看護師業界ウォッチャー

整形外科

看護師に必須の用語『強直性脊椎炎』

強直性脊椎炎は、脊椎が硬く一本の骨のようになって動かなくなる非感染性の自己免疫疾患です。指定難病であり、日本人ではまれですが、10~20歳台の男性に好発し、家族歴を有することが多いです。強直※は通常、仙腸関節から始まって上行し、脊椎の椎間関節に及ぶため、腰や背中の痛み、こわばり、動きにくさなどの症状が現れます。同時に、椎体に付着する靭帯や骨膜も骨化し、体幹の動きが制限されていきます。単純X線で、四角い椎体が竹節状に並ぶように見える所見を「竹様脊柱(bamboo spine)」と呼びます。
消化器

看護士に必要不可欠な用語『ビタミンB12』

ビタミンB12は、健康に不可欠な栄養素です。赤血球や神経細胞の生成、DNAの生成を助ける役割があります。また、エネルギーの産生にも関与しています。ビタミンB12は、肝臓や筋肉に大量に貯蔵されており、通常は食事から摂取する量で十分です。しかし、ベジタリアンやヴィーガン、高齢者、胃腸障害のある人は、ビタミンB12が不足する可能性があります。ビタミンB12が不足すると、貧血、神経障害、認知症などの症状が現れることがあります。ビタミンB12を多く含む食品には、レバー、サンマ、牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類、乳製品、卵などがあります。また、ビタミンB12を強化した食品もあります。
呼吸器

看護師が知っておくべき『断続性ラ音(湿性ラ音)』とは

断続性ラ音(湿性ラ音)とは 断続性ラ音は、肺や気道に分泌物がたまった状態(痰や水など)で、呼吸する際にそれらが気道を通って移動する際に生じる異常な呼吸音のことです。湿性ラ音とも呼ばれ、喀痰音や粘液音とも呼ばれることもあります。 断続性ラ音は、一般的に以下のような状態の時にみられます。 * 肺炎 * 気管支炎 * 肺水腫 * 気管支拡張症 * 肺結核 * 肺腫瘍 * 心不全 断続性ラ音は、聴診器を使って胸の音を聞いて確認することができます。断続性ラ音は、通常、吸気時に発生しますが、呼気時に発生することもあります。また、断続性ラ音は、肺のどの部分で発生しているかによって、音が異なる場合があります。 断続性ラ音がみられる場合は、その原因を特定するために、医師による検査を受ける必要があります。断続性ラ音の原因によっては、治療が必要になる場合があります。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『混合性結合組織病』

混合性結合組織病とは、全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性強皮症(SSc)、多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)の3つの膠原病の特徴を併せ持つ自己免疫疾患です。膠原病とは、体内の結合組織が炎症を起こす病気の総称です。結合組織とは、細胞と細胞をつなぐ組織のことです。膠原病になると、結合組織が炎症を起こして破壊され、様々な症状が現れます。 混合性結合組織病は、女性に多く、発症年齢は20~40歳代がピークです。症状は、発熱、疲労、関節痛、筋肉痛、皮膚の発疹などです。また、肺や心臓、腎臓などの内臓にも障害が現れることがあります。 混合性結合組織病は、抗U1-RNP抗体が高値陽性となるのが特徴的です。抗U1-RNP抗体とは、体内のU1-RNPというタンパク質に対する抗体です。混合性結合組織病の患者さんの血液中には、この抗U1-RNP抗体が多く含まれています。 混合性結合組織病の治療法は、ステロイド薬や免疫抑制剤などが用いられます。ステロイド薬は、炎症を抑える薬です。免疫抑制剤は、免疫反応を抑える薬です。これらの薬を服用することで、症状を改善し、合併症の発生を防ぐことができます。
血液・造血

