呼吸器

看護師必携!吃逆の知識と対応方法

吃逆とは、横隔膜の収縮運動と合わせて、気道(空気の通り道)中の声門が閉塞すると起こる現象のことである。しゃっくりともいう。一定間隔で“ヒック”という音が出ることが特徴。症状が続く場合、睡眠が妨げられたり体力が失われたりすることで生活に支障が出るため、治療が必要である。 吃逆は、横隔膜の収縮運動が強すぎたり、弱すぎたり、不規則になったりすることで起こる。横隔膜は、胸腔と腹腔を隔てる筋肉で、呼吸をコントロールしている。横隔膜が収縮すると、胸腔が拡大して空気を吸い込む。横隔膜が弛緩すると、胸腔が縮小して空気を吐き出す。 吃逆が起こると、横隔膜が不規則に収縮して、気道中の声門が閉塞する。これにより、息を吸おうとしたときに“ヒック”という音がする。吃逆は、通常は数分以内に自然に治まるが、中には数時間から数日続く場合もある。
検査・診断

看護師が知っておきたい基礎体温の基礎知識

基礎体温とは、一定時間以上の睡眠後の起床時の安静な状態で測定した体温です。女性の場合、卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類のホルモンの影響を大きく受けており、基礎体温を測定することにより、これらのホルモン分泌が正常に行われているかを予測することができます。 基礎体温は、排卵日を予測したり、妊娠の有無を判断したりすることができます。また、月経周期の異常や、更年期の症状などを判断するのにも役立ちます。 基礎体温を測定するには、毎朝決まった時間に、体温計を舌の下に5分ほど入れて測定します。測定した体温は、グラフに記録しておくと、変化がわかりやすくなります。
検査・診断

体温とは?看護師に必須の用語

体温とは、体の温度のことである。ヒトの場合、約37℃が維持されている。これは、身体のさまざまな機能を正常に行うために必要な温度である。体温が低すぎると、身体の機能が低下し、低体温症を引き起こす。体温が高すぎると、身体の機能に障害が生じ、熱中症を引き起こす。 体温は、体の熱産生と熱放散のバランスによって調節されている。熱産生は、筋肉の活動や食物の消化などによって行われる。熱放散は、皮膚から汗を蒸発させることや、呼吸によって熱を放出することによって行われる。 体温は、身体の状態を反映する重要な指標である。体温が上昇するときは、感染症や炎症などの身体の異常を示していることがある。体温が低下するときは、低体温症や脱水症などの身体の異常を示していることがある。
内分泌・代謝・栄養

顕微鏡的多発血管炎のすべて

顕微鏡的多発血管炎(micorscopic polyangiitis〈MPA〉)とは、小血管を主体とした血管炎の一つである。ANCA関連血管炎に分類され、肺、腎臓、皮膚、神経などを侵す。好発年齢は40~60歳代で、男性にやや多い。原因は不明だが、免疫異常が関係していると考えられている。 顕微鏡的多発血管炎の主な症状は、発熱、倦怠感、関節痛、筋肉痛、皮疹、腎障害、肺障害、神経障害などである。腎障害では、血尿、蛋白尿、腎機能障害などがみられる。肺障害では、咳、息切れ、胸痛などがみられる。神経障害では、末梢神経障害によるしびれや痛み、中枢神経障害による意識障害やけいれん発作などがみられる。 顕微鏡的多発血管炎の診断は、血液検査、尿検査、画像検査、病理検査などで行われる。血液検査では、ANCA陽性、CRP上昇、血小板減少などがみられる。尿検査では、血尿、蛋白尿、円柱尿などがみられる。画像検査では、肺の浸潤影、腎臓の腫大や萎縮、神経の異常などがみられる。病理検査では、小血管の炎症や壊死がみられる。 顕微鏡的多発血管炎の治療は、ステロイド薬や免疫抑制剤、血漿交換療法などで行われる。ステロイド薬は、炎症を抑える効果がある。免疫抑制剤は、免疫機能を抑える効果がある。血漿交換療法は、血液中の有害物質を除去する効果がある。
検査・診断

