血液検査

内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべき!腫瘍マーカーってなに?

腫瘍マーカーとは、主に悪性腫瘍(がん)が存在している時に血液の中に産生される物質のことです。腫瘍マーカーは、がん細胞から分泌されたり、がん細胞が正常細胞を破壊した際に放出されたりして、血液中に出現します。腫瘍マーカーを測定することで、が んの早期発見や診断、経過観察、治療効果の判定などに役立てることができます。 腫瘍マーカーは、がんの種類によって産生される物質が異なるため、がんの種類を特定するためにも使用されます。例えば、肺がんの場合はCEA(癌胎児性抗原)、大腸がんの場合はCEAとCA19-9(炭水化物抗原19-9)、乳がんの場合はCA15-3(癌抗原15-3)、前立腺がんの場合はPSA(前立腺特異抗原)などが腫瘍マーカーとして使用されます。 腫瘍マーカーの測定は、血液検査で行われます。採血をして、血液中の腫瘍マーカーの濃度を測定します。腫瘍マーカーの濃度が正常範囲を超えている場合は、がんの存在が疑われます。ただし、腫瘍マーカーの濃度が正常範囲内であっても、がんが存在しないとは言い切れません。腫瘍マーカーは、がんの早期発見に役立ちますが、がんの診断を確定するためには、組織検査や画像検査などの他の検査も必要です。
検査・診断

看護師に必須の用語『白血球数』

白血球数とは、血球成分の一種である白血球の数のことである。WBCと記載される場合が多い。白血球は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を攻撃・排除する役割を担っており、免疫システムの一翼を担っている。白血球数は、健康な成人男性では4,000~10,000/μL、女性では3,500~9,000/μLが正常範囲とされている。白血球数が正常範囲から外れると、何らかの病気が隠れている可能性があるため、注意が必要である。白血球数が高い場合は、感染症や炎症、白血病の可能性がある。白血球数が低い場合は、免疫不全や再生不良性貧血の可能性がある。白血球数は、血液検査で測定することができる。
消化器

看護師に必須の用語『HBs抗原』とは?

HBs抗原とは、B型肝炎ウイルスの外側のタンパク質に由来する抗原です。ウイルスを中和する抗体は、通常自然に作成されますが、B型肝炎ウイルスに対する抗体が生成されない場合があり、このような場合慢性化する可能性があります。HBs抗原は、B型肝炎ウイルスの存在を示すマーカーであり、血液検査で調べることができます。基準値は陰性(-)で、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染すると陽性(+)を示します。HBs抗原は、B型肝炎の診断、経過観察、治療効果の判定などに使用されます。HBs抗原が陽性の場合、B型肝炎ウイルスに対する免疫がないため、B型肝炎ワクチンを接種する必要があります。
職種・資格

看護師に必須の用語『臨床検査技師』

臨床検査技師とは、病院、診療所といった医療機関において、医師または歯科医師の指示の下に、各種検査を行う専門職です。臨床検査技師は、国家資格である。臨床検査技師の主な業務は、血液検査、尿検査、便検査、喀痰検査、画像検査など各種検査を行い、その結果を医師に報告することです。また、臨床検査技師は、検査結果をもとに、医師が適切な診断や治療方針を決定できるよう、アドバイスを行うこともあります。臨床検査技師は、医療機関において重要な役割を担っており、患者さんの健康に大きく貢献しています。 臨床検査技師になるためには、まず臨床検査技師養成校に入学し、国家試験に合格する必要があります。臨床検査技師養成校は、全国に数多くありますが、いずれも入学試験があり、競争率は高くなっています。臨床検査技師養成校では、臨床検査技師に必要な知識や技能を学びます。臨床検査技師養成校を卒業後、国家試験に合格すると、臨床検査技師として働くことができます。臨床検査技師として働く場所は、病院、診療所、検診センター、大学病院などさまざまです。
血液・造血

看護師必須用語『鉄剤』

鉄剤は、主に鉄欠乏性貧血の治療に使用される薬剤であり、市販のサプリメントでも購入することが可能です。また、内服が困難な場合は注射剤も使用されます。鉄剤を使用した治療期間は特に決まっておらず、血液検査で血清鉄やヘモグロビン値を測定し、医師が判断して決定します。 鉄剤は、体内の鉄分量を増やすことで赤血球を増加させ、貧血を改善する働きがあります。赤血球は、酸素を全身の細胞に運ぶ役割を担っており、鉄分は赤血球を作るために必要な成分です。鉄分が不足すると、赤血球の数が減少し、貧血が起こります。 鉄剤には、経口鉄剤と注射剤の2種類があります。経口鉄剤は、錠剤やカプセル状の薬剤で、内服して服用します。注射剤は、静脈注射や筋肉注射によって投与されます。 鉄剤を服用すると、副作用として、胃腸障害、便秘、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が現れることがあります。また、鉄剤を過剰に摂取すると、鉄過剰症を引き起こす可能性があります。鉄過剰症になると、肝臓や心臓に障害が起こることもあります。 そのため、鉄剤を服用する際には、医師の指示を守って服用することが大切です。また、定期的に血液検査を行い、血清鉄やヘモグロビン値を測定することが重要です。
血液・造血

