看護師業界ウォッチャー

眼科

飛蚊症の知識を深めて看護の質を高めよう

飛蚊症とは、視野に虫のようなものが飛んでいるように見える症状のことである。正式には「muscae volitantes」と呼ばれ、蚊が飛んでいるように見えることからこの名前がついている。飛蚊症は、目の構造の一部である硝子体に濁りが生じることで起こる。硝子体は、目の後部にあるゼリー状の物質で、光を網膜に届ける役割がある。硝子体に濁りが生じると、光が網膜に届きにくくなり、視野に虫のようなものが飛んでいるように見えるようになる。飛蚊症は、加齢や近視、糖尿病、高血圧、外傷など、さまざまな原因で起こる。ほとんどの飛蚊症は良性で、治療の必要はない。しかし、飛蚊症が突然現れた場合や、飛蚊症の数が急に増えた場合、視界が欠けたり、光が歪んで見える場合は、網膜剥離などの重篤な疾患の可能性があるので、早めに眼科を受診することが大切である。
その他

看護師に必須!『抗がん剤治療レジメン』を詳しく解説

抗がん剤治療レジメンとは、がん治療において、投与する薬剤の種類や量・投与速度・期間・投与順などを時系列で示した計画書のことである。抗がん剤治療レジメンは、がんのタイプ、進行度、患者の年齢や健康状態など、さまざまな要因を考慮して作成される。抗がん剤治療レジメンは、がんの治療計画において重要な役割を果たしており、適切な抗がん剤治療レジメンを作成することで、がんの治療効果を高め、副作用を軽減することができる。 抗がん剤治療レジメンは、通常、主治医の指示のもと、看護師が作成する。看護師は、抗がん剤治療レジメンを作成するにあたって、患者の病歴、検査結果、治療歴などを考慮する。また、看護師は、抗がん剤治療の副作用について患者に説明し、患者の同意を得たうえで、抗がん剤治療レジメンを作成する。
感染

看護師に必須の用語『感冒』

感冒とは、自然に寛解するウイルス感染症であり、その多くは咳・鼻汁・咽頭痛といった多くの症状を呈するウイルス性上気道炎のことを指しています。感冒は、風邪や鼻かぜとも呼ばれ、毎年冬季に流行する疾患です。感冒の原因となるウイルスには、インフルエンザウイルス、アデノウイルス、ライノウイルスなどがあります。これらのウイルスは、空気感染や接触感染によって人から人へと感染します。感冒の潜伏期間は2~3日で、症状は通常1週間前後続きます。感冒の症状は、咳、鼻汁、咽頭痛、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などです。感冒の治療法は、対症療法が中心です。解熱剤や鎮痛剤、咳止め薬、鼻水止め薬などが使用されます。感冒を予防するためには、手洗いを励行し、マスクを着用し、十分な休息をとることが大切です。
その他

看護師に欠かせない用語『pus(膿)』とは?

pus(膿)とは、細菌などの感染によって生じた体液のことである。膿は、白血球や死んだ細胞、組織の破片、細菌などが混ざり合ったもので、通常は黄色または緑色をしている。膿は、傷口や、感染を起こした組織から出てくる場合が多い。 膿は、感染の兆候であるため、見つけたらすぐに医師の診察を受けることが大切である。膿を放置すると、感染が拡大して、さらに悪化することがある。医師は、膿を排出したり、抗菌薬を投与したりして、感染を治療する。 膿は、医療現場で使用される用語である。カルテ記入時など、膿が出ていることを「pus流出」、膿がガーゼなどに付くことを「pus付着」と記入することがある。また、「プス」と読むこともある。
呼吸器

