十二指腸潰瘍

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消化器

看護師必見!小腸のあれこれ

小腸は、食物の消化と栄養の吸収を行う6~7mの管状の消化器官です。小腸は胃の幽門から出た部位から始まり、腸間膜にささえられて腹腔の後壁からぶら下がっています。腸間膜に折り重なって入っており、右下腹部の回盲弁で大腸に繋がります。 小腸は上から十二指腸、空腸、回腸の3つの部位にわかれます。 ・十二指腸は、25cm~30cmのCの字型に大きく曲がり、膵臓・胆嚢とつながっています。膵液と胆汁が十二指腸へ分泌されることで、胃で消化された食物をさらに消化する働きがあります。 ・空腸は、十二指腸に続く部分で、残りの小腸の5分の2程度を占めます。十二指腸で終わらなかった食物の消化と、栄養素の吸収が行われます。空腸内の腸粘膜には、細菌やウイルスの感染を防ぐ役割を持つ、少数のパイエル板や孤立リンパ小節、免疫細胞が存在します。 ・回腸は、空腸に続く残りの小腸を指します。大腸につながっており、空腸で吸収されない胆汁酸・ビタミンB12を吸収する働きを持ちます。回腸の腸粘膜も空腸と同様にパイエル板や孤立リンパ小節、免疫細胞が多数存在しており、細菌やウイルスの感染を防いでいます。
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看護師に必須の用語『十二指腸潰瘍』

十二指腸潰瘍とは、十二指腸粘膜の一部が、粘膜筋板よりも深くまで欠損した状態のことです。十二指腸は、胃と小腸をつなぐ消化管の一部分であり、食事が胃から小腸に送られる際に通過する器官です。十二指腸潰瘍は、十二指腸の粘膜が傷つき、炎症を起こした状態です。 十二指腸潰瘍の原因としては、ピロリ菌感染や、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用、ストレスなどが挙げられます。ピロリ菌は、胃や十二指腸に生息する細菌であり、十二指腸潰瘍の原因菌として知られています。NSAIDsは、痛みや炎症を軽減する薬ですが、十二指腸粘膜を傷つけることがあります。ストレスも、十二指腸潰瘍の発症に関連していると考えられています。 十二指腸潰瘍の症状としては、みぞおちの痛み、胸焼け、ゲップ、吐き気、嘔吐などが挙げられます。みぞおちの痛みは、空腹時や食事後に起こることが多く、痛みは数分から数時間続きます。胸焼けやゲップは、胃酸が十二指腸から逆流することで起こります。吐き気や嘔吐は、十二指腸潰瘍が重症化した場合に起こることがあります。 十二指腸潰瘍の診断は、問診、血液検査、胃カメラ検査などによって行われます。問診では、症状や病歴について詳しく聞かれます。血液検査では、ピロリ菌感染の有無を調べることができます。胃カメラ検査では、十二指腸の内視鏡検査を行い、潰瘍の有無や程度を調べます。 十二指腸潰瘍の治療法としては、薬物療法、内視鏡的治療、外科的治療などがあります。薬物療法では、ピロリ菌感染がある場合は除菌薬を、NSAIDsを使用している場合はNSAIDsの使用を中止し、胃酸分泌を抑える薬を投与します。内視鏡的治療では、内視鏡を用いて潰瘍の表面を焼灼したり、止血剤を注入したりします。外科的治療は、薬物療法や内視鏡的治療で効果が得られない場合に行われます。