診断

検査・診断

看護師が知っておきたい腫瘍マーカー

腫瘍マーカーとは、主に悪性腫瘍(がん)が存在している時に血液の中に産生される物質である。腫瘍マーカーの値が高くなるのは、がん細胞の増殖が活発であることを示唆している。がんの早期発見や診断、治療効果の判定、経過観察などに使用される。 腫瘍マーカーには、CEA(carcinoembryonic antigen)、CA19-9(carbohydrate antigen 19-9)、AFP(alpha-fetoprotein)、PSA(prostate-specific antigen)、LDH(lactate dehydrogenase)など、様々な種類がある。それぞれのがんの種類によって、産生される腫瘍マーカーの種類は異なる。 腫瘍マーカーの値は、がんの進行度や転移の有無によって変動する。一般的に、がんが進行しているほど、腫瘍マーカーの値は高くなる。しかし、腫瘍マーカーの値が高いからといって、必ずしもがんがあるとは限らない。良性腫瘍や炎症でも、腫瘍マーカーの値が上昇することがある。 腫瘍マーカーは、がんの早期発見や診断に役立つが、あくまでも補助的な検査である。がんの確定診断には、画像診断や組織検査が必要である。腫瘍マーカーの値が高い場合は、さらに詳しい検査を受け、がんの有無を確認することが重要である。
検査・診断

看護師に必須の用語!MRIとは

MRIとは、核磁気共鳴断層撮影のことです。強力な磁場と電波を用いて、人体の内部を撮影する画像診断法です。X線撮影やCTスキャンとは異なり、放射線を使用しないため、被ばくの心配がありません。また、人体をあらゆる角度から撮影することができるので、X線撮影やCTスキャンよりも精細な画像を得ることができます。 MRIは、脳、心臓、血管、腹部臓器、骨、関節など、あらゆる部位の画像撮影に使用することができます。また、癌、脳卒中、心臓病などの疾患の診断や治療にも使用されています。 MRIは、安全で副作用のない検査ですが、一部の患者では、検査中に閉塞感や不安感を感じる場合があります。また、ペースメーカーや人工関節などの金属製の医療機器を体内に埋め込んでいる患者は、MRI検査を受けることができません。
眼科

看護師に必須の用語『眼底検査』とは?

眼底検査とは、瞳孔を通して眼底(網膜および視神経乳頭)を観察・評価する検査のことです。主に血管、網膜の状態、視神経を観察します。眼底検査は、眼科で行う一般的な検査で、目の健康状態を調べるために使用されます。眼底検査では、医師は患者の瞳孔を広げる目薬を使用し、その後、眼底を検査するための特別な機器を使用します。眼底検査は、目の健康状態を調べるために使用されるだけでなく、糖尿病や高血圧などの全身疾患の徴候を調べるためにも使用されます。
循環器

心電図モニターとは何か?

心電図モニターとは、心臓の電気的活動を監視するために使用される医療機器である。12の電極を体の特定の部位に取り付け、これらの電極が心臓の電気的活動を検出する。検出された電気信号はモニターに送信され、心電図波形として表示される。 心電図波形は、心臓の収縮と拡張のパターンを示している。心臓が正常に機能していれば、心電図波形は規則正しく、一定のパターンを示している。しかし、心臓に問題があると、心電図波形が不規則になったり、一定のパターンを示さなくなったりする。 心電図モニターは、心臓の健康状態を評価するために使用される。心電図波形をモニターすることで、不整脈、心筋梗塞、心不全などの心臓の異常を検出することができる。また、心電図モニターは、手術中や集中治療室での患者さんの心臓の状態を監視するためにも使用される。
看護技術

看護師に必須!体位変換の基礎知識と実践方法

体位変換の目的は、患者の快適性や健康状態を改善することです。体位を変えることで、患者の圧迫や痛みを軽減し、循環を改善し、肺炎を防ぐことができます。また、体位変換は、褥瘡や深部静脈血栓症などの合併症を予防するためにも重要です。さらに、患者の診断や治療、検査を行うためにも体位変換が行われます。例えば、患者の背中を調べるため、患者の上半身を起こしたり、レントゲンを撮るために患者の仰向けを維持したりする場合があります。
その他