看護師に必須の用語『結核』について

結核とは、結核菌による感染症である。結核菌は、抗酸菌群に属する細菌の一つである。ヒトのさまざまな臓器に感染し症状を呈する。 結核は、空気感染する細菌性感染症である。感染した人の咳やくしゃみなどによって放出された結核菌を健康な人が吸い込むことで感染する。結核菌は、肺に感染することが最も多く、肺結核と呼ばれる。肺結核の症状は、咳、痰、発熱、倦怠感などである。 結核菌は、肺以外にも、リンパ節、骨、腎臓、脳などさまざまな臓器に感染することがある。肺以外の臓器に感染した結核は、肺外結核と呼ばれる。肺外結核の症状は、感染した臓器によって異なる。 結核は、適切な治療を受ければ治癒する。結核の治療には、抗結核薬が使用される。抗結核薬は、結核菌を殺菌または増殖を抑える薬である。結核の治療は、通常6~9ヶ月間行われる。 結核は、予防することができる。結核予防には、以下のことが重要である。 * 結核のワクチンを接種する。 * 結核患者と接触しないようにする。 * 結核患者から出た痰や咳やくしゃみなどの飛沫を吸い込まないようにする。 * 換気をよくする。 * 手をよく洗う。 結核は、適切な治療を受ければ治癒する。結核の予防には、ワクチン接種や感染予防策が重要である。
感染

溶連菌感染症の基礎知識

溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌(グラム陽性のレンサ球菌)に感染し、咽頭炎、扁桃炎、猩紅熱(しょうこうねつ)などを引き起こす感染症である。飛沫感染や接触感染により感染する。溶連菌感染症は、年齢、性別を問わず感染するが、特に小児に多く、5~15歳の発症が多い。溶連菌感染症を発症すると、咽頭が充血し、痛みを伴う。また、発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛などの症状もみられる。猩紅熱の場合には、発疹もみられる。溶連菌感染症は、抗菌薬で治療する。治療が遅れると、心筋炎、腎炎、リウマチ熱などの合併症を引き起こすことがある。
精神科

看護師が知っておきたい『防衛機制』について

防衛機制とは、危険や困難や受け入れがたい苦痛・状況にさらされた場合に、それによる不安や体験を減弱させるために無意識に作用する心理的なメカニズムのことである。防衛機制は、人間の精神が過剰なストレスや苦痛から身を守るために、無意識のうちに働く心理的な仕組みのことである。 防衛機制は、その人の性格や過去の経験、現在の状況などによって、その働き方は異なる。防衛機制には、抑圧、逃避、否認、投影、合理化、昇華など、さまざまな種類がある。
その他

マトリックスメタロプロテアーゼとは?看護師必須の用語解説

マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)とは、細胞外基質を分解するメタロプロテアーゼのことである。MMPは、組織のリモデリング、炎症、創傷治癒、腫瘍の侵襲・転移などのさまざまな生理学的および病理学的プロセスに関与している。 MMPは、ゼラチン分解酵素、コラーゲナーゼ、ストロメリシンなどのサブグループに分類される。ゼラチン分解酵素は、ゼラチンを分解する酵素で、コラーゲナーゼは、コラーゲンを分解する酵素である。ストロメリシンは、他のMMPを活性化する酵素である。 MMPは、細胞外基質を分解することで、組織のリモデリング、炎症、創傷治癒、腫瘍の侵襲・転移などのさまざまな生理学的および病理学的プロセスに関与している。組織のリモデリングは、組織の形態や機能を変化させるプロセスであり、炎症は、組織の損傷や感染に対する反応である。創傷治癒は、損傷した組織を修復するプロセスであり、腫瘍の侵襲・転移は、腫瘍細胞が周囲の組織に浸潤して転移するプロセスである。 MMPは、さまざまな細胞によって産生される。MMPを産生する細胞には、マクロファージ、好中球、線維芽細胞、上皮細胞などがある。MMPの産生は、さまざまな因子によって制御される。MMPの産生を制御する因子には、サイトカイン、成長因子、ホルモンなどがある。 MMPは、組織のリモデリング、炎症、創傷治癒、腫瘍の侵襲・転移などのさまざまな生理学的および病理学的プロセスに重要な役割を果たしている。MMPの産生を制御することで、これらのプロセスを制御することができる。
感染

抗体検査とは?

