消化器

看護師に必須の用語『HBs抗原』とは?

HBs抗原とは、B型肝炎ウイルスの外側のタンパク質に由来する抗原です。ウイルスを中和する抗体は、通常自然に作成されますが、B型肝炎ウイルスに対する抗体が生成されない場合があり、このような場合慢性化する可能性があります。HBs抗原は、B型肝炎ウイルスの存在を示すマーカーであり、血液検査で調べることができます。基準値は陰性(-)で、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染すると陽性(+)を示します。HBs抗原は、B型肝炎の診断、経過観察、治療効果の判定などに使用されます。HBs抗原が陽性の場合、B型肝炎ウイルスに対する免疫がないため、B型肝炎ワクチンを接種する必要があります。
腎・泌尿器

看護師必須用語!尿路感染症とは?

尿路感染症(にょうろかんせんしょう、urinary tract infection)とは、腎臓・膀胱・前立腺・尿道のいずれかに病原微生物による障害を受け、感染が成立した状態をいう。尿路感染症は、尿路のどの部分に感染が起こっているかによって、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎などに分類される。尿路感染症の症状としては、排尿時の痛みや不快感、尿の混濁、血尿、発熱、腰痛などがあげられる。 尿路感染症は、細菌やウイルス、真菌などの病原微生物が尿路に侵入することで起こる。尿路感染症の原因としては、性行為、排泄物の不衛生な処理、尿道カテーテルの使用、糖尿病などの基礎疾患などが考えられる。尿路感染症は、抗菌薬や抗真菌薬などの薬物治療によって治療されることが多い。
検査・診断

看護師必見!ADLとは何?

ADL(日常生活動作)とは、自立した日常生活を送るのに必要な動作を指し、日常生活動作とも呼びます。具体的には、着替え・食事・移動・排泄・入浴などの動作を指し、さまざまな評価法があります。 ADLは、高齢者や障害者などの日常生活の自立度を評価する指標として用いられます。また、看護師が患者の日常生活を支援する際のケアプランを作成する際にも、ADLの評価結果が活用されます。 ADLの評価には、さまざまな評価法があります。代表的な評価法として、バートヘル指数、FIM(機能的自立尺度)、SMAF(自立度機能評価尺度)などがあります。これらの評価法は、それぞれ評価項目や評価方法が異なりますが、いずれもADLの自立度を評価するものです。 ADLの評価結果に基づいて、看護師は患者の日常生活を支援するケアプランを作成します。ケアプランには、患者のADLの自立度に応じた支援内容が記載されます。例えば、患者のADLの自立度が低い場合は、着替えや食事などの日常生活動作を支援する内容が記載されます。 ADLの評価は、高齢者や障害者などの日常生活の自立度を評価するだけでなく、看護師が患者の日常生活を支援する際のケアプランを作成する際にも活用されます。
整形外科

看護師に必須の用語『外反母趾』とは?

外反母趾とは、母趾が小趾側(身体の外側)に向かって曲がっている状態(外反している状態)のことである。これは、足の中央にある第1中足骨が内側に曲がったり、母趾が外側に引っ張られたりすることで起こる。外反母趾は、痛み、腫れ、炎症を引き起こすことがあり、歩くのが困難になることもある。外反母趾は、遺伝、靴の履き方、足の形など、さまざまな要因によって起こる。外反母趾を予防するには、適切な靴を履いたり、足に負担をかけない歩き方をしたりすることが大切である。外反母趾の治療には、保存療法と手術療法がある。保存療法には、装具の装着、薬物療法、運動療法などがある。手術療法には、外反母趾を矯正する手術や、母趾を切除する手術などがある。
脳・神経

看護師に必須!チャドック反射とは?

