看護師業界ウォッチャー

血液・造血

看護師に必須の用語『赤血球沈降速度(ESR)』を解説

赤血球沈降速度(赤血球沈降速度(せっけっきゅうちんこうそくど、erythrocyte sedimentation rate;ESR)とは、赤沈または血沈とも呼ばれる、血液学的検査の一種である。)とは、一定時間内に赤血球が赤血球沈降速度とは、血液が凝固していない状態で赤血球が沈殿する速さを測定する検査です。赤血球沈降速度が速いということは、血液中に炎症や感染症がある可能性を示唆しています。赤血球沈降速度が遅いということは、血液に異常がないことを示唆しています。赤血球沈降速度は、炎症反応の指標として使用されることが多く、膠原病、感染症、悪性腫瘍などの疾患の診断や経過観察に役立ちます。赤血球沈降速度を測定するためには、血液を採取し、試験管に入れて一定時間静置します。その間に、赤血球は沈殿し、血清との間に境界線ができます。この境界線の位置を測定することで、赤血球沈降速度が算出されます。赤血球沈降速度は、1時間当たりのミリメートルで表されます。正常値は、男性で0~15mm/時、女性で0~20mm/時です。
整形外科

看護師に必須の『アセトアミノフェン』について

アセトアミノフェンは、解熱鎮痛薬として広く使用されている薬剤です。その作用は、体の温度を下げ、痛みを和らげることです。アセトアミノフェンは、熱が38.5度以上、または痛みが強い場合に服用されます。アセトアミノフェンは、比較的安全な薬剤ですが、過剰摂取すると肝臓に損傷を与える可能性があります。そのため、用法・用量を守って服用することが大切です。 アセトアミノフェンの効果は、通常15~30分後に現れます。解熱効果は4~6時間、鎮痛効果は6~8時間持続します。アセトアミノフェンは、単独で服用することも、他の薬剤と併用して服用することもできます。他の薬剤と併用する場合には、相互作用に注意する必要があります。アセトアミノフェンは、アルコールと一緒に服用すると、肝臓に損傷を与える可能性が高まります。また、アセトアミノフェンは、ワルファリンなどの抗凝固薬と一緒に服用すると、その効果を弱める可能性があります。 アセトアミノフェンは、比較的安全な薬剤ですが、過剰摂取すると肝臓に損傷を与える可能性があります。アセトアミノフェンの過剰摂取は、肝臓の炎症や壊死を引き起こし、最悪の場合には死に至る可能性があります。アセトアミノフェンの過剰摂取を防ぐためには、用法・用量を守って服用することが大切です。アセトアミノフェンを服用する際には、必ず医師または薬剤師に相談しましょう。
検査・診断

看護師が知っておきたい基礎体温の基礎知識

基礎体温とは、一定時間以上の睡眠後の起床時の安静な状態で測定した体温です。女性の場合、卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類のホルモンの影響を大きく受けており、基礎体温を測定することにより、これらのホルモン分泌が正常に行われているかを予測することができます。 基礎体温は、排卵日を予測したり、妊娠の有無を判断したりすることができます。また、月経周期の異常や、更年期の症状などを判断するのにも役立ちます。 基礎体温を測定するには、毎朝決まった時間に、体温計を舌の下に5分ほど入れて測定します。測定した体温は、グラフに記録しておくと、変化がわかりやすくなります。
その他

看護師に必須の用語『インシデントレポート』とは?

インシデントレポートとは、医療機関において、医療の提供に関わる業務遂行中、医療を受ける人またはその家族への実際の危害に結びついていないような事例または医療提供行為中に発生したヒヤリハット事象を報告するレポートのことである。インシデントレポートは、医療の質を向上させるために、医療機関がインシデントから学ぶために使用されます。また、医療過誤を防ぐためにも使用することができる。インシデントレポートは、医療従事者であれば誰でも報告することができる。医療従事者がインシデントレポートを報告することは、医療の質を向上させるために重要なことであり、医療過誤を防ぐためにも重要なことである。医療機関は、医療従事者がインシデントレポートを報告しやすい環境を作り、報告されたインシデントレポートを適切に調査して、医療の質を向上させるための対策を講じることが重要である。
その他

看護師必須語『KOT』ってなに?

