医学

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血液・造血

骨髄非破壊的移植とは?

骨髄非破壊的移植(non-myeloablative transplantation)は、強度減弱前処置(reduced intensity conditioning;RIC)を用いた造血幹細胞移植のことである。ミニ移植ともいう。RICは、従来の造血幹細胞移植の前処置に比べて、骨髄抑制や臓器毒性が少なく、移植後の回復が早いという特徴がある。そのため、高齢者や併存疾患のある患者にも移植が可能となる。 骨髄非破壊的移植は、主に白血病やリンパ腫などの血液疾患の治療に用いられる。また、再生不良性貧血や骨髄異形成症候群などの骨髄不全症候群の治療にも用いられることがある。 骨髄非破壊的移植の成功率は、疾患の種類や患者の状態によって異なるが、一般的に50~70%程度である。移植後の主な合併症としては、感染症、GVHD(移植片対宿主病)、肺障害などがあげられる。
循環器

知っておきたい看護用語『ばち状指』とは?

-ばち状指とは?- ばち状指とは、爪の付け根が肥大し、爪の先が手の平側に曲がって大きくなる状態のことである。ばち指ともいう。名称の由来は、肥厚した指が太鼓のバチのようであることから。 ばち状指は、単独の疾患ではなく、他の疾患の症状として現れることが多い。その疾患には、肺疾患(気管支炎、肺炎、肺がん、肺結核など)、心疾患(先天性心疾患、心不全など)、肝硬変、慢性呼吸疾患(慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息など)などがある。 ばち状指は、その疾患が進行すると現れることが多いため、注意が必要である。ばち状指を認めた場合には、すぐに医療機関を受診し、その原因となっている疾患の治療を受ける必要がある。
脳・神経

看護師が知っておきたい松果体について

松果体とは、脳のほぼ中央に位置する、松かさのような形状をした小さな器官です。大きさは約5~8mm、重さは0.1~0.2g程度です。松果体は、上丘の後ろ、脳幹の上部に位置しており、第3脳室の後上壁から突き出すようにして存在します。 松果体は、内分泌腺としての機能を有しており、メラトニンというホルモンを分泌しています。メラトニンは、睡眠と覚醒のリズムを調節する働きがあり、体内時計を調整する役割を果たしています。また、メラトニンには、抗酸化作用や抗炎症作用もあることがわかっています。 松果体は、古代ギリシャの医師であるガレノスによって初めて記載されました。ガレノスは、松果体を「霊魂の座」であると考えました。また、松果体は、東洋医学においても重要な器官とされており、不老不死の薬である「仙丹」の原料とされていました。 現代医学では、松果体は、睡眠と覚醒のリズムを調節する働きを担う内分泌腺であることがわかっています。しかし、松果体の機能については、まだ多くの謎が残されており、今後の研究が期待されています。
脳・神経

看護師に必須の用語!意識障害をわかりやすく徹底解説

意識障害の症状は、その程度によって異なります。軽度の意識障害では、患者さんは混乱したり、注意散漫になったり、物事に集中するのが難しくなったりすることがあります。中程度の意識障害では、患者さんは眠っているように見えたり、呼びかけや刺激に反応しなかったり、会話ができないことがあります。重度の意識障害では、患者さんは昏睡状態になり、完全に意識を失ってしまいます。 意識障害の症状としては、以下のようなものがあります。 * 混雑 * 注意散漫 * 集中力の低下 * 混乱 * 錯乱 * 幻覚 * 痙攣 * 昏睡 意識障害は、頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍、薬物の過剰摂取、低血糖、低酸素症など、さまざまな原因で起こる可能性があります。意識障害の治療法は、その原因によって異なります。 意識障害は、緊急事態である可能性があるため、症状が現れたらすぐに医療機関を受診することが重要です。
消化器

