アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき抗リン脂質抗体症候群

抗リン脂質抗体症候群(APS)は、抗リン脂質抗体の存在を特徴とする自己免疫疾患の一種です。抗リン脂質抗体は、リン脂質という脂肪の一種に対する抗体であり、血液凝固を制御するタンパク質の働きを阻害します。このため、APSの患者さんは血栓症(血液の塊が血管を塞いでしまう病気)のリスクが高くなります。 APSは、女性に多く発症する病気で、20歳から40歳の間に発症することが多いです。また、SLE(全身性エリテマトーデス)や関節リウマチなどの他の自己免疫疾患を合併している患者さんに多くみられます。 APSの症状は、血栓症の種類によって異なります。脳梗塞や心筋梗塞などの動脈血栓症の場合、手足のしびれや脱力、胸の痛みなどの症状が出現します。肺梗塞などの静脈血栓症の場合、息切れや胸の痛み、咳などの症状が出現します。また、皮膚や粘膜に血栓ができてしまう皮膚静脈血栓症の場合、赤い斑点や線状の発疹が出現します。 APSの診断は、抗リン脂質抗体の検査と血栓症の既往歴を組み合わせて行われます。抗リン脂質抗体には、狼瘡アンチコアグラント(LA)と抗カルジオリピン抗体(aCL)の2種類があり、どちらか一方でも陽性であればAPSと診断されます。 APSの治療は、血栓症の予防と治療が中心となります。血栓症の予防には、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)が使用されます。抗凝固薬には、ワルファリンやヘパリンなどがあり、患者さんの状態に合わせて使い分けられます。血栓症の治療には、血栓を溶かす薬(溶栓薬)や血栓を取り除く手術(血栓除去術)が行われます。
呼吸器

看護師が知っておくべき用語『SpO2』

SpO2とは、経皮的動脈血酸素飽和度(saturation of percutaneous oxygen)の略で、動脈血中の赤血球に含まれるヘモグロビンのうち、酸素と結合したヘモグロビンの割合を経皮的に測定した値である。サチュレーション(saturation)とも呼ばれる。 SpO2は、動脈血酸素飽和度(SaO2)を非侵襲的に測定する方法として広く使用されており、患者の呼吸状態や酸素化状態を評価するために重要である。SpO2の正常値は95%以上であり、90%未満になると低酸素血症とみなされる。 SpO2を測定するには、パルスオキシメーターという装置を使用する。パルスオキシメーターは、患者の指先にクリップを装着して、光を当てて酸素と結合したヘモグロビンと酸素と結合していないヘモグロビンの量を測定する。測定結果は、患者の呼吸状態や酸素化状態を評価するために使用される。 SpO2は、看護師が患者の呼吸状態や酸素化状態を評価するために重要な指標である。SpO2の値が低下している場合は、低酸素血症の疑いがあり、医師の診察を受ける必要がある。
検査・診断

看護師に必須の用語『BMI』

-BMIとは?- BMI(Body Mass Index)とは、肥満の程度を測る尺度であり、体格指数とも呼ばれます。体重を身長の2乗で割って算出され、18.5~24.9が標準体重、25.0~29.9が肥満1度、30.0~34.9が肥満2度、35.0以上が肥満3度とされています。BMIは、肥満に関連する健康上のリスクを評価するために広く使用されています。BMIが高いほど、心臓病、脳卒中、糖尿病などのリスクが高くなります。また、BMIが高い人は、関節炎、睡眠時無呼吸症候群、一部の種類のがんになるリスクも高くなります。
その他

看護師に必須の用語『ステーブル』について

-ステーブルとは何か- ステーブルとは、患者の状態が安定していることを意味する看護師に必須の用語です。患者のバイタルサインが正常範囲内で、呼吸や循環が安定し、痛みやその他の不快症状がない状態です。ステーブルな患者は、通常、入院治療の必要がなく、自宅でケアを受けることができます。 ステーブルな患者になるためには、以下のことに注意することが大切です。 * 健康的な食生活を心がける * 定期的に運動をする * 十分な睡眠をとる * ストレスを管理する * 定期的に健康診断を受ける これらのことに注意することで、患者の状態を安定させ、入院治療の必要性を減らすことができます。
略語

