医療

その他

看護師に必要な現病歴の理解

現病歴とは、現在の病気(主訴)が、いつから、どのように始まり、どのような経過をとってきたのか、前医ではどのような治療を受けたのか、どのように症状が変化したのか、といった情報をまとめたものです。現病歴は、患者の病気を理解し、適切な治療方針を立てるために必要な情報です。 現病歴の聴取は、問診によって行われます。問診では、患者に現在の病気について詳しく尋ねます。いつから病気の症状が現れたのか、どのような症状があるのか、症状はどのように変化したのか、前医ではどのような治療を受けたのか、といったことを尋ねます。 現病歴を聴取する際には、患者の話をよく聞き、患者の症状を正確に理解することが大切です。また、患者の話を遮ったり、患者の話を否定したりしないように注意が必要です。患者の話をよく聞くことで、患者の病気を理解し、適切な治療方針を立てることができます。
検査・診断

看護師必須!スメア検査とは?

スメア検査とは、子宮頸部のがん検診で利用される検査方法です。子宮頸部細胞診とも呼ばれ、子宮頸部の細胞を採取して検査することで、がんの前段階である異形成と呼ばれる細胞を発見することを目的としています。 子宮頸部は、子宮の入り口にあたる部分です。月経や出産で開いたり閉じたりするため、傷がつきやすく、がんが発生しやすい場所でもあります。スメア検査は、子宮頸部のがんを早期に発見することができる検査として広く行われています。 スメア検査は、子宮頸部をへらや頸管ブラシでこすり、細胞を採取します。採取した細胞をスライドガラスに塗りつけて染色し、顕微鏡で観察します。異常細胞が発見された場合、さらに詳しい検査が行われます。
検査・診断

尿比重と看護師の役割

尿比重とは、尿中のナトリウム、尿素、糖、タンパク質などの溶質成分の含まれる量を示す、尿の検査項目の一つです。尿比重は、尿1mlあたりの重さを水の重さと比較したもので、正常な尿比重は1.003~1.030です。尿比重が高すぎる場合や低すぎる場合は、何らかの異常がある可能性があります。 尿比重が高い場合、尿中に溶質成分が多く含まれていることを示しています。溶質成分が多く含まれている尿は濃縮されており、脱水症や腎不全などの可能性があります。また、尿比重が低い場合、尿中に溶質成分が少ないことを示しています。溶質成分が少ない尿は希釈されており、多飲症や尿崩症などの可能性があります。
呼吸器

看護師に必須の用語『捻髪音』とは

捻髪音とは、肺を聴診したときに聞こえる異常な呼吸音のうち、高音で細かな断続音を指します。吸気の後半に出現し、「パチパチ」、「バリバリ」、「ベリベリ」と表現されることが多いです。主に肺疾患の患者で多く聞かれ、気道内の貯留物と無関係なため、咳をしても、この音は消失しません。髪をこすり合わせる音に似ていることが、名前の由来とされています。 捻髪音は、肺の小さな気道が閉塞したり、炎症を起こしたりしていることが原因で生じます。肺気腫、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺炎、肺浮腫などの疾患で多く聞かれます。捻髪音は、肺の病気を診断するための重要な手がかりとなります。 捻髪音は、聴診器を使って肺を聴診することで確認できます。聴診器を患者の背中に当て、吸気と呼気を繰り返してもらうことで、捻髪音を聞くことができます。捻髪音は、肺のどの部分で聞こえるかによって、その原因となる疾患を推測することができます。 捻髪音は、肺の病気を診断するための重要な手がかりとなりますが、必ずしもすべての肺疾患で認められるわけではありません。また、捻髪音は、肺以外の疾患でも聞こえることがあります。そのため、捻髪音を聞いた場合は、必ず医師に相談して、詳しい検査を受けるようにしましょう。
その他

看護師に必須!『抗がん剤治療レジメン』を詳しく解説

抗がん剤治療レジメンとは、がん治療において、投与する薬剤の種類や量・投与速度・期間・投与順などを時系列で示した計画書のことである。抗がん剤治療レジメンは、がんのタイプ、進行度、患者の年齢や健康状態など、さまざまな要因を考慮して作成される。抗がん剤治療レジメンは、がんの治療計画において重要な役割を果たしており、適切な抗がん剤治療レジメンを作成することで、がんの治療効果を高め、副作用を軽減することができる。 抗がん剤治療レジメンは、通常、主治医の指示のもと、看護師が作成する。看護師は、抗がん剤治療レジメンを作成するにあたって、患者の病歴、検査結果、治療歴などを考慮する。また、看護師は、抗がん剤治療の副作用について患者に説明し、患者の同意を得たうえで、抗がん剤治療レジメンを作成する。
医療機器・設備・器具

