皮膚科

看護師に必須の用語『DESIGN-R®』

DESIGN-R®とは、2008年に日本褥瘡学会より提唱された、褥瘡を評価するツールである。褥瘡とは、圧迫や摩擦などの外的な刺激により、皮膚やその下の組織が損傷した状態のことを指す。褥瘡は、長期にわたって寝たきりの状態が続くと、発生しやすくなる。 DESIGN-R®は、褥瘡の重症度や進行状況を評価するためのツールとして開発された。DESIGN-R®は、褥瘡の部位、大きさ、深さ、滲出液の量、周囲の皮膚の状態など、褥瘡の状態を総合的に評価する。DESIGN-R®は、褥瘡の重症度を0~4段階で評価する。0段階は、褥瘡がない状態であり、4段階は、褥瘡が最も重症な状態である。 DESIGN-R®は、褥瘡の評価を行うために、看護師や医師が使用する。DESIGN-R®の結果は、褥瘡の治療計画を立てるために使用される。DESIGN-R®は、褥瘡の重症度や進行状況を客観的に評価することができるため、褥瘡の治療計画を立てる際に、有用なツールである。
消化器

看護師必須の用語『肛門』

肛門とは、消化管の末端で体外へと繋がる開口部であり、たまった便を体外へ排出する働きをする器官です。また、直腸から肛門に至る箇所は肛門管と呼ばれ、直腸と肛門管の境界は、粘膜が歯のようにいりくんだ格好をしているため歯状線と呼ばれます。 肛門には、内肛門括約筋と外肛門括約筋という2つの筋肉があります。内肛門括約筋は、意思に従って動かすことのできない平滑筋で、外肛門括約筋は、意思に従って動かすことのできる横紋筋です。通常、外肛門括約筋は、排便時以外は収縮し便が漏れないように作用しています。
耳鼻咽喉科

看護師に必須の用語『外耳炎』について

外耳炎とは、耳介から外耳道に何らかの原因で炎症が生じた状態をいう。水泳選手に多く、swimmer's earという別名がある。外耳炎の原因は、細菌や真菌、ウイルスなど様々である。細菌による外耳炎は、プールや海水浴場などで水に長時間浸かったり、耳かきなどで耳を傷つけたりすることで起こることが多い。真菌による外耳炎は、湿気の多い環境に長時間滞在したり、耳垢が詰まったりすることで起こることが多い。ウイルスによる外耳炎は、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染症をきっかけに起こることが多い。外耳炎の症状は、耳の痛み、耳だれ、耳がかゆい、耳が詰まった感じ、難聴などである。外耳炎の治療は、原因によって異なる。細菌による外耳炎の場合は、抗菌薬を点耳したり、内服したりする。真菌による外耳炎の場合は、抗真菌薬を点耳したり、内服したりする。ウイルスによる外耳炎の場合は、対症療法を行う。
小児科

アンドロゲン不応症を詳しく解説

アンドロゲン不応症は、染色体が46,XYで精巣を持つが、表現型(外見に現れた形態・生理的な性質)が女性である病態のことである。アンドロゲン(男性ホルモン)に対する反応が低下または欠如しているため、男性的な特徴が発達しない。アンドロゲン不応症の程度は様々で、女性として生活している人もいれば、男性として生活している人もいる。 アンドロゲン不応症の原因は、アンドロゲン受容体の変異による場合が多い。アンドロゲン受容体は、アンドロゲンが細胞内に取り込まれる際に結合するタンパク質である。アンドロゲン受容体が変異していると、アンドロゲンが細胞内に取り込まれず、アンドロゲンによる男性化が起きない。アンドロゲン不応症の原因となるアンドロゲン受容体の変異には、様々な種類がある。 アンドロゲン不応症の症状は、アンドロゲン不応症の程度によって異なる。軽度のアンドロゲン不応症の場合、外陰部が女性的であるが、陰核が大きく、膣が狭いため、性交が困難になることがある。また、月経が始まらないこともある。重度のアンドロゲン不応症の場合、外陰部が男性的であり、陰核は大きく、膣がない。また、月経が始まらない。アンドロゲン不応症の人は、骨密度が低くなることが多く、骨粗鬆症を発症しやすくなる。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『甲状腺がん』について