抗体検査とは、抗体を検体から検出することにより、過去に対象となる微生物に感染していたかどうかを診断する検査である。抗体は、感染症に対する免疫反応として、体内で産生されるタンパク質である。そのため、抗体検査は、感染症の診断や、感染症に対する免疫状態を調べるために広く用いられている。 抗体検査には、さまざまな種類があるが、代表的なものとして、酵素免疫測定法(ELISA)や、化学発光酵素免疫測定法(CLEIA)などがある。これらの検査は、採血や採尿などによって得られた検体に、抗体に対する抗体を反応させ、抗体の量を測定することで、感染症の有無や、感染症に対する免疫状態を診断する。 抗体検査は、感染症の早期診断や、感染症に対する免疫状態を調べるために有用な検査である。しかし、抗体検査は、感染症の診断に100%正確な検査ではないことに注意が必要である。感染症にかかっていても、抗体がまだ産生されておらず、抗体検査で感染症が診断できない場合がある。また、感染症にかかったことがあっても、抗体がすでに消失している場合があり、抗体検査で感染症が診断できない場合もある。
眼科

看護師に必須の用語『アディー症候群』

アディー症候群は、生まれつきの神経障害によって起こるまれな疾患です。副交感神経を構成する細胞が破壊され、片目の瞳孔が散瞳し、まぶしさが増す特徴があります。瞳孔が散瞳することでピントが合いづらくなり、まぶしさが増すので、特に明るい場所では見づらさを感じることが多くあります。また、アディー症候群は、片方の目にだけ起こることがほとんどで、20~40代の女性に多く見られます。アディー症候群の原因は不明ですが、自己免疫疾患やウイルス感染などが原因である可能性が考えられています。アディー症候群の治療は、まぶしさを抑えるための対症療法が中心となります。
循環器

看護師必須の用語『肺動脈楔入圧』

肺動脈楔入圧とは、バルーンカテーテルを右心房から肺動脈へ挿入し、バルーンを膨らませて肺動脈を塞いだときにカテーテルの先端にかかる圧のことである。肺動脈楔入圧は、左心房圧および左室拡張末期圧の指標にできるため、左心系の機能評価や診断に用いられる。基準値は5~13mmHgである。肺動脈楔入圧が高い場合は、左室機能不全や僧帽弁閉鎖不全症などの疾患が疑われる。肺動脈楔入圧が低い場合は、脱水症やショックなどの疾患が疑われる。
職種・資格

看護師に必須!作業療法士って何?

作業療法士とは、医師の指示の下に、病気やけがなどによる身体機能の低下、または精神に障害のある患者に対して作業療法を行う専門職です。作業療法士は、患者に排泄、食事、入浴、家事、移動など日常生活をスムーズに送るために必要な複合的な動きなどの訓練を行うことで、患者が社会に復帰していくことを目指しています。 作業療法士は、作業療法を実施するために必要な知識と技能を有する国家資格者です。作業療法士になるには、まず作業療法学科のある大学または専門学校に進学し、作業療法の専門知識と技能を学びます。卒業後は、国家試験に合格して作業療法士の資格を取得する必要があります。 作業療法士は、病院、診療所、リハビリテーションセンター、特別支援学校、福祉施設など幅広い施設で活躍しています。作業療法士は、患者の状態やニーズに合わせて、適切な作業療法のプログラムを作成し、実施します。作業療法士は、患者の身体機能の向上や精神機能の回復を促し、患者が社会に復帰していくことをサポートしています。
その他

