検査・診断

看護師に必須の用語『アルカリホスファターゼ』

アルカリホスファターゼとは、ほとんどの臓器組織に広く分布する酵素のことである。中でも肝臓、骨、小腸、胎盤などに多く含まれている酵素として知られている。アルカリホスファターゼは、リン酸エステル結合を分解する働きを持っており、カルシウムやリンの代謝に関与している。カルシウムやリンは、骨や歯の形成に欠かせない栄養素であり、アルカリホスファターゼは、これらの栄養素を体内に吸収しやすくしたり、骨や歯に沈着させたりするのに役立っていると考えられている。また、アルカリホスファターゼは、胆汁の生成にも関与している。胆汁は、肝臓で作られ、胆嚢に貯蔵される消化液であり、脂肪の消化を助けている。アルカリホスファターゼは、胆汁の中に存在し、脂肪の消化を促進する働きをしていると考えられている。
呼吸器

看護師のための無気肺完全ガイド

無気肺とは、肺組織が虚脱し肺の中の空気が減少した状態のことです。アテレクとも呼ばれ、文字通り「肺の虚脱」を意味します。無気肺は、肺の気道が閉塞したり、肺組織が圧迫されたりすることが原因で起こります。 気道が閉塞する原因としては、粘液や異物による閉塞、腫瘍による閉塞、気管支炎や肺炎などの感染症による閉塞などがあります。肺組織が圧迫される原因としては、胸水や血胸、腫瘍、気胸などがあります。 無気肺は、肺活量の低下、呼吸困難、咳、胸痛などの症状を引き起こします。症状の程度は、無気肺の大きさや場所によって異なります。小さな無気肺は、症状が現れないこともあります。大きな無気肺は、呼吸困難や胸痛などの重篤な症状を引き起こすことがあります。 無気肺は、胸部レントゲン検査やCT検査で診断されます。治療法は、無気肺の原因によって異なります。気道閉塞が原因の場合は、気道を開通させるための処置が行われます。肺組織が圧迫されている場合は、圧迫を取り除くための処置が行われます。
血液・造血

看護師が知っておきたいアテロームとは

アテロームとは、動脈の内膜に蓄積・沈着した堆積物のことです。プラーク、粥腫とも呼ばれます。マクロファージや脂質、カルシウム、結合組織などが構成成分となります。沈着が進むと次第に動脈内腔の狭小化を来し、末梢側の血流障害を起こします。アテロームは、突然破綻することもあり、その場合は動脈の遠位側は突然血流が障害され、梗塞に陥ります。 アテロームは、動脈硬化の初期段階に形成されます。動脈硬化は、動脈が硬くなったり狭くなったりする病気です。アテロームが形成されると、動脈の内腔が狭くなり、血流が流れにくくなります。血流が流れにくくなると、末梢側の組織や臓器に酸素や栄養素が十分に供給されなくなり、さまざまな症状を引き起こします。 アテロームの主な原因は、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満などです。これらの危険因子をコントロールすることで、アテロームの形成を予防することができます。
アレルギー・膠原病

看護師必見!フィブリノイド変性とは?

フィブリノイド変性とは、血管壁などの結合組織に免疫グロブリン、補体成分、フィブリンなどが沈着した病変のことであり、フィブリン様変性、線維素様変性、類線維素変性、類線維素膨化、線維素様膨化など様々な呼び方があります。 この病変は、感染症、自己免疫疾患、膠原病など様々な原因によって引き起こされる可能性があり、血管壁の肥厚や狭窄、組織の破壊などを引き起こすことがあります。 フィブリノイド変性は、免疫グロブリン、補体成分、フィブリンなどの沈着によって引き起こされる病変であり、血管壁の肥厚や狭窄、組織の破壊などを引き起こす可能性があります。
その他

