脾臓

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消化器

看護師が知っておきたい『門脈』とは?

門脈とは、消化管を流れた血液が集まって肝臓に注ぐ部分の血管のことである。肝門脈ともいう。門脈には胃、小腸、大腸、膵臓、脾臓、胆嚢などの消化器から流れ出る静脈が集まっており、腸管で吸収されたアミノ酸、膵臓で作られたインスリンをはじめとしたホルモン、脾臓から排出された分解物などを肝臓に運ぶ。 門脈は肝臓の右葉と左葉の間で分枝し、多数の毛細血管に分かれる。毛細血管は肝細胞の間を流れて肝細胞に酸素や栄養素を供給し、肝細胞から排出された老廃物を回収する。老廃物は門脈を介して肝臓から排出され、最終的には腎臓でろ過されて尿として体外に排出される。 門脈は消化器系の重要な血管であり、肝臓の働きに欠かせない。門脈に何らかの異常が生じると、肝機能障害や消化器系の疾患を引き起こすことがある。
消化器

看護師に必須の用語『肝脾腫』とその症状

肝脾腫とは、何らかの疾患の症状として、肝臓や脾臓が肥大することである。肝臓が大きくなることを肝腫大、脾臓が大きくなることを脾腫大というため、それらの言葉を合わせて名づけられた。 肝脾腫の原因には、感染症、腫瘍、血行動態異常、代謝異常など、さまざまなものがある。感染症では、肝炎ウイルスやマラリア原虫などに感染した際に、肝臓や脾臓が腫大することがある。腫瘍では、肝臓がんや脾臓がん、白血病などによって肝臓や脾臓が腫大することがある。血行動態異常では、門脈圧亢進症や肝硬変などによって肝臓や脾臓に血液がうっ滞して腫大することがある。代謝異常では、ヘモグロビン症やアミロイドーシスなどによって肝臓や脾臓に異常な物質が蓄積して腫大することがある。 肝脾腫は、肝臓や脾臓が大きくなることで、さまざまな症状を引き起こす。肝臓が大きくなると、腹部の膨満感や痛み、黄疸などが出る。脾臓が大きくなると、腹部の膨満感や痛み、貧血などが出る。また、肝脾腫は、肝硬変や肝不全、脾機能亢進症などの重篤な疾患の症状である場合もある。
血液・造血

看護師必須の用語「血小板」

血小板とは、止血の役割をもつ血球である。骨髄中の巨核球により産生される核を持たない微小な細胞で、血管が損傷した部位で凝集することにより血栓を形成する。通常約10日間血液中を循環したあとに主に脾臓で処理される。 血小板の産生はトロンボポエチン(TPO)により促進される。巨核球の産生が低下する急性白血病やトロンボポエチン産生が低下する肝硬変では血小板数が低下する。 血小板は、止血の役割を担う重要な血球である。血管が損傷した際に、血小板が凝集して血栓を形成し、出血を止める。血小板の数が低下すると、止血機能が低下して出血傾向が生じる。
血液・造血

悪性リンパ腫:その種類・症状・治療法

悪性リンパ腫とは、白血球の一種であるリンパ球に由来する悪性腫瘍の総称です。リンパ節、脾臓、扁桃などが腫大する場合が多いです。血液細胞由来の癌の中で最も発症率が高く、日本での罹患率は人口10万人当たり20程度で、増加傾向にあります。小児、若年者にも発生しますが、60~70歳代がピークです。発症要因は不明なものも多いですが、遺伝子の変異や染色体異常から、遺伝性の要素や、病型によってはEB(エプスタイン・バー/Epstein-Barr)ウイルスやC型肝炎ウイルス、ヘリコバクター・ピロリなど、ウイルスや細菌の感染が関与する可能性も考えられています。
消化器

看護師が理解しておくべき門脈圧亢進症とは

門脈圧亢進症は、肝臓に血液を供給する門脈の血圧が上昇する病気です。門脈圧亢進症の原因には、肝硬変、血栓、腫瘍などがあります。肝硬変とは、肝臓の細胞が破壊され、線維化が進んだ状態です。血栓は、血管内に血の塊ができて血流が阻害される状態です。腫瘍は、組織や器官にできる異常な組織の塊です。 門脈圧亢進症の症状としては、腹水、下肢浮腫、脾腫、食道静脈瘤などが挙げられます。腹水とは、腹腔内に水が貯まる状態です。下肢浮腫とは、下肢がむくむ状態です。脾腫とは、脾臓が腫大した状態です。食道静脈瘤とは、食道の静脈が拡張した状態です。
消化器

看護師に必須の用語『脾臓』の役割とは?

脾臓は、腹腔内にある二次リンパ組織で、免疫反応に関わっています。脾臓の役割は、血液中の老化赤血球や血小板を分解して破壊すること、血液中の異物や細菌を捕捉して破壊すること、血液中の血小板やリンパ球を貯蔵することなどです。また、脾臓は、赤血球の産生にも関与しています。脾臓が機能不全に陥ると、貧血や血小板減少症、免疫機能の低下などが起こる可能性があります。脾臓は、腹腔の上部、横隔膜の下にある臓器です。大きさは、握りこぶしほどで、重さは約150~200gです。脾臓は、赤褐色の臓器で、表面は滑らかです。脾臓は、脾動脈と脾静脈によって血流が供給されています。