看護師業界ウォッチャー

その他

看護師が知っておきたいアロマテラピー

アロマテラピーは、植物から抽出した芳香により心身をリラックスさせ、病気の予防、ストレスの解消などを目的とする療法です。この用語は、古代ギリシャ語の「αρωμα(芳香)」と「θεραπεία(治療)」を組み合わせたもので、1937年にフランスの化学者、ルネ=モーリス・ガットフォセ氏によって最初に使用されました。ガットフォセ氏は、火傷を負った手をラベンダーの精油で治療したところ、痛みや炎症がすぐに治まったことから、精油の治療効果に気づいたのです。 アロマテラピーは、嗅覚を通じて脳に働きかけることで、心身をリラックスさせ、ストレスを解消する効果があります。また、精油には抗菌作用や抗炎症作用、鎮静作用など、様々な薬理効果があるため、病気の予防や治療にも役立つと言われています。アロマテラピーは、精油を直接肌に塗布する方法(アロマバス、アロマセラピーマッサージ)、空気中に拡散させる方法(アロマディフューザー、アロマポット)、飲用する方法(アロマウォーター、ハーブティー)など、様々な方法で行うことができます。
眼科

眼窩外壁とは?その役割と構成する骨について

眼窩外壁とは、眼窩の外側を形成している骨のことです。眼窩は、眼球とそれを取り巻く構造物を収容する顔面にある空洞です。眼窩外壁は、主に以下の4つの骨で構成されています。 ・大翼骨 ・蝶形骨 ・頬骨 ・上顎骨 眼窩外壁は、眼球を保護し、眼球の動きを滑らかにする役割を果たしています。また、眼窩外壁には、涙腺や外眼筋などの重要な構造物が存在しています。 眼窩外壁の異常には、眼窩外壁骨折、眼窩外壁欠損、眼窩外壁腫瘍などがあります。眼窩外壁骨折は、外傷によって眼窩外壁が折れることで起こります。眼窩外壁欠損は、眼窩外壁の一部が欠損する病気です。眼窩外壁腫瘍は、眼窩外壁にできる腫瘍です。 眼窩外壁の異常は、眼球突出、複視、眼瞼下垂などの症状を引き起こすことがあります。眼窩外壁の異常が疑われる場合は、眼科医を受診することが大切です。
眼科

看護師が知っておきたい視力検査の基礎知識

視覚検査とは、眼の機能を評価する検査のことです。視力検査、視野検査、眼圧検査、眼底検査などが含まれます。視力検査は、ランドルト環という記号を用いて行う検査で、眼の解像力を測定します。視野検査は、視界の範囲を測定する検査で、視野狭窄などの異常を検出することができます。眼圧検査は、眼の圧力を測定する検査で、緑内障などの異常を検出することができます。眼底検査は、眼底を直接観察する検査で、網膜や視神経の状態を評価することができます。視覚検査は、定期的に受けることで、眼の異常を早期に発見し、治療につなげることができます。
組織・制度

周産期医療:看護師が知っておくべきこと

周産期医療とは、妊娠22週から生後1週間未満までの期間を対象とした、母体と胎児の健康管理を行う医療体制のことです。「周産期医学」とも呼ばれ、産科、小児科、産婦人科、新生児科など、さまざまな分野の専門家が協力して診療にあたります。周産期医療の目的は、母体の健康を守り、胎児の発育を促し、安全に分娩を迎え、新生児の健康を守ることです。周産期医療では、妊婦の定期健診や分娩前の指導、胎児の超音波検査や心拍モニターによる観察、分娩時の医学的介入、新生児のケアなど、さまざまな医療行為が行われます。
呼吸器

喘息発作とは?症状や治療法を解説

喘息発作とは、気管支喘息患者にみられる発作性の呼吸困難、喘鳴、咳の症状です。気道狭窄による気流制限のため生じます。軽度から致死的な発作まであり、自然に、また治療により改善します。なお、他の器質的心肺疾患により喘息様症状を呈しても喘息発作とは呼ばれません。 喘息発作は、喘息の最も重篤な症状の一つです。喘息発作が起こると、気道が狭くなり、呼吸が困難になります。喘鳴や咳、胸の痛みなどの症状が現れます。喘息発作は、命に関わる場合もありますので、早急な治療が必要です。 喘息発作を起こした場合は、すぐに医師の診察を受ける必要があります。医師は、喘息発作の重症度を評価し、適切な治療を行います。喘息発作の治療には、気管支拡張薬やステロイド薬などが使用されます。 喘息発作を起こさないようにするためには、喘息の治療をしっかりと行うことが大切です。喘息の治療には、気管支拡張薬やステロイド薬などが使用されます。また、喘息の発作を誘発する因子を避けることも大切です。喘息の発作を誘発する因子には、ダニ、花粉、ほこり、たばこの煙、ペットの毛などがあります。
検査・診断