看護師必須!s.c.ってなあに?

s.c.とは、皮下注射を意味する略語である。皮下組織内に薬液を注入する方法を指示する際に、カルテへの記入に使われる。英語のsubcutaneous injection(皮下注射)の略であり、scと記されることもある。 皮下注射とは、皮下組織に薬液を注入する注射法である。皮下組織とは、皮膚と筋肉の間に存在する組織である。皮下注射は、筋肉注射よりも吸収が遅く、持続時間が長い。そのため、持続的に薬物が必要な場合や、筋肉注射が困難な場合に使用される。 皮下注射は、一般的に上腕の外側や太ももの外側に注射する。注射部位は、清潔に保つことが重要である。針を刺す前に、注射部位をアルコール綿などで消毒する。注射針を皮下組織に垂直に刺す。薬液をゆっくりと注入し、針を抜く。注射後は、注射部位を軽く押さえて、出血を防ぐ。 皮下注射は、比較的安全な注射法である。しかし、注射部位の感染や、薬液の漏れなど、まれに合併症が起こることがある。合併症を防ぐためには、注射部位を清潔に保ち、正しい方法で注射することが重要である。
脳・神経

看護師が知っておくべき『肋間神経痛』のすべて

肋間神経痛とは、肋間神経が何らかの原因で障害されて生じる突発性の痛みのことをさす症状名である(疾患名ではない)。肋間神経は、胸髄から出て、12対の肋骨に沿って走行する神経である。 肋間神経痛は、肋骨の間に鋭い痛みや灼熱痛、刺すような痛み、締め付けられるような痛みなどの症状を引き起こす。また、痛みは呼吸や咳、くしゃみ、運動などの動作によっても誘発される。 肋間神経痛の原因は、外傷、肋骨の骨折、ヘルニア、腫瘍、ウイルス感染症などさまざまである。また、原因不明の肋間神経痛もある。 肋間神経痛の診断は、医師による問診と身体診察、レントゲン検査やCT検査、MRI検査などによって行われる。 肋間神経痛の治療は、原因に応じて行われる。例えば、外傷による肋間神経痛の場合は、患部の安静と鎮痛剤の服用などが行われる。ウイルス感染症による肋間神経痛の場合は、抗ウイルス薬の服用などが行われる。 肋間神経痛は、適切な治療を受ければ、多くの場合、数週間から数カ月で回復する。しかし、中には、慢性化して長期間にわたって痛みが続くケースもある。
組織・制度

看護師必携!高度救命救急センターとは?

高度救命救急センターとは、救命救急センターに収容される患者のうち、特に広範囲熱傷、指肢切断、急性中毒などの特殊疾患患者を受け入れ、診察や治療が可能な施設を指します。高度救命救急センターは、通常の救命救急センターよりも高度な医療機器や設備を備え、特殊疾患患者を専門的に診療できる医師や看護師が配置されています。 高度救命救急センターは、1990年代初頭に、救命救急センターに収容される患者のうち、特に重症な患者や特殊疾患患者を専門的に診療することを目的として設置されました。高度救命救急センターは、救命救急センターよりも少ない数で設置されており、全国的に見てもその数は限られています。 高度救命救急センターでは、特殊疾患患者に対して、高度な医療機器や設備を用いた診療や治療が行われます。また、高度救命救急センターでは、特殊疾患患者の診療や治療に関する研究も行われています。
皮膚科

看護師必須の用語「エラスチン」の基礎知識

エラスチンの役割とは? エラスチンは、血管壁、肺、腱、皮膚などの伸展性が必要な組織に存在する線維状の蛋白質です。ゴムのように伸び縮みする性質を持ち、組織の伸展性を維持する役割を果たしています。また、エラスチンは、血管壁の弾力性を維持し、血圧を一定に保つ役割も果たしています。さらに、肺では、エラスチンが肺胞の伸展性を維持し、呼吸をスムーズに行うのに役立っています。皮膚では、エラスチンが皮膚の弾力性を維持し、シワやたるみを防ぐ役割を果たしています。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須!尿酸とは何か?

