診断

内分泌・代謝・栄養

看護師のための必須用語:低血糖

低血糖とは、血糖値が生理的範囲を超えて低下した状態である。血糖値が70mg/dL未満になると、低血糖症状が現れる。低血糖は、インスリンや経口血糖降下薬を服用している糖尿病患者に起こりやすい。 低血糖症状としては、空腹感、発汗、手足の震え、動悸、冷や汗、めまい、頭痛、意識障害などがある。低血糖が重症になると、昏睡状態に陥ることがある。 低血糖が起こった場合は、ブドウ糖を摂取して血糖値を上昇させる必要がある。ブドウ糖は、砂糖や蜂蜜、ジュース、スポーツドリンクなどに含まれている。 低血糖を防ぐためには、食事を規則正しく摂り、インスリンや経口血糖降下薬を正しく服用することが大切である。また、激しい運動をする前には、ブドウ糖を摂取しておくことも大切である。
整形外科

看護師に必須の用語『MMT』とは?

MMT(MMT(えむえむてぃー、manual muscle testing)とは、人の手で(徒手的)患者の筋力を測定する検査法である。)とは、人の手で(徒手的)に患者の筋力を測定する検査法のことである。 MMTは、筋力低下を早期に発見したり、筋力の回復度合いを評価したりするために用いられる。 MMTの方法は、以下の通りである。 1. 患者を仰向けまたは座位にする。 2. 検査者は、患者の筋力を測定したい部位を固定する。 3. 検査者は、患者の筋力に抵抗しながら、患者の筋力を測定する。 4. 検査者は、患者の筋力の強さを、以下の6段階で評価する。 0 筋収縮なし 1 筋収縮が認められるが、関節を動かすことができない 2 関節を動かすことができるが、重力に逆らって動かすことができない 3 重力に逆らって関節を動かすことができるが、抵抗に逆らって動かすことができない 4 抵抗に逆らって関節を動かすことができるが、最大筋力に達していない 5 最大筋力に達している MMTは、筋力低下を早期に発見したり、筋力の回復度合いを評価したりするために有用な検査法である。
眼科

飛蚊症の知識を深めて看護の質を高めよう

飛蚊症とは、視野に虫のようなものが飛んでいるように見える症状のことである。正式には「muscae volitantes」と呼ばれ、蚊が飛んでいるように見えることからこの名前がついている。飛蚊症は、目の構造の一部である硝子体に濁りが生じることで起こる。硝子体は、目の後部にあるゼリー状の物質で、光を網膜に届ける役割がある。硝子体に濁りが生じると、光が網膜に届きにくくなり、視野に虫のようなものが飛んでいるように見えるようになる。飛蚊症は、加齢や近視、糖尿病、高血圧、外傷など、さまざまな原因で起こる。ほとんどの飛蚊症は良性で、治療の必要はない。しかし、飛蚊症が突然現れた場合や、飛蚊症の数が急に増えた場合、視界が欠けたり、光が歪んで見える場合は、網膜剥離などの重篤な疾患の可能性があるので、早めに眼科を受診することが大切である。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべきアセトンの知識

アセトンとは、ケトン体の一つであり、有機溶媒の一種です。有機溶媒とは、他の物質を溶かす性質を持つ液体のことです。アセトンは揮発性物質であるため、体内でケトン体が上昇すると、血中ではなく肺から呼気中に放出されます。そのため、ケトン体が上昇すると呼気からケトン臭(アセトン臭)と呼ばれる独特の臭いが生じます。 アセトンは、常温常圧では無色透明の液体で、特有の甘いにおいがあります。水と混和しやすく、アルコール、油脂、ワックスなどにも溶けます。アセトンは、酢酸とアセチレンから製造されます。アセトンは、塗料、接着剤、インク、化粧品、医薬品などの製造に使用されます。また、脱脂剤、洗浄剤としても使用されます。 アセトンは、引火性があり、蒸気を吸うと頭痛、吐き気、嘔吐を引き起こすことがあります。また、皮膚に接触すると炎症や火傷を引き起こすことがあります。アセトンを扱う際は、手袋や保護メガネを着用し、換気を十分に行う必要があります。
消化器

