検査・診断

看護師に知っておいて欲しいクレアチニンクリアランスについて

クレアチニンクリアランスとは、腎臓が血液から余分なクレアチニンを除去する速度を測る検査です。クレアチニンとは、筋肉の分解によって生成される老廃物で、腎臓で濾過されて尿中に排泄されます。クレアチニンクリアランスが低いということは、腎臓の機能が低下していることを示します。 クレアチニンクリアランスは、血液検査と尿検査の結果から計算されます。血液検査では、血中のクレアチニンの濃度を測定し、尿検査では、24時間分の尿に含まれるクレアチニンの量を測定します。クレアチニンクリアランスは、1分間に腎臓が濾過するクレアチニンの量をミリリットルで表した値です。 クレアチニンクリアランスは、腎臓の機能を評価する上で重要な検査ですが、クレアチニンクリアランスが低下したからといって、必ずしも腎臓病であるとは限りません。脱水やショックなどの状態でも、クレアチニンクリアランスは低下することがあります。そのため、クレアチニンクリアランスが低下している場合には、他の検査や問診の結果も考慮して、腎臓病の有無を判断する必要があります。
脳・神経

看護師に必須!多臓器不全とは?

多臓器不全とは、心臓、腎臓、肺、肝臓、中枢神経などの生命維持臓器が同時に機能不全に陥る状態のことです。重症感染症、外傷、手術、薬剤の副作用など、さまざまな原因で起こり得ます。多臓器不全は、生命を脅かす非常に深刻な状態であり、早期診断と治療が重要です。 多臓器不全の症状は、臓器によって異なります。心臓の機能不全では、息切れ、動悸、胸痛、疲労感などがみられます。腎臓の機能不全では、尿量減少、浮腫、むくみなどがみられます。肺の機能不全では、息切れ、喀痰、呼吸困難などがみられます。肝臓の機能不全では、黄疸、腹水、肝硬変などがみられます。中枢神経の機能不全では、意識障害、けいれん、昏睡などがみられます。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ケミカルメディエーター』とは?

ケミカルメディエーターとは? ケミカルメディエーター(けみかるめでぃえーたー、chemical mediator)とは、細胞間の情報伝達に作用する化学物質のことである。化学伝達物質ともいう。細胞の外から別の細胞に作用して、情報を伝える物質のことである。ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン、血症板活性化因子、セロトニン、ヘパリンなどがこれに当たる。ケミカルメディエーターは、さまざまな細胞から産生され、さまざまな細胞に作用する。これにより、組織や器官間の情報伝達が円滑に行われ、身体の恒常性を維持することができる。
循環器

知っておきたい看護用語『ばち状指』とは?

-ばち状指とは?- ばち状指とは、爪の付け根が肥大し、爪の先が手の平側に曲がって大きくなる状態のことである。ばち指ともいう。名称の由来は、肥厚した指が太鼓のバチのようであることから。 ばち状指は、単独の疾患ではなく、他の疾患の症状として現れることが多い。その疾患には、肺疾患(気管支炎、肺炎、肺がん、肺結核など)、心疾患(先天性心疾患、心不全など)、肝硬変、慢性呼吸疾患(慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息など)などがある。 ばち状指は、その疾患が進行すると現れることが多いため、注意が必要である。ばち状指を認めた場合には、すぐに医療機関を受診し、その原因となっている疾患の治療を受ける必要がある。
血液・造血

看護師が知っておくべき『リツキシマブ』の基礎知識

リツキシマブ(一般名リツキシマブ)とは、非ホジキンリンパ腫の治療に用いられる抗がん剤です。この薬は、B細胞の表面にあるタンパク質であるCD20に結合し、B細胞を死滅させることで作用します。リツキシマブは、再発性または難治性の非ホジキンリンパ腫の患者に単剤で、または他の薬剤との併用で投与されます。この薬はまた、慢性リンパ性白血病や急性リンパ性白血病など、他の種類のがんにも使用されます。 リツキシマブは、1回の30分間の点滴として投与されます。この薬の投与量は、患者の体重とがんの種類によって異なります。リツキシマブの一般的な副作用には、発熱、悪寒、倦怠感、頭痛、吐き気、下痢などがあります。これらの副作用は通常、数日で消失します。しかし、リツキシマブは、深刻な副作用を引き起こす可能性もあります。これらの副作用には、重度の感染症、低血圧、腎不全、心臓発作、脳卒中などがあります。リツキシマブを投与する前に、医師にこれらすべての副作用について知らせることが重要です。
検査・診断

