アレルギー・膠原病

アレルギー・膠原病

肥満細胞(マスト細胞)の役割と機能

肥満細胞とは、骨髄系細胞由来の免疫細胞の一種です。末梢血の顆粒球の一種である好塩基球に類似した性質を持ちます。肥満細胞の顆粒内には、ヒスタミン、ロイコトリエン、血症板活性化因子、セロトニン、ヘパリンなどのケミカルメディエーターと呼ばれる物質が含まれています。これらのケミカルメディエーターは、アレルギーや炎症反応などに関与しています。 肥満細胞は、体内のさまざまな組織に分布しています。特に、皮膚、気道、消化管、子宮などの粘膜組織に多く分布しています。これらの組織は、外界からの異物の侵入を受けやすく、アレルギーや炎症反応を起こしやすい場所です。そのため、肥満細胞はこれらの組織に多く分布していると考えられています。
アレルギー・膠原病

非特異的IgEとは?その役割と測定方法

非特異的IgEは、血中の総IgEのことであり、血清IgEと同義である。免疫グロブリンE(IgE)は、アレルギー反応や寄生虫感染に対する抗体の一種である。IgEは、B細胞によって産生され、肥満細胞や好塩基球の表面に結合する。アレルゲンが体内に侵入すると、IgEと結合して肥満細胞や好塩基球を活性化し、ヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症性物質を放出する。これにより、アレルギー症状が現れる。 非特異的IgEは、特定のアレルゲンに対するIgEではなく、血中の総IgE量を指す。非特異的IgEは、アレルギー反応の強さや重症度と相関することが多い。そのため、アレルギー検査では、非特異的IgEの量を測定することがある。非特異的IgEの量が高い場合、アレルギー反応を起こしやすい状態にあると考えられる。 非特異的IgEの値を下げるためには、アレルギーの原因となるアレルゲンを避けることが重要である。また、抗ヒスタミン薬やロイコトリエン拮抗薬などの薬剤を服用することで、アレルギー症状を軽減することができる。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『CD』とはなにか

CD(cluster of differentiation)とは、白血球をはじめとしたさまざまな細胞の表面に発現する分子(表面抗原)に結合するモノクローナル抗体のことである。CDは、細胞の種類や機能を特定するために使用され、血液検査、免疫学、細胞生物学などの様々な分野で広く用いられている。 CDは、1982年に国際ワークショップで初めて定義され、以来、多くの種類のCDが同定されている。CDは、細胞表面のタンパク質、糖タンパク質、脂質など、さまざまな分子で構成されており、細胞の種類や機能によって異なる。 CDは、細胞の種類を特定するために使用されることが多い。例えば、CD3はT細胞の表面に発現しており、CD19はB細胞の表面に発現している。また、CDは細胞の機能を特定するためにも使用される。例えば、CD28はT細胞の活性化に重要な役割を果たしており、CD40はB細胞の増殖や抗体産生を促進する役割を果たしている。 CDは、血液検査、免疫学、細胞生物学などの様々な分野で広く用いられている。血液検査では、CDを使用して白血球の種類や数を測定することができる。免疫学では、CDを使用して抗原特異的なT細胞やB細胞を同定することができる。細胞生物学では、CDを使用して細胞の分化や増殖を研究することができる。
アレルギー・膠原病

看護師に知っておいてほしい抗アレルギー薬

抗アレルギー薬の種類 抗アレルギー薬には、第一世代、第二世代、第三世代の3種類があります。 ・第一世代抗アレルギー薬は、最も古くから使用されている抗アレルギー薬で、ジフェンヒドラミンやクロルフェニラミンなどが含まれます。第一世代抗アレルギー薬は、眠気や口の渇きなどの副作用が出やすいのが特徴です。 ・第二世代抗アレルギー薬は、第一世代抗アレルギー薬よりも副作用が少ないのが特徴です。ロラタジンやセチリジンなどが含まれます。第二世代抗アレルギー薬は、眠気や口の渇きなどの副作用が出にくく、抗ヒスタミン作用が強いのが特徴です。 ・第三世代抗アレルギー薬は、第二世代抗アレルギー薬よりもさらに副作用が少ないのが特徴です。フェキソフェナジンやデズロラタジンなどが含まれます。第三世代抗アレルギー薬は、眠気や口の渇きなどの副作用が出にくく、抗ヒスタミン作用が強いのが特徴です。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき用語『膠原病類縁疾患』

膠原病類縁疾患とは、古典的な膠原病以外の、全身の結合組織に炎症が起きる自己免疫疾患のグループのことです。膠原病類縁疾患には、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、ベーチェット病、成人スチル病などが含まれます。これらの疾患は、いずれも膠原組織が侵され、炎症が起こるという共通点があります。その結果、関節の痛みや腫れ、皮膚の異常、内臓の機能障害など、さまざまな症状が現れます。
アレルギー・膠原病

看護師の必須用語:CCL2とは何か?

