看護師業界ウォッチャー

検査・診断

看護師のための心電図の基本

-心電図の基礎知識- 心電図とは、心臓の電気的活動を記録したグラフのことです。心臓が拍動する際に、心筋細胞に電気的な興奮が生じます。この興奮は、体表面に電極を当てることで捉えることができ、心電図として記録されます。心電図は、心臓の働きを評価する上で重要な検査です。 心電図は、P波、QRS波、T波の3つの波で構成されています。P波は心房の収縮を示し、QRS波は心室の収縮を示し、T波は心室の拡張を示します。心電図の波形を解析することで、心臓の拍動数、心拍リズム、心筋梗塞の有無などを診断することができます。 心電図は、安静時と運動時の2つの状態で行われます。安静時心電図は、安静時に心電図を記録したもので、心臓の基礎的な働きを評価します。運動時心電図は、運動中に心電図を記録したもので、心臓が運動に耐えられるかどうかを評価します。 心電図は、心臓の働きを評価する上で重要な検査ですが、あくまでも補助的な検査であることに注意が必要です。心電図だけで心臓の病気を診断することはできません。心臓の病気を診断するためには、問診、身体診察、血液検査、画像検査など、様々な検査を組み合わせて総合的に判断する必要があります。
脳・神経

看護師に必須の用語『アーガイル=ロバートソン瞳孔』について

アーガイル=ロバートソン瞳孔とは、瞳孔異常の一種で、対光反応がない状態のことです。対光反応とは、光を当てたときに瞳孔が縮小する反応のことです。アーガイル=ロバートソン瞳孔では、光を当てても瞳孔が縮小しません。この症状は、主に神経梅毒で起こります。神経梅毒とは、梅毒菌が脳や脊髄に感染した状態のことです。梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる感染症です。梅毒は、主に性行為によって感染します。梅毒に感染すると、皮膚や粘膜に発疹や潰瘍などの症状が現れます。梅毒を治療せずに放置すると、神経梅毒を発症することがあります。神経梅毒は、脳や脊髄を損傷し、様々な症状を引き起こす可能性があります。アーガイル=ロバートソン瞳孔は、神経梅毒の症状の一つです。
整形外科

理学療法士とは?その役割と重要性

理学療法士は、加齢、けが、病気などにより身体機能が低下した患者に対して運動療法や物理療法などを行うことで、自立した日常生活が送れるように支援する医学的リハビリテーションの専門職です。理学療法士は、患者の身体機能を評価し、その評価結果に基づいて運動療法や物理療法などのリハビリテーションプログラムを作成して提供します。理学療法士は、患者がリハビリテーションプログラムを正しく行えるように指導し、患者の身体機能の改善を図ります。理学療法士は、患者の身体機能の改善を図ることで、患者の自立した日常生活を送れるように支援します。理学療法士は、患者の身体機能の改善を図ることで、患者の生活の質の向上にも貢献します。
皮膚科

ピーリング:美肌のための肌のケア

ピーリングとは、薬剤などを用いて表皮に蓄積した古い角質を除去することで、肌の新陳代謝を正常化することを目的とした「肌のケア」の一つである。アルファヒドロキシ酸やサリチル酸などの薬剤を使用するケミカルピーリングと、レーザーなどによる物理的なピーリングがある。ピーリングを行うことで、古い角質が除去され、肌の新陳代謝が正常化され、ターンオーバーが促進される。これにより、肌のくすみやニキビ、シミ、しわ、たるみなどの改善が期待できる。ピーリングは、クリニックや美容クリニックなどで施術を受けることができるが、市販のピーリング剤を使用することもできる。ピーリング剤は、ピーリングの強さによって、マイルドなものから強いものまでさまざまなものがあるので、自分の肌の状態に合わせて選ぶことが大切である。
呼吸器

看護師に知っておいて欲しい!横隔膜とは?