スリープアプネアとは?睡眠時無呼吸症候群の症状や治療法

スリープアプネアとは、睡眠時に呼吸が止まってしまう状態のことを言います。睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に10秒以上の呼吸停止が、1時間に5回以上起こる状態を言います。スリープアプネアは、睡眠中に気道が塞がれてしまうことで起こります。気道が塞がれる原因は、肥満、扁桃腺の肥大、顎の骨格の異常など様々です。スリープアプネアは、日中の強い眠気、疲労感、集中力の低下、頭痛、イライラ、うつなどの症状を引き起こすことがあります。また、心疾患、脳卒中、糖尿病などのリスクを高めることもあります。スリープアプネアが疑われる場合は、睡眠時無呼吸検査を受けることで診断することができます。睡眠時無呼吸検査は、睡眠中に呼吸の状態を測定する検査です。睡眠時無呼吸検査の結果、スリープアプネアと診断された場合は、治療が必要です。スリープアプネアの治療法には、CPAP療法、マウスピース療法、外科手術などがあります。CPAP療法は、鼻にマスクをつけて空気を送り込む療法です。マウスピース療法は、口腔内の気道を広げるマウスピースを装着する療法です。外科手術は、気道を広げる手術を行う療法です。
消化器

看護師に必須の用語『HBs抗原』とは?

HBs抗原とは、B型肝炎ウイルスの外側のタンパク質に由来する抗原です。ウイルスを中和する抗体は、通常自然に作成されますが、B型肝炎ウイルスに対する抗体が生成されない場合があり、このような場合慢性化する可能性があります。HBs抗原は、B型肝炎ウイルスの存在を示すマーカーであり、血液検査で調べることができます。基準値は陰性(-)で、B型肝炎ウイルス(HBV)に感染すると陽性(+)を示します。HBs抗原は、B型肝炎の診断、経過観察、治療効果の判定などに使用されます。HBs抗原が陽性の場合、B型肝炎ウイルスに対する免疫がないため、B型肝炎ワクチンを接種する必要があります。
消化器

看護師に必須の用語『B型肝炎』

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)が血液・体液などを介して肝臓に感染し、炎症を引き起こす病気です。急性と慢性の2つのタイプがあります。急性B型肝炎は、1~6ヶ月の潜伏期間を経て、全身倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、発熱、黄疸、肝腫大などの症状が見られます。慢性B型肝炎は、無症状で数年~数十年経過して検診などで偶発的に見つかることが多いです。肝硬変に進行してくる過程で全身倦怠感などの症状や血液検査での異常が指摘されることがあります。
内分泌・代謝・栄養

抗セントロメア抗体とは?

抗セントロメア抗体は、染色体の中心部のセントロメア部位に存在する抗原に対して産生される自己抗体です。全身性強皮症(こうぜんせいきょうひしょう、systemic sclerosis、SSc)に特異的な自己抗体として知られており、SScの診断において重要な役割を果たしています。SScは、皮膚、肺、腎臓、心臓など全身の様々な臓器が硬化して機能障害をきたす膠原病の一種です。 抗セントロメア抗体は、SScの患者さんの約30~50%に陽性となります。SScの臨床症状は、皮膚の硬化、レイノー現象、肺線維症、腎障害などが主なものですが、抗セントロメア抗体が陽性の場合、皮膚の硬化やレイノー現象などの皮膚症状が強く現れることが多いとされています。また、抗セントロメア抗体が陽性の患者さんは、SScの中でも経過が比較的良好な傾向があることが報告されています。
整形外科

看護師に必須の用語『MMT』とは?

