整形外科

看護師に必須の用語『四肢外傷』

四肢外傷とは、上肢・下肢に負った外傷のことである。体幹の外傷(胸部・腹部・骨盤部)や頭部外傷とは区別して用いられる。打撲や捻挫等の軽い外傷も含まれるが、臨床において「四肢外傷」という単語を使うときは、開放骨折をはじめ軟部組織のダメージが強い外傷を指すことが多い。四肢外傷は、鈍的外傷の約85%に合併すると言われ、外見は派手であるが、生命の危機的状況に至ることは少ない。しかし、成人の大腿骨骨幹部骨折では1,000mL~1,500mLほど出血するため、必要に応じて輸液・輸血およびモニター管理が推奨される。
血液・造血

看護師に必須!炎症性サイトカインとは?

炎症性サイトカインとは、炎症反応を促進する働きを持つサイトカインのことである。免疫に関与し、細菌やウイルスが体に侵入した際に、それらを撃退して体を守る重要な働きをする。血管内皮、マクロファージ、リンパ球などさまざまな細胞から産生され、疼痛や腫脹、発熱など、全身性あるいは局所的な炎症反応の原因となる。 炎症性サイトカインは、感染症、外傷、自己免疫疾患など、さまざまな原因によって産生される。感染症の場合、細菌やウイルスの侵入によって炎症反応が引き起こされ、炎症性サイトカインが産生される。外傷の場合、組織が損傷を受けることで炎症反応が引き起こされ、炎症性サイトカインが産生される。自己免疫疾患の場合、体の免疫システムが自分の組織を攻撃することで炎症反応が引き起こされ、炎症性サイトカインが産生される。 炎症性サイトカインは、炎症反応を促進する様々な作用を持つ。例えば、血管を拡張して血流を増やし、白血球を炎症部位に集める作用がある。また、組織を破壊する酵素を産生する作用もある。さらに、痛みや発熱を引き起こす作用もある。 炎症性サイトカインは、炎症反応を促進する重要な役割を果たしているが、過剰に産生されると組織を損傷したり、全身性の炎症反応を引き起こしたりする。そのため、炎症性サイトカインの産生を制御することが重要である。
その他

ケミカルメディエーターとは?その役割や種類を解説

ケミカルメディエーターとは、細胞間の情報伝達に作用する化学物質のことである。化学伝達物質ともいう。ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン、血症板活性化因子、セロトニン、ヘパリンなどがこれに当たる。ケミカルメディエーターは、細胞から細胞へと情報を伝達する役割を果たしており、生体の様々な生理機能に関与している。例えば、ヒスタミンは、アレルギー反応に関与しており、ロイコトリエンは、炎症反応に関与している。また、トロンボキサンは、血小板の凝集に関与しており、血症板活性化因子は、血小板の活性化に関与している。セロトニンは、気分の調節に関与しており、ヘパリンは、血液の凝固を阻害する作用がある。
その他

看護師が必ず知っておくべき『禁忌』について

禁忌とは、患者の予後を悪化させてしまう危険性が予測されるため、薬物の投与や看護ケア、検査、治療などの勧められない特定の状況を指します。禁忌は、患者の年齢、性別、病状、その他の要因によって異なる可能性があります。医師や看護師が、患者の安全と福祉を確保するために禁忌を遵守することが重要です。 禁忌は、絶対禁忌と相対禁忌の2つに分類されます。絶対禁忌とは、いかなる状況においても禁忌となるものであり、相対禁忌とは、特定の状況下では許容される可能性のある禁忌です。例えば、抗凝固薬の投与は、出血傾向のある患者では絶対禁忌ですが、出血リスクが低い患者では相対禁忌となります。 医師や看護師は、禁忌を遵守することで患者の安全と福祉を確保しなければなりません。禁忌を遵守しなかった場合、患者に重大な危害を及ぼす可能性があります。そのため、医師や看護師は、禁忌について十分な知識を持ち、常に禁忌を遵守することが重要です。
組織・制度

看護師に知っておいてほしいナースセンターとは?

