検査・診断

看護師知っておきたい「ヘモグロビン」

ヘモグロビンの役割を知る ヘモグロビンは、体内の各組織に酸素を運ぶはたらきをする複合タンパク質です。ヘモグロビンは、赤血球に含まれる鉄を含むタンパク質で、酸素と二酸化炭素を結合したり、放出したりすることができます。酸素は肺から取り込まれ、ヘモグロビンと結合して体内の各組織に運ばれます。二酸化炭素は体内の各組織から発生し、ヘモグロビンと結合して肺に運ばれ、排出されます。 ヘモグロビンは、体内で酸素を運搬する重要な役割を果たしています。ヘモグロビンが不足すると、酸素が体内の各組織に十分に運搬されなくなり、貧血になります。貧血は、疲労感、息切れ、動悸、めまいなどの症状を引き起こします。 ヘモグロビンの基準値は、男性で14~18g/dL、女性で12~16g/dLです。ヘモグロビンの値が基準値よりも低い場合は、貧血の可能性があります。貧血の原因は、鉄分不足、ビタミンB12不足、葉酸不足、慢性疾患などがあります。貧血が疑われる場合は、医師に相談して検査を受けましょう。
脳・神経

看護師必須の用語『傾眠』とは?

傾眠とは、意識障害(意識混濁)の程度の一つであり、周囲からの刺激があれば覚醒するが、すぐに意識が混濁する状態を指します。別名として、昏迷とも呼ばれます。傾眠は、見当識傷害(場所と時間が分からなくなる)、健忘(直前の出来事の記憶がない)、自発的運動の低下(ベッドに寝たきりの生活になりやすくなる)、摂食嚥下障害(食事は口に入れると自ら咀嚼し、嚥下できることもある)などの症状を引き起こす可能性があります。
医療機器・設備・器具

看護師必見!人工心肺装置について解説

人工心肺装置とは、心臓と肺の機能を代行する医療機器のことです。CPB(cardio-pulmonary bypass)とも呼ばれています。心臓を手術する際には、心臓の拍動を止め、心臓と肺に流れている血液を遮断する必要があります。その間は、機器により呼吸(肺)と循環(心臓)の機能を代行しなければなりません。人工心肺装置は、心臓に代わって全身に血を巡らせるポンプ作用と、肺の代わりとして二酸化炭素を排除し、酸素を取り込むガス交換作用を持っています。 人工心肺装置は、心臓手術や肺手術、心臓移植手術など、さまざまな心臓外科手術で使用されています。また、心臓や肺の機能が低下している患者さんの集中治療室でも使用されています。人工心肺装置は、患者の命を救うために欠かせない医療機器です。
小児科

看護師に必須の用語 水ぼうそう

水ぼうそうは、非常に感染力の強い病気であり、ほとんどの子供は10歳までに水ぼうそうになると言われています。症状は、水疱性(水ぶくれ)の発疹、発熱、頭痛、筋肉痛、食欲不振、疲労感などです。発疹は、通常、顔や体幹から始まり、その後、手足に広がります。発疹は、かゆみを伴うことが多く、引っ掻くと跡が残ることがあります。水ぼうそうは、通常、7~10日で治りますが、合併症が起こることもあります。合併症としては、細菌感染、脳炎、肺炎などがあります。水ぼうそうは、ワクチンで予防することができます。ワクチンは、1歳から12歳までの子供に接種することが推奨されています。
小児科

看護師のためのひきこもりとは:必要な用語解説

-ひきこもりとは何か?- ひきこもりとは、さまざまな要因の結果として、社会的参加(義務教育を含む就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、6か月以上にわたって家庭にとどまり続けている状態、と厚生労働省にて定義される。ひきこもりは、精神障害の一種ではなく、社会的な問題である。 ひきこもりは、思春期や若年成人期に多くみられるが、高齢者にもみられる。ひきこもりの原因は、はっきりとは解明されていないが、社会的孤立、家族関係の不和、学校や職場でのいじめ、経済的な問題など、さまざまな要因が関連していると考えられている。 ひきこもりは、社会的な孤立や、生活習慣の乱れ、精神的な問題など、さまざまな健康上の問題を引き起こす可能性がある。また、ひきこもりが長期間続くと、社会復帰が困難になることもある。 ひきこもりの治療法は、ひきこもりの原因や状態に合わせて、個別に検討される。ひきこもりの早期発見と早期介入が重要である。
呼吸器

