脳・神経

看護師が知っておきたい松果体について

松果体とは、脳のほぼ中央に位置する、松かさのような形状をした小さな器官です。大きさは約5~8mm、重さは0.1~0.2g程度です。松果体は、上丘の後ろ、脳幹の上部に位置しており、第3脳室の後上壁から突き出すようにして存在します。 松果体は、内分泌腺としての機能を有しており、メラトニンというホルモンを分泌しています。メラトニンは、睡眠と覚醒のリズムを調節する働きがあり、体内時計を調整する役割を果たしています。また、メラトニンには、抗酸化作用や抗炎症作用もあることがわかっています。 松果体は、古代ギリシャの医師であるガレノスによって初めて記載されました。ガレノスは、松果体を「霊魂の座」であると考えました。また、松果体は、東洋医学においても重要な器官とされており、不老不死の薬である「仙丹」の原料とされていました。 現代医学では、松果体は、睡眠と覚醒のリズムを調節する働きを担う内分泌腺であることがわかっています。しかし、松果体の機能については、まだ多くの謎が残されており、今後の研究が期待されています。
消化器

看護師が知っておきたい肝円索

肝円索は、胎児の時に臍帯と肝臓を繋いでいた組織です。出生後は、その機能が失われて索状の組織となり、肝臓から臍まで、腹部の真ん中を通っています。肝円索は、臍静脈索とも呼ばれ、ナイロン糸のような細い紐状の組織です。長さはおよそ5cmで、幅は数mmです。肝円索は、肝臓から臍まで、腹部の正中線を通っています。肝臓の左葉と右葉の間から始まり、臍まで伸びています。肝円索は、肝臓と臍を繋ぐ役割を果たしています。肝臓から臍まで血液を運んだり、臍から肝臓まで栄養を運んだりしています。
皮膚科

看護師が知っておくべき『体性痛』について

体性痛とは、身体の特定の部位に起こる痛みです。筋肉、骨、関節、皮膚など、体表の組織に起こる痛みを体性表在痛、内臓に起こる痛みを体性深部痛と呼びます。体性表在痛は、鋭い痛み、ズキズキする痛み、焼けるような痛みなど、さまざまな痛みとして感じられます。体性深部痛は、鈍い痛み、圧迫されるような痛み、绞痛などとして感じられます。 体性痛は、外傷、炎症、感染症、腫瘍など、さまざまな原因によって引き起こされます。外傷とは、身体に外からの力が加わって組織が損傷することで、骨折、脱臼、切り傷、打撲傷などが含まれます。炎症とは、身体の組織が損傷を受けると、その組織の周囲の血管が拡張して血液や炎症細胞が流れ込み、組織が腫れ上がる反応のことです。感染症とは、細菌、ウイルス、真菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、組織を損傷することで引き起こされる病気です。腫瘍とは、身体の組織の一部が異常増殖したもので、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。 体性痛は、その原因によって治療法が異なります。外傷の場合は、損傷した組織を修復する手術や、痛み止めの薬を服用するなどの治療を行います。炎症の場合は、炎症を抑える薬を服用したり、患部を冷やしたりするなどの治療を行います。感染症の場合は、感染症を引き起こしている病原体を殺す薬を服用したり、患部を切開して膿を取り除いたりするなどの治療を行います。腫瘍の場合は、腫瘍を切除する手術や、放射線療法、化学療法などの治療を行います。
呼吸器

看護師が知っておくべき用語『息切れ』について

息切れとは、呼吸が乱れて苦しくなったり、息をすることが難しくなったりする状態のことである。息切れはさまざまな原因で起こる可能性があり、その中には肺や心臓の問題、貧血、脱水、肥満などがある。息切れは、活動中や安静時など、さまざまな状況で起こる可能性がある。息切れが持続したり、悪化したりする場合は、医師の診察を受ける必要がある。 息切れは、肺や心臓の問題のサインである可能性がある。肺の病気では、肺胞が損傷したり、気道が狭くなったりすることがあり、これが息切れにつながる可能性がある。心臓の病気では、心臓が十分に血液を送り出せなくなったり、心臓の拍動が乱れたりすることがあり、これが息切れにつながる可能性がある。息切れは、貧血のサインである可能性もある。貧血は、血液中の赤血球の数が少なすぎる状態であり、これが酸素の輸送を困難にし、息切れにつながる可能性がある。息切れは、脱水症のサインである可能性もある。脱水症は、体内の水分が不足した状態であり、これが血液量を減らし、息切れにつながる可能性がある。息切れは、肥満のサインである可能性もある。肥満は、体脂肪が多すぎる状態であり、これが呼吸器系の負担になり、息切れにつながる可能性がある。
医療機器・設備・器具

