カリウム

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脳・神経

看護師が知っておくべき『低カリウム性ミオパチー』

低カリウム性ミオパチーとは、血液中のカリウム濃度が低下することで全身に脱力が起きる疾患のことである。血液中のカリウム濃度が低下すると、筋肉の細胞が正常に機能しなくなり、脱力や麻痺などの症状が現れる。低カリウム性ミオパチーの原因として、尿路や消化器からのカリウムの喪失、副腎の原発性アルドステロン症などの内分泌障害、グリチルリチン製剤などによる偽性アルドステロン症などの薬剤誘発性などが挙げられる。低カリウム性ミオパチーの症状としては、首や手足などの全身の脱力、重症の場合は首が支えられずに垂れ下がってしまうこともある。また、2~3週間かけて徐々に症状が悪化していくのが特徴である。低カリウム性ミオパチーと症状が似ている病気として低カリウム性周期性四肢麻痺があるが、麻痺の持続時間が長いことと、クレアチンキナーゼ値の上昇が著しいことで判別できる。低カリウム性ミオパチーの治療としては、点滴によってカリウムを補うことが行われる。
血液・造血

看護師に欠かせない用語:溶血

溶血とは、寿命を迎える前の赤血球が何らかの原因により破壊されることを言います。赤血球の寿命は約120日と言われています。寿命が尽きると肝臓に運ばれ処理されます。溶血が起きると、赤血球が未熟な状態で破壊されてしまいます。このため、赤血球の寿命が120日未満と短くなってしまい、赤血球の不足などで体に様々な影響を及ぼします。溶血は血液検査でLDH、AST、カリウムの異常な上昇を認めた場合に疑うことが多いです。代表的な溶血の原因は自己免疫疾患、輸血による不適合、感染症、薬剤の副作用などです。溶血が起こると、貧血、黄疸、疲労、息切れなどの症状が現れます。重症化すると、腎不全や心不全を引き起こすこともあります。溶血の治療法は、原因によって異なります。自己免疫疾患が原因の場合は、ステロイド薬や免疫抑制剤を使用します。輸血による不適合が原因の場合は、適切な輸血を行います。感染症が原因の場合は、抗菌薬を使用します。薬剤の副作用が原因の場合は、その薬剤の使用を中止します。溶血は、適切な治療を受ければ、多くの場合治癒します。
整形外科

圧挫症候群とは?

圧挫症候群とは、身体の一部に長時間圧力がかかり、その部位の組織が壊死して血液中に毒素が放出され、全身に致命的な影響を及ぼす状態です。この状態は、地震や建物崩壊などの災害時、交通事故や工業事故など、身体の大きな部分が圧迫される状況で起こることがあります。 圧挫症候群になると、壊死した組織からカリウムやミオグロビン、乳酸などの毒性物質が血液中に放出されます。これらの毒素は、腎臓や心臓、脳などにダメージを与え、最悪の場合、死に至ることもあります。圧挫症候群の症状としては、患部の痛みや腫れ、変色、感覚障害、麻痺などがあります。また、全身症状として、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、意識障害などが見られることもあります。 圧挫症候群の治療は、圧迫されている部位をできるだけ早く開放し、壊死した組織を取り除くことが重要です。また、毒素を中和するために輸液や薬物投与が行われます。圧挫症候群は、早期発見と適切な治療が重要ですが、重症の場合は救命が困難になることもあります。