看護師に必須の用語:フィブリノゲン

フィブリノゲンの役割 フィブリノゲンは、止血の過程で重要な役割を果たすタンパク質です。血管が損傷すると、血小板が損傷部位に集まり、血栓を形成して出血を止める働きをします。フィブリノゲンは、血小板が血栓を形成する際に必要不可欠な成分であり、血栓の強度と安定性を高める働きをします。 また、フィブリノゲンは、炎症反応にも関与しています。炎症が起こると、フィブリノゲンが炎症部位に集まり、血栓を形成して炎症を局在させる働きをします。また、フィブリノゲンは、炎症に伴う組織の損傷を修復する働きもしています。 フィブリノゲンは、肝臓で合成され、血液中に放出されます。正常な成人では、血液中のフィブリノゲン濃度は200~400mg/dLです。フィブリノゲン濃度が低下すると、出血傾向が高まり、血栓が形成されにくくなります。逆に、フィブリノゲン濃度が高くなると、血栓が形成されやすくなり、動脈硬化や脳梗塞などの血管障害のリスクが高まります。
その他

看護師が押さえておくべき必須用語「KOT」

KOTとは、大便を意味する業界用語である。ドイツ語のKotに由来する。医療現場では、カルテなどに「KOT−3」(3日間排便なし)というように記載されることがある。これは、患者の排便状況を記録するためのものである。 KOTは、看護師にとって重要な用語である。患者の排便状況を把握することは、患者の健康状態を判断する上で重要である。また、排便障害のある患者に対しては、適切なケアを行う必要がある。 KOTに関する用語には、他にも「KOT便」「KOT塊」「KOT失禁」などがある。これらの用語は、いずれも大便に関する状態や症状を表している。看護師は、これらの用語を正しく理解し、適切なケアを提供することが求められている。
呼吸器

看護師に必須の用語『バイトブロック』

バイトブロックとは? バイトブロックとは、気管挿管・人工呼吸管理中の患者が気管チューブを噛んでチューブを閉塞させてしまわないための医療器具です。全身麻酔時の患者や集中治療室の患者に用いられます。気管チューブは柔らかい素材で作られているため、歯で噛みつぶすことができます。そのため、歯で噛むことでチューブが閉塞・破損につながる恐れがあります。 バイトブロックは、患者が麻酔から覚醒した際、チューブの違和感で歯をくいしばることが多い際に使用されます。このときにバイトブロックがないとチューブが閉塞して呼吸が障害されることがあります。呼吸が障害されると、さらに力を込めて歯をくいしばることで悪循環に陥ります。上気道が閉塞された状態で過度の吸気努力をすると、胸腔内が非常に強い陰圧になるため、陰圧性肺水腫を引き起こす危険性もあります。吸気努力が強い若く強靭な男性ほど、抜管後に陰圧性肺水腫を起こすリスクが高まります。 バイトブロックを使用することで、これらのリスクを軽減することができます。また、バイトブロックを使用することで気管チューブの位置ずれも防止できます。
検査・診断

看護師に必須の用語『Rh血液型』とは

Rh血液型の歴史と背景 Rh血液型は、1940年にカール・ラントシュタイナーとアレクサンダー・ウィーナーによって発見された比較的新しい血液型です。当初、この血液型は「Rh因子」として知られていましたが、後に「Rh抗原」と呼ばれるようになりました。Rh抗原は、赤血球の表面にあるタンパク質です。Rh抗原を持っている人はRh陽性、持っていない人はRh陰性です。 Rh血液型は、輸血や妊娠に重要な役割を果たしています。Rh陰性の女性がRh陽性の男性と子供を授かった場合、母親の免疫系が胎児のRh抗原を異物と認識し、攻撃する可能性があります。これをRh不適合といい、胎児に溶血性貧血や黄疸を引き起こす可能性があります。Rh不適合を防ぐため、Rh陰性の女性には妊娠中に抗D免疫グロブリンを投与します。抗D免疫グロブリンは、母親の免疫系が胎児のRh抗原を攻撃するのを防ぐ抗体です。 Rh血液型は、臓器移植にも重要な役割を果たしています。臓器移植を行う際には、ドナーとレシピエントのRh血液型が一致している必要があります。一致していない場合、レシピエントの免疫系がドナーの臓器を攻撃する可能性があります。
感染

看護師必見!黄熱とは?