看護師知っておきたい「ヘモグロビン」

ヘモグロビンの役割を知る ヘモグロビンは、体内の各組織に酸素を運ぶはたらきをする複合タンパク質です。ヘモグロビンは、赤血球に含まれる鉄を含むタンパク質で、酸素と二酸化炭素を結合したり、放出したりすることができます。酸素は肺から取り込まれ、ヘモグロビンと結合して体内の各組織に運ばれます。二酸化炭素は体内の各組織から発生し、ヘモグロビンと結合して肺に運ばれ、排出されます。 ヘモグロビンは、体内で酸素を運搬する重要な役割を果たしています。ヘモグロビンが不足すると、酸素が体内の各組織に十分に運搬されなくなり、貧血になります。貧血は、疲労感、息切れ、動悸、めまいなどの症状を引き起こします。 ヘモグロビンの基準値は、男性で14~18g/dL、女性で12~16g/dLです。ヘモグロビンの値が基準値よりも低い場合は、貧血の可能性があります。貧血の原因は、鉄分不足、ビタミンB12不足、葉酸不足、慢性疾患などがあります。貧血が疑われる場合は、医師に相談して検査を受けましょう。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須の知識!リポタンパク質について

リポタンパク質とは、脂質とアポリポタンパク質が結合した球状の複合体粒子であり、水に溶けない脂質が血漿中に存在し、吸収部位や合成部位から使用部位へ移動するためにとる様態を指します。リポタンパク質には、低密度リポタンパク質(LDL)や高密度リポタンパク質(HDL)などがあり、それぞれに異なる機能を持っています。LDLは、コレステロールを肝臓から全身の細胞に運ぶ役割があり、HDLは、コレステロールを全身の細胞から肝臓に戻す役割があります。
組織・制度

看護師必見!Off-JTとは?

Off-JTとは、職場を離れ、日常業務外で行われる教育・研修のことです。集合研修や講習会などがあり、座学や実技研修など、様々な方法で行われます。Off-JTの特徴は、職場を離れて行われるため、日常業務の妨げにならず、集中して学習できることです。また、外部の専門家から最新の知識や技術を学ぶことができるのも大きなメリットです。集合研修や講習会以外には、通信教育やeラーニングなどがあり、Off-JTの方法は多様化しています。
感染

ペニシリンのすべて

ペニシリンの歴史は1920年代初頭にさかのぼります。スコットランドの細菌学者であるアレクサンダー・フレミングは、1928年に細菌の培養皿にアオカビが偶然生え、その周りで細菌の増殖が抑制されていることに気づきました。フレミングは、カビが細菌の増殖を阻害する物質を生成しているのではないかと考え、その物質をペニシリンと名付けました。 ペニシリンは、その抗菌作用が研究され、1940年代初頭には臨床で使用されるようになりました。ペニシリンは、肺炎、梅毒、淋病などの様々な感染症の治療に効果的で、世界中で数百万人の命を救いました。ペニシリンの発見は、抗生物質の開発における画期的な出来事であり、フレミングは1945年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。 ペニシリンは、その抗菌作用が強い一方で、副作用が少なく安全性の高い薬剤です。しかし、ペニシリンに対して耐性を獲得した細菌も出現しており、ペニシリンの乱用は耐性菌の出現を促進する恐れがあります。ペニシリンは、医師の指示に従って正しく服用することが大切です。
呼吸器

レスピレーターの基礎知識

レスピレーターとは、人工呼吸器のことである。人工呼吸器を意味する英語respiratorに由来する言葉で、レスピと呼ぶ場合もある。正確にはventilator(べんちれーたー)といい、患者の呼吸が止まったり、抑制されたりした場合に、患者に装着して呼吸管理を行う専用の医療機器である。 レスピレーターは、患者の肺に酸素を送り込み、二酸化炭素を取り除く役割を果たしている。気管内挿管や気管切開によって気管にチューブを挿入し、そのチューブをレスピレーターにつないで使用する。レスピレーターは、患者の呼吸状態に合わせて、呼吸数や吸入酸素濃度などを調整することができる。 レスピレーターは、呼吸器疾患や心肺停止などの重篤な疾患の患者に使用される。また、手術中や麻酔下での患者にも使用される。レスピレーターを使用することで、患者の生命を維持し、呼吸状態の改善を図ることができる。
循環器

