医療機器・設備・器具

看護師必須!カテーテルとは

カテーテルとは、医療用に用いられる、柔らかい管のことである。血管や消化管、尿管、または胸腔、腹腔などに挿入し、体液の排出や薬剤・造影剤などの注入などを行う。カテーテルは用途によって材質や太さがまちまちで、ゴム製やシリコン・金属・プラスチック製のもの、太さ1mmのものから10mm程度のもの、長さも数cmから2m近くあるものまでさまざまである。なかにはIABP(intra-aortic balloon pumping)で使われるバルーンカテーテルのように、カテーテルの先にバルーンがついているものなどもある。ちなみに、カテーテルの太さ(外径)を表す単位はFr(フレンチ)といい、3Fr=1mmで換算される。
呼吸器

看護師が知っておくべき「新生児呼吸窮迫症候群」

新生児呼吸窮迫症候群は、肺サーファクタントの不足によって引き起こされる呼吸窮迫症候群です。肺サーファクタントは、肺胞壁の内側を覆う物資であり、肺が呼吸の際に膨らんだり収縮したりするのを助けています。肺サーファクタントが不足すると、肺胞が十分に膨らまなくなり、呼吸が困難になります。 新生児呼吸窮迫症候群の原因として最も多いのは、早産です。早産児は、肺が十分に発達していないため、肺サーファクタントの産生量が少ない傾向にあります。また、常位胎盤早期剥離や前置胎盤出血などの周生期仮死、陣痛が始まる前に行われた帝王切開、多胎妊娠、母体糖尿病、男児であることなども、新生児呼吸窮迫症候群の発症危険因子となります。
看護技術

看護師の基礎知識:s.c.の意味と使い方

s.c.とは、皮下注射を意味する略語です。皮下組織内に薬液を注入する方法を指示する際に、カルテへの記入に使われます。英語のsubcutaneous injection(皮下注射)の略であり、scと記されることもあります。 皮下注射は、薬液を皮下組織に注入する注射方法です。皮下組織は、皮膚と筋肉の間にある層であり、血管やリンパ管が豊富に分布しています。そのため、皮下注射は、薬液を素早く吸収させることができます。 皮下注射は、さまざまな薬剤の投与に使用されます。例えば、インスリン、ヘパリン、モルヒネなどです。また、ワクチンも皮下注射で投与されます。 皮下注射は、比較的安全で簡単な注射方法ですが、注意深く行う必要があります。注射部位を清潔にし、針を適切な角度で刺入することが大切です。また、注射後は、注射部位を圧迫して出血を防ぐ必要があります。
アレルギー・膠原病

ループスアンチコアグラントとは?その役割と検査方法

ループスアンチコアグラント(LA)とは、血液検査で検出することができる抗リン脂質抗体の一種です。リン脂質とプロトロンビンとの複合体に対する自己抗体であり、基本的に健常者の血液中には存在しません。いくつかの自己免疫疾患で陽性となることが知られており、その中でも代表的な疾患はループス(全身性エリテマトーデス)です。ループスアンチコアグラントが陽性の場合、血栓症や流産のリスクが高まることが知られています。
検査・診断

看護師必須!混合静脈血酸素飽和度について

混合静脈血酸素飽和度(SvO2)とは、混合静脈血に含まれるヘモグロビンの酸素飽和度のことである。混合静脈血とは、全身の組織から心臓に戻ってきた血液のことで、体の酸素消費量と二酸化炭素産生量を反映している。SvO2は、通常75%程度であるが、心機能・呼吸機能・末梢循環の状態によって変動する。 SvO2が低下すると、組織への酸素供給量が不足していることを示唆する。これは、酸素供給量の不足、または酸素消費量の増大が原因である可能性がある。酸素供給量の不足は、ヘモグロビンの不足、呼吸および心拍出量の低下、循環不全などによって引き起こされる。酸素消費量の増大は、発熱や感染に伴う代謝亢進などによって引き起こされる。 SvO2は、全身の循環動態を判断する指標として用いられる。SvO2が低下している場合は、酸素供給量と酸素消費量のバランスを改善するために、治療が必要となる。
小児科