看護師が必ず知っておくべき『禁忌』について

禁忌とは、患者の予後を悪化させてしまう危険性が予測されるため、薬物の投与や看護ケア、検査、治療などの勧められない特定の状況を指します。禁忌は、患者の年齢、性別、病状、その他の要因によって異なる可能性があります。医師や看護師が、患者の安全と福祉を確保するために禁忌を遵守することが重要です。 禁忌は、絶対禁忌と相対禁忌の2つに分類されます。絶対禁忌とは、いかなる状況においても禁忌となるものであり、相対禁忌とは、特定の状況下では許容される可能性のある禁忌です。例えば、抗凝固薬の投与は、出血傾向のある患者では絶対禁忌ですが、出血リスクが低い患者では相対禁忌となります。 医師や看護師は、禁忌を遵守することで患者の安全と福祉を確保しなければなりません。禁忌を遵守しなかった場合、患者に重大な危害を及ぼす可能性があります。そのため、医師や看護師は、禁忌について十分な知識を持ち、常に禁忌を遵守することが重要です。
皮膚科

看護師必須!日焼けの基礎知識

日焼けとは、紫外線線を浴びることによる急性の皮膚障害のことで、日光皮膚炎とも呼ばれます。紫外線線を浴びてから数時間後に皮膚が赤くなり、痛みを伴うようになります。さらに悪化すると、水膨れや皮膚の剥離が起こることもあります。 日焼けには、サンバーンとサンタンの2種類があります。サンバーンは、紫外線線を浴びてすぐに起こる日焼けで、皮膚が赤くなり、痛みを伴います。サンタンは、サンバーンの後に起こる日焼けで、皮膚が黒っぽく変化します。サンタンは、皮膚が紫外線線から身を守るためにメラニンという色素を生成することで起こります。 日焼けの原因は、紫外線線です。紫外線線は、太陽や人工の紫外線ランプから出ており、皮膚に当たると、皮膚細胞を損傷させます。皮膚細胞が損傷すると、皮膚が赤くなり、痛みを伴うようになります。また、紫外線線は、皮膚のメラニンを生成させる働きもあります。メラニンは、皮膚の色素で、皮膚を紫外線線から守る働きがあります。しかし、紫外線線を浴びすぎると、メラニンが過剰に生成されてしまい、皮膚が黒っぽく変化してしまいます。
腎・泌尿器

尿管結石とは?原因と症状、予防法を紹介

尿管結石の原因と症状 尿管結石の原因は、尿の中に溶け込まなくなった結晶質が結石を形成することによるものです。結晶質は、尿中のカルシウム、シュウ酸、尿酸などの成分が過剰になると生じます。尿管結石の原因となる結晶質には、以下のものがあります。 *シュウ酸カルシウム尿管結石の原因となる結晶質の中で最も多く見られます。シュウ酸は、ほうれん草、紅茶、コーヒーなどに含まれる成分です。カルシウムは、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどに含まれる成分です。 *リン酸カルシウムこちらも、尿管結石の原因となる結晶質の中で多く見られます。リン酸は、肉類、魚介類、乳製品などに含まれる成分です。カルシウムは、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどに含まれる成分です。 *尿酸尿管結石の原因となる結晶質の中では、比較的少ないですが、痛みが強い結石になりやすい傾向があります。尿酸は、肉類、魚介類、アルコールなどに含まれる成分です。 尿管結石の症状は、結石の大きさや場所によって異なります。結石が小さい場合は、無症状であることが多く、健康診断などで偶然発見されることもあります。結石が大きくなったり、尿管を塞いでしまうと、激痛を伴う腎盂腎炎や尿路感染症を引き起こすことがあります。また、結石が尿管を傷つけると、血尿や蛋白尿などの症状が現れることもあります。
皮膚科

看護師が知っておくべき「やけど」の基礎知識

やけどは、火や熱湯など高熱によって生じる損傷のことをいい、熱傷とも呼ばれます。比較的低い温度でも持続的に加熱されると、低温やけどと呼ばれるやけどになることもあります。 やけどの範囲と深さは、重症度と深く関連しています。やけどの範囲を判定する方法として、成人では9の法則、小児では5の法則というものがあります。9の法則とは、人間の体表面積の9%ずつを頭部、体幹の前・後、上肢、下肢に当てはめたもので、小児では頭部18%、体幹の前・後36%、上肢18%、下肢28%とします。やけど面積が30%を超えると重症となり、全身管理が必要なレベルとなります。 やけどには、熱傷、化学熱傷、電気熱傷、放射線熱傷、低温やけどの5つの種類があります。 ・熱傷火、熱湯、熱した金属などによって生じます。 ・化学熱傷酸やアルカリなどの化学物質によって生じます。 ・電気熱傷電気によって生じます。 ・放射線熱傷レントゲン写真や放射線治療などによって生じます。 ・低温やけど氷やドライアイスなどによって生じます。
検査・診断

移行上皮|尿路上皮とは?

