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精神科

看護師に不可欠な用語『デブリーフィング』

デブリーフィングとは、災害や精神的ショックを経験した人々に対して行われる、急性期(体験後2、3日~数週間)の支援方法のことです。心理的デブリーフィング(psychological debriefing、PD)とも言われます。デブリーフィングは元来、軍隊用語で「状況報告、事実確認」を意味し、前線から帰還した兵に任務や戦況を質問し、報告させることを指していました。転じて、大規模災害や悲惨な死傷事故を目の当たりにした人々が、自身が体験した状況を正しく認識することが、ストレスによって引き起こされている自身の異常反応(不安感、抑うつ感など)が正常な反応なのだと認識することにつながり、ひいては回復へとつながってゆく。これを目指して行われることをデブリーフィング(心理的デブリーフィング)といいます。デブリーフィングでは、トラウマとなるような出来事を体験した人がグループで2~3時間話し合い、互いを理解しあう雰囲気のなかで心に溜まったストレスを処理することを目指します。また、チーム医療の視点から、事前の手順をチーム全員で確認するために行われる「ブリーフィング」に対して、チームで事後に振り返り、話し合うことなどを意味する言葉でもあります。
整形外科

看護師に必須の用語『デニス・ブラウン副子’

デニス・ブラウン副子は、1930年代に英国の整形外科医であるデニス・ブラウン卿によって開発されました。ブラウン卿は、内反足の治療に苦労しており、より効果的な方法を模索していました。ある日、ブラウン卿は、内反足の子供用の靴に金属のバーを取り付け、足の角度を調整できるようにしたところ、子供の足が正しい方向を向くようになったことに気づきました。これがデニス・ブラウン副子の原型です。 ブラウン卿は、デニス・ブラウン副子をさらに改良し、1934年に論文を発表しました。この論文は、内反足の治療に大きな注目を集め、デニス・ブラウン副子は世界中で使用されるようになりました。デニス・ブラウン副子は、内反足の治療に非常に効果的であり、現在でも広く使用されています。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておきたいテストステロンの基礎知識

テストステロンとは、精巣から分泌されるホルモンの一種です。男性ホルモンとして知られ、男性の性徴の発達や維持に重要な役割を果たしています。また、筋肉量や骨量を増やし、赤血球の生成を促進する作用もあります。テストステロンは、男性の健康維持に欠かせないホルモンです。 テストステロンは、視床下部から分泌されたゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)が、下垂体の黄体形成ホルモン(LH)の産生を刺激することによって分泌されます。そして、黄体形成ホルモンが、精巣でのテストステロンの分泌を促します。
腎・泌尿器

看護師に知っておいてほしい!電解質とは

電解質とは、水などの溶媒に溶かしたときに正と負のイオンに分かれること(電離すること)で、その溶液が高い電気伝導性を持つようになる物質のことである。主に、体液(細胞内液や血漿)に溶けて伝導性を持つようになるミネラルイオンのことを指す。体内の水分量やpH、浸透圧のバランスを保ち、神経伝達および筋肉の運動にも深く関わっている。血液検査および尿検査にて測定することができる。 電解質は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素などの元素から構成される。これらの元素は、体内のさまざまな機能に不可欠である。例えば、ナトリウムとカリウムは、細胞内外の水分量を調節し、神経伝達の速度を調節する。カルシウムは、骨や歯を形成し、筋肉の収縮を調節する。マグネシウムは、エネルギー産生や筋肉の収縮に関与する。リンは、骨や歯を形成し、エネルギー産生に関与する。硫黄は、タンパク質やアミノ酸の合成に関与する。塩素は、体液の浸透圧を調節する。
検査・診断