尿酸値の正常値とは? 尿酸値の正常値は、男性で4.0~7.0mg/dL、女性で2.6~6.0mg/dLとされています。尿酸値が高くなると、痛風や尿路結石の原因となることがあります。尿酸値を下げるためには、プリン体の多い食品(レバー、魚介類、豆類など)を控え、水分を十分に摂ることが大切です。また、運動をして尿酸を排出しやすくすることも効果的です。尿酸値が高い場合は、医師に相談して適切な治療を受けましょう。
その他

看護師が知っておくべき『至適体重』とは

至適体重とは、ある状態にとって極めて適した体重のことである。理想体重ともいい、透析患者や妊婦に対して使用される用語である。至適体重の算出式は、BMI(ボディマス指数)を用いる場合と、除脂肪体重(FFM)を用いる場合の2つがある。 BMIによる至適体重の算出式は、以下の通りである。 BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)) 至適体重は、BMI22~25を目安としている。BMIが22未満の場合は低体重、25を超える場合は過体重または肥満と判定される。 除脂肪体重による至適体重の算出式は、以下の通りである。 FFM=体重(kg)×(1-体脂肪率) 除脂肪体重は、筋肉、臓器、骨などの脂肪以外の組織の重量である。至適体重は、FFMが60%~70%を目安としている。FFMが60%未満の場合は低体重、70%を超える場合は過体重または肥満と判定される。 至適体重は、健康を維持するために重要な指標である。低体重の場合は、免疫力が低下したり、感染症にかかりやすくなったりする。過体重または肥満の場合は、心疾患、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まる。 至適体重を維持するためには、バランスのとれた食事と適度な運動を心がけることが大切である。食事は、野菜や果物、魚介類などの健康的な食品を多く摂るようにし、加工食品や高カロリーの食品は控えるようにする。運動は、ウォーキングや水泳、自転車乗りなど、有酸素運動を中心に行うようにする。
その他

看護師に必須!薬剤の服用回数に関する用語『t.i.d.』

看護師は、患者に薬を処方する際に、薬剤の服用回数に関する情報をカルテや処方箋に記載する必要があります。その際によく使用される用語が、「t.i.d.」「s.i.d.」および「b.i.d.」です。 「t.i.d.」は、「ter in die」の略で、1日3回を意味します。これは、最も一般的な服用回数であり、多くの薬剤が1日3回服用するよう指示されています。 「s.i.d.」は、「semel in die」の略で、1日1回を意味します。これは、比較的服用回数が少ない薬剤に用いられます。 「b.i.d.」は、「bis in die」の略で、1日2回を意味します。これは、1日3回よりも服用回数が少ないものの、1日1回よりも服用回数が多い薬剤に用いられます。 これらの用語は、カルテや処方箋に記載される薬剤の服用回数に関する情報をわかりやすく、簡潔に伝えるために使用されます。看護師は、これらの用語を正しく理解し、適切に使用することが重要です。
組織・制度

看護師に必須の用語『コードブルー』の基礎知識

コードブルーとは、患者の容態急変などの緊急事態が発生した場合に用いられる、救急コールのことである。コードネームで知らせることで、病院内の一般人などが混乱しないようにしている。コードブルーが全館放送でコールされた場合は、担当にかかわらず、手が空いている医師や看護師に至急全員集合してほしい場合である。スタットコールやドクターコールなどと言われることもある。 コードブルーは、患者の容態急変の際に、迅速な対応を行うために不可欠なものである。コードブルーが発生した場合、医師や看護師は、直ちに患者の状態を確認し、必要な処置を開始する。また、他のスタッフにもコードブルーを知らせ、協力してもらうことで、患者の救命に努める。 コードブルーは、病院内での緊急事態の際に、迅速かつ適切な対応を行うための重要な手段である。コードブルーが発生した場合、医師や看護師は、落ち着いて行動し、患者の救命に努めることが求められる。
感染