移行上皮は、表在層、中間層、基底層の3層構造をしています。表在層は、大型で幅の広い被蓋細胞(傘細胞)で構成されています。被蓋細胞は、尿の貯留によって引き伸ばされると扁平になり、尿が排出されると丸みを帯びます。中間層は、多角形の細胞で構成されており、表在層と基底層を接続しています。基底層は、立方体の細胞で構成されており、基底膜に接しています。移行上皮は、尿路上皮とも呼ばれ、腎盂、尿管、膀胱、尿道の一部の表面を覆っています。移行上皮は、臓器の拡張および収縮機能に応じて形態が変化する特徴を有しています。
検査・診断

ウロフロ検査とは?看護師が知っておきたい基礎知識

ウロフロ検査とは、ウロフロメトリー検査の略であり、尿の流出量と流出速度を測定する検査です。尿失禁や排尿困難などの症状の原因を調べるために実施されます。 検査は、膀胱に尿管を通して専用の器具を挿入し、尿の出方を観察しながら測定します。検査中は、尿意を感じたらすぐに排尿してもらい、その時の尿の量と流出速度を測定します。また、排尿後に残っている尿の量も測定します。 検査結果は、尿失禁や排尿困難の原因を特定するのに役立ちます。また、治療の効果を評価するためにも用いられます。
その他

看護師が知っておくべきV2についての解説

V2とは、12誘導心電図において黄色の電極を使い、第4肋間胸骨左縁から心臓の電気活動を捉える、胸部誘導の1つである。V2は、心臓の左室の電気活動を最もよく反映しているため、心筋梗塞や心筋炎などの心臓疾患の診断に有用である。また、ペースメーカーの機能を評価するのにも用いられる。 V2の正常な波形は、P波、QRS波、T波の3つから構成されている。P波は、心房の収縮によって生じる波であり、QRS波は、心室の収縮によって生じる波である。T波は、心室の拡張によって生じる波である。V2で異常な波形が認められる場合、心疾患の可能性があるため、医師による精査が必要である。
皮膚科

看護師に必須の用語・蜂窩織炎とは?

蜂窩織炎とは、真皮から皮下組織の広範囲な急性化膿性炎症疾患で、顔面や四肢、特に下肢に多くみられます。局所には境界不明瞭な発赤、腫脹、局所熱感、疼痛が主な症状で、発熱、頭痛、悪寒などの全身症状を伴うことがあります。蜂巣炎とも呼ばれます。 蜂窩織炎は、細菌による感染症で、通常は皮膚の小さな傷や切り傷から細菌が侵入して起こります。感染した傷口から細菌が真皮や皮下組織に広がり、炎症や膿瘍を形成します。 蜂窩織炎は、軽症から重症まで、さまざまな程度のものがあります。軽症の蜂窩織炎は、局所の痛みや腫れを伴うだけで、全身症状はありません。重症の蜂窩織炎は、発熱、頭痛、悪寒などの全身症状を伴い、入院が必要となることもあります。 蜂窩織炎は、抗菌薬による治療が行われます。軽症の蜂窩織炎は、経口抗菌薬で治療できますが、重症の蜂窩織炎は、静脈内抗菌薬が必要となります。蜂窩織炎の治療は、感染を治すことが目的ですが、治癒までには時間がかかることがあります。
その他

