看護師業界ウォッチャー

検査・診断

看護師に必須の用語『SpO2』について

-SpO2とは何か- SpO2とは、経皮的動脈血酸素飽和度(saturation of percutaneous oxygen)の略で、動脈血中の赤血球に含まれるヘモグロビンのうち、酸素と結合したヘモグロビンの割合を経皮的に測定した値である。サチュレーション(saturation)とも呼ばれる。SpO2は、動脈血酸素分圧(PaO2)とほぼ同じ値を示し、呼吸器の状態や酸素供給量を評価するのに有用な指標である。SpO2は、パルスオキシメーターと呼ばれる機器を使用して測定される。パルスオキシメーターは、指先や耳たぶに装着し、光の吸収量を測定することでSpO2を算出する。 SpO2は、正常値は95%以上とされている。SpO2が90%未満になると、酸素欠乏状態(低酸素血症)となり、意識障害や呼吸困難などの症状が現れる。SpO2が80%未満になると、生命を脅かす状態となる。 SpO2を低下させる要因には、呼吸器疾患、心臓疾患、貧血、ショックなどがある。また、喫煙や飲酒、薬物の服用などもSpO2を低下させることがある。 SpO2が低下している場合は、酸素吸入や人工呼吸などの治療が必要となる。また、SpO2を低下させる原因となっている疾患の治療も行う必要がある。
消化器

看護士に必要不可欠な用語『ビタミンB12』

ビタミンB12は、健康に不可欠な栄養素です。赤血球や神経細胞の生成、DNAの生成を助ける役割があります。また、エネルギーの産生にも関与しています。ビタミンB12は、肝臓や筋肉に大量に貯蔵されており、通常は食事から摂取する量で十分です。しかし、ベジタリアンやヴィーガン、高齢者、胃腸障害のある人は、ビタミンB12が不足する可能性があります。ビタミンB12が不足すると、貧血、神経障害、認知症などの症状が現れることがあります。ビタミンB12を多く含む食品には、レバー、サンマ、牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類、乳製品、卵などがあります。また、ビタミンB12を強化した食品もあります。
検査・診断

看護師に必須の用語『TNM分類』とは?

TNM分類は、がんの病期を分類するためによく使用される方法です。個々の患者のがんの特徴を記述し、進行の程度を判断することができます。この情報は、治療計画や予後の推定に役立ちます。 TNM分類は、腫瘍のサイズ(T)、リンパ節への転移(N)、遠隔転移(M)の3つの主要な部分で構成されています。各部分は0から4までの段階に分かれており、0はがんがないことを意味し、4はがんが最も進行していることを意味します。 TNM分類は、医師が患者の状態を把握し、治療法を選択するのに役立ちます。また、患者が自分の病気について理解し、予後を推定するのに役立ちます。
検査・診断

看護師に必須の用語『パフォーマンスステータス』とは?

パフォーマンスステータスとは、患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標である。アメリカの腫瘍学団体の1つECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)が提唱したもので、がん患者に使われることが多い。現場ではPS(ピーエス)と呼ぶことが多い。 パフォーマンスステータスは、患者のQOL(삶の質)や予後を予測する指標として使用される。また、治療計画を立てる際にも考慮される。パフォーマンスステータスが高いほど、患者のQOLや予後は良好で、治療に耐えられる可能性が高い。逆に、パフォーマンスステータスが低いほど、患者のQOLや予後は不良で、治療に耐えられる可能性は低い。 パフォーマンスステータスの評価は、医師や看護師が行う。患者の日常生活動作や身体所見をもとに、5段階のいずれかに分類する。パフォーマンスステータス0は、日常生活に制限がなく、完全に自立している状態である。パフォーマンスステータス4は、寝たきり状態で、日常生活動作はすべて介助が必要な状態である。
内分泌・代謝・栄養

オキシトシンとは?その役割や分泌を刺激する因子

オキシトシンとは、下垂体後葉から分泌されるホルモンである。別名「出産ホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、鎮静効果や抗利尿作用、子宮収縮作用がある。 分娩の際には、オキシトシンの分泌量が増加して子宮の収縮が起こり、分娩が進行する。また、授乳の際にはオキシトシンの分泌量が増加して乳管が収縮し、母乳が分泌される。さらに、愛情表現や性的興奮によってもオキシトシンの分泌量が増加することが知られている。 オキシトシンは、社会的な絆を形成したり、ストレスを軽減したりする役割も担っている。そのため、オキシトシンは「愛情ホルモン」や「絆ホルモン」と呼ばれることもある。
皮膚科