看護師に必須の用語『C型肝炎』

C型肝炎とは、C型肝炎ウイルス(HCV)が血液を介して肝臓に感染し、炎症を引き起こす病気のことです。成人の初感染からでも容易に慢性化し、ウイルス性肝炎の中で最も慢性化しやすいとされています。急性C型肝炎は比較的まれですが、他の急性肝炎と同様に全身倦怠感、食思不振、悪心・嘔吐、発熱、黄疸、肝腫大などの症状が見られます。慢性C型肝炎は多くは感染しても自覚症状のない不顕性感染であり、検診などで偶発的に見つかることが多いです。30~40%の患者が20年ほどの経過で肝硬変に移行する可能性があります。
組織・制度

看護師必見!『ナースバンク』とは?

ナースバンクは、看護師の就職を支援する、無料職業紹介サービスのことです。ナースバンク事業とも呼ばれ、費用は一切かかりません。ナースバンクで仕事の紹介を受けるには、各都道府県のナースセンターに出かけて直接問い合わせるほか、インターネットのe-ナースセンターを利用して申し込む方法があります。ナースバンク事業では、職業紹介のほかにも、再就職のための相談会や各種講習会の実施、合同採用説明会やイベントの運営などを行っています。
その他

看護師に必須!『ツッカ』ってなに?

「ツッカ」とは、ブドウ糖、ブドウ糖液を意味する業界用語である。ドイツ語の「Zucker(糖)」に由来している。医療業界では、注射剤や点滴などでブドウ糖を投与することが多く、その際に「ツッカ」という用語が使用される。また、「ツッカ」は、ブドウ糖を原料とした清涼飲料水や栄養補給食品の名称としても使用されることがある。 「ツッカ」の使用頻度の高い濃度5%のブドウ糖液は、「ゴプロツッカ」と呼ばれる。「プロ」とは「%(パーセント)」の意である。ゴプロツッカは、主に、点滴や注射剤として使用される。また、経口摂取できるゴプロツッカの製剤もあり、スポーツ選手などがエネルギー補給のために使用することがある。
その他

看護師に必須の用語『トリアージタグ』について

トリアージとは、災害時や事故などで多数の傷病者が発生したときに、医療資源を有効に活用するために、傷病者の重症度や緊急度を分類して、治療の優先順位を決めることです。トリアージタグはその分類を記録し、患者の治療の優先度をわかりやすく表示するために使用されます。 トリアージタグには一般的に、患者の氏名、性別、年齢、傷病部位、症状、処置内容、搬送先などが記載されます。また、傷病者の重症度や緊急度を色分けして表示しているものもあります。トリアージタグは、患者の身体に結びつけたり、患者の衣服に貼り付けたりして使用されます。 トリアージタグは、医療従事者が限られた医療資源を有効に活用し、傷病者の救命率を高めるために重要なツールです。また、トリアージタグは、傷病者の搬送先を決める際にも使用されます。
呼吸器

看護師に必須の用語『ラ音』とは?

ラ音とは、気管や気管支に異常があると、胸部聴診の際に聴こえる異常な肺音のことである。ラッセル音の略である。ベルクロラ音、副雑音ともいう。ベルクロ(Velcro)社製のマジックテープをはがすときの音に類似していることに由来する。 ラ音は、気管支炎、肺炎、肺気腫、肺浮腫、肺水腫、気胸などの疾患で聴取されることが多い。また、気管支拡張症や肺結核などの慢性疾患でも聴取されることがある。 ラ音は、気道内の分泌物や炎症によって気流が妨げられることで発生する。ラ音の強さや音色は、病変の程度や部位によって異なる。ラ音は、呼吸器疾患の診断や経過観察に有用である。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべき失禁の基礎知識