MMT(MMT(えむえむてぃー、manual muscle testing)とは、人の手で(徒手的)患者の筋力を測定する検査法である。)とは、人の手で(徒手的)に患者の筋力を測定する検査法のことである。 MMTは、筋力低下を早期に発見したり、筋力の回復度合いを評価したりするために用いられる。 MMTの方法は、以下の通りである。 1. 患者を仰向けまたは座位にする。 2. 検査者は、患者の筋力を測定したい部位を固定する。 3. 検査者は、患者の筋力に抵抗しながら、患者の筋力を測定する。 4. 検査者は、患者の筋力の強さを、以下の6段階で評価する。 0 筋収縮なし 1 筋収縮が認められるが、関節を動かすことができない 2 関節を動かすことができるが、重力に逆らって動かすことができない 3 重力に逆らって関節を動かすことができるが、抵抗に逆らって動かすことができない 4 抵抗に逆らって関節を動かすことができるが、最大筋力に達していない 5 最大筋力に達している MMTは、筋力低下を早期に発見したり、筋力の回復度合いを評価したりするために有用な検査法である。
感染

看護師に必須の用語『マイコプラズマ』とは

マイコプラズマとは、細胞壁を持たない一般細菌よりも小さい微生物である。細菌よりも小さく、ウイルスよりも大きい。直径が0.1~0.3マイクロメートルで、細胞壁がないため、他の細菌とは異なってグラム染色も受けない。マイコプラズマは、あらゆる環境で発見されているが、特に動物と植物の粘膜に生息している。ヒトでは、肺炎、尿路感染症、性感染症などの原因となる。マイコプラズマは、抗生物質に耐性を持つことが多く、治療が難しい場合がある。 マイコプラズマは、その小さなサイズと細胞壁がないという特徴のため、他の細菌とは異なる性質を持っている。マイコプラズマは、細胞壁がないため、他の細菌のように分裂することができない。そのため、他の細菌のように増殖することができず、宿主細胞に寄生して増殖する。マイコプラズマは、宿主細胞に寄生すると、宿主細胞の栄養素を奪って増殖する。マイコプラズマの感染は、宿主細胞に損傷を与え、さまざまな症状を引き起こす。 マイコプラズマの感染は、さまざまな症状を引き起こす。肺炎、尿路感染症、性感染症などの原因となる。マイコプラズマ肺炎は、咳、発熱、倦怠感などの症状を引き起こす。マイコプラズマ尿路感染症は、排尿時の痛み、頻尿、下腹部痛などの症状を引き起こす。マイコプラズマ性感染症は、性器の痛み、分泌物の増加、排尿時の痛みなどの症状を引き起こす。 マイコプラズマの感染は、抗生物質で治療することができる。しかし、マイコプラズマは、抗生物質に耐性を持つことが多く、治療が難しい場合がある。マイコプラズマの感染を予防するためには、手洗いを励行し、性交渉の際にはコンドームを使用することが大切である。
検査・診断

HbA1cとは?糖尿病の診断や血糖コントロールの指標

HbA1c(ヘモグロビンA1cまたはヘモグロビンエーワンシー)とは、直近1~2か月間の血糖値が反映された値であり、糖尿病の診断や血糖コントロールの指標として用いられる検査値です。 赤血球に含まれるヘモグロビンのうち、グルコースと結合したヘモグロビンの割合です。血糖値が高い状態が続くと、ヘモグロビンとブドウ糖が結合してHbA1cが増加します。そのため、HbA1cを測定することで、過去1~2か月間の平均的な血糖値を推定することができます。 HbA1cの正常値は4.6~6.2%です。HbA1cが6.5%以上になると糖尿病と診断されます。また、HbA1cが6.0%以上になると、糖尿病予備群と診断されます。 糖尿病の治療では、HbA1cを6.5%未満に下げることが目標とされます。HbA1cを下げるためには、食事療法、運動療法、薬物療法などが行われます。 特に、HbA1cを6.5%未満に下げると、糖尿病合併症の発症や進行を予防することができることがわかっています。HbA1cをコントロールすることで、糖尿病の合併症を予防し、健康的な生活を送ることができます。
その他

看護師に必須の用語「ナラティブ」の魅力とは?

