皮膚科

知っておきたい看護師用語『コラーゲン』

コラーゲンは、人間の全タンパク質の約30%を占めるタンパク質の一種です。真皮、靭帯、腱、骨、軟骨などのさまざまな組織に強度と弾力性を与える役割を果たしています。コラーゲンは、アミノ酸が鎖状に結合した構造をしています。この鎖は、3本がねじれて三重らせん構造を形成しています。三重らせん構造は、コラーゲンに強度と弾力性を与えています。 コラーゲンは、体内で合成されます。コラーゲンの合成には、ビタミンC、亜鉛、銅などの栄養素が必要です。コラーゲンの合成は、加齢とともに減少します。そのため、加齢とともに、肌のたるみやシワ、関節の痛みなどの症状が現れます。 コラーゲンは、サプリメントや化粧品など、さまざまな製品に配合されています。サプリメントを摂取することで、コラーゲンの生成を促進し、肌のたるみやシワ、関節の痛みなどの症状を改善することができます。化粧品を塗ることで、コラーゲンの生成を促進し、肌の弾力性を高めることができます。
耳鼻咽喉科

看護師が知っておきたい!『耳下腺』とは?

耳下腺は、大唾液腺の一つで、最も大きな唾液腺です。形はほぼ三角形を呈しており、下顎骨の後部に接し、外耳道の前下方に位置しています。耳下腺管が耳下腺の前面から咬筋の表面を横切り、上顎第2大臼歯の高さで口腔内へ開口します。 耳下腺は、唾液を分泌する役割を担っています。唾液は、食物を消化しやすくしたり、口の中を潤したりする働きがあります。また、耳下腺には、免疫グロブリンAという抗体が含まれており、細菌やウイルスから体を守る役割も担っています。 耳下腺は、様々な疾患を発症する可能性があります。最も多いのが、耳下腺炎です。耳下腺炎は、細菌やウイルスに感染して耳下腺が炎症を起こす病気です。耳下腺炎になると、耳下腺が腫れて痛みが出たり、発熱や悪寒などの症状が出たりします。 耳下腺には、腫瘍ができることもあります。耳下腺腫瘍は、良性腫瘍と悪性腫瘍の両方が存在します。良性腫瘍は、耳下腺の機能に影響を与えることはほとんどありませんが、悪性腫瘍は、耳下腺の機能に影響を与えたり、転移して他の臓器にまで広がったりする可能性があります。 耳下腺の疾患は、早期に発見して治療することが大切です。耳下腺に腫れや痛みなどの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
内分泌・代謝・栄養

抗セントロメア抗体とは?

抗セントロメア抗体は、染色体の中心部のセントロメア部位に存在する抗原に対して産生される自己抗体です。全身性強皮症(こうぜんせいきょうひしょう、systemic sclerosis、SSc)に特異的な自己抗体として知られており、SScの診断において重要な役割を果たしています。SScは、皮膚、肺、腎臓、心臓など全身の様々な臓器が硬化して機能障害をきたす膠原病の一種です。 抗セントロメア抗体は、SScの患者さんの約30~50%に陽性となります。SScの臨床症状は、皮膚の硬化、レイノー現象、肺線維症、腎障害などが主なものですが、抗セントロメア抗体が陽性の場合、皮膚の硬化やレイノー現象などの皮膚症状が強く現れることが多いとされています。また、抗セントロメア抗体が陽性の患者さんは、SScの中でも経過が比較的良好な傾向があることが報告されています。
その他

トファシチニブ:関節リウマチの治療に使用される分子標的治療薬

トファシチニブ(とふゃしにちぶ、Tofacitinib)とは、分子標的治療薬の一種である。商品名はゼルヤツ®。主に関節リウマチの治療に使用される。トファシチニブは細胞のシグナル伝達を阻害することで、炎症反応を抑制する。関節リウマチの治療に用いられるが、他の疾患にも使用される可能性がある。トファシチニブの主な副作用は、上気道感染症、下痢、頭痛などである。トファシチニブは、関節リウマチの症状を改善し、関節の破壊を遅らせる効果が期待される。トファシチニブは、他の薬剤との併用が推奨される。トファシチニブは、関節リウマチの治療において、有効性と安全性が確認されている。トファシチニブの長期的な安全性は、まだ十分に確立されていない。トファシチニブは、関節リウマチの治療において、有効な薬剤である。トファシチニブは、他の薬剤との併用が推奨される。トファシチニブは、関節リウマチの治療において、有効性と安全性が確認されている。トファシチニブの長期的な安全性は、まだ十分に確立されていない。
その他

看護師必携!V6(ぶいろく)とは?