甲状腺がんとは、甲状腺組織中にできるがんである。甲状腺とは、首の前部にある小さな器官で、ホルモンを産生して体の代謝を調節している。甲状腺がんは、甲状腺の細胞が異常増殖して腫瘍を形成する病気である。甲状腺がんは、比較的まれながんであるが、女性に多く発症する傾向がある。甲状腺がんには、乳頭がん、濾胞がん、未分化がん、髄様がんの4種類がある。乳頭がんと濾胞がんは、甲状腺がんの80~90%を占める最も一般的なタイプである。未分化がんと髄様がんは、比較的まれなタイプであるが、より進行が早く、治療が難しい。甲状腺がんの症状は、腫瘍の大きさや場所によって異なる。初期の段階では、ほとんど症状が現れないことが多い。腫瘍が大きくなると、首のしこり、嗄声、呼吸困難、嚥下困難などの症状が現れることがある。甲状腺がんの診断は、血液検査、画像検査、組織検査などで行う。甲状腺がんの治療法は、腫瘍の大きさや場所、進行度によって異なる。主な治療法としては、手術、放射線療法、化学療法、分子標的薬療法などがある。甲状腺がんは、早期発見・早期治療が重要である。定期的な健康診断を受け、甲状腺の異常を発見したら、早めに医療機関を受診することが大切である。
脳・神経

ミオクローヌスってなに?看護師に必須の用語

ミオクローヌスとは、自分の意思や意識とは無関係に、繰り返し起こる電撃的で突発的な体の特定の筋肉の素早い運動のことです。通常は意識の消失は起こらず、手足の遠位部、顔面、体幹に生じます。ミオクローヌスは、てんかん、脳卒中、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病などの様々な神経学的疾患でみられます。また、薬物、アルコール、カフェインなどの一部の薬物や物質によっても引き起こされることがあります。ミオクローヌスは、通常は軽微な症状ですが、重症になると日常生活に支障をきたすこともあります。治療法としては、基礎疾患の治療や薬物、運動療法などがあります。
呼吸器

看護師が知っておくべき『断続性ラ音(湿性ラ音)』とは

断続性ラ音(湿性ラ音)とは 断続性ラ音は、肺や気道に分泌物がたまった状態(痰や水など)で、呼吸する際にそれらが気道を通って移動する際に生じる異常な呼吸音のことです。湿性ラ音とも呼ばれ、喀痰音や粘液音とも呼ばれることもあります。 断続性ラ音は、一般的に以下のような状態の時にみられます。 * 肺炎 * 気管支炎 * 肺水腫 * 気管支拡張症 * 肺結核 * 肺腫瘍 * 心不全 断続性ラ音は、聴診器を使って胸の音を聞いて確認することができます。断続性ラ音は、通常、吸気時に発生しますが、呼気時に発生することもあります。また、断続性ラ音は、肺のどの部分で発生しているかによって、音が異なる場合があります。 断続性ラ音がみられる場合は、その原因を特定するために、医師による検査を受ける必要があります。断続性ラ音の原因によっては、治療が必要になる場合があります。
脳・神経

看護師に必須の用語『延髄』とは?

延髄とは、脳幹の一部であり、大脳や小脳と脊髄をつなぐ中継点に位置する重要な器官です。延髄は、呼吸、心拍、血圧などの生命維持に不可欠な機能を制御しています。また、嚥下、しゃべり、咳などの反射も制御しています。 延髄は、脳幹の下部にある小さな器官で、長さは約3センチメートル、幅は約1.5センチメートルです。延髄は、大脳と小脳と脊髄をつなぐ中継点として機能しており、脳から脊髄へ、脊髄から脳へと情報を伝達しています。延髄は、呼吸、心拍、血圧などの生命維持に不可欠な機能を制御しているため、延髄に損傷が生じると、呼吸困難、心停止、血圧低下などの症状が現れます。 延髄は、生命維持に不可欠な機能を制御しているため、延髄に損傷が生じると、死に至る可能性があります。延髄に損傷が生じる原因としては、脳卒中、外傷、感染症などが考えられます。延髄に損傷が生じた場合、呼吸困難、心停止、血圧低下などの症状が現れます。延髄に損傷が生じた場合の治療法は、損傷の原因によって異なりますが、一般的には、輸血、酸素投与、人工呼吸などの対症療法が行われます。
脳・神経

