によって引き起こされるものであることが特徴です。 二次妄想は、さまざまな要因によって引き起こされます。最も一般的な要因は、心的外傷やストレスです。心的外傷とは、トラウマとも呼ばれ、人が人生の間に経験する、肉体的、精神的、感情的なダメージのことであり、戦争体験、性暴力、事故、虐待などを経験した人は、二次妄想を発症しやすいことがわかっています。また、双極性障害や統合失調症などの精神疾患のある人も、二次妄想を発症しやすい傾向にあります。 二次妄想は、さまざまな症状を引き起こします。最も一般的な症状は、被害妄想です。被害妄想とは、自分が他の人から迫害されている、攻撃されているという考えのことです。また、陰謀論や宗教的妄想、誇大妄想などの症状を引き起こすこともあります。二次妄想は、患者の日常生活に大きな影響を与える可能性があります。被害妄想を抱いている人は、外出することをためらったり、他の人との接触を避けたりする傾向にあります。また、陰謀論や宗教的妄想を抱いている人は、それが現実であると信じ込み、それによって行動することがあります。 二次妄想の治療法は、その原因によって異なります。心的外傷やストレスが原因であれば、トラウマセラピーやカウンセリングなどの心理療法が行われます。精神疾患が原因であれば、薬物療法が行われます。二次妄想は、適切な治療を受ければ、症状が改善する可能性があります。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『アドレナリン』

アドレナリンの役割 アドレナリンは、副腎髄質から分泌されるホルモンの一種で、心臓の拍動を速くしたり、血管を収縮させたりする働きがあります。また、血糖値を上昇させ、筋肉の緊張を高め、呼吸を速くするなど、身体を活動状態にさせる働きがあります。アドレナリンは、ストレスや興奮などの刺激を受けると分泌されます。例えば、危険な状況に遭遇したときや、運動をしているとき、緊張しているときなどにアドレナリンが分泌されます。アドレナリンが分泌されると、身体は活動状態になり、危険から身を守ったり、運動をしたりすることができます。アドレナリンは、身体が危機的な状況に陥ったときに分泌されるホルモンであり、生命を維持するために重要な役割を果たしています。
脳・神経

看護師必見!『情動失禁』について理解しよう。

情動失禁とは、わずかな刺激で過剰に泣いたり、笑ったり、怒ったりして、感情の抑制がきかない状態のことです。脳血管性認知症患者によく見られる症状であり、感情失禁とも呼ばれます。 情動失禁の原因は、脳の損傷や病気などによって、感情をコントロールする脳の領域が障害されることです。そのため、小さな刺激でも過剰に反応してしまい、感情をコントロールすることができなくなります。 情動失禁の症状は、人によって異なりますが、以下のようなものがあります。 * 些細なことで大泣きする * 笑いが止まらない * 怒りっぽくなる * イライラする * 落ち着きがない * 集中力が低下する * 記憶力が低下する 情動失禁は、患者さんにとっても家族にとっても大きな負担となります。患者さんは、自分の感情をコントロールできずに苦しみ、家族は、そんな患者さんを支えるために苦労することになります。 情動失禁の治療法は、根本的な原因を治療することが基本ですが、難しい場合もあります。そのため、症状を緩和するための対症療法が行われます。対症療法としては、薬物療法や心理療法などが有効とされています。
皮膚科

看護師のバイブル!プロテオグリカンを深堀り

プロテオグリカンとは、軸蛋白とムコ多糖が結合した物質である。軸蛋白は、プロテオグリカンの基本構造を形成するタンパク質であり、ムコ多糖は、プロテオグリカンに負電荷を与える多糖類である。プロテオグリカンは、軟骨、腱、靭帯、皮膚、血管壁など、体のさまざまな組織に存在する。プロテオグリカンは、組織に弾力性や粘性を与え、水分を保持する役割を果たしている。また、プロテオグリカンは、細胞の増殖や分化を促進する役割も果たしている。
その他

看護師なら知っておきたい!『プロ』ってなに?