看護師必見!抗胸腺細胞グロブリンの基礎知識

抗胸腺細胞グロブリン(ATG)は、ヒト胸腺細胞をウサギやウマに注射し、その血清を集めて得られる抗リンパ球抗体である。抗リンパ球グロブリン(ALG)とも呼ばれる。国内ではウマに免疫して得られたATG製剤が広く用いられている。生体に投与するとT細胞と反応して末梢血リンパ球が減少し、免疫抑制効果が発揮される。再生不良性貧血の免疫抑制療法として用いられる。 ATGは、胸腺細胞に対する抗体を産生するために、ウサギやウマなどの動物にヒト胸腺細胞を注射して作られる。この抗体は、T細胞の表面にあるタンパク質と特異的に結合し、T細胞を破壊する。また、ATGはT細胞の増殖を阻害する効果もある。 ATGは、再生不良性貧血の免疫抑制療法として使用される。再生不良性貧血は、骨髄が十分な数の血球を産生できなくなる病気である。ATGは、T細胞を破壊することで、骨髄に対する攻撃を阻止し、血球の産生を回復させる。 ATGは、重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、慎重に投与される必要がある。最も一般的な副作用は、感染症、発熱、悪寒、筋肉痛、関節痛、吐き気、嘔吐である。また、ATGは、肺、肝臓、心臓に損傷を与える可能性もある。
組織・制度

看護師に必須の用語『感染リンクナース』

感染リンクナースは、感染対策の専門知識を持った看護師です。患者と家族、および医療従事者を医療関連感染から守るために、各部署に配置されます。感染制御チーム(ICT;Infection Control Team)や、専従あるいは専任の感染管理認定看護師らの指導のもと病棟などに配置され、以下の仕事を行います。 ・専従あるいは専任の感染管理認定看護師らとの協働・連携 ・病棟での情報収集、上部組織との情報共有 ・病棟での教育・啓蒙・改善活動を行う ・サーベイランスへの参加 感染リンクナースは、感染対策のスペシャリストとして、医療機関の感染対策の向上に大きく貢献しています。
医療機器・設備・器具

知っておきたい経皮的心肺補助法(PCPS)

経皮的心肺補助法(PCPS)の概要 経皮的心肺補助法(PCPS)は、大腿動静脈から経皮的にカテーテルを挿入し、装着する経皮的心肺補助装置のことである。心臓や肺の機能を一時的に補助する目的で使用される。PCPSは、心臓発作、肺塞栓症、重症肺炎など、心臓や肺の機能が低下した患者に使用される。 PCPSは、体外循環(ECMO)と類似した方法で機能する。しかし、ECMOは、通常、頸動脈と大腿静脈からカテーテルを挿入する必要があるのに対し、PCPSは、より小さなカテーテルを大腿動静脈から挿入するだけで済む。これは、PCPSをより侵襲性の低い方法にする。 PCPSは、心臓や肺の機能を一時的にサポートするのに有効な方法である。しかし、長期的な使用は推奨されない。PCPSは、心臓や肺の機能が回復するまでのつなぎとして使用される。
呼吸器

看護師必見!スクイージング徹底解説

スクイージングとは、気道に溜まった喀痰をスムーズに出すための呼吸理学療法のひとつです。呼気時(息を吐くとき)に、両手でしっかりと胸を絞り込むように押すことにより、肺の容積変化と気流の変動に合わせて痰の排出を促します。スクイージングは、気道に溜まった喀痰を排出することが困難な患者さんに行われます。例えば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支拡張症、肺炎などの患者さんです。スクイージングは、患者さんの状態に合わせて、座位または仰臥位で行われます。座位の場合は、患者さんに前傾姿勢を取ってもらい、仰臥位の場合は、患者さんを仰臥位にして、膝を立ててもらいます。スクイージングを行うときは、患者の胸部をしっかりと押さえることが大切です。また、患者の呼吸に合わせて、スクイージングのタイミングを調整することも大切です。スクイージングは、喀痰の排出を促すことで、患者の呼吸を楽にすることができます。また、スクイージングは、肺炎などの感染症を予防する効果もあります。
感染