V6とは、12誘導心電図において、紫の電極を使い、V4と同じ高さの水平線と前腋窩線上の交点から心臓の電気活動を捉える、胸部誘導の1つである。V6は、右室の壁の動きを捉えるのに適した誘導であり、右室肥大や右室梗塞の診断に有用である。また、V6は、心筋梗塞の診断にも有用である。心筋梗塞が起こると、心筋の細胞が壊死し、電気信号が伝わりにくくなる。この結果、心電図に異常が現れる。V6は、心筋梗塞が起こった部位を特定するのに役立つ誘導である。
小児科

【対称性緊張性頸反射】とは?

対称性緊張性頸反射は、乳児に見られる原始姿勢反射の一つです。腹臥位で顎を上げると腕が伸びて足が屈曲し、顎を下げると、逆に腕が曲がって足が伸びます。生後6カ月頃から発達し、11カ月頃に見られなくなります。 対称性緊張性頸反射は、乳児が頭部を上げたり下げたりすることで、体幹や四肢の筋肉を調整し、姿勢を制御するのに役立っています。また、この反射は、乳児が周囲の環境を認識したり、手や足を協調して動かしたりするのに役立っています。 対称性緊張性頸反射が正常に発達しないと、乳児は姿勢を制御することが困難になり、発育や運動の発達が遅れることがあります。そのため、対称性緊張性頸反射が正常に発達しているかどうかを定期的にチェックすることが重要です。
腎・泌尿器

看護師に必須の用語「ハルン(尿)」の意味と使い方

ハルン(はるん)とは、尿を意味する医療用語のことである。ドイツ語のHarnより。医療現場で用いられる用語には、他にエント(えんと)、カイザーなどがある。 ハルンという言葉の語源は、古高ドイツ語のharaであり、これは「水」または「液体」を意味する。その後、中世ドイツ語のharnとなり、最終的には現代ドイツ語のHarnとなった。ハルンという言葉は、英語のurineにも関連しており、これは古フランス語のurineから派生したものである。 ハルンという言葉は、医療現場で広く使用されており、尿検査や尿路感染症などの際に頻繁に使用される。また、ハルンという言葉は、尿失禁や尿道カテーテルなどの尿に関する医療機器や治療法にも使用される。
循環器

IABPの技術を学び、患者さんの心機能をサポートしよう

大動脈内バルーンパンピング法(IABP)とは、急性心筋梗塞などで心臓の左心室が機能不全に陥ったとき、大動脈内バルーンを胸部下行大動脈に留置することで、心電図または動脈圧と同期し、膨張・収縮させ、心機能を補助する機械的補助循環法の一つである。IABPは、心臓のポンプ機能を補助し、血圧を維持し、組織への酸素供給量を増やすことで、心筋梗塞による心機能低下に伴う症状を軽減し、回復を促進させる。IABPは、急性心筋梗塞の患者だけでなく、心臓手術後や、心臓移植後の患者にも使用される。IABPは、心臓のポンプ機能を補助する機械的補助循環法であり、急性心筋梗塞の患者だけでなく、心臓手術後や、心臓移植後の患者にも使用される。IABPは、心臓のポンプ機能を補助し、血圧を維持し、組織への酸素供給量を増やすことで、心筋梗塞による心機能低下に伴う症状を軽減し、回復を促進させる。
小児科