看護師に必須の用語『白血球数』

白血球数とは、血球成分の一種である白血球の数のことである。WBCと記載される場合が多い。白血球は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を攻撃・排除する役割を担っており、免疫システムの一翼を担っている。白血球数は、健康な成人男性では4,000~10,000/μL、女性では3,500~9,000/μLが正常範囲とされている。白血球数が正常範囲から外れると、何らかの病気が隠れている可能性があるため、注意が必要である。白血球数が高い場合は、感染症や炎症、白血病の可能性がある。白血球数が低い場合は、免疫不全や再生不良性貧血の可能性がある。白血球数は、血液検査で測定することができる。
整形外科

看護師に必須の用語『四肢外傷』

四肢外傷とは、上肢・下肢に負った外傷のことである。体幹の外傷(胸部・腹部・骨盤部)や頭部外傷とは区別して用いられる。打撲や捻挫等の軽い外傷も含まれるが、臨床において「四肢外傷」という単語を使うときは、開放骨折をはじめ軟部組織のダメージが強い外傷を指すことが多い。四肢外傷は、鈍的外傷の約85%に合併すると言われ、外見は派手であるが、生命の危機的状況に至ることは少ない。しかし、成人の大腿骨骨幹部骨折では1,000mL~1,500mLほど出血するため、必要に応じて輸液・輸血およびモニター管理が推奨される。
その他

看護師に知っておいてほしい!『寛解期』とは

寛解期とは、治療によって完治とはいえないが、一時的に病気による症状や徴候が軽くなり、症状がおさまっている時期のことである。緩解ともいう。病気が完全に治った状態を完治(治癒)というが、寛解は病変の再発の可能性がある。 寛解期の特徴としては、次のようなものがある。 ・症状や徴候が軽くなり、日常生活に支障がなくなる。 ・治療を継続する必要はあるが、治療の頻度や強度は軽減される。 ・精神的にも肉体的にも、患者さんの負担が軽減される。 ・寛解期は、患者さんにとって希望の持てる時期である。
腎・泌尿器

看護師必見!尿比重とその意味

尿比重とは、尿中のナトリウム、尿素、糖、タンパク質などの溶質成分の含まれる量を示す、尿の検査項目の一つです。尿比重は、尿の濃縮度合いを示す指標であり、尿の溶質濃度の高さを測定することで、尿の濃縮度を評価することができます。尿比重は、通常1.000~1.030の範囲にあり、1.000に近いほど尿が希釈され、1.030に近いほど尿が濃縮されていることを示しています。尿比重は、腎臓の機能を評価する上で重要な検査項目であり、腎臓が尿を濃縮したり希釈したりする能力を評価するために使用されます。また、尿比重は、脱水症や水分の過剰摂取などの水分代謝の異常を評価する際にも使用されます。
皮膚科

看護師必須!疱疹とは

疱疹とは、小水疱または小膿疱が集まった状態である。主に、単純ヘルペスウイルス(HSV)または帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる。HSVは、口唇ヘルペス、性器ヘルペス、水痘帯状疱疹を引き起こす。VZVは、水痘と帯状疱疹を引き起こす。疱疹は、非常に感染力が強く、接触や飛沫感染によって広がる。症状は、感染部位によって異なる。口唇ヘルペスは、唇やその周辺に小水疱ができる。性器ヘルペスは、外陰部や肛門周辺に小水疱ができる。水痘は、全身に小水疱ができる。帯状疱疹は、体幹の一側に、帯状に分布する小水疱ができる。疱疹の治療には、抗ウイルス薬が使用される。抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑え、症状を軽減する。疱疹は、適切な治療を受ければ、完治する。しかし、単純ヘルペスウイルスや帯状疱疹ウイルスは、体内に潜伏し、条件が悪化すると再発することがある。
小児科

看護師なら知っておきたい!モロー反射とは

モロー反射とは、乳児の頭部の位置の不意の変化、温度の不意の変化、突然の騒音などにより誘発される原始反射である。両手と両足を左右対称に外側に伸ばし、それからゆっくり手を前で交差するように抱え込む運動をする。抱きつき反射ともいう。 モロー反射は、新生児の脳がまだ十分に発達していないために起こる。生後4~6ヶ月頃になると、脳の発達とともにモロー反射は消失する。モロー反射は、乳児の神経系の発達を評価するために使用される。モロー反射が正常にみられない場合、脳に何らかの異常がある可能性がある。
整形外科

看護師に必須の用語『坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)とは?’

