フィブリノゲン

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循環器

看護師が知っておきたい『組織接着剤』の基礎知識

組織接着剤とは、組織や臓器の縫合部や切断面を接着したり被膜したりして、その箇所からの血液や空気の漏れを防ぐ血漿分画製剤の一種です。フィブリン糊と呼ばれることもあります。組織接着剤は、トロンビンとフィブリノゲンという血液凝固にかかわる体内にも存在する成分を利用した製剤です。フィブリノゲンにトロンビンが作用し、フィブリンが生成され、重合しフィブリン膜となります。フィブリン膜が出血部分や気漏(空気漏れ)部分の組織を覆うことで、出血や気漏を軽減します。
検査・診断

看護師に必須の用語:フィブリノゲン

フィブリノゲンの役割 フィブリノゲンは、止血の過程で重要な役割を果たすタンパク質です。血管が損傷すると、血小板が損傷部位に集まり、血栓を形成して出血を止める働きをします。フィブリノゲンは、血小板が血栓を形成する際に必要不可欠な成分であり、血栓の強度と安定性を高める働きをします。 また、フィブリノゲンは、炎症反応にも関与しています。炎症が起こると、フィブリノゲンが炎症部位に集まり、血栓を形成して炎症を局在させる働きをします。また、フィブリノゲンは、炎症に伴う組織の損傷を修復する働きもしています。 フィブリノゲンは、肝臓で合成され、血液中に放出されます。正常な成人では、血液中のフィブリノゲン濃度は200~400mg/dLです。フィブリノゲン濃度が低下すると、出血傾向が高まり、血栓が形成されにくくなります。逆に、フィブリノゲン濃度が高くなると、血栓が形成されやすくなり、動脈硬化や脳梗塞などの血管障害のリスクが高まります。