看護師業界ウォッチャー

組織・制度

看護師が知っておくべき『中央社会保険医療協議会』って?

中央社会保険医療協議会は、2年に1回改定される、診療報酬について審議する厚生労働相の諮問機関です。通常、中医協(ちゅういきょう)と呼ばれます。中医協の役割は、診療報酬の改定案を作成することです。診療報酬とは、医療機関が診療行為に対して受け取る対価のことです。中医協は、診療報酬の改定案を作成する際に、医療機関、患者団体、保険者などの意見を聴取し、それを踏まえて改定案を作成します。改定案が作成されたら、厚生労働大臣に提出され、厚生労働大臣がこれを承認すると、診療報酬は改定されます。中医協は、診療報酬の改定を通じて、医療の質の向上や医療費の適正化を図る役割を担っています。
循環器

陳旧性心筋梗塞とは?その症状や治療法を解説します

陳旧性心筋梗塞は、心筋の一部が壊死する病気である。冠動脈が閉塞して心臓に十分な血液が供給されなくなり、心筋に酸素や栄養が届かなくなることが原因で起こる。陳旧性心筋梗塞は、発症から30日以上経過した心筋梗塞を指す。 陳旧性心筋梗塞の症状は、胸痛、息切れ、動悸、疲労感などである。胸痛は、心臓の血管が狭窄したり詰まったりすることで起こる。息切れは、心臓が十分に血液を送り出せなくなることで起こる。動悸は、心臓の拍動が速くなったり不規則になったりすることで起こる。疲労感は、心臓が十分に働けなくなることで起こる。 陳旧性心筋梗塞は、心筋梗塞の重症度や発症部位、患者の年齢や基礎疾患などによって、症状の現れ方が異なる。中には、自覚症状がほとんどなく、健康診断などで偶然発見されるケースもある。
略語

看護師必須!s.c.ってなあに?

s.c.とは、皮下注射を意味する略語である。皮下組織内に薬液を注入する方法を指示する際に、カルテへの記入に使われる。英語のsubcutaneous injection(皮下注射)の略であり、scと記されることもある。 皮下注射とは、皮下組織に薬液を注入する注射法である。皮下組織とは、皮膚と筋肉の間に存在する組織である。皮下注射は、筋肉注射よりも吸収が遅く、持続時間が長い。そのため、持続的に薬物が必要な場合や、筋肉注射が困難な場合に使用される。 皮下注射は、一般的に上腕の外側や太ももの外側に注射する。注射部位は、清潔に保つことが重要である。針を刺す前に、注射部位をアルコール綿などで消毒する。注射針を皮下組織に垂直に刺す。薬液をゆっくりと注入し、針を抜く。注射後は、注射部位を軽く押さえて、出血を防ぐ。 皮下注射は、比較的安全な注射法である。しかし、注射部位の感染や、薬液の漏れなど、まれに合併症が起こることがある。合併症を防ぐためには、注射部位を清潔に保ち、正しい方法で注射することが重要である。
産婦人科

看護師に必須の用語『非対称性緊張性頸反射』

非対称性緊張性頸反射(ATNR)とは、新生児にみられる原始反射の一種です。赤ちゃんを仰向けに寝かせ、首を一方に向けると、顔面側の上下肢が伸展し、後頭側が屈曲する反応です(例首を右に向けると、右の手足は伸び、左の手足は曲がる)。ATNRは、大脳の発達が未熟な新生児特有の反射であり、生後4カ月を過ぎた頃から見られなくなります。 ATNRは、新生児の姿勢制御に重要な役割を果たしています。赤ちゃんが首を動かして周囲を見渡す際、ATNRによって手足が自動的に伸展・屈曲して、バランスを維持することができます。また、ATNRは、赤ちゃんが寝返りやハイハイをする際にも重要な役割を果たしています。 ATNRが正常に発達していないと、姿勢制御に障害をきたしたり、運動の発達に遅れが生じたりする可能性があります。そのため、小児科医や理学療法士による定期的なチェックが重要です。
産婦人科