ナラティブとは、英語で「説話」「物語」「語り」などを意味し、医療現場においては医療従事者が患者の経験したことや出来事の語りを聞き、患者の視点で受け止めることで、患者と医療従事者が良い関係を築き、双方が満足できる医療を行うことを指す言葉である。 ナラティブに基づいた医療(ナラティブ・ベイスト・メディスン、NBM)ともいう。 ナラティブは、患者の病気を単なる医学的な問題としてではなく、患者の個人的な経験として捉えることを重視する。 医療従事者は、患者のナラティブを聞くことで、患者の病気をより深く理解し、患者のニーズに合った医療を提供することができる。 また、ナラティブを聞くことで、医療従事者は患者との関係を築くことができ、患者の満足度を向上させることができる。
検査・診断

看護師用語『Dx』について知っておこう!

看護師が患者の状態や病気を正確に把握し、適切なケアを提供するためには、患者の症状や身体所見、検査結果などを基に診断を下す必要があります。その際、患者の状態を簡潔かつ正確に記録するための略語として「Dx(診断の略語)」がよく使用されます。 Dxは、英語の「Diagnosis」に由来する略語で、診療録や看護記録に患者の状態を記録する際に使用されます。例えば、「Dx糖尿病」のように、患者の病名を記載したり、「Dx肺炎」のように、患者の症状を記載したりすることができます。患者の状態が変化した場合には、「Dx○○から××に変更」のように、変化した状態を記録することができます。 Dxは、患者の状態を簡潔かつ正確に記録するための重要な略語です。看護師はこの略語を正しく理解し、適切に使用する必要があります。 Dxのなかでも、臨床診断と最終診断は特に重要です。臨床診断は、患者の症状や身体所見を基に下される診断で、最終診断は、検査結果や病理学的所見を基に下される診断です。 臨床診断は、患者の病気を早期に発見し、適切な治療を開始するために行われる診断です。最終診断は、患者の病気を確定し、適切な治療を継続するために行われる診断です。 看護師は、患者の状態を正確に把握し、適切なケアを提供するためには、臨床診断と最終診断の両方を理解する必要があります。
感染

看護師が知っておくべきエイズに関する用語

エイズとは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症の一病期であり、重度の免疫不全状態に陥る疾患です。HIVは、主に性行為、血液製剤の輸血、母子感染を介して感染します。HIVに感染すると、ウイルスが体内の免疫細胞であるCD4陽性リンパ球を破壊し、免疫力が低下します。免疫力が低下すると、日和見感染症や悪性腫瘍などの様々な疾患にかかりやすくなります。 エイズは、1980年代初頭に初めて報告され、当初は「ゲイ関連免疫不全症候群(AIDS-related complexARC)」と呼ばれていました。その後、1984年に「エイズ(AIDS)」と命名されました。エイズは、世界中で大きな問題となっており、現在までに約3,600万人が死亡していると推定されています。エイズは、主にアフリカ諸国で流行しており、特に南部アフリカ地域では深刻な状況となっています。 エイズは、現在でも有効な治療法はありませんが、抗レトロウイルス薬による治療によって、ウイルスの増殖を抑え、免疫機能を回復させることができます。抗レトロウイルス薬は、錠剤やカプセル劑で服用することができ、1日1回から数回服用します。抗レトロウイルス薬の治療は、早期に開始することが重要であり、治療を開始することで、エイズの発症を遅らせたり、予防したりすることができます。
検査・診断

看護師が知っておくべき染色体検査について

染色体検査とは、染色体異常を検索する臨床検査の一つであり、先天的染色体異常・変化と後天的染色体異常を検査する。染色体とは、細胞核内にある、DNAとタンパク質が結合した糸状の構造体であり、遺伝情報を担っている。染色体異常とは、染色体の数や構造に異常がある状態であり、生まれつきのものと、後天的なものがある。先天的染色体異常は、受精卵の段階で 染色体が正常に分裂せず、染色体の数が変化したり、染色体の構造が変化したりして起こる。後天的染色体異常は、細胞分裂の過程で染色体が正常に分裂せず、染色体の数が変化したり、染色体の構造が変化したりして起こる。染色体検査は、染色体異常を検索する臨床検査の一つであり、先天的染色体異常・変化と後天的染色体異常を検査する。
腎・泌尿器

看護士業務に欠かせない『腎機能検査』とは?