看護師のための子ども用自動車座席の重要性

子ども用自動車座席とは、乗用車に備え付けられたシートベルトを安全に使用できない乳幼児を安全に自動車に乗せるための装備である。チャイルドシートとも呼ばれる。子ども用自動車座席には、乳児用と幼児用の2種類がある。乳児用は、生後9ヶ月までの子どもを対象としたもので、横向きに取り付けるタイプが一般的である。幼児用は、生後9ヶ月から4歳までの子どもを対象としたもので、前向きに取り付けるタイプが一般的である。 子ども用自動車座席は、万が一の事故の際に、子どもの身体を保護する役割を果たす。特に、乳幼児は首や頭が未発達のため、事故の際に大きな衝撃を受けやすく、重篤なケガをする可能性が高い。チャイルドシートを使用することで、乳幼児のケガのリスクを大幅に軽減することができる。 また、子ども用自動車座席は、子どもが車内で安全かつ快適に過ごすためのアイテムでもある。チャイルドシートには、子どもの身体を固定するハーネスや、頭や首を保護するためのヘッドサポートなどが備わっており、子どもが快適に過ごすことができるよう設計されている。
医療機器・設備・器具

看護師に必須の用語『胃管』とは?

胃管とは、鼻あるいは口から胃に挿入して使用するチューブのことである。マーゲンチューブ、stomach tubeともいう。胃洗浄、胃液採取、減圧、経管栄養のために用いられる。 胃管は、さまざまな医療処置に使用される。胃洗浄は、胃の洗浄に使用され、胃液採取は、胃液の採取に使用される。減圧は、胃の減圧に使用され、経管栄養は、経口摂取が困難な場合に使用される。 胃管は、さまざまな種類がある。鼻から挿入する胃管を鼻腔胃管といい、口から挿入する胃管を経口胃管という。胃管の太さは、患者さんの年齢や体重によって異なる。 胃管は、医療従事者によって挿入される。胃管を挿入する際には、患者さんの鼻または口に局所麻酔薬を塗る。その後、胃管を鼻または口から挿入する。胃管は、胃に到達したら固定される。 胃管は、挿入後にさまざまな処置に使用される。胃洗浄は、胃を洗浄するために使用され、胃液採取は、胃液の採取に使用される。減圧は、胃の減圧に使用され、経管栄養は、経口摂取が困難な場合に使用される。 胃管は、さまざまな医療処置に使用される医療機器である。胃管は、医療従事者によって挿入され、挿入後にさまざまな処置に使用される。
消化器

看護師が知っておくべき脂肪肝の基礎知識

脂肪肝とは、肝細胞中に中性脂肪(トリグリセリド)が蓄積した状態です。肝細胞の30%以上に脂肪空胞を認める状態を言います。アルコール性と非アルコール性に分けられます。 アルコール性脂肪肝は、過剰なアルコール摂取が原因で起こる脂肪肝です。アルコールは肝臓で分解され、その過程で脂肪酸が生成されます。この脂肪酸が肝細胞に蓄積すると、脂肪肝となります。 非アルコール性脂肪肝は、アルコールを飲まない人にも起こる脂肪肝です。肥満、糖尿病、高脂血症などが原因で起こることが多いです。 脂肪肝は、初期の段階では自覚症状がありません。しかし、進行すると、肝機能障害や肝硬変、肝臓がんの原因となることがあります。 脂肪肝を予防するためには、適度な運動、バランスのとれた食事、禁煙、節酒などが大切です。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき関節炎の基礎知識

