同種造血幹細胞移植

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血液・造血

看護師必須用語「移植片対腫瘍効果」とは?

移植片対腫瘍効果とは、ドナー由来の免疫担当細胞(主にT細胞)がレシピエント(患者)体内に残存する腫瘍細胞を攻撃し、原病の治癒や制御がもたらす現象のことをいう。同種造血幹細胞移植で期待される、抗腫瘍効果である。移植片対白血病・リンパ腫効果、GVT(graft versus tumor effect)ともいう。 移植片対腫瘍効果は、T細胞が腫瘍細胞を認識して攻撃することで発揮される。T細胞は、腫瘍細胞表面に発現している抗原を認識して活性化され、腫瘍細胞を破壊する。この反応は、移植片対宿主反応(GVHD)の一種である。GVHDとは、ドナー由来の免疫担当細胞がレシピエントの正常細胞を攻撃することで起こる反応である。移植片対腫瘍効果は、GVHDの副作用の一つであるが、同時に、腫瘍を治癒する可能性を秘めた治療法でもある。 移植片対腫瘍効果は、白血病やリンパ腫などの血液のがん患者に対して行われる同種造血幹細胞移植で期待される抗腫瘍効果である。同種造血幹細胞移植とは、患者とHLA(ヒト白血球抗原)が一致したドナーから造血幹細胞を移植する治療法である。造血幹細胞は、骨髄や末梢血に存在する細胞であり、白血球、赤血球、血小板などの血液細胞に分化することができる。同種造血幹細胞移植を行うことで、患者の造血機能を回復させ、がん細胞を排除することができる。
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看護師に必須の用語『骨髄バンク』

骨髄バンク(こつずいばんく、Marrow Donor Program)とは、白血病をはじめとする血液疾患の治療として、同種造血幹細胞移植が必要な患者のために、非血縁者から提供される骨髄液や末梢血幹細胞をあっせんする仕組み、およびその業務を担う公的機関である。 骨髄バンクの役割は、提供者と患者のマッチングを行い、移植に必要な骨髄液や末梢血幹細胞をあっせんすることである。移植に必要な骨髄液や末梢血幹細胞は、白血病やリンパ腫などの血液疾患の治療に用いられる。また、骨髄バンクは、提供者へのサポートや、移植後の患者のフォローアップも行っている。 骨髄バンクの提供者は、18歳から54歳までの健康な人で、骨髄液または末梢血幹細胞の提供に同意した人である。提供者は、骨髄バンクに登録し、健康診断や血液検査を受ける必要がある。移植が必要な患者が見つかった場合、提供者は骨髄液または末梢血幹細胞を採取される。骨髄液は、腰椎から注射器で採取される。末梢血幹細胞は、血液から採取される。骨髄液や末梢血幹細胞の採取は、局所麻酔下で行われるため、痛みはほとんどない。骨髄バンクの提供者は、移植後も患者の経過をフォローし、必要に応じてサポートを行う。
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同種造血幹細胞移植について

同種造血幹細胞移植は、造血幹細胞移植の一種であり、ドナーから採取した造血幹細胞を患者に移植する方法です。ドナーは、患者とHLA(ヒト白血球抗原)が一致するか、近く一致する必要があります。HLAは、白血球の表面にあるタンパク質で、移植の成功率を左右します。ドナーは、患者とHLAが一致する確率が最も高い近親者であることが多く、兄弟姉妹や親がドナーになることが多いです。しかし、近親者にHLAが一致するドナーがいない場合は、HLAが一致する非血縁者からドナーを探す必要があります。 移植前に、患者は化学療法や放射線療法などの前処置を受けます。これは、患者の既存の造血幹細胞を破壊し、ドナーの造血幹細胞が定着しやすいようにするためです。前処置後、ドナーの造血幹細胞が患者に移植されます。ドナーの造血幹細胞は、患者の骨髄に注入され、骨髄に定着して新しい造血幹細胞を産生します。新しい造血幹細胞は、赤血球、白血球、血小板などの血液細胞を産生し、患者の血液を回復させます。 同種造血幹細胞移植は、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液疾患の治療法として用いられます。また、再生不良性貧血、先天性免疫不全症候群などの難病の治療法としても用いられます。同種造血幹細胞移植は、患者の生命を救うことができる治療法ですが、移植後に合併症が起こるリスクがあります。合併症には、感染症、GVHD(移植片対宿主病)、移植片拒絶反応などがあります。