坐骨神経痛は、腰から足に伸びる坐骨神経が何らかの原因で刺激されることによって生じる痛みやしびれのことである。坐骨神経は、腰椎の5番目と仙椎の1番目、2番目、3番目の神経根からなる神経であり、腰から臀部、太もも、ふくらはぎ、足先まで伸びている。坐骨神経痛は、坐骨神経が圧迫されることによって起こることが多く、腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、梨状筋症候群などが原因となることが多い。また、妊娠や出産、糖尿病、肥満なども坐骨神経痛のリスクを高める因子である。 坐骨神経痛の症状は、腰や臀部、太もも、ふくらはぎ、足先に痛みやしびれ、灼熱感、ピリピリ感などを感じる。また、歩行や座位などの動作によって症状が悪化することが多い。坐骨神経痛は、日常生活に支障をきたすほどの痛みやしびれを伴うため、早めに治療を受けることが大切である。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『持針器』

持針器とは、主に外科的な手術に使用される、縫合針を把持するための金属製の器具です。器具の特徴は先端が短く把持部分が長くなっており、てこの原理によって縫合針が挟まれて固定されます。持針器は、縫合時に針を正確に操作し、組織を傷つけないようにするために使用されます。持針器は、さまざまな形状やサイズがあり、手術の種類や縫合する部位によって使い分けられます。持針器は、手術に欠かせない重要な器具の一つです。 持針器は、外科医が手術中に縫合を行う際に使用する器具です。持針器は、縫合針を保持し、組織を貫通させやすくする役割を果たします。持針器には、さまざまな種類があり、手術の種類や縫合する部位によって使い分けられます。持針器は、外科医にとってなくてはならない重要な器具の一つです。
整形外科

看護師必須用語:HEPAフィルターとは?

HEPAフィルター(へぱふぃるたー、High Efficiency Particulate Air Filter)とは、直径110µm以下のガラス繊維のろ紙でできた、高い空気清浄能を持つ超高性能フィルターのことである。HEPAフィルターは、ウイルスの除去率が99.97%以上あり、新型コロナウイルス感染症の感染予防にも効果的であることが期待されている。 HEPAフィルターは、医療現場やクリーンルームなど、空気清浄度が求められる場所で使用されている。新型コロナウイルス感染症の感染予防対策として、病院や診療所、介護施設などの医療機関でも、HEPAフィルターを備えた空気清浄機が設置されていることが多い。 HEPAフィルターの性能は、ホコリやチリなどの粒子状物質を除去する「粒子状物質除去率」と、細菌やウイルスなどの生物を除去する「生物除去率」で評価される。HEPAフィルターの粒子状物質除去率は、99.97%以上と非常に高く、生物除去率も99%以上と高い。 HEPAフィルターは、空気清浄機に組み込まれて使用されることが多いが、単体で販売されており、自分で取り付けて使用することもできる。HEPAフィルターの選び方のポイントは、空気清浄機の容量と、設置場所の広さに合ったものを選ぶことである。 HEPAフィルターは、空気清浄度を向上させるのに効果的なフィルターである。新型コロナウイルス感染症の感染予防対策として、医療機関や介護施設などで使用されていることが多い。HEPAフィルターの性能は、粒子状物質除去率と生物除去率で評価される。HEPAフィルターの選び方のポイントは、空気清浄機の容量と、設置場所の広さに合ったものを選ぶことである。
眼科

看護師必見!レボフロキサシンを徹底解説

レボフロキサシンは、フルオロキノロン(ニューキノロン)系抗菌薬の一つです。フルオロキノロン系抗菌薬は、細菌のDNAを損傷させて殺菌する薬剤です。レボフロキサシンは、肺炎、気管支炎、尿路感染症、性感染症などの感染症の治療薬として使用されます。 レボフロキサシンは、濃度依存性の抗菌薬です。つまり、血中濃度が高いほど抗菌作用が強くなる薬剤です。レボフロキサシンは、点滴静注、経口内服、点眼など、さまざまな方法で投与することができます。
略語

看護師に必須の用語『pH』

pHとは、その液体が酸性なのか、アルカリ性なのかを表す水素イオン濃度の指標です。pHの値は、0から14までの範囲で表され、7が中性、7未満が酸性、7より大きいのがアルカリ性です。血液中のpHは、肺の機能を反映する動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)と腎臓の機能を反映する重炭酸イオン(HCO3⁻)によって影響を受けます。 pHの値が7より低いと、酸性度が高くなります。酸性度は、組織や細胞を損傷させ、生命を脅かす可能性があるため、身体は血液のpHを正常な範囲に保つために様々な仕組みを持っています。 これらの仕組みには、肺による二酸化炭素の排出、腎臓による重炭酸イオンの排出、肝臓による代謝産物の処理などがあります。これらの仕組みが正常に機能している限り、血液のpHは正常な範囲に保たれます。
組織・制度

