自己抗体

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内分泌・代謝・栄養

抗ARS抗体とは何か?その働きと関わる疾患について

-抗ARS抗体の概要- 抗ARS抗体とは、アミノアシルtRNA合成酵素(ARS)に対する自己抗体である。ARSは、タンパク質合成に必要なアミノ酸をtRNAに結合させる酵素である。抗ARS抗体は、ARSを認識して結合し、ARSの機能を阻害することができる。その結果、タンパク質合成が阻害され、細胞が正常に機能できなくなる。 抗ARS抗体は、自己免疫疾患である膠原病の一種である、混合性結合組織病(MCTD)の患者に高頻度に存在する。MCTDは、関節炎、皮膚病変、間質性肺疾患、腎障害などの多彩な症状を呈する疾患である。抗ARS抗体は、MCTDの診断マーカーとして有用である。 また、抗ARS抗体は、がんの患者にも高頻度に存在する。抗ARS抗体は、がん細胞の増殖を促進することができ、がんの悪性化に関与していると考えられている。 抗ARS抗体は、自己免疫疾患やがんの診断や治療に有用なバイオマーカーとして期待されている。
その他

看護師が知っておきたい!抗Sm抗体について

抗Sm抗体は、抗核抗体群の一種である。全身性エリテマトーデス(SLE)に見られる特異的な自己抗体とされる。抗Sm抗体は、SLEの病態に深く関与していると考えられており、SLEの診断や経過観察に有用なマーカーとして使用されている。抗Sm抗体は、SLE患者の約30~40%に陽性となる。抗Sm抗体が陽性となる疾患は、SLE以外に、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、全身性強皮症などがある。抗Sm抗体は、SLEの診断や経過観察に有用なマーカーとして使用されているが、抗Sm抗体が陽性であっても、必ずしもSLEであるとは限らないことに注意が必要である。抗Sm抗体が陽性の場合には、他の抗核抗体や臨床症状を総合的に判断して、SLEの診断を行うことが重要である。
内分泌・代謝・栄養

抗セントロメア抗体とは?

抗セントロメア抗体は、染色体の中心部のセントロメア部位に存在する抗原に対して産生される自己抗体です。全身性強皮症(こうぜんせいきょうひしょう、systemic sclerosis、SSc)に特異的な自己抗体として知られており、SScの診断において重要な役割を果たしています。SScは、皮膚、肺、腎臓、心臓など全身の様々な臓器が硬化して機能障害をきたす膠原病の一種です。 抗セントロメア抗体は、SScの患者さんの約30~50%に陽性となります。SScの臨床症状は、皮膚の硬化、レイノー現象、肺線維症、腎障害などが主なものですが、抗セントロメア抗体が陽性の場合、皮膚の硬化やレイノー現象などの皮膚症状が強く現れることが多いとされています。また、抗セントロメア抗体が陽性の患者さんは、SScの中でも経過が比較的良好な傾向があることが報告されています。