失禁とは、不随意に尿や便が漏れることであり、尿が漏れることを尿失禁、便が漏れることを便失禁と呼びます。通常、失禁といえば、この両者を指しますが、精神科領域では、本人が制御できずに激情が表出されることを感情失禁といいます。 失禁は、加齢や出産、神経障害、認知症など、さまざまな原因で起こり得ます。高齢者や出産後の女性は、特に失禁が起こりやすくなります。失禁は、恥ずかしいことと思われがちですが、決して恥ずかしいことではありません。失禁でお悩みの方は、医師や看護師に相談してください。適切な治療を受けることで、失禁を改善することができる場合があります。失禁は、本人に大きな苦痛を与えるだけでなく、家族や介護者にも負担をかけることがあります。失禁を予防するためには、普段から水分を十分に摂り、トイレに行く回数を増やすことが大切です。また、排尿訓練や骨盤底筋体操などを行うことで、失禁を改善することができる場合があります。
その他

来院直後心肺停止とは?

来院直後心肺停止の原因と症状 来院直後心肺停止の原因は、心臓性、呼吸性、その他の原因に大別されます。心臓性の原因としては、心筋梗塞や心筋症、不整脈などが挙げられます。呼吸性の原因としては、肺炎や気胸、気管支喘息などが挙げられます。その他の原因としては、外傷や中毒、低体温症などが挙げられます。 来院直後心肺停止の症状としては、意識消失、呼吸停止、心拍停止などが挙げられます。意識消失は、脳に十分な血液が供給されなくなったために起こります。呼吸停止は、肺に十分な空気が取り入れられなくなったために起こります。心拍停止は、心臓が収縮しなくなったために起こります。これらの症状がすべて同時に起こる場合もあれば、一部の症状のみが起こる場合もあります。
医療機器・設備・器具

聴診器とは?看護師に必須の診察用具を徹底解説

聴診器は、患者の皮膚に当てて体内の音を聴き取るために使用される医療器具です。聴診器の基本的な構造は、胸部当て、チューブ、耳当ての3つの部分から構成されています。胸部当ては、患者の皮膚に当てて音を拾う部分で、通常は金属製またはプラスチック製です。チューブは、胸部当てと耳当てをつなぐ部分で、ゴム製またはプラスチック製です。耳当ては、医師または看護師が耳に当てて音を聞く部分で、通常は金属製またはプラスチック製です。 聴診器の仕組みは、胸部当てが患者の皮膚に当てられたときに、患者の体内の音が振動として伝わり、チューブを伝わって耳当てに到達します。耳当てで振動は音に変換され、医師または看護師が聴くことができます。聴診器は、呼吸音、心音、腸蠕動音、血管雑音を聴くために使用されます。
腎・泌尿器

看護師必須!フォーリーカテーテルをわかりやすく解説

フォーリーカテーテルとは、尿道から膀胱内に留置するカテーテルの一種です。尿の排出を補助したり、膀胱の洗浄や治療に使用されます。フォーリーカテーテルは、医療の様々な場面で使用されており、看護師の必須アイテムのひとつです。 フォーリーカテーテルは、先端にバルーンがついており、バルーンを膨らませて膀胱内に留置します。バルーンが膨らむことで、カテーテルが抜け落ちることなく、尿を排出することができます。フォーリーカテーテルには、様々なタイプがあり、患者さんの状態に合わせて選択されます。 フォーリーカテーテルを留置する際には、感染を防ぐために無菌操作で行うことが重要です。また、カテーテルが正しく留置されているかを確認するために、定期的に観察する必要があります。フォーリーカテーテルは、尿の排出を補助したり、膀胱の洗浄や治療に使用されます。看護師は、フォーリーカテーテルを安全かつ効果的に留置し、患者さんの状態を適切に観察して、必要なケアを提供する必要があります。
脳・神経