黄熱は、黄熱ウイルスを原因微生物とするウイルス性の出血熱です。黄熱ウイルスはネッタイシマカなどによって媒介されます。感染症法では4類に分類され、診断した医師は直ちに保健所へ届け出ることが求められています。 黄熱は、熱帯地域や亜熱帯地域で発生する感染症です。アフリカ、南アメリカ、中央アメリカ、東南アジアなどで多く見られます。日本では、1942年に発生した黄熱が最後であり、現在は国内での発生はありません。 黄熱の症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、悪心、嘔吐などです。重症化すると、黄疸、出血傾向、腎不全、肝不全などを引き起こし、死に至ることもあります。 黄熱の治療法は、対症療法が主です。解熱剤、鎮痛剤、水分補給などが行われます。重症例では、輸血や人工透析が必要になることもあります。 黄熱の予防には、ワクチン接種が有効です。黄熱ワクチンは、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。生ワクチンは、黄熱ウイルスを弱毒化したもので、効果は10年間持続します。不活化ワクチンは、黄熱ウイルスを不活性化したもので、効果は3年間持続します。 黄熱ワクチンは、黄熱流行地域への渡航前に行うことが推奨されています。また、黄熱流行地域に滞在する際には、蚊に刺されないように注意することが大切です。
感染

看護師に必須の用語「感染症」について

感染症とは、細菌、ウイルス、真菌、原虫、寄生虫などの病原体が体内で増殖し、症状を引き起こすことです。感染症は、接触感染、飛沫感染、空気感染、経口感染、経皮感染、性感染などの感染経路によって広がります。感染症の症状は、感染した部位や病原体によって異なりますが、発熱、咳、鼻水、下痢、嘔吐、発疹、筋肉痛、関節痛などの症状が現れることが多いです。感染症は、抗菌薬や抗真菌薬などの薬物で治療することができることが多いですが、中には治療法がなく、死に至ることもある感染症もあります。感染症を防ぐためには、手洗い、マスクの着用、ワクチンの接種などの予防策を講じることが大切です。
整形外科

骨接合術とは?看護師が知っておくべき知識

骨接合術とは、骨折の治療法の1つであり、観血的整復固定術(open reduction and internal fixation;ORIF)とも呼ばれます。骨折部位を金属などの器具で固定して、骨がくっつくのを助ける手術療法の総称です。 骨接合術には、創外固定法、髄内釘固定法、プレート固定法など、さまざまな方法があります。創外固定法は、骨折部位の外側から器具で固定する方法です。髄内釘固定法は、骨折した骨の中に金属の釘を入れて固定する方法です。プレート固定法は、骨折した骨に金属のプレートを固定する方法です。 骨接合術は、骨折の治療において、骨が正しくくっつくように整復し、固定することが目的です。また、骨接合術を行うことで、患者の痛みが軽減され、早期に日常生活に戻ることができるようになります。
検査・診断

看護師が知っておくべき生化学検査の基礎知識

生化学検査とは、臨床検査のうち、血液を使用する検体検査の一種です。血液の血清や血漿中に含まれる各種物質の濃度を生化学的手法で測定することで、全身状態、各臓器の状態を推測するものです。生化学検査は、健康診断や病気の診断、治療の経過観察など、さまざまな目的に使用されます。生化学検査で測定される項目は、肝機能、腎機能、脂質代謝、ホルモン、電解質、血糖値など多岐にわたります。これらの項目を測定することで、肝臓や腎臓などの臓器の状態、脂質代謝の異常、ホルモンバランスの乱れ、電解質の異常、血糖値の異常などを検出することができます。生化学検査は、血液を採取して行う検査のため、採血が必要です。採血は、腕の静脈から行うのが一般的です。採血した血液は、検査室に持ち込まれ、各種物質の濃度を測定します。生化学検査の結果は、通常、数日後に医師から説明されます。
その他

看護師に必須の用語『ミニトラック』の意味と使用目的

ミニトラックとは、痰を吸引するために気管切開中の患者の気管に直接挿入する細いチューブのことである。排痰に必要な吸引ラインの確保のために使用され、カニューレよりも細い管である。 ミニトラックは、気管切開を維持するために必要な気道内圧を維持するために使用される。また、気道内の分泌物を吸引するためにも使用される。ミニトラックは、気管切開患者のケアにおいて重要な役割を果たしている。 ミニトラックは、医療従事者によって挿入され、通常は数日から数週間使用される。挿入された後は、定期的に洗浄と交換が行われる。ミニトラックは、患者の状態に応じて適切なサイズと形状を選択する必要がある。
消化器

看護師に必須!ALTとは?

