悪性貧血とは?原因と症状を解説

看護師の研究家
看護師に必須の用語『悪性貧血』について説明してください。

看護師になりたい
悪性貧血は、ビタミンB12欠乏によって起こる貧血です。大球性貧血の一種で、平均赤血球容積(MCV)が100fLを超えます。

看護師の研究家
悪性貧血の原因は何ですか?

看護師になりたい
悪性貧血の原因は、胃粘膜の萎縮による内因子欠乏です。内因子は、ビタミンB12の吸収に必要なタンパク質です。胃粘膜が萎縮すると、内因子が分泌されなくなり、ビタミンB12が吸収されなくなります。
悪性貧血とは。
悪性貧血とは、ビタミンB12不足によって起こる大球性貧血の一種です。平均赤血球容積(MCV)が100fLを超え、胃粘膜の萎縮による内因子欠乏が原因で起こります。かつては原因不明のままだと死亡する可能性もあったため、「悪性貧血(pernicious anemia)」と呼ばれていました。しかし、これはいわゆる「悪性腫瘍」とは異なる疾患群です。
悪性貧血とはどのような病気?

悪性貧血とは、ビタミンB12欠乏によって引き起こされる大球性貧血の一種です。大球性貧血とは、赤血球の平均容積が100fLを超える貧血のことです。悪性貧血は、胃の粘膜が萎縮して内因子を十分に分泌できなくなることが原因で、ビタミンB12が体内に吸収されなくなることが原因です。内因子とは、胃で分泌される物質で、ビタミンB12が小腸で吸収されるのを助けます。悪性貧血は、貧血、疲労感、息切れ、めまい、頭痛、下痢、便秘、舌の肥大、味覚障害などの症状を引き起こします。また、悪性貧血は、神経障害や精神障害を引き起こすこともあります。悪性貧血は、ビタミンB12注射や経口摂取によって治療されます。
悪性貧血の原因

悪性貧血の原因は、胃粘膜の萎縮による内因子欠乏が最も多いです。内因子とは、ビタミンB12を胃から吸収するために必要なタンパク質です。胃粘膜が萎縮すると、内因子が分泌されなくなり、ビタミンB12の吸収が低下します。その結果、ビタミンB12欠乏が起こり、悪性貧血を発症します。
胃粘膜の萎縮は、自己免疫疾患である慢性胃炎や萎縮性胃炎、ヘリコバクター・ピロリ感染、胃の手術などが原因で起こります。また、遺伝的な要因も関係していると考えられています。
悪性貧血の原因は、胃粘膜の萎縮による内因子欠乏が最も多いですが、他にもいくつかの原因があります。例えば、ビタミンB12の摂取不足、腸の疾患によるビタミンB12の吸収障害、妊娠や授乳によるビタミンB12の需要の増加などが挙げられます。
悪性貧血の症状

悪性貧血の症状は、貧血の症状と神経障害の症状に分けることができます。貧血の症状としては、息切れ、動悸、疲労、脱力感、顔面蒼白などがあります。神経障害の症状としては、しびれ、感覚異常、歩行障害、排尿障害などがあります。悪性貧血の症状は、ビタミンB12欠乏の程度によって異なります。ビタミンB12欠乏が軽度であれば、症状が現れないこともあります。しかし、ビタミンB12欠乏が重度であれば、命に関わることもあります。
悪性貧血の症状が現れたら、すぐに医療機関を受診することが大切です。悪性貧血は、早期に診断・治療を開始すれば、症状を改善させたり、命を救ったりすることができます。
悪性貧血の診断方法

悪性貧血の診断には、血液検査や骨髄検査、内視鏡検査などが必要です。
血液検査では、赤血球数、ヘモグロビン量、平均赤血球容積(MCV)、平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)、平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)を測定します。悪性貧血では、赤血球数、ヘモグロビン量、MCVが低く、MCH、MCHCが高くなります。また、ビタミンB12濃度と葉酸濃度を測定することもあります。悪性貧血では、ビタミンB12濃度が低く、葉酸濃度が高くなることがあります。
骨髄検査では、骨髄中の赤血球や白血球、血小板の数や形態を調べます。悪性貧血では、骨髄中の赤血球が大きく、核を持つ大球赤血球が増加します。また、白血球や血小板の数も減少することがあります。
内視鏡検査では、胃や十二指腸の内側を直接観察します。悪性貧血では、胃粘膜が萎縮し、内因子の分泌が低下していることがわかります。