内鼠径ヘルニアとは?その特徴を解説

内鼠径ヘルニアとは、Hesselbach三角という下腹壁動静脈の内側の抵抗の弱まった部分から、腹膜の袋が押し出されて外鼠径輪(そけいりん)に脱出する病気です。Hesselbach三角は、下腹壁の中で最も抵抗の弱い部分であり、ここに腹膜の袋が押し出されやすくなります。外鼠径輪とは、太ももの付け根にある筋肉と靱帯の隙間で、精管や血管が通る場所です。内鼠径ヘルニアは、この外鼠径輪を通り抜けて、鼠径部に脱出します。内鼠径ヘルニアは、鼠径ヘルニアの一種ですが、鼠径ヘルニアの中では比較的まれな病気です。男性に多く、女性はまれです。内鼠径ヘルニアは、鼠径部の膨らみや痛み、吐き気や嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。また、内鼠径ヘルニアは、嵌頓(かんとん)を起こすことがあります。嵌頓とは、ヘルニアが脱出した後に元の位置に戻らなくなる状態のことです。嵌頓を起こすと、ヘルニアが壊死を起こして、腹膜炎や敗血症を引き起こすことがあります。内鼠径ヘルニアは、手術によって治療します。手術は、腹腔鏡手術で行うことが多いです。腹腔鏡手術とは、腹部に小さな穴を開けて、そこからカメラや手術器具を挿入して手術を行う方法です。腹腔鏡手術は、従来の手術よりも侵襲が少なく、術後の回復が早いというメリットがあります。
眼科

看護師に必須の用語『虹彩』

虹彩とは、水晶体の前面にある薄くて色のついた膜であり、瞳孔の中央にあります。虹彩は、眼に色を与え、瞳孔を調節して光が眼に入る量を制御しています。虹彩の色は、メラニン色素の量によって決まり、茶色、青色、緑色などがあります。虹彩には、毛様体筋と括約筋の2つの筋肉があり、瞳孔の大きさを調節しています。毛様体筋は、瞳孔を拡張させ、括約筋は、瞳孔を収縮させます。瞳孔の大きさが変化することで、眼に入る光の量を調節し、視界を鮮明にしています。虹彩は、眼の重要な構造物であり、視覚に重要な役割を果たしています。
循環器

看護師必見!トルサード・ド・ポアントとは?

トルサード・ド・ポアント(とるさーど・と・ぽあんと、torsades de pointes;TdP)とは、不整脈のうち、多形性心室頻拍の一種である。失神発作、突然死を起こすこともある重症不整脈で、幅広いQRS波が上下の振幅を変化させながら、ねじれるように連続する。トルサデポアン、倒錯型心室頻拍、一過性心室細動ともいう。 TdPは、通常、薬剤の副作用として起こる。抗不整脈薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗ヒスタミン薬などがTdPを引き起こす可能性がある。また、低カリウム血症、低マグネシウム血症、徐脈、冠動脈疾患などの基礎疾患がある場合にもTdPが起こりやすくなる。 TdPの症状は、失神、めまい、動悸、胸痛などである。TdPが重症化すると、突然死に至ることもある。 TdPの治療は、TdPを引き起こしている薬剤の使用を中止することから始まる。また、カリウムやマグネシウムの投与、不整脈を治療するための薬剤の投与、電気的除細動などが行われる。
検査・診断

X線検査について

X線検査とは、X線を照射して、内部の様子を可視化する検査である。X線は、レントゲン線とも呼ばれ、電磁波の一種である。X線は、物質を透過する性質があり、透過した程度は、物質の密度や原子番号に依存する。そのため、X線を照射すると、物質の密度や原子番号の異なる部分が、濃淡の異なる像として映し出される。X線検査は、レントゲン撮影、CTスキャン、血管造影など、様々な検査に利用されている。 X線検査は、主に骨、筋肉、内臓などの構造を検査するために使用される。X線検査は、骨折、脱臼、関節炎、感染症、腫瘍などの疾患の診断に役立つ。また、X線検査は、心臓や肺の動きを検査するためにも使用される。 X線検査は、被ばくを伴う検査である。そのため、X線検査は、必要に応じて、適切な線量で行われる必要がある。X線検査は、妊娠中の女性や、小児には、慎重に行われる必要がある。