CCL2(しーしーえるつー)は、ケモカインの一種です。ケモカインとは、Gタンパク質共役受容体を介して作用発現をするタンパク質で、白血球などの遊走に関与しています。走化性(chemotactic)に関わるサイトカイン(cytokine)なので、ケモカインと呼ばれています。CCL2は、マクロファージや樹状細胞などの免疫細胞によって産生されるケモカインです。CCL2は、白血球の遊走を促進し、炎症反応に関与しています。また、CCL2は、腫瘍細胞の増殖や転移に関与していることが報告されています。
アレルギー・膠原病

看護師向け:末梢性免疫寛容とは

末梢性免疫寛容は、粘膜などの末梢組織において、自抗抗原に反応する細胞の活性化を抑制することで、自己を攻撃しないようにする免疫寛容のしくみです。末梢性免疫寛容には、以下のいくつかのメカニズムが働いています。 1. クローン選択クローン選択とは、骨髄でT細胞やB細胞が産生されるときに、自己抗原と反応しない細胞だけが生き残り、自己抗原と反応する細胞は死滅する仕組みです。これにより、自己抗原と反応する細胞が末梢組織に侵入するのを防いでいます。 2. アネルギーアネルギーとは、自己抗原と反応するT細胞やB細胞が末梢組織で活性化されるのを防ぐ仕組みです。アネルギーには、以下のいくつかのメカニズムが働いています。 * 自己抗原との結合によって、T細胞やB細胞の受容体が不活性化される。 * T細胞やB細胞が自己抗原と結合しても、共刺激シグナルが送られず、活性化されない。 * T細胞やB細胞の表面に発現している分子が、他の細胞と結合してアポトーシス(細胞死)を誘導する。 3. サプレッサー細胞サプレッサー細胞とは、他の免疫細胞の活性化を抑制する細胞です。サプレッサー細胞には、以下のいくつかの種類があります。 * 調節性T細胞(Treg細胞)Treg細胞は、自己抗原と反応するT細胞の活性化を抑制する細胞です。Treg細胞は、自己抗原と結合すると、IL-10やTGF-βなどの免疫抑制性サイトカインを産生し、他のT細胞の活性化を抑制します。 * 自然キラー(NK)細胞NK細胞は、がん細胞やウイルス感染細胞などの異常細胞を攻撃する細胞です。NK細胞は、自己抗原と結合すると、パーフォリンやグランザイムなどの細胞障害性分子を産生し、異常細胞を死滅させます。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『季節性アレルギーとは』とその特徴

季節性アレルギーとは、特定の時期にだけアレルギー反応が出るものであり、花粉症が有名である。花粉症は、植物が花粉を放出する春や秋に発症する。花粉は、風に乗って飛散し、鼻や口から体内に侵入することでアレルギー反応を引き起こす。花粉症の症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目などがある。また、花粉症になると、倦怠感や頭痛などの全身症状が現れることもある。季節性アレルギーの原因は、植物の花粉である。花粉は、植物が受粉するために放出するもので、非常に細かい粒子である。花粉は、風に乗って飛散し、鼻や口から体内に侵入することでアレルギー反応を引き起こす。季節性アレルギーは、治療することができるが、完治することは難しい。治療としては、抗ヒスタミン薬やステロイド薬などが使用される。また、花粉症の症状を緩和するためには、マスクを着用したり、外出時にはメガネをかけたりすることが効果的である。
アレルギー・膠原病

看護師必見!フィブリノイド変性とは?