ナースセンターは、看護師、保健師、助産師の就業促進と、看護に関する知識向上を目指して実施・運営されている団体です。1992年に制定された「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき設置されました。 ナースセンターは、看護師、保健師、助産師の求人情報を提供したり、看護師、保健師、助産師のスキルアップのための研修会を開催したり、看護に関する相談を受け付けたりするなど、看護師、保健師、助産師が安心して働き、スキルアップできる環境を整えるためにさまざまな役割を果たしています。 また、ナースセンターは、看護に関する情報を収集・分析したり、看護に関する政策提言を行ったりするなど、看護の発展に貢献する活動も行っています。
その他

看護師に必須の用語『問題志向型システム』

問題志向型システムとは、患者の健康上の問題を明確に捉え、その問題解決を論理的に進めるという考え方のことである。またその考え方に基づいて行われる一連の作業や仕組みに対してもこの呼び方をする。POS(Problem Oriented System)とも略される。従来は医師や疾患を中心とした医療(DOS)が行われていたが、近年では患者の視点に立って患者の問題を解決しようとするPOSが広く認識されつつある。
脳・神経

看護師必須の用語『神経毒』とは?

神経毒とは、摂取すると神経細胞に作用する毒のことである。ヘビやクモなどの生物が防御のために使用する毒に多いほか、植物に含まれるものもある。摂取した場合、しびれや筋肉の麻痺、呼吸困難などの症状が急速に現れる。神経毒にはテトロドトキシンやスロトキシンなどがあり、毒によって作用する部位が異なる。 神経毒は、神経細胞に直接作用したり、神経伝達物質の産生や放出を阻害したり、神経細胞のイオンチャネルを阻害したりすることで神経系を障害する。神経毒には、テトロドトキシン、スロトキシン、ボツリヌストキシン、サキシトキシン、シガトキシンなどがある。 テトロドトキシンは、フグやアンコウなどの魚類に含まれる神経毒である。テトロドトキシンは、ナトリウムチャネルを阻害し、神経細胞の興奮を阻止する。スロトキシンは、サソリに含まれる神経毒である。スロトキシンは、カリウムチャネルを阻害し、神経細胞の興奮を促進する。ボツリヌストキシンは、ボツリヌス菌が産生する神経毒である。ボツリヌストキシンは、アセチルコリン放出を阻害し、筋肉の麻痺を引き起こす。 サキシトキシンは、貝類に含まれる神経毒である。サキシトキシンは、ナトリウムチャネルを阻害し、神経細胞の興奮を阻止する。シガトキシンは、サンゴ礁に住むプランクトンに含まれる神経毒である。シガトキシンは、神経細胞のイオンチャネルを阻害し、神経細胞の死を引き起こす。
職種・資格

研修医にとって知っておきたいオーベン

オーベン(おーべん、oben)とは、研修医を指導する医師、上級医師のことである。一方、研修医を意味する用語はネーベンである。オーベンは一般的に、研修医より経験と知識を持っており、研修医に医学的知識や診療技術を指導する役割を担う。また、研修医の業務を監督し、指導する役割も担う。オーベンは、研修医にとって重要な存在であり、研修医の成長を支える役割を果たす。 オーベンは、通常、臨床経験が数年以上ある医師が担当する。また、オーベンとなるためには、一定の研修や資格が必要となる場合もある。オーベンの役割は、研修医に医学的知識や診療技術を指導することである。また、研修医の業務を監督し、指導する役割も担う。オーベンは、研修医にとって重要な存在であり、研修医の成長を支える役割を果たす。
消化器

