レビー小体型認知症とは?症状や特徴を解説

看護師の研究家
看護師に必須の用語『レビー小体型認知症』について教えて下さい。

看護師になりたい
レビー小体型認知症は、パーキンソン症状や幻視を呈する進行性の認知症です。アルツハイマー型認知症や脳血管障害性認知症とともに三大認知症の一つです。

看護師の研究家
レビー小体型認知症の主な症状を教えて下さい。

看護師になりたい
レビー小体型認知症の主な症状は、認知症、パーキンソン症状、幻視の3つです。認知症の症状としては、記憶障害、注意障害、実行機能障害などがあります。パーキンソン症状としては、振戦、無動、筋固縮などがあります。幻視は、動物や人物などの形をした幻覚です。
レビー小体型認知症とは。
レビー小体型認知症とは、パーキンソン病の症状によく似た症状や幻覚をみせる進行性の認知症です。アルツハイマー型認知症や脳血管障害性認知症とともに、日本における三大認知症の一つです。
レビー小体型認知症とは?その症状と診断方法

レビー小体型認知症(DLB)とは、パーキンソン症状や幻視を呈する進行性の認知症である。アルツハイマー(Alzheimer)型認知症や脳血管障害性認知症とともに三大認知症の一つである。DLBの発症年齢は65歳以上が多く、男女比はほぼ同数である。
DLBの症状は様々であるが、主な症状としては、認知機能の低下、パーキンソン症状、幻視、睡眠障害、自律神経障害などがある。認知機能の低下は、記憶障害、注意障害、実行機能障害などが現れる。パーキンソン症状は、振戦、固縮、動作緩慢、姿勢反射障害などが現れる。幻視は、動物や人物、風景などが見えたり、幻聴や幻臭などが起こったりする。睡眠障害は、入眠障害、中途覚醒、レム睡眠行動障害などが現れる。自律神経障害は、血圧変動、頻脈、排尿障害、便秘などが現れる。
DLBの診断は、症状の経過、神経学的所見、脳画像検査、髄液検査などをもとに行う。DLBの治療法は確立されておらず、対症療法が行われる。認知機能の低下に対しては、コリンエステラーゼ阻害薬やNMDA受容体拮抗薬などが使用される。パーキンソン症状に対しては、L-ドーパやドパミンアゴニストなどが使用される。幻視に対しては、抗精神病薬などが使用される。睡眠障害に対しては、睡眠薬などが使用される。自律神経障害に対しては、血圧調整薬や排尿障害治療薬などが使用される。
レビー小体型認知症の予防法や治療法は?

レビー小体型認知症の予防法や治療法については、現在のところ確立されていません。しかし、生活習慣を改善することで、発症のリスクを下げることは可能です。具体的には、以下のことに注意しましょう。
* バランスのとれた食事を摂る
* 適度な運動をする
* 禁煙する
* アルコールを控えめにする
* 十分な睡眠をとる
* ストレスをコントロールする
また、レビー小体型認知症は、パーキンソン病の合併症の一つであるため、パーキンソン病の早期発見・早期治療も重要です。パーキンソン病の症状としては、手足の震え、筋肉のこわばり、動作の緩慢さなどがあります。これらの症状に心当たりがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
レビー小体型認知症の治療法については、現在研究が進められています。しかし、現時点では、進行を遅らせることや症状を緩和することができる薬剤は限られています。また、介護やリハビリテーションなどのサポートも重要です。
レビー小体型認知症患者をケアする際に注意すべきこと

レビー小体型認知症患者をケアする際には、次のようなことに注意する必要があります。
パーキンソン症状を呈することが多いので、転倒や誤嚥を防ぐことが重要です。
幻視を呈することがあるので、幻覚を認めるか、幻覚を認める場合はどのような幻覚なのかを患者に尋ねることが重要です。
認知症の進行に伴い、日常生活動作が低下することもあります。そのため、食事、入浴、排泄などの日常生活動作を支援する必要があります。
レビー小体型認知症は薬物療法が有効な場合があります。そのため、医師の指示に従って薬を服用することが重要です。
レビー小体型認知症患者は、精神症状を呈することが多いため、精神科医の診察を受けることが大切です。
レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の違い

レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症は、どちらも進行性の認知症であり、よく似た症状を示すことがありますが、異なる特徴があります。
最も大きな違いの一つは、レビー小体型認知症はパーキンソン症状を伴うことが多いことです。パーキンソン症状とは、震え、筋肉のこわばり、姿勢反射障害、寡動のことで、レビー小体型認知症の患者さんの約70%に認められます。一方、アルツハイマー型認知症では、パーキンソン症状はまれです。
もう一つの違いは、幻視です。レビー小体型認知症の患者さんの約80%は幻視を経験するのに対し、アルツハイマー型認知症では幻視は比較的まれです。レビー小体型認知症の患者さんが見る幻視は、通常は動物や人物、昆虫などの生き物です。
認知機能の低下という点では、レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症はどちらも、注意、記憶、言語、実行機能の低下を引き起こします。しかし、レビー小体型認知症では、注意と実行機能の低下がより顕著である傾向があります。
治療法という点では、レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症のどちらも、進行を遅らせたり症状を緩和したりするための治療法はありません。しかし、レビー小体型認知症の患者さんには、パーキンソン症状を改善するための薬が処方されることがあり、アルツハイマー型認知症の患者さんには、認知機能の低下を遅らせるための薬が処方されることがあります。