看護師に必須!『原発性』のわかりやすい解説

原発性という言葉は、最初の、第一の、という意味である。疾患が、他の病気の結果として引き起こるのではなく、その臓器自体の病変によって引き起こされる場合を原発性という。原発性がつく病名としては、原発性硬化性胆管炎や原発性免疫不全症候群などが挙げられる。これに対し、他の臓器の疾患が原因となって引き起こされる二次的な病気を「続発性」「二次性」と呼ぶ。 原発性疾患は、遺伝的な要因や環境的な要因など、さまざまな原因によって引き起こされると考えられている。また、原発性疾患には、治療法が確立しているものもあれば、まだ治療法が開発されていないものもある。 原発性疾患の主な症状としては、以下のものがある。 * 疲労感 * 食欲不振 * 体重減少 * 発熱 * 筋肉痛 * 関節痛 * 皮膚の異常 * 呼吸困難 * 心悸亢進 * めまい * 失神 このような症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診することが大切である。
感染

看護師に必須の用語『狂犬病』について

狂犬病とは、狂犬病ウイルスを保有するさまざまな哺乳類動物(イヌ、ネコ、コウモリなど)に噛まれたり引っ掻かれたりすることで起こる感染症です。人畜共通感染症の一つであり、全数報告対象である4類感染症に定められています。 狂犬病の潜伏期間は通常1~3か月ですが、数日から数年間に及ぶこともあります。初期症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、食欲不振などです。その後、興奮、幻覚、麻痺などが現れ、最終的には死に至ります。 狂犬病は、発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。しかし、狂犬病ワクチンを接種することで予防することができます。狂犬病ワクチンは、イヌやネコなどのペットに接種することが義務付けられています。また、海外旅行に行く際には、狂犬病ワクチンを接種することが推奨されています。 狂犬病にかかってしまった場合は、すぐに医療機関を受診してください。早期に治療を開始すれば、命を救うことができる可能性があります。
組織・制度

看護師に必須の用語『特定機能病院』について

特定機能病院とは、高度な先端医療を提供すると区分された病院のことである。特定機能病院は、高度先進医療の開発や普及を促進し、国民の健康水準の向上を図ることを目的としている。特定機能病院は、厚生労働省が指定するものであり、全国で約100病院が指定されている。特定機能病院は、高度先端医療を提供するために、高度な医療機器や設備を備え、専門医を配置している。また、特定機能病院は、高度先端医療の開発や普及を促進するために、研究や教育を行っている。特定機能病院は、国民の健康水準の向上に重要な役割を果たしている。
看護技術

モジュールナーシング:日本独自の看護方式

モジュールナーシングは、プライマリーナーシングとチームナーシングを組み合わせた日本独自の看護方式です。この方法では、1つの病棟内を2つ以上のチームに編成し、チームの看護師をさらに数名ずつのモジュール(単位)に振り分けます。そして、このモジュール単位で一定期間、担当患者の入院から退院までの一貫した看護を行います。 モジュールナーシングのメリットは、以下の通りです。 -1. 看護師が患者を全体的に把握する事ができ、看護計画の立案・実施・評価がしやすい- モジュールナーシングでは、看護師が担当患者を一貫して看護するため、患者の状態や病歴、家族環境などを詳しく把握することができます。これにより、患者のニーズに合った看護計画を立案・実施・評価することが容易になります。 -2. プライマリーナーシングと比較して患者が受けられる看護に偏りが少ない- プライマリーナーシングでは、1人の看護師が患者を担当するため、患者が受けられる看護に偏りが生じることがあります。しかし、モジュールナーシングでは、複数の看護師が患者を担当するため、患者が受けられる看護に偏りが生じにくくなります。 -3. 看護師の能力差をリーダーがカバーできる- モジュールナーシングでは、各モジュールにリーダーを配置します。リーダーは、看護師の能力差をカバーし、患者の安全と満足を確保する役割を果たします。 -4. チームナーシングに比べて担当した患者の回復過程を一貫して見ることができるため、看護師のやりがいを見いだしやすい- チームナーシングでは、看護師が患者を担当する期間が短いため、患者の回復過程を一貫して見ることができません。しかし、モジュールナーシングでは、看護師が担当患者を一貫して看護するため、患者の回復過程を一貫して見ることができます。これにより、看護師はやりがいを感じることができ、看護へのモチベーションを維持することができます。
腎・泌尿器