看護師に必須の用語 排泄障害

-排泄障害とは?- 排泄障害とは、尿や便の貯留や排泄に問題があることをいいます。尿や便をうまく貯められない、排泄できない、排泄をコントロールできないなどの症状が出ます。排泄障害は、患者本人だけではなく、介護者のQOLも著しく損ねる可能性があります。 排泄障害の原因は、泌尿器や直腸、肛門の疾患だけではなく、脳や脊髄の疾患、認知症、高血圧、糖尿病、四肢の運動機能障害や睡眠障害など、多岐にわたります。これらの原因が複雑に絡み合っていることも多くあります。 排泄障害は大別すると、排尿障害、畜尿障害、排便障害、畜便障害の4つに分類できます。 -排尿障害- 排尿障害とは、尿をうまく排泄できない状態のことです。軽度や中等度の排尿障害では、残尿量が増加することがあります。高度な排尿障害では、尿閉や溢流性尿失禁(横溢性尿失禁)が起こることがあります。 -畜尿障害- 畜尿障害とは、尿をうまく貯められない状態のことです。軽度の畜尿障害では、頻尿や軽度の尿失禁が起こることがあります。高度な畜尿障害では、切迫性尿失禁、無抑制尿失禁、反射性尿失禁が起こることがあります。 -排便障害- 排便障害とは、便をうまく排泄できない状態のことです。軽度や中等度の排便障害では、便秘や周期性下痢が起こることがあります。高度な排便障害では、慢性便秘やイレウスが起こることがあります。 -畜便障害- 畜便障害とは、便をうまく貯められない状態のことです。軽度の畜便障害では、頻便や過敏性大腸症候群が起こることがあります。高度な畜便障害では、頻便や持続性便失禁が起こることがあります。
感染

看護師が知っておきたいマイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎とは、Mycoplasma pneumoniaeという病原微生物により引き起こされる肺炎で、非定型肺炎の一つである。マイコプラズマは、細菌とウイルスの中間的な存在とされ、細菌のように増殖するが、細胞壁を持たないため抗菌薬が効かないのが特徴である。マイコプラズマ肺炎は、肺炎の原因菌としては最も多く、特に若年層に多くみられる。感染経路は飛沫感染で、咳やくしゃみなどによって広がる。潜伏期間は2~3週間で、発症すると発熱、咳、頭痛、倦怠感、筋肉痛などの症状が現れる。通常は軽症で、数週間で自然に回復するが、重症化することもある。マイコプラズマ肺炎の診断は、血液検査や喀痰検査などで行われる。治療は、抗菌薬の内服が基本である。
その他

看護師必須!パターナリズムの基礎知識

パターナリズムとは、強い立場にある者が弱い立場の者の意志に反して、弱い立場の者の利益になるという理由から、その行動に介入したり、干渉したりすることである。日本語では家父長主義、父権主義などと訳される。 パターナリズムは、医療現場においても起こり得る。例えば、医師が患者の同意を得ずに治療を行ったり、患者の希望に反して治療方針を決定したりすることがある。これは、医師が患者の利益を最優先に考えているために行われることが多く、患者のために良いと医師が信じていれば、患者の同意を得ずに治療を行うことは正当化されるという考え方である。 しかし、パターナリズムは、患者の自己決定権を侵害する可能性がある。患者の自己決定権とは、患者が自分の健康状態や治療方針について自ら決定する権利である。パターナリズムは、患者の自己決定権を侵害し、患者の尊厳を傷つける可能性がある。 そのため、医療現場においては、パターナリズムを避けることが重要である。医師は、患者の同意を得た上で治療を行うべきであり、患者の希望に反して治療方針を決定すべきではない。また、患者は、自分の健康状態や治療方針について自ら決定する権利があることを認識し、医師と治療方針について話し合うことが重要である。
産婦人科

看護師が知っておくべき小陰唇の基礎知識

看護師が知っておくべき小陰唇の基礎知識 看護師の研究家 小陰唇とは、女性器の一部で陰核包皮から連続して始まる腟口や尿道口を挟むヒダのことです。 看護師になりたい 小陰唇ってどこにあるんですか? 看護師の研究家 小陰唇は、陰核の両側に位置する...
検査・診断

HbA1cとは?糖尿病の診断や血糖コントロールの指標

HbA1c(ヘモグロビンA1cまたはヘモグロビンエーワンシー)とは、直近1~2か月間の血糖値が反映された値であり、糖尿病の診断や血糖コントロールの指標として用いられる検査値です。 赤血球に含まれるヘモグロビンのうち、グルコースと結合したヘモグロビンの割合です。血糖値が高い状態が続くと、ヘモグロビンとブドウ糖が結合してHbA1cが増加します。そのため、HbA1cを測定することで、過去1~2か月間の平均的な血糖値を推定することができます。 HbA1cの正常値は4.6~6.2%です。HbA1cが6.5%以上になると糖尿病と診断されます。また、HbA1cが6.0%以上になると、糖尿病予備群と診断されます。 糖尿病の治療では、HbA1cを6.5%未満に下げることが目標とされます。HbA1cを下げるためには、食事療法、運動療法、薬物療法などが行われます。 特に、HbA1cを6.5%未満に下げると、糖尿病合併症の発症や進行を予防することができることがわかっています。HbA1cをコントロールすることで、糖尿病の合併症を予防し、健康的な生活を送ることができます。
産婦人科

看護師に必須の用語『コット』とは?

