麻痺

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整形外科

看護師が知っておきたい『化膿性脊椎炎』

化膿性脊椎炎とは、細菌が血流に乗って脊椎に感染する疾患です。細菌は、肺炎や尿路感染など他の臓器の感染症が原因となる場合と、中心静脈カテーテルなどの医療行為による場合に分けられます。感染はまず椎体の辺縁の椎体終板に起こり、膿瘍を形成して椎間板へ波及、その後対側の椎体へ進展し椎体の骨髄炎を引き起こします。胸腰椎に多く、頚椎はまれですが、頚椎の場合は気管や食道を圧排するため危険です。高齢者、糖尿病、癌や血液疾患の既往など、免疫機能が低下した状態は本症のリスクファクターです。
整形外科

看護師必須用語『他動運動』とは?

他動運動とは、身体の特定部位を第三者が用手的に、または器具などの外力によって動かすことです。麻痺などによって随意的に筋収縮が行われない場合や筋力が著しく低下している場合、外傷後や術後などの拘縮予防、関節可動域の維持・拡大、皮膚の柔軟性の維持のために行います。他動運動に対し、自力で動かすことを自動運動といいます。 他動運動には、さまざまな種類があります。例えば、関節を曲げたり伸ばしたりする運動、筋肉を収縮させたり弛緩させたりする運動、皮膚をマッサージしたり擦ったりする運動などです。他動運動を行う際には、患者の状態や目的に合わせて、適切な運動量や運動頻度を決定することが重要です。 他動運動は、患者の筋力や関節可動域の維持・拡大、拘縮予防、褥瘡予防、疼痛緩和、心肺機能の維持・向上など、さまざまな効果が期待できます。また、患者の身体的・精神的なリハビリテーションにも役立ちます。
脳・神経

看護師が知っておくべき『低カリウム性ミオパチー』

低カリウム性ミオパチーとは、血液中のカリウム濃度が低下することで全身に脱力が起きる疾患のことである。血液中のカリウム濃度が低下すると、筋肉の細胞が正常に機能しなくなり、脱力や麻痺などの症状が現れる。低カリウム性ミオパチーの原因として、尿路や消化器からのカリウムの喪失、副腎の原発性アルドステロン症などの内分泌障害、グリチルリチン製剤などによる偽性アルドステロン症などの薬剤誘発性などが挙げられる。低カリウム性ミオパチーの症状としては、首や手足などの全身の脱力、重症の場合は首が支えられずに垂れ下がってしまうこともある。また、2~3週間かけて徐々に症状が悪化していくのが特徴である。低カリウム性ミオパチーと症状が似ている病気として低カリウム性周期性四肢麻痺があるが、麻痺の持続時間が長いことと、クレアチンキナーゼ値の上昇が著しいことで判別できる。低カリウム性ミオパチーの治療としては、点滴によってカリウムを補うことが行われる。
脳・神経

看護師必須用語『脊椎麻酔』とは

脊椎麻酔とは、局所麻酔のひとつで、局所麻酔薬を脊椎くも膜下腔に注入し、脊髄が支配する神経を麻痺させる方法である。正式には「脊髄くも膜下麻酔」という。下半身の手術の際に行われることが多いが、帝王切開や下半身の整容術などにも用いられる。脊椎麻酔は、全身麻酔に比べて、合併症が少なく、術後の回復が早いというメリットがある。しかし、下半身の感覚がなくなるため、排尿や排便が困難になることがある。また、頭痛や吐き気などの副作用が起こることもある。
看護技術