看護師必須用語:低血糖

低血糖とは、血糖値が生理的範囲(体が正常に機能できる状態)を超えて低下した状態です。なお、一般的に空腹時血糖値が70~109(mg/dL)以下の場合、低血糖と診断されます。低血糖は、インスリンやスルホニル尿素などの薬を服用している糖尿病患者に多くみられますが、糖尿病患者以外でも、飢餓、アルコール摂取、肝機能障害、腎機能障害、内分泌疾患などによって起こることもあります。 低血糖の症状は、血糖値の低下に応じて段階的に現れます。初期症状としては、空腹感、倦怠感、頭痛、発汗、脈拍の増加、手足の震えなどがあります。進行すると、意識障害、けいれん、昏睡に至ることもあります。 低血糖の治療は、原因となっている疾患の治療と、血糖値を上昇させるための処置が中心となります。血糖値を上昇させるためには、砂糖やブドウ糖を摂取したり、グルカゴンを注射したりします。重症の場合には、点滴での輸液や入院治療が必要になることもあります。 低血糖は、適切な治療を受けなければ、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。そのため、糖尿病患者や低血糖を起こしやすい人は、日頃から血糖値をコントロールし、低血糖の発症を防ぐことが大切です。
血液・造血

看護師必須用語『鉄剤』

鉄剤は、主に鉄欠乏性貧血の治療に使用される薬剤であり、市販のサプリメントでも購入することが可能です。また、内服が困難な場合は注射剤も使用されます。鉄剤を使用した治療期間は特に決まっておらず、血液検査で血清鉄やヘモグロビン値を測定し、医師が判断して決定します。 鉄剤は、体内の鉄分量を増やすことで赤血球を増加させ、貧血を改善する働きがあります。赤血球は、酸素を全身の細胞に運ぶ役割を担っており、鉄分は赤血球を作るために必要な成分です。鉄分が不足すると、赤血球の数が減少し、貧血が起こります。 鉄剤には、経口鉄剤と注射剤の2種類があります。経口鉄剤は、錠剤やカプセル状の薬剤で、内服して服用します。注射剤は、静脈注射や筋肉注射によって投与されます。 鉄剤を服用すると、副作用として、胃腸障害、便秘、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が現れることがあります。また、鉄剤を過剰に摂取すると、鉄過剰症を引き起こす可能性があります。鉄過剰症になると、肝臓や心臓に障害が起こることもあります。 そのため、鉄剤を服用する際には、医師の指示を守って服用することが大切です。また、定期的に血液検査を行い、血清鉄やヘモグロビン値を測定することが重要です。
産婦人科

帝王切開の基礎知識

帝王切開とは、経膣分娩と異なり、外科的に子宮を切開し、児を娩出する方法である。帝王切開は、母体または児の安全を守るために必要な場合に行われる。帝王切開の理由は様々であるが、最も多いのは児の大きさである。児が大きい場合、経膣分娩では産道を通ることができず、帝王切開が必要となる。また、母体の骨盤が狭い場合や、児の姿勢が異常な場合、母体が分娩中に十分な力を出せない場合などにも帝王切開が行われる。帝王切開は、母体・児の安全を守るために重要な手術であるが、同時に大きな手術であるため、リスクを伴う。帝王切開のリスクとしては、出血、感染、血栓塞栓症、子宮破裂などがある。帝王切開は、医師の判断で行われるが、多くの場合、母体と医師が相談して決定される。
皮膚科

看護師に必須!皮膚科の用語『デルマ』とは?

デルマとは、皮膚科のことである。ドイツ語のDermatorogieに由来し、英語ではdermatology(ダーマトロジー)という。デルマは、皮膚の構造、機能、疾患などを研究する学問である。皮膚は、人体の最大の臓器であり、外からの刺激から身体を守ったり、体温を調節したり、老廃物を排出したりするなどの重要な役割を果たしている。デルマでは、皮膚に関する様々な疾患、例えば、アトピー性皮膚炎、乾癬、白癬、水虫、帯状疱疹、とびひ、いぼ、巻き爪、皮膚癌などを診断、治療する。また、レーザー治療、ボトックス注射、ヒアルロン酸注射など、美容皮膚科に関する診療も行う。
消化器