チャドック反射とは、バビンスキー反射の変法のひとつです。外果の下を後方から前方にこすり、母指が背屈すると陽性と判断します。正常では認められない反射であり、多くは錐体路障害で出現します。錐体路障害とは、大脳と脊髄を結ぶ神経線維が障害されることで起こる症状です。錐体路障害が起こると、随意運動の障害、筋力低下、反射亢進などの症状が現れます。チャドック反射は、錐体路障害の有無を調べるために使用される反射です。 錐体路障害は、脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症などの疾患によって起こることがあります。錐体路障害の症状は、障害される部位によって異なります。脳卒中では、片麻痺や構音障害などの症状が現れます。脊髄損傷では、下半身の麻痺や排尿障害などの症状が現れます。多発性硬化症では、運動障害、感覚障害、視力障害などの症状が現れます。 チャドック反射は、錐体路障害の有無を調べるために使用される反射です。チャドック反射が陽性の場合、錐体路障害がある可能性があります。錐体路障害の診断には、チャドック反射に加えて、他の神経学的検査や画像検査が必要です。
内分泌・代謝・栄養

生体腎移植とは?その重要性とメリットを解説

生体腎移植とは、慢性腎不全の患者に、生きたドナーから摘出した腎臓を移植する外科的処置です。生体腎移植は、腎不全の患者にとって有効な治療法であり、透析療法よりも生存率や生活の質が高いことが示されています。 生体腎移植は、ドナーとレシピエントの適合性が重要です。ドナーとレシピエントの血液型、組織型、体重、年齢などが適合している必要があります。また、ドナーは健康状態が良好である必要があります。 生体腎移植の手術は、通常、全身麻酔で行われます。手術時間は、ドナーとレシピエントの状態によって異なりますが、通常は数時間です。手術後、ドナーとレシピエントは数日間入院し、経過観察が行われます。 生体腎移植は、大きな手術であり、ドナーとレシピエントの両方にリスクが伴います。しかし、生体腎移植は、腎不全の患者にとって有効な治療法であり、透析療法よりも生存率や生活の質が高いことが示されています。
脳・神経

看護師に必須の用語『下顎反射』

下顎反射とは 下顎反射は、腱反射の一種で、外側翼突筋と内側翼突筋の筋伸張反射である。筋伸張反射とは、筋肉を伸ばすことで引き起こされる反射のことである。下顎反射の場合、下顎が下方へ向けて引っ張られることによって咬筋と側頭筋が収縮し、下顎が元の位置に戻る。 この反射は、咀嚼や発音などの動作を制御するのに役立っている。また、下顎の痛みや炎症などの異常を検出するのにも役立っている。 下顎反射は、下顎骨に直接打撃を与えることで引き起こすことができる。口を開いていて、顎の下にハンマーなどで軽く叩くと、下顎が素早く閉じてしまう反射が下顎反射である。 反射の検査は、下顎反射検査と呼ばれ、下顎の異常を検出するために使用される。下顎反射検査では、医師が患者の下顎にハンマーで軽く叩いて、下顎が素早く閉じてしまうかどうかを確認する。下顎反射が正常であれば、下顎は素早く閉じてしまう。しかし、下顎の異常がある場合は、下顎反射が遅くなったり、消失したりすることがある。
精神科

看護師が知っておきたい統合失調症の基礎知識

統合失調症とは、思考や感情を統合する能力が低下することで生じる精神疾患です。統合失調症は、人口の約1%が発症する精神疾患であり、慢性的な経過をたどります。統合失調症の症状は、幻覚、妄想、被害妄想、思考障害、感情障害などがあります。統合失調症の治療は、薬物療法、心理療法、社会療法などが行われます。統合失調症は、早期発見と早期治療が重要であり、適切な治療を受けることで症状の軽減や社会復帰が可能となります。
消化器

看護師に必須の用語『B型肝炎』

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液などを介して肝臓に感染し、炎症を引き起こす病気です。急性と慢性の2つのタイプがあります。急性B型肝炎は、1~6ヶ月の潜伏期間を経て、全身倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、発熱、黄疸、肝腫大などの症状が見られます。慢性B型肝炎は、無症状で数年~数十年経過して検診などで偶発的に見つかることが多いです。肝硬変に進行してくる過程で全身倦怠感などの症状や血液検査での異常が指摘されることがあります。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき用語『CD22』

