インフルエンザ

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看護師に知っておいてほしい!インフルエンザ基礎知識

* -インフルエンザとは?- インフルエンザは、インフルエンザウイルスによるウイルス性呼吸器感染症です。世界的な大流行により大量の死者を出しうるウイルスとして知られています。 インフルエンザウイルスは、毎年流行するウイルスです。ウイルス粒子の表面にあるヘマグルチニン(赤血球凝集素)とノイラミニダーゼの構造を変化させることで流行を繰り返します。この変化の過程は連続抗原変異と呼ばれ、抗体を持たない多くの人にウイルスが感染し流行を起こします。 インフルエンザの症状は、発熱、咳、のどの痛み、筋肉痛、関節痛、頭痛などです。症状は通常数日から1週間続きます。インフルエンザは、重症化すると肺炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。 インフルエンザの治療は、安静と水分補給が基本です。解熱鎮痛剤や抗ウイルス薬を使用することもあります。
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看護師が知っておくべき『アジアかぜ』

アジアかぜは、1957年に香港から始まり、東南アジア、日本、オーストラリア、北米へ世界的に大流行した(パンデミック)インフルエンザです。ウイルスはA型H2N2亜型で、世界で約200万人以上が死亡し、日本でも約300万人が感染、5,700人の死者が出ました。発生は中国南西部だといわれています。 アジアかぜの特徴としては、従来のインフルエンザに比べて、潜伏期間が短く、発症が急激なことが挙げられます。また、発熱、頭痛、筋肉痛などの一般的なインフルエンザの症状に加え、下痢や嘔吐などの消化器症状を伴うことも多く見られました。さらに、アジアかぜは、高齢者や基礎疾患を持つ人に重症化しやすいという特徴もありました。