看護師必須用語『キュンメル点』について

キュンメル点は、急性虫垂炎を示唆する圧痛点の一つです。急性虫垂炎とは、虫垂に炎症が生じる病気で、右下腹部に痛みを伴います。キュンメル点は、右下腹部のマクバーニー点から右側へ約2cmのところです。この部位を指で圧迫すると、急性虫垂炎の患者は痛みを発します。キュンメル点は、急性虫垂炎の診断に有用な圧痛点の一つです。 キュンメル点は、ドイツの外科医であるヘルマン・キュンメルによって発見されました。キュンメルは、急性虫垂炎の患者の右下腹部を診察していた際、マクバーニー点よりも右側で痛みを訴える患者が多ことに気づきました。そこで、キュンメルは、この部位を圧迫すると痛みを発する圧痛点であると報告しました。キュンメル点は、その後、急性虫垂炎の診断に有用な圧痛点の一つとして広く知られるようになりました。
腎・泌尿器

看護士業務に欠かせない『腎機能検査』とは?

腎機能検査とは、腎臓の働きを調べる検査のことです。血液や尿を採取して、腎臓がどれだけの老廃物を排泄しているか、電解質や酸塩基平衡が正常かどうかなどを調べます。腎機能検査では、GFR(糸球体濾過量)を測定することが重要です。GFRは、1分間に腎臓がろ過する血液の量のことです。GFRが低下すると、腎臓の働きが低下している可能性があります。また、腎機能検査では、BUN(血中尿素窒素)やクレアチニンを測定することもあります。BUNとクレアチニンは、タンパク質の分解産物です。BUNとクレアチニンが高値になると、腎臓の働きが低下している可能性があります。腎機能検査は、腎臓の病気を早期発見するために行われます。腎臓の病気を早期発見できれば、治療を早く開始することができ、腎臓の機能を維持することができます。
その他

看護師に必須の用語『塩素』について

塩素とは、クロールのことで、電解質の一つです。元素記号はClで、原子番号は17です。常温常圧では、黄緑色の気体で、強い刺激臭があります。水に溶かすと次亜塩素酸と塩酸を生成し、漂白剤や殺菌剤として使用されます。 塩素は、自然界では単体の形で存在せず、塩化物イオンの形で存在します。塩化物イオンは、海水中や岩塩中に多く含まれており、食塩の主成分でもあります。塩素は、人体にとって必須の元素ですが、過剰に摂取すると健康に害を及ぼすことがあります。 塩素は、殺菌剤や漂白剤として広く使用されています。水道水やプールを消毒するためにも使用されます。また、塩素は、製紙、染料、プラスチック、医薬品などの製造にも使用されています。
内分泌・代謝・栄養

HbA1cとは何か?その重要性と測定方法を解説

HbA1cとは、血液中のヘモグロビンA1cの値のことです。ヘモグロビンは、赤血球の中に含まれるタンパク質で、酸素を体中に運搬する役割をしています。HbA1cは、ヘモグロビンが糖と結合してできる物質で、ヘモグロビン全体の約5~10%を占めています。 HbA1cの値は、過去1~2か月の平均的な血糖値を反映しています。そのため、HbA1cの値が高いということは、過去1~2か月の間に血糖値が高い状態が続いていることを意味します。HbA1cの値は、糖尿病の診断や血糖コントロールの指標として用いられます。
検査・診断

看護師必携!尿検査を徹底解説

尿検査とは、尿中の成分を調べ、さまざまな疾患や健康状態を診断するための検査です。尿は、腎臓でろ過された血液が膀胱に貯蔵され、尿道を通って排出された液体です。尿には、老廃物、水分、電解質、その他の成分が含まれています。尿検査では、尿中のこれらの成分の濃度や量を測定することで、疾患や健康状態を診断することができます。 尿検査は、さまざまな疾患や健康状態を診断するために使用することができます。例えば、尿検査は、糖尿病、腎臓病、膀胱炎、尿路感染症、脱水症、電解質異常、肝臓病、薬物中毒などを診断するために使用することができます。また、尿検査は、妊娠の有無を確認するためにも使用することができます。 尿検査は、一般的に、尿を採取して検査室に送付することで行われます。検査室では、尿中の成分の濃度や量を測定し、疾患や健康状態を診断します。尿検査は、一般的に安全で痛みを伴わない検査です。ただし、尿検査を受ける前に、医師に服用している薬やサプリメントを伝えておく必要があります。これらは、尿検査の結果に影響を与える可能性があります。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべき『不明熱』

