シリンジポンプ

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医療機器・設備・器具

シリンジポンプとは?

シリンジポンプは、機械的に静脈注射を行うために用いられる医療機器です。シリンジの外筒を固定し、内筒をポンプの力で押し出すことで、あらかじめ設定した一定量の薬剤が注入されます。この仕組みによって、流量を細かく設定でき、輸液ポンプよりも精度の高い注入が可能となります。そのため、カテコラミンや麻薬性鎮痛薬など、細かな容量調節が必要な薬剤の投与時に用いられます。 シリンジポンプの仕組みは、基本的に以下の4つの部分で構成されています。 1. シリンジホルダーシリンジを固定する部分です。 2. ポンプシリンジの内筒を押し出す部分です。 3. コントロールパネル流量や注入時間などの設定を行う部分です。 4. アラーム薬剤の注入が終了した時や、電池残量が少なくなった時などに知らせる部分です。 シリンジポンプを使用する際には、まずシリンジホルダーにシリンジを固定します。次に、コントロールパネルで流量や注入時間を設定します。最後に、ポンプを起動すると、シリンジの内筒が押し出され、薬剤が注入されます。薬剤の注入が終了すると、アラームが鳴って知らせます。
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医療従事者が知っておきたい サイフォニング現象とは?

サイフォニング現象とは、シリンジポンプが患者より高い位置に設置されていることで、高低差によって薬剤が急速に注入されてしまうことである。この現象は、シリンジポンプから何らかの原因でシリンジが外れた際に起こることがある。 サイフォニング現象は、高低差がわずかでも起こりうる。例えば、シリンジポンプが患者のベッドの端に置かれている場合、患者の頭がシリンジポンプより高くなっているだけでサイフォニング現象が発生する可能性がある。また、シリンジ内部の圧力が外部の圧力に比べて極端に低い場合にも、サイフォニング現象が発生することがある。これは、シリンジ内の薬剤が外部の大気圧に押されて急速に注入されてしまうためである。 サイフォニング現象は、患者に重大な危害を及ぼす可能性がある。薬剤が急速に注入されることで、薬剤の過剰投与が起こり、吐き気、嘔吐、意識障害などの症状が現れることがある。また、薬剤が血管内に急速に注入されることで、血管が破裂するなどの事態も起こりうる。 サイフォニング現象を防ぐためには、シリンジポンプを患者より低い位置に設置することが重要である。また、シリンジとシリンジポンプをしっかりと接続し、シリンジ内部の圧力を外部の圧力とできるだけ同じにすることも大切である。さらに、シリンジポンプを定期的に点検し、異常がないかを確認することが必要である。