看護師にも知っておいてほしい!保菌者とは
保菌者とは、感染症の病原体(細菌、ウイルス、寄生虫など)を体内に保有しているものの、その病気に発症していない状態のことです。保菌者は、病原体と本人の免疫力の均衡が保たれているため、臨床的な全身症状は見られません。しかし、保菌者は病原体を排出し続けているため、他人への感染源となりうる可能性があります。保菌者の状態は、キャリアとも呼ばれます。ウイルス性感染症の場合には一般的に「キャリア」を用いることが多いです。
保菌者になる原因は、さまざまな感染症によって異なりますが、一般的な原因としては、以下のようなものがあります。
* 感染症にかかった後に、病原体が体内に残存し続ける場合
* 感染症にかかっている人と接触した際に、病原体が体内に侵入する場合
* 感染症にかかっている動物や昆虫に噛まれたり、接触したりした場合
* 感染症の汚染された食品や水などを摂取した場合
保菌者の症状は、感染している病原体によって異なりますが、一般的には、以下のような症状が見られます。
* 無症状の場合が多い
* 軽度の風邪や下痢などの症状が出る場合がある
* 感染症の潜伏期中に、一時的に症状が出る場合がある
保菌者の状態は、感染症の病原体によって異なりますが、一般的には、生涯続くことが多いです。ただし、抗菌薬や抗ウイルス薬などの治療によって、保菌者状態を解除できる場合があります。