細胞表面分子であるCD22は、成熟B細胞の表面に特異的に発現する分子です。抗体を産生する成熟B細胞がさらに分化した形質細胞には発現しません。CD22は、細胞内シグナル伝達を抑制する方へ機能します。ヒト化抗CD22モノクローナル抗体(Epratuzumab)は、リンパ腫(DLBCL)やSLEの治療に用いられています。 CD22の概要 CD22は、B細胞の表面に発現する糖タンパク質です。B細胞は、免疫応答を担う白血球の一種です。CD22は、B細胞が抗原を認識して活性化されるのを抑制する働きをしています。CD22の欠損は、B細胞の過剰活性化や自己免疫疾患の発症につながることが知られています。 CD22は、1980年代に最初に発見されました。当初は、B細胞の表面に発現する抗原として認識されていました。しかし、その後の研究で、CD22は抗原ではなく、B細胞の活性化を抑制する分子であることが明らかになりました。 CD22は、B細胞の表面に発現する他の分子と相互作用して、B細胞の活性化を抑制しています。例えば、CD22は、B細胞の表面に発現する抗原受容体と相互作用して、B細胞の活性化を抑制することが知られています。また、CD22は、B細胞の表面に発現する他の分子と相互作用して、B細胞の増殖や分化を抑制することも知られています。 CD22は、B細胞の活性化を抑制する重要な分子です。CD22の欠損は、B細胞の過剰活性化や自己免疫疾患の発症につながることが知られています。CD22の働きを阻害することで、B細胞の活性化を抑制し、自己免疫疾患の治療に役立てることが期待されています。
感染

アジスロマイシン基礎知識

アジスロマイシン(アジスロマイシン(あじすろまいしん、azithromycin)、日本商品名ジスロマック®)は、15員環マクロライド系抗生物質に分類される抗菌薬です。細菌のタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑える働きがあります。 アジスロマイシンは、幅広い細菌に対して有効であり、呼吸器感染症、尿路感染症、皮膚感染症、性感染症など様々な感染症に使用されます。また、抗菌薬の予防的投与としても使用されます。 アジスロマイシンは、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤などの剤型があります。通常、1日1回、食後に服用します。服用期間は、感染症の種類や重症度によって異なります。 アジスロマイシンの主な副作用は、下痢、吐き気、腹痛、頭痛などです。また、まれにアレルギー反応を起こすことがあります。アジスロマイシンを服用する際は、医師や薬剤師の指示に従って正しく服用してください。
循環器

看護師必須のスワンガンツカテーテル

スワンガンツカテーテルとは、肺動脈カテーテルのことである。エドワーズライフサイエンス社の商品名から、Swan-Ganz(スワン-ガンツ)カテーテルと呼ばれることが多い。カテーテルの先端にバルーンが付いた、バルーンカテーテルの一つで、心機能の測定に使われる医療機器、検査方法である。静脈(大腿静脈、上腕静脈、鎖骨下静脈、内頚静脈)に針を刺し、そこからカテーテルを挿入、先端の圧を測定する。 スワンガンツカテーテルは、重度の心筋梗塞後や心肺停止蘇生後など、特に重篤な患者に用いられる。略してガンツと呼ばれることもある。
皮膚科

看護師に必須の用語『痂皮』とその役割

痂皮とは、皮膚が損傷したとき、その部位の表面から浸出した血漿や炎症細胞、壊死塊などの血液成分が固まったものをさします。いわゆる瘡蓋(かさぶた)のことです。傷口の止血や保護、細菌や異物の進入を防ぐ役割があります。 痂皮は、傷口が治癒するにつれて自然に剥がれ落ちます。しかし、痂皮が厚く硬くなると、傷口の治癒を遅らせてしまうことがあります。そのため、痂皮が厚く硬くなっている場合は、無理に剥がさずに、軟膏やワセリンなどを塗って柔らかくしてから剥がすようにしましょう。 痂皮が剥がれた後は、傷口を清潔に保つことが大切です。傷口を水で洗い流したり、消毒液で消毒したりしましょう。また、傷口を保護するために、絆創膏などを貼っておくとよいでしょう。
呼吸器