不明熱とは、原因不明の高熱が続く症状である。具体的には、以下の症状を伴う。 1) 発熱が3週間を超えて続く 2) 38℃以上の発熱が何度か認められる 3) 外来で3回、入院で3日間の適切な検査(2日間の血液などの培養を含む)を行っても原因が判明しないもの 不明熱の原因は様々であり、感染症、膠原病、悪性腫瘍、薬剤熱、その他不明なものなどが挙げられる。不明熱の患者は、まずは問診と身体診察を行い、感染症や膠原病などの明らかな原因がないかを確認する。その後、血液検査、尿検査、レントゲン検査などの検査を行い、原因を特定する。 不明熱の原因が特定できれば、それに応じた治療を行う。しかし、原因が特定できない場合は、対症療法を行う。対症療法では、解熱剤や鎮痛剤を使用したり、安静を保つように指示したりする。また、感染症を予防するために抗菌薬を投与することもある。 不明熱は、原因が特定できないことが多く、治療が難しい病気である。しかし、早期に診断を行い、適切な治療を行うことで、症状を軽減し、予後を改善することができる。
検査・診断

看護師に必須の用語『ALT』とは?

ALT(えーえるてぃー、Alanine Aminotransferase)は、アラニン(血清)アミノトランスフェラーゼの略語であり、肝機能や肝疾患の評価に用いられる。ALTは、肝細胞内でアミノ酸のアラニンとケトグルタル酸の間のアミノ基を転移させる酵素であり、肝細胞が損傷を受けると血中に放出される。そのため、ALT値が高いと肝細胞の損傷が疑われ、肝機能障害や肝疾患の可能性が高くなる。 ALTは、肝機能検査の項目のひとつとして測定されることが多く、正常値は男性で10~40U/L、女性で7~35U/Lとされている。ALT値が正常値よりも高い場合、肝細胞が損傷を受けている可能性があり、肝機能障害や肝疾患が疑われる。ALT値が高い原因としては、ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、薬物性肝炎、自己免疫性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆石、胆管炎などがあげられる。 ALT値が高い場合は、さらに詳しい検査を行う必要がある。血液検査では、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)、γ-GTP(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)、ALP(アルカリフォスファターゼ)、総ビリルビン、直接ビリルビン、間接ビリルビンなどを測定する。また、画像検査では、腹部エコー、CTスキャン、MRIなどが行われる。これらの検査結果をもとに、肝機能障害や肝疾患の原因を診断する。 ALT値が高い場合は、肝機能障害や肝疾患の可能性があるため、早めに医療機関を受診することが重要である。また、肝機能障害や肝疾患を予防するためには、アルコールの過剰摂取を避け、バランスのとれた食事を心がけ、適度な運動を行うことが大切である。
検査・診断

看護師の必須用語『心電図モニター』

心電図モニターは、心電図波形を持続的にモニター画面に表示する医療機器、またはそのシステムのことである。胸部と手足に電極を装着して心臓活動電位を計測し、そのデータを有線または無線でモニターに送信している。 心電図モニターは、心疾患を持つ患者の状態をモニタリングするために使用される。また、手術中や処置中の患者の状態をモニタリングするためにも使用される。心電図モニターは、患者の心拍数、不整脈、心筋梗塞などの心臓疾患を診断するために使用される。 心電図モニターは、心臓の電気的活動を測定する医療機器である。心電図は、心臓の筋肉が収縮したり弛緩したりする際に発生する電気信号である。心電図モニターは、これらの電気信号を検出して、モニター画面に波形として表示する。 心電図モニターは、患者の心臓の健康状態を評価するために使用される。心電図モニターは、心拍数、心拍リズム、心筋梗塞などの心臓疾患を診断するために使用される。また、心電図モニターは、手術中や処置中の患者の状態をモニタリングするためにも使用される。
消化器

看護師に必須!ALTとは?