酸素テント(さんそてんと)とは?

酸素テントとは、高流量の酸素を流す酸素吸入のことです。長期にわたり酸素療法を行う場合に適しており、未熟児や乳幼児に使用されることが多いです。酸素テントは、鼻から酸素を吸入する酸素マスクや、口と鼻の両方を覆う酸素マスクなど、さまざまな形状があります。酸素テントは、患者の呼吸状態に合わせて、酸素の流量や濃度を調整することができます。 酸素テントを使用すると、患者は高濃度の酸素を吸入することができ、血液中の酸素濃度を上昇させることができます。これにより、患者の呼吸状態を改善し、酸素欠乏による合併症を予防することができます。酸素テントは、肺炎や気管支喘息、肺水腫などの呼吸器疾患の治療に使用されます。また、心臓病や脳卒中などの循環器疾患、貧血などの血液疾患、中毒などの緊急時の治療にも使用されます。
小児科

看護師に必須の用語『りんご病』とは?

りんご病とは、ヒトパルボウイルスB19を病原体とした、小児期に起こる伝染性の発疹性疾患である。正式名称は伝染性紅斑であり、予後は良好で自然治癒する。感染すると顔がりんごのように赤くなるため、国内では通称「りんご病」と呼ばれている。 りんご病は、主に5~15歳の小児に多く発症する。感染経路は、飛沫感染と接触感染の2つである。飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみなどによってウイルスが空気中に放出され、それを吸い込むことで感染する。接触感染は、感染者の血液や体液に触れることで感染する。 りんご病の潜伏期間は10~20日である。感染初期は、発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が現れる。その後、顔面と四肢に発疹が現れる。発疹は最初、淡いピンク色であるが、次第に鮮やかな赤色になる。発疹は通常1~2週間で消えるが、まれに数ヶ月続くこともある。 りんご病は、通常、軽症で自然治癒する。しかし、妊婦がりんご病に感染すると、胎児に感染する可能性がある。胎児感染は、流産、死産、先天性異常を引き起こす可能性がある。そのため、妊婦は、りんご病の感染を避けるために注意する必要がある。
検査・診断

看護師に必須の用語『血糖値』

血糖値とは、血液中のブドウ糖の量のことです。ブドウ糖は、炭水化物を分解することによって得られ、体内の細胞にエネルギーを供給する燃料として利用されます。血糖値は、食事や運動、ストレスなどの要因によって変動します。通常、空腹時の血糖値は70~109mg/dL、食後1~2時間後の血糖値は140mg/dL以下に保たれています。血糖値が高い状態が続くと、血管や神経が傷つき、糖尿病などの合併症を引き起こす可能性があります。そのため、血糖値をコントロールすることは、糖尿病の予防と治療に欠かせません。
耳鼻咽喉科

看護師必須の用語!『口腔自浄作用』とは?

口腔自浄作用とは、口腔内でおこる咀嚼や唾液の分泌といった動作・現象によって自然に生じる清浄力のことです。口腔自浄作用は、口腔内の汚れや細菌を除去し、口腔内の健康を維持するのに役立ちます。 口腔自浄作用には、唾液分泌による自浄効果、摂食による歯・粘膜の付着物除去効果、含嗽による殺菌・消毒効果、歯磨きなどで頬・唇粘膜が刺激されることによる付着物除去効果と口腔内の筋力トレーニング効果などがあります。 唾液分泌による自浄効果は、唾液に含まれる抗菌物質や酵素が口腔内の細菌を除去する働きがあります。摂食による歯・粘膜の付着物除去効果は、食物を噛むことで歯や粘膜の付着物が除去される働きがあります。含嗽による殺菌・消毒効果は、含嗽液に含まれる殺菌成分が口腔内の細菌を殺菌・消毒する働きがあります。歯磨きなどで頬・唇粘膜が刺激されることによる付着物除去効果と口腔内の筋力トレーニング効果は、歯磨きなどで頬・唇粘膜が刺激されることで付着物が除去され、口腔内の筋力が鍛えられる働きがあります。
血液・造血

看護師必須!クレアチニンってなに?