腹部大動脈瘤(トリプルA)とは?看護師に必須の用語

トリプルAとは、腹部大動脈瘤の略称です。腹部大動脈は、心臓から下半身に血液を運ぶ太い血管であり、動脈瘤とは、動脈の壁が膨らんでしまう病気です。正常な腹部大動脈は約2cmの太さですが、トリプルAになると10cm以上に膨らむこともあります。トリプルAは、次第に大きくなり、破裂すると命に関わる危険があります。そのため、早期発見と治療が大切です。トリプルAの症状は、腹痛、背部痛、下肢の痛みなどがあります。しかし、初期の段階では無症状の場合も多く、定期的な健康診断や人間ドックを受けることが大切です。トリプルAの治療法は、薬物療法、血管内治療、外科手術などがあります。薬物療法は、血圧を下げる薬や脂質異常症の薬を服用して、トリプルAの進行を遅らせることを目的としています。血管内治療は、カテーテルを挿入して、動脈瘤の内側に人工血管を留置して、トリプルAを塞ぐ治療法です。外科手術は、開腹してトリプルAを切除して、人工血管を縫い付ける治療法です。
その他

パフォーマンスステータスとは?がん患者の全身状態を表す指標

パフォーマンスステータスとは、患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標である。アメリカの腫瘍学団体の1つECOG(Eastern Cooperative Oncology Group)が提唱したもので、がん患者に使われることが多い。現場ではPS(ピーエス)と呼ぶことが多い。 パフォーマンスステータスの定義は、患者の日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階で評価する。0は完全に健康で、日常生活動作に支障がない状態である。1は日常生活動作に軽度の支障があるが、自分で食事や入浴ができる状態である。2は日常生活動作に中程度の支障があるが、自分で食事や入浴はできる状態である。3は日常生活動作に重度の支障があり、食事や入浴は自分でできない状態である。4は寝たきりである。 パフォーマンスステータスは、患者の予後を予測する指標として用いられる。また、治療計画を立てる際にも参考となる。
脳・神経

看護師が知っておくべき血栓について

血栓とは、血管の中で形成される血の塊のことです。血栓は、血小板やフィブリンなどの血液成分が集まって形成されます。血栓が血管を塞いでしまうと、その先の組織に血液が流れなくなり、組織が壊死してしまいます。血栓は、脳卒中、心筋梗塞、肺塞栓症などの原因となります。 血栓は、血液が固まりやすくなったり、血管壁が傷ついたりすると形成されやすくなります。血液が固まりやすくなる原因としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、喫煙、飲酒、運動不足などがあります。血管壁が傷つく原因としては、動脈硬化、血管炎、外傷などがあります。 血栓が形成されるのを防ぐためには、血液が固まりにくくする薬を服用したり、血管を傷つけないようにしたりすることが大切です。血液が固まりにくくする薬には、抗凝固薬や抗血小板薬があります。血管を傷つけないようにするためには、高血圧や糖尿病などの基礎疾患をしっかりコントロールしたり、禁煙したり、適度な運動をしたりすることが大切です。
呼吸器

気管支肺胞洗浄の基礎知識

気管支肺胞洗浄とは、肺胞の細胞数や種類、肺に関する病気の診断などのために行われる検査である。BAL(Bronchoalveolar Lavage)とも呼ばれる。気管支鏡を肺の奥まで挿入して洗浄液を注入し、肺胞内の細胞や物質を回収する。回収された細胞や物質は、顕微鏡で観察したり、培養したりして検査を行う。気管支肺胞洗浄は、肺がん、肺炎、結核などの診断に有用な検査である。また、肺の炎症やアレルギー反応の程度を評価するためにも使用される。気管支肺胞洗浄は、比較的安全な検査だが、まれに気管支鏡の挿入による気道損傷や出血などの合併症が起こることもある。
消化器