気管内チューブの種類と使用方法

気管内チューブの使用には、いくつかの注意が必要です。 まず、チューブのずれや誤抜去を防ぐため、粘着テープを使用して口の周囲に固定する必要があります。気管内チューブホルダー(チューブを固定する専用の器具)も販売されていますが、利便性、経済性から、通常は粘着テープとバイトブロック(歯の咬合からチューブを守る医療器具)を適切に用います。 また、気管内チューブの固定位置と深さ、サイズは記録しておきましょう。 気管内チューブを数日間に渡って使用する際は、口腔ケアと合わせて1日1回は粘着テープを貼りかえます。皮膚の清拭を必ず行い、清潔を保ちましょう。 使用後は廃棄し、再滅菌したり再使用したりしないでください。保管時は品質の劣化を防ぐため、直射日光や蛍光灯を避けパッケージに入れたまま保管します。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『橋本病』

橋本病は、甲状腺を慢性的に破壊する自己免疫疾患です。甲状腺は、首の前部にある小さな器官で、新陳代謝、成長、発達を調節するホルモンを分泌しています。橋本病になると、甲状腺は徐々に破壊され、ホルモン分泌が低下していきます。橋本病は、女性に多くみられ、30〜50歳の年齢層で発症することが多いです。橋本病の原因は、まだ十分に解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因が関与していると考えられています。橋本病の症状は、甲状腺機能低下症の症状と似ています。主な症状としては、疲労感、倦怠感、体重増加、便秘、皮膚の乾燥、冷え性などが挙げられます。橋本病は、血液検査や甲状腺エコー検査によって診断されます。橋本病の治療は、甲状腺機能低下症の治療と同様に行われます。甲状腺ホルモン剤を服用することで、甲状腺ホルモンの不足を補い、症状を改善していきます。橋本病は、早期に発見して治療を始めることが大切です。
循環器

看護師に必須の用語『スリル』について

スリルの種類 スリルは、心雑音が非常に大きい時に、その振動を胸壁から手で触れることができるようになる状態のことである。振戦ともいう。スリルの種類は、心雑音の種類によって異なる。 最もよく見られるスリルの種類は、収縮期スリルである。収縮期スリルは、心室が収縮する際に発生する心雑音によって引き起こされるスリルである。収縮期スリルの多くは、心臓弁膜症によって引き起こされる。心臓弁膜症は、心臓の弁が正常に機能しなくなる状態である。心臓弁膜症があると、血液が心臓から正常に送り出されなくなり、心雑音が発生する。 もう一つのよく見られるスリルの種類は、拡張期スリルである。拡張期スリルは、心室が拡張する際に発生する心雑音によって引き起こされるスリルである。拡張期スリルの多くは、心筋症や心不全によって引き起こされる。心筋症は、心臓の筋肉が弱くなる状態である。心不全は、心臓が正常に機能しなくなる状態である。心筋症や心不全があると、心室が拡張する際に正常に収縮できなくなり、心雑音が発生する。 スリルの種類は、心雑音の種類によって異なる。スリルは、心雑音の程度によって、強弱や大きさの違いがある。また、スリルは、心雑音の発生部位によって、胸壁の異なる部位で触れることができる。
感染

