看護師に必要な用語解説:心臓胸郭比(CTR)とは?

看護師の研究家
看護師に必須の用語『心胸比』について、説明してください。

看護師になりたい
心胸比とは、胸部X線画像の心臓と胸の幅の比率です。

看護師の研究家
もう少し詳しく説明できますか?

看護師になりたい
心胸比とは、胸部X線画像における、胸郭(胸)で最も幅の広い部分の長さと、心陰影(心臓)の最も幅のある部分の長さの比のことです。心胸郭比とも呼ばれることもあります。心臓の拡大の程度を簡単に知ることができる便宜的な方法です。
心胸比とは。
心胸比とは、心臓の大きさを胸郭の大きさと比較して表す数値のことです。胸部X線写真で、胸郭の最も幅広い部分の長さと、心臓の最も幅の広い部分の長さの比です。心胸郭比と呼ばれることもあります。心臓の拡大の程度を簡単に知ることができる便利な方法です。透析患者では、基準体重(ドライウエイト、DW)を決める指標にもなります。
心臓胸郭比(CTR)とは何か?

心臓胸郭比(CTR)とは、胸部X線画像において、胸郭(胸)で最も幅の広い部分の長さと、心陰影(心臓)の最も幅のある部分の長さの比のことである。心胸郭比と呼ばれることもある。心臓の拡大の程度を簡単に知ることができる便宜的な方法である。心臓胸郭比は、健康な成人では0.5未満である。0.5以上になると心臓の拡大が疑われる。心臓の拡大は、心不全、弁膜症、心筋症などの心臓疾患によって起こることが多い。透析患者では、心臓胸郭比は基準体重(ドライウエイト、DW)を決める指標になる。基準体重は、透析患者の適正な体重であり、透析治療の目標体重である。心臓胸郭比が0.5以上の場合、基準体重は心臓胸郭比×理想体重で計算される。
心臓胸郭比の測定方法

心臓胸郭比の測定方法は、胸部X線画像を用いて行う。胸郭の幅は、脊柱から胸骨までの水平線の長さで測定し、心陰影の幅は、右心房から左心室までの水平線の長さで測定する。心胸郭比は、心陰影の幅を胸郭の幅で割った値であり、正常値は0.5以下である。心胸郭比が0.5以上になると、心臓の拡大が疑われる。また、 透析患者では、心臓胸郭比は、基準体重(ドライウエイト、DW)を決める指標になる。透析患者では、除水によって体重が減少すると心胸郭比が低下する。目標とする心胸郭比は、0.45~0.50である。
心臓胸郭比が異常な場合の対応

心臓胸郭比が異常な場合の対応
心臓胸郭比が異常な場合、その原因を突き止めて適切な治療を行う必要があります。心臓胸郭比が大きすぎる場合、心肥大や心筋症などが原因となっている可能性があります。心肥大は、心臓の筋肉が厚くなり、大きくなる病気です。心筋症は、心臓の筋肉が弱くなったり、硬くなったりする病気です。心臓胸郭比が小さすぎる場合、心嚢炎や心臓タンポナーデなどが原因となっている可能性があります。心嚢炎は、心臓を包む心嚢に炎症が起こる病気です。心臓タンポナーデは、心臓を包む心嚢に液体が貯まって、心臓が圧迫される病気です。
心臓胸郭比が異常な場合、まずは原因を突き止めるために、胸部X線検査や心電図検査、心臓超音波検査などの検査が行われます。検査の結果、原因が判明したら、その原因に応じた治療が行われます。心臓胸郭比が大きすぎる場合、心肥大や心筋症などの治療として、薬物療法や外科手術が行われることがあります。心臓胸郭比が小さすぎる場合、心嚢炎や心臓タンポナーデなどの治療として、薬物療法や手術が行われることがあります。
心臓胸郭比が異常な場合は、早急に医療機関を受診することが大切です。早期に治療を開始することで、心不全や突然死などの重篤な合併症を防ぐことができます。
透析患者の基準体重の指標として

透析患者の基準体重の指標として
透析患者の基準体重は、透析治療の量や頻度を決めるために重要な指標です。基準体重は、心胸郭比(しんきょうかくひ、cardio thoracic ratio;CTR)という胸部X線画像から測定される値を指標として決定されます。CTRは、胸郭で最も幅の広い部分の長さと、心陰影(心臓)の最も幅のある部分の長さの比のことです。正常なCTRは0.45~0.55であり、CTRが0.55以上になると心拡大と診断されます。透析患者の場合は、CTRが0.50~0.55以上になると基準体重を超えていると判断されます。基準体重を超えていると、透析治療の量や頻度を増やす必要があります。また、心拡大が原因で透析治療が必要になった場合は、心拡大の程度に応じて透析治療の量や頻度を調整する必要があります。