ALTとは、アラニン(血清)アミノトランスフェラーゼの略語であり、肝機能や肝疾患の評価に用いられる。ALTは、肝臓の細胞内に存在する酵素であり、アラニンとα-ケトグルタル酸をピルビン酸とグルタミン酸に変換する反応を触媒する。ALTの血中濃度は、肝細胞が損傷を受けると上昇する。そのため、ALTは肝機能障害の早期発見に有用な検査項目である。ALTの上昇は、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌などの肝疾患でみられる。また、薬剤性肝障害やアルコール性肝障害でもALTが上昇することがある。ALTは、肝機能を評価する検査項目のひとつであり、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)やγ-GTP(ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ)とともに測定されることが多い。ALTとASTの値を比較することで、肝疾患の種類を推測することができる。
循環器

看護師に必須の用語『動脈管』とは

動脈管とは、胎児期に見られる肺動脈と大動脈をつなぐ血管のことである。ボタロー管とも呼ばれる。胎児期には、肺は機能していないため、肺動脈を通って肺に流れる血液はほとんどない。そのため、動脈管が開いており、肺動脈から大動脈に血液が流れ、全身に送られている。 出生後、肺が機能し始めると、肺動脈を通って肺に流れる血液量が増加する。その結果、肺動脈と大動脈の圧力差が大きくなり、動脈管が閉鎖される。動脈管が閉鎖されると、肺動脈から大動脈に血液が流れなくなり、肺と全身の間の血液循環が完全に分かれる。
循環器

看護師が知っておくべき『怒張』とは?

怒張とは、血管が平常時よりも膨らんでいる状態を指す医学用語です。これは、血流の停滞などによって血液の循環が不十分になることで起こり、血管が拡張して張り出します。怒張は、採血や注射の際に、血管を見つけるために駆血帯を巻くことで人工的に起こすことができます。この場合は、疾患によるものではないため、採血や注射の部位を心臓よりも高くすることで怒張は収まります。しかし、右心不全に伴う頸静脈怒張など、疾患が原因で起こる血管の怒張は、身体的な要因により血液の循環が正常に機能していないことによって起こるため、治療が必要です。
精神科

看護師に知っておきたい!ライフサイクルとは

ライフサイクルとは、生物の誕生から死までの過程を円環にして描いた概念です。生物は、誕生すると成長し、成熟し、やがて衰え、死にます。この過程をライフサイクルといいます。ライフサイクルは、すべての生物に共通するプロセスですが、生物の種類によって、その期間や内容は異なります。 人間の場合、ライフサイクルは、誕生から100歳前後までです。誕生すると、乳幼児期、幼少期、児童期、思春期、青年期、 adulthood、老年期という段階を経て、やがて死にます。それぞれの段階には、特有の発達課題や課題があります。
消化器

胆石とは?看護師が知っておきたい基礎知識

胆石は、肝臓から分泌される胆汁の成分が固まって胆道系に形成される結石です。胆石の原因には、胆汁中のコレステロールやビリルビンなどの成分が過剰になったり、胆汁の流れが悪くなったりすることが挙げられます。 胆石の症状は、胆石の発作によって起こります。胆石発作は、胆石が胆管に詰まってしまうことで起こり、右上腹部の痛みや吐き気、嘔吐を引き起こします。胆石発作は、数時間から数日間続き、ひどい痛みを伴うこともあります。 胆石の症状が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けることが大切です。胆石発作は、重症化すると胆管炎や胆嚢炎を引き起こす可能性があり、胆石を取り除く手術が必要になることもあります。
その他

看護師必須用語『ハーベー』について

ハーベー(はーべー)とは、ヘモグロビン(Hb)のことである。看護師などが臨床の現場で使う。Hbをそのままドイツ語の発音で読んだもの。 ヘモグロビンは、赤血球に含まれるタンパク質で、酸素を肺から全身の組織や細胞に運搬する働きがある。また、二酸化炭素を組織や細胞から肺に運搬する働きもある。 ヘモグロビンの正常値は、男性で13.5~18.0g/dL、女性で12.0~16.0g/dLである。ヘモグロビンの値が低くなると、貧血となり、息切れ、動悸、倦怠感、食欲不振などの症状が現れる。 ハーベーは、貧血の有無を調べる検査によく使用される。ハーベーを測定することで、ヘモグロビンの量を測定することができ、貧血の有無を診断することができる。 また、ハーベーは、輸血の際に、輸血が必要かどうかを判断するために使用される。ハーベーが低い場合は、輸血が必要となる。 ハーベーは、看護師が臨床の現場でよく使用する用語である。ハーベーを正しく理解することで、貧血の有無を診断したり、輸血が必要かどうかを判断したりすることができる。
検査・診断

看護師に必須!『カットオフ値』とは?