看護師に必須の用語『ギネ』の意味と使い方

ギネとは、産婦人科のことである。ドイツ語のGynäkologieに由来し、英語ではgynecology(ジャイネコロジー)となる。産婦人科は、女性の生殖器や乳房の疾患を扱う診療科であり、妊娠、出産、産後のケアなども行う。ギネという用語は、産婦人科医や助産師、看護師などが使用する業界用語であり、一般的にはあまり使用されない。 ギネに関する他の業界用語としては、カイザー(帝王切開)、アウス(流産)、LDR(分娩室・分娩台・回復室が一体となった部屋)、NST(ノンストレステスト)、CTG(胎児心拍数と陣痛の強度を記録する装置)などがある。これらの用語は、医療従事者同士のコミュニケーションを円滑にするために使用されており、患者に直接説明する際にはわかりやすい言葉に言い換える必要がある。 また、ギネ科の症状には、月経不順、不正出血、下腹部痛、おりものの異常、更年期障害などがある。これらの症状がある場合は、早めに産婦人科を受診することが大切である。
アレルギー・膠原病

看護師必須用語『CX3CL1』とは?

CX3CL1とは、細胞膜結語型ケモカインの一つであり、別名Fractalkine(フラクタルカイン)とも呼ばれています。ケモカインは、細胞間での情報伝達に関与するタンパク質の一種であり、CX3CL1は特に免疫細胞の活性化に関与していることが知られています。CX3CL1は、マクロファージや樹状細胞などの免疫細胞の表面に発現しており、これらの細胞が病原体や異物を認識すると、CX3CL1が放出されます。放出されたCX3CL1は、同じ免疫細胞の表面にあるCX3CR1という受容体に結合し、免疫細胞の活性化や炎症反応の亢進を引き起こします。CX3CL1は、アテローム性動脈硬化やアルツハイマー病などの様々な疾患の発症や進行に関与していることが示唆されており、現在、これらの疾患の治療薬の開発が盛んに行われています。
その他

看護師必須『オマリズマブ』の豆知識

オマリズマブとは、重症アトピー型(アレルギー型)喘息の治療と特発性の慢性蕁麻疹の治療に用いられる注射薬です。分子標的治療薬の一つで、重症アトピー型喘息と慢性蕁麻疹を治療するための抗体薬です。オマリズマブは、体内のIgE抗体の量を減らすことで、アレルギー反応を抑制します。IgE抗体は、アレルゲン(アレルギーの原因物質)に反応して産生される抗体です。オマリズマブは、IgE抗体が産生されるのを抑制することで、アレルギー反応を防ぎます。 オマリズマブは、2週間ごとに皮下注射されます。治療は通常、12か月間継続されます。オマリズマブは、喘息や慢性蕁麻疹の症状を改善し、発作の数を減らし、薬の量を減らすのに役立ちます。オマリズマブは、安全性と忍容性が良好な薬剤とされており、副作用は通常軽度で、注射部位の痛みや腫れ、頭痛、疲労、鼻咽頭炎などが報告されています。
呼吸器

看護師に必須!肺塞栓の基礎知識

肺塞栓とは、心臓や静脈にできた血栓が血管の一部が詰まることで肺に血液を送ることが難しくなる病気です。血栓は、血液中の固形物が凝固して塊状になったもので、血液の流れを塞いでしまいます。肺塞栓は、命に関わる重篤な病気で、早期治療が重要です。肺塞栓は、さまざまな原因で起こりますが、最も多いのは、長時間同じ姿勢で座ったり立ったりしていることによるものです。これは、血液の流れを遅くし、血栓ができやすくなるためです。肺塞栓のリスクを高める他の要因としては、肥満、喫煙、妊娠、がん、心臓疾患、人工関節置換術などが挙げられます。
その他

看護師に知っておいてほしい『リビングウィル』

リビングウィルとは、不治の病気にかかったり傷害を受けたりした場合に、生命維持装置などによる延命治療に対して自分はどのようにして欲しいかを予め「要望書」として生前に意思表明しておくことです。尊厳死宣言や事前宣言書などとも呼ばれ、延命治療に関するものだけでなく、葬儀の方法や、臓器提供の可否などもリビングウィルのひとつと考えられています。 リビングウィルは、尊厳死と密接な関係があります。尊厳死とは、回復の見込みのない患者が、延命治療を拒否したり中止したりすることによって、死を迎えることです。リビングウィルは、尊厳死の意思を明確にするために作成されることが多く、尊厳死を希望する人が作成する場合もあります。
循環器