看護師が知っておきたい『もやもや病』

もやもや病とは、脳の主要な動脈が狭窄または閉塞し、脳に十分な血液が供給されない疾患です。この病気は、日本人やアジア人に多く、日本で最初に報告されました。脳血管撮影で、この血管網がもやもやした像に見えることから、日本語の「もやもや病」が国際的に受け入れられています。 もやもや病は、10歳以下の小児と30~50歳の成人で発症することが多く、半数は15歳以下です。この病気は、指定難病にも指定されています。もやもや病の原因は、まだ完全には解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因が関係していると考えられています。 もやもや病の症状は、脳梗塞や脳出血、一過性脳虚血発作などがあります。脳梗塞は、脳の血管が詰まって脳組織が壊死する病気です。脳出血は、脳の血管が破れて脳内に血が流れ出す病気です。一過性脳虚血発作は、脳の血管が一時的に詰まって脳の血流が低下する病気です。 もやもや病の治療は、脳梗塞や脳出血、一過性脳虚血発作などの症状を改善するために、薬物療法や手術療法が行われます。薬物療法は、血管を拡張して脳の血流を改善する薬や、血液をサラサラにして脳梗塞や脳出血を防ぐ薬などが使用されます。手術療法は、閉塞した血管をバイパスしたり、新しい血管を作る手術などが行われます。
検査・診断

看護師が知っておきたい基礎代謝とは?

基礎代謝とは、生命維持のために必要なエネルギーの最小量であり、安静時、消化吸収を行っていない状態での消費エネルギーのことです。 1日の消費エネルギーのうち、約60~70%を占め、臓器の維持、体温の調節、呼吸、血液循環など、生命維持に不可欠な機能を維持するために使用されます。 基礎代謝は、筋肉量や体格、年齢、性別などによって決まります。筋肉量が多いほど基礎代謝は高くなり、体格が大きいほど基礎代謝も高くなります。また、年齢とともに基礎代謝は低下し、女性よりも男性の方が基礎代謝が高い傾向にあります。 基礎代謝を上げることで、体重を減らしたり、肥満を予防したりすることができます。基礎代謝を上げるには、筋肉量を増やすことが有効です。筋肉量を増やすには、筋トレや運動を行うことが大切です。また、タンパク質を十分に摂取することも重要です。
検査・診断

SCC抗原とは?子宮頚部扁平上皮がんの診断や治療効果の判断に用いられる腫瘍マーカー

SCC抗原とは、子宮頚部扁平上皮がんで発見されたタンパク質です。扁平上皮がんで高値を示すがん関連抗原であり、そのため、扁平上皮がんの診断や治療効果の判断、経過観察のための腫瘍マーカーとして用いられます。別名、扁平上皮がん関連抗原ともいいます。SCC抗原は、子宮頸部の細胞ががん化すると産生されるタンパク質です。SCC抗原は、血液や尿中に分泌されるため、血液検査や尿検査で測定することができます。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの早期発見に役立ちます。また、治療効果の判断や経過観察にも用いられます。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの患者さんの約80%で上昇します。SCC抗原が上昇している場合は、子宮頚部扁平上皮がんの疑いがあります。SCC抗原が上昇している場合は、子宮頚部扁平上皮がんの疑いがあるため、精密検査が必要です。精密検査では、子宮頸部の細胞を採取して、がん細胞の有無を調べます。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの治療効果の判断にも用いられます。治療後、SCC抗原が低下している場合は、治療が効果的である可能性が高いです。また、治療後、SCC抗原が上昇している場合は、がんが再発している可能性があります。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの経過観察にも用いられます。経過観察では、SCC抗原を定期的に測定して、がんの再発を早期発見します。
組織・制度

