中耳炎

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耳鼻咽喉科

看護師が知っておくべき慢性穿孔性中耳炎の基礎知識

慢性穿孔性中耳炎は、中耳炎後に鼓膜が穿孔したままの状態が続く病気です。鼓膜の穿孔のみであれば難聴を認めるも生命を脅かす危険性は少ないですが、炎症が遷延すると耳漏が持続し、さらに顔面神経麻痺、めまいや頭蓋内合併症(髄膜炎、脳膿瘍)を来すこともあります。また穿孔部位から真珠腫性中耳炎を併発することがあり注意が必要です。 慢性穿孔性中耳炎の病態と所見について説明します。急性中耳炎や外傷など鼓膜に穿孔が生じた場合、自然治癒により鼓膜は閉鎖されます。しかし穿孔が大きかったり、細菌感染を併発したりした場合は治癒が障害され、鼓膜は穿孔したままの状態となり、常に外部と交通し細菌が入りやすい状態となります。また耳管機能が悪い患者では鼓室のガス換気や貯留液の排出が悪いため、中耳炎症が遷延して本症をきたしやすいです。
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看護師が知っておきたい滲出性中耳炎

滲出性中耳炎とは、中耳鼓室に浸出液が貯留して起こる病気です。この病気は、3~6歳の小児によくみられます。副鼻腔炎やアデノイド増殖症などが原因で起こることが多く、急性中耳炎の合併症として起こることもあります。滲出性中耳炎の症状としては、耳の痛みや耳閉感、難聴などがあります。検査では、鼓膜の所見や聴力検査、ティンパノグラムなどが行われます。治療としては、副鼻腔炎や上咽頭炎などの原疾患の治療、耳管通気法、鼓膜切開・鼓膜換気チューブ留置術などが行われます。
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真珠腫性中耳炎とは?

真珠腫性中耳炎は、扁平上皮細胞が本来存在しない中耳の鼓室内に侵入して起こる病気です。発生機序によって、先天性と後天性に分類されます。 先天性真珠腫は、胎児期に扁平上皮が鼓室内に迷入し、緩徐に増大する病態です。鼓膜は正常であるため、耳鏡所見では鼓膜を透して鼓室内に白色塊がみえます。小児期の定期健診で見つかることが多い病気です。 後天性真珠腫は、鼓室など中耳は本来粘膜上皮に覆われており、外耳道は扁平上皮で覆われています。この間は鼓膜で境されています。すなわち本来中耳には扁平上皮が存在しません。耳管機能不全により鼓室内の陰圧の状態が持続すると、鼓膜が陥凹し鼓膜の扁平上皮細胞が外耳道に移動できず扁平上皮が蓄積して真珠腫を形成します。その他、鼓膜穿孔から外耳道や鼓膜の扁平上皮が鼓室内に侵入して真珠腫を形成します。