膠原病

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アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『混合性結合組織病』

混合性結合組織病とは、全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性強皮症(SSc)、多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)の3つの膠原病の特徴を併せ持つ自己免疫疾患です。膠原病とは、体内の結合組織が炎症を起こす病気の総称です。結合組織とは、細胞と細胞をつなぐ組織のことです。膠原病になると、結合組織が炎症を起こして破壊され、様々な症状が現れます。 混合性結合組織病は、女性に多く、発症年齢は20~40歳代がピークです。症状は、発熱、疲労、関節痛、筋肉痛、皮膚の発疹などです。また、肺や心臓、腎臓などの内臓にも障害が現れることがあります。 混合性結合組織病は、抗U1-RNP抗体が高値陽性となるのが特徴的です。抗U1-RNP抗体とは、体内のU1-RNPというタンパク質に対する抗体です。混合性結合組織病の患者さんの血液中には、この抗U1-RNP抗体が多く含まれています。 混合性結合組織病の治療法は、ステロイド薬や免疫抑制剤などが用いられます。ステロイド薬は、炎症を抑える薬です。免疫抑制剤は、免疫反応を抑える薬です。これらの薬を服用することで、症状を改善し、合併症の発生を防ぐことができます。
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看護師必見!結合組織病とは?

結合組織病とは、結合組織に病変がみられる疾患群の総称です。結合組織とは、臓器の構造と代謝を維持する働きがある組織で、線維芽細胞などの細胞成分と、膠原線維などの線維と酸性粘液多糖類を主とする基質から構成されています。結合組織は、骨、軟骨、腱、靭帯、皮膚、角膜、血管などに豊富に認められます。結合組織病は、自己免疫学的機序を有する自己免疫疾患であり、臨床的に関節や筋肉などの運動器の疼痛とこわばり(リウマチ症状)をもつリウマチ性疾患という特徴を併せ持っています。
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看護師が知っておくべき抗核抗体とは

抗核抗体とは何か 抗核抗体とは、細胞の核構成成分に対する自己抗体の総称である。自己抗体とは、本来は体外からの異物を攻撃するはずの抗体が、自分の体の構成成分を攻撃してしまう抗体のことである。抗核抗体は、自己免疫疾患の診断に有用であり、SLE(全身性エリテマトーデス)、SS(シェーグレン症候群)、RA(関節リウマチ)などの疾患で高値を示すことが多い。抗核抗体は、さまざまな検査方法によって測定することができる。最も一般的な検査方法は、免疫蛍光法である。免疫蛍光法は、抗核抗体を蛍光標識して、細胞の核に結合している抗体を観察する検査方法である。抗核抗体は、細胞の核に均一に分布している場合もあれば、不均一に分布している場合もある。また、抗核抗体は、細胞の種類によって結合する抗体が異なる場合もある。抗核抗体の検査結果は、自己免疫疾患の診断や病勢の経過観察に有用である。
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看護師に必須の用語『生物学的製剤』

生物学的製剤とは、化学的に合成された物質ではなく、生物由来のタンパク質などを利用して生成された薬剤のことです。広義には、予防接種に使用されるワクチン、インスリンなどのホルモン製剤、凝固因子製剤や免疫グロブリンなども含まれます。膠原病領域においては、主にサイトカインを対象にしたモノクローナル抗体が用いられています。 生物学的製剤は、従来の医薬品とは異なり、生物学的プロセスを用いて製造されるため、製造工程が複雑でコストがかかります。そのため、一般的に従来の医薬品よりも高価になります。また、生物学的製剤は、タンパク質であるため、体内で分解されやすいため、投与方法や投与量に注意が必要です。 生物学的製剤は、従来の医薬品では治療が困難だった疾患の治療に有効であることが多く、近年、その使用が拡大しています。例えば、生物学的製剤は、関節リウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎、乾癬など、様々な疾患の治療に使用されています。 生物学的製剤は、新しいタイプの薬剤であり、その安全性や有効性については、まだ研究が続けられています。しかし、生物学的製剤は、従来の医薬品では治療が困難だった疾患の治療に有効であることが多く、今後もその使用は拡大すると考えられます。
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看護師必見!膠原病の基礎知識

膠原病とは、真皮・靱帯・腱・骨・軟骨などを構成するタンパク質である膠原線維に全身的に炎症・障害を生じるさまざまな疾患の総称である。膠原病という概念は、病理学者ポール・クレンペラーが1942年に提唱した新しい病気の考え方に始まる。 何世紀もの間、病気は特定の臓器が障害されて起こるとする「臓器病理学」の考えが支配的であり、病気の診断は臓器の病変に基づいて行われてきた。クレンペラーは、全身性エリテマトーデスのように多数の臓器が同時に障害され、どの臓器が病変の中心であるのかを特定することができない病気があると考えた。綿密な病理組織学的検索によって全身の「結合組織」と「血管壁」に炎症性病変がみられ、しかも「フィブリノイド変性」という病理組織学的変化が共通してみられることを示し、このような疾患群を「膠原病」(Collagen Disease)と命名した。