横隔膜は、胸腔と腹腔との境界にある膜状筋のことです。その役割は呼吸において重要で、呼吸の際に肺を膨張させたり収縮させたりしています。 横隔膜の部位は、胸腔と腹腔の間に位置しています。胸腔と腹腔は、胸郭と骨盤によって隔てられていますが、横隔膜は胸郭と骨盤の間にある筋肉で、胸腔と腹腔を隔てています。横隔膜の形は、ドーム状になっており、中央部分が最も高く、そこから放射状に筋繊維が伸びています。筋繊維は、肋骨、胸骨、腰椎に付着しています。 横隔膜は、呼吸の際に重要な役割を果たしています。横隔膜が収縮すると、肺が膨らみ、空気を吸い込みます。横隔膜が弛緩すると、肺が収縮し、空気を吐き出します。また、横隔膜は、咳やくしゃみなどの動作にも関わっています。横隔膜が痙攣すると、しゃっくりが起こります。 横隔膜は、呼吸において重要な役割を果たしている筋肉です。横隔膜の部位や形、機能を理解することで、呼吸のしくみをより深く理解することができます。
呼吸器

看護師に必須の用語『大胸筋』

大胸筋とは、前胸部に位置する厚い扇状形の筋肉のことです。肩関節前方の筋肉の一つであり、肩帯の一部を形成しています。大胸筋の起始は、鎖骨の内側、胸骨、真肋の肋軟骨、腹直筋鞘から始まり、上腕骨の大結節稜に向かって筋線維が収束して停止しています。大胸筋は、鎖骨内側より起始する大胸筋鎖骨部、胸骨と肋軟骨から起始する大胸筋胸肋部、腹直筋鞘から起始する大胸筋腹部の3つの部位に分かれており、それぞれが肩関節の前腕前腕の内転、屈曲、内旋に作用しています。また、大胸筋は強制吸気をする際の呼吸補助筋の一部にもなります。大胸筋の支配神経は、腕神経叢の枝である外側胸筋神経と内側胸筋神経です。
消化器

看護師必須用語『筋性防御』とは?原因や症状

筋性防御とは、腹部を触診した際、腹壁の筋肉が緊張して硬くなる内臓体性反射のことです。これは、壁側腹膜の炎症を示唆しており、腹膜炎や腹腔内出血などの疾患でみられます。筋性防御は、腹部の痛みを伴うことが多く、触診によって筋肉の緊張を認めることができます。また、筋性防御は、腹部のX線検査やCT検査でも確認することができます。筋性防御は、腹膜炎や腹腔内出血などの疾患の診断に役立ちます。また、筋性防御は、これらの疾患の重症度を評価するのにも役立ちます。
脳・神経

看護師に必須の用語『輻輳反射』

輻輳反射とは、瞳孔反射の一つであり、近くの物を見るときに焦点を合わせるために起こる一連の反応です。輻輳反射は、両側の内直筋が収縮し、両眼が内側へ向くように内転する(輻輳運動)ことから始まり、この内直筋への刺激によって瞳孔が小さくなります。輻輳反射は、目の調節や協調を維持するために重要な役割を果たしています。 輻輳反射は、主に内直筋によって制御されています。内直筋は、目の内側にある筋肉で、眼球を内側に回転させます。輻輳反射が起こると、内直筋が収縮し、両眼が内側へ向くように内転します。 輻輳反射は、瞳孔を小さくすることによっても視覚を調節しています。瞳孔が小さくなると、目のに入る光の量を減らすことができます。これにより、目の調節が容易になり、近くの物に焦点を合わせやすくなります。 輻輳反射は、目の調節や協調を維持するために重要な役割を果たしています。輻輳反射が正常に働かないと、近くの物に焦点を合わせることが難しくなり、視覚に問題が生じることがあります。
その他

看護士に必須!! プレメディの『なぜ?』『なに?』『いつ?』『どうするの?』

プレメディとは、検査や手術に対する不安や緊張を除去したり、より大きな麻酔効果を得たりするために、検査や手術の前に患者に薬を投与することです。プレメディケーション(前投薬;premedication)の略で、プレメジ、麻酔前投薬ともいわれています。 プレメディは、患者の不安や緊張を緩和し、検査や手術をより快適に受けられるようにするためのものです。また、麻酔の効果を高め、覚醒後の吐き気や嘔吐などの副作用を軽減するためにも使用されます。 プレメディには、主に鎮静薬、抗不安薬、鎮痛薬などが使用されます。鎮静薬は、患者の意識を軽くして覚醒状態を保ちながら、不安や緊張を軽減する効果があります。抗不安薬は、患者の不安や緊張を直接抑える効果があります。鎮痛薬は、患者の痛みを軽減する効果があります。 プレメディは、患者の状態や検査や手術の種類によって、医師が適切な薬剤を選択して投与します。プレメディの投与により、患者は検査や手術をより快適に受けられるようになります。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておくべき抗核抗体とは