看護師が使う『KOT』とは、大便を意味する業界用語です。ドイツ語のKotに由来し、カルテなどで「KOT-3」(3日間排便なし)のように記載されることがあります。看護師は、患者の排便状況を把握するために、排便の回数や量、形状などを観察しています。『KOT』は、排便状況を記録する際に使用される重要な用語なのです。 看護師が『KOT』を使用する理由は、排便状況が患者の健康状態を反映しているからです。例えば、便秘は、消化器系の問題や薬の副作用などが原因で起こることがあります。また、下痢は、感染症や食物中毒などが原因で起こることがあります。看護師は、『KOT』を観察することで、患者の健康状態を把握し、適切なケアを提供することができます。
消化器

経皮経肝的胆嚢ドレナージとは?

治療の概要 経皮経肝的胆嚢ドレナージ(PTGBD)は、急性胆嚢炎や閉塞性黄疸の治療として行われる胆嚢ドレナージの最小侵襲的な方法である。この技術は、皮膚と肝臓を介して胆嚢に細い管を入れ、胆汁が蓄積するのを防ぎ、感染症や炎症を軽減するために使用される。 典型的には、PTGBDは局所麻酔下で行われる。医師は、患者の右肋部に小さな切開を行い、針を肝臓に挿入し、胆嚢に到達するまで針を進める。針が胆嚢に到達すると、医師は針の中にワイヤーを入れて、針を取り除く。ワイヤーは、胆汁が胆嚢から体外に排出されるようにするために、胆嚢カテーテルと呼ばれる細い管を挿入するために使用される。 胆汁は、細い管を通って流れ、胆汁袋と呼ばれるバッグに集められる。胆汁は、感染症や炎症のリスクを軽減するために、毎日バッグから排出される。PTGBDは、通常、数週間から数ヶ月間、胆汁が適切に流れ出るようになるまで行われる。
血液・造血

知っておきたい!看護師のための『CRP』

CRP(C-reactive protein)とは、急性期反応物質(急性相反応物質)と呼ばれる血清タンパク質の一つで、C反応性タンパクのことである。肝臓で主に産生され、炎症や組織損傷の際に増加する。CRPは、感染症、外傷、手術、心筋梗塞、脳梗塞などの様々な疾患で上昇する。そのため、CRPは、炎症や感染症の有無を調べる検査として広く用いられている。 CRPは、細菌やウイルスなどの異物が体内に侵入すると、肝臓で産生されて血中に放出される。CRPは、異物を貪食した白血球やマクロファージの表面にある受容体に結合し、炎症反応を促進する。また、CRPは、補体系を活性化して細菌やウイルスを殺傷する。 CRPは、炎症や感染症の程度を反映する指標として用いられている。CRPが上昇している場合、炎症や感染症が疑われる。CRPの上昇は、細菌感染症よりもウイルス感染症で顕著に認められる。また、CRPは、心筋梗塞や脳梗塞などの疾患でも上昇する。CRPの上昇は、疾患の重症度や予後を判断するのに役立つ。
産婦人科

知っておきたい「アポクリン化生」とは

アポクリン化生とは、乳腺組織の細胞がアポクリン腺細胞に似た変化をすることです。アポクリン腺細胞は、ワキや陰部などの皮膚にある腺の一種で、汗や皮脂を分泌します。アポクリン化生は、乳腺症を構成する部分像で、線維症や嚢胞に伴ってみられることが多いです。ほとんどの場合良性ですが、アポクリン化生の中で異型を示す場合は、アポクリン癌など悪性の可能性があります。 アポクリン化生は、乳腺組織の細胞がアポクリン腺細胞に似た変化を起こすことで、乳腺症の一種です。乳腺症は、乳腺に何らかの異常が生じる病気の総称で、線維症や嚢胞などが含まれます。アポクリン化生は、線維症や嚢胞に伴って生じることもありますが、単独で発生することもあります。 アポクリン化生は、ほとんどの場合良性ですが、まれに悪性化することがあります。アポクリン化生の中で異型を示す場合は、アポクリン癌など悪性の可能性があります。アポクリン癌は、乳腺癌の一種で、比較的まれな癌です。アポクリン癌は、早期に発見できれば治療可能なことが多いですが、進行すると転移する可能性があります。 アポクリン化生は、乳腺組織を構成する細胞がアポクリン腺細胞に似た変化を起こすことで、乳腺症の一種です。乳腺症は、乳腺に何らかの異常が生じる病気の総称で、線維症や嚢胞などが含まれます。アポクリン化生は、線維症や嚢胞に伴って生じることもありますが、単独で発生することもあります。
感染