留置針:看護師に必須の用語

留置針とは、動静脈の血管内に留置できる注射針のことである。(indwelling needle)。留置針は、患者の状態をモニタリングするために、または点滴や薬剤を投与するために使用される。留置針は、通常、腕の静脈に挿入されるが、他の場所に挿入されることもある。留置針は、長期間留置できるように設計されており、数日から数週間まで留置されることがある。留置針を使用する際には、感染のリスクを減らすために、十分な注意を払うことが重要である。
整形外科

看護師必須の用語『脱腸』とは?

脱腸とは、腹腔内臓器が脱出することです。腹腔内臓器とは、胃、腸、子宮、膀胱などのことです。脱腸は、腹壁に穴が開いたり、弱くなったりすることで起こります。腹壁とは、お腹の筋肉と皮膚のことです。穴が開いたり、弱くなると、腹腔内臓器がその穴から脱出することがあります。 脱腸は、誰でも起こり得る病気ですが、特に男性に多く見られます。また、高齢者にも多く見られます。脱腸は、ほとんどの場合、生命を脅かす病気ではありませんが、痛みや不快感などの症状を引き起こすことがあります。また、脱腸が大きくなると、腸閉塞を起こすことがあります。腸閉塞とは、腸が詰まって、食べ物が通れなくなる病気です。腸閉塞は、命に関わる病気なので、注意が必要です。
救急・ICU

肝機能障害とは?看護師が知っておきたい病態と原因

肝機能障害とは、さまざまな原因により肝臓の機能に異常が起きた状態である。肝臓は、体内で解毒、代謝、タンパク質の合成、胆汁の生成など、さまざまな重要な働きをしている。肝機能障害が起こると、これらの働きが低下し、さまざまな症状が現れる。 肝機能障害の原因には、ウイルス感染、アルコール性肝障害、脂肪肝、自己免疫性肝疾患、遺伝性肝疾患などがある。ウイルス感染による肝機能障害には、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎などがある。アルコール性肝障害は、長期間にわたって大量のアルコールを摂取することで起こる肝機能障害である。脂肪肝は、肝臓に脂肪が蓄積することで起こる肝機能障害である。自己免疫性肝疾患は、免疫システムが肝臓を攻撃することで起こる肝機能障害である。遺伝性肝疾患は、遺伝子の異常によって起こる肝機能障害である。 肝機能障害の症状には、黄疸、倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、下痢、尿の色の変化、便の色の変化などがある。黄疸は、肝臓で産生されるビリルビンの血中濃度が上昇することで起こる症状で、皮膚や粘膜が黄色くなる。倦怠感は、疲れやすさやだるさのことである。食欲不振は、食欲が低下することである。悪心・嘔吐は、吐き気や嘔吐のことである。腹痛は、腹部の痛みである。下痢は、便がゆるくなることである。尿の色の変化は、尿の色が濃くなることである。便の色の変化は、便の色が淡くなることである。
その他

看護師に必須の用語『問題志向型システム』

問題志向型システムとは、患者の健康上の問題を明確に捉え、その問題解決を論理的に進めるという考え方のことである。またその考え方に基づいて行われる一連の作業や仕組みに対してもこの呼び方をする。POS(Problem Oriented System)とも略される。従来は医師や疾患を中心とした医療(DOS)が行われていたが、近年では患者の視点に立って患者の問題を解決しようとするPOSが広く認識されつつある。
整形外科

看護師必須用語『大胸筋』

大胸筋とは、前胸部に位置する厚い扇状形の筋肉です。肩帯を形成する肩関節前方の筋肉の一つであり、上腕の内転・屈曲・内旋などを行う働きがあります。また、強制吸気をする際の呼吸補助筋の一部にもなっています。大胸筋は、鎖骨内側・胸骨と真肋の肋軟骨・腹直筋鞘から始まり、上腕骨大結節稜に向かって筋線維が収束して停止します。起始部から3つの部位にわかれており、鎖骨内側より起始する大胸筋鎖骨部、胸骨と肋軟骨から起始する大胸筋胸肋部、腹直筋鞘から起始する大胸筋腹部の3つが大胸筋を構成しています。支配神経は腕神経叢の枝である外側胸筋神経(C5-7)と内側胸筋神経(C8-Th11)です。身体の前面に位置する筋肉であり、最も目立つ筋肉であることから、上肢を使用する労働者やスポーツ選手などでは良く発達しています。
整形外科

看護師に必須の用語『創傷』とは?

