看護師業界ウォッチャー

整形外科

先天性股関節脱臼とは?原因や症状、治療法を解説

先天性股関節脱臼とは、新生児期の股関節脱臼を指します。発育性股関節形成不全(deveiopmental dyspissia of the hip;DDH)とも呼ばれることがあります。股関節は、大腿骨の先端にある球状の骨頭と骨盤のくぼみにある臼蓋で構成されています。先天性股関節脱臼は、股関節の骨頭が臼蓋からずれてしまう状態です。 先天性股関節脱臼は、女児に多くみられ、男児の7~8倍の頻度で発症します。また、左側に多くみられます。先天性股関節脱臼の原因は、明らかになっていませんが、おむつなどによる不良肢位が原因となることもあります。 先天性股関節脱臼の症状としては、大腿皮溝の非対称や股関節の開排制限などがみられます。大腿皮溝の非対称とは、片方の股関節の皮溝がもう一方の股関節の皮溝よりも深く、幅が広い状態です。股関節の開排制限とは、股関節を完全に開くことができない状態です。 先天性股関節脱臼の診断は、臨床症状とX線検査、超音波検査によって行われます。X線検査では、股関節の骨頭の位置を確認することができます。超音波検査では、股関節の軟部組織の状態を確認することができます。 先天性股関節脱臼の治療は、生後3ヶ月以内であれば、一般的に積極的な治療介入は行わず、生活指導で様子をみることが多いです。それ以降に診断された場合には、整復治療が必要になります。整復治療には、リーメンビューゲルの装具が最も普及しています。リーメンビューゲルの装具は、股関節を正しい位置に固定する装具です。装具で整復できない場合は、牽引や手術によって整復します。
その他

看護師必須用語『ハーベー』について

ハーベー(はーべー)とは、ヘモグロビン(Hb)のことである。看護師などが臨床の現場で使う。Hbをそのままドイツ語の発音で読んだもの。 ヘモグロビンは、赤血球に含まれるタンパク質で、酸素を肺から全身の組織や細胞に運搬する働きがある。また、二酸化炭素を組織や細胞から肺に運搬する働きもある。 ヘモグロビンの正常値は、男性で13.5~18.0g/dL、女性で12.0~16.0g/dLである。ヘモグロビンの値が低くなると、貧血となり、息切れ、動悸、倦怠感、食欲不振などの症状が現れる。 ハーベーは、貧血の有無を調べる検査によく使用される。ハーベーを測定することで、ヘモグロビンの量を測定することができ、貧血の有無を診断することができる。 また、ハーベーは、輸血の際に、輸血が必要かどうかを判断するために使用される。ハーベーが低い場合は、輸血が必要となる。 ハーベーは、看護師が臨床の現場でよく使用する用語である。ハーベーを正しく理解することで、貧血の有無を診断したり、輸血が必要かどうかを判断したりすることができる。
薬

中心静脈栄養法の基礎知識

中心静脈栄養法(Total Parenteral Nutrition;TPN)は、消化管からの栄養摂取が困難な場合に、中心静脈に栄養製剤を直接投与する治療法です。栄養製剤には、タンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。中心静脈栄養法は、消化管からの栄養摂取が困難な場合に、栄養状態を改善し、合併症を防ぐために使用されます。 中心静脈栄養法は、鎖骨下静脈や内頚静脈から専用の穿刺針を刺し、中心静脈(上大静脈)までカテーテルを挿入して行われます。カテーテルは、中心静脈に留置され、栄養製剤を投与するために使用されます。中心静脈栄養法は、入院中に行われることが多く、数週間から数カ月間継続されます。
血液・造血

看護師に必須!血管炎症候群の基礎知識

血管炎症候群とは、血管そのものに炎症を起こす疾患の総称です。血管炎、全身性血管炎とも呼ばれます。血管炎症候群は、血管の内側が炎症を起こすことで、血管の壁が傷つき、血管が狭くなったり、詰まったりします。その結果、血管の血流が悪くなり、組織や臓器に酸素や栄養が行き渡らなくなります。血管炎症候群は、さまざまな症状を引き起こす可能性があります。症状は、炎症が起きている血管の種類や程度によって異なります。一般的な症状としては、発熱、疲労、体重減少、関節痛、筋肉痛、皮疹、紫斑、レイノー現象、臓器障害などがあります。血管炎症候群は、命に関わることもある深刻な疾患です。早期発見と適切な治療が重要です。血管炎症候群が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診してください。
整形外科