看護師必見!プレドニゾロンの基本知識

プレドニゾロンとは、合成副腎皮質ホルモン剤であり、ステロイド製剤の代表格である。抗炎症作用や抗アレルギー作用、免疫抑制作用など多くの作用があり、非常に多くの疾患(喘息や慢性閉塞性肺疾患、アレルギー疾患、膠原病など)に対して有効性が認められており、その使用頻度は高い。 プレドニゾロンは、1955年にイギリスで開発された。それ以来、世界中で広く使用されるようになり、現在では最も重要な医薬品のひとつとなっている。プレドニゾロンの作用は、細胞膜の脂質と結合することによって起こる。この結合により、細胞の機能が変化し、炎症やアレルギーを抑える効果が得られる。 プレドニゾロンは、錠剤やシロップ、注射剤などさまざまな剤形がある。通常、プレドニゾロンは1日1回、朝食後に服用する。プレドニゾロンの用量は、疾患の種類や重症度によって異なる。プレドニゾロンは、長期にわたって服用すると副作用が現れることがある。主な副作用としては、体重増加、顔のむくみ、食欲亢進、胃腸障害、骨粗鬆症、感染症などがあげられる。プレドニゾロンを服用する際には、これらの副作用に注意する必要がある。
検査・診断

尿比重と看護師の役割

尿比重とは、尿中のナトリウム、尿素、糖、タンパク質などの溶質成分の含まれる量を示す、尿の検査項目の一つです。尿比重は、尿1mlあたりの重さを水の重さと比較したもので、正常な尿比重は1.003~1.030です。尿比重が高すぎる場合や低すぎる場合は、何らかの異常がある可能性があります。 尿比重が高い場合、尿中に溶質成分が多く含まれていることを示しています。溶質成分が多く含まれている尿は濃縮されており、脱水症や腎不全などの可能性があります。また、尿比重が低い場合、尿中に溶質成分が少ないことを示しています。溶質成分が少ない尿は希釈されており、多飲症や尿崩症などの可能性があります。
感染

看護師必見!垂直感染とは?

垂直感染とは、病原体が親から子どもに伝播される感染様式のことです。妊娠中の胎内感染、出産時の産道感染、出生後の経母乳感染などがあります。母子感染とも呼ばれます。 垂直感染を起こしうる疾患には、風疹・梅毒・ヘルペス・B型肝炎・HIV感染症などがあります。垂直感染は、胎児や新生児の健康に重大な影響を及ぼす可能性があります。感染の種類によっては、胎児の死亡や、先天的な異常を引き起こすこともあります。また、新生児に感染した場合には、重篤な症状を引き起こす可能性があります。 垂直感染を防ぐためには、妊娠中の定期健診やワクチン接種、出産時の適切な処置などが重要です。また、母乳育児をする場合は、適切な衛生管理を行うことが大切です。垂直感染の疑いがある場合には、速やかに医療機関を受診することが大切です。
脳・神経

脳動脈瘤とは?知っておくべき看護師必須の用語

脳動脈瘤とは、脳の動脈の壁の一部が膨らんで弱くなった状態で、脳卒中の原因となる可能性があります。脳動脈瘤は、脳のどの動脈でも発生する可能性がありますが、最も一般的なのは、脳の底部にある動脈です。脳動脈瘤は、しばしば何の症状もありませんが、大きくなってくると、頭痛、視覚障害、複視、麻痺などの症状を引き起こすことがあります。脳動脈瘤は、くも膜下出血を引き起こす可能性があり、これは脳を覆う膜に出血が起こる状態です。くも膜下出血は、重篤な状態であり、死に至ることもあります。脳動脈瘤の治療には、外科手術、血管内治療、放射線治療などがあります。
血液・造血

看護師必須の用語「血小板」

血小板とは、止血の役割をもつ血球である。骨髄中の巨核球により産生される核を持たない微小な細胞で、血管が損傷した部位で凝集することにより血栓を形成する。通常約10日間血液中を循環したあとに主に脾臓で処理される。 血小板の産生はトロンボポエチン(TPO)により促進される。巨核球の産生が低下する急性白血病やトロンボポエチン産生が低下する肝硬変では血小板数が低下する。 血小板は、止血の役割を担う重要な血球である。血管が損傷した際に、血小板が凝集して血栓を形成し、出血を止める。血小板の数が低下すると、止血機能が低下して出血傾向が生じる。
組織・制度

小児慢性特定疾患治療研究事業とは?