腎機能検査とは、腎臓の働きを調べる検査のことです。血液や尿を採取して、腎臓がどれだけの老廃物を排泄しているか、電解質や酸塩基平衡が正常かどうかなどを調べます。腎機能検査では、GFR(糸球体濾過量)を測定することが重要です。GFRは、1分間に腎臓がろ過する血液の量のことです。GFRが低下すると、腎臓の働きが低下している可能性があります。また、腎機能検査では、BUN(血中尿素窒素)やクレアチニンを測定することもあります。BUNとクレアチニンは、タンパク質の分解産物です。BUNとクレアチニンが高値になると、腎臓の働きが低下している可能性があります。腎機能検査は、腎臓の病気を早期発見するために行われます。腎臓の病気を早期発見できれば、治療を早く開始することができ、腎臓の機能を維持することができます。
循環器

看護師の知識として知っておきたい!脈拍とは?

脈拍とは、心臓の筋肉が一定のリズムで収縮すること(心臓の拍動)により、動脈を通じ全身に血液が送られることです。脈拍の速度は、心拍数によって決まり、心拍数は1分間に心臓が収縮する回数のことです。脈拍は、動脈の壁を流れる血液の圧力を指します。脈拍は、心臓の拍動によって発生し、動脈を通って全身に血液を送り出します。脈拍は、動脈の壁に指を当てて数えることで測定することができます。脈拍の速度は、年齢や性別によって異なります。一般的には、1分間に60~100回が正常範囲とされています。脈拍の速度が遅すぎたり、速すぎたりすると、健康上の問題がある可能性があります。脈拍が速すぎる状態を頻脈、脈拍が遅すぎる状態を徐脈といいます。脈拍は、健康状態を知るための重要な指標です。
腎・泌尿器

看護師必須用語!尿路感染症とは?

尿路感染症(にょうろかんせんしょう、urinary tract infection)とは、腎臓・膀胱・前立腺・尿道のいずれかに病原微生物による障害を受け、感染が成立した状態をいう。尿路感染症は、尿路のどの部分に感染が起こっているかによって、尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎などに分類される。尿路感染症の症状としては、排尿時の痛みや不快感、尿の混濁、血尿、発熱、腰痛などがあげられる。 尿路感染症は、細菌やウイルス、真菌などの病原微生物が尿路に侵入することで起こる。尿路感染症の原因としては、性行為、排泄物の不衛生な処理、尿道カテーテルの使用、糖尿病などの基礎疾患などが考えられる。尿路感染症は、抗菌薬や抗真菌薬などの薬物治療によって治療されることが多い。
腎・泌尿器

看護師が知っておきたい!腎盂造影検査とは?

腎盂造影検査とは、造影剤を上肢の静脈に注射し、X線撮影によって、腎盂、尿管、膀胱などの異常を調べ、病気の有無を診断する検査のことである。経静脈性腎盂造影ともいう。 腎盂造影検査は、尿路の病気の診断に広く用いられている。尿路の病気には、腎盂炎、膀胱炎、尿管結石、尿路感染症などがある。腎盂造影検査では、これらの病気の有無や程度を調べることができる。 腎盂造影検査は、通常、外来で行われる。検査時間は、約1時間である。検査中は、造影剤の注射による痛みや熱感、吐き気などの副作用が出ることがある。しかし、これらの副作用は、一時的なものである。
検査・診断

X線検査について

X線検査とは、X線を照射して、内部の様子を可視化する検査である。X線は、レントゲン線とも呼ばれ、電磁波の一種である。X線は、物質を透過する性質があり、透過した程度は、物質の密度や原子番号に依存する。そのため、X線を照射すると、物質の密度や原子番号の異なる部分が、濃淡の異なる像として映し出される。X線検査は、レントゲン撮影、CTスキャン、血管造影など、様々な検査に利用されている。 X線検査は、主に骨、筋肉、内臓などの構造を検査するために使用される。X線検査は、骨折、脱臼、関節炎、感染症、腫瘍などの疾患の診断に役立つ。また、X線検査は、心臓や肺の動きを検査するためにも使用される。 X線検査は、被ばくを伴う検査である。そのため、X線検査は、必要に応じて、適切な線量で行われる必要がある。X線検査は、妊娠中の女性や、小児には、慎重に行われる必要がある。
検査・診断

看護師に必須の用語『ALT』とは?