関節炎とは、関節に炎症が起きている病態である。関節は、骨と骨が接する部分であり、身体を動かすために重要な役割を果たしている。関節炎になると、関節が腫れたり、痛んだり、動かしにくくなるなどの症状が現れる。関節炎には、さまざまな種類があり、原因や症状も異なる。主な関節炎の種類には、変形性関節症、リウマチ性関節炎、痛風、感染性関節炎などがある。変形性関節症は、関節の軟骨がすり減って起こる関節炎である。リウマチ性関節炎は、関節の滑膜に炎症が起こる関節炎である。痛風は、血液中の尿酸値が高いことで起こる関節炎である。感染性関節炎は、細菌やウイルスなどが関節に感染することで起こる関節炎である。関節炎の治療法は、種類によって異なるが、一般的には薬物療法、物理療法、運動療法などが行われる。
感染

看護師の知っておくべきゲンタマイシンに関する基礎知識

ゲンタマイシンとは、アミノグリコシド系に分類される抗菌薬のひとつです。細菌のタンパク質合成を阻害し、細菌を死滅させる効果があります。そのため、さまざまな感染症の治療に使用されています。 ゲンタマイシンは、1957年に発見されました。以来、世界中で広く使用されている抗菌薬のひとつです。ゲンタマイシンは、注射剤、点滴剤、軟膏剤、点眼剤などの形態で販売されています。 ゲンタマイシンは、多くの細菌に対して有効です。主な対象となる細菌は、ブドウ球菌、連鎖球菌、大腸菌、仮性結核菌、緑膿菌などです。ゲンタマイシンは、これらの細菌による感染症の治療に使用されます。 ゲンタマイシンは、強力な抗菌薬ですが、副作用も報告されています。主な副作用には、聴力障害、腎障害、神経障害などがあります。そのため、ゲンタマイシンを使用する際には、医師の指示に従い、定期的に検査を受けることが大切です。
組織・制度

医療クラークの役割と資格

医療クラークとは、医療機関において、医師や看護師の指示に従って、患者のカルテを管理し、診療費を計算し、薬局や他の医療機関との連絡を行うなどの事務作業を行う医療事務職です。医療クラークは、患者の個人情報を扱うため、守秘義務が厳しく求められます。また、医療機関の経営状況を把握し、改善するために、経営に関する知識も必要です。 医療クラークは、医療機関の重要な業務を担うため、その役割は非常に重要です。医療クラークが適切に業務を行うことで、医療機関の円滑な運営に貢献することができます。また、医療クラークは、患者と医療機関の架け橋となり、患者の満足度を高める役割も果たしています。 医療クラークになるには、医療事務の専門学校や大学で学び、資格を取得する必要があります。医療事務の資格は、医療事務士、医療事務管理士、医療事務専門士などがあります。また、医療クラークとして働くためには、パソコンの操作スキルやコミュニケーション能力も必要です。 医療クラークは、医療機関の重要な業務を担うため、その役割は非常に重要です。医療クラークが適切に業務を行うことで、医療機関の円滑な運営に貢献することができます。また、医療クラークは、患者と医療機関の架け橋となり、患者の満足度を高める役割も果たしています。
その他

看護師に必須の用語『障害者』とは?

障害者とは、「障害者基本法」によると、「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)その他の心身の機能の障害がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるもの」と定義されています。 障害者の定義は、障害の種類や程度、社会的障壁などによって異なるため、一律に定義することは困難です。 しかし、障害者の定義を明確にすることで、障害者の権利や支援の必要性を明確にし、障害者差別を防止するための法的根拠を整備することができます。また、障害者の定義を明確にすることで、障害者を取り巻く社会環境を改善し、障害者が社会参加しやすい社会づくりを進めることができます。
その他