看護師必須の用語『ファウラー位』とは

ファウラー位の体位とは、仰臥位で下肢を水平にしたまま上半身を45度程度上げた半座位のことである。この角度が90度の場合を座位、15~30度の場合をセミファウラー位と呼ぶ。そのままでは身体がずり落ちてしまうため、頭を起こす前に足を軽度起こしておくことが重要である。 ファウラー位は、腹部の手術後にドレナージを促進させることを目的とした体位である。しかし、腹部臓器による肺の圧排を軽減することから呼吸機能の改善や体位ドレナージ、経管栄養時の逆流防止の目的にも用いられる。 ファウラー位をとる際には、長時間、同一部位(坐骨結節部など)が圧迫されることによって褥瘡ができる可能性があるので適宜体位分散を図る必要がある。また、麻痺がある場合には時間の経過とともに身体が傾いてくるため、バスタオルなどを用いて支える必要がある。基本的には2時間以内おきに体位変換をする必要があるが、患者の病態や骨の突出具合などで異なる。褥瘡が発生するリスクが高い患者には、予防的に体圧分散器具を使用する。 脳梗塞急性期、骨盤骨折や椎体骨折などのベッドをギャッジアップできない特別な理由がある場合を除き、ファウラー位以上を保つことは仰臥位と比較して離床につながり、人工呼吸器患者では人工呼吸器関連肺炎の頻度が軽減する。
循環器

看護師に必須の用語『開胸器』

開胸器を使用することで、いくつかのリスクが発生する可能性があります。 まず、血管損傷、神経損傷、大腸機能不全、膀胱機能不全、勃起不全、射精不全、感覚異常などの神経障害が発生する可能性があります。また、手術機械を適切に洗浄、滅菌しなかったために起こる感染症にも注意が必要です。 さらに、手術機械のすべりや誤配置による周辺の血管や神経の損傷、内臓の穿孔、空気、血管凝固等による塞栓、骨折(特に、重度骨粗鬆症、腎臓透析、骨減少症の患者などでは、骨折を来しやすいので注意する必要があります)、過敏症(普通は反応を示さない程度の弱い刺激に過敏に反応して一定の症状を呈するような状態をいう。アレルギーやアナフィラキシー、特異体質などが含まれる)、麻痺、手術機械の手術中の組み立て、分解によって起こる患者の組織損傷や手術従事者の損傷、歯車の部分に手袋が挟まって、手袋が破損することがあります。 これらのリスクを回避するため、医師および医療スタッフが正しい手技をもつこと、鋭利な部分がある器具は誤って取扱い者がけがをする可能性があり、破損、変形しやすいため、特に取扱いに注意すること、使用目的に応じた器具の使い方であっても、無理な使い方をしないこと、使用時に異常を感じたときには直ちに使用をやめること、汚れが付着した機械を滅菌、消毒すると汚れの固着、無菌性の低下が起こり、さびの原因となることがあるため処理の前に汚れが付着していないことを確認すること、汚れが付着した機械は洗浄し、汚れのないことを確認してから滅菌、消毒を行うことが大切です。
整形外科

麻痺とは?原因と症状、リハビリテーションについて

麻痺とは、中枢神経や末梢神経が障害され、部分的な運動機能や温痛感覚が喪失あるいは低下した状態のことである。麻痺は、脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症、パーキンソン病などの疾患によって引き起こされることが多い。麻痺の症状は、麻痺の程度や部位によって異なる。麻痺が軽度であれば、歩行や日常生活に支障をきたさない場合もある。しかし、麻痺が重度であれば、歩行が困難になったり、寝たきりになったりすることもある。 麻痺には、中枢性麻痺と末梢性麻痺の2種類がある。中枢性麻痺は、脳や脊髄の損傷によって引き起こされる麻痺である。末梢性麻痺は、末梢神経の損傷によって引き起こされる麻痺である。中枢性麻痺は、運動麻痺、感覚麻痺、自律神経麻痺の3種類に分類される。運動麻痺は、筋肉の運動機能が低下または消失した状態である。感覚麻痺は、温痛覚、触覚、固有感覚などの感覚機能が低下または消失した状態である。自律神経麻痺は、血圧、体温、心拍数などの自律神経の機能が低下または消失した状態である。 末梢性麻痺は、運動麻痺、感覚麻痺、反射低下または消失の3種類に分類される。運動麻痺は、筋肉の運動機能が低下または消失した状態である。感覚麻痺は、温痛覚、触覚、固有感覚などの感覚機能が低下または消失した状態である。反射低下または消失は、腱反射や皮膚反射などが低下または消失した状態である。