看護師必須用語「筋肉痛」を理解しよう

筋肉痛とは、筋肉に痛みを生じることを言います。こむら返りや肉離れなどの筋肉の炎症や損傷など、痛みを引き起こす原因はさまざまあります。痛みがあれば筋肉痛です。一般的に「筋肉痛」と言われるのは、激しい運動後数時間~数日後に生じる筋肉の痛みである「遅発性筋肉痛」のことです。 遅発性筋肉痛は、エキセントリック収縮による筋肉の損傷によって起こると考えられています。エキセントリック収縮とは、筋肉を伸ばしながら収縮させることで、筋力トレーニングなどでよく行われます。遅発性筋肉痛は、筋肉に微小な損傷が起こり、筋肉が回復する過程で炎症が生じて痛みを引き起こすと考えられています。 筋肉痛は、数日から数週間で自然に治ることがほとんどです。しかし、痛みが強い場合や、なかなか治まらない場合は、医師に相談しましょう。筋肉痛を予防するには、運動前に十分なウォーミングアップを行い、運動後はクールダウンを心がけましょう。また、筋肉の疲労を回復させるために、十分な睡眠をとったり、栄養バランスのとれた食事を心がけることも大切です。
脳・神経

項部硬直とは?原因や症状、治療法を解説

項部硬直とは、仰臥位の患者の頭部を持ち上げると抵抗がある診察所見を指す。髄膜刺激症状の一つで、髄膜炎などの診断に用いる。 項部硬直は、髄膜が炎症を起こしているときに起こる。髄膜は、脳と脊髄を覆う膜で、脳脊髄液で満たされている。脳脊髄液は、脳と脊髄を保護する役割をしている。 髄膜炎になると、髄膜が炎症を起こして腫脹する。腫脹した髄膜は、脳脊髄液の流れを妨げるため、脳脊髄液が脳や脊髄に貯留する。この状態を髄膜炎と呼ぶ。 髄膜炎の症状には、頭痛、発熱、悪心、嘔吐、意識障害などがある。項部硬直は、髄膜炎の初期症状の一つで、髄膜炎の診断に用いられる。 項部硬直は、髄膜炎以外にも、脳腫瘍、脳出血、脳梗塞などの疾患でも起こりうる。そのため、項部硬直が認められた場合は、髄膜炎以外の疾患も考慮して診断を行う必要がある。
循環器

PTCAとは?冠動脈狭窄治療の手法を解説

PTCAの概要 経皮経管的冠血管形成術(PTCA)は、カテーテルと呼ばれる細い管を動脈に挿入して行われる、冠動脈の狭窄や閉塞を改善するための治療法です。狭窄や閉塞部位に小さな風船を挿入し、膨らませて血管を広げることで血流を回復させます。PTCAは、狭窄や閉塞部位が1~2カ所の場合に行われることが多く、心臓外科的手術に比べて侵襲性が低く、入院期間も短いため、広く行われています。 PTCAは、まず、鼠蹊部や腕の動脈に小さな切開を加えてカテーテルを挿入します。カテーテルの先端に風船が付いたものが用いられ、カテーテルの先端が狭窄や閉塞部位に達したら、風船を膨らませて血管を広げます。風船を膨らませることで、血管の内腔を広げ、血流を回復させます。 PTCAは、狭窄や閉塞部位が1~2カ所の場合に行われることが多く、心臓外科的手術に比べて侵襲性が低く、入院期間も短いため、広く行われています。ただし、狭窄や閉塞部位が複数個所ある場合や、狭窄や閉塞部位が複雑な場合は、PTCAによる対応が困難なため、心臓外科的にバイパス術が必要となる場合があります。
内分泌・代謝・栄養