看護士が知っておくべき「イブプロフェン」

イブプロフェンの作用機序は、プロスタグランジン合成阻害に基づいています。プロスタグランジンは、痛み、炎症、発熱に関与する生体物質です。イブプロフェンは、プロスタグランジンの合成に関与する酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することで、プロスタグランジンの産生を抑制します。これによって、痛み、炎症、発熱を軽減する効果を発揮します。 イブプロフェンは、COX1とCOX2の両方を阻害しますが、COX2に対する阻害作用の方が強いとされています。COX1は、胃粘膜や腎臓などの正常な組織にも存在しており、その阻害は胃潰瘍や腎障害などの副作用を引き起こす可能性があります。一方、COX2は、炎症部位に主に存在しており、その阻害は副作用のリスクを軽減することができます。 イブプロフェンは、鎮痛、解熱、抗炎症作用を有し、頭痛、月経痛、筋肉痛、関節痛、腰痛などの痛みや、風邪やインフルエンザによる発熱や炎症を軽減するために使用されます。また、リウマチ性関節炎や変形性関節症などの慢性疼痛の治療にも使用されます。
呼吸器

チェーンストークス呼吸って何?

チェーンストークス呼吸とは、呼吸が周期的に増大と減少を繰り返し、最も減弱したときにしばらく停止しているような異常な呼吸のことです。この呼吸パターンは、脳や中枢神経系の機能不全が原因で起こります。 チェーンストークス呼吸は、脳の呼吸中枢が正常に機能していないために起こります。呼吸中枢は、脳幹にある神経細胞のグループで、呼吸を制御しています。呼吸中枢が損傷を受けると、呼吸の速度や深さが変化したり、呼吸が停止したりするなどの症状が現れます。 チェーンストークス呼吸は、心臓発作、脳出血、脳腫瘍、脊髄損傷などの疾患によって起こることがあります。また、薬物中毒や低酸素症によっても起こる可能性があります。 チェーンストークス呼吸の症状には、以下のようなものがあります。 * 呼吸が遅くなり、浅くなる。 * 呼吸が止まることがある。 * 呼吸が速くなり、深くなる。 * 呼吸が不規則になる。 チェーンストークス呼吸は、重篤な疾患の兆候であるため、すぐに医師の診察を受けることが重要です。治療は、原因となっている疾患を治療することが中心となります。 チェーンストークス呼吸は、呼吸が周期的に増大と減少を繰り返す異常な呼吸です。この呼吸パターンは、脳や中枢神経系の機能不全が原因で起こります。チェーンストークス呼吸は、重篤な疾患の兆候であるため、すぐに医師の診察を受けることが重要です。
看護技術

バイタルサインとは?看護師に必須の4つの指標を解説

バイタルサインとは、患者の生命に関する最も基本的な情報である、心拍数・呼吸(数)・血圧・体温の4項目のことである。バイタルとも略される。バイタルサインは、患者の病態を把握し、治療の効果を評価するために不可欠な情報である。また、バイタルサインの変化は、患者の状態の悪化を早期に発見するために重要である。バイタルサインは、患者の年齢、性別、体重、身長などの身体的特徴によって異なる。また、バイタルサインは、安静時、運動時、睡眠時など患者の状態によっても異なる。バイタルサインを測定する際は、患者のプライバシーに配慮し、正確に測定することが重要である。
医療機器・設備・器具

酸素テント(さんそてんと)とは?

酸素テントとは、高流量の酸素を流す酸素吸入のことです。長期にわたり酸素療法を行う場合に適しており、未熟児や乳幼児に使用されることが多いです。酸素テントは、鼻から酸素を吸入する酸素マスクや、口と鼻の両方を覆う酸素マスクなど、さまざまな形状があります。酸素テントは、患者の呼吸状態に合わせて、酸素の流量や濃度を調整することができます。 酸素テントを使用すると、患者は高濃度の酸素を吸入することができ、血液中の酸素濃度を上昇させることができます。これにより、患者の呼吸状態を改善し、酸素欠乏による合併症を予防することができます。酸素テントは、肺炎や気管支喘息、肺水腫などの呼吸器疾患の治療に使用されます。また、心臓病や脳卒中などの循環器疾患、貧血などの血液疾患、中毒などの緊急時の治療にも使用されます。
看護技術