看護師必須『オマリズマブ』の豆知識

オマリズマブとは、重症アトピー型(アレルギー型)喘息の治療と特発性の慢性蕁麻疹の治療に用いられる注射薬です。分子標的治療薬の一つで、重症アトピー型喘息と慢性蕁麻疹を治療するための抗体薬です。オマリズマブは、体内のIgE抗体の量を減らすことで、アレルギー反応を抑制します。IgE抗体は、アレルゲン(アレルギーの原因物質)に反応して産生される抗体です。オマリズマブは、IgE抗体が産生されるのを抑制することで、アレルギー反応を防ぎます。 オマリズマブは、2週間ごとに皮下注射されます。治療は通常、12か月間継続されます。オマリズマブは、喘息や慢性蕁麻疹の症状を改善し、発作の数を減らし、薬の量を減らすのに役立ちます。オマリズマブは、安全性と忍容性が良好な薬剤とされており、副作用は通常軽度で、注射部位の痛みや腫れ、頭痛、疲労、鼻咽頭炎などが報告されています。
血液・造血

自家末梢血幹細胞移植とは?造血幹細胞移植の種類の一つ

自家末梢血幹細胞移植とは、造血幹細胞移植の種類の一つで、造血機能の回復のために、事前に採取し凍結保存しておいた自己由来の造血幹細胞を輸注する方法のことを指します。この方法は、通常の化学療法よりも抗腫瘍効果を高めるために、前処置として移植前に大量の抗がん剤の投与や放射線照射(稀である)を実施した後に行われます。 自家末梢血幹細胞移植は、白血病やリンパ腫などの血液のがん、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、ホジキンリンパ腫などの悪性腫瘍の治療に用いられます。また、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血などの血液疾患の治療にも用いられます。
組織・制度

看護師必見!臨床病理カンファレンスとは?

臨床病理カンファレンスの目的は、診療科の壁を越えて、病理医と臨床医が症例について議論し、診断や治療について共有することで、患者のより良い医療につなげることです。また、カンファレンスを通して、臨床医は病理医の診断結果をより深く理解し、病理医は臨床医の診療経過をより詳しく知ることができます。これにより、お互いの理解を深め、より良いチーム医療を提供することが可能になります。 臨床病理カンファレンスの意義は、患者のより良い医療につながることです。カンファレンスを通して、診療科の壁を越えて、病理医と臨床医が症例について議論し、診断や治療について共有することで、患者のより良い医療につなげることができます。また、カンファレンスを通して、臨床医は病理医の診断結果をより深く理解し、病理医は臨床医の診療経過をより詳しく知ることができます。これにより、お互いの理解を深め、より良いチーム医療を提供することが可能になります。
検査・診断

看護師が知っておくべき生化学検査の基礎知識

生化学検査とは、臨床検査のうち、血液を使用する検体検査の一種です。血液の血清や血漿中に含まれる各種物質の濃度を生化学的手法で測定することで、全身状態、各臓器の状態を推測するものです。生化学検査は、健康診断や病気の診断、治療の経過観察など、さまざまな目的に使用されます。生化学検査で測定される項目は、肝機能、腎機能、脂質代謝、ホルモン、電解質、血糖値など多岐にわたります。これらの項目を測定することで、肝臓や腎臓などの臓器の状態、脂質代謝の異常、ホルモンバランスの乱れ、電解質の異常、血糖値の異常などを検出することができます。生化学検査は、血液を採取して行う検査のため、採血が必要です。採血は、腕の静脈から行うのが一般的です。採血した血液は、検査室に持ち込まれ、各種物質の濃度を測定します。生化学検査の結果は、通常、数日後に医師から説明されます。
産婦人科

帝王切開の基礎知識

帝王切開とは、経膣分娩と異なり、外科的に子宮を切開し、児を娩出する方法である。帝王切開は、母体または児の安全を守るために必要な場合に行われる。帝王切開の理由は様々であるが、最も多いのは児の大きさである。児が大きい場合、経膣分娩では産道を通ることができず、帝王切開が必要となる。また、母体の骨盤が狭い場合や、児の姿勢が異常な場合、母体が分娩中に十分な力を出せない場合などにも帝王切開が行われる。帝王切開は、母体・児の安全を守るために重要な手術であるが、同時に大きな手術であるため、リスクを伴う。帝王切開のリスクとしては、出血、感染、血栓塞栓症、子宮破裂などがある。帝王切開は、医師の判断で行われるが、多くの場合、母体と医師が相談して決定される。
感染