フィブリノイド変性とは、血管壁などの結合組織に免疫グロブリン、補体成分、フィブリンなどが沈着した病変のことであり、フィブリン様変性、線維素様変性、類線維素変性、類線維素膨化、線維素様膨化など様々な呼び方があります。 この病変は、感染症、自己免疫疾患、膠原病など様々な原因によって引き起こされる可能性があり、血管壁の肥厚や狭窄、組織の破壊などを引き起こすことがあります。 フィブリノイド変性は、免疫グロブリン、補体成分、フィブリンなどの沈着によって引き起こされる病変であり、血管壁の肥厚や狭窄、組織の破壊などを引き起こす可能性があります。
アレルギー・膠原病

知っておくべきCXCケモカインとは

CXCケモカインは、ケモカインサブファミリーの1つである。ケモカインは、白血球やその他の免疫系細胞が特定の部位に移動するのを助けるタンパク質の一種である。CXCケモカインは、アミノ酸システインとロイシンが隣り合って位置するプロテオグリカンモチーフによって特徴づけられる。 CXCケモカインには、炎症性疾患、がん、エイズなどの様々な疾患に関与するものがある。例えば、インターロイキン-8(IL-8)は、好中球を感染部位に誘導する役割を持つCXCケモカインである。グロースレギュレーテッドオングコプロテイン(GRO)は、癌細胞の増殖や侵襲に関与するCXCケモカインである。 CXCケモカインは、薬剤の標的として研究されている。例えば、リマチス性関節炎の治療薬としてメトトレキサートが使用されている。メトトレキサートは、CXCケモカインの産生を阻害することで、関節の炎症を軽減する。 CXCケモカインは、免疫系に重要な役割を果たすタンパク質である。CXCケモカインは、炎症性疾患、がん、エイズなどの様々な疾患に関与しており、薬剤の標的として研究されている。
アレルギー・膠原病

看護師必須!知っておきたい用語『CXCL8』とは

CXCL8とは、CXCファミリーの炎症性ケモカインで、別名IL-8(インターロイキン8)とも呼ばれ、サイトカインの一種でもあります。サイトカインとは、細胞間でシグナル伝達を行うタンパク質であり、炎症や免疫応答に重要な役割を果たしています。CXCL8は、単球、マクロファージ、好中球などの白血球から産生され、これらの細胞を炎症部位に誘引する働きがあります。 CXCL8は、感染症や組織損傷などによって産生され、炎症反応を惹起します。CXCL8は、単球、マクロファージ、好中球などの白血球を炎症部位に引き寄せ、これらの細胞による組織の修復や異物の除去を促進します。また、CXCL8は、血管透過性を亢進させ、炎症部位への血流を増加させることで、白血球の浸潤を促進します。 CXCL8は、感染症や炎症性疾患の際に血中濃度が上昇することが知られています。そのため、CXCL8の血中濃度を測定することで、感染症や炎症性疾患の診断や重症度の評価に役立てることができます。また、CXCL8の産生を抑制することで、炎症を抑えることができるため、CXCL8は炎症性疾患の治療薬の開発にも期待されています。
アレルギー・膠原病

アレルギー性紫斑病とは? 症状と原因を解説

アレルギー性紫斑病は、主に臀部と下肢に分布する触知可能な紫斑、関節痛、消化管症状、糸球体腎炎が特徴的な非血小板減少性の全身性の小血管炎である。ヘノッホ・シェーンライン紫斑病(Henoch-Schönlein purpura)やアナフィラクトイド紫斑(anaphylactoid purpura)とも呼ばれる。この疾患は、小児に認められることが多いが、幼児や成人の患者も存在する。男児に多いという特徴がある。 アレルギー性紫斑病の具体的な症状としては、発赤を伴う、触知可能な紫斑が臀部と下肢に分布する。関節痛、腹痛、嘔吐、下痢などの消化管症状を伴うこともある。また、糸球体腎炎を発症する患者もいる。糸球体腎炎は、腎臓の糸球体(血液をろ過する小さな構造)に炎症が起こる病気である。糸球体腎炎になると、タンパク尿や血尿、むくみなどの症状が現れる。 アレルギー性紫斑病の原因は完全には解明されていないが、感染症や薬剤、食品などとの関連が考えられている。感染症としては、上気道炎や扁桃炎、はしか、風疹、水痘などがあげられる。薬剤としては、抗菌薬や解熱鎮痛剤、抗炎症薬などがあげられる。食品としては、牛乳、卵、小麦、大豆などが原因となることがあると考えられている。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『第2世代抗ヒスタミン薬』