リンクナースの役割と必要性

リンクナースは、医療施設内の専門チームや委員会と病棟看護師をつなぐ役割を持つ看護師です。各病棟から1名ないし複数名がリンクナースとして、専門チームや委員会と連携します。また、看護師と他職種をつなぐ役割も持ちます。 リンクナースの主な役割は、専門チームや委員会の活動内容を病棟看護師に周知し、病棟看護師からの意見や要望を専門チームや委員会に伝えることです。また、専門チームや委員会が行う教育や研修に参加し、病棟看護師にその内容を伝達することも重要な役割です。 リンクナースは、病棟看護師と専門チームや委員会をつなぐ重要な役割を果たしています。リンクナースが機能することで、医療施設内の連携が強化され、医療の質の向上が図られます。
脳・神経

看護師が知っておくべき頭痛の基礎知識

頭痛とは、頭部の一部または全体の痛みを訴える症状です。頭痛の部位や痛み方はさまざまで、原因も多岐にわたります。頭痛は、日常的に起こる軽度のものから、命にかかわる重篤なものまで、さまざまな程度のものがあります。 頭痛は、一次性頭痛と二次性頭痛の2つに分類されます。一次性頭痛は、それ自体が病気である頭痛で、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などが含まれます。二次性頭痛は、別の病気の症状として起こる頭痛で、脳腫瘍、脳出血、髄膜炎などが含まれます。 頭痛の症状は、痛みのある部位、痛みの程度、痛みの持続時間、頭痛を伴うその他の症状などによって異なります。頭痛の部位は、頭の前方、頭の上部、頭の後方、または頭全体など、さまざまです。痛みの程度は、軽度から重度まであります。痛みの持続時間は、数分から数時間、または数日まで続くこともあります。頭痛を伴うその他の症状には、吐き気、嘔吐、光や音に対する過敏、首のこり、目の痛みなどがあります。 頭痛の原因は、さまざまであり、その多くは不明です。一次性頭痛の原因は、遺伝、環境、および生活習慣の組み合わせと考えられています。二次性頭痛は、脳腫瘍、脳卒中、髄膜炎、緑内障、高血圧、低血圧、薬の副作用など、さまざまな原因によって引き起こされます。 頭痛の治療法は、頭痛の原因によって異なります。一次性頭痛の治療法には、鎮痛剤、抗炎症剤、トリプタンなどの薬物療法、およびリラクゼーション法、バイオフィードバック、鍼治療などの非薬物療法があります。二次性頭痛の治療法は、頭痛の原因となる病気を治療することが中心となります。 頭痛は、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。頭痛がひどい場合は、仕事や学校を休まざるを得なくなったり、日常生活に支障をきたしたりすることがあります。頭痛を予防するためには、規則正しい生活、十分な睡眠、ストレスを避けることなどが大切です。また、頭痛が起こった場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
感染

看護師に必須!アモキシシリンとは?

アモキシシリンとは、アミノペニシリンに分類される抗菌薬です。一般名がアモキシシリンで、商品名ではサワシリンやパセトシンとして知られています。アモキシシリンは、ペニシリン系の抗菌薬の1つで、幅広い細菌に対して効果があります。グラム陽性菌、グラム陰性菌、嫌気性菌など、さまざまな細菌に対して効果を示します。アモキシシリンは、細菌が細胞壁を合成するのを阻害することで、細菌の増殖を抑えます。アモキシシリンは、肺炎、気管支炎、尿路感染症、中耳炎、副鼻腔炎などの感染症の治療に使用されます。また、手術後の感染症の予防にも使用されます。
感染

看護師必見!尿路感染症とは?

尿路感染症には、さまざまな原因があります。尿路のどこで感染が起こるかによって、症状は異なります。 -尿道感染症- 尿道感染症は、尿道に細菌が侵入することで起こる感染症です。排尿時の痛み、頻尿、尿意切迫感などの症状が現れます。 -膀胱炎- 膀胱炎は、膀胱に細菌が侵入することで起こる感染症です。排尿時の痛み、頻尿、尿意切迫感、下腹部の痛みなどの症状が現れます。 -腎盂腎炎- 腎盂腎炎は、腎盂と腎臓に細菌が侵入することで起こる感染症です。高熱、悪寒、腰痛、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。 -前立腺炎- 前立腺炎は、前立腺に細菌が侵入することで起こる感染症です。排尿時の痛み、頻尿、尿意切迫感、下腹部の痛み、血尿などの症状が現れます。 尿路感染症の症状は、その人の年齢や健康状態によって異なります。高齢者や糖尿病患者は、尿路感染症にかかりやすく、また、症状が重症化しやすい傾向にあります。
組織・制度