看護師に必須の用語『マイコプラズマ』とは

マイコプラズマとは、細胞壁を持たない一般細菌よりも小さい微生物である。細菌よりも小さく、ウイルスよりも大きい。直径が0.1~0.3マイクロメートルで、細胞壁がないため、他の細菌とは異なってグラム染色も受けない。マイコプラズマは、あらゆる環境で発見されているが、特に動物と植物の粘膜に生息している。ヒトでは、肺炎、尿路感染症、性感染症などの原因となる。マイコプラズマは、抗生物質に耐性を持つことが多く、治療が難しい場合がある。 マイコプラズマは、その小さなサイズと細胞壁がないという特徴のため、他の細菌とは異なる性質を持っている。マイコプラズマは、細胞壁がないため、他の細菌のように分裂することができない。そのため、他の細菌のように増殖することができず、宿主細胞に寄生して増殖する。マイコプラズマは、宿主細胞に寄生すると、宿主細胞の栄養素を奪って増殖する。マイコプラズマの感染は、宿主細胞に損傷を与え、さまざまな症状を引き起こす。 マイコプラズマの感染は、さまざまな症状を引き起こす。肺炎、尿路感染症、性感染症などの原因となる。マイコプラズマ肺炎は、咳、発熱、倦怠感などの症状を引き起こす。マイコプラズマ尿路感染症は、排尿時の痛み、頻尿、下腹部痛などの症状を引き起こす。マイコプラズマ性感染症は、性器の痛み、分泌物の増加、排尿時の痛みなどの症状を引き起こす。 マイコプラズマの感染は、抗生物質で治療することができる。しかし、マイコプラズマは、抗生物質に耐性を持つことが多く、治療が難しい場合がある。マイコプラズマの感染を予防するためには、手洗いを励行し、性交渉の際にはコンドームを使用することが大切である。
呼吸器

看護師必見!換気モードの基本知識とその種類

換気モードとは、人工呼吸器の設定を指し、患者の呼吸をどのように補助するかによって分類されます。人工呼吸器は、患者の呼吸を補助したり、完全に代替したりする医療機器です。換気モードは、患者の呼吸状態や病態に合わせて選択されます。換気モードは大きく分けて、強制換気モードと補助換気モードの2種類に分類されます。強制換気モードは、人工呼吸器が患者の呼吸を完全に代替するモードです。補助換気モードは、人工呼吸器が患者の呼吸を補助するモードです。補助換気モードには、持続的陽圧換気(CPAP)、気道内陽圧換気(IPPV)、二相性陽圧換気(BIPAP)などがあります。
医療機器・設備・器具

看護師の知識として取り入れよう!『キント』とは?

キントとは、「小児科」を示す用語である。ドイツ語で、子供をKindといい、そこから派生したものである。英語ではpediatricsといい、PEDと呼ばれることもある。小児科は、乳幼児から思春期までの子供たちの健康管理と治療を行う診療科である。一般的には、生後1か月から15歳までの子供たちを対象としている。小児科医は、子供たちの成長発達を診て、病気やケガの治療を行う。また、予防接種や健康診断も行う。キントは、子供たちの健康を守るために欠かせない診療科である。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておきたいドライマウスについて

ドライマウスとは、口腔内が乾燥している状態である。この症状は、さまざまな原因で起こりうる。最も一般的な原因は、病気や薬剤の副作用である。糖尿病、シェーグレン症候群、HIV/エイズなどの病気は、ドライマウスを引き起こす可能性がある。抗うつ薬、抗ヒスタミン薬、降圧薬などの薬剤も、ドライマウスの副作用として知られている。加齢、飲酒、喫煙などの生活習慣も、ドライマウスを引き起こす可能性がある。ドライマウスは、口腔内の乾燥感、口渇、舌のひび割れ、口臭、味覚障害などの症状を引き起こす。ドライマウスは、歯周病や虫歯のリスクを高める可能性がある。
脳・神経