ALT(えーえるてぃー、Alanine Aminotransferase)は、アラニン(血清)アミノトランスフェラーゼの略語であり、肝機能や肝疾患の評価に用いられる。ALTは、肝細胞内でアミノ酸のアラニンとケトグルタル酸の間のアミノ基を転移させる酵素であり、肝細胞が損傷を受けると血中に放出される。そのため、ALT値が高いと肝細胞の損傷が疑われ、肝機能障害や肝疾患の可能性が高くなる。 ALTは、肝機能検査の項目のひとつとして測定されることが多く、正常値は男性で10~40U/L、女性で7~35U/Lとされている。ALT値が正常値よりも高い場合、肝細胞が損傷を受けている可能性があり、肝機能障害や肝疾患が疑われる。ALT値が高い原因としては、ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、薬物性肝炎、自己免疫性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆石、胆管炎などがあげられる。 ALT値が高い場合は、さらに詳しい検査を行う必要がある。血液検査では、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)、γ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)、ALP(アルカリフォスファターゼ)、総ビリルビン、直接ビリルビン、間接ビリルビンなどを測定する。また、画像検査では、腹部エコー、CTスキャン、MRIなどが行われる。これらの検査結果をもとに、肝機能障害や肝疾患の原因を診断する。 ALT値が高い場合は、肝機能障害や肝疾患の可能性があるため、早めに医療機関を受診することが重要である。また、肝機能障害や肝疾患を予防するためには、アルコールの過剰摂取を避け、バランスのとれた食事を心がけ、適度な運動を行うことが大切である。
検査・診断

看護師が知っておくべき『コンピューター断層撮影』

コンピューター断層撮影(CTスキャン)とは、X線を利用して物体をスキャンし、コンピューター処理によって内部画像を構成する技術、あるいは装置のことです。CTスキャンは、X線画像を複数の方向から撮影することで、物体の断面画像を得ることができます。得られた断面画像は、コンピューターで処理され、物体の内部構造を立体的に再現することができます。CTスキャンは、医学分野において、脳、肺、心臓などの人体の様々な臓器の画像診断に広く使用されています。また、産業分野においても、機械内部の構造檢查、製品の品質管理などにも使用されています。
検査・診断

看護師に必須の用語『悪性度』とは?

悪性度は、腫瘍の宿主(患者)に対する影響の程度を表すものである。悪性度の高い腫瘍は、宿主への悪影響が大きく、予後が悪くなることが多くなる。悪性度の低い腫瘍は、宿主への悪影響が少なく、予後も比較的良くなる傾向がある。 悪性度の定義は、腫瘍の細胞の分化度、腫瘍の浸潤性、腫瘍の転移性、腫瘍の増殖速度など、さまざまな因子に基づいて行われる。腫瘍の細胞の分化度とは、腫瘍の細胞が正常の細胞とどれほど似ているかを示すものである。腫瘍の細胞の分化度が高いほど、正常の細胞に似ていることが多く、悪性度は低くなる。反対に、腫瘍の細胞の分化度が低いほど、正常の細胞と異なることが多く、悪性度は高くなる。 腫瘍の浸潤性とは、腫瘍が周辺組織に浸潤する能力のことである。腫瘍の浸潤性が高いほど、周辺組織に浸潤する能力が高く、悪性度は高くなる。反対に、腫瘍の浸潤性が高いほど、周辺組織に浸潤する能力が低く、悪性度は低くなる。 腫瘍の転移性とは、腫瘍が他の臓器や組織に転移する能力のことである。腫瘍の転移性が高いほど、他の臓器や組織に転移する能力が高く、悪性度は高くなる。反対に、腫瘍の転移性が高いほど、他の臓器や組織に転移する能力が低く、悪性度は低くなる。 腫瘍の増殖速度とは、腫瘍が成長する速度のことである。腫瘍の増殖速度が高いほど、腫瘍が成長する速度が速く、悪性度は高くなる。反対に、腫瘍の増殖速度が高いほど、腫瘍が成長する速度が遅く、悪性度は低くなる。