看護師が知っておきたい「ウォーキング」の基礎知識

ウォーキングとは、歩くことを指し、有酸素運動の代表的な運動です。手軽にどこでも行うことができ、生活習慣病の予防や心肺機能の改善が見込まれます。ウォーキングは、速度や距離、時間など、自分の体力や目的に合わせて調整することができるので、初心者から上級者まで幅広く楽しむことができます。また、ウォーキングは、ジョギングやランニングよりも関節への負担が少ないため、膝や腰に痛みがある人にもおすすめです。 ウォーキングは、有酸素運動の一種であり、脂肪燃焼効果が高い運動です。そのため、ダイエットや体重維持にも効果的です。また、ウォーキングは、心肺機能を鍛える効果もあります。心肺機能が鍛えられると、疲れにくくなります。 ウォーキングは、手軽にできる運動なので、毎日継続して行うことができます。毎日継続して行うことで、生活習慣病の予防や心肺機能の改善、ダイエットや体重維持の効果が期待できます。
検査・診断

看護師知っておきたい「ヘモグロビン」

ヘモグロビンの役割を知る ヘモグロビンは、体内の各組織に酸素を運ぶはたらきをする複合タンパク質です。ヘモグロビンは、赤血球に含まれる鉄を含むタンパク質で、酸素と二酸化炭素を結合したり、放出したりすることができます。酸素は肺から取り込まれ、ヘモグロビンと結合して体内の各組織に運ばれます。二酸化炭素は体内の各組織から発生し、ヘモグロビンと結合して肺に運ばれ、排出されます。 ヘモグロビンは、体内で酸素を運搬する重要な役割を果たしています。ヘモグロビンが不足すると、酸素が体内の各組織に十分に運搬されなくなり、貧血になります。貧血は、疲労感、息切れ、動悸、めまいなどの症状を引き起こします。 ヘモグロビンの基準値は、男性で14~18g/dL、女性で12~16g/dLです。ヘモグロビンの値が基準値よりも低い場合は、貧血の可能性があります。貧血の原因は、鉄分不足、ビタミンB12不足、葉酸不足、慢性疾患などがあります。貧血が疑われる場合は、医師に相談して検査を受けましょう。
消化器

看護師に必須の用語「腹腔」とは?

腹腔は、横隔膜より下部の腹壁で囲まれた部分である。腹腔は、前壁、後壁、側壁、底部の4つの壁で構成されている。前壁は腹直筋、腹斜筋、腹横筋で構成されており、後壁は脊椎、腰方形筋、仙腸関節筋で構成されている。側壁は腹斜筋、腹横筋、腰方形筋で構成されており、底部は骨盤底筋群で構成されている。腹腔内には、消化器系の臓器や婦人科、泌尿器系の臓器が収容されている。消化器系の臓器には、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓などがあり、婦人科の臓器には、子宮、卵巣、卵管などがあり、泌尿器系の臓器には、膀胱、尿管、腎臓などがある。
眼科

看護師に必須の用語解説-結膜炎について

結膜炎とは、結膜に炎症が起こる病気です。結膜とは、眼瞼と眼球の表面を覆う粘膜組織であり、眼球結膜は強膜が角膜に移行する部分までの眼球を覆っています。結膜には、細菌やウイルスなどの異物を排除する働きがあり、また、涙を分泌して眼球を潤しています。結膜炎になると、結膜が炎症を起こして赤くなったり、腫れたり、痛みを伴うことがあります。また、目やになどを伴うこともあります。結膜炎は、細菌やウイルス、アレルギー、化学物質など、さまざまな原因で起こります。細菌やウイルスによる結膜炎は、感染性結膜炎と呼ばれ、接触感染や飛沫感染によって広がります。アレルギーによる結膜炎は、花粉やハウスダストなど、アレルゲンと呼ばれる物質に対するアレルギー反応によって起こります。化学物質による結膜炎は、洗剤やシャンプーなどの化学物質が目に触れて起こります。結膜炎は、通常、軽症で自然に治癒することが多いですが、中には重症化して角膜炎やぶどう膜炎などの合併症を引き起こすこともあります。結膜炎の症状が強い場合や、長引く場合は、眼科を受診することが大切です。
脳・神経

看護師に必須の用語『硬膜外腔』

硬膜外腔とは、脊髄を覆う硬膜と、その外側を囲む脊柱管の間にある空間のことである。脊髄は、脳から仙骨まで伸びる神経の束であり、身体の感覚や運動を制御している。硬膜外腔は、脊髄を保護し、栄養を供給している。また、硬膜外腔には、神経根や血管が通っている。 硬膜外腔は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの病気によって圧迫されることがある。硬膜外腔が圧迫されると、脊髄や神経根が損傷し、痛みや麻痺などの症状が出現する。 硬膜外腔は、麻酔の際に薬を注入する場所としても使用される。硬膜外腔に麻酔薬を注入すると、脊髄や神経根に作用して、痛みをブロックすることができる。硬膜外麻酔は、帝王切開や下半身の手術などの際に、よく使用される。
消化器

アインラーフとは?