第2世代抗ヒスタミン薬は、1990年ごろから登場した非鎮静性の抗ヒスタミン薬です。第1世代抗ヒスタミン薬は、中枢神経作用が強く眠気や認知能力の低下といった副作用があったため、その欠点を補うべく開発されました。 第2世代抗ヒスタミン薬は、第1世代抗ヒスタミン薬よりも中枢神経作用が弱く、眠気や認知能力の低下といった副作用が少ないのが特徴です。また、抗ヒスタミン作用が強く、アレルギー症状を効果的に抑えることができます。 第2世代抗ヒスタミン薬は、花粉症、蕁麻疹、皮膚炎、かゆみなどのアレルギー症状の治療に使用されます。また、風邪やインフルエンザなどの症状を緩和するためにも使用されます。 第2世代抗ヒスタミン薬は、一般的に安全性の高い薬剤ですが、副作用として口の渇き、眠気、疲労感、吐き気、下痢などがあらわれることがあります。また、一部の薬剤は、他の薬剤との相互作用を起こす可能性があります。 第2世代抗ヒスタミン薬を使用する際には、医師や薬剤師の指示に従い、用法・用量を守ることが大切です。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『混合性結合組織病』

混合性結合組織病とは、全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性強皮症(SSc)、多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)の3つの膠原病の特徴を併せ持つ自己免疫疾患です。膠原病とは、体内の結合組織が炎症を起こす病気の総称です。結合組織とは、細胞と細胞をつなぐ組織のことです。膠原病になると、結合組織が炎症を起こして破壊され、様々な症状が現れます。 混合性結合組織病は、女性に多く、発症年齢は20~40歳代がピークです。症状は、発熱、疲労、関節痛、筋肉痛、皮膚の発疹などです。また、肺や心臓、腎臓などの内臓にも障害が現れることがあります。 混合性結合組織病は、抗U1-RNP抗体が高値陽性となるのが特徴的です。抗U1-RNP抗体とは、体内のU1-RNPというタンパク質に対する抗体です。混合性結合組織病の患者さんの血液中には、この抗U1-RNP抗体が多く含まれています。 混合性結合組織病の治療法は、ステロイド薬や免疫抑制剤などが用いられます。ステロイド薬は、炎症を抑える薬です。免疫抑制剤は、免疫反応を抑える薬です。これらの薬を服用することで、症状を改善し、合併症の発生を防ぐことができます。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき抗リン脂質抗体症候群

抗リン脂質抗体症候群(APS)は、抗リン脂質抗体の存在を特徴とする自己免疫疾患の一種です。抗リン脂質抗体は、リン脂質という脂肪の一種に対する抗体であり、血液凝固を制御するタンパク質の働きを阻害します。このため、APSの患者さんは血栓症(血液の塊が血管を塞いでしまう病気)のリスクが高くなります。 APSは、女性に多く発症する病気で、20歳から40歳の間に発症することが多いです。また、SLE(全身性エリテマトーデス)や関節リウマチなどの他の自己免疫疾患を合併している患者さんに多くみられます。 APSの症状は、血栓症の種類によって異なります。脳梗塞や心筋梗塞などの動脈血栓症の場合、手足のしびれや脱力、胸の痛みなどの症状が出現します。肺梗塞などの静脈血栓症の場合、息切れや胸の痛み、咳などの症状が出現します。また、皮膚や粘膜に血栓ができてしまう皮膚静脈血栓症の場合、赤い斑点や線状の発疹が出現します。 APSの診断は、抗リン脂質抗体の検査と血栓症の既往歴を組み合わせて行われます。抗リン脂質抗体には、狼瘡アンチコアグラント(LA)と抗カルジオリピン抗体(aCL)の2種類があり、どちらか一方でも陽性であればAPSと診断されます。 APSの治療は、血栓症の予防と治療が中心となります。血栓症の予防には、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)が使用されます。抗凝固薬には、ワルファリンやヘパリンなどがあり、患者さんの状態に合わせて使い分けられます。血栓症の治療には、血栓を溶かす薬(溶栓薬)や血栓を取り除く手術(血栓除去術)が行われます。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ヒスタミン』