看護師用語『プロ』とは? 医療や看護の現場では、しばしば「プロ」という言葉が使われます。この「プロ」とは、パーセント(%)のことです。パーセントを意味するドイツ語「Prozent」(プロツェント)に由来します。 例えば、5%の濃度のブドウ糖液を「5プロツッカー」などと言います。また、10%の濃度の食塩水は「10プロソルト」と呼ばれます。 「プロ」という単位は、医療や看護の現場では、溶液の濃度や薬の量を表現するために使用されています。また、환者の状態や検査の結果をパーセントで表現することもあります。 「プロ」という単位は、医療や看護の専門用語であり、一般的には使用されません。しかし、医療や看護の現場では、頻繁に使用されるため、看護師は「プロ」の意味を知っておく必要があります。
内分泌・代謝・栄養

体内水分量とは?

体内水分量は、人体を構成している水分の総量のことです。体重のうち、約60%を占めています。体内水分量は、経口摂取や代謝に伴って体内に取り込まれるものと、尿や便、発汗や呼気などで体外に排出されるものとで、バランスをとっています。体内水分量は、常に一定ではなく、食事や運動、環境の変化などによって増減します。体内水分量が減少しすぎると、脱水症状を起こし、体内の機能が低下します。逆に、体内水分量が増加しすぎると、むくみなどの症状が現れます。体内水分量を適正に保つことは、健康維持のために重要です。
小児科

看護師に必須の用語『ランドー反射』とは?

ランドー反射とは、生後6カ月~2歳ごろまでの乳幼児にみられる姿勢反射の一つです。児の腹部を抱えて水平腹臥位にすると、頸部を後屈し、頭部を挙上させて、体幹および下肢が伸展します。この状態で頸部を前屈させると、体幹および下肢が屈曲します。ランドー反射は、発育状態のチェックに用いられます。 ランドー反射は、乳幼児が姿勢を制御するのを助ける重要な反射です。この反射は、乳幼児が頭を上げ、首をコントロールし、バランスをとるのを助けます。ランドー反射はまた、乳幼児が這ったり、歩いたり、走ったりするのを助けます。 ランドー反射は、通常、生後6カ月頃に始まり、2歳頃までに消失します。ランドー反射が正常に発達しない場合、乳幼児は姿勢を制御するのが難しくなることがあります。これは、発達遅延や神経系の問題の兆候である可能性があります。 ランドー反射が正常に発達していないのではないかと心配な場合は、医師に相談してください。医師は、乳幼児の姿勢を評価し、ランドー反射が正常に発達しているかどうかを確認します。
内分泌・代謝・栄養

看護師必見!妊娠糖尿病とは?

妊娠糖尿病の原因は、妊娠中に分泌されるホルモンの影響でインスリン抵抗性が増大するためである。インスリン抵抗性とは、インスリンが効きにくくなることであり、血糖値を上昇させる。また、妊娠糖尿病のリスク要因としては、糖尿病家族歴や肥満、妊娠前の年齢が高いこと、多胎妊娠であることなどが挙げられる。 糖尿病家族歴がある人は、妊娠糖尿病を発症するリスクが4倍高くなる。肥満の人も、妊娠糖尿病を発症するリスクは約2倍高くなる。妊娠前の年齢が高い人も、妊娠糖尿病の発症リスクが高くなる。40歳以上の人は、20歳未満の人に比べて妊娠糖尿病を発症するリスクが約3倍高くなる。多胎妊娠の人も、妊娠糖尿病の発症リスクが高くなる。双胎妊娠の人は、単胎妊娠の人に比べて妊娠糖尿病を発症するリスクが約2倍高くなり、三つ子以上の妊娠の人は、単胎妊娠の人に比べて妊娠糖尿病を発症するリスクが約4倍高くなる。
脳・神経