看護師に必須の用語『交差適合試験』について

交差適合試験とは、患者に提供されたドナーの血液製剤が適合するか判断するための検査のことである。クロスマッチ、クロスマッチ(ング)テストともいう。血液型が同じであっても、赤血球表面の抗原が異なる場合がある。この場合、ドナーの赤血球が患者の血漿と混ざると、抗原と抗体が反応して赤血球が破壊されてしまう。これを溶血反応という。交差適合試験は、溶血反応が起こらないことを確認するために実施される。 交差適合試験には、以下の2種類がある。 * -主要交差適合試験-患者の血漿とドナーの赤血球を混ぜて、溶血反応が起こらないことを確認する検査である。 * -副交輸試験-患者の血漿とドナーの血漿を混ぜて、溶血反応が起こらないことを確認する検査である。 交差適合試験は、輸血の前に必ず実施される。交差適合試験の結果が適合していると判断されれば、輸血が行われる。
血液・造血

看護師に必須!鉄欠乏性貧血とは?

鉄欠乏性貧血とは、体内に鉄分が不足し、赤血球が正常に産生されなくなることで起こる貧血です。赤血球は、肺から取り込まれた酸素を全身の細胞に運ぶ役割を担っています。鉄分は、赤血球のヘモグロビンという成分を構成する重要な元素です。ヘモグロビンは、酸素と結合して全身の細胞に酸素を運ぶ働きをしています。そのため、鉄分が不足すると、ヘモグロビンの産生が低下し、赤血球が正常に産生されなくなります。その結果、酸素を全身の細胞に十分に運ぶことができなくなり、貧血が起こります。貧血は、疲労感、息切れ、めまい、立ちくらみ、動悸、倦怠感、頭痛、食欲不振、体重減少などの症状を引き起こすことがあります。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておきたい「hl(高脂血症)」

高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が高すぎる状態をいいます。脂質は、体のエネルギー源であり、細胞膜やホルモンの構成成分として重要な役割を果たしています。しかし、脂質が多すぎると、動脈硬化を引き起こし、心臓病や脳卒中などのリスクが高まります。 高脂血症の原因には、遺伝的なもの、食生活、運動不足、肥満、喫煙、飲酒、ストレスなどがあります。また、糖尿病、甲状腺機能低下症、腎臓病、肝臓病などの基礎疾患がある場合にも、高脂血症になるリスクが高くなります。 高脂血症の症状は、ほとんどの場合ありません。しかし、進行すると、動脈硬化によって、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの合併症を引き起こすことがあります。 高脂血症の治療は、食生活の改善、運動療法、薬物療法などがあります。食生活の改善では、脂質の多い食品を控え、野菜や果物、魚介類を多く摂るようにします。運動療法では、有酸素運動を週に3回以上、30分以上行うようにします。薬物療法では、スタチン系薬剤、フィブラート系薬剤、胆汁酸結合樹脂、ナイアシン製剤などの薬剤を使用します。
その他

看護師必須用語:WNL

WNLとは、「Within Normal Limits」の略で、「正常範囲内にある」ことを意味する医療用語です。カルテや健康診断の結果票に書かれる用語で、血液検査など数値化されたものだけでなく、心電図や超音波検査などの判定の際にも用いられます。血液検査などでは、検査結果の横に「WNL」と書かれていれば、その項目は正常範囲内にあることを示しています。心電図や超音波検査などでは、検査結果が異常がないことを示すために「WNL」が記載されます。WNLは、患者の状態を把握するために使用される重要な用語です。
腎・泌尿器

看護師に知っておいてほしい!電解質とは

電解質とは、水などの溶媒に溶かしたときに正と負のイオンに分かれること(電離すること)で、その溶液が高い電気伝導性を持つようになる物質のことである。主に、体液(細胞内液や血漿)に溶けて伝導性を持つようになるミネラルイオンのことを指す。体内の水分量やpH、浸透圧のバランスを保ち、神経伝達および筋肉の運動にも深く関わっている。血液検査および尿検査にて測定することができる。 電解質は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素などの元素から構成される。これらの元素は、体内のさまざまな機能に不可欠である。例えば、ナトリウムとカリウムは、細胞内外の水分量を調節し、神経伝達の速度を調節する。カルシウムは、骨や歯を形成し、筋肉の収縮を調節する。マグネシウムは、エネルギー産生や筋肉の収縮に関与する。リンは、骨や歯を形成し、エネルギー産生に関与する。硫黄は、タンパク質やアミノ酸の合成に関与する。塩素は、体液の浸透圧を調節する。
血液・造血

看護師に必須の用語『骨髄検査』の意味を解説

骨髄検査とは、骨髄液と骨組織の一部を抽出して、様々な血液疾患や他の病気の診断や治療に役立てる検査です。通常、骨盤や胸骨の骨が使用され、皮膚を局所麻酔してから細い針を骨に挿入し、骨髄を採取します。採取した骨髄は、顕微鏡で観察して細胞の数を数えたり、染色したりして異常な細胞がないか調べます。また、DNA検査や細菌培養などの検査も行われることもあります。骨髄検査は、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫、貧血、血小板減少症、凝固障害などの病気の診断や治療に役立ちます。また、骨髄移植の前に行われることもあります。