看護師のための感染管理用語集

感染症看護専門看護師は、2006年から認定が始まった看護師の資格です。施設や地域における個人や集団の感染予防と発生時の適切な対策に従事するとともに、感染症の患者に対して水準の高い看護を提供するためのスペシャリストです。感染症看護専門看護師は、感染症の予防と治療に関する専門知識を持ち、感染症患者のケアや感染症の予防対策の実施などを行います。また、感染症に関する情報を提供し、感染症の予防と早期発見を促す活動も行います。2018年6月現在、54人の感染症看護専門看護師が認定されています。
救急・ICU

知っておきたい『緊急室開胸手術』の重要用語

緊急室開胸手術とは、心臓や肺などの胸部の臓器に損傷を受けた患者に対して、緊急に行われる手術のことです。この手術は、手術室まで移動することができない、一刻を争う状態の重篤な患者に対して行われます。緊急室開胸手術は、救急室開胸手術とも呼ばれ、一般的には、救急室や初療室などの医療施設で行われます。この手術は、患者の命を救うために必要な処置であり、高度な外科的技術と経験を必要とするため、専門の外科医が行います。緊急室開胸手術は、患者の状態に応じて、さまざまな方法で行われます。最も一般的な方法は、胸部の正中線を切開して、胸腔を開く方法です。この方法では、心臓や肺、食道などの臓器に直接アクセスすることができます。緊急室開胸手術は、患者の状態が安定するまでは、数時間にわたって行われることもあります。手術後は、患者は集中治療室で経過観察を受け、回復を待ちます。
脳・神経

看護師必須用語『脊椎麻酔』とは

脊椎麻酔とは、局所麻酔のひとつで、局所麻酔薬を脊椎くも膜下腔に注入し、脊髄が支配する神経を麻痺させる方法である。正式には「脊髄くも膜下麻酔」という。下半身の手術の際に行われることが多いが、帝王切開や下半身の整容術などにも用いられる。脊椎麻酔は、全身麻酔に比べて、合併症が少なく、術後の回復が早いというメリットがある。しかし、下半身の感覚がなくなるため、排尿や排便が困難になることがある。また、頭痛や吐き気などの副作用が起こることもある。
その他

看護師の必須用語『臨床』を解説

-臨床とは何か~定義と対義語- 臨床とは、医療現場で実際に患者に接し、診察や治療を行う現場または学問のことである。対義語は「基礎」。細胞やマウスなどの実験動物を相手に実験を行う現場または学問のこと。「臨床研究」「基礎研究」、「臨床医学」「基礎医学」のような形で使い分けることができる。 臨床とは、患者を対象とした医療行為のすべてを指す。これは、患者の診察、診断、治療、リハビリテーション、ケアなどを含む。臨床は、医療現場で行われることが多く、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、ソーシャルワーカーなど、さまざまな医療従事者が携わっている。 臨床は、医学の重要な分野であり、医学の進歩に貢献している。臨床研究は、新しい治療法や薬剤の開発に役立っている。また、臨床医学は、患者の病気を診断し、治療するための知識や技術を提供している。 臨床は、医療現場で実際に患者に接し、診察や治療を行う現場または学問のことである。対義語は「基礎」。細胞やマウスなどの実験動物を相手に実験を行う現場または学問のこと。「臨床研究」「基礎研究」、「臨床医学」「基礎医学」のような形で使い分けることができる。
整形外科

看護師に必須の用語『跛行』とは?

-跛行とは何か- 跛行とは、何らかの障害により、正常な歩行ができない状態を指します。つまり、かばうように歩いたり、足をひきずったりとした異常歩行のことです。跛行は、一時的なものもあれば、永続的なものもあります。さまざまな原因で起こり得ますが、最も一般的なのは、下肢の筋肉や関節の痛み、神経障害、血管障害などです。 跛行は、歩行の際に痛みや不快感を伴うことが多く、日常生活に支障をきたすこともあります。また、転倒や骨折のリスクが高まることもあります。そのため、跛行があった場合は、原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。 跛行の原因としては、以下のようなものが挙げられます。 * 下肢の筋肉や関節の痛み変形性関節症、関節炎、筋肉痛、肉離れなど * 神経障害末梢神経障害、脳卒中、脊髄損傷など * 血管障害閉塞性動脈硬化症、動脈瘤、静脈瘤など * その他外傷、腫瘍、感染症など 跛行の治療法は、原因によって異なります。しかし、多くの場合、理学療法や運動療法、薬物療法などが行われます。また、杖や松葉杖などの歩行補助具を使用することもあります。 跛行がある場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。
その他