介護老人保健施設とは?その機能と役割

介護老人保健施設の目的は、在宅療養が困難な高齢者に対し、看護、リハビリテーション、介護などのサービスを提供し、在宅復帰を目指すことです。介護老人保健施設では、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士などの専門スタッフがチームを組んで、利用者の状態に合わせて個別ケアプランを作成し、提供しています。 介護老人保健施設のサービス内容は、大きく分けて以下のようなものがあります。 * 看護 * リハビリテーション * 介護 * 食事 * 入浴 * 排泄介助 * 日常生活支援 * レクリエーション 介護老人保健施設は、在宅療養が困難な高齢者にとって、必要なサービスを受けられる場所です。利用者は、介護老人保健施設でリハビリテーションを受けながら、在宅復帰を目指しています。
循環器

看護師に必須!多臓器不全を徹底解説

多臓器不全とは、心臓、腎臓、肺、肝臓、中枢神経など、生命維持に不可欠な臓器の機能が同時に低下した状態です。重症な外傷、感染症、敗血症、心不全、肝硬変、糖尿病などの病気や、手術や臓器移植などの治療によって引き起こされることもあります。多臓器不全は、すぐに治療しなければ死に至ることもあるため、早期発見と治療が重要です。 多臓器不全の症状は、臓器によって異なります。心臓の場合、息切れ、胸痛、むくみ、不整脈などがみられます。腎臓の場合、尿の量が減ったり、尿に血が混じったりします。肺の場合、呼吸困難、咳、痰、チアノーゼなどがみられます。肝臓の場合、黄疸、腹水、出血傾向などがみられます。中枢神経の場合、意識障害、けいれん、脱力感などがみられます。 多臓器不全の治療は、原因となる病気や怪我の治療と、各臓器の機能を維持するための治療の両方を行います。原因となる病気や怪我の治療は、病気や怪我の種類によって異なります。各臓器の機能を維持するための治療は、輸血、輸液、人工呼吸、透析、抗菌薬の投与などを行います。
呼吸器

看護師必見!換気モードの基本知識とその種類

換気モードとは、人工呼吸器の設定を指し、患者の呼吸をどのように補助するかによって分類されます。人工呼吸器は、患者の呼吸を補助したり、完全に代替したりする医療機器です。換気モードは、患者の呼吸状態や病態に合わせて選択されます。換気モードは大きく分けて、強制換気モードと補助換気モードの2種類に分類されます。強制換気モードは、人工呼吸器が患者の呼吸を完全に代替するモードです。補助換気モードは、人工呼吸器が患者の呼吸を補助するモードです。補助換気モードには、持続的陽圧換気(CPAP)、気道内陽圧換気(IPPV)、二相性陽圧換気(BIPAP)などがあります。
循環器

看護師必須用語『高血圧』について

高血圧とは、正常範囲を超えて血圧が高く維持されている状態のことを指します。血圧は、心臓が収縮したり拡張したりする際に血管にかかる圧力を指し、収縮期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)の2つで構成されています。高血圧は、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、腎不全など、さまざまな重篤な疾患のリスクとなります。高血圧は、遺伝因子や環境因子が関与して発症するとされ、明らかな原因が不明の本態性高血圧と、原因が明らかな二次性高血圧の2つに分類されます。本態性高血圧は、高血圧全体の約90%を占め、原因は不明ですが、遺伝的要因や生活習慣、食生活、肥満などが関与していると考えられています。二次性高血圧は、他の疾患や薬剤の使用などが原因となって発症する高血圧であり、全体の約10%を占めます。二次性高血圧の原因としては、腎臓病、内分泌疾患、薬剤の使用などがあります。高血圧の診断は、血圧を測定して行われます。血圧は、腕の動脈に血圧計を装着して測定します。正常血圧は、収縮期血圧120mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満とされています。高血圧は、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上と定義されています。高血圧の治療は、生活習慣の改善、薬物療法、外科的治療の3つがあります。生活習慣の改善としては、減塩、減量、禁煙、適度な運動、ストレス解消などが挙げられます。薬物療法は、降圧剤と呼ばれる薬剤を使用します。降圧剤には、カルシウム拮抗薬、β遮断薬、ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬などがあります。外科的治療は、重度の高血圧や二次性高血圧に対して行われます。外科的治療としては、腎動脈狭窄症に対する腎動脈ステント留置術、褐色細胞腫に対する腫瘍摘出術などがあります。
産婦人科