クレアチニンは、筋肉で作られる老廃物の一種です。ほとんどのクレアチニンは腎臓の糸球体から排泄されます。クレアチニンは、腎機能の指標として用いられます。腎機能が低下すると、クレアチニンの血中濃度が上昇します。クレアチニンの血中濃度を測定することで、腎機能を評価することができます。 クレアチニンは、筋肉中のクレアチンが代謝されて生成されます。クレアチンは、筋肉のエネルギー源として重要な役割を果たしています。クレアチニンは、腎臓の糸球体から濾過されて尿中に排泄されます。糸球体の機能が低下すると、クレアチニンの排泄が低下し、血中濃度が上昇します。血中クレアチニン濃度が上昇すると、腎機能の低下が疑われます。腎機能の低下は、腎臓病や心不全など様々な原因で起こります。クレアチニンの血中濃度を測定することで、腎機能を評価することができます。
耳鼻咽喉科

真珠腫性中耳炎とは?

真珠腫性中耳炎は、扁平上皮細胞が本来存在しない中耳の鼓室内に侵入して起こる病気です。発生機序によって、先天性と後天性に分類されます。 先天性真珠腫は、胎児期に扁平上皮が鼓室内に迷入し、緩徐に増大する病態です。鼓膜は正常であるため、耳鏡所見では鼓膜を透して鼓室内に白色塊がみえます。小児期の定期健診で見つかることが多い病気です。 後天性真珠腫は、鼓室など中耳は本来粘膜上皮に覆われており、外耳道は扁平上皮で覆われています。この間は鼓膜で境されています。すなわち本来中耳には扁平上皮が存在しません。耳管機能不全により鼓室内の陰圧の状態が持続すると、鼓膜が陥凹し鼓膜の扁平上皮細胞が外耳道に移動できず扁平上皮が蓄積して真珠腫を形成します。その他、鼓膜穿孔から外耳道や鼓膜の扁平上皮が鼓室内に侵入して真珠腫を形成します。
耳鼻咽喉科

看護師に必須の用語『蝶形骨』について

蝶形骨とは、頭蓋の底にある蝶が羽を広げたような形をした骨のことです。蝶形骨は、脳下垂体をはじめ、多くの重要な部分で構成されています。脳下垂体は、蝶形骨の蝶形骨洞の中にある小さな器官で、成長ホルモンやプロラクチンなどのホルモンを分泌しています。また、蝶形骨は、眼窩の後壁を形成しており、目の動きを助けています。さらに、蝶形骨には、副鼻腔の一つである蝶形骨洞があります。蝶形骨洞は、鼻腔の上部に位置しており、空気で満たされています。蝶形骨洞は、鼻腔からの感染を防ぐ働きをしています。
呼吸器

看護師が知っておくべき用語『SpO2』

SpO2とは、経皮的動脈血酸素飽和度(saturation of percutaneous oxygen)の略で、動脈血中の赤血球に含まれるヘモグロビンのうち、酸素と結合したヘモグロビンの割合を経皮的に測定した値である。サチュレーション(saturation)とも呼ばれる。 SpO2は、動脈血酸素飽和度(SaO2)を非侵襲的に測定する方法として広く使用されており、患者の呼吸状態や酸素化状態を評価するために重要である。SpO2の正常値は95%以上であり、90%未満になると低酸素血症とみなされる。 SpO2を測定するには、パルスオキシメーターという装置を使用する。パルスオキシメーターは、患者の指先にクリップを装着して、光を当てて酸素と結合したヘモグロビンと酸素と結合していないヘモグロビンの量を測定する。測定結果は、患者の呼吸状態や酸素化状態を評価するために使用される。 SpO2は、看護師が患者の呼吸状態や酸素化状態を評価するために重要な指標である。SpO2の値が低下している場合は、低酸素血症の疑いがあり、医師の診察を受ける必要がある。
呼吸器