看護師が知っておきたいアニサキス症の基礎知識

アニサキス症とは、アニサキス属幼線虫により起こる消化器症状である。アニサキス属幼線虫は、主に海産魚介類に寄生しており、魚介類を摂取することでヒトの消化管に侵入する。アニサキス症の症状は、消化管に入ったアニサキス属幼線虫が胃や腸壁を刺激することで起こる。主な症状は、激しい腹痛、吐き気、嘔吐などである。また、アニサキス属幼線虫が食道や気管に迷入すると、呼吸困難や咳などの症状を引き起こすこともある。アニサキス症は、魚介類を摂取することで感染する。そのため、アニサキス症を防ぐためには、魚介類を十分に加熱して食べる必要がある。また、アニサキス属幼線虫が寄生している可能性がある魚介類は、生で食べないように注意することが大切である。アニサキス症を発症した場合は、すぐに医療機関を受診する必要がある。アニサキス症の治療は、アニサキス属幼線虫を駆除することが目的である。駆除方法は、内服薬や内視鏡を用いた方法などがある。
消化器

看護師が知っておくべき『腸蠕動』

腸蠕動とは、腸の輪状筋が行う収縮運動のことです。蠕動運動により、胃で食べ物がある程度消化されると、十二指腸、小腸(空腸・回腸)、大腸の順で運ばれ、排便へと至ります。この時、蠕動運動は、胃から肛門まで内容物を移動させる役割を持ちます。蠕動運動は、自律神経によって制御されており、通常は意識的にコントロールすることはできません。しかし、ストレスや不安を感じると、蠕動運動が乱れてしまうことがあります。蠕動運動が乱れると、便秘や下痢などの症状を引き起こすことがあります。
耳鼻咽喉科

看護師に必須の用語『防音室』について

防音室とは、音が漏れたり、外からの音が聞こえないように設計された部屋のことです。 防音室は、病院、学校、図書館、音楽スタジオ、放送局など、さまざまな場所で利用されています。 防音室の目的は、騒音を遮断して音の正確性を確保することです。防音室を使用することで、聴力検査、試験、会議、演奏、放送などの際に、周囲の騒音に邪魔されることなく、正確な音響環境を得ることができます。 防音室の遮音性能は、壁の厚さ、窓の構造、床材の種類などによって決まります。また、防音室の大きさや形も、遮音性能に影響を与えます。防音室を設置する際には、目的や用途に合わせて、適切な防音性能を持つ部屋を選ぶことが重要です。
産婦人科

看護師に必須の用語『乳腺』の意味と病気

乳腺とは、乳房の中で乳汁を産生する組織のことです。乳腺は、乳頭から広がる乳管と、乳管の末端にある乳腺小葉から構成されています。乳腺小葉は、乳汁を産生する細胞である乳腺上皮細胞と、乳汁を乳頭まで運ぶ乳汁排出管から構成されています。乳腺は、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンによって調節されており、月経周期に応じて変化します。排卵期には、エストロゲンの影響で乳腺が成長し、乳管が拡張します。黄体期には、プロゲステロンの影響で乳腺がさらに成長し、乳汁を産生する準備を整えます。妊娠中は、プロラクチンの影響で乳腺がさらに成長し、乳汁を産生します。出産後は、プロラクチンの分泌が減少し、乳腺が萎縮します。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき抗核抗体とは