看護師に必須の用語 乳がん(にゅうがん)

乳がんとは、乳房内の乳管や小葉上皮から生じる悪性腫瘍です。女性のがんとして国内罹患数は第1位、死亡数は第4位である(2021年時点)1)。一方、全乳がんの約1%は男性に発生し、女性と比べ予後不良傾向にある。 乳がんの初期症状として挙げられるものには、乳房のしこり、乳頭からの分泌物、乳房の痛み、乳房のかゆみ、乳房の腫れ、乳房の変形、乳房の陥没、乳房の赤み、乳房の熱感などがある。 これらの症状に気づいた場合は、すぐに医療機関を受診することが重要である。乳がんは早期発見・早期治療が大切ながんの一つであり、早期に発見できれば治癒率は高い。 乳がん検診は、乳がんを早期発見するための検査である。乳がん検診には、マンモグラフィ、超音波検査、細胞診検査などがある。乳がん検診は、40歳以上の女性を対象に、2年に1回受診することが推奨されている。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の知識!リポタンパク質について

リポタンパク質とは、脂質とアポリポタンパク質が結合した球状の複合体粒子であり、水に溶けない脂質が血漿中に存在し、吸収部位や合成部位から使用部位へ移動するためにとる様態を指します。リポタンパク質には、低密度リポタンパク質(LDL)や高密度リポタンパク質(HDL)などがあり、それぞれに異なる機能を持っています。LDLは、コレステロールを肝臓から全身の細胞に運ぶ役割があり、HDLは、コレステロールを全身の細胞から肝臓に戻す役割があります。
その他

奏効率を知る!がん治療の効果を測る指標

奏効率とは、あるがん治療法を患者に用いた際、その治療を実施した後にがん細胞が縮小もしくは消滅した患者の割合を示したものです。治療法の評価の基準として用いられます。 奏効率は、臨床試験において、治療法の有効性を評価するために使用されます。臨床試験では、参加した患者を治療群と対照群に分けて、治療法を比較します。治療群では、新しい治療法を受け、対照群では、従来の治療法またはプラセボを受けます。 臨床試験の結果、治療群の奏効率が対照群の奏効率よりも高い場合、新しい治療法は従来の治療法よりも有効であると判断されます。奏効率は、がん治療法の有効性を評価する上で重要な指標です。
呼吸器

看護師に必須!気管カニューレの種類と使い方

気管カニューレは、大きく分けてカフの有無、窓の有無、内筒の有無で分けられます。 カフとは、チューブの先端部分に付いている風船のことです。このカフを適切な圧力で膨らませ、カニューレを通して気道へ換気を行うことで、人工呼吸器などによる換気を効率化できます。 窓とは、カニューレの屈曲部(口側)に開いている穴のことで、そこから空気の出入りができます。窓付きのカニューレを用いると、空気が声帯を通るので、発声ができるようになります。 内筒は、複管タイプの気管カニューレにのみある部分です。通常の気管カニューレ(内筒なし)が1本の管(単管)であるのに対し、内筒がある2重構造の気管カニューレ(複管タイプ)があります。複管タイプは、呼吸状態の改善にあたり発声練習をすることが可能です。人工呼吸器などを接続する場合は内筒を入れた状態で使います。
その他