前立腺肥大症の基礎知識と看護

前立腺肥大症とは、加齢に伴い前立腺が大きくなることで排尿障害を引き起こす疾患です。前立腺は男性の生殖器のひとつで、膀胱の出口付近にあります。前立腺が肥大すると、尿道が圧迫され、排尿が困難になります。前立腺肥大症は、50歳以上の男性によくみられます。前立腺肥大症の症状には、排尿困難、残尿感、夜間頻尿、尿失禁などがあります。前立腺肥大症の治療には、薬物療法、手術療法などがあります。薬物療法では、排尿をスムーズにする薬や前立腺の肥大を抑える薬などが用いられます。手術療法では、前立腺を切除する手術が行われます。前立腺肥大症は、早期に治療を開始すれば、排尿障害を改善することができます。
その他

看護師必須!パターナリズムの基礎知識

パターナリズムとは、強い立場にある者が弱い立場の者の意志に反して、弱い立場の者の利益になるという理由から、その行動に介入したり、干渉したりすることである。日本語では家父長主義、父権主義などと訳される。 パターナリズムは、医療現場においても起こり得る。例えば、医師が患者の同意を得ずに治療を行ったり、患者の希望に反して治療方針を決定したりすることがある。これは、医師が患者の利益を最優先に考えているために行われることが多く、患者のために良いと医師が信じていれば、患者の同意を得ずに治療を行うことは正当化されるという考え方である。 しかし、パターナリズムは、患者の自己決定権を侵害する可能性がある。患者の自己決定権とは、患者が自分の健康状態や治療方針について自ら決定する権利である。パターナリズムは、患者の自己決定権を侵害し、患者の尊厳を傷つける可能性がある。 そのため、医療現場においては、パターナリズムを避けることが重要である。医師は、患者の同意を得た上で治療を行うべきであり、患者の希望に反して治療方針を決定すべきではない。また、患者は、自分の健康状態や治療方針について自ら決定する権利があることを認識し、医師と治療方針について話し合うことが重要である。
検査・診断

HbA1cとは?糖尿病の診断や血糖コントロールの指標

HbA1c(ヘモグロビンA1cまたはヘモグロビンエーワンシー)とは、直近1~2か月間の血糖値が反映された値であり、糖尿病の診断や血糖コントロールの指標として用いられる検査値です。 赤血球に含まれるヘモグロビンのうち、グルコースと結合したヘモグロビンの割合です。血糖値が高い状態が続くと、ヘモグロビンとブドウ糖が結合してHbA1cが増加します。そのため、HbA1cを測定することで、過去1~2か月間の平均的な血糖値を推定することができます。 HbA1cの正常値は4.6~6.2%です。HbA1cが6.5%以上になると糖尿病と診断されます。また、HbA1cが6.0%以上になると、糖尿病予備群と診断されます。 糖尿病の治療では、HbA1cを6.5%未満に下げることが目標とされます。HbA1cを下げるためには、食事療法、運動療法、薬物療法などが行われます。 特に、HbA1cを6.5%未満に下げると、糖尿病合併症の発症や進行を予防することができることがわかっています。HbA1cをコントロールすることで、糖尿病の合併症を予防し、健康的な生活を送ることができます。
その他

看護師に必須の用語『ミニトラック』の意味と使用目的

ミニトラックとは、痰を吸引するために気管切開中の患者の気管に直接挿入する細いチューブのことである。排痰に必要な吸引ラインの確保のために使用され、カニューレよりも細い管である。 ミニトラックは、気管切開を維持するために必要な気道内圧を維持するために使用される。また、気道内の分泌物を吸引するためにも使用される。ミニトラックは、気管切開患者のケアにおいて重要な役割を果たしている。 ミニトラックは、医療従事者によって挿入され、通常は数日から数週間使用される。挿入された後は、定期的に洗浄と交換が行われる。ミニトラックは、患者の状態に応じて適切なサイズと形状を選択する必要がある。
呼吸器