看護師に必須の用語『NANDA』とは

NANDA(なんだ)とは、北米看護診断協会(North American Nursing Diagnosis Association)のことである。2002年以降はNANDA-International(NANDA-I)へ改名されている。NANDA-Iは、看護診断を研究し、診断レベル、定義、診断指標、関連因子などの項目について、看護診断ごとに詳細な取り決めを行い、看護における定義の統一化を目的としている。NANDA-Iによって定められた看護診断のことを、NANDA-I看護診断という。 NANDA-I看護診断は、患者の健康状態を評価し、看護ケアの計画を立てるために使用される。NANDA-I看護診断は、看護師が患者の健康状態を評価する際に、患者の訴えや症状、身体検査所見、検査結果などを考慮して、患者の健康状態を正確に把握するために使用される。また、NANDA-I看護診断は、看護師が患者の看護ケアの計画を立てる際に、患者の健康状態に合った適切な看護ケアを提供するために使用される。 NANDA-I看護診断は、看護師が患者の健康状態を評価し、看護ケアの計画を立てるために使用される重要なツールである。NANDA-I看護診断を使用することで、看護師は患者の健康状態を正確に把握し、患者の健康状態に合った適切な看護ケアを提供することができる。
呼吸器

看護師必須!湿性咳嗽について

湿性咳嗽とは、喀痰を伴う湿った咳のことである。喀痰とは、気管や気管支、肺から分泌される粘液や異物のことである。湿性咳嗽は、風邪やインフルエンザ、肺炎などの感染症、気管支炎などの呼吸器疾患、喫煙、大気汚染などによって引き起こされる。 湿性咳嗽は、乾性咳嗽とは異なり、喀痰が出るため、咳をすることで喀痰を排出することができる。そのため、乾性咳嗽よりも呼吸器の負担が少なく、早く回復することができる。しかし、湿性咳嗽が長引くと、喀痰が粘りけを帯びて排出されにくくなり、気管や気管支に炎症を引き起こすことがある。また、喀痰が細菌やウイルスを含んでいる場合は、他の感染症を引き起こすこともある。 湿性咳嗽の治療は、原因となっている疾患の治療を行うことが基本である。風邪やインフルエンザなどの感染症の場合は、抗ウイルス薬や抗菌薬を服用する。気管支炎などの呼吸器疾患の場合は、気管支を広げる薬や炎症を抑える薬を服用する。喫煙や大気汚染の場合は、喫煙をやめたり、大気汚染を避けるようにする。 湿性咳嗽は、適切な治療を行うことで、早く回復することができる。しかし、湿性咳嗽が長引いたり、悪化したりする場合は、医師の診察を受ける必要がある。
整形外科

看護師が知っておきたい拘縮とは

拘縮とは、関節の動きが制限された状態であり、さまざまな原因で起こり得ます。最も一般的な原因は、関節を固定した状態が長期間続くことで、これにより関節周囲の組織が短縮し、関節を曲げたり伸ばしたりするのが困難になります。拘縮は、関節炎、外傷、脳卒中、脊髄損傷などの神経学的疾患など、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。 拘縮の症状は、関節の痛み、可動域の制限、関節の変形などです。関節の痛みは、関節を動かしたり、圧力をかけたりすると悪化することが多く、可動域の制限は、関節を曲げたり伸ばしたりすることが困難になることで、日常生活に支障をきたすことがあります。関節の変形は、拘縮が長期間続くと起こることがあり、関節の形状が変化して、見た目が悪くなったり、関節の機能が低下したりすることがあります。
皮膚科

看護師のための必須用語:ハンセン病

ハンセン病とは、抗酸菌の一種であるらい菌による慢性感染症のことです。皮膚と末梢神経を主な病変とし、進行すると、顔面や四肢の変形、失明、麻痺などの症状が現れます。ハンセン病は、呼吸器を介して感染する感染症であり、治療せずに放置すると、重篤な障害を引き起こす可能性があります。 ハンセン病は、古くから存在する感染症であり、世界各地で流行しています。日本でも、かつてはハンセン病患者が多数存在しましたが、現在では、治療法の進歩により、患者数は激減しています。しかし、ハンセン病は、完全に根絶されたわけではなく、現在でも、世界には、ハンセン病患者が数百万人も存在しています。 ハンセン病の治療には、主に抗菌薬が使用されます。抗菌薬は、らい菌を殺菌し、感染を抑制する働きがあります。ハンセン病の治療は、長期にわたることが多く、完治までには数年かかる場合があります。しかし、早期に治療を開始すれば、ハンセン病の症状を軽減し、障害を予防することができます。