-ヒスタミンの概要- ヒスタミンとは、生体内で炎症、アレルギー反応、胃酸分泌、神経伝達に関与している生理活性物質です。ヒスタミンは、肥満細胞、白血球、胃腸の細胞、脳の神経細胞などに存在する酵素により生合成され、そこで作用もしくは貯蔵されます。 ヒスタミンは細胞の表面にある受容体を介して作用を発現させます。生体には4種類の受容体(H1~H4)があり、それぞれ異なる作用を示します。 -ヒスタミンの受容体- * -H1受容体-炎症およびⅠ型アレルギー反応に関与する受容体です。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹やアナフィラキシーの症状を引き起こします。そのため、H1受容体へのヒスタミンの結合を阻害する薬が、これらの疾患の治療に用いられます。 * -H2受容体-胃酸分泌に関与する受容体です。このH2受容体の阻害薬が、胃潰瘍および十二指腸潰瘍の治療に用いられます。 * -H3受容体-脳の神経系細胞に存在し、神経伝達物質の量を調整することにより、神経伝達に関与しています。 * -H4受容体-脾臓や胸腺といった免疫組織および免疫系細胞に存在し、免疫調節に関与しています。
アレルギー・膠原病

看護師に必須!食物アレルギーを徹底解説

食物アレルギーとは、特定の食物を摂取することで、免疫システムが過剰に反応してアレルギー反応を引き起こす病気です。食物アレルギーは、比較的まれな病気ですが、近年その数は増加傾向にあります。食物アレルギーの原因となる食物は、人によって異なりますが、小麦、牛乳、卵、大豆、ピーナッツ、魚、貝類、エビ、カシューナッツなどが代表的なものです。食物アレルギーの症状は、じんましんや湿疹などの皮膚症状、鼻水や鼻づまりなどの呼吸器症状、腹痛や下痢などの消化器症状、嘔吐や吐き気などの嘔吐症状などがあります。重い場合には、アナフィラキシーショックを起こすこともあります。アナフィラキシーショックは、全身性のアレルギー反応で、血圧の低下や呼吸困難などの症状を引き起こし、死に至ることもあります。食物アレルギーの治療法は、原因となる食物を避けることです。また、エピペンという注射薬を携帯し、アナフィラキシーショックを起こした場合に備えることも大切です。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておきたい『イグラチモド』とは

イグラチモドは、疾患修飾性抗リウマチ薬(disease modifying anti rheumatic drug;DMARDs)の一つである。関節リウマチの治療薬として、2003年1月に日本で承認された。DMARDsは、関節リウマチの炎症を抑え、関節の破壊を遅らせる効果がある薬である。イグラチモドは、関節リウマチの患者さんの関節の炎症を抑え、痛みを軽減する効果がある。また、関節の破壊を遅らせる効果もある。 イグラチモドは、錠剤で、1日1回服用する。イグラチモドの主な副作用は、消化器症状(胃痛、吐き気、下痢など)、頭痛、めまいなどである。イグラチモドは、他の薬との相互作用があるため、他の薬を服用している患者さんは、医師に相談する必要がある。
アレルギー・膠原病

看護師必見!CD8とは?

CD8は、細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)のマーカーです。T細胞は胸腺で発生し、T細胞レセプター(TCR)を持つリンパ球です。抗原刺激を受けて活性化したエフェクターT細胞は、免疫系で多彩な機能を発揮します。T細胞は機能面から、異なる2つのサブセット(ヘルパーT細胞とキラーT細胞)に大別されます。CD8抗原を発現するCD8+T細胞は、MHCクラスⅠ分子に提示された抗原を認識し、活性化することで、細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)に分化して、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞の排除に当たります。
アレルギー・膠原病

アザチオプリンとは?作用と副作用を徹底解説

アザチオプリンは、免疫抑制薬の1つである。商品名はイムラン®、アザニン®。免疫抑制薬とは、免疫機能を抑制する薬剤の総称で、自己免疫疾患や臓器移植後に投与される。アザチオプリンは、主にクローン病、潰瘍性大腸炎、関節リウマチ、自己免疫性肝炎、腎移植などの治療に使用される。近年では、免疫機能を調節することで臓器移植後の拒絶反応を抑える薬剤として、腎移植や心臓移植などに使用されることも多い。また、アザチオプリンは、関節リウマチや乾癬性関節炎などの炎症性疾患の治療にも使用される。アザチオプリンは、主に経口投与される。通常、1日1回、1~2mg/kgを投与する。投与量は、患者の年齢、体重、症状の重症度に応じて調整される。アザチオプリンは、一般的に忍容性が良く、副作用は少ない。主な副作用としては、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などがある。また、アザチオプリンは、骨髄抑制を起こすことがある。骨髄抑制とは、骨髄の造血機能が低下し、血球が減少する状態である。骨髄抑制が起こると、感染症にかかりやすくなったり、出血しやすくなったりする。そのため、アザチオプリンを投与している患者は、定期的に血液検査を行い、骨髄抑制の有無をチェックすることが必要である。
アレルギー・膠原病

看護師必須!CD14とは?