看護師の必需品『カーデックス』

カーデックスとは、看護現場(主に病棟)で使われる記録類のひとつです。患者に関する情報や治療内容、実際に行われた処置、看護計画などを、患者ごとに1枚の紙にまとめ、病棟の患者全員分の用紙を専用ファイルにはさんだものです。申し送りと並ぶ、看護師間の情報伝達手段とされています。 カーデックスの語源は、本来、ファイルの1つの商品名でした。しかし、看護の現場でこのような特有の使い方をしたのが定着し、現在では記録方法の1つとして浸透したといわれています。カーデックスは、取り外しのできるカード(用紙)からできており、カードの端が一枚ごとに少しずつずれて見出しのようになっているので、そこに患者名などが書きこまれ、個々の患者のカードを開いて見る際に便利になっています。
医療機器・設備・器具

現場の看護師が覚えておきたい!注射針の太さを表す「ゲージ」

ゲージとは、注射針の太さを表す単位のことである。Gと記す。数字が大きくなるほど、注射針の太さは細くなる。通常の採血や点滴で使われる注射針は21G~23G、献血で使用される注射針は17G~18G程度である。太い方が、より短時間に多くの液体を吸引することができる。一方、局所麻酔や予防接種など、薬液の皮下注射を行う場合は26G~27Gといった細い針を使う場合もある。 看護師は、患者の状態や治療内容に合わせて適切なゲージの注射針を選択することが重要である。例えば、採血や点滴を行う場合は、21G~23Gの注射針を使用することが多い。一方、局所麻酔や予防接種を行う場合は、26G~27Gの細い注射針を使用することがある。また、患者の血管が細い場合は、より細いゲージの注射針を使用することがある。 看護師は、ゲージと注射針の太さの関係を理解し、患者の状態や治療内容に合わせて適切な注射針を選択することが求められる。
循環器

看護師が知っておきたい『ダイセクション』とは?

ダイセクションとは、解離のことです。一般的に、大動脈解離を指します。大動脈解離とは、大動脈の内膜が裂けて、血流が内膜と中膜の間に流れ込む病気です。大動脈解離は、突然発症することが多く、胸痛や背部痛、呼吸困難などの症状を引き起こします。また、大動脈解離は、動脈瘤や心臓発作、脳卒中などの合併症を引き起こす可能性があります。大動脈解離は、重篤な病気ですが、早期発見・早期治療を行えば、生命を救うことができます。 大動脈解離の症状は、突然発症することが多く、胸痛や背部痛、呼吸困難などの症状を引き起こします。胸痛は、突然激しくなるのが特徴で、背中に広がることもあります。背部痛も、突然激しくなるのが特徴で、胸痛と同時に起こることもあります。呼吸困難は、大動脈解離によって心臓や肺に負担がかかることで起こります。また、大動脈解離は、動脈瘤や心臓発作、脳卒中などの合併症を引き起こす可能性があります。 大動脈解離の診断は、症状や診察結果、画像検査などをもとに行われます。画像検査には、CT検査やMRI検査などが用いられます。大動脈解離の治療は、手術が中心となります。手術では、裂けた内膜を修復し、血流を正常に戻します。また、大動脈解離の合併症を治療することも重要です。
その他