看護師に必須の用語『鉄分』

鉄分とは、生物に必須な微量元素であり、体内で様々な役割を果たしています。鉄分は酸素を運ぶヘモグロビンや、エネルギーを産生するミトコンドリアの酵素の構成成分であり、また免疫機能や認知機能を担う酵素の構成成分でもあります。鉄分は、鉄分の吸収を助けるビタミンCや、鉄分を貯蔵するフェリチンと相互に作用して、体内でバランスを保っています。 鉄分の重要性は、貧血を防ぐことです。貧血は、鉄分が不足することで起こる症状で、息切れ、動悸、倦怠感などの症状が現れます。また、鉄分は、免疫機能や認知機能を正常に保つためにも重要です。鉄分が不足すると、免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなったり、疲労感や集中力の低下などの症状が現れたりします。また、鉄分は、胎児の発育や、子どもの成長にも重要です。
組織・制度

看護師に必須の用語『デイサービス(デーサービス/通所介護サービス)』

デイサービスとは、日帰りで利用する通所介護サービスのことです。送迎車を利用して通所介護施設(デイサービスセンター)に通い、リハビリや様々なレクリエーションのほか入浴、食事などの生活援助を受けることができます。 デイサービスは、在宅介護を支援するため、また、高齢者の方々の生活の質を高めるために行われています。デイサービスを利用することで、高齢者の方々は社会とのつながりを持ち、生きがいを見つけることができます。また、介護者の方々は、介護の負担を軽減することができます。 デイサービスには、様々な種類があります。デイサービスセンターによって、提供されるサービス内容や料金などが異なります。デイサービスを利用する際には、自分の希望やニーズに合ったデイサービスセンターを選ぶことが大切です。 デイサービスを利用するには、介護認定を受けている必要があります。介護認定は、市町村の窓口で行うことができます。介護認定を受けると、デイサービスの利用料の一部が自己負担金として支払われます。自己負担金の額は、介護認定の区分によって異なります。
その他

看護師に必須!覚えておきたい用語『ディファンス』

ディファンスとは、防御を意味する言葉です。臨床では、筋性防御(musclar defence)を指すこともあります。筋性防御とは、身体の筋肉が緊張して固くなることで、心理的なストレスや不安を防御しようとする反応です。筋性防御は、一時的にはストレスや不安を軽減する効果がありますが、長期的に続けると筋肉の痛みやコリ、疲労感、睡眠障害などを引き起こす可能性があります。 ディファンスは、ストレスや不安を感じたときに、身体が自然に起こす反応です。しかし、ディファンスが過剰になると、心身に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、ストレスや不安を感じたときは、ディファンスを意識的に緩めることが大切です。ディファンスを緩めるためには、深呼吸をしたり、軽い運動をしたり、入浴をしたりすることが有効です。また、ストレスや不安の原因となっているものを取り除くことも大切です。
耳鼻咽喉科

看護師に必須の用語『デシベル』

デシベルとは、音の強さや音圧のレベルを示す単位です。単位は「デシベル(dB)」と表し、電話の発明者であるベルにちなむ単位「ベル(B)」からきています。デシとは10分の1を意味する接頭語で、ベルの10分の1ということになります。 音の強さは、音波が空気中を伝わる際に生じる振動の大きさで決まります。振動が大きいほど音は大きく、振動が小さいほど音は小さくなります。音圧は、音波が空気中を伝わる際に生じる圧力の大きさで決まります。空気圧力が高いほど音は大きく、空気圧力が低いほど音は小さくなります。 デシベルは、音の強さを表す単位ですが、音圧を表す単位としても使用されます。音の強さを表す場合、デシベルは「dB SPL」と表記され、音圧を表す場合、デシベルは「dB HL」と表記されます。 「dB SPL」は、Sound Pressure Levelの略で、音圧レベルを意味します。音圧レベルとは、人間の聴覚の閾値(聞こえ始め)を0dBとし、それ以上の音の強さをデシベルで表したものです。「dB HL」は、Hearing Levelの略で、聴覚レベルを意味します。聴覚レベルとは、人間の聴覚の閾値を0dBとし、それ以上の音の強さをデシベルで表したものです。 デシベルは、音の大きさを表す単位として広く使用されています。例えば、図書館の静けさは約40dB、普通の会話の音量は約60dB、騒がしい工場の騒音は約90dBです。デシベルは、音の大きさを客観的に表すことができるので、騒音対策や難聴の予防などに役立てられています。
感染