看護師必携の用語『コット』とは

コットとは、産婦人科や小児科で使用されている、新生児用のキャリーベッドのことである。キャスターのついた、足の長いワゴンのような外観で、上段が透明なケース状になっている。保育器(クベース)のように、新生児や未熟児の体温管理や呼吸を助ける機械はついていない。 コットは、新生児を運搬したり、診察したり、処置をしたりする際に使用される。また、新生児が寝ている間、保護者が見守るためにも使用される。コットは、新生児の安全を確保するために、様々な安全対策が施されている。例えば、コットの側面には、新生児が落下しないようにするための柵が設置されている。また、コットの底には、新生児が快適に過ごせるようにするためのクッションが敷かれている。
整形外科

看護師に必須の用語『デニス・ブラウン副子’

デニス・ブラウン副子は、1930年代に英国の整形外科医であるデニス・ブラウン卿によって開発されました。ブラウン卿は、内反足の治療に苦労しており、より効果的な方法を模索していました。ある日、ブラウン卿は、内反足の子供用の靴に金属のバーを取り付け、足の角度を調整できるようにしたところ、子供の足が正しい方向を向くようになったことに気づきました。これがデニス・ブラウン副子の原型です。 ブラウン卿は、デニス・ブラウン副子をさらに改良し、1934年に論文を発表しました。この論文は、内反足の治療に大きな注目を集め、デニス・ブラウン副子は世界中で使用されるようになりました。デニス・ブラウン副子は、内反足の治療に非常に効果的であり、現在でも広く使用されています。
消化器

看護師に必須の用語『ランソプラゾール』

ランソプラゾールの作用は、プロトンポンプを阻害することで胃酸の分泌を抑制することです。プロトンポンプとは、胃壁の細胞に存在する酵素で、胃酸の分泌に関与しています。ランソプラゾールはこの酵素を不可逆的に阻害するため、胃酸の分泌を抑制する効果が強く、持続時間が長くなります。 ランソプラゾールは、胃酸過多や逆流性食道炎などの胃腸疾患の治療に使用されます。また、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を服用している患者さんの胃粘膜保護にも使用されます。 ランソプラゾールを服用する際には、以下の点に注意が必要です。 * 空腹時に服用する。 * 服用後30分は横にならない。 * 他のお薬との相互作用に注意する。 * 妊娠中や授乳中は医師に相談する。 ランソプラゾールを服用中に、腹痛や下痢などの副作用が現れることがありますが、これらの副作用は通常軽度で、数日で消失します。もし、副作用が気になる場合は、医師に相談してください。
小児科

看護師が理解しておくべき自閉スペクトラム症の基礎知識

自閉スペクトラム症の特徴は、社会的なコミュニケーションと相互作用の障害、パターン化された行動や興味、感覚的な問題などが挙げられます。 社会的なコミュニケーションと相互作用の障害としては、他者と目線を合わせるのが難しい、非言語的なコミュニケーションがうまく理解できない、会話のやり取りが困難、自分の興味のあることばかりを話して相手の話を聞かない、などの症状があります。 パターン化された行動や興味としては、特定の動作を繰り返し行う、特定の物に強く執着する、変化を嫌がるなどの症状があります。 感覚的な問題としては、特定の音や光に過敏に反応する、触られることを嫌がる、味覚や嗅覚が過敏になるなどの症状があります。 自閉スペクトラム症の特徴は、人によって程度や症状の内容が異なります。そのため、一人ひとりの特徴に合わせて、適切な支援を行う必要があります。
皮膚科

脂漏性皮膚炎とは?原因や症状、治療法を解説

脂漏性皮膚炎とは、頭部や顔面、頸部、前胸部、腋の下、鼠径部など、皮脂の多い部位に炎症を起こす皮膚炎です。原因は、マラセチア・フルフルや黄色ブドウ球菌など、常在菌の増加や、過剰な皮脂の分泌などが考えられています。 脂漏性皮膚炎は、新生児期、思春期、更年期など、ホルモンバランスが変化する時期に発症しやすい傾向があります。また、ストレスや睡眠不足、栄養バランスの偏りなども発症のリスクを高めるといわれています。 脂漏性皮膚炎の症状は、部位によって異なりますが、いずれも皮脂で覆われたかゆみのある赤みがあるのが特徴です。頭部では、フケやカサつきが目立ちます。顔面では、鼻の周りや眉間、髪の生え際などに症状が出やすく、皮脂が詰まって毛穴が目立つこともあります。前胸部や背中では、黄色い塊状の皮脂がこびりついていることがあります。 脂漏性皮膚炎の治療は、症状に合わせて行われます。軽症の場合は、市販の抗真菌薬やステロイド軟膏を使用します。重症の場合は、抗生物質やステロイド剤を内服したり、光線療法を受けたりすることもあります。
産婦人科