看護師に必須の用語『下顎反射』

下顎反射とは 下顎反射は、腱反射の一種で、外側翼突筋と内側翼突筋の筋伸張反射である。筋伸張反射とは、筋肉を伸ばすことで引き起こされる反射のことである。下顎反射の場合、下顎が下方へ向けて引っ張られることによって咬筋と側頭筋が収縮し、下顎が元の位置に戻る。 この反射は、咀嚼や発音などの動作を制御するのに役立っている。また、下顎の痛みや炎症などの異常を検出するのにも役立っている。 下顎反射は、下顎骨に直接打撃を与えることで引き起こすことができる。口を開いていて、顎の下にハンマーなどで軽く叩くと、下顎が素早く閉じてしまう反射が下顎反射である。 反射の検査は、下顎反射検査と呼ばれ、下顎の異常を検出するために使用される。下顎反射検査では、医師が患者の下顎にハンマーで軽く叩いて、下顎が素早く閉じてしまうかどうかを確認する。下顎反射が正常であれば、下顎は素早く閉じてしまう。しかし、下顎の異常がある場合は、下顎反射が遅くなったり、消失したりすることがある。
腎・泌尿器

看護師の知識『尿路管理』

尿路管理とは、排尿障害などを有する患者に対して適切な排尿法を確立することである。目的としては、まず上部尿路障害および腎機能障害、尿路感染症の予防が挙げられる。また、尿失禁をコントロールすることによる患者本人や介護者のQOL改善や、患者が社会生活へ適応するための支援なども尿路管理の目的の一つである。 尿路管理は、患者の状態に合わせてさまざまな方法で行われる。排尿障害が軽度の場合には、排尿を促す薬を投与したり、膀胱に尿を貯めるための訓練を行ったりする。排尿障害が重度の場合には、尿道カテーテルを挿入したり、膀胱瘻を造設したりする必要がある。 尿路管理を行う際には、患者のプライバシーに配慮することが重要である。また、尿路感染症の予防のため、清潔に保つことも大切である。
その他

看護師が知っておくべき『至適体重』とは

至適体重とは、ある状態にとって極めて適した体重のことである。理想体重ともいい、透析患者や妊婦に対して使用される用語である。至適体重の算出式は、BMI(ボディマス指数)を用いる場合と、除脂肪体重(FFM)を用いる場合の2つがある。 BMIによる至適体重の算出式は、以下の通りである。 BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)) 至適体重は、BMI22~25を目安としている。BMIが22未満の場合は低体重、25を超える場合は過体重または肥満と判定される。 除脂肪体重による至適体重の算出式は、以下の通りである。 FFM=体重(kg)×(1-体脂肪率) 除脂肪体重は、筋肉、臓器、骨などの脂肪以外の組織の重量である。至適体重は、FFMが60%~70%を目安としている。FFMが60%未満の場合は低体重、70%を超える場合は過体重または肥満と判定される。 至適体重は、健康を維持するために重要な指標である。低体重の場合は、免疫力が低下したり、感染症にかかりやすくなったりする。過体重または肥満の場合は、心疾患、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まる。 至適体重を維持するためには、バランスのとれた食事と適度な運動を心がけることが大切である。食事は、野菜や果物、魚介類などの健康的な食品を多く摂るようにし、加工食品や高カロリーの食品は控えるようにする。運動は、ウォーキングや水泳、自転車乗りなど、有酸素運動を中心に行うようにする。
その他

看護師が知るべきプライマリーケアとは?

プライマリーケアとは、病気や怪我をしたとき最初に受ける医療のことです。初期診療とも言われます。プライマリー(primary)とは、「初期の」「最初の」といった意味です。健康不安を感じた場合には、直接大病院で診察を受けるのではなく、まずは地域のかかりつけ医(プライマリーケア医)に相談し、適正な処置あるいは適切な専門医を紹介してもらうことが良いとされています。 プライマリーケア医は、患者さんの健康状態を総合的に把握し、適切な治療やケアを提供します。また、予防接種や健康診断などの予防医療にも力を入れています。プライマリーケア医は、患者さんの健康を生涯にわたってサポートする役割を担っています。 プライマリーケアは、患者さんの健康を維持増進し、病気の早期発見・早期治療につなげる重要な役割を果たしています。また、医療費の抑制にも貢献しています。
救急・ICU

看護師必見!アンプタとは?