看護師が知っておくべき『天然痘』の基礎知識

天然痘とは、痘瘡とも呼ばれ、天然痘ウイルス(smallpox virus)による致死率の高い感染症である。天然痘は、古代から人類を悩ませてきた感染症であり、世界中で多くの命を奪ってきた。天然痘ウイルスは、痘瘡ウイルス科に属し、DNAウイルスの一種である。天然痘ウイルスは、天然痘患者の呼吸器から排出された飛沫や接触感染によって感染する。天然痘の潜伏期は10~14日で、感染すると発熱、頭痛、筋肉痛、悪寒などの症状が現れる。その後、顔や手足などに赤い発疹ができて、次第に水疱や膿疱に変化する。天然痘の患者は、発疹ができた後、数週間から数か月間、感染症を他の人にうつす可能性がある。天然痘は、天然痘ワクチンによって予防することができる。天然痘ワクチンは、天然痘ウイルスを弱毒化したもので、接種することで天然痘に対する免疫を獲得することができる。天然痘ワクチンは、19世紀に開発され、世界中で広く接種された。天然痘ワクチンのおかげで、天然痘は世界から撲滅された。現在、天然痘は、天然痘ワクチン接種を受けていない人だけが感染する可能性がある。
組織・制度

看護師必須!『デブリーフィング』って知ってる?

デブリーフィングとは、災害や精神的ショックを経験した人々に対して行われる、急性期(体験後2、3日~数週間)の支援方法のことである。心理的デブリーフィング(psychological debriefing、PD)とも言われる。 デブリーフィングは元来、軍隊用語で「状況報告、事実確認」を意味し、前線から帰還した兵に任務や戦況を質問し、報告させることを指していた。転じて、大規模災害や悲惨な死傷事故を目の当たりにした人々が、自身が体験した状況を正しく認識することが、ストレスによって引き起こされている自身の異常反応(不安感、抑うつ感など)が正常な反応なのだと認識することにつながり、ひいては回復へとつながってゆく。これを目指して行われることをデブリーフィング(心理的デブリーフィング)という。 デブリーフィングでは、トラウマとなるような出来事を体験した人がグループで2~3時間話し合い、互いを理解しあう雰囲気のなかで心に溜まったストレスを処理することを目指す。
救急・ICU

看護師に必須!低心拍出量症候群の基礎知識

低心拍出量症候群とは、心臓が身体の組織や器官に十分な量の血液を送り出せない状態のことです。これは、心臓のポンプ機能が低下したり、血液量が減少したりすることで起こります。低心拍出量症候群は、心臓手術の直後、急性心筋梗塞、心肺蘇生を行った後などに起こりやすい状態です。 低心拍出量症候群の症状には、疲労感、息切れ、めまい、失神などがあります。また、低血圧、頻脈、冷や汗、尿量減少などの症状も見られます。低心拍出量症候群は、重症化すると命を落とすこともある危険な状態です。そのため、早期に発見して治療することが大切です。
小児科

看護師に必須の用語『てんかん』

てんかんとは、大脳皮質神経細胞の過剰興奮によって起こる、痙攣などの発作性症状を繰り返す慢性疾患のことである。てんかん発作は、大脳の神経細胞が突然、過剰に興奮することで起こる。この過剰な興奮によって、筋肉が収縮したり、意識が失われたり、感覚がおかしくなったりする。てんかん発作は、数秒から数分間続き、発作後には通常、意識が回復する。てんかんは、100人に1人程度の発症率であり、男女の差はない。てんかんの原因はまだ完全に解明されていないが、遺伝的要因や脳損傷、感染症などが関与していると考えられている。てんかんは、発作をコントロールするための薬物治療が主な治療法である。てんかん発作は、通常、薬物治療でコントロールすることができる。てんかんの薬には、てんかん発作の発生を抑える抗てんかん薬と、てんかん発作が起こったときに発作を止める頓服薬がある。