抗核抗体とは何か 抗核抗体とは、細胞の核構成成分に対する自己抗体の総称である。自己抗体とは、本来は体外からの異物を攻撃するはずの抗体が、自分の体の構成成分を攻撃してしまう抗体のことである。抗核抗体は、自己免疫疾患の診断に有用であり、SLE(全身性エリテマトーデス)、SS(シェーグレン症候群)、RA(関節リウマチ)などの疾患で高値を示すことが多い。抗核抗体は、さまざまな検査方法によって測定することができる。最も一般的な検査方法は、免疫蛍光法である。免疫蛍光法は、抗核抗体を蛍光標識して、細胞の核に結合している抗体を観察する検査方法である。抗核抗体は、細胞の核に均一に分布している場合もあれば、不均一に分布している場合もある。また、抗核抗体は、細胞の種類によって結合する抗体が異なる場合もある。抗核抗体の検査結果は、自己免疫疾患の診断や病勢の経過観察に有用である。
検査・診断

看護師が知っておくべきウィルヒョウ転移

ウィルヒョウ転移とは、消化器癌などが左鎖骨の上のくぼみにあるリンパ節(左鎖骨上窩リンパ節)に転移することである。胃癌が代表である。左鎖骨上窩リンパ節は、リンパ管が大静脈に合流する静脈角の近くのリンパ節であり、そこに転移があることは、癌がかなり進行した状態を示す。 ウィルヒョウ転移は、19世紀ドイツの病理学者ルードルフ・ウィルヒョウによって最初に報告された。ウィルヒョウは、胃癌の患者で、左鎖骨上窩リンパ節に転移が見られることが多いことに気づいた。彼は、この転移が癌の進行を示す重要な徴候であることを主張した。 ウィルヒョウ転移は、胃癌だけでなく、食道癌、膵癌、大腸癌、胆嚢癌など、他の消化器癌でも見られることがある。また、乳癌や肺癌でも、まれに見られることがある。 ウィルヒョウ転移が見つかった場合、癌がかなり進行している可能性が高い。そのため、早期に治療を開始することが重要である。治療法としては、手術、化学療法、放射線療法などがある。
血液・造血

慢性GVHDとは?症状や治療法について

慢性GVHDとは、移植後後期にドナー由来の免疫担当細胞が、患者(レシピエント)由来の非自己抗原を認識することで患者の各種臓器を攻撃する免疫学的反応である。慢性移植片対宿主病ともいう。 慢性GVHDは、急性GVHDとは異なり、移植後100日以降に発症することが多い。症状としては、皮膚の硬化、発疹、色素沈着、脱毛、粘膜の乾燥、涙や唾液の減少、関節の痛み、筋肉の debilidad、肝臓や肺の機能障害などがある。慢性GVHDは、急性GVHDよりも重篤な経過をたどることが多く、死に至ることもある。 慢性GVHDの治療法は確立しておらず、対症療法が中心となる。治療薬としては、ステロイド薬、免疫抑制薬、抗線維化薬などが使用される。慢性GVHDの予防には、移植前にドナーとレシピエントのHLA(ヒト白血球抗原)の適合性をできるだけ高めることが重要となる。
その他

看護師に必須の用語『アスピレーション』とは?

アスピレーション(あすぴれーしょん、aspiration)とは、誤嚥(ごえん)のことである。誤嚥とは、食物や液体が誤って気管に入ってしまうことである。誤嚥は、嚥下機能が低下している人や、物を食べるのが急いでいる人によく起こる。 誤嚥が起こると、肺炎や窒息を引き起こす可能性がある。肺炎とは、肺に炎症が起こる病気である。窒息とは、呼吸ができなくなることであり、死に至ることもある。 誤嚥を防ぐためには、以下のことに注意することが大切である。 * ゆっくりとよく噛んで食べる。 * 食事中は、話をしたり、テレビを見たりしない。 * 食べ物を口に入れたまま寝転がらない。 * 嚥下機能が低下している人は、誤嚥を防ぐための特別な食事や飲み物を使用する。 誤嚥が起こった場合は、すぐに医療機関を受診することが大切である。
産婦人科

看護師に必須の用語:ダウン症とは?