カットオフ値とは、ある検査の陽性、陰性を分ける値のことである。病態識別値とも呼ばれる。その検査結果によって、特定の疾患に罹患した患者と罹患していない患者を分ける境界値である。 カットオフ値は、検査の感度と特異度によって決定される。感度とは、疾患にかかっている患者を正しく陽性と判定する確率であり、特異度とは、疾患にかかっていない患者を正しく陰性と判定する確率である。カットオフ値を高く設定すると、感度は高くなるが特異度は低くなり、カットオフ値を低く設定すると、感度は低くなるが特異度は高くなる。 カットオフ値は、検査によって異なる。例えば、血糖値のカットオフ値は120mg/dLであり、この値を超えると糖尿病と診断される。血圧のカットオフ値は140/90mmHgであり、この値を超えると高血圧と診断される。 カットオフ値は、医師が病気の診断をするために使用する重要な指標である。しかし、カットオフ値は絶対的なものではなく、患者の年齢、性別、病歴、その他の要因によって異なる場合がある。そのため、医師はカットオフ値を参考にしつつ、患者の全体的な状態を考慮して診断を下す必要がある。
整形外科

看護師が知っておきたい『介達痛』とは?

介達痛とは、骨折の患部から離れた場所を刺激した際、患部に生じる痛みのことです。軸圧痛とも呼ばれます。介達痛は、骨折の患部と離れた場所に存在する神経が、骨折の患部からの刺激を伝達することで起こります。この神経は、痛みを脳に伝える役割を果たしています。介達痛は、骨折の患部を直接刺激したときよりも、骨折の患部から離れた場所を刺激したときに強く起こることが多いです。介達痛は、骨折の患部が治癒するにつれて、徐々に消失していきます。
眼科

カーンズ・セイヤー症候群とは?看護師に必須の知識

カーンズ・セイヤー症候群の原因は、ミトコンドリアの変異によるものです。ミトコンドリアは、細胞のエネルギーを産生する働きをしていますが、このミトコンドリアが正常に機能しなくなると、細胞の活動に支障をきたし、様々な症状を引き起こします。カーンズ・セイヤー症候群の場合、ミトコンドリアの変異により、特に眼球運動や網膜の色素沈着に影響が及びます。このミトコンドリアの変異は、遺伝性ではなく、自然発生的に起こるものと考えられています。その結果、眼球運動をコントロールする筋肉が麻痺し、物を見る際に目が動きづらくなったり、網膜の色素が変性して視力が低下したりします。また、心臓の電気伝導にも異常をきたすことがあり、不整脈や心停止を引き起こす可能性もあります。
循環器

看護師に必須の用語「動脈血」とは

動脈血とは、酸素を多く含む鮮紅色の血液のことです。肺から心臓へ入る肺静脈と、心臓から全身へ送り出す大動脈には動脈血が流れています。 動脈血には、全身の細胞や組織に酸素を供給する役割があります。また、二酸化炭素や老廃物を回収する役割もあります。 動脈血の酸素飽和度は、血液中の酸素の割合を表す数値です。動脈血の酸素飽和度は、通常95~100%です。動脈血の酸素飽和度が低下すると、全身の細胞や組織に酸素が供給されなくなり、様々な症状が現れます。 動脈血の酸素飽和度が低下する原因としては、肺疾患、心臓疾患、貧血、中毒などがあります。動脈血の酸素飽和度が低下すると、呼吸困難、意識障害、チアノーゼなどの症状が現れます。 動脈血の酸素飽和度を測定するためには、動脈血ガス分析を行います。動脈血ガス分析は、動脈血を採取して、酸素飽和度やpH、二酸化炭素濃度などを測定する検査です。動脈血ガス分析は、肺疾患や心臓疾患の診断や治療に役立ちます。
脳・神経

看護師に必須!多臓器不全とは?

多臓器不全とは、心臓、腎臓、肺、肝臓、中枢神経などの生命維持臓器が同時に機能不全に陥る状態のことです。重症感染症、外傷、手術、薬剤の副作用など、さまざまな原因で起こり得ます。多臓器不全は、生命を脅かす非常に深刻な状態であり、早期診断と治療が重要です。 多臓器不全の症状は、臓器によって異なります。心臓の機能不全では、息切れ、動悸、胸痛、疲労感などがみられます。腎臓の機能不全では、尿量減少、浮腫、むくみなどがみられます。肺の機能不全では、息切れ、喀痰、呼吸困難などがみられます。肝臓の機能不全では、黄疸、腹水、肝硬変などがみられます。中枢神経の機能不全では、意識障害、けいれん、昏睡などがみられます。