COPD とは?原因や症状、治療法を知る

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、気道や肺胞の異常による慢性的な呼吸器症状を特徴とする肺疾患です。COPD の最も重要な危険因子は喫煙であり、受動喫煙やバイオマス燃料の煙を含むその他の曝露も原因となります。COPD の一般的な症状には、息切れ、咳、痰、息切れが含まれます。COPD は進行性の疾患であり、時間の経過とともに悪化する場合があります。COPD の治療法はありませんが、症状を改善し、病状の進行を遅らせるための治療法はあります。COPD の主な治療法には、気管支拡張薬、ステロイド、長期酸素療法などが含まれます。COPD 患者は、定期的に医師の診察を受け、肺の機能を監視し、治療計画を調整する必要があります。COPD は、しばしば、肺癌や心臓病などの他の病気を引き起こす可能性があるため、早期に診断して治療することが重要です。
腎・泌尿器

看護師に必須!神経因性膀胱について

神経因性膀胱とは、膀胱および尿道括約筋を支配する神経の障害によって引き起こされる排尿障害の総称である。神経因性膀胱は、脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症、糖尿病などのさまざまな神経系の疾患によって引き起こされる可能性がある。 神経因性膀胱の症状は、神経障害の種類や程度によって異なる。一般的な症状としては、尿失禁、尿閉、残尿感、頻尿、夜間頻尿、排尿困難、排尿痛などが挙げられる。また、神経因性膀胱は、腎臓や尿路感染症などの合併症を引き起こす可能性がある。 神経因性膀胱の治療法は、神経障害の種類や程度、症状の重症度などによって異なる。治療法としては、薬物療法、外科手術、理学療法、生活習慣の変更などが挙げられる。神経因性膀胱は、適切な治療を受ければ、症状をコントロールし、合併症を防ぐことができる。
その他

看護師が知っておきたいアスピリンの基礎知識

アスピリンとは、サリチル酸の誘導体であるアセチルサリチル酸のことである。解熱鎮痛剤、抗炎症剤、抗血小板薬として使用される。アスピリンは1897年にドイツの化学者フェリックス・ホフマンによって合成された。ホフマンは、柳の樹皮から抽出されるサリチル酸の副作用を軽減する方法を研究していた際に、アスピリンを発見した。アスピリンは、解熱鎮痛剤として広く使用されている。解熱剤として、アスピリンは、発熱の原因となるプロスタグランジンの産生を阻害することで、体温を下げる。鎮痛剤として、アスピリンは、痛みを伝える神経の活動を阻害することで、痛みを和らげる。アスピリンは、抗炎症剤としても使用される。抗炎症剤として、アスピリンは、炎症の原因となるプロスタグランジンの産生を阻害することで、炎症を抑える。アスピリンは、抗血小板薬としても使用される。抗血小板薬として、アスピリンは、血小板の凝集を阻害することで、血栓の形成を防ぐ。
整形外科

看護師に必須の用語『デニス・ブラウン副子’

デニス・ブラウン副子は、1930年代に英国の整形外科医であるデニス・ブラウン卿によって開発されました。ブラウン卿は、内反足の治療に苦労しており、より効果的な方法を模索していました。ある日、ブラウン卿は、内反足の子供用の靴に金属のバーを取り付け、足の角度を調整できるようにしたところ、子供の足が正しい方向を向くようになったことに気づきました。これがデニス・ブラウン副子の原型です。 ブラウン卿は、デニス・ブラウン副子をさらに改良し、1934年に論文を発表しました。この論文は、内反足の治療に大きな注目を集め、デニス・ブラウン副子は世界中で使用されるようになりました。デニス・ブラウン副子は、内反足の治療に非常に効果的であり、現在でも広く使用されています。
血液・造血