看護師必須の用語『肛門』

肛門とは、消化管の末端で体外へと繋がる開口部であり、たまった便を体外へ排出する働きをする器官です。また、直腸から肛門に至る箇所は肛門管と呼ばれ、直腸と肛門管の境界は、粘膜が歯のようにいりくんだ格好をしているため歯状線と呼ばれます。 肛門には、内肛門括約筋と外肛門括約筋という2つの筋肉があります。内肛門括約筋は、意思に従って動かすことのできない平滑筋で、外肛門括約筋は、意思に従って動かすことのできる横紋筋です。通常、外肛門括約筋は、排便時以外は収縮し便が漏れないように作用しています。
脳・神経

看護師に必須の用語『橋』

橋(橋(きょう、pons)とは、中脳と延髄に挟まれた、脳幹の一部である。腹側から脳幹を観察すると、小脳の腹側から生じた線維束(中小脳脚)が、脳幹の一部を乗り越え、包むように盛り上がって見える。この部位が小脳から出た「橋」に見えることから、橋と命名された。)の構造と機能 橋は、脳幹の腹側に位置し、中脳と延髄をつないでいます。橋の表面には、多くの神経線維が走っており、これらの神経線維は、脳と小脳、延髄をつないでいます。橋の内部には、多くの神経核があり、これらの神経核は、脳や小脳、延髄に指令を送ったり、脳や小脳、延髄から指令を受け取ったりしています。 橋は、呼吸、睡眠、覚醒、意識などの重要な生命活動を制御しています。また、橋は、運動、感覚、平衡などの機能にも関与しています。
腎・泌尿器

看護師必携!用語『ブジー』を徹底解説!

ブジーとは、食道、直腸、尿道、尿管、鼻涙管など、管状臓器の内径を拡張すること、および拡張させるために用いる医療器具である。消息子ともよばれる。おもに金属や硬性の物質で作られており、部位や用途により使い分けられる。鎖肛や食道閉鎖、鼻涙管閉塞などにも利用される。 ブジーは、医療現場で様々な用途で使用される。例えば、尿道カテーテル挿入時の尿道拡張、食道閉塞の解除、鼻涙管閉塞の解除などである。また、手術中に臓器の露出を拡大するために使用されることもある。 ブジーを使用する際には、患者に痛みや不快感を与えないように注意することが重要である。そのため、ブジーの挿入前に局所麻酔を行うことが多い。また、ブジーを挿入する際には、ゆっくりと慎重に行うことが大切である。
産婦人科

看護師に必須の用語:ダウン症とは?

ダウン症とは、特徴的な顔貌、多発奇形、中等度から重度の精神発達遅滞を特徴とする染色体異常症候群です。21番染色体が1本過剰に存在する(トリソミー)ことが原因で、これは親の配偶子が減数分裂をする過程で不分離が起こることによるものです。発症頻度は妊婦年齢に依存し、1970年代には1000人に1人とされていましたが、近年高齢出産の増加により発生頻度も増加傾向にあります。 ダウン症は、染色体の異常によって引き起こされる疾患です。染色体は、遺伝情報を保存する細胞の構造であり、通常、人は46本の染色体を持っています。ダウン症では、21番染色体が1本過剰に存在するため、合計47本の染色体を持っています。この染色体の異常が、ダウン症の特徴的な顔貌、多発奇形、精神発達遅滞などの症状を引き起こします。 ダウン症は、出生前診断や出生後の検査によって診断されます。出生前診断では、母親の血液や羊水を検査して、ダウン症の疑いがあるかどうかを調べます。出生後の検査では、染色体検査や身体検査を行って、ダウン症かどうかを確定診断します。 ダウン症の治療法はありませんが、早期に支援や療育を行うことで、症状を軽減し、生活の質を向上させることができます。支援や療育には、特別支援学校や特別支援学級への就学、言語訓練、理学療法、作業療法などがあります。
脳・神経

看護師に必須の用語『ケルニッヒ徴候』

ケルニッヒ徴候とは、髄膜刺激症状のひとつであり、髄膜炎や脳膜炎などの中枢神経系の炎症によって起こります。髄膜は脳と脊髄を覆っている膜であり、炎症が起こると刺激を受けて痛みや硬直が生じます。ケルニッヒ徴候は、髄膜炎や脳膜炎などの病気を診断するための重要な徴候のひとつであり、医師によって検査されます。 ケルニッヒ徴候は、患者を仰向けの姿勢にして、片方の足を引き上げ、反対側の膝を曲げます。このとき、痛みや抵抗感があれば、ケルニッヒ徴候が陽性となります。ケルニッヒ徴候は、髄膜炎や脳膜炎などの病気の重症度を判断するためにも使用されます。
その他