看護師必須の用語『ゴロ音』とは

ゴロ音とは、貯痰音が発生することによって生じる音のことである。貯痰音とは、呼吸によって気管に入ってきた異物や粘膜から分泌される粘液が排出されずに留まることによって生じるものである。ゴロ音は、咽頭ゴロ音やガラガラ音とも呼ばれる。 ゴロ音は、気道に異物や粘液が貯留することで、気流が乱れて発生する。ゴロ音は、その音によって、気管支炎、肺炎、肺水腫などの呼吸器疾患の診断に役立てることができる。また、ゴロ音が聴取される部位によって、気道のどの部位に異物や粘液が貯留しているのかを推測することができる。 ゴロ音を聴取する際には、聴診器を患者の胸壁に当てて、呼吸音や心音などの他の音を聞き分けることが重要である。ゴロ音は、呼吸音や心音よりも低い音であることが多いため、注意深く聴く必要がある。 ゴロ音が聴取された場合は、気道の異物や粘液を除去するために、去痰薬や気管支拡張薬などの薬剤を投与することがある。また、ゴロ音が重症の場合は、気管支鏡検査や気管切開術などの外科的治療が必要となる場合もある。
検査・診断

看護師必須用語『アストラップ』とは?

アストラップとは、動脈血ガス分析のことである。動脈血の成分(水素イオン濃度、酸素分圧、二酸化炭素分圧、酸素飽和度)を分析することにより、肺が正常に機能しているかどうかを調べる目的で実施される。血液ガス分析のために動脈血を採取することを「アストラップをとる」などと言う。アストラップという名称は、コペンハーゲン大学の臨床検査教授、ポール・アストラップ博士がこの検査方法を確立したことに由来する。アストラップ博士は、当時デンマークで流行していたポリオ患者の呼吸状態を診るために血液ガス分析を開発した。
循環器

知っておきたい!看護師必須用語『急性心筋梗塞』

急性心筋梗塞とは、心臓の筋肉が血流不足に陥り、損傷を受けた状態を指します。心臓の筋肉は、血液から酸素と栄養を受け取って活動しますが、この血流が何らかの原因で遮断されると、筋肉が酸素と栄養を十分に受け取ることができなくなり、壊死を起こします。この状態が急性心筋梗塞です。 急性心筋梗塞の主な原因は、冠動脈の血栓形成です。冠動脈は、心臓の筋肉に血液を供給する血管ですが、この血管が動脈硬化によって狭くなると、血栓ができやすくなります。血栓が冠動脈を完全に塞いでしまうと、心臓の筋肉に血流が供給されなくなり、急性心筋梗塞が起こります。 急性心筋梗塞は、突然、激しい胸の痛みを伴って発症します。胸の痛みは、数分間から数時間にわたって続き、安静にしていても治まりません。また、息切れ、冷や汗、吐き気、嘔吐などの症状を伴うこともあります。 急性心筋梗塞は、非常に危険な病気で、迅速な治療が必要とされます。治療法としては、血栓を溶かす薬剤を投与したり、冠動脈を拡張するための手術やカテーテル治療などが行われます。
脳・神経

看護師が知っておきたいてんかんの基礎知識

てんかんとは、大脳皮質神経細胞の過剰興奮によって起こる慢性疾患である。てんかんの症状はさまざまであり、痙攣、意識障害、感覚障害、運動麻痺などがあげられる。てんかん発作は、1回のみ起こる場合や、繰り返し起こる場合がある。てんかんの発作は、脳波異常と関連していることが多く、脳波検査によっててんかんの診断が行われる。てんかんは、薬物療法、外科手術、食事療法などによって治療される。てんかんは、適切な治療を受ければ、発作をコントロールし、社会生活を送ることが可能である。
救急・ICU

