排尿障害

記事内に広告が含まれています。
腎・泌尿器

看護師の知識『尿路管理』

尿路管理とは、排尿障害などを有する患者に対して適切な排尿法を確立することである。目的としては、まず上部尿路障害および腎機能障害、尿路感染症の予防が挙げられる。また、尿失禁をコントロールすることによる患者本人や介護者のQOL改善や、患者が社会生活へ適応するための支援なども尿路管理の目的の一つである。 尿路管理は、患者の状態に合わせてさまざまな方法で行われる。排尿障害が軽度の場合には、排尿を促す薬を投与したり、膀胱に尿を貯めるための訓練を行ったりする。排尿障害が重度の場合には、尿道カテーテルを挿入したり、膀胱瘻を造設したりする必要がある。 尿路管理を行う際には、患者のプライバシーに配慮することが重要である。また、尿路感染症の予防のため、清潔に保つことも大切である。
腎・泌尿器

前立腺肥大症の基礎知識と看護

前立腺肥大症とは、加齢に伴い前立腺が大きくなることで排尿障害を引き起こす疾患です。前立腺は男性の生殖器のひとつで、膀胱の出口付近にあります。前立腺が肥大すると、尿道が圧迫され、排尿が困難になります。前立腺肥大症は、50歳以上の男性によくみられます。前立腺肥大症の症状には、排尿困難、残尿感、夜間頻尿、尿失禁などがあります。前立腺肥大症の治療には、薬物療法、手術療法などがあります。薬物療法では、排尿をスムーズにする薬や前立腺の肥大を抑える薬などが用いられます。手術療法では、前立腺を切除する手術が行われます。前立腺肥大症は、早期に治療を開始すれば、排尿障害を改善することができます。
腎・泌尿器

看護師に必須の用語『尿閉』

尿閉とは、膀胱内に尿が多量に貯留しており、尿をしたいという気持ち(尿意)があっても排尿できない状態を指します。尿閉は、前立腺肥大や尿道閉塞などの原因で尿道が狭くなったり、膀胱の神経障害や筋肉の麻痺などで膀胱が収縮できなくなったりすると起こります。尿閉になると、膀胱が膨張して痛みを伴うことがあります。また、尿が膀胱内に貯留することで、細菌が繁殖しやすく、膀胱炎や腎盂腎炎などの感染症を起こすリスクが高まります。尿閉は、男性よりも女性の方が起こりやすく、高齢者にも多く見られます。尿閉の症状としては、尿意があるのに排尿できない、排尿が困難、排尿時の痛み、下腹部痛、頻尿、残尿感などがあります。尿閉が疑われる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。尿閉の原因を特定し、適切な治療を受けることで、症状を改善することができます。
腎・泌尿器

看護師必須!排尿について

排尿のメカニズム 排尿は、体外に尿を放出する行為であり、膀胱と尿道(男性では前立腺を含む)および尿道括約筋といった下部尿路の機能である。排尿のメカニズムは複雑で、神経系、筋肉、ホルモンが関与している。 排尿は、左右の尿管から尿が膀胱内に流れ込み、膀胱内の尿量が増加し、150~200mLを超えると膀胱内圧が上昇することから始まる。膀胱内圧が上昇し、膀胱壁が引き伸ばされることで膀胱壁内の伸展受容器が感知した刺激が求心性神経(骨盤神経)を通じて胸腰髄交感神経中枢と仙髄にあるOnuf(オヌフ)核を興奮させ尿が膀胱内に蓄えられる。また、この刺激は脊髄を上行し橋の排尿中枢と大脳皮質に伝わり、尿意を生じる。 しかし、大脳皮質が橋排尿中枢を抑制するためすぐには排尿反射は起こらない。橋排尿中枢が抑制されている間は、膀胱では交感神経が優位に働き、畜尿される。 大脳皮質で排尿することを決定すると、橋排尿中枢に対する抑制が解除され、胸腰髄交感神経とOnuf核を抑制し、仙髄副交感神経中枢を活性化する。その刺激は副交感神経を通じて膀胱の排尿平滑筋を収縮させ、不随意筋の内尿道括約筋が弛緩させる。 また、外尿道括約筋を弛緩させ、腹圧がかかることで排尿が起こる。
腎・泌尿器