卵管疎通性検査の基礎知識と検査の重要性

卵管疎通性検査の目的は、卵管の異常を検出することであり、主に不妊治療の一環として行われます。卵管は、卵子と精子が移動する管であり、この管が癒着や閉塞などで異常があると、妊娠が難しくなる場合があります。卵管疎通性検査では、卵管の状態を調べることで、妊娠を妨げる異常がないかどうかを確認することができます。また、卵管疎通性検査には、卵管以外の異常を調べる目的もあります。例えば、子宮の変形や奇形、ポリープ、筋腫などの異常を調べることもできます。これらの異常があると、妊娠を妨げるだけでなく、流産や早産などのリスクも高まる場合があります。そのため、卵管疎通性検査では、卵管だけでなく、子宮の状態も同時に調べることが重要です。
消化器

看護師が知っておくべきピロリ菌の基礎知識

ピロリ菌は、人間の胃に生息する細菌の一種です。正式名称はヘリコバクター・ピロリと言い、らせん状をしたグラム陰性菌です。強い酸性下でも生育できるため、胃の中で長期間生存することができるという特徴があります。ピロリ菌は、胃粘膜に感染して炎症を引き起こし、胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんの原因となる可能性があります。また、ピロリ菌は、十二指腸潰瘍や胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病など、さまざまな疾患の発症にも関連していると考えられています。ピロリ菌に感染しているかどうかを調べるには、内視鏡検査や便検査、血液検査などがあります。ピロリ菌に感染している場合は、抗菌薬を投与して除菌を行います。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『成長ホルモン』

成長ホルモンとは、下垂体前葉から分泌されるホルモンで、文字通り成長を促進する作用や代謝作用を有する。具体的な作用としては、骨細胞の合成やタンパク質の合成促進、脂肪分解による血糖値の維持などがある。 成長ホルモンは、子供の発育に欠かせないホルモンであり、成長期には大量に分泌される。しかし、思春期以降は分泌量が減少し、成人になるとほぼ分泌されなくなる。成長ホルモンが不足すると、小人症や思春期遅れなどの症状が現れる。また、成人になってから成長ホルモンが不足すると、肥満や糖尿病などの症状が現れることがある。 成長ホルモンは、下垂体前葉から分泌されるホルモンである。下垂体前葉は、脳の下にある小さな臓器で、様々なホルモンを分泌している。成長ホルモンは、下垂体前葉から分泌されると、血液中を流れて全身の細胞に作用する。成長ホルモンは、細胞の成長や分裂を促進し、筋肉や骨を強くする働きがある。また、成長ホルモンは、脂肪の分解を促進し、血糖値を維持する働きもある。
感染

看護師必携用語解説:水痘編

水痘の原因は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)による初感染です。VZVは、ヘルペスウイルス科の水痘帯状疱疹ウイルス属に属するウイルスです。水痘は、空気感染、飛沫感染、接触感染によって広がります。空気感染は、感染者が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ飛沫が空気中に放出され、それを吸い込むことで感染します。飛沫感染は、感染者が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ飛沫が周囲に飛び散り、それを吸い込むことで感染します。接触感染は、感染者の皮膚の水疱や膿疱に直接触れることで感染します。水痘は、発疹出現の1~2日前から出現後4~5日、もしくは痂疲化するまでは伝染力があります。 水痘の症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、食欲不振などです。発疹は、顔、体幹、四肢にできることが多く、最初は小さな赤い斑点ですが、次第に水疱になり、膿疱になっていきます。水疱は、かゆみを伴うことが多く、掻き壊すと跡が残ることがあります。水痘は、通常、7~10日間で治りますが、重症化すると肺炎、脳炎、肝炎などの合併症を起こすことがあります。
整形外科