看護師に必須の用語『緊急室開胸手術』について

緊急室開胸手術とは、初療室等で実施される開胸手術のことである。救急室開胸手術ともいう。手術室まで移動出来ない、一刻をあらそう状態の重篤患者に対して行われる。 緊急室開胸手術は、心臓や肺、食道などの胸部の臓器が損傷した患者に対して行われる。交通事故、転落事故、刺傷、銃撃などの外傷によって胸部を損傷した場合や、心臓発作、肺塞栓症、大動脈解離などの病気によって胸部の臓器が損傷した場合に緊急室開胸手術が行われる。 緊急室開胸手術は、救急医や外科医によって行われる。救急医は、患者の状態を評価し、緊急室開胸手術の必要性を判断する。外科医は、緊急室開胸手術を実施し、損傷した臓器を修復する。 緊急室開胸手術は、救命率の低い手術である。しかし、緊急室開胸手術を受けることで、患者の救命率が高まる場合がある。
その他

看護師に必須の用語『酩酊状態』とは?

酩酊状態とは、アルコールやその他の薬物を摂取したことによって生じる、急性の中毒状態のことである。酩酊状態は、摂取した薬物の種類や量、個人差などによって症状は様々である。 一般的に、酩酊状態になると、気分の高揚、判断力の低下、運動失調、言語障害などの症状が現れる。また、嘔吐、下痢、呼吸抑制、意識障害などの重篤な症状が現れることもある。 酩酊状態は、個人の健康に悪影響を及ぼし、社会問題にもつながる。酩酊状態による事故やトラブルは、毎年多くの被害者を出している。 酩酊状態を防ぐためには、アルコールやその他の薬物の摂取を控えることが大切である。また、酩酊状態の人がいた場合は、適切な対応をする必要がある。
略語

看護師に必須の用語『ギネ』について

ギネ(産婦人科)とは、女性特有の疾病とその治療を専門とする医学の分野です。産婦人科医は、思春期から老年期まで、すべての年齢の女性を対象に、月経異常、不妊症、性感染症、妊娠、分娩、更年期障害などの様々な疾患を扱います。また、産婦人科医は、女性特有のがん、例えば子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、乳がんの診断と治療も行います。 ギネ(産婦人科)は、女性の健康を守るために非常に重要な分野です。産婦人科医は、女性の健康状態を総合的に把握し、適切な治療を提供することで、女性の健康を守ります。また、産婦人科医は、女性に正しい知識と情報を提供することで、女性の健康意識を高め、女性の健康を守ることに貢献しています。
その他

看護師必見!浮腫について徹底解説

浮腫とは、組織間隙に生理的代償範囲を超えて過剰な水分が貯留した状態である。水腫と同義語であり、一般的にはむくみともいう。浮腫は、炎症、感染、外傷、静脈瘤、心臓病、腎臓病、肝臓病など、さまざまな原因で起こりうる。浮腫は、軽度なものから重度なものまであり、重度の場合には、臓器不全や死亡に至ることもある。 浮腫は、組織間隙に水分が貯留することで起こる。水分は、血管から組織間隙に移動し、組織細胞によって取り込まれる。しかし、何らかの原因で血管から組織間隙への水分の移動が過剰になると、組織間隙に水分が貯留し、浮腫が起こる。 浮腫は、さまざまな原因で起こりうる。最も多い原因は、炎症である。炎症が起こると、血管の透過性が高くなり、血管から組織間隙への水分の移動が過剰になる。その結果、浮腫が起こる。また、感染、外傷、静脈瘤、心臓病、腎臓病、肝臓病なども、浮腫の原因となる。 浮腫は、軽度なものから重度なものまである。軽度の浮腫は、むくみとして自覚される程度のものが多い。しかし、重度の浮腫になると、臓器の機能障害や死亡に至ることもある。浮腫が重度の場合には、速やかに治療を開始することが重要である。
検査・診断