小児慢性特定疾患治療研究事業は、指定された小児慢性疾患の治療方法の研究や、患者の医療費負担の軽減などを目的とした事業です。この事業は、都道府県や指定都市、中核市が運営しており、対象となる疾患は、指定された疾患のリストに掲載されているものに限られています。 この事業の対象となる疾患は、長期にわたって治療が必要なものや、治療費が高額なものなど、患者の負担が大きいものが多いです。対象となる疾患のリストは、厚生労働省によって随時更新されており、現在では、約100の疾患が指定されています。 対象疾患の治療を受けるためには、あらかじめ医療費負担軽減のための申請を行う必要があります。申請が受理されると、医療費の自己負担額が一定額に軽減されます。軽減される自己負担額は、疾患によって異なります。 小児慢性特定疾患治療研究事業は、小児慢性疾患の治療費負担を軽減し、患者の生活をサポートするために重要な役割を果たしています。
血液・造血

看護師必須!クレアチニンってなに?

クレアチニンは、筋肉で作られる老廃物の一種です。ほとんどのクレアチニンは腎臓の糸球体から排泄されます。クレアチニンは、腎機能の指標として用いられます。腎機能が低下すると、クレアチニンの血中濃度が上昇します。クレアチニンの血中濃度を測定することで、腎機能を評価することができます。 クレアチニンは、筋肉中のクレアチンが代謝されて生成されます。クレアチンは、筋肉のエネルギー源として重要な役割を果たしています。クレアチニンは、腎臓の糸球体から濾過されて尿中に排泄されます。糸球体の機能が低下すると、クレアチニンの排泄が低下し、血中濃度が上昇します。血中クレアチニン濃度が上昇すると、腎機能の低下が疑われます。腎機能の低下は、腎臓病や心不全など様々な原因で起こります。クレアチニンの血中濃度を測定することで、腎機能を評価することができます。
その他

看護師に必須の用語『KOT』とは?

KOTとは、大便を意味する業界用語です。ドイツ語のKotに由来しており、カルテなどで「KOT-3」(3日間排便なし)というように記載されることがあります。この用語は、看護師が患者さんの排便状況を記録する際に使用することが多く、排便の頻度や量、形状などを記録するのに役立ちます。また、KOTの有無は、患者さんの健康状態を判断する上で重要な指標となるため、看護師はKOTの記録を正確に行うことが求められます。
精神科

看護師が知っておきたい『防衛機制』について

防衛機制とは、危険や困難や受け入れがたい苦痛・状況にさらされた場合に、それによる不安や体験を減弱させるために無意識に作用する心理的なメカニズムのことである。防衛機制は、人間の精神が過剰なストレスや苦痛から身を守るために、無意識のうちに働く心理的な仕組みのことである。 防衛機制は、その人の性格や過去の経験、現在の状況などによって、その働き方は異なる。防衛機制には、抑圧、逃避、否認、投影、合理化、昇華など、さまざまな種類がある。
耳鼻咽喉科

看護師必見!口腔基礎知識

口腔は、口裂から咽頭に連なる器官であり、歯、口唇(こうしん)、頬部、口蓋(こうがい)、舌、唾液腺などから構成されています。口腔内は歯を除き口腔粘膜によって覆われています。口腔粘膜は、常に唾液腺から分泌される唾液によって潤っています。 口腔の主な器官である歯は、食べ物を咀嚼するための硬い器官であり、食べ物を細かく咀嚼することで嚥下しやすい状態にします。歯はエナメル質、象牙質、歯髄で構成されています。 口唇は口内に食べ物を留めたり、発音や表情を作ったりする働きがあります。内側は頬粘膜と頬筋、外側は皮膚で構成されています。 口蓋とは口腔の天井部分のことであり、発声や発音、嚥下に大きな役割を果たします。口蓋の前方2/3部分は骨成分を含み硬口蓋(こうこうがい)と呼び、後方1/3部分には骨部がなく軟口蓋(なんこうがい)と呼びます。 舌は哺乳・摂食・発音などの役割を果たす器官であり、横紋筋という筋肉で構成された筋肉塊であり、この筋肉の動きによって口内の食べ物の処理や、複雑な言語の発話などが可能になります。 唾液腺は唾液を分泌する器官であり、唾液には炭水化物の分解や、口腔内での咀嚼、嚥下、発声を助ける働きと口腔内の自浄作用があります。唾液の分泌がないと虫歯の原因となるプラーク(歯垢、歯の汚れ)の発生を抑えることができなくなります。
整形外科

看護師に必須の用語『外反母趾』とは?