看護師が知っておくべきはしかの基礎知識

はしかとは、麻疹を指す。麻疹は、麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症である。世界中で非常に感染力の強い病気であり、ワクチン接種がなければ、多くの子どもたちが麻疹にかかり、重大な合併症が起こる可能性がある。麻疹は、空気感染によって広がり、感染した人が咳やくしゃみをすると、空気中に麻疹ウイルスが放出され、それを吸い込んだ人が感染する。麻疹の症状は、発熱、咳、鼻水、目の充血、発疹などである。発疹は、通常、顔から始まり、徐々に身体全体に広がる。麻疹は、重大な合併症を引き起こす可能性があり、肺炎、脳炎、死亡などが含まれる。麻疹のワクチン接種は、麻疹にかかるリスクを大幅に減らすことができる。麻疹のワクチン接種は、通常、1歳と4歳で2回接種される。
整形外科

看護師が知っておくべき関節リウマチ

関節リウマチとは、免疫機構の異常によって関節の内側にある滑膜と呼ばれる部分に炎症が生じ、関節の腫れや疼痛が引き起こされ、それが持続することで関節の変形を来す疾患である。関節リウマチは、女性に多くみられる疾患であり、30~50歳代に発症することが多い。関節リウマチの原因は、まだ完全には解明されていないが、遺伝的要因や環境要因が関わっていると考えられている。関節リウマチの症状としては、関節の腫れや疼痛、関節の変形、朝のこわばりなどが挙げられる。また、関節リウマチは、関節だけでなく、心臓や肺、腎臓などの他の臓器にも影響を与えることがある。関節リウマチの治療法としては、薬物療法、理学療法、手術療法などがある。
循環器

知っておきたい救急の必須用語『5P』

5Pとは、急性動脈閉塞時によく認められる5つの徴候のことであり、それぞれの頭文字を取って5Pと呼ばれています。具体的には、以下の通りです。 * 疼痛 (Pain)患者の痛みです。周辺組織の虚血に起因する、非常に強い痛みを訴えます。 * 冷感 (Pallor)患肢の冷感です。閉塞側の患肢が冷たくなります。 * 麻痺 (Paralysis)患肢の麻痺です。患肢に力が入らなくなります。 * 皮膚斑 (Patch)患肢の皮膚斑です。閉塞側の患肢に、斑状の皮膚変色がみられます。 * Pulsation消失 (Pulsation disappearance)患肢の脈拍消失です。閉塞側の患肢の動脈脈拍が消失します。 これらの症状は、急性動脈閉塞の重要な徴候であり、早期に発見することが重要です。
感染

看護師に必須の用語『mRNA』って知ってる?

mRNA(メッセンジャーRNA)は、遺伝情報を核から細胞質に伝達するRNAの一種です。DNAの塩基配列をコピーしたもので、タンパク質を合成するための指示書のような役割を果たしています。mRNAは、DNAの塩基配列を元に、アミノ酸の配列を決定します。アミノ酸はタンパク質を構成する基本的な単位であり、タンパク質の機能を決定します。 mRNAは、タンパク質を合成する細胞質にあるリボソームに運ばれ、リボソームがmRNAの塩基配列を読み込んでアミノ酸を連ねていきます。この過程を翻訳といいます。翻訳によって、mRNAにコードされたアミノ酸の配列通りにタンパク質が合成されます。 mRNAは、タンパク質の合成に必須の分子であり、生命活動に欠かせないものです。
血液・造血

看護師必携『血液型』を徹底解説!