看護師に必須の用語『病識』について

病識とは、患者自身が病的な状態にあると自覚することを指す(insight into disease)。病識が低いと、治療を拒否したり、治療を中断したりする可能性が高くなる。病識を高めるためには、患者に病状を丁寧に説明したり、治療の必要性を納得させたりすることが重要である。 病識は、精神疾患の患者に特に重要である。精神疾患の患者は、自分の病気を自覚していないことが多く、そのため治療を拒否したり、治療を中断したりすることが多い。病識を高めるためには、患者に病状を丁寧に説明したり、治療の必要性を納得させたりすることが重要である。また、患者の家族や友人にも、患者の病状について説明し、患者の治療を支援してもらうことが大切である。 病識は、身体疾患の患者にも重要である。身体疾患の患者は、自分の病気を自覚していることが多いが、それでも治療を拒否したり、治療を中断したりすることがある。病識を高めるためには、患者に病状を丁寧に説明したり、治療の必要性を納得させたりすることが重要である。また、患者の家族や友人にも、患者の病状について説明し、患者の治療を支援してもらうことが大切である。
循環器

看護師必須の用語『心室性期外収縮』について

心室性期外収縮(PVC)とは、心臓の心室で発生する異常な心拍のことです。正常な心拍は、心臓の上心室で発生する電気信号によって開始されます。この電気信号は、心室に移動し、心室が収縮して血液を送り出すようになります。しかし、PVCでは、電気信号が心室で発生し、その結果、心室が不規則に収縮してしまいます。 PVCは、単発で発生することもあれば、連続して発生することもあります。単発のPVCは、通常、無害ですが、連続して発生するPVCは、心拍数の増加や不整脈を引き起こす可能性があります。不整脈は、心臓が正常に血液を送り出せなくなる状態であり、様々な症状を引き起こす可能性があります。これらの症状には、胸の痛み、息切れ、めまい、失神などがあります。 PVCの原因は、様々なものがあります。最も一般的な原因は、加齢による心臓の老化です。他の原因としては、高血圧、冠動脈疾患、弁膜症、糖尿病、喫煙、アルコールの過剰摂取などがあります。 PVCの治療は、その原因によって異なります。多くの場合、PVCは治療を必要としませんが、症状を引き起こしている場合は、治療が必要になることがあります。PVCの治療法としては、抗不整脈薬、カテーテルアブレーション、ペースメーカーの埋め込みなどがあります。
眼科

看護師必見!レボフロキサシンを徹底解説

レボフロキサシンは、フルオロキノロン(ニューキノロン)系抗菌薬の一つです。フルオロキノロン系抗菌薬は、細菌のDNAを損傷させて殺菌する薬剤です。レボフロキサシンは、肺炎、気管支炎、尿路感染症、性感染症などの感染症の治療薬として使用されます。 レボフロキサシンは、濃度依存性の抗菌薬です。つまり、血中濃度が高いほど抗菌作用が強くなる薬剤です。レボフロキサシンは、点滴静注、経口内服、点眼など、さまざまな方法で投与することができます。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておくべき用語『プロラクチン』

プロラクチンは、下垂体前葉から分泌されるホルモンの一つです。プロラクチンは、乳腺の発達と乳汁の分泌を促進する作用があります。また、性腺機能を抑制する作用もあります。プロラクチンの分泌は、主に睡眠中に起こります。プロラクチンの分泌は、授乳中に増加し、妊娠中はさらに増加します。プロラクチンは、ストレスや運動によっても分泌が増加します。プロラクチンの分泌が減少すると、乳汁の出が悪くなったり、性腺機能が低下したりすることがあります。
検査・診断

看護師に必須の用語『BMI』

-BMIとは?- BMI(Body Mass Index)とは、肥満の程度を測る尺度であり、体格指数とも呼ばれます。体重を身長の2乗で割って算出され、18.5~24.9が標準体重、25.0~29.9が肥満1度、30.0~34.9が肥満2度、35.0以上が肥満3度とされています。BMIは、肥満に関連する健康上のリスクを評価するために広く使用されています。BMIが高いほど、心臓病、脳卒中、糖尿病などのリスクが高くなります。また、BMIが高い人は、関節炎、睡眠時無呼吸症候群、一部の種類のがんになるリスクも高くなります。
検査・診断