外反母趾とは、母趾が小趾側(身体の外側)に向かって曲がっている状態(外反している状態)のことである。これは、足の中央にある第1中足骨が内側に曲がったり、母趾が外側に引っ張られたりすることで起こる。外反母趾は、痛み、腫れ、炎症を引き起こすことがあり、歩くのが困難になることもある。外反母趾は、遺伝、靴の履き方、足の形など、さまざまな要因によって起こる。外反母趾を予防するには、適切な靴を履いたり、足に負担をかけない歩き方をしたりすることが大切である。外反母趾の治療には、保存療法と手術療法がある。保存療法には、装具の装着、薬物療法、運動療法などがある。手術療法には、外反母趾を矯正する手術や、母趾を切除する手術などがある。
小児科

看護師必須!母乳とは?

母乳は、母親の乳腺から分泌される分泌物のことである。母乳は、赤ちゃんにとって必要な栄養素をすべて含んでおり、消化吸収しやすい。また、母乳には、赤ちゃんの免疫力を高める抗体が含まれている。 母乳の分泌量は、出産後数日で増加し、生後1~2か月でピークに達する。その後、母乳の分泌量は徐々に減少していくが、生後6か月までは母乳だけで赤ちゃんを育てることができる。 母乳育児には、多くのメリットがある。母乳育児をしている赤ちゃんは、人工乳育児をしている赤ちゃんよりも、病気になりにくい。また、母乳育児をしている赤ちゃんは、人工乳育児をしている赤ちゃんよりも、知能が高くなる傾向がある。 母乳育児は、母親にとってもメリットがある。母乳育児をしている母親は、乳がんや卵巣がんになるリスクが低くなる。また、母乳育児をしている母親は、産後うつになりにくい。 母乳育児には、多くのメリットがあるが、中には母乳育児ができない母親もいる。母乳育児ができない母親は、人工乳で赤ちゃんを育てることができる。
眼科

看護師に必須の用語『眼瞼下垂』を徹底解説

眼瞼下垂とは、目を開けた時に正常位置よりも瞼縁(けんえんまぶたのふち)が下がる病態のことです。眼瞼下垂は、眼瞼挙上筋または、その支配神経の障害により起こります。眼瞼挙上筋は、まぶたを持ち上げる筋肉です。眼瞼下垂は、片目だけに起こる場合もあれば、両目に起こる場合もあります。また、程度にも差があり、軽度の場合にはほとんど気にならない程度のものから、重度の場合にはまぶたが完全に閉じたままで、目を開けることが困難になるものまであります。 眼瞼下垂は、先天性と後天性に分類されます。先天性眼瞼下垂は、生まれつき眼瞼挙上筋が弱かったり、支配神経に異常があったりして起こります。後天性眼瞼下垂は、加齢、外傷、腫瘍、脳卒中、糖尿病などの病気によって起こります。 眼瞼下垂の症状は、まぶたが下がること以外にも、眼精疲労、頭痛、肩こり、複視(ものが二重に見える)などの症状が現れることがあります。眼瞼下垂は、見た目にも影響を与えるため、コンプレックスを感じてしまう人もいます。また、重度の場合には、視界が狭くなり、日常生活に支障をきたすこともあります。
感染

看護師に必須の用語『百日咳』とは?