クロピドグレルについて知っておきたいポイント

クロピドグレルは、プラークと呼ばれる血小板の塊が血管を塞いでしまうのを防ぐ薬です。心臓発作や脳卒中の発生率を低減するために使用されます。 クロピドグレルは、持続性血小板阻害剤またはP2Y12阻害剤として知られるタイプの薬です。血小板が凝固するのを防ぐことで作用します。クロピドグレルは、アスピリンと一緒に服用されることがよくあります。アスピリンは、血小板が凝固するのを防ぐ別の種類の薬です。クロピドグレルとアスピリンを一緒に服用することで、心臓発作や脳卒中のリスクをさらに低減することができます。 クロピドグレルは、通常、1日1回、食事に関係なく服用されます。この薬を服用している間は、多量のアルコールを摂取しないようにする必要があります。クロピドグレルは、出血のリスクを高める可能性があります。 クロピドグレルには、出血、あざ、鼻血、おなら、下痢などの副作用があります。これらの副作用は通常は軽度であり、数週間以内に消失します。ただし、重度の出血を経験した場合は、直ちに医師に相談する必要があります。 クロピドグレルは、一般に安全で効果的な薬ですが、一部の人には向いていない場合があります。クロピドグレルを服用する前に、医師に他の服用している薬、持っている病状、アレルギーについて知らせてください。
産婦人科

看護師が知っておくべき小陰唇の基礎知識

看護師が知っておくべき小陰唇の基礎知識 看護師の研究家 小陰唇とは、女性器の一部で陰核包皮から連続して始まる腟口や尿道口を挟むヒダのことです。 看護師になりたい 小陰唇ってどこにあるんですか? 看護師の研究家 小陰唇は、陰核の両側に位置する...
皮膚科

クリームとは?看護師に必須の用語解説

クリーム(くりーむ、cream)とは、皮膚疾患の治療に使用される基剤の一つであり、水と油が混ざり合い乳化している外用剤である。クリームには、皮膚から吸収されやすく、早く効果が出るという特徴がある。また、水分を含んでいるため軟膏よりもべたつかないが、汗で流れやすいという特徴もある。クリームには、様々な種類のものがあり、それぞれに異なる効果がある。代表的なクリームには、保湿クリーム、抗菌クリーム、抗炎症クリーム、美白クリームなどがある。 保湿クリームは、皮膚を乾燥から守る効果がある。抗菌クリームは、細菌の増殖を抑える効果がある。抗炎症クリームは、炎症を鎮める効果がある。美白クリームは、メラニンの生成を抑えることで、シミやそばかすを薄くする効果がある。 クリームを使用する際には、使用上の注意をよく読んで使用する必要がある。また、クリームを冷蔵庫で保管している場合は、使用する前に常温に戻してから使用する必要がある。クリームは、皮膚疾患の治療に有効な外用剤である。しかし、正しく使用しないと効果が得られないこともあるので、注意が必要である。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておきたい『イグラチモド』とは

イグラチモドは、疾患修飾性抗リウマチ薬(disease modifying anti rheumatic drug;DMARDs)の一つである。関節リウマチの治療薬として、2003年1月に日本で承認された。DMARDsは、関節リウマチの炎症を抑え、関節の破壊を遅らせる効果がある薬である。イグラチモドは、関節リウマチの患者さんの関節の炎症を抑え、痛みを軽減する効果がある。また、関節の破壊を遅らせる効果もある。 イグラチモドは、錠剤で、1日1回服用する。イグラチモドの主な副作用は、消化器症状(胃痛、吐き気、下痢など)、頭痛、めまいなどである。イグラチモドは、他の薬との相互作用があるため、他の薬を服用している患者さんは、医師に相談する必要がある。
腎・泌尿器

看護師が知っておきたい排尿反射とは?