コットとは、産婦人科や小児科で使用されている、新生児用のキャリーベッドのことである。キャスターのついた、足の長いワゴンのような外観で、上段が透明なケース状になっている。保育器(クベース)のように、新生児や未熟児の体温管理や呼吸を助ける機械はついていない。 コットは、新生児を運搬したり、診察したり、処置をしたりする際に使用される。また、新生児が母親のそばで眠ることができるように、ベッドの横に置かれることもある。コットは、新生児を安全かつ快適に保つことができるように、様々な工夫がされている。例えば、上段は透明なケース状になっているので、新生児の状態を常に観察することができる。また、キャスターがついているので、移動が容易である。
呼吸器

看護師に必須!PaCO2とは?

PaCO2は、換気の指標として使用されます。正常値は35~45 Torrです。PaCO2は、体内の酸塩基平衡にも関与しています。 PaCO2が35 Torr未満の場合、換気量が増加していることを示し、過換気の状態であることを意味します。過換気の原因としては、発熱、疼痛、せん妄、感染症、代謝性アシドーシスの代償などがあります。代謝性アシドーシスとは、ショックや腎不全、中毒などの際に認められ、体内が酸性に傾いていることを示します。この際、酸性に傾いた体内のpH(ぺーはー)を元に戻すために、CO2を体外へ過剰に呼出させるので過換気となります。 PaCO2が45 Torrを超える場合、換気量が低下していることを示し、低換気の状態であることを意味します。低換気の原因は大きく2つあります。1つは、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のような気道が閉塞する病態によりCO2を十分に呼出できないことであること。もう1つは、中枢から神経を通って筋肉に伝わる換気の伝達機構のどこかで障害が生じることによるものです。具体的には、呼吸中枢を抑制する麻薬中毒が代表例として挙げられます。また、中枢からの信号を伝える神経の障害ではフグ毒中毒のようにテトロドトキシンによる神経遮断、呼吸筋の障害としては筋ジストロフィーが挙げられます。 以上のように、PaCO2は換気の状態をみることができ、PaCO2値から換気量の増加あるいは低下を想定することで、その原因を探すきっかけとなります。
整形外科

亀背とは?日常の姿勢による機能的後彎と病的構築性後彎について

亀背とは、背骨が丸くなる状態のことです。日常的な姿勢不良による機能的後弯と、病的な理由によって背骨が丸くなる構築性後弯の2種類があります。機能的後弯は、日常の姿勢を正すことで矯正が可能ですが、構築性後弯は、何らかの治療が必要となります。 機能的後弯とは、姿勢不良によって背骨が丸くなる状態です。長時間座りっぱなしや、前かがみの姿勢を続けることで起こりやすくなります。機能的後弯は、日常の姿勢を正すことで矯正が可能です。 構築性後弯とは、病的な理由によって背骨が丸くなる状態です。生まれつきの奇形や、骨粗しょう症、椎間板ヘルニア、脊椎分離症などによって起こります。構築性後弯は、何らかの治療が必要となります。治療法は、後弯の程度や原因によって異なります。 亀背は、見た目だけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。亀背になると、肺や心臓が圧迫されて呼吸困難や動悸が起こりやすくなります。また、腰痛や肩こり、頭痛などの症状を引き起こすこともあります。
小児科