アンプタとは、四肢の切断、切除術を意味する医療界の用語である。切断を意味する英語、Amputationに由来する。アンプタは、外傷、感染症、腫瘍など、さまざまな原因で四肢を失った患者に対して行われる。アンプタを行うことで、感染症の拡散を防ぐ、痛みを軽減する、機能を改善するなどの目的を達成することができる。 アンプタには、さまざまな種類がある。代表的なアンプタとしては、以下のものがある。 ・大腿切断大腿部を切断する方法である。 ・膝下切断膝関節の下で切断する方法である。 ・足関節切断足首関節で切断する方法である。 ・指趾切断指または趾を切断する方法である。 アンプタを行う際には、患者さんの年齢、健康状態、四肢を失った原因、残存する四肢の機能などを考慮して、最適な切断方法を選択する必要がある。アンプタ後のリハビリテーションも重要であり、患者さんが日常生活に復帰できるように、理学療法士や作業療法士によるリハビリテーションが行われる。
その他

看護師に必須の用語『二次性』について

二次性とは、ある疾患に関連して発生する病気や症状のことである。続発性ともいう。対義語は特発性、または原発性である。二次性は、原発疾患の経過中に起こるものであり、原発疾患の治療により消失することが多い。しかし、中には二次性が原発疾患よりも重篤な場合もあり、注意が必要である。 感染症、悪性腫瘍、自己免疫疾患、薬剤など、二次性を引き起こす原因はさまざまです。また、二次性は、原発疾患と同じ臓器や組織に起こる場合と、異なる臓器や組織に起こる場合がある。 二次性は、原発疾患の症状を悪化させたり、新たな症状を引き起こしたりすることがある。そのため、二次性を早期に発見し、適切な治療を行うことが重要である。二次性を疑う症状がある場合は、医師に相談することが大切である。
組織・制度

看護師が知っておくべきCROとは?

CRO(しーあーるおー、Contract Research Organization)とは、受託臨床試験機関のことである。CROは、製薬会社から治験業務を受託する企業である。製薬企業から治験を委託されたCROは、治験実施施設にCRAを派遣し、治験のモニタリング業務を行う。CROは、モニタリング業務以外にも、質の高い臨床試験を実施できるよう、試験実施計画書(プロトコル)を作成したり、データマネジメント(DM)・統計解析を行ったりする。 CROは、製薬会社にとって重要なパートナーである。CROは、製薬会社が自社では実施できない治験業務を代行することで、製薬会社の治験実施をサポートする。CROは、治験実施施設との窓口となり、治験の実施を円滑に進める役割も果たす。 CROの役割は、近年ますます重要になっている。それは、臨床試験が複雑化し、グローバル化しているためである。臨床試験が複雑化すると、製薬会社が自社だけで治験を実施することが困難になる。また、臨床試験がグローバル化すると、複数の国で治験を実施する必要が生じる。CROは、複数の国で治験を実施するノウハウを持っており、製薬会社のグローバルな治験をサポートすることができる。
血液・造血

看護師必須用語『移植合併症』とは?

造血幹細胞移植とは、血液を生成する幹細胞を患者さんの体内に移入する治療法です。血液のがんや白血病などの悪性腫瘍の治療法として行われることが多く、移植前に高用量の抗がん剤や放射線療法を行い、造血機能を破壊してから移植を行います。移植後は、移植された幹細胞が血液を生成するようになり、血液のがんなどの悪性腫瘍を治療することができます。 造血幹細胞移植には、自家移植と他家移植の2種類があります。自家移植とは、患者さん自身の幹細胞を移植する方法で、他家移植とは、ドナーから幹細胞を移植する方法です。自家移植は、患者さんの体に悪影響を与える可能性のある免疫反応が起きにくいというメリットがありますが、ドナーが見つからない場合や、患者さんの幹細胞が十分に採取できない場合などは他家移植が行われます。
検査・診断

看護師に必須の用語「ヘマトクリット」とは?

