巨細胞性動脈炎

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アレルギー・膠原病

看護師に役立つ巨細胞性動脈炎の知識

巨細胞性動脈炎の概要 巨細胞性動脈炎(GCA)は、中高年に多く発症する血管炎の一種です。頭部や首の動脈に炎症が起こって狭窄した結果、頭痛、顎の痛み、視力低下などの症状を引き起こします。GCAは、早期に診断して適切な治療を受けないと、失明や脳卒中などの重篤な合併症をきたす可能性があります。 GCAの症状は、活動期と寛解期を繰り返しながら進行します。活動期には、頭痛、顎の痛み、視力低下、倦怠感、発熱などの症状が現れます。寛解期には、症状が軽快したり、消失したりします。 GCAの診断には、血液検査、画像検査、病理検査などが行われます。血液検査では、炎症反応を示すCRPやESRの上昇、赤血球沈降速度の亢進などがみられます。画像検査では、動脈の炎症や狭窄が確認されます。病理検査では、動脈の壁に巨細胞性炎細胞が浸潤していることが確認されます。 GCAの治療は、ステロイド薬を投与することによって炎症を抑制することが中心となります。ステロイド薬は、症状が軽快するまで投与され、その後は徐々に減量していきます。ステロイド薬に加えて、免疫抑制剤や抗凝固剤などの薬剤も併用されることがあります。 GCAは、早期に診断して適切な治療を受ければ、症状を改善させ、合併症を防ぐことができます。しかし、GCAは再発することが多い疾患であるため、定期的な通院と検査が必要となります。
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看護師が知っておくべき用語『膠原病類縁疾患』

膠原病類縁疾患とは、古典的な膠原病以外の、全身の結合組織に炎症が起きる自己免疫疾患のグループのことです。膠原病類縁疾患には、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、ベーチェット病、成人スチル病などが含まれます。これらの疾患は、いずれも膠原組織が侵され、炎症が起こるという共通点があります。その結果、関節の痛みや腫れ、皮膚の異常、内臓の機能障害など、さまざまな症状が現れます。
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看護師必見!膠原病の基礎知識

膠原病とは、真皮・靱帯・腱・骨・軟骨などを構成するタンパク質である膠原線維に全身的に炎症・障害を生じるさまざまな疾患の総称である。膠原病という概念は、病理学者ポール・クレンペラーが1942年に提唱した新しい病気の考え方に始まる。 何世紀もの間、病気は特定の臓器が障害されて起こるとする「臓器病理学」の考えが支配的であり、病気の診断は臓器の病変に基づいて行われてきた。クレンペラーは、全身性エリテマトーデスのように多数の臓器が同時に障害され、どの臓器が病変の中心であるのかを特定することができない病気があると考えた。綿密な病理組織学的検索によって全身の「結合組織」と「血管壁」に炎症性病変がみられ、しかも「フィブリノイド変性」という病理組織学的変化が共通してみられることを示し、このような疾患群を「膠原病」(Collagen Disease)と命名した。