低用量ピルは意外と知らない?その仕組みと効果について

低用量ピルの開発と歴史 低用量ピルは、1950年代後半に開発された避妊薬の一種です。それ以前は、女性の避妊手段は限られており、膣内避妊具やコンドーム、または定期的な断種に頼るしかありませんでした。低用量ピルの開発は、女性の避妊方法に革命を起こし、女性のセクシュアルヘルスとリプロダクティブヘルスに大きな影響を与えました。 低用量ピルの開発に貢献した主要人物には、アメリカの医師であり研究者であるグレゴリー・ピンカスとジョン・ロック、および生化学者のカール・ジェラーがいます。彼らは、ニューヨークの研究室で低用量ピルの初期の研究を行いました。そして、1957年に、世界初の低用量ピルである「エノービッド」が承認されました。 エノービッドは、すぐに人気のある避妊薬となり、1960年代までに、アメリカで最も広く使用されている避妊薬の一つとなりました。しかし、エノービッドには、吐き気、頭痛、不正出血などの副作用があり、一部の女性には深刻な健康問題を引き起こしました。そのため、1970年代になって、より安全で効果的な低用量ピルが開発されました。 現在、低用量ピルは、世界中で最も広く使用されている避妊薬の一つです。低用量ピルは、避妊の効果が高く、副作用も比較的少ないことが特徴です。また、月経困難症や子宮内膜症などの治療薬としても使用されています。
皮膚科

看護師必須の用語『手足口病』

手足口病とは、口腔内や手足などに水疱性の発疹が出現するウイルスによって起こる感染症である。乳幼児を中心に、主に夏に流行する。原因となるウイルスは、コクサッキーウイルスA6、A16やエンテロウイルス71型が主で、この他、コクサッキーウイルスA10など10種のウイルスが原因となる。 手足口病は、糞口感染または飛沫感染によって広がる。潜伏期間は3~7日で、症状は、発熱、咽頭痛、食欲不振、嘔吐、下痢などである。1~2日後に、口腔内や手足に水疱性の発疹が出現する。発疹は、数日で痂疲して自然に消失する。 手足口病は、通常、軽症で、特別な治療は必要ない。しかし、重症化して、髄膜炎や心筋炎を引き起こす場合もある。重症化のリスクが高いのは、乳幼児や免疫力の弱い人である。 手足口病を予防するためには、手洗いを励行し、咳やくしゃみをする際は、口と鼻をマスクで覆うことが重要である。また、乳幼児は、おむつを適切に交換し、おもちゃや食器を清潔に保つことも大切である。
循環器

看護師に必須!低心拍出量症候群を理解しよう

低心拍出量症候群(LOS)とは、心拍出量が減少する病態のことである。心臓手術の直後や急性心筋梗塞、心肺蘇生を行った後などに起こり、心係数が2.2L/min/m2以下の場合、低心拍出量症候群と診断される。 LOSは、心不全の一種であり、心臓が十分な量の血液を全身に送り出すことができない状態のことである。LOSは、心臓の収縮機能が低下したり、心拍数が減少したり、血管が収縮して血流が低下したりすることが原因で起こる。 LOSの症状は、疲労感、息切れ、浮腫、尿量減少、冷や汗、意識障害などである。LOSは、重症化すると死に至ることもあるため、早期発見と治療が必要である。 LOSの治療は、原因となっている疾患の治療を行うとともに、心拍出量を増やすための薬物療法や、心臓の収縮機能を改善するための外科的治療が行われる。
産婦人科

看護師に必須の用語『低用量ピル』

低用量ピルには、単相と三相の2種類があります。単相ピルは、1シートに含まれるすべてのピルが同じ成分で構成されており、毎日同じピルを服用します。三相ピルは、1シートに含まれるピルの成分が3種類に分かれており、生理周期に合わせて異なるピルを服用します。 単相ピルは、三相ピルよりも飲み忘れが起こりにくいというメリットがあります。三相ピルは、生理周期に合わせてピルの成分が変化するため、生理周期を調整したり、生理痛を軽減したりする効果が期待できます。
その他