髄内釘と骨折治療

髄内釘とは、骨折部位を固定するために骨髄内に挿入する釘のことである。ネールやネイル、ロッドと呼ばれることもある。骨の端の部分から髄腔(ずいくう骨の中にある空洞)に打ち込むため、骨折した部分の骨を切開する必要がない。比較的大きな骨の骨幹部が骨折した場合に用いることが多い。 髄内釘は髄腔に挿入しやすいよう細長い形状になっている。骨内で動いてしまわないようにスクリュー状の釘がサイドから埋め込まれているものや、骨折部分に適度な圧力をかけて骨癒合(こつゆごう骨折部分の修復)を促すために斜めにスクリュー状の釘が埋め込まれているものもある。 髄内釘は一般的に金属でできており、軽さだけでなく錆びにくさを追求したチタンなどの特殊金属が利用されていることも多い。
消化器

仮性ヘルニアについて理解しよう

仮性ヘルニアとは、ヘルニアの中でも、ヘルニア嚢が存在しないタイプを指す。ヘルニアとは、体の内側の内容物が、本来あるべき場所から飛び出した状態を指す。ヘルニア嚢とは、飛び出した内容物を包み込む袋状の膜のことである。仮性ヘルニアの場合、ヘルニア嚢が存在しないため、飛び出した内容物は直接、体の外側に出ることになる。 仮性ヘルニアは、比較的まれなタイプのヘルニアである。ヘルニア全体の1%にも満たないとされている。仮性ヘルニアは、どの部位でも発生する可能性があるが、最も多く発生するのは横隔膜の後外側である。横隔膜は、胸腔と腹腔を隔てる筋肉の膜である。横隔膜の後外側に発生する仮性ヘルニアは、Bochdalekヘルニアと呼ばれる。Bochdalekヘルニアは、新生児に多く発生する。 仮性ヘルニアの症状は、ヘルニアの部位や大きさによって異なる。横隔膜の後外側に発生するBochdalekヘルニアの場合、呼吸困難やチアノーゼ(皮膚や粘膜が青紫色になること)などの症状が現れることがある。また、仮性ヘルニアが大きくなると、腸閉塞や絞扼性イレウス(腸がねじれて血流が遮断される状態)などの重篤な合併症を引き起こす可能性がある。 仮性ヘルニアの治療は、ヘルニアの部位や大きさ、症状によって異なる。無症状の小さな仮性ヘルニアであれば、経過観察のみで治療を行う場合もある。しかし、症状がある場合や、ヘルニアが大きくなってきている場合は、手術による治療が必要となる。手術は、飛び出した内容物を元の位置に戻し、ヘルニアの部分を縫合して補強する。
消化器

内鼠径ヘルニアとは?その特徴を解説

内鼠径ヘルニアとは、Hesselbach三角という下腹壁動静脈の内側の抵抗の弱まった部分から、腹膜の袋が押し出されて外鼠径輪(そけいりん)に脱出する病気です。Hesselbach三角は、下腹壁の中で最も抵抗の弱い部分であり、ここに腹膜の袋が押し出されやすくなります。外鼠径輪とは、太ももの付け根にある筋肉と靱帯の隙間で、精管や血管が通る場所です。内鼠径ヘルニアは、この外鼠径輪を通り抜けて、鼠径部に脱出します。内鼠径ヘルニアは、鼠径ヘルニアの一種ですが、鼠径ヘルニアの中では比較的まれな病気です。男性に多く、女性はまれです。内鼠径ヘルニアは、鼠径部の膨らみや痛み、吐き気や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。また、内鼠径ヘルニアは、嵌頓(かんとん)を起こすことがあります。嵌頓とは、ヘルニアが脱出した後に元の位置に戻らなくなる状態のことです。嵌頓を起こすと、ヘルニアが壊死を起こして、腹膜炎や敗血症を引き起こすことがあります。内鼠径ヘルニアは、手術によって治療します。手術は、腹腔鏡手術で行うことが多いです。腹腔鏡手術とは、腹部に小さな穴を開けて、そこからカメラや手術器具を挿入して手術を行う方法です。腹腔鏡手術は、従来の手術よりも侵襲が少なく、術後の回復が早いというメリットがあります。
血液・造血