排尿反射は、膀胱が尿で満たされ、脳がその信号を受け取って、膀胱が収縮して尿が排出されるという複雑なプロセスです。このプロセスは、橋排尿中枢という脳の小さな領域によって制御されており、それは膀胱からの神経信号を受け取って、膀胱を収縮させる信号を膀胱に送り返します。 排尿反射は、尿を体外に排出するために必要不可欠なプロセスです。排尿反射がなければ、尿は膀胱に蓄積され、感染症や他の健康上の問題を引き起こす可能性があります。排尿反射は、膀胱が尿で満たされると、膀胱壁のセンサーが脳に信号を送ることから始まります。脳は、この信号を受け取って、膀胱を収縮させる信号を膀胱に送り返します。この信号は、膀胱の筋肉を収縮させ、尿を排出します。 排尿反射は、膀胱の状態や脳からの信号によって制御されています。膀胱が尿で満たされると、膀胱壁のセンサーが脳に信号を送ります。脳は、この信号を受け取って、膀胱を収縮させる信号を膀胱に送り返します。この信号は、膀胱の筋肉を収縮させ、尿を排出します。また、脳からの信号によって、排尿反射が抑制されることもあります。例えば、人が寝ているときや、仕事に集中しているときなどには、排尿反射が抑制されることがあります。 排尿反射は、複雑なプロセスですが、それは尿を体外に排出するために必要不可欠なプロセスです。排尿反射がなければ、尿は膀胱に蓄積され、感染症や他の健康上の問題を引き起こす可能性があります。
腎・泌尿器

看護師に必須:ブスコパン®とその役割

看護師のためのブスコパン®基礎知識 ブスコパン®は、抗コリン作用によって消化管蠕動運動を抑制し、胃痛・下痢などの症状を抑える薬剤です。一般名は、ブチルスコポラミン臭化物です。 ブスコパン®は、 錠剤、注坐剤、細粒剤、散剤など、さまざまな剤形があります。錠剤は、10mgと20mgの2種類があります。注坐剤は、5mgと10mgの2種類があります。細粒剤は、5mgと10mgの2種類があります。散剤は、5mgと10mgの2種類があります。 ブスコパン®の用法・用量は、次の通りです。 錠剤成人1回10~20mg、1日3回経口投与。 注坐剤成人1回5~10mg、1日3回肛門投与。 細粒剤成人1回5~10mg、1日3回経口投与。 散剤成人1回5~10mg、1日3回経口投与。 ブスコパン®の主な副作用は、口渇、便秘、眠気、めまい、動悸、発赤などです。また、まれに、アレルギー反応を起こすことがあります。 ブスコパン®を服用する際には、以下の点に注意が必要です。 緑内障のある方は、使用できません。 心不全のある方は、慎重に使用してください。 妊娠中、授乳中は、使用できません。 小児には、使用できません。 他の薬剤を服用している方は、医師または薬剤師にご相談ください。 ブスコパン®は、胃痛・下痢などの症状を緩和する薬剤です。用法・用量を守って正しく服用してください。
検査・診断

看護師のための心電図の基本

-心電図の基礎知識- 心電図とは、心臓の電気的活動を記録したグラフのことです。心臓が拍動する際に、心筋細胞に電気的な興奮が生じます。この興奮は、体表面に電極を当てることで捉えることができ、心電図として記録されます。心電図は、心臓の働きを評価する上で重要な検査です。 心電図は、P波、QRS波、T波の3つの波で構成されています。P波は心房の収縮を示し、QRS波は心室の収縮を示し、T波は心室の拡張を示します。心電図の波形を解析することで、心臓の拍動数、心拍リズム、心筋梗塞の有無などを診断することができます。 心電図は、安静時と運動時の2つの状態で行われます。安静時心電図は、安静時に心電図を記録したもので、心臓の基礎的な働きを評価します。運動時心電図は、運動中に心電図を記録したもので、心臓が運動に耐えられるかどうかを評価します。 心電図は、心臓の働きを評価する上で重要な検査ですが、あくまでも補助的な検査であることに注意が必要です。心電図だけで心臓の病気を診断することはできません。心臓の病気を診断するためには、問診、身体診察、血液検査、画像検査など、様々な検査を組み合わせて総合的に判断する必要があります。
組織・制度