アインラーフとは、注腸造影検査を表す医療用語です。注腸造影検査は、造影剤を使ってX線透視下で行われます。内視鏡検査と比較すると、内視鏡では盲点となる腸の走行による屈曲の内側や、がんの粘膜下組織への浸潤による腸管壁の変形・狭窄の程度や長さなどを検索することができるという利点があります。 アインラーフは、大腸の形態異常や疾患の有無を調べる検査です。下痢や便秘、血便などの症状がある場合、また大腸ポリープや大腸がんの疑いがある場合に行われます。 検査は、まず肛門から造影剤を注入します。その後、患者はX線撮影台の上で、さまざまな姿勢をとって撮影を行います。造影剤が腸内を移動する様子を観察することで、大腸の形態異常や疾患の有無を調べます。 アインラーフは、比較的安全な検査ですが、まれに造影剤によるアレルギー反応や、腸の穿孔などの合併症が起こる場合があります。
皮膚科

掌蹠膿疱症とは?症状や原因、治療法をわかりやすく解説

掌蹠膿疱症の症状と原因 掌蹠膿疱症は、手掌や足底に膿疱が左右対称に繰り返しできる慢性皮膚疾患です。膿疱は、直径1~2ミリの小さな水疱で、膿で満たされています。膿疱は、かゆみや痛みを引き起こし、手のひらや足の裏を日常生活に支障が出るほど傷つける可能性があります。 掌蹠膿疱症の原因は完全に解明されていませんが、遺伝的要因や免疫異常、感染症などが関与していると考えられています。また、喫煙、ストレス、薬剤の使用も掌蹠膿疱症の発症に影響する可能性があります。 掌蹠膿疱症の症状は人によってさまざまです。軽症の場合は、手掌や足底にかゆみと痛みを伴う小さな水疱ができ、数日で消失します。重症の場合は、水疱が大きくなり、合併症を引き起こす可能性があります。 掌蹠膿疱症の合併症としては、感染症、関節炎、眼炎、腎炎などが挙げられます。感染症は、膿疱が破れて細菌が侵入することで起こります。関節炎は、関節に炎症が起こることで起こります。眼炎は、目に炎症が起こることで起こります。腎炎は、腎臓に炎症が起こることで起こります。
精神科

看護師に必須の用語『不穏』について

看護師に必須の用語『不穏』 不穏とは、周囲への警戒心が強く、落ち着きがなく興奮している状態である。不穏は、認知症やせん妄、精神疾患などのさまざまな原因によって引き起こされる。 不穏の症状には、以下のようなものがある。 ・落ち着きがない ・歩き回る ・叫ぶ ・暴れる ・物を投げる 不穏は、患者自身や周囲の人を傷つける危険がある。そのため、不穏の患者に対しては、適切な看護ケアを行う必要がある。不穏の看護ケアには、以下のようなものがある。 ・患者を落ち着かせる ・患者の安全を確保する ・不穏の原因を特定する ・不穏の原因を治療する ・患者の家族や介護者と協力する 不穏は、適切な看護ケアを行えば、改善することができる。不穏の患者に対しては、忍耐強く、思いやりのある看護ケアを行うことが大切である。
呼吸器