看護師に必須!『同種骨髄移植とは』

同種骨髄移植とは、健康なドナーから採取した骨髄細胞を、がん患者に移植する治療法です。がん細胞を死滅させるために、化学療法や放射線療法などの強力な治療法の前に、患者に残存するがん細胞を減少させるために、大量の抗がん薬や全身放射線照射が行われます。その後、健康なドナーから採取した造血幹細胞を患者に移植します。造血幹細胞は、新しい血液細胞を作り出す細胞であり、患者の骨髄に移動してそこで増殖し、新しい健康な血液細胞を作り出します。同種骨髄移植は、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液のがんの治療法として用いられます。また、骨髄異形成症候群や再生不良性貧血などの骨髄の病気の治療にも用いられます。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『術野』とは

術野とは、手術を行っている、目で見える部分のことである。例えば、手術の際、手元を視認できるように腹壁や臓器等をカギ状の医療器具で押さえることを、「術野を広げる」という。術野は、手術を受ける患者の安全を確保するためにも重要であり、手術を行う医療従事者は、術野を清潔に保ち、細菌の感染を防ぐために、さまざまな対策を講じている。 術野は、手術の対象となる部位によって異なる。例えば、腹腔内手術の場合は、腹壁を切開して術野を確保する。また、胸腔内手術の場合は、胸壁を切開して術野を確保する。術野の大きさは、手術の内容や患者の状態によって異なるが、一般的には、手術を行うことができる大きさになるように確保される。
その他

看護師必須『オマリズマブ』の豆知識

オマリズマブとは、重症アトピー型(アレルギー型)喘息の治療と特発性の慢性蕁麻疹の治療に用いられる注射薬です。分子標的治療薬の一つで、重症アトピー型喘息と慢性蕁麻疹を治療するための抗体薬です。オマリズマブは、体内のIgE抗体の量を減らすことで、アレルギー反応を抑制します。IgE抗体は、アレルゲン(アレルギーの原因物質)に反応して産生される抗体です。オマリズマブは、IgE抗体が産生されるのを抑制することで、アレルギー反応を防ぎます。 オマリズマブは、2週間ごとに皮下注射されます。治療は通常、12か月間継続されます。オマリズマブは、喘息や慢性蕁麻疹の症状を改善し、発作の数を減らし、薬の量を減らすのに役立ちます。オマリズマブは、安全性と忍容性が良好な薬剤とされており、副作用は通常軽度で、注射部位の痛みや腫れ、頭痛、疲労、鼻咽頭炎などが報告されています。
血液・造血

看護師必見!出血とは?種類別分類と対処法

-出血の定義と種類- 出血とは、血液が血管外に流出することです。出血は、外傷性と非外傷性に分けられます。外傷性出血は、外傷によって血管が破裂して発生する出血です。非外傷性出血は、外傷とは無関係に血管が破裂して発生する出血です。 出血は、出血する血管の大きさによって、大出血、中等度出血、小出血に分類されます。大出血は、短時間で大量の血液が失われる出血です。中等度出血は、短時間で大量の血液が失われる出血ですが、大出血ほどではありません。小出血は、短時間で少量の血液が失われる出血です。 出血は、出血する部位によって、動脈出血、静脈出血、毛細血管出血に分類されます。動脈出血は、動脈から出血する出血です。静脈出血は、静脈から出血する出血です。毛細血管出血は、毛細血管から出血する出血です。 出血は、出血する血液の量によって、急性出血と慢性出血に分類されます。急性出血は、短時間で大量の血液が失われる出血です。慢性出血は、長期間にわたって少量の血液が失われる出血です。 出血は、出血する血液の色によって、鮮血出血と暗赤色出血に分類されます。鮮血出血は、出血する血液の色が鮮やかな赤色の出血です。暗赤色出血は、出血する血液の色が暗赤色の出血です。