甲状腺機能低下症とは:症状、原因、治療法

看護師の研究家
看護師に必須の用語『甲状腺機能低下症』について説明できますか?

看護師になりたい
甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が低下した病態を指します。

看護師の研究家
甲状腺ホルモンが低下すると、どのような症状が現れますか?

看護師になりたい
疲労感、無気力、体重増加、便秘、肌の乾燥、爪の脆さ、月経不順、うつ病などです。
甲状腺機能低下症とは。
甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンが十分に分泌されずに、身体の代謝が低下する病気のことです。
甲状腺機能低下症の症状

甲状腺機能低下症とは
甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が低下した病態を指します。甲状腺ホルモンは、体の代謝を調整する働きをしており、その分泌量が低下すると、体の代謝が低下して様々な症状が現れます。
甲状腺機能低下症の症状
甲状腺機能低下症の症状は、疲労感、倦怠感、体重増加、便秘、寒がり、肌の乾燥、むくみ、抜け毛、月経不順、うつなどがあります。また、甲状腺機能低下症が進行すると、心臓の機能が低下したり、脳の働きが鈍くなったりするなど、命に関わるような合併症を起こすこともあります。
甲状腺機能低下症は、血液検査で甲状腺ホルモンの値を測定することで診断されます。治療は、甲状腺ホルモンの薬を服用することで行われます。甲状腺ホルモンの薬は、1日1回、朝食前に服用します。薬の服用を続けると、甲状腺機能が正常に戻り、症状が改善していきます。
甲状腺機能低下症は、適切な治療を受ければ、症状をコントロールして健康な生活を送ることができます。ただし、甲状腺機能低下症は、進行すると様々な合併症を引き起こすことがあるため、早期発見と早期治療が大切です。
甲状腺機能低下症の原因

甲状腺機能低下症の原因は様々ですが、大きく分けて2つあります。
一つ目は、甲状腺そのものが障害される場合です。これは、橋本病、バセドウ病の治療後、甲状腺の手術や放射線治療後、ヨード欠乏症などが原因となります。
二つ目は、甲状腺以外の要因で甲状腺ホルモンの分泌が低下する場合です。これは、下垂体腫瘍、視床下部腫瘍、妊娠、薬剤の副作用などが原因となります。
橋本病は、甲状腺を破壊する自己免疫疾患であり、甲状腺機能低下症の最も一般的な原因です。バセドウ病は、甲状腺を刺激する自己免疫疾患であり、甲状腺機能低下症の原因となることもあります。
甲状腺の手術や放射線治療は、甲状腺の機能を低下させる可能性があります。ヨードは、甲状腺ホルモンの生成に不可欠なミネラルであり、ヨード欠乏症は甲状腺機能低下症の原因となる可能性があります。
下垂体腫瘍や視床下部腫瘍は、甲状腺を刺激するホルモンである甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌を低下させる可能性があります。妊娠中は、甲状腺ホルモンの分泌が低下することがあります。これは、妊娠中に増加するプロゲステロンが甲状腺ホルモンの結合を阻害するためです。
薬剤の副作用として、甲状腺機能低下症を引き起こすものがあります。例えば、リチウム、アミオダロン、インターフェロンαなどが挙げられます。
甲状腺機能低下症の治療法

-甲状腺機能低下症の治療法-
甲状腺機能低下症の治療は、甲状腺ホルモン製剤を服用することです。甲状腺ホルモン製剤には、チロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の2種類があります。チロキシンは、体内でトリヨードサイロニンに変換されます。甲状腺ホルモン製剤は、1日1回、朝食前に服用します。服用後は、30分間は飲食を避けてください。甲状腺ホルモン製剤は、通常、 lifelong 服用する必要があります。
甲状腺ホルモン製剤を服用することで、甲状腺機能低下症の症状は改善されます。しかし、甲状腺ホルモン製剤の服用を中止すると、症状が再発します。そのため、甲状腺ホルモン製剤は、医師の指示に従って、正しく服用することが大切です。
甲状腺ホルモン製剤の服用により、副作用が起こることがあります。副作用としては、動悸、息切れ、発汗、体重減少、不眠症などがあります。これらの副作用が起こった場合は、医師に相談してください。
甲状腺機能低下症の治療には、薬物療法以外にも、食事療法や運動療法があります。食事療法では、甲状腺ホルモンの合成を促進する食品を積極的に摂取することが大切です。運動療法では、有酸素運動を適度に行うことが大切です。食事療法や運動療法を行うことで、甲状腺機能低下症の症状を改善し、健康維持を図ることができます。