看護師必須!混合静脈血酸素飽和度について

混合静脈血酸素飽和度(SvO2)とは、混合静脈血に含まれるヘモグロビンの酸素飽和度のことである。混合静脈血とは、全身の組織から心臓に戻ってきた血液のことで、体の酸素消費量と二酸化炭素産生量を反映している。SvO2は、通常75%程度であるが、心機能・呼吸機能・末梢循環の状態によって変動する。 SvO2が低下すると、組織への酸素供給量が不足していることを示唆する。これは、酸素供給量の不足、または酸素消費量の増大が原因である可能性がある。酸素供給量の不足は、ヘモグロビンの不足、呼吸および心拍出量の低下、循環不全などによって引き起こされる。酸素消費量の増大は、発熱や感染に伴う代謝亢進などによって引き起こされる。 SvO2は、全身の循環動態を判断する指標として用いられる。SvO2が低下している場合は、酸素供給量と酸素消費量のバランスを改善するために、治療が必要となる。
産婦人科

TORCH症候群とは~胎児に奇形を引き起こす感染症の総称~

TORCH症候群の原因となる主な感染症は、以下の通りです。 サイトメガロウイルス (CMV) CMVは、ヘルペスウイルス科サイトメガロウイルス属に属するウイルスの名称です。感染しても、無症状で経過することが多いですが、免疫不全者では重症化することがあります。妊婦が初感染すると、胎児や新生児に感染し、奇形や発育遅延を引き起こすことがあります。 トキソプラズマ症 トキソプラズマ症は、原虫であるトキソプラズマ・ゴンディを原因とする感染症です。猫の糞便中に排出されるオーシストを介して感染することが多く、妊婦が感染すると、胎児や新生児に感染して、奇形や発育遅延を引き起こすことがあります。 風疹 風疹は、風疹ウイルスを原因とする感染症です。感染すると、発疹、発熱、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。妊婦が感染すると、胎児や新生児に感染して、先天性風疹症候群を引き起こすことがあります。先天性風疹症候群は、白内障、緑内障、心臓病、難聴などの重篤な障害を引き起こす可能性があります。 ヘルペスウイルス ヘルペスウイルスは、ヘルペスウイルス科に属するウイルスの総称です。ヘルペスウイルスには、単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルスなどがあります。妊婦がヘルペスウイルスに感染すると、胎児や新生児に感染して、奇形や発育遅延を引き起こすことがあります。 梅毒 梅毒は、梅毒トレポネーマを原因とする性感染症です。感染すると、初期には、硬性下疳と呼ばれる潰瘍が陰部や肛門に現れます。その後、皮膚や粘膜に発疹が現れ、全身に広がります。妊婦が感染すると、胎児や新生児に感染して、奇形や発育遅延を引き起こすことがあります。
感染

抗体検査とは?

抗体検査とは、抗体を検体から検出することにより、過去に対象となる微生物に感染していたかどうかを診断する検査である。抗体は、感染症に対する免疫反応として、体内で産生されるタンパク質である。そのため、抗体検査は、感染症の診断や、感染症に対する免疫状態を調べるために広く用いられている。 抗体検査には、さまざまな種類があるが、代表的なものとして、酵素免疫測定法(ELISA)や、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)などがある。これらの検査は、採血や採尿などによって得られた検体に、抗体に対する抗体を反応させ、抗体の量を測定することで、感染症の有無や、感染症に対する免疫状態を診断する。 抗体検査は、感染症の早期診断や、感染症に対する免疫状態を調べるために有用な検査である。しかし、抗体検査は、感染症の診断に100%正確な検査ではないことに注意が必要である。感染症にかかっていても、抗体がまだ産生されておらず、抗体検査で感染症が診断できない場合がある。また、感染症にかかったことがあっても、抗体がすでに消失している場合があり、抗体検査で感染症が診断できない場合もある。