看護師に必須の用語『PICU』について

PICUとは、精神病集中治療室(Psychiatry Intensive Care Unit)と小児集中治療室(Pediatric Intensive Care Unit)の略語です。精神病集中治療室は、精神疾患の重篤な症状を呈する患者を収容する施設であり、小児集中治療室は、重篤な病態にある小児を収容する施設です。どちらも、高度な医療機器を備え、専門的な医療スタッフが常駐しており、患者の状態に合わせて集中的な治療を行います。 精神病集中治療室は、精神疾患の急性期に、重篤な症状を呈する患者を収容する施設です。具体的には、自殺企図、過覚醒状態、重篤な薬物乱用など、患者の安全を確保するために入院が必要な場合や、精神疾患の重篤な症状を呈する患者が入院が必要な場合に収容されます。精神病集中治療室では、精神保健福祉士や臨床心理士など、専門的な医療スタッフが常駐しており、患者の状態に合わせて集中的な治療を行います。 小児集中治療室は、重篤な病態にある小児を収容する施設です。具体的には、呼吸不全、心臓疾患、敗血症、脳腫瘍など、生命に危険が及ぶような病態にある小児が入院が必要な場合に収容されます。小児集中治療室では、小児科医や看護師など、専門的な医療スタッフが常駐しており、患者の状態に合わせて集中的な治療を行います。
内分泌・代謝・栄養

看護師必見!糖尿病網膜症を理解する

糖尿病網膜症とは、糖尿病を患っている方に起こりうる合併症のひとつです。糖尿病が原因で高血糖が長く続くと、網膜の細い血管が障害されて、網膜や硝子体に異常をきたしてしまいます。糖尿病網膜症は、糖尿病の三大合併症のひとつであり、わが国では成人の失明原因の上位に常にランクインしています。 糖尿病網膜症は、初期の段階では自覚症状がありません。しかし、進行すると視力低下、視野狭窄、飛蚊症などの症状が現れます。また、糖尿病網膜症は失明に至る可能性もあるため、早めの診断と治療が大切です。 糖尿病網膜症の治療法は、糖尿病の血糖値をコントロールすることです。血糖値をコントロールすることで、糖尿病網膜症の進行を遅らせたり、合併症のリスクを下げることができます。また、糖尿病網膜症の進行が著しい場合には、レーザー治療や硝子体手術などの外科的治療が行われることもあります。
救急・ICU

看護師に欠かせない用語『DNR(でぃーえぬあーる)』とは?

DNRとは、「Do Not Resuscitate」の略語であり、「蘇生措置を行わないでください」という意味です。これは、患者の容態が急変して心停止してしまっても、心肺蘇生を行わないことを意味します。DNRの意思表示は、患者自身または患者の家族などによって決定されます。DNRの意思表示があった場合は、その旨をDNRシートに記載します。DNRは、あくまで心肺蘇生を行うかどうかにのみ関与しているため、その他の治療は、DNRの有無に関係なく続けられます。また、DNRが求められるのは、蘇生する可能性が低くなった状況下ですが、蘇生できる可能性がある患者も対象であるという言い方に聞こえかねないということもあり、DNAR(Do Not Attempt Resucitation)という言い方が主流になっています。
循環器

看護師に必須の用語『ヘルツ』について

-ヘルツとは?- ヘルツとは、心臓を意味する業界用語のことである。ドイツ語のherzに由来する。医療現場では、患者の心拍数や心音などを確認するために、聴診器を使ってヘルツを聴取することがよく行われる。ヘルツの聴取は、患者の心臓の状態を把握するための重要な手段である。ヘルツが速すぎたり遅すぎたりすると、心臓に何らかの異常がある可能性がある。 ヘルツは、心臓の拍動数を表す単位でもある。1ヘルツは、1秒間に1回心臓が拍動することを意味する。正常な大人のヘルツは、安静時に60~100ヘルツ程度である。運動をするとヘルツは上がり、睡眠中はヘルツが下がる。 ヘルツは、心電図でも測定することができる。心電図は、心臓の電気信号を記録したもので、ヘルツの異常を診断するために使用される。心電図でヘルツが異常である場合、心臓に何らかの病気がある可能性がある。 ヘルツは、患者の心臓の状態を把握するための重要な指標である。医療従事者は、ヘルツを聴取したり、心電図で測定したりして、患者の心臓の状態を確認している。
循環器