ヘマトクリットとは、血液中のヘモグロビン(酸素を運ぶタンパク質)と赤血球の割合を示す数値です。血液1mlあたりのヘマトクリットは、血液1mlあたりのヘモグロビンの量を血液全体の量で割って求めます。ヘマトクリットは、血液の粘度や流動性を測定するために使用されます。 ヘマトクリットが低い場合、血液はより水っぽくなり、心臓や血管に負担がかかりやすくなります。ヘマトクリットが高い場合、血液はより濃くなり、血液が凝固しやすくなります。ヘマトクリットは、血液中の赤血球の数を測定するために使用される赤血球数とともに、貧血や多血症などの血液疾患の診断に使用されます。
アレルギー・膠原病

看護師必須用語:アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎とは、鼻の粘膜がアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)に反応して炎症を起こす病気です。花粉、ダニ、ハウスダストなどがアレルゲンとして知られています。 アレルギー性鼻炎の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒み、涙目、頭痛などです。これらの症状は、アレルゲンにさらされるとすぐに現れることもありますし、数時間後に現れることもあります。 アレルギー性鼻炎は、季節性アレルギー性鼻炎と通年性アレルギー性鼻炎の2つに分類されます。季節性アレルギー性鼻炎は、花粉が飛散する時期に症状が現れるタイプのアレルギー性鼻炎です。通年性アレルギー性鼻炎は、一年中症状が現れるタイプのアレルギー性鼻炎です。 アレルギー性鼻炎の治療には、抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン阻害薬、点鼻ステロイド薬などが用いられます。アレルゲンを避けることも、アレルギー性鼻炎の症状を軽減するのに役立ちます。
検査・診断

看護師の友!胃粘膜とは

胃と粘膜は密接に関連しており、胃の正常な機能を維持するために不可欠です。粘膜は胃の内側を覆う薄い組織層であり、胃液から保護する役割を果たしています。胃液は非常に酸性が強く、粘膜がなければ胃壁を損傷してしまいます。 粘膜はまた、胃酸を分泌する役割も担っています。胃酸は食物を分解し、殺菌作用も持っています。粘膜が正常に機能していなければ、胃酸の分泌が低下して消化不良や胃炎を引き起こすことがあります。 さらに、粘膜は胃の運動を調節する役割も担っています。胃は蠕動運動と呼ばれる運動をして、食物を消化・吸収しています。粘膜が正常に機能していなければ、蠕動運動が低下して胃もたれや嘔吐を引き起こすことがあります。 このように、胃と粘膜は密接に関連しており、胃の正常な機能を維持するために不可欠です。粘膜が損傷すると、胃の機能が低下してさまざまな症状を引き起こすことがあります。
内分泌・代謝・栄養

看護師必携用語集!『ペプシノゲン』とは?

ペプシノゲンとは、胃のタンパク分解酵素であるペプシンの不活性前駆物質のことです。胃底部にある主細胞から主に合成・分泌されます。胃に入ってから胃酸によって活性化され、ペプシンとなります。ペプシンは、タンパク質をアミノ酸に分解する働きがあります。 ペプシノゲンは、胃の粘膜を保護する働きも持っています。胃酸は強い酸性であり、胃の粘膜を傷つける可能性があります。しかし、ペプシノゲンは胃酸によって活性化される際に、胃粘膜を保護する物質を分泌します。この物質は、胃粘膜を覆って胃酸から保護する働があります。 ペプシノゲンは、胃の健康に重要な役割を果たしている物質です。ペプシノゲンの分泌が低下すると、タンパク質の消化不良や胃炎などの症状が現れることがあります。そのため、ペプシノゲンの分泌を維持することが胃の健康を維持するためには重要です。