幼児期とは?看護師必須の専門用語

幼児期とは、『児童福祉法』で満1歳から小学校に就学するまでの時期を指します。この期間は、子どもの発育や成長が著しく、身体的にも精神的にも大きく変化する時期です。幼児期は、言葉や社会性を身につける大切な時期でもあります。幼児期に適切な教育や支援を受けることは、その後の成長や発達に大きな影響を与えます。 幼児期の始まりは、はいはいや歩き始めなど、身体的な発達の進歩が目覚ましい1歳頃からと言われています。この頃になると、自我が芽生え、自分の意思を伝えたり、周りの人と積極的にコミュニケーションを取ろうとしたりすることが増えてきます。また、言葉の理解力や表現力が発達し、簡単な会話ができるようになるのもこの頃です。 2歳頃になると、さらに自我が強まり、自分の思い通りにならないと癇癪を起こしたり、人に反抗したりすることが多くなります。一方で、友達との関わりも活発になり、ごっこ遊びやままごとなどの遊びを通して、社会性を学んでいきます。 3歳頃になると、言葉の発達がさらに進み、簡単な文章を話せるようになります。また、想像力が豊かになり、ごっこ遊びや絵を描くことが大好きになります。この時期は、好奇心旺盛で、何でも自分でやりたがるようになるのも特徴です。 4歳頃になると、幼稚園や保育園に通い始め、集団生活の中で、友達との関わり方やルールを守ることを学んでいきます。また、身体の発達も進み、かけっこやボール遊びなど、運動が得意になる子も多くなります。 5歳頃になると、小学校入学に向けて、ひらがなやカタカナの練習を始める子も出てきます。また、友達との関わり方も複雑になり、ケンカをしたり、仲直りしたりすることが多くなります。この時期は、自立心も強くなり、自分でできることが増えていきます。 幼児期は、子どもの成長や発達が著しく、身体的にも精神的にも大きく変化する時期です。この期間は、言葉や社会性を身につける大切な時期でもあります。幼児期に適切な教育や支援を受けることは、その後の成長や発達に大きな影響を与えます。
脳・神経

看護師に必須の用語『輻輳反射』

輻輳反射とは、瞳孔反射の一つであり、近くの物を見るときに焦点を合わせるために起こる一連の反応です。輻輳反射は、両側の内直筋が収縮し、両眼が内側へ向くように内転する(輻輳運動)ことから始まり、この内直筋への刺激によって瞳孔が小さくなります。輻輳反射は、目の調節や協調を維持するために重要な役割を果たしています。 輻輳反射は、主に内直筋によって制御されています。内直筋は、目の内側にある筋肉で、眼球を内側に回転させます。輻輳反射が起こると、内直筋が収縮し、両眼が内側へ向くように内転します。 輻輳反射は、瞳孔を小さくすることによっても視覚を調節しています。瞳孔が小さくなると、目のに入る光の量を減らすことができます。これにより、目の調節が容易になり、近くの物に焦点を合わせやすくなります。 輻輳反射は、目の調節や協調を維持するために重要な役割を果たしています。輻輳反射が正常に働かないと、近くの物に焦点を合わせることが難しくなり、視覚に問題が生じることがあります。
皮膚科

看護師に必須の用語『痂皮』とその役割

痂皮とは、皮膚が損傷したとき、その部位の表面から浸出した血漿や炎症細胞、壊死塊などの血液成分が固まったものをさします。いわゆる瘡蓋(かさぶた)のことです。傷口の止血や保護、細菌や異物の進入を防ぐ役割があります。 痂皮は、傷口が治癒するにつれて自然に剥がれ落ちます。しかし、痂皮が厚く硬くなると、傷口の治癒を遅らせてしまうことがあります。そのため、痂皮が厚く硬くなっている場合は、無理に剥がさずに、軟膏やワセリンなどを塗って柔らかくしてから剥がすようにしましょう。 痂皮が剥がれた後は、傷口を清潔に保つことが大切です。傷口を水で洗い流したり、消毒液で消毒したりしましょう。また、傷口を保護するために、絆創膏などを貼っておくとよいでしょう。
眼科

看護師必見!レボフロキサシンを徹底解説

レボフロキサシンは、フルオロキノロン(ニューキノロン)系抗菌薬の一つです。フルオロキノロン系抗菌薬は、細菌のDNAを損傷させて殺菌する薬剤です。レボフロキサシンは、肺炎、気管支炎、尿路感染症、性感染症などの感染症の治療薬として使用されます。 レボフロキサシンは、濃度依存性の抗菌薬です。つまり、血中濃度が高いほど抗菌作用が強くなる薬剤です。レボフロキサシンは、点滴静注、経口内服、点眼など、さまざまな方法で投与することができます。
腎・泌尿器