看護師に必須の用語『ケルニッヒ徴候』

ケルニッヒ徴候とは、髄膜刺激症状のひとつであり、髄膜炎や脳膜炎などの中枢神経系の炎症によって起こります。髄膜は脳と脊髄を覆っている膜であり、炎症が起こると刺激を受けて痛みや硬直が生じます。ケルニッヒ徴候は、髄膜炎や脳膜炎などの病気を診断するための重要な徴候のひとつであり、医師によって検査されます。 ケルニッヒ徴候は、患者を仰向けの姿勢にして、片方の足を引き上げ、反対側の膝を曲げます。このとき、痛みや抵抗感があれば、ケルニッヒ徴候が陽性となります。ケルニッヒ徴候は、髄膜炎や脳膜炎などの病気の重症度を判断するためにも使用されます。
感染

看護師が知っておくべきロタウイルスについて

ロタウイルスは、乳幼児の主要な胃腸炎の原因となる二本鎖RNAウイルスです。感染力が強く、ほとんどの小児は2~3歳までに抗体を獲得しますが、6カ月~2歳までの乳幼児で重症化しやすく、発展途上国では死亡例も多いウイルスです。 ロタウイルスの特徴は、非常に感染力が強いことです。糞便や吐物から排出されたウイルスが、口から感染します。また、ウイルスは環境中で数週間生存することができるため、感染が広がりやすいのも特徴です。 ロタウイルスに感染すると、通常、2~4日の潜伏期間を経て、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れます。これらの症状は、通常1週間ほどで治まりますが、重症化すると脱水症状や脳炎を引き起こすこともあります。 ロタウイルス感染症を防ぐためには、ワクチン接種が有効です。ロタウイルスワクチンは、生後2~3か月から接種することができ、2~3回の接種が必要です。ワクチン接種を受けると、ロタウイルス感染症を発症するリスクを大幅に減らすことができます。
アレルギー・膠原病

看護師必須用語『CX3CL1』とは?

CX3CL1とは、細胞膜結語型ケモカインの一つであり、別名Fractalkine(フラクタルカイン)とも呼ばれています。ケモカインは、細胞間での情報伝達に関与するタンパク質の一種であり、CX3CL1は特に免疫細胞の活性化に関与していることが知られています。CX3CL1は、マクロファージや樹状細胞などの免疫細胞の表面に発現しており、これらの細胞が病原体や異物を認識すると、CX3CL1が放出されます。放出されたCX3CL1は、同じ免疫細胞の表面にあるCX3CR1という受容体に結合し、免疫細胞の活性化や炎症反応の亢進を引き起こします。CX3CL1は、アテローム性動脈硬化やアルツハイマー病などの様々な疾患の発症や進行に関与していることが示唆されており、現在、これらの疾患の治療薬の開発が盛んに行われています。
感染

看護師必携用語解説:水痘編

水痘の原因は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)による初感染です。VZVは、ヘルペスウイルス科の水痘帯状疱疹ウイルス属に属するウイルスです。水痘は、空気感染、飛沫感染、接触感染によって広がります。空気感染は、感染者が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ飛沫が空気中に放出され、それを吸い込むことで感染します。飛沫感染は、感染者が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ飛沫が周囲に飛び散り、それを吸い込むことで感染します。接触感染は、感染者の皮膚の水疱や膿疱に直接触れることで感染します。水痘は、発疹出現の1~2日前から出現後4~5日、もしくは痂疲化するまでは伝染力があります。 水痘の症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、食欲不振などです。発疹は、顔、体幹、四肢にできることが多く、最初は小さな赤い斑点ですが、次第に水疱になり、膿疱になっていきます。水疱は、かゆみを伴うことが多く、掻き壊すと跡が残ることがあります。水痘は、通常、7~10日間で治りますが、重症化すると肺炎、脳炎、肝炎などの合併症を起こすことがあります。