急性骨髄性白血病を理解する

急性骨髄性白血病とは、骨髄系細胞のがんの一種です。骨髄は、血液細胞が作られる組織です。急性骨髄性白血病では、未分化な骨髄系細胞(骨髄芽球)が制御不能に増殖し、正常な血液細胞の産生を妨げてしまいます。これにより、感染症や出血などのさまざまな症状が現れます。 急性骨髄性白血病は、年間10万人あたり3.5人~4人程度の発症率であり、男性に多いといわれています。発症率は年齢が上がるに従って増加し、65歳以上の高齢者が半数以上を占めています。 急性骨髄性白血病の原因は、骨髄細胞の遺伝子異常です。この遺伝子異常により、骨髄細胞が制御不能に増殖するようになります。急性骨髄性白血病の遺伝子異常には、分化に関わる遺伝子の欠損や、細胞の異常増殖を促進する遺伝子の活性化などがあります。 急性骨髄性白血病の症状は、進行度や病状によってさまざまです。初期の症状としては、疲労感、体重減少、食欲不振などがあります。進行すると、感染症、出血、貧血、発熱などの症状が現れます。 急性骨髄性白血病は、早期に診断し、適切な治療を行うことが重要です。急性骨髄性白血病の治療法としては、化学療法、放射線療法、造血幹細胞移植などがあります。
耳鼻咽喉科

【看護師が知っておきたい】言語聴覚士って何?

言語聴覚士の役割とは、音声機能、言語機能、聴覚の障害がある人を対象に、その機能を維持・向上を図るため必要な検査や指導、訓練を行うことです。言語聴覚士は、言語聴覚士養成校で4年間の教育を受け、国家試験に合格した後に、言語聴覚士として働きます。言語聴覚士は、病院、クリニック、学校、福祉施設などで働いています。言語聴覚士は、音声機能、言語機能、聴覚の障害がある人のコミュニケーション能力を高めるために、様々な検査や指導、訓練を行います。例えば、言語聴覚士は、失語症の患者さんに対して、言語リハビリテーションを行います。失語症とは、脳卒中や頭部外傷などによって、言語を理解したり、話したりすることが困難になる障害です。言語リハビリテーションでは、言語聴覚士が患者さんに言語を理解したり、話したりするための訓練を行います。また、言語聴覚士は、聴覚障害のある患者さんに対して、聴覚リハビリテーションを行います。聴覚障害とは、耳が聞こえにくくなったり、全く聞こえなくなったりする障害です。聴覚リハビリテーションでは、言語聴覚士が患者さんに補聴器の使い方を指導したり、手話や読唇術を教えたりします。
呼吸器

看護師に必須の用語『広背筋』とは

広背筋は、背部の下方で三角形をなしている筋肉であり、浅背筋のひとつである。古くは闊背筋(かっぱいきん)と呼ばれた。腰部と胸部にかけて広がる三角形状の板状筋であり、背部で最も面積の広い筋肉である。広背筋の起始は第5胸椎から第5腰椎の棘突起・仙骨・腸骨稜後内側部・第9‐12肋骨であり、停止は外側上方に向けて収束して腋窩を通り上腕骨上部前面の小結節稜に付着する。広背筋の作用は上腕の内転であり、さらに上腕を内後方に引き寄せる働きをする。また、上腕を内旋させる作用もある。また、広背筋は強制呼気をする際の呼吸補助筋の一部となる。神経支配は胸背神経(C6-8)が司り、拮抗筋は三角筋と僧帽筋である。 広背筋は解剖学的にはさまざまな目印となる。広背筋外側下縁と腸骨稜と外腹斜筋後縁からなる三角形は「腰三角」と呼ばれ、後腹膜の抵抗の弱い部位であり腰ヘルニアの要因となる。また、広背筋上縁と肩甲骨内側縁と僧帽筋外側縁からなる三角形は「聴診三角」と呼ばれ、筋層が薄いために呼吸音が明瞭に聞こえるため聴診に適している。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『牛痘』について