百日咳とは、グラム陰性桿菌の百日咳菌(Bordetella pertussis)による急性気道感染症です。特有の痙攣性の咳発作(痙咳発作)を特徴とする疾患です。無治療だとその回復までに約100日かかることから、「百日咳」という名前がついています。 百日咳は、主に乳幼児にみられる病気で、飛沫感染や接触感染によって広がります。感染後、潜伏期間は7~10日で、その後、カタル期、痙咳期、回復期の3つの段階をたどります。 カタル期は、風邪に似た症状で、咳、鼻水、発熱などの症状が現れます。痙咳期は、特徴的な痙攣性の咳発作がみられる時期で、咳がひどくなると息切れや嘔吐を伴うこともあります。回復期は、咳の症状が徐々に軽快していく時期です。 百日咳は、重症化すると肺炎や脳症などの合併症を引き起こす可能性があります。また、乳幼児では、死に至ることもあります。そのため、百日咳の予防には、ワクチン接種が重要です。百日咳のワクチンは、定期予防接種に含まれており、乳幼児には、生後2か月、3か月、4か月、11か月、1歳6か月の5回接種が推奨されています。
整形外科

看護師に役立つ腰痛の基本知識

腰痛とは、背骨の下部である腰の領域に痛みを伴う状態のことです。腰痛は、腰の筋肉、靭帯、椎骨、神経のいずれかの問題が原因で起こることがあります。また、腰痛は、骨粗鬆症、関節炎、坐骨神経痛、椎間板ヘルニアなどの疾患によっても引き起こされることがあります。腰痛は、日常生活に支障をきたすことが多く、仕事や家事をこなすことが困難になることもあります。また、腰痛は、睡眠障害、うつ病、不安などの精神的な問題を引き起こすこともあります。 腰痛の原因は様々ですが、最も一般的な原因は、腰の筋肉や靭帯の緊張や損傷です。これは、重い物を持ち上げたり、不自然な姿勢で長時間作業したりすることによって起こることがあります。また、腰痛は、椎間板ヘルニアや脊椎分離症などの疾患によっても引き起こされることがあります。腰痛の症状は、腰の痛みや違和感、痺れ、筋肉の痙攣などがあります。また、腰痛は、歩行や立位、坐位などの日常生活の動作を困難にすることもあります。
内分泌・代謝・栄養

看護師に重要な用語『インスリン』

インスリンは、膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンです。血糖を低下させる作用があり、高血糖のときに、血中から肝臓、筋肉、脂肪などへ糖を吸収させる働きがあります。インスリンの分泌障害が起きたり、インスリンに対する抵抗性が生じたりして、高血糖が持続してしまうと糖尿病となります。進行した糖尿病患者では、インスリン分泌障害が起こるため、皮下注射を行う必要があります。インスリンは内服した場合、胃で分解されてしまうので、注射での投与が必要となります。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の用語『セルロース』

セルロースは、グルコースが直鎖状に結合した炭水化物の一種です。植物の細胞壁を構成する主成分であり、野菜や穀類の外皮に多く含まれています。食物繊維を構成する主要成分の一つでもあります。セルロースは、人間の消化酵素では分解されず、そのまま大腸まで運ばれます。大腸では、腸内細菌によって分解され、短鎖脂肪酸やガスを産生します。短鎖脂肪酸は、大腸の細胞を保護し、大腸がんのリスクを下げる効果があります。また、ガスは、腸の蠕動運動を促進し、便秘を防ぐ効果があります。
組織・制度

専門看護師とは?その役割と取得方法

専門看護師の役割は多岐にわたる。専門看護師は、個人、家族、集団に対して卓越した看護を実践するだけでなく、看護者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。また、必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。さらに、個人、家族、集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる。専門看護師は、看護者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たし、実践の場における研究活動を行う。
小児科

看護師のためのひきこもりとは:必要な用語解説

-ひきこもりとは何か?- ひきこもりとは、さまざまな要因の結果として、社会的参加(義務教育を含む就学、就労、家庭外での交遊など)を回避し、6か月以上にわたって家庭にとどまり続けている状態、と厚生労働省にて定義される。ひきこもりは、精神障害の一種ではなく、社会的な問題である。 ひきこもりは、思春期や若年成人期に多くみられるが、高齢者にもみられる。ひきこもりの原因は、はっきりとは解明されていないが、社会的孤立、家族関係の不和、学校や職場でのいじめ、経済的な問題など、さまざまな要因が関連していると考えられている。 ひきこもりは、社会的な孤立や、生活習慣の乱れ、精神的な問題など、さまざまな健康上の問題を引き起こす可能性がある。また、ひきこもりが長期間続くと、社会復帰が困難になることもある。 ひきこもりの治療法は、ひきこもりの原因や状態に合わせて、個別に検討される。ひきこもりの早期発見と早期介入が重要である。