CD14とは、主に単球やマクロファージに発現するタンパク質です。単球とは、血液中に存在する白血球の一種で、マクロファージとは、組織や器官に存在する白血球の一種です。CD14は、グラム陰性菌の表面に存在するリポ多糖(Lipopolysaccharide;LPS)に結合し、Toll様レセプター(Toll-like receptor;TLR)による認識を促します。TLRは、病原体の成分を認識する受容体です。LPSは、グラム陰性菌の細胞壁に存在する脂質であり、病原性の重要な因子です。CD14は、LPSを認識してTLRに結合することで、TLRを活性化し、病原体を認識するシグナルを細胞内に伝達します。このシグナルによって、貪食作用(菌やその他の固形物を取り込む作用)が促進され、貪食細胞の中で病原体が死滅します。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『プロスタグランジン』ってなに?

-プロスタグランジンって何?- プロスタグランジンとは、細胞膜に存在する脂質から合成される生体活性物質のひとつです。体内のあらゆる臓器や組織に分布しており、幅広い生理作用を持っています。その主な役割としては、血管拡張、気管支拡張、子宮収縮、発熱、炎症などがあげられます。また、痛みを軽減したり、血小板の凝集を抑制したりする作用も持っています。 プロスタグランジンは、アラキドン酸という脂質から合成されます。アラキドン酸は、細胞膜のリン脂質に多く含まれており、プロスタグランジン合成酵素によってプロスタグランジンに変換されます。プロスタグランジン合成酵素には、シクロオキシゲナーゼ(COX)とリポキシゲナーゼ(LOX)の2種類があり、COXによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、LOXによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が合成されます。 プロスタグランジンは、合成されるとすぐに分解されます。プロスタグランジンを分解する酵素には、プロスタグランジン分解酵素(PGデグラデーゼ)とプロスタグランジンEシンターゼ(PGES)の2種類があり、PGデグラデーゼによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、PGESによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が分解されます。 プロスタグランジンは、体内の様々な生理機能に関与しており、その働きは多岐にわたっています。そのため、プロスタグランジンは薬の開発においても重要な役割を果たしており、解熱剤、鎮痛剤、抗炎症剤、気管支拡張剤、子宮収縮剤など、様々な薬剤に利用されています。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『ケミカルメディエーター』とは?

ケミカルメディエーターとは? ケミカルメディエーター(けみかるめでぃえーたー、chemical mediator)とは、細胞間の情報伝達に作用する化学物質のことである。化学伝達物質ともいう。細胞の外から別の細胞に作用して、情報を伝える物質のことである。ヒスタミン、ロイコトリエン、トロンボキサン、血症板活性化因子、セロトニン、ヘパリンなどがこれに当たる。ケミカルメディエーターは、さまざまな細胞から産生され、さまざまな細胞に作用する。これにより、組織や器官間の情報伝達が円滑に行われ、身体の恒常性を維持することができる。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておきたい『多発性筋炎/皮膚筋炎』

多発性筋炎/皮膚筋炎とは、筋肉と皮膚に炎症を起こす自己免疫疾患です。この疾患は、筋肉の炎症を引き起こす自己抗体が体によって産生されることが原因です。多発性筋炎は、筋肉の痛み、脱力感、皮膚の発疹などの症状を引き起こします。皮膚筋炎は、多発性筋炎に加えて、皮膚に発疹や紅斑などの症状を引き起こします。 多発性筋炎/皮膚筋炎は、あらゆる年齢層の人々に発症する可能性があります。しかし、この疾患は、20代から50代の女性に最も多くみられます。多発性筋炎/皮膚筋炎の原因は不明ですが、遺伝的要因や環境要因が関与していると考えられています。 多発性筋炎/皮膚筋炎の治療には、ステロイド薬や免疫抑制剤などが使用されます。これらの薬は、筋肉の炎症を抑え、症状を改善するのに役立ちます。多発性筋炎/皮膚筋炎は、早期に診断と治療を受けることで、症状を軽減し、日常生活を改善することが可能です。