看護師が知っておくべき用語「DOS」

DOS(Disease Oriented SystemもしくはDoctor Oriented System)とは、疾患中心もしくは医師中心の医療システムという意味である。従来は医師が看護師等医療職の補助を得て、患者の疾患を診断・治療するという医療が行われていた。 DOSでは、医師が患者の疾患を診断し、それに基づいて治療方針を決定する。看護師は医師の指示に従って、患者のケアを行う。DOSでは、患者の全体的な状態や生活状況はあまり考慮されず、疾患の治療が中心となる。 近年は、患者を中心に据えた医療を提供するPOS(問題志向型システム、Patient Oriented SystemもしくはProblem Oriented System)へと変化しつつある。POSでは、医師や看護師が患者の問題を特定し、その問題を解決するための治療方針を決定する。
皮膚科

掌蹠膿疱症とは?症状や原因、治療法をわかりやすく解説

掌蹠膿疱症の症状と原因 掌蹠膿疱症は、手掌や足底に膿疱が左右対称に繰り返しできる慢性皮膚疾患です。膿疱は、直径1~2ミリの小さな水疱で、膿で満たされています。膿疱は、かゆみや痛みを引き起こし、手のひらや足の裏を日常生活に支障が出るほど傷つける可能性があります。 掌蹠膿疱症の原因は完全に解明されていませんが、遺伝的要因や免疫異常、感染症などが関与していると考えられています。また、喫煙、ストレス、薬剤の使用も掌蹠膿疱症の発症に影響する可能性があります。 掌蹠膿疱症の症状は人によってさまざまです。軽症の場合は、手掌や足底にかゆみと痛みを伴う小さな水疱ができ、数日で消失します。重症の場合は、水疱が大きくなり、合併症を引き起こす可能性があります。 掌蹠膿疱症の合併症としては、感染症、関節炎、眼炎、腎炎などが挙げられます。感染症は、膿疱が破れて細菌が侵入することで起こります。関節炎は、関節に炎症が起こることで起こります。眼炎は、目に炎症が起こることで起こります。腎炎は、腎臓に炎症が起こることで起こります。
血液・造血

看護師必見!好中球の役割とは?

好中球とは、白血球の一種です。白血球は、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)、単球、リンパ球からなる細胞群です。顆粒球は、白血球の半分以上を占めています。好中球は、中性の色素でよく染まる顆粒を持つ顆粒球です。好中球は、白血球の中で最も多く、健康な成人の血液中に約50~70%含まれています。好中球は、細菌や真菌などの異物を貪食して殺す役割を持っています。また、炎症反応に関与し、組織の損傷を修復する役割も果たしています。
循環器

看護師に必須の用語『V3』って知ってる?

V3の役割 V3は、心臓の電気活動を捉えるために使用される胸部誘導の1つである。V2とV4の中点に位置し、緑色の電極を使用する。V3は、心臓の左室壁の電気活動を捉えるのに特に優れており、心筋梗塞や心筋炎などの心臓疾患の診断に役立つ。また、V3はペースメーカーの機能を評価するためにも使用される。 V3は、心臓の電気活動を捉えるために使用される重要な胸部誘導の1つである。他の胸部誘導と組み合わせて使用することで、心臓の様々な部位の電気活動を捉えることができ、心臓疾患の診断や治療に役立つ。
アレルギー・膠原病

看護師のための用語解説 ゲルとは

ゲルとは、液体を媒質としたコロイドであり、固体のコロイド粒子が沈殿またはゼリー状をなしたものである。ゲル状物質は、自然界に広くみられる物質状態であり、固化した寒天や豆腐、こんにゃく、ゼラチンなどが一例である。ゲルは、その構造によって、コロイドゲル、アソシエーションゲル、ネットワークゲル、ミセルゲルなどの種類に分類される。コロイドゲルは、コロイド粒子が互いに凝集して形成されるゲルである。アソシエーションゲルは、分子間力が働いて形成されるゲルである。ネットワークゲルは、高分子鎖が架橋して形成されるゲルである。ミセルゲルは、界面活性剤のミセルが凝集して形成されるゲルである。