ブリンクマン指数とは~がんとの関係を知ろう~

ブリンクマン指数とは、健康と喫煙の関係を示す指数である。喫煙が人体に与える影響は今までに吸った煙草の量に関係しており、目安としてブリンクマン指数が用いられる。この指数が大きいほどがんの発病率が高いことが知られている。 ブリンクマン指数は、1982年にドイツの疫学者であるディーター・ブリンクマンによって考案された。ブリンクマン指数は、1日に吸うタバコの量と喫煙歴を掛け合わせて計算される。具体的には、1日に吸うタバコの数を喫煙歴の年数で掛け合わせた値である。例えば、1日に20本吸っていて、喫煙歴が10年であれば、ブリンクマン指数は200となる。 ブリンクマン指数は、喫煙がもたらす健康被害の程度を評価するのに役立つ。ブリンクマン指数が高いほど、肺がん、心臓病、脳卒中などの発症リスクが高くなる。また、ブリンクマン指数が高いほど、喫煙による早死のリスクも高くなる。 ブリンクマン指数は、喫煙の健康被害を認識し、禁煙を促すために広く用いられている。禁煙を検討している人は、ブリンクマン指数を計算して、喫煙が自分にもたらす健康被害の程度を認識することが重要である。
産婦人科

看護師必見!垂直感染とは?

垂直感染とは、病原体が親から子どもに伝播される感染様式のことである。垂直感染を起こしうる疾患には、風疹・梅毒・ヘルペス・B型肝炎・HIV感染症などがある。 垂直感染は、妊娠中の胎内感染、出産時の産道感染、出生後の経母乳感染などによって起こる。胎内感染は、妊娠中に母親が感染症にかかった場合に、胎盤を通じて胎児に感染する。産道感染は、出産時に母親の産道を通過する際に、胎児が感染する。経母乳感染は、出生後に母親の母乳を通じて、乳児が感染する。 垂直感染は、子どもに重篤な健康被害をもたらす可能性がある。例えば、風疹の胎内感染は、先天性風疹症候群を引き起こし、聴覚障害、視覚障害、心臓疾患などの障害を引き起こす可能性がある。梅毒の胎内感染は、先天性梅毒を引き起こし、皮膚障害、骨障害、神経障害などの障害を引き起こす可能性がある。 垂直感染を防ぐためには、妊娠中の母親が感染症にかからないように予防することが大切である。妊娠中に感染症にかかってしまった場合は、適切な治療を受けることが大切である。また、出産後は、母乳で育てないことが望ましい。
検査・診断

看護師に必須の用語!MRIとは

MRIとは、核磁気共鳴断層撮影のことです。強力な磁場と電波を用いて、人体の内部を撮影する画像診断法です。X線撮影やCTスキャンとは異なり、放射線を使用しないため、被ばくの心配がありません。また、人体をあらゆる角度から撮影することができるので、X線撮影やCTスキャンよりも精細な画像を得ることができます。 MRIは、脳、心臓、血管、腹部臓器、骨、関節など、あらゆる部位の画像撮影に使用することができます。また、癌、脳卒中、心臓病などの疾患の診断や治療にも使用されています。 MRIは、安全で副作用のない検査ですが、一部の患者では、検査中に閉塞感や不安感を感じる場合があります。また、ペースメーカーや人工関節などの金属製の医療機器を体内に埋め込んでいる患者は、MRI検査を受けることができません。
検査・診断

看護師用語『Dx』について知っておこう!

看護師が患者の状態や病気を正確に把握し、適切なケアを提供するためには、患者の症状や身体所見、検査結果などを基に診断を下す必要があります。その際、患者の状態を簡潔かつ正確に記録するための略語として「Dx(診断の略語)」がよく使用されます。 Dxは、英語の「Diagnosis」に由来する略語で、診療録や看護記録に患者の状態を記録する際に使用されます。例えば、「Dx糖尿病」のように、患者の病名を記載したり、「Dx肺炎」のように、患者の症状を記載したりすることができます。患者の状態が変化した場合には、「Dx○○から××に変更」のように、変化した状態を記録することができます。 Dxは、患者の状態を簡潔かつ正確に記録するための重要な略語です。看護師はこの略語を正しく理解し、適切に使用する必要があります。 Dxのなかでも、臨床診断と最終診断は特に重要です。臨床診断は、患者の症状や身体所見を基に下される診断で、最終診断は、検査結果や病理学的所見を基に下される診断です。 臨床診断は、患者の病気を早期に発見し、適切な治療を開始するために行われる診断です。最終診断は、患者の病気を確定し、適切な治療を継続するために行われる診断です。 看護師は、患者の状態を正確に把握し、適切なケアを提供するためには、臨床診断と最終診断の両方を理解する必要があります。
消化器

看護師必見!イレウスとは?