看護師のための頻尿の基礎知識

頻尿とは、排尿回数が多い症状です。日本泌尿器科学会では、朝起きてから夜就寝するまでの排尿回数が8回以上の場合を頻尿と定義しています。ただ、この回数はあくまで目安であり、患者本人が普段の排尿回数よりも多いと感じること自体も頻尿の症状です。 頻尿は、さまざまな原因で起こります。最も多い原因は、膀胱の容量が小さくなることです。これは、加齢や出産、前立腺肥大症などの原因で起こります。また、尿が膀胱にたまるのを妨げる障害(尿路閉塞)や膀胱の感染症、糖尿病などの代謝性疾患も頻尿の原因となります。 頻尿は、主に日常生活に支障をきたすなどの症状が現れます。例えば、夜中に何度もトイレに行かなければならない、外出先でトイレが近くにあるかを確認する必要がある、トイレに行けないために外出を控えるなどです。また、頻尿は精神的にも負担がかかります。 頻尿の治療は、原因によって異なります。膀胱の容量が小さい場合は、生活習慣の改善や薬物療法、手術療法などを行います。尿路閉塞の場合は、閉塞を解除する治療を行います。膀胱の感染症の場合は、抗菌薬を投与します。糖尿病などの代謝性疾患の場合は、血糖値をコントロールする治療を行います。
血液・造血

看護師が知っておきたい!白血球走化因子とは?

白血球走化因子とは、白血球の遊走を誘引する物質のことである。炎症部位から産生され、一部のサイトカイン(ケモカイン)や補体、脂質メディエーターなどが含まれる。走化因子の役割は大きく以下の2点があげられ、炎症反応における重要な役割を担っている。 1. 免疫応答が必要な部位を血管内の白血球に知らせる。白血球を血管内から血管外への炎症部位へと導く。 2. 走化因子の濃度が低い方から高い方へと白血球を誘導する。
血液・造血

骨髄破壊的移植 (骨髄破壊的移植とは?)

骨髄破壊的移植とは、骨髄破壊的な前処置(MAC)を用いて、患者に造血幹細胞を移植する治療法のことです。骨髄破壊的とは、骨髄の細胞を破壊することです。この治療法は、まず、患者に強力な化学療法や放射線療法を行い、骨髄の細胞を破壊します。その後、患者に健康な人の骨髄から採取した造血幹細胞を移植します。移植された造血幹細胞は、患者の骨髄に定着して、新しい血液細胞を作り出します。骨髄破壊的移植は、白血病やリンパ腫などの血液のがんの治療に用いられます。また、再生不良性貧血や骨髄異形成症候群などの骨髄の病気の治療にも用いられます。骨髄破壊的移植は、非常に有効な治療法ですが、副作用が強いことが特徴です。副作用には、吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、貧血、感染症などがあります。また、骨髄破壊的移植では、移植された造血幹細胞が患者の体を攻撃してしまう、 GVHD(移植片対宿主病)が発生することがあります。GVHDは、皮膚、消化器、肝臓、肺などに障害を引き起こします。骨髄破壊的移植は、副作用が強い治療法ですが、血液のがんや骨髄の病気を治すことができる有効な治療法です。
職種・資格

看護師の必須用語「RN」とは?

RN(あーるえぬ、Registered Nurse)とは、アメリカの看護師資格のことである。大学での4年間の教育あるいは専門学校で所定の教育プログラム終了後に、NCLEX-RN(National Council Licensure Examination、看護師免許試験)に合格したうえで、各州に登録し発行される免許である。免許は更新制で、州によって期間や更新に必要な実践時間や教育要件が異なる。 RN資格は、アメリカで看護師として働くための必須資格である。RN資格を取得するためには、看護師学校で所定の教育プログラムを修了し、NCLEX-RNに合格する必要がある。看護師学校では、看護の基本知識やスキル、患者とのコミュニケーション方法など、看護師として働くために必要な知識やスキルを学ぶことができる。NCLEX-RNは、看護師としての知識やスキルを評価する試験である。 RN資格を取得した看護師は、病院やクリニック、介護施設など、様々な医療機関で働くことができる。RN資格は、アメリカの看護師資格としては最も一般的な資格であり、RN資格を取得した看護師は、アメリカで看護師として働くための必須資格である。