看護師必須の用語『ファウラー位』とは

ファウラー位の体位とは、仰臥位で下肢を水平にしたまま上半身を45度程度上げた半座位のことである。この角度が90度の場合を座位、15~30度の場合をセミファウラー位と呼ぶ。そのままでは身体がずり落ちてしまうため、頭を起こす前に足を軽度起こしておくことが重要である。 ファウラー位は、腹部の手術後にドレナージを促進させることを目的とした体位である。しかし、腹部臓器による肺の圧排を軽減することから呼吸機能の改善や体位ドレナージ、経管栄養時の逆流防止の目的にも用いられる。 ファウラー位をとる際には、長時間、同一部位(坐骨結節部など)が圧迫されることによって褥瘡ができる可能性があるので適宜体位分散を図る必要がある。また、麻痺がある場合には時間の経過とともに身体が傾いてくるため、バスタオルなどを用いて支える必要がある。基本的には2時間以内おきに体位変換をする必要があるが、患者の病態や骨の突出具合などで異なる。褥瘡が発生するリスクが高い患者には、予防的に体圧分散器具を使用する。 脳梗塞急性期、骨盤骨折や椎体骨折などのベッドをギャッジアップできない特別な理由がある場合を除き、ファウラー位以上を保つことは仰臥位と比較して離床につながり、人工呼吸器患者では人工呼吸器関連肺炎の頻度が軽減する。
眼科

看護師が知っておきたい視力検査の基礎知識

視覚検査とは、眼の機能を評価する検査のことです。視力検査、視野検査、眼圧検査、眼底検査などが含まれます。視力検査は、ランドルト環という記号を用いて行う検査で、眼の解像力を測定します。視野検査は、視界の範囲を測定する検査で、視野狭窄などの異常を検出することができます。眼圧検査は、眼の圧力を測定する検査で、緑内障などの異常を検出することができます。眼底検査は、眼底を直接観察する検査で、網膜や視神経の状態を評価することができます。視覚検査は、定期的に受けることで、眼の異常を早期に発見し、治療につなげることができます。
眼科

知っておきたい看護師必須用語『前房』

前房とは、角膜と虹彩の間にある部分を指します。別名「前眼房」とも呼ばれています。この部分には、房水と呼ばれる液体が満たされており、水晶体や角膜に栄養を与えています。房水は、毛様体で作られ、後房から瞳孔を通って前房に流れます。前房の深さは、角膜側から約3.5mm、虹彩側から約4.5mmです。前房には、様々な構造物が含まれています。角膜、虹彩、瞳孔、水晶体、毛様体などが含まれています。また、前房には、房水と呼ばれる液体が満たされており、水晶体や角膜の栄養供給や、眼圧を維持する役割を果たしています。
内分泌・代謝・栄養

抗ARS抗体とは何か?その働きと関わる疾患について

-抗ARS抗体の概要- 抗ARS抗体とは、アミノアシルtRNA合成酵素(ARS)に対する自己抗体である。ARSは、タンパク質合成に必要なアミノ酸をtRNAに結合させる酵素である。抗ARS抗体は、ARSを認識して結合し、ARSの機能を阻害することができる。その結果、タンパク質合成が阻害され、細胞が正常に機能できなくなる。 抗ARS抗体は、自己免疫疾患である膠原病の一種である、混合性結合組織病(MCTD)の患者に高頻度に存在する。MCTDは、関節炎、皮膚病変、間質性肺疾患、腎障害などの多彩な症状を呈する疾患である。抗ARS抗体は、MCTDの診断マーカーとして有用である。 また、抗ARS抗体は、がんの患者にも高頻度に存在する。抗ARS抗体は、がん細胞の増殖を促進することができ、がんの悪性化に関与していると考えられている。 抗ARS抗体は、自己免疫疾患やがんの診断や治療に有用なバイオマーカーとして期待されている。
呼吸器