イレウスとは、腸管運動の障害により、腸内容物の運搬がうまくいかない状態のことをいいます。別名では「腸閉塞」とも呼ばれています。イレウスには、機械的イレウスと機能的イレウスの2種類があります。機械的イレウスとは、腸管内や腸管の外に何らかの障害物があり、腸内容物の通過を妨げている状態をいいます。一方、機能的イレウスとは、腸管の運動が低下または停止している状態をいいます。イレウスは、さまざまな原因で起こり得ますが、一般的な原因としては、ヘルニア、腫瘍、異物、炎症、手術、薬物などが挙げられます。イレウスの症状は、腹痛、嘔吐、便秘、下痢、腹部膨満感などです。イレウスが疑われる場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。イレウスの治療は、原因に応じて異なりますが、一般的には、原因となっている障害を取り除く手術や薬物療法などが行われます。
その他

看護師に必須の用語『ヘモラール』について

ヘモラールとは、Femoral(フェモラール/大腿)のことであり、大腿動脈や大腿静脈のことを指す。動脈を指しているのか、静脈を指しているのかは、その言葉が使われた文脈から推測する。ヘモラールは、下肢に血液を供給する主要な血管であり、鼠蹊部から大腿の前部へと走行している。大腿動脈は、心臓から酸素と栄養素を運ぶ血液を下肢に送り、大腿静脈は、下肢から心臓へと二酸化炭素や老廃物を運ぶ血液を戻す。ヘモラールは、下肢の運動や感覚を維持する上で重要な役割を果たしている。
精神科

看護師に必須の用語『終末期医療』を徹底解説

終末期医療の対象者は、筋委縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)や筋ジストロフィー症、アルツハイマー型認知症、ガンなどの進行により、多臓器が不全状態にある患者を対象に行うことが多いです。一般的には余命3か月以内と判断されたときに、治療や延命目的の医療行為を止め、苦痛を取り除く緩和医療のみを実施します。ただし、余命が長くないと判断されたときも、患者や家族が治療や延命目的の医療行為を求めるときには終末期医療は実施されません。あくまでも、患者の意思が尊重され、患者が意思を明確に示せないときは家族の意思が尊重されます。
検査・診断

糸球体濾過量とは?腎機能を表す検査値

糸球体濾過量とは、腎臓が血液から老廃物や余分な水分を取り除く速度のことです。糸球体濾過量は、腎臓の機能を評価する上で重要な指標とされています。糸球体濾過量が低下すると、腎臓の機能が低下していることを示しています。糸球体濾過量は、腎臓の糸球体という部分で行われます。糸球体は、毛細血管の束で構成されており、血液をろ過する働きを持っています。糸球体濾過量は、糸球体の血流量と糸球体の濾過係数によって決まります。糸球体の血流量は、腎臓の血流によって決まり、糸球体の濾過係数は、糸球体の構造によって決まります。糸球体濾過量は、腎臓の機能を評価する上で重要な指標とされていますが、糸球体濾過量のみで腎臓の機能を評価することはできません。腎臓の機能を評価するためには、糸球体濾過量に加えて、血清クレアチニン値や尿素窒素値などの検査値も考慮する必要があります。
感染

アジスロマイシン基礎知識

アジスロマイシン(アジスロマイシン(あじすろまいしん、azithromycin)、日本商品名ジスロマック®)は、15員環マクロライド系抗生物質に分類される抗菌薬です。細菌のタンパク質合成を阻害し、細菌の増殖を抑える働きがあります。 アジスロマイシンは、幅広い細菌に対して有効であり、呼吸器感染症、尿路感染症、皮膚感染症、性感染症など様々な感染症に使用されます。また、抗菌薬の予防的投与としても使用されます。 アジスロマイシンは、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤などの剤型があります。通常、1日1回、食後に服用します。服用期間は、感染症の種類や重症度によって異なります。 アジスロマイシンの主な副作用は、下痢、吐き気、腹痛、頭痛などです。また、まれにアレルギー反応を起こすことがあります。アジスロマイシンを服用する際は、医師や薬剤師の指示に従って正しく服用してください。