牛痘は、牛痘ウイルス感染を原因とする感染症であり、主に牛や水牛にみられます。人間にも感染することがありますが、まれなケースです。牛痘ウイルスは、痘瘡ウイルス科に属するウイルスであり、痘瘡(天然痘)のウイルスと近縁関係にあります。牛痘の症状は、感染部位に小さな水疱ができ、その後、膿疱や潰瘍に変化します。水疱はかゆみを伴うことが多く、感染部位は赤く腫れたり、痛みを伴ったりすることがあります。牛痘は通常、数週間で自然に治癒しますが、まれに重症化することがあります。牛痘は、牛痘ワクチン接種によって予防することができます。牛痘ワクチンは、牛痘ウイルスを弱毒化した生ワクチンであり、世界保健機関(WHO)によって推奨されています。牛痘ワクチンは、通常、乳幼児期に接種されます。
略語

看護師の必須用語『Sx』について

Sxとは、症状を意味する医療業界の略語である。英語symptomsに由来するとされる。患者が主観的に感じる異常な感覚や障害のことである。医療従事者は、患者のSxを聴取して、病気を診断する。 Sxは、患者が主観的に感じる異常な感覚や障害のことである。Sxには、痛み、発熱、咳、下痢、嘔吐、発疹、かゆみ、疲れ、息切れ、胸痛、腹痛、頭痛、めまい、意識障害などがある。Sxは、病気の初期症状であることが多く、早期に発見することで、早期に治療を開始することができる。 医療従事者は、患者のSxを聴取して、病気を診断する。Sxを聴取する際には、患者の年齢、性別、既往歴、生活習慣、服用薬剤などを考慮しながら、Sxを詳しく聴取する。また、患者のSxを身体診察や検査結果と照らし合わせて、病気を診断する。
脳・神経

看護師に必須の用語『運動』とは?

-運動の種類- 運動は、大きく分けて随意運動と不随意運動の2種類に分類されます。随意運動とは、自分の意思で行う運動のことです。例えば、歩いたり、走ったり、物を持ち上げたりするなどはすべて随意運動です。一方、不随意運動とは、自分の意思に関わらず起こる運動のことです。例えば、心臓の鼓動や、呼吸、胃腸の蠕動などはすべて不随意運動です。 随意運動は、さらに反射運動と随意運動に分類されます。反射運動とは、特定の刺激に対して反射的に起こる運動のことです。例えば、膝を叩くと膝が伸びる膝蓋腱反射などは反射運動です。随意運動とは、自分の意思で意識的に行う運動のことです。例えば、歩いたり、走ったり、物を持ち上げたりするなどはすべて随意運動です。 不随意運動は、さらに自律運動と異常運動に分類されます。自律運動とは、心臓の鼓動や、呼吸、胃腸の蠕動など、生命を維持するために必要な運動のことです。異常運動とは、自分の意思に関わらず起こる異常な運動のことです。例えば、てんかん発作時のけいれんや、パーキンソン病の震えなどはすべて異常運動です。
脳・神経

看護師が知っておくべき失語症の基礎知識

失語症とは、脳の後天的な病変により、話すこと、読むこと、書くこと、聞くことなどの言語機能が損なわれた病的状態です。失語症は、脳の言語中枢が損傷を受けることで発症し、症状には、言語の理解・表現・読み書き障害、計算障害、時間や空間の認知障害などがあります。失語症は、脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍、感染症などの原因で発症する可能性があり、年齢や性別にかかわらず、誰にでも発症する可能性があります。失語症は、日常生活に支障をきたす可能性があるため、早期に診断と治療を行うことが重要です。失語症の治療には、言語療法、作業療法、理学療法などがあり、失語症の症状や程度に応じて、適切な治療が行われます。