看護師必見!バセドウ病の基本知識

看護師の研究家
バセドウ病とは、どのような病気ですか?

看護師になりたい
バセドウ病は、甲状腺の腺組織が過形成を起こし、甲状腺が全体的に腫大し、その機能が亢進する疾患です。

看護師の研究家
バセドウ病の原因は何ですか?

看護師になりたい
B細胞が産生する甲状腺刺激ホルモンレセプター抗体が甲状腺を刺激することで生じる自己免疫性疾患です。
バセドウ病とは。
バセドウ病とは、甲状腺が腫大して、その働きが過剰になる病気です。これは、B細胞によって作られる甲状腺刺激ホルモン受容体抗体が甲状腺を刺激することで起こります。バセドウ病の症状には、眼の飛び出し、脈の速さ、甲状腺の腫れなどがあります。
バセドウ病の原因

バセドウ病の原因は、自己免疫疾患によるものであることが判明しています。自己免疫疾患とは、本来であれば体を守るべき免疫機能が、自分の正常な細胞を攻撃してしまう病気です。バセドウ病の場合は、B細胞が甲状腺刺激ホルモンレセプター抗体という抗体を産生してしまい、甲状腺を刺激してしまうことで、甲状腺の機能が亢進してしまいます。
甲状腺刺激ホルモンレセプター抗体が産生される原因はまだ十分には解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因などが関与していると考えられています。遺伝的要因としては、HLA-DR3やHLA-B8などの特定のHLA抗原を持つ人がバセドウ病を発症しやすいことが知られています。環境要因としては、ストレスや感染症などがトリガーとなって発症するケースがあるとされています。
バセドウ病の症状

バセドウ病は、自己免疫疾患の一種であり、甲状腺が過剰に機能する病気です。最も一般的な症状は、甲状腺腫大、頻脈、眼球突出などです。甲状腺腫大は、甲状腺が腫れて大きくなることで、首の前で膨らみが見られます。頻脈は、心臓の鼓動が速くなることで、動悸や息切れなどの症状が現れます。眼球突出は、眼球が前に突出することで、白目が多くなり、視力が低下することがあります。
その他にも、体重減少、疲労感、発汗、不眠、下痢などの症状が現れることもあります。バセドウ病は、女性に多く発症し、20~40歳代にピークを迎えます。また、遺伝的な要因やストレスなどが発症のリスクを高めるといわれています。
バセドウ病の治療は、薬物療法が中心となります。甲状腺機能を抑える薬を服用することで、症状を改善していきます。また、眼球突出がひどい場合は、手術が必要になる場合があります。バセドウ病は、早期発見・早期治療が重要です。症状に気づいたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
バセドウ病の治療法

バセドウ病の治療法は、その重症度と患者さんの状態に応じて異なります。治療の主な目的は、甲状腺ホルモンの産生を抑制し、症状を改善することです。
バセドウ病の治療法としては、主に以下の4つがあります。
1.薬物療法バセドウ病の薬物療法は、甲状腺ホルモンの産生を抑える薬を使用します。この薬には、チラージン、プロピルチオウラシル、メチマゾールなどがあります。薬物療法は、バセドウ病の症状を改善し、甲状腺機能を正常化させるのに役立ちます。
2.放射性ヨウ素治療放射性ヨウ素治療は、放射性ヨウ素を投与することで、甲状腺細胞を破壊する方法です。放射性ヨウ素治療は、バセドウ病の根治を目指す治療法ですが、甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があります。
3.手術療法手術療法は、甲状腺の一部または全部を切除する方法です。手術療法は、バセドウ病の根治を目指す治療法ですが、甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があります。
4.経過観察バセドウ病の症状が軽度で、甲状腺機能の異常が軽度の場合には、経過観察を行うこともあります。経過観察中は、定期的に甲状腺機能検査を行い、症状の変化に注意を払う必要があります。