看護師に必須の用語『慢性期』について

慢性期とは、病状は比較的安定しているが、治癒が困難で病気の進行は穏やかな状態が続いている時期のことである。慢性期には、再発予防や身体機能の維持・改善を目指しながら、長期的な看護、治療を行っていく必要がある。慢性期は、急性期に比べて、病状が安定しているため、患者の生活の質を維持することができる。しかし、慢性期は、長期間にわたって続くため、患者の精神的な負担が大きくなることがある。慢性期には、患者の精神的なケアも重要である。
内分泌・代謝・栄養

看護師に必須!副腎皮質について学ぼう

副腎皮質とは、副腎の外層部分で、副腎全体の80~90%にあたる黄褐色をした内分泌性組織である。皮質は球状層・束状層・網状層の3層に区別され、それぞれの層で異なるステロイドホルモンがつくられる。それらのホルモンをまとめて副腎皮質ホルモンと呼ぶ。 副腎皮質は、副腎の外側に位置する皮質部分である。副腎は、腎臓の上部に位置する小さな臓器で、内分泌腺の一種である。副腎皮質は、副腎の約80~90%を占める。副腎皮質は、球状層、束状層、網状層の3層からなる。球状層は、副腎皮質の最も外側にある層で、アルドステロンを産生する。束状層は、球状層の内側にある層で、コルチゾールを産生する。網状層は、束状層の内側にある層で、性ホルモンであるアンドロゲンを産生する。
呼吸器

看護師が知っておくべき咳の基礎知識

咳とは、肺や気管支の分泌物や異物を、空気とともに強制的に排出させる生体反応のひとつである。肺や気管支に生じた炎症や物理的な刺激が、咳を引き起こす原因となる。物理的な刺激で生じる咳としては、誤嚥したときやほこりを吸い込んだときに出る咳が代表的である。炎症性の咳としては、風邪やインフルエンザ、肺炎、気管支炎などの感染症で生じる咳が代表的である。また、喘息やCOPDなどの慢性疾患でも、咳が生じることが多い。 咳の原因は、大きく分けて炎症性と非炎症性の2つに分類される。炎症性の咳は、風邪やインフルエンザ、肺炎、気管支炎などの感染症によって引き起こされる咳である。非炎症性の咳は、誤嚥やほこりを吸い込んだときに出る咳、喘息やCOPDなどの慢性疾患によって引き起こされる咳などが含まれる。
循環器

うっ血性心不全とは?原因・症状・検査・治療法を徹底解説

うっ血性心不全とは、心臓ポンプ機能の異常によって心室内の圧力が上昇、心臓から全身への血液の送出が不十分になり、体に水分が蓄積する病態です。心臓病患者の約15%が生涯にわたってうっ血性心不全を発症するとされます。また、高齢化が進んでいることも相まって、近年では患者数もさらに増加しています。 うっ血性心不全には、急性と慢性という2つの分類があります。急性心不全は、突然発症し、症状が急速に悪化するタイプです。一方、慢性心不全は、徐々発症し、症状が長期間持続するタイプです。慢性心不全は、心不全の患者のおよそ8割を占めています。
感染

看護師が知っておくべきロタウイルスについて

ロタウイルスは、乳幼児の主要な胃腸炎の原因となる二本鎖RNAウイルスです。感染力が強く、ほとんどの小児は2~3歳までに抗体を獲得しますが、6カ月~2歳までの乳幼児で重症化しやすく、発展途上国では死亡例も多いウイルスです。 ロタウイルスの特徴は、非常に感染力が強いことです。糞便や吐物から排出されたウイルスが、口から感染します。また、ウイルスは環境中で数週間生存することができるため、感染が広がりやすいのも特徴です。 ロタウイルスに感染すると、通常、2~4日の潜伏期間を経て、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れます。これらの症状は、通常1週間ほどで治まりますが、重症化すると脱水症状や脳炎を引き起こすこともあります。 ロタウイルス感染症を防ぐためには、ワクチン接種が有効です。ロタウイルスワクチンは、生後2~3か月から接種することができ、2~3回の接種が必要です。ワクチン接種を受けると、ロタウイルス感染症を発症するリスクを大幅に減らすことができます。