血液型とは、赤血球膜の表面に存在する抗原により分類される血液の型のことである。血液型は遺伝によって決定され、生後から死ぬまで変化することはない。血液型には、ABO式血液型とRh式血液型の2種類がある。ABO式血液型は、A型、B型、AB型、O型の4種類に分類される。A型はA抗原のみを、B型はB抗原のみを、AB型はA抗原とB抗原の両方を、O型はA抗原もB抗原も持たない。Rh式血液型は、Rh因子を持っているかどうかによってRh陽性とRh陰性に分類される。 Rh因子はA抗原やB抗原のように赤血球膜の表面に存在する抗原の一つである。血液型は、輸血の際に重要となる。輸血を行う際には、輸血する側の血液型と輸血を受ける側の血液型を一致させる必要がある。もし、血液型が一致していないと、輸血を受けた側の体内で輸血した血液を攻撃する抗体が産生され、輸血を受けた側の体に重大な合併症を引き起こすことがある。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語:タクロリムス

タクロリムスは、臓器移植時の拒絶反応の制御や、ベーチェット病、関節リウマチ、乾癬性関節炎、皮膚筋炎、多発筋炎、全身性エリテマトーデス、クローン病、ネフローゼ症候群など、自己免疫性疾患やサイトカイン異常疾患にも用いられる薬物です。 タクロリムスは、免疫抑制剤の一種であり、T細胞の活性化を抑制することで、免疫反応を抑制します。T細胞は、免疫系において重要な役割を果たす白血球の一種であり、体内の異物や感染症に対して攻撃を行います。しかし、自己免疫疾患の場合、T細胞が自分の体の組織を攻撃してしまい、炎症や組織破壊を引き起こしてしまいます。タクロリムスは、T細胞の活性化を抑制することで、自己免疫疾患の症状を改善します。 また、臓器移植において、タクロリムスは拒絶反応を予防するために使用されます。拒絶反応とは、移植された臓器が体内で異物として認識され、攻撃される反応のことです。タクロリムスは、T細胞の活性化を抑制することで、拒絶反応を予防します。 タクロリムスは、経口投与される薬物です。通常、1日2回に分けて服用します。タクロリムスの副作用としては、腎機能障害、高血圧、高血糖、肝障害、高カリウム血症などがあります。また、タクロリムスは他の薬物との相互作用があるため、他の薬物を使用している場合は、医師に相談することが大切です。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『プロスタグランジン』ってなに?

-プロスタグランジンって何?- プロスタグランジンとは、細胞膜に存在する脂質から合成される生体活性物質のひとつです。体内のあらゆる臓器や組織に分布しており、幅広い生理作用を持っています。その主な役割としては、血管拡張、気管支拡張、子宮収縮、発熱、炎症などがあげられます。また、痛みを軽減したり、血小板の凝集を抑制したりする作用も持っています。 プロスタグランジンは、アラキドン酸という脂質から合成されます。アラキドン酸は、細胞膜のリン脂質に多く含まれており、プロスタグランジン合成酵素によってプロスタグランジンに変換されます。プロスタグランジン合成酵素には、シクロオキシゲナーゼ(COX)とリポキシゲナーゼ(LOX)の2種類があり、COXによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、LOXによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が合成されます。 プロスタグランジンは、合成されるとすぐに分解されます。プロスタグランジンを分解する酵素には、プロスタグランジン分解酵素(PGデグラデーゼ)とプロスタグランジンEシンターゼ(PGES)の2種類があり、PGデグラデーゼによってプロスタグランジンE2(PGE2)やプロスタグランジンI2(PGI2)が、PGESによってプロスタグランジンF2α(PGF2α)やプロスタグランジンD2(PGD2)が分解されます。 プロスタグランジンは、体内の様々な生理機能に関与しており、その働きは多岐にわたっています。そのため、プロスタグランジンは薬の開発においても重要な役割を果たしており、解熱剤、鎮痛剤、抗炎症剤、気管支拡張剤、子宮収縮剤など、様々な薬剤に利用されています。