看護師に必須!転帰とは

転帰とは、疾患や怪我などの治療における症状の経過や結果のことです。治療の効果などを分析する際に重要な要素となります。主に入院時や外来初診日から、退院時や通院終了日までなど、一定期間で判定されることが多いです。例えば、退院の理由や通院終了の原因などが該当します。一般には、診療報酬請求書等の記載要領等で用いられることが多く、その転帰欄には、受診者が診療を終了する原因が記載され、治癒した場合は「治癒」、死亡した場合は「死亡」、治癒してはいないけれど当面治療を見合わせたり、放置しても大丈夫な場合には「中止」、転院した場合には「転医」などと記載されます。病院によって定義が異なる場合があるので確認が必要です。
略語

デルマの意味とは?看護師に必須の用語

デルマとは、皮膚科のことである。ドイツ語のDermatorogieに由来し、英語ではdermatology(ダーマトロジー)と呼ばれる。デルマは、皮膚の疾患や症状を診断し、治療する専門の医学分野である。皮膚科医は、皮膚に関するあらゆる疾患を扱うが、中でも、湿疹、乾癬、にきび、白斑、皮膚がん、水虫などがよく知られている。 デルマは、皮膚の構造や機能、および皮膚の疾患や症状について研究する学問分野でもある。デルマの研究は、皮膚の疾患や症状の治療法の開発につながっており、皮膚科医は、皮膚の疾患や症状に悩む患者さんの治療に役立てている。 デルマは、皮膚の健康を維持するために重要な分野である。皮膚は、人間の体の中で最大の臓器であり、身体の表面を覆い、外界から身を守る役割を果たしている。また、皮膚は、感覚器官としても重要な役割を果たしており、触覚、痛覚、温覚などの感覚を伝達している。デルマは、皮膚の健康を維持し、皮膚の疾患や症状を治療することで、人間の健康を維持するのに役立っている。
腎・泌尿器

看護師必見!点滴静注腎盂造影とは?

点滴静注腎盂造影(DIP)とは、静脈から造影剤を点滴して腎機能や腎盂・尿管・膀胱の形態を調べる検査のことである。DIPは、腎不全、尿路感染症、腎結石などの疾患の診断に用いられる。造影剤を点滴すると、腎臓は尿に造影剤を排泄する。造影剤は尿の通り道である腎盂、尿管、膀胱に貯まる。レントゲンを撮影すると、造影剤が貯まった部分が白く写る。DIPは、腎臓の形態や機能を調べるのに有用な検査である。しかし、造影剤に対するアレルギー反応を起こす可能性があるため、事前に医師に相談することが大切である。
循環器

看護師が知っておきたい低血圧について

低血圧とは、さまざまな要因により血圧が低下している状態を指す。正常血圧は、収縮期血圧が120mmHg、拡張期血圧が80mmHgである。低血圧とは、収縮期血圧が90mmHg未満、拡張期血圧が60mmHg未満の状態である。低血圧は、めまいやふらつきの原因となる。また、脳への血流が低下するため、意識障害やけいれんを引き起こすこともある。 低血圧の原因としては、次のようなものがある。 * 脱水症 * 出血 * 感染症 * 心臓疾患 * 内分泌疾患 * 薬物の副作用 低血圧の症状としては、次のようなものがある。 * めまい * ふらつき * 失神 * 息切れ * 疲労感 * 吐き気 * 嘔吐 * 視界がぼやける * 頭痛 * 意識障害 * けいれん 低血圧の治療は、原因に応じて行われる。脱水症の場合は、水分を補給する。出血の場合は、止血を行う。感染症の場合は、抗菌薬を投与する。心臓疾患の場合は、心臓の機能を改善する薬を投与する。内分泌疾患の場合は、ホルモン補充療法を行う。薬物の副作用の場合は、その薬の服用を中止する。 低血圧は、適切な治療を受ければ、改善することが多い。しかし、重度の低血圧は、命の危険もあるため、すぐに受診することが大切である。