ダウン症とは、特徴的な顔貌、多発奇形、中等度から重度の精神発達遅滞を特徴とする染色体異常症候群です。21番染色体が1本過剰に存在する(トリソミー)ことが原因で、これは親の配偶子が減数分裂をする過程で不分離が起こることによるものです。発症頻度は妊婦年齢に依存し、1970年代には1000人に1人とされていましたが、近年高齢出産の増加により発生頻度も増加傾向にあります。 ダウン症は、染色体の異常によって引き起こされる疾患です。染色体は、遺伝情報を保存する細胞の構造であり、通常、人は46本の染色体を持っています。ダウン症では、21番染色体が1本過剰に存在するため、合計47本の染色体を持っています。この染色体の異常が、ダウン症の特徴的な顔貌、多発奇形、精神発達遅滞などの症状を引き起こします。 ダウン症は、出生前診断や出生後の検査によって診断されます。出生前診断では、母親の血液や羊水を検査して、ダウン症の疑いがあるかどうかを調べます。出生後の検査では、染色体検査や身体検査を行って、ダウン症かどうかを確定診断します。 ダウン症の治療法はありませんが、早期に支援や療育を行うことで、症状を軽減し、生活の質を向上させることができます。支援や療育には、特別支援学校や特別支援学級への就学、言語訓練、理学療法、作業療法などがあります。
血液・造血

造血幹細胞移植の基礎知識

造血幹細胞とは、赤血球、白血球、血小板など、血液細胞のすべてのもとになる細胞のことです。骨髄に存在し、常に新しい血液細胞を産生しています。造血幹細胞は、骨髄を採取して移植することで、血液疾患や免疫不全疾患の治療に利用されます。 造血幹細胞は、おもに骨髄に存在していますが、末梢血や臍帯血にも存在します。骨髄が採取できない場合には、末梢血や臍帯血から造血幹細胞を採取して移植することもできます。造血幹細胞移植は、白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群などの血液疾患や、重症複合免疫不全症候群(SCID)などの免疫不全疾患の治療に用いられています。 造血幹細胞移植は、化学療法や放射線療法などの前処置を行い、患者の骨髄を破壊した後、健康なドナーから採取した造血幹細胞を患者の体内に移植します。移植された造血幹細胞は、患者の骨髄に定着して新しい血液細胞を産生し始め、造血機能を回復させます。
その他

来院直後心肺停止とは?

来院直後心肺停止の原因と症状 来院直後心肺停止の原因は、心臓性、呼吸性、その他の原因に大別されます。心臓性の原因としては、心筋梗塞や心筋症、不整脈などが挙げられます。呼吸性の原因としては、肺炎や気胸、気管支喘息などが挙げられます。その他の原因としては、外傷や中毒、低体温症などが挙げられます。 来院直後心肺停止の症状としては、意識消失、呼吸停止、心拍停止などが挙げられます。意識消失は、脳に十分な血液が供給されなくなったために起こります。呼吸停止は、肺に十分な空気が取り入れられなくなったために起こります。心拍停止は、心臓が収縮しなくなったために起こります。これらの症状がすべて同時に起こる場合もあれば、一部の症状のみが起こる場合もあります。
消化器

ナースに必須の用語 腸炎とは?

腸炎とは、腸に発生する炎症の総称です。さまざまな原因で起こり、症状は下痢、腹痛、血便、発熱、嘔吐などです。病変の部位、程度、びらん・潰瘍の有無、通過障害の有無などにより症状は異なります。 腸炎の原因には、細菌やウイルスなどの感染症、薬剤や放射線の影響、自己免疫疾患、遺伝性疾患などがあります。感染症による腸炎は、食中毒、旅行者下痢、ウイルス性腸炎などがあります。薬剤や放射線の影響による腸炎は、抗生物質や抗がん剤、放射線治療などがあります。自己免疫疾患による腸炎は、潰瘍性大腸炎やクローン病などがあります。遺伝性疾患による腸炎は、先天性巨腸症や家族性大腸ポリポーシスなどがあります。 腸炎の症状は、下痢、腹痛、血便、発熱、嘔吐などです。下痢は、水様便や粘血便、血便などがあります。腹痛は、下腹部や右下腹部などに起こります。血便は、鮮血便や暗赤色便などがあります。発熱は、38℃以上になることがあります。嘔吐は、嘔気や吐き気を伴うことがあります。 腸炎の治療は、原因によって異なります。感染症による腸炎は、抗菌薬や抗ウイルス薬で治療します。薬剤や放射線の影響による腸炎は、薬剤や放射線の投与を中止します。自己免疫疾患による腸炎は、ステロイド薬や免疫抑制剤で治療します。遺伝性疾患による腸炎は、外科手術で治療します。 腸炎は、適切な治療を受ければ、ほとんどの場合治癒します。しかし、重症化すると、脱水症や電解質異常、腸穿孔などの合併症を起こすことがあります。そのため、早期に受診することが大切です。
皮膚科