ALTとは、アラニン(血清)アミノトランスフェラーゼの略語であり、肝機能や肝疾患の評価に用いられる。ALTは、肝臓の細胞内に存在する酵素であり、アラニンとα-ケトグルタル酸をピルビン酸とグルタミン酸に変換する反応を触媒する。ALTの血中濃度は、肝細胞が損傷を受けると上昇する。そのため、ALTは肝機能障害の早期発見に有用な検査項目である。ALTの上昇は、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌などの肝疾患でみられる。また、薬剤性肝障害やアルコール性肝障害でもALTが上昇することがある。ALTは、肝機能を評価する検査項目のひとつであり、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)やγ-GTP(ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ)とともに測定されることが多い。ALTとASTの値を比較することで、肝疾患の種類を推測することができる。
感染

看護師に必須の用語『マイコプラズマ』とは

マイコプラズマとは、細胞壁を持たない一般細菌よりも小さい微生物である。細菌よりも小さく、ウイルスよりも大きい。直径が0.1~0.3マイクロメートルで、細胞壁がないため、他の細菌とは異なってグラム染色も受けない。マイコプラズマは、あらゆる環境で発見されているが、特に動物と植物の粘膜に生息している。ヒトでは、肺炎、尿路感染症、性感染症などの原因となる。マイコプラズマは、抗生物質に耐性を持つことが多く、治療が難しい場合がある。 マイコプラズマは、その小さなサイズと細胞壁がないという特徴のため、他の細菌とは異なる性質を持っている。マイコプラズマは、細胞壁がないため、他の細菌のように分裂することができない。そのため、他の細菌のように増殖することができず、宿主細胞に寄生して増殖する。マイコプラズマは、宿主細胞に寄生すると、宿主細胞の栄養素を奪って増殖する。マイコプラズマの感染は、宿主細胞に損傷を与え、さまざまな症状を引き起こす。 マイコプラズマの感染は、さまざまな症状を引き起こす。肺炎、尿路感染症、性感染症などの原因となる。マイコプラズマ肺炎は、咳、発熱、倦怠感などの症状を引き起こす。マイコプラズマ尿路感染症は、排尿時の痛み、頻尿、下腹部痛などの症状を引き起こす。マイコプラズマ性感染症は、性器の痛み、分泌物の増加、排尿時の痛みなどの症状を引き起こす。 マイコプラズマの感染は、抗生物質で治療することができる。しかし、マイコプラズマは、抗生物質に耐性を持つことが多く、治療が難しい場合がある。マイコプラズマの感染を予防するためには、手洗いを励行し、性交渉の際にはコンドームを使用することが大切である。
循環器

看護師に必須の用語『肺動脈楔入圧』

肺動脈楔入圧とは、バルーンカテーテルを右心房から肺動脈へ挿入し、バルーンを膨らませて肺動脈を塞いだときにカテーテルの先端にかかる圧のことである。肺動脈楔入圧は、左心房圧および左室拡張末期圧の指標にできるため、左心系の機能評価や診断に用いられる。正常値は5~13mmHgである。 肺動脈楔入圧を測定するためには、まずバルーンカテーテルを右心房から肺動脈へ挿入する。次に、バルーンを膨らませて肺動脈を塞ぐ。すると、カテーテルの先端にかかる圧が肺動脈楔入圧である。肺動脈楔入圧を測定することで、左心房圧や左室拡張末期圧を推定することができる。 肺動脈楔入圧は、左心系の機能評価や診断に有用な指標である。肺動脈楔入圧が高い場合、左心系の機能が低下している可能性がある。逆に、肺動脈楔入圧が低い場合、左心系の機能が亢進している可能性がある。肺動脈楔入圧を測定することで、左心系の機能評価や診断を行うことができる。
検査・診断

看護師必須の用語『ウロフロ検査』を解説

-ウロフロ検査とは- ウロフロ検査(うろふろけんさ)とは、ウロフロメトリー検査の略である。尿が出るときの流れを測定する検査で、排尿に問題はないか、尿がどの程度の量でどれくらいの速さで排泄されているかを調べることができる。 ウロフロ検査は、排尿のトラブルや前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿道狭窄症などの泌尿器系の疾患の診断に役立てられる。排尿時に痛みや違和感がある場合や、尿が出にくい、尿が細い、尿が切れないといった症状がある場合に実施されることが多い。 検査は、尿の通り道である尿道にカテーテルを挿入して行う。カテーテルは、細い管状の器具で、尿道から膀胱に挿入される。カテーテルの先には、尿の流れを測定するセンサーが取り付けられており、センサーが尿の流れを感知すると、その情報をコンピュータに送信する。コンピュータは、尿の流れをグラフにして表示する。 検査時間は、通常10分程度である。検査は、痛みを伴うものではないが、尿道にカテーテルを挿入する際に、少し違和感を感じる場合がある。