看護師必携!吃逆の知識と対応方法

吃逆とは、横隔膜の収縮運動と合わせて、気道(空気の通り道)中の声門が閉塞すると起こる現象のことである。しゃっくりともいう。一定間隔で“ヒック”という音が出ることが特徴。症状が続く場合、睡眠が妨げられたり体力が失われたりすることで生活に支障が出るため、治療が必要である。 吃逆は、横隔膜の収縮運動が強すぎたり、弱すぎたり、不規則になったりすることで起こる。横隔膜は、胸腔と腹腔を隔てる筋肉で、呼吸をコントロールしている。横隔膜が収縮すると、胸腔が拡大して空気を吸い込む。横隔膜が弛緩すると、胸腔が縮小して空気を吐き出す。 吃逆が起こると、横隔膜が不規則に収縮して、気道中の声門が閉塞する。これにより、息を吸おうとしたときに“ヒック”という音がする。吃逆は、通常は数分以内に自然に治まるが、中には数時間から数日続く場合もある。
検査・診断

ブルンベルグ徴候の理解と応用

ブルンベルグ徴候とは、患者の腹壁を手で垂直に圧迫し、その手を急に離すと鋭い痛みを感じる症状である。腹膜に炎症があると起こる腹膜刺激症状の一つで、反跳痛(rebound tenderness)または反動痛とも呼ばれる。ブルンベルグ徴候は、腹膜炎、穿孔性腹膜炎、腸閉塞、憩室炎などの疾患でみられることが多い。 ブルンベルグ徴候は、腹膜に炎症があると起こるため、腹痛を訴える患者に対して、ブルンベルグ徴候の有無を調べることで、腹膜炎の有無を判断することができる。ブルンベルグ徴候の検査は、患者を仰臥位にし、患者の腹壁を手で垂直に圧迫する。その後、手を急に離し、患者に痛みを感じるかどうかを尋ねる。患者が鋭い痛みを感じた場合、ブルンベルグ徴候が陽性と判定される。 ブルンベルグ徴候は、腹膜炎の診断に有用な検査であるが、ブルンベルグ徴候が陰性であっても、腹膜炎の可能性は否定できないことに注意が必要である。
職種・資格

看護師に必須!作業療法士って何?

作業療法士とは、医師の指示の下に、病気やけがなどによる身体機能の低下、または精神に障害のある患者に対して作業療法を行う専門職です。作業療法士は、患者に排泄、食事、入浴、家事、移動など日常生活をスムーズに送るために必要な複合的な動きなどの訓練を行うことで、患者が社会に復帰していくことを目指しています。 作業療法士は、作業療法を実施するために必要な知識と技能を有する国家資格者です。作業療法士になるには、まず作業療法学科のある大学または専門学校に進学し、作業療法の専門知識と技能を学びます。卒業後は、国家試験に合格して作業療法士の資格を取得する必要があります。 作業療法士は、病院、診療所、リハビリテーションセンター、特別支援学校、福祉施設など幅広い施設で活躍しています。作業療法士は、患者の状態やニーズに合わせて、適切な作業療法のプログラムを作成し、実施します。作業療法士は、患者の身体機能の向上や精神機能の回復を促し、患者が社会に復帰していくことをサポートしています。
検査・診断

SCC抗原とは?子宮頚部扁平上皮がんの診断や治療効果の判断に用いられる腫瘍マーカー

SCC抗原とは、子宮頚部扁平上皮がんで発見されたタンパク質です。扁平上皮がんで高値を示すがん関連抗原であり、そのため、扁平上皮がんの診断や治療効果の判断、経過観察のための腫瘍マーカーとして用いられます。別名、扁平上皮がん関連抗原ともいいます。SCC抗原は、子宮頸部の細胞ががん化すると産生されるタンパク質です。SCC抗原は、血液や尿中に分泌されるため、血液検査や尿検査で測定することができます。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの早期発見に役立ちます。また、治療効果の判断や経過観察にも用いられます。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの患者さんの約80%で上昇します。SCC抗原が上昇している場合は、子宮頚部扁平上皮がんの疑いがあります。SCC抗原が上昇している場合は、子宮頚部扁平上皮がんの疑いがあるため、精密検査が必要です。精密検査では、子宮頸部の細胞を採取して、がん細胞の有無を調べます。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの治療効果の判断にも用いられます。治療後、SCC抗原が低下している場合は、治療が効果的である可能性が高いです。また、治療後、SCC抗原が上昇している場合は、がんが再発している可能性があります。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの経過観察にも用いられます。経過観察では、SCC抗原を定期的に測定して、がんの再発を早期発見します。