看護師必須の用語『ゴロ音』とは

ゴロ音とは、貯痰音が発生することによって生じる音のことである。貯痰音とは、呼吸によって気管に入ってきた異物や粘膜から分泌される粘液が排出されずに留まることによって生じるものである。ゴロ音は、咽頭ゴロ音やガラガラ音とも呼ばれる。 ゴロ音は、気道に異物や粘液が貯留することで、気流が乱れて発生する。ゴロ音は、その音によって、気管支炎、肺炎、肺水腫などの呼吸器疾患の診断に役立てることができる。また、ゴロ音が聴取される部位によって、気道のどの部位に異物や粘液が貯留しているのかを推測することができる。 ゴロ音を聴取する際には、聴診器を患者の胸壁に当てて、呼吸音や心音などの他の音を聞き分けることが重要である。ゴロ音は、呼吸音や心音よりも低い音であることが多いため、注意深く聴く必要がある。 ゴロ音が聴取された場合は、気道の異物や粘液を除去するために、去痰薬や気管支拡張薬などの薬剤を投与することがある。また、ゴロ音が重症の場合は、気管支鏡検査や気管切開術などの外科的治療が必要となる場合もある。
医療機器・設備・器具

小児集中治療室を知る

PICUとは、小児集中治療室の略で、重症の病気によって生命が危険な状態にある小児重症患者に対して集中治療を行う場です。英表記のPediatric Intensive Care Unitの頭文字をとり、PICUとも呼ばれます。小児専門病院や特定機能病院に設置されていますが、施設数は少なく、全国に約140施設しかありません。 PICUに入院する患児は、呼吸不全、心不全、敗血症、脳腫瘍、白血病など、生命に危険が及ぶ重篤な状態にあります。そのため、PICUには高度な医療機器が備えられ、専門的な知識と技術を持った医師や看護師が24時間体制で患児のケアにあたっています。 PICUでの治療は、患児の病態に応じて、人工呼吸器による呼吸管理、輸血、薬物投与、手術など、さまざまな方法で行われます。また、患児の家族へのサポートも行われます。 PICUでの治療により、多くの患児が救命され、社会復帰を果たしています。しかし、中には、後遺症が残ったり、亡くなってしまう患児もいます。そのため、PICUの医療スタッフは、患児とその家族に寄り添いながら、最善の治療を目指して日々努力しています。
循環器

看護師必見!発作性心房細動とは?

発作性心房細動とは、心房細動の一種で、発生から7日以内に自然停止するものを指します。心房細動とは、心臓の心房が不規則に興奮し、脈拍がばらばらになる不整脈の一種です。発作性心房細動は、通常、数秒から数時間続きますが、まれに数日間続くこともあります。発作性心房細動は、心房細動の中では比較的軽症ですが、治療せずに放置すると、脳梗塞や心不全などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。そのため、発作性心房細動と診断された場合は、適切な治療を受けることが重要です。
アレルギー・膠原病

知っておきたい自己免疫疾患とは

自己免疫疾患とは、本来、外的要因(細菌、ウイルスなど)から体を保護するために働く免疫システムが外来抗原にのみ反応し、自己抗原には反応しないようにできているはずなのだが、何らかの原因で自己抗原に対する抗体が産生され、自身の臓器を障害してしまう状態をいいます。自己免疫疾患には、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、多発性硬化症、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬、白斑など、さまざまな種類があります。自己免疫疾患の原因は、遺伝的背景と環境因子が複雑に絡み合っていると考えられています。自己免疫疾患の治療法は、その種類によって異なりますが、一般的には、免疫抑制剤や生物学的製剤などが使用されます。自己免疫疾患は、全身のさまざまな臓器を障害する可能性があり、重症化すると生命にかかわることもあります。そのため、早期発見と早期治療が重要です。