看護師が知っておきたい『心拍出量』の基礎知識

心拍出量のしくみと役割 心拍出量は、1分間に心臓から全身に送り出される血液の量のことです。心臓の右心室から肺動脈を経て肺に送られ、酸素を取り入れた血液は肺静脈を経て左心房に戻り、左心室に送られます。左心室から大動脈を経て全身に送られ、全身を巡った血液は心臓の右心房に戻ってきます。この一連の流れが心拍出量のしくみです。 心拍出量は、身体が活動するために必要な酸素や栄養素を全身に送り、老廃物を回収するための重要な役割を果たしています。心拍出量は、身体の活動量やストレスに応じて調整されます。例えば、運動をすると心拍出量は増加し、安静にしていると心拍出量は減少します。また、ストレスを受けると心拍出量は増加します。 心拍出量は、心臓のポンプ機能と血管の抵抗によって決まります。心臓のポンプ機能が低下すると、心拍出量は減少します。血管の抵抗が高くなると、心拍出量は減少します。心拍出量が減少すると、身体に十分な酸素や栄養素が送られなくなり、老廃物が回収されなくなってしまいます。これは、様々な健康上の問題を引き起こす可能性があります。
眼科

看護師が知っておくべき「リドカイン塩酸塩」の基礎知識

リドカイン塩酸塩は、局所麻酔薬として使用される薬剤です。麻酔科医、歯科医、耳鼻咽喉科医、産婦人科医などの医療従事者によって、さまざまな医療処置で使用されています。リドカイン塩酸塩は、神経の感覚を一時的に遮断し、痛みや不快感を軽減する働きがあります。 リドカイン塩酸塩は、注射、軟膏、クリーム、スプレーなどのさまざまな形態で利用できます。注射は、局所麻酔として使用され、手術やその他の医療処置の際に痛みを軽減するために使用されます。軟膏やクリームは、皮膚の表面に塗布され、切り傷、やけど、虫刺されなどの痛みや不快感を軽減するために使用されます。スプレーは、のどの痛みや咳を軽減するために使用されます。 リドカイン塩酸塩は、一般的に安全に使用できますが、いくつかの副作用がある可能性があります。最も一般的な副作用は、注射部位の痛みや腫れです。その他の副作用としては、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛、発疹などが挙げられます。リドカイン塩酸塩にアレルギーがある場合は、使用を避ける必要があります。
整形外科

看護師必見!腱鞘炎について知ろう

腱鞘炎とは、腱鞘と呼ばれる腱を覆う組織に炎症が起こる状態です。腱は、筋肉と骨をつなぐ組織で、腱鞘は腱を保護し、スムーズに動くのを助けます。腱鞘炎は、手首、手、肘、足首、足など、体のさまざまな部位で発生する可能性があります。最も一般的なのは、手首と手です。 腱鞘炎の原因は、腱を繰り返し使ったり、使いすぎたりすることです。これは、仕事、スポーツ、家事など、さまざまな活動によって引き起こされる可能性があります。腱鞘炎のリスクは、年齢とともに高まります。これは、腱と腱鞘が加齢とともに弱くなるためです。また、女性は男性よりも腱鞘炎のリスクが高いです。これは、女性の腱が男性よりも細く、腱鞘炎を発症しやすいことが原因と考えられます。
腎・泌尿器

看護師のための頻尿の基礎知識

頻尿とは、排尿回数が多い症状です。日本泌尿器科学会では、朝起きてから夜就寝するまでの排尿回数が8回以上の場合を頻尿と定義しています。ただ、この回数はあくまで目安であり、患者本人が普段の排尿回数よりも多いと感じること自体も頻尿の症状です。 頻尿は、さまざまな原因で起こります。最も多い原因は、膀胱の容量が小さくなることです。これは、加齢や出産、前立腺肥大症などの原因で起こります。また、尿が膀胱にたまるのを妨げる障害(尿路閉塞)や膀胱の感染症、糖尿病などの代謝性疾患も頻尿の原因となります。 頻尿は、主に日常生活に支障をきたすなどの症状が現れます。例えば、夜中に何度もトイレに行かなければならない、外出先でトイレが近くにあるかを確認する必要がある、トイレに行けないために外出を控えるなどです。また、頻尿は精神的にも負担がかかります。 頻尿の治療は、原因によって異なります。膀胱の容量が小さい場合は、生活習慣の改善や薬物療法、手術療法などを行います。尿路閉塞の場合は、閉塞を解除する治療を行います。膀胱の感染症の場合は、抗菌薬を投与します。糖尿病などの代謝性疾患の場合は、血糖値をコントロールする治療を行います。