看護師に必須!神経因性膀胱について

神経因性膀胱とは、膀胱および尿道括約筋を支配する神経の障害によって引き起こされる排尿障害の総称である。神経因性膀胱は、脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症、糖尿病などのさまざまな神経系の疾患によって引き起こされる可能性がある。 神経因性膀胱の症状は、神経障害の種類や程度によって異なる。一般的な症状としては、尿失禁、尿閉、残尿感、頻尿、夜間頻尿、排尿困難、排尿痛などが挙げられる。また、神経因性膀胱は、腎臓や尿路感染症などの合併症を引き起こす可能性がある。 神経因性膀胱の治療法は、神経障害の種類や程度、症状の重症度などによって異なる。治療法としては、薬物療法、外科手術、理学療法、生活習慣の変更などが挙げられる。神経因性膀胱は、適切な治療を受ければ、症状をコントロールし、合併症を防ぐことができる。
腎・泌尿器

看護師必須用語「排尿障害」

排尿障害とは、尿をためる膀胱や尿を排出する尿道に障害が生じ、排尿に困難が生じる状態を指します。畜尿障害と排出障害の2つに大別されます。畜尿障害とは、膀胱に尿をためることができない状態です。頻尿、尿意切迫感、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁、夜間頻尿、夜尿症などが症状として現れます。排出障害とは、尿を膀胱から体外に排出することができない状態です。尿勢低下、尿線途絶、腹圧排尿などが症状として現れます。排尿障害は、男性と女性で原因が異なる場合が多く、男性では前立腺肥大症、女性では骨盤臓器脱などが原因となるケースが多いです。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべき横溢性尿失禁

横溢性尿失禁は、尿排出障害のため、膀胱内に顕著な残尿があり、常に膀胱が充満した状態となるために膀胱内の尿があふれ、少しずつ漏れる状態のことである。溢流性尿失禁(overflow incontinence)ともいう。 横溢性尿失禁の原因は、前立腺肥大症、尿道狭窄、神経因性膀胱など、尿路の閉塞や尿排出障害がある場合に起こることが多い。また、糖尿病、脳卒中、パーキンソン病などの神経疾患や、薬の副作用でも起こることがある。 横溢性尿失禁の症状は、尿意があっても排尿できない、排尿が困難である、尿が勢いよく出ない、尿が途中で切れる、残尿感がある、尿失禁が起こるなどである。 横溢性尿失禁は、残尿が多くなることで膀胱が常に膨満した状態となり、膀胱の機能が低下して尿失禁が起こる。また、残尿が多くなることで膀胱炎や腎盂腎炎などの感染症を起こしやすくなる。 横溢性尿失禁の治療は、まず原因となっている疾患の治療を行うことが重要である。前立腺肥大症や尿道狭窄の場合には、手術や薬物療法を行う。神経因性膀胱の場合には、排尿補助具の使用や薬物療法を行う。また、残尿を減らすために、定期的に導尿を行う場合もある。
腎・泌尿器

腹圧性尿失禁とは?原因と治療法

腹圧性尿失禁とは、咳やくしゃみをしたとき、急に立ち上がったり重い荷物を持ち上げたりした運動時などに、腹圧が上昇し、膀胱の収縮と無関係に尿が漏れてしまうことです。腹圧性尿失禁は、女性に多く見られる症状で、加齢、出産、肥満などが原因で起こるとされています。 腹圧性尿失禁は、尿失禁の一種ですが、他の種類の尿失禁とは異なり、膀胱の収縮とは無関係に尿が漏れてしまうことが特徴です。これは、腹圧が上昇したときに、尿道括約筋がうまく働かなくなってしまうためです。尿道括約筋は、尿道を締め付ける筋肉で、尿が漏れないようにする働きをしています。しかし、腹圧が上昇すると、尿道括約筋がうまく働かなくなり、尿が漏れてしまうのです。
腎・泌尿器

看護師必須!クレーデ法とは?

-クレーデ法の目的- クレーデ法とは、患者本人または介助者が、恥骨上から用手的に強く圧迫し、尿を排出させる方法である。別名、手圧排尿や用手排尿、クレーデ排尿とも呼ばれる。クレーデ法の目的は、排尿障害のある患者に排尿を促したり、膀胱の残尿量を少なくしたりすることである。また、膀胱炎や尿道炎などの炎症性疾患において、細菌や膿の排出を促進する目的でも用いられる。クレーデ法は、排尿障害のある患者にとって、排尿を促すための有効な方法である。