創傷とは、皮膚や皮下組織、筋肉や腱、骨などの組織が損傷を受けた状態を指します。創傷は、外傷、熱傷、化学物質によるもの、感染症によるものなど、様々な原因で起こり得ます。創傷は、その深さや広さ、汚染の有無などによって、軽症から重症まで様々な程度のものがあります。 創傷が軽度の場合は、自然治癒する可能性がありますが、重度の創傷の場合は、医療処置が必要になります。医療処置としては、創傷の洗浄、消毒、縫合、ドレッシングなどがあります。創傷の治療には、抗菌薬や抗真菌薬などの薬物療法や、手術療法などが行われます。 創傷は、感染症や敗血症を引き起こす可能性があるため、早急な治療が必要です。創傷に気づいたら、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
耳鼻咽喉科

看護師に必須の用語『手話』とは?

-1. 手話の定義と歴史- 手話は、主に聴覚障害者が用いる意思疎通の手段であり、手の位置や形、動きを組み合わせて表現を行う視覚的・動作的言語である。手話は、世界各国でそれぞれ独自に発達しており、その数は200以上と言われている。 手話の起源については、はっきりとしたことはわかっていないが、古代エジプトや古代ギリシャの時代には、すでに手話を用いていたという記録が残っている。日本では、1878年に京都府の盲学校で手話が導入され、その後、全国の盲学校や聾学校に広がっていった。 現在の日本では、手話は「障害者の日常生活及び社会生活を円滑にするための障害者の移動等の円滑化の促進に関する法律」によって、障害者のコミュニケーション手段の一つとして認められている。また、手話は「手話通訳士法」によって、手話通訳士という国家資格が創設されており、手話通訳士は、聴覚障害者と聴者との間のコミュニケーションを円滑にするために必要な知識と技能を有する者として認定されている。
検査・診断

看護師に必須の移植に関する知識

移植とは、医療の領域では、臓器や組織を移し替えることを意味します。主には健康な臓器や組織を、機能不全に陥った臓器や組織と取り替えることです。移植は、臓器や組織の機能を回復させるための治療法であり、多くの場合、患者の命を救うことができます。 移植には、自己移植と他家移植の2種類があります。自己移植とは、自分の臓器や組織を別の部位に移し替えることです。他家移植とは、他人の臓器や組織を移植することです。自己移植は、他家移植よりも拒絶反応のリスクが低いですが、移植できる臓器や組織の種類は限られます。他家移植は、自己移植よりも拒絶反応のリスクが高いですが、移植できる臓器や組織の種類は豊富です。 臓器の移植としては、最もよく知られているのは心臓移植、肺移植、腎臓移植、肝臓移植などでしょうか。しかし、心臓、肺、腎臓、肝臓よりも多くの臓器が移植されています。 組織の移植とは、例えば、心臓弁の移植、角膜の移植、骨髄の移植などがあります。皮膚の移植、筋肉の移植、靭帯の移植などもあります。 移植の成功率は、移植される臓器や組織の種類、患者の状態、移植手術の技術などによって異なります。しかし、近年では移植手術の技術が進歩しており、移植の成功率は向上しています。
循環器

看護師必見!トルサード・ド・ポアントとは?

トルサード・ド・ポアント(とるさーど・と・ぽあんと、torsades de pointes;TdP)とは、不整脈のうち、多形性心室頻拍の一種である。失神発作、突然死を起こすこともある重症不整脈で、幅広いQRS波が上下の振幅を変化させながら、ねじれるように連続する。トルサデポアン、倒錯型心室頻拍、一過性心室細動ともいう。 TdPは、通常、薬剤の副作用として起こる。抗不整脈薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗ヒスタミン薬などがTdPを引き起こす可能性がある。また、低カリウム血症、低マグネシウム血症、徐脈、冠動脈疾患などの基礎疾患がある場合にもTdPが起こりやすくなる。 TdPの症状は、失神、めまい、動悸、胸痛などである。TdPが重症化すると、突然死に至ることもある。 TdPの治療は、TdPを引き起こしている薬剤の使用を中止することから始まる。また、カリウムやマグネシウムの投与、不整脈を治療するための薬剤の投与、電気的除細動などが行われる。