クレアチンキナーゼ

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脳・神経

看護師が知っておくべき『低カリウム性ミオパチー』

低カリウム性ミオパチーとは、血液中のカリウム濃度が低下することで全身に脱力が起きる疾患のことである。血液中のカリウム濃度が低下すると、筋肉の細胞が正常に機能しなくなり、脱力や麻痺などの症状が現れる。低カリウム性ミオパチーの原因として、尿路や消化器からのカリウムの喪失、副腎の原発性アルドステロン症などの内分泌障害、グリチルリチン製剤などによる偽性アルドステロン症などの薬剤誘発性などが挙げられる。低カリウム性ミオパチーの症状としては、首や手足などの全身の脱力、重症の場合は首が支えられずに垂れ下がってしまうこともある。また、2~3週間かけて徐々に症状が悪化していくのが特徴である。低カリウム性ミオパチーと症状が似ている病気として低カリウム性周期性四肢麻痺があるが、麻痺の持続時間が長いことと、クレアチンキナーゼ値の上昇が著しいことで判別できる。低カリウム性ミオパチーの治療としては、点滴によってカリウムを補うことが行われる。
検査・診断

クレアチンキナーゼを知る

クレアチンキナーゼとは、生体内の酵素の一種で、クレアチンリン酸とアデノシン二リン酸(ADP)からクレアチンとアデノシン三リン酸(ATP)を生成する反応の触媒として働く。クレアチンリン酸は、筋肉や脳などの組織に蓄えられているエネルギー貯蔵物質であり、ATPは、細胞内のエネルギー通貨である。クレアチンキナーゼは、これらの物質を相互に変換することで、筋肉や脳などの組織が必要に応じてエネルギーを産生できるようにしている。 クレアチンキナーゼは、筋肉、脳、心臓などの組織に存在する。筋肉に含まれるクレアチンキナーゼは、筋肉型クレアチンキナーゼ(CK-MM)と呼ばれ、脳に含まれるクレアチンキナーゼは、脳型クレアチンキナーゼ(CK-BB)と呼ばれ、心臓に含まれるクレアチンキナーゼは、心筋型クレアチンキナーゼ(CK-MB)と呼ばれる。これらのアイソザイムは、それぞれ異なる組織に特異的に分布しており、クレアチンキナーゼの総活性を測定することで、筋肉、脳、心臓などの組織の損傷を診断することができる。