看護師が知っておきたい『脳腫瘍』の基礎知識

脳腫瘍とは、頭蓋内において発生する新生物の総称です。頭蓋内には、脳、脳幹、小脳、脳脊髄液といった重要な組織や器官が密集しており、脳腫瘍によってこれらの組織や器官が圧迫されたり、障害を受けたりすることで、さまざまな症状が現れます。脳腫瘍は、その発生部位や組織学的特徴などによって分類されます。発生部位によって、大脳腫瘍、脳幹腫瘍、小脳腫瘍、髄膜腫、頭蓋底腫瘍などに分類されます。組織学的特徴によって、膠芽腫、髄芽腫、星細胞腫、神経膠腫、髄膜腫、聴神経腫瘍などに分類されます。 脳腫瘍の症状は、腫瘍の発生部位や大きさ、組織学的特徴などによって異なります。代表的な症状としては、頭痛、吐き気、嘔吐、視力障害、聴力障害、運動障害、感覚障害、言語障害、認知症などがあります。脳腫瘍の診断には、画像検査、血液検査、病理検査などが行われます。画像検査としては、MRI、CTスキャン、PET検査などが行われます。血液検査としては、腫瘍マーカー検査などが行われます。病理検査としては、組織生検、細胞診検査などが行われます。 脳腫瘍の治療法は、腫瘍の発生部位や大きさ、組織学的特徴、患者の年齢や全身状態などによって異なります。主な治療法としては、手術、放射線治療、化学療法、分子標的薬治療、免疫療法などがあります。手術は、脳腫瘍を摘出する方法です。放射線治療は、高エネルギーの放射線を腫瘍に照射する方法です。化学療法は、抗がん剤を投与する方法です。分子標的薬治療は、腫瘍細胞の増殖を阻害する薬剤を投与する方法です。免疫療法は、患者の免疫機能を高めて腫瘍細胞を攻撃する方法です。 脳腫瘍は、その発生部位や大きさ、組織学的特徴などによって、治療の難易度や予後が異なります。早期に発見され、適切な治療を受ければ、治癒したり、長期生存が可能になる場合もあります。しかし、悪性度の高い脳腫瘍の場合、治療が困難で、予後が不良になる場合もあります。
血液・造血

アレルギー検査のRISTとRAST

RISTとは、radioimmunosorbent test(放射性免疫吸着試験)の略語であり、IgEに対する特異抗体を用いて血清中のIgEの総量を測定する検査法です。I型アレルギーを疑う場合に行われる検査で、IgEの総量を測定することで、アレルギー反応を起こしているかどうかを調べることができます。 IgEは、アレルギー反応に関与する抗体の一種であり、ダニや花粉などのアレルゲンに接触すると産生されます。IgEは、肥満細胞や好塩基球などの表面に結合し、アレルゲンが再び接触すると、肥満細胞や好塩基球からヒスタミンなどの化学物質が放出されてアレルギー症状を引き起こします。 RISTは、血清中のIgEの総量を測定することで、アレルギー反応を起こしているかどうかを調べることができます。RISTの結果が陽性の場合、IgEの総量が多いため、何らかのアレルゲンにアレルギー反応を起こしている可能性があります。しかし、RISTの結果が陽性でも、必ずしもアレルギー症状が現れるわけではありません。
看護技術

看護師必須!コンタミネーションとは?

コンタミネーションとは、汚染や混入を意味する専門用語です。化学や医療などの分野で使われます。英語の contamination に由来し、略してコンタミと呼ばれることもあります。単なる混入ではなく、意図しない混入・汚染という意味合いが強く、マイナスのイメージが伴う言葉です。 医療の現場では、感染予防のためにコンタミネーションを避けることが重要です。例えば、医療従事者は、患者に触れる前に手を洗ったり、手袋をしたりすることで、コンタミネーションを防いでいます。また、医療機器や医薬品も、清潔に保つことでコンタミネーションを防いでいます。 食品の分野でも、コンタミネーションは問題となります。食品が細菌やウイルスに汚染されていると、食中毒を引き起こすおそれがあります。そのため、食品の製造や流通の過程では、コンタミネーションを避けるための対策が講じられています。 環境の分野でも、コンタミネーションは問題となります。大気や水、土壌が汚染されると、人体や生態系に悪影響を及ぼすおそれがあります。そのため、環境汚染を防ぐための対策が講じられています。