看護師に必須の用語『痂皮』とその役割

痂皮とは、皮膚が損傷したとき、その部位の表面から浸出した血漿や炎症細胞、壊死塊などの血液成分が固まったものをさします。いわゆる瘡蓋(かさぶた)のことです。傷口の止血や保護、細菌や異物の進入を防ぐ役割があります。 痂皮は、傷口が治癒するにつれて自然に剥がれ落ちます。しかし、痂皮が厚く硬くなると、傷口の治癒を遅らせてしまうことがあります。そのため、痂皮が厚く硬くなっている場合は、無理に剥がさずに、軟膏やワセリンなどを塗って柔らかくしてから剥がすようにしましょう。 痂皮が剥がれた後は、傷口を清潔に保つことが大切です。傷口を水で洗い流したり、消毒液で消毒したりしましょう。また、傷口を保護するために、絆創膏などを貼っておくとよいでしょう。
血液・造血

抗がん薬シクロホスファミドの基礎知識と特徴

シクロホスファミドはアルキル化剤の一種です。アルキル化剤とは、DNAに結合し、細胞の分裂を阻止する薬です。シクロホスファミドは、リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、卵巣癌、乳癌、肺癌、膀胱癌など、さまざまな癌の治療に使用されます。 シクロホスファミドの作用機序は、DNA合成の阻害です。DNA合成とは、DNAを複製するプロセスであり、細胞分裂には不可欠です。シクロホスファミドはDNA合成を阻害することで、細胞の分裂を阻止します。また、シクロホスファミドは免疫抑制剤でもあります。免疫抑制剤とは、免疫機能を抑制する薬です。シクロホスファミドは、免疫機能を抑制することで、癌細胞の増殖を抑えます。 シクロホスファミドの主な副作用は、吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、骨髄抑制、感染症などです。骨髄抑制とは、骨髄の機能が低下して、血球の産生が減少する状態です。感染症とは、細菌やウイルスなどの病原体による感染です。シクロホスファミドは、免疫機能を抑制するため、感染症にかかりやすくなります。
消化器

看護師に知っておいてほしい!血便とは?

血便の原因はさまざまです。最も一般的な原因のひとつは、痔です。痔は、肛門の静脈が腫れて炎症を起こす病気で、排便時に刺激を受けて出血することがあります。大腸炎や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患も、血便の原因となる可能性があります。これらの疾患は、腸の粘膜に炎症を起こし、出血につながることがあります。また、憩室炎や大腸ポリープなどの大腸の病気が原因となる場合もあります。 血便の症状は、出血の量や原因によって異なります。少量の出血では、便に血が混じっていることに気付かない場合もあります。大量の出血では、便が血のように見えることがあり、腹痛、下痢、嘔吐などの症状を伴うこともあります。痔が原因の血便は、通常は痛みを伴いませんが、他の疾患が原因の血便は、痛みを伴うことがあります。
精神科

看護スタッフに欠かせない感情失禁の基礎知識

感情失禁の原因はまだ完全には解明されていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。そのうちのひとつは、感情を制御する脳の領域である前頭葉の損傷です。前頭葉は、感情の抑制や衝動の制御に関与しており、この領域が損傷すると、感情を適切にコントロールすることが難しくなります。 また、感情失禁の原因の一つとして考えられているのが、感情を認識したり表現したりする能力に関わる神経伝達物質の異常です。感情失禁は、感情の調節に関与する神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンのバランスが乱れることで引き起こされると考えられています。 さらに、感情失禁は、ストレスやトラウマなどの心理的な要因によっても引き起こされることがあります。極度のストレスやトラウマを経験すると、感情を制御する脳の機能が低下し、感情失禁が起こりやすくなります。 また、感情失禁は、薬物やアルコールの乱用によっても引き起こされることがあります。薬物やアルコールは、感情を制御する脳の機能を低下させ、感情失禁が起こりやすくなります。