看護師が知っておくべきウィルヒョウ転移

ウィルヒョウ転移とは、消化器癌などが左鎖骨の上のくぼみにあるリンパ節(左鎖骨上窩リンパ節)に転移することである。胃癌が代表である。左鎖骨上窩リンパ節は、リンパ管が大静脈に合流する静脈角の近くのリンパ節であり、そこに転移があることは、癌がかなり進行した状態を示す。 ウィルヒョウ転移は、19世紀ドイツの病理学者ルードルフ・ウィルヒョウによって最初に報告された。ウィルヒョウは、胃癌の患者で、左鎖骨上窩リンパ節に転移が見られることが多いことに気づいた。彼は、この転移が癌の進行を示す重要な徴候であることを主張した。 ウィルヒョウ転移は、胃癌だけでなく、食道癌、膵癌、大腸癌、胆嚢癌など、他の消化器癌でも見られることがある。また、乳癌や肺癌でも、まれに見られることがある。 ウィルヒョウ転移が見つかった場合、癌がかなり進行している可能性が高い。そのため、早期に治療を開始することが重要である。治療法としては、手術、化学療法、放射線療法などがある。
呼吸器

肺胞-毛細管ブロック症候群とは?

肺胞-毛細管ブロック症候群は、肺胞と毛細管の間でガス交換が障害される状態です。この障害は、肺胞の炎症や浮腫、毛細管の狭窄や閉塞など、さまざまな原因によって引き起こされます。 肺胞-毛細管ブロック症候群の原因としては、以下のものが挙げられます。 * 肺炎や肺水腫などの肺の感染症 * 間質性肺炎などの肺の炎症性疾患 * 肺塞栓症などの肺の血管閉塞性疾患 * 心不全や腎不全などの全身性疾患 * 薬剤や毒物の影響 肺胞-毛細管ブロック症候群は、肺のガス交換を障害するため、低酸素血症や高二酸化炭素血症を引き起こします。また、肺胞の炎症や浮腫は、肺コンプライアンスの低下や気道の閉塞を招き、呼吸困難を引き起こすこともあります。 肺胞-毛細管ブロック症候群の治療は、原因となる疾患の治療を基本とします。肺の感染症であれば抗菌薬、間質性肺炎であればステロイド薬や免疫抑制剤、肺塞栓症であれば血栓溶解薬や抗凝固薬を使用します。また、低酸素血症や高二酸化炭素血症を改善するために、酸素投与や機械的人工呼吸を行うこともあります。
整形外科

看護師に知っておきたい『痛風』について

痛風とは、尿酸という物質が体内(主に関節部分)に析出することで引き起こされた関節炎のことである。風が当たるなどのわずかな刺激でも強い痛みが生じるということから「痛風」と呼ばれる。尿酸は、プリン体という物質が分解されてできる老廃物である。プリン体は、レバー、イワシ、サンマなどの魚介類、大豆製品、ビールなどに多く含まれている。痛風は、プリン体を含む食品の摂取量が多すぎたり、尿酸の排泄がうまくいかなかったりすることで起こる。痛風は、男性に多く、40歳以降に発症する人が多い。痛風の発作は、突然、足の親指の付け根の関節に激しい痛みを伴って起こる。痛みは、数時間から数日続く。その後、痛みが治まるが、また発作が起こる。痛風の発作を繰り返すことで、関節が変形したり、尿路結石ができたりする。
腎・泌尿器

自動性膀胱とは?~反射性尿失禁の原因~

自動性膀胱とは、神経因性膀胱の分類法であるラピデス分類の一つです。橋から仙髄より上位の脊髄の障害によって起こり、反射性尿失禁を特徴とします。反射性神経因性膀胱ともいいます。脊髄完全損傷の回復期や二分脊髄などでみられます。 自動性膀胱は、脊髄損傷や二分脊髄などの神経因性膀胱の一種です。脊髄損傷や二分脊髄によって、脳からの神経信号が膀胱に届かなくなったり、膀胱の神経が損傷したりすることで起こります。 自動性膀胱になると、膀胱が自分の意思とは関係なく、勝手に収縮するようになります。そのため、尿意を感じなくても尿が漏れてしまう、頻尿になる、尿が勢いよく飛び出すなどの症状が現れます。また、膀胱が十分に収縮できなくなるため、残尿感や排尿困難などの症状もみられます。