抗核抗体とは何か 抗核抗体とは、細胞の核構成成分に対する自己抗体の総称である。自己抗体とは、本来は体外からの異物を攻撃するはずの抗体が、自分の体の構成成分を攻撃してしまう抗体のことである。抗核抗体は、自己免疫疾患の診断に有用であり、SLE(全身性エリテマトーデス)、SS(シェーグレン症候群)、RA(関節リウマチ)などの疾患で高値を示すことが多い。抗核抗体は、さまざまな検査方法によって測定することができる。最も一般的な検査方法は、免疫蛍光法である。免疫蛍光法は、抗核抗体を蛍光標識して、細胞の核に結合している抗体を観察する検査方法である。抗核抗体は、細胞の核に均一に分布している場合もあれば、不均一に分布している場合もある。また、抗核抗体は、細胞の種類によって結合する抗体が異なる場合もある。抗核抗体の検査結果は、自己免疫疾患の診断や病勢の経過観察に有用である。
腎・泌尿器

看護師が知るべき『自家移植』

-自家移植の種類- 自家移植には、植皮、自家腎移植、造血幹細胞の自家移植の3種類があります。 -植皮- 植皮は、皮膚の移植です。火傷や外傷による皮膚の欠損部位、火傷や外傷が治癒した後の瘢痕の切除部位、ケロイドなどの切除部位、痣(あざ)などの切除部位、合指症などに対して、指を切り離した後の皮膚の欠損部位などに用いられます。近年は、患者自身から皮膚の小片を採取し、大きな広い皮膚に培養してから、移植に用いる研究もおこなわれています。 -自家腎移植- 自家腎移植とは、腎臓に対する外科的な治療において、一時的に腎臓を体外に摘出し、手術操作後につなぎ直す方法のことです。狭い術創内で複雑な操作を行うよりも、安全かつ確実であることが見込まれる場合に用いられます。主な適応は、複雑な腎血管病変、単腎に発生した腫瘍、複雑な腎結石、広範囲の尿管病変、腎内の動脈瘤などです。 -造血幹細胞の自家移植- 造血幹細胞の自家移植は、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫などの血液がん治療の一部としておこなわれます。悪性リンパ腫や多発性骨髄腫は、リンパ球が腫瘍化した疾患です。あらかじめ患者自身の造血幹細胞を採取し凍結保存し、通常と比べ大量の化学治療をおこなった後に、移植する。移植をしなければ白血球や血小板が回復しない、あるいは回復に1カ月以上の長期を要するが移植によって、患者の造血能の早期回復を期待する。自家移植に用いる造血幹細胞は、ほとんどの場合、末梢血から採取します。治療の一環として造血幹細胞の自家移植をおこなう条件は、原則65歳以下までで、重篤な臓器障害がなく抗生剤治療を要するような感染症に罹患していないこと、十分な造血能を有すること。(末梢血幹細胞の採取のため)、抗癌剤に対する十分な感受性を有することなどです。
検査・診断

看護師必見!アニオンギャップとは?

アニオンギャップとは、血液中に存在する陽イオンと陰イオンの差のことである。陽イオンにはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあり、陰イオンにはクロル、炭酸水素塩、リン酸塩、硫酸塩などがある。これらのイオンのバランスが崩れると、血液のpHが変化し、アシドーシスやアルカローシスなどの代謝性疾患を引き起こす。 アニオンギャップは、代謝性アシドーシスの原因を鑑別する指標となる。アニオンギャップが正常範囲内であれば、代謝性アシドーシスの原因は呼吸性アシドーシスや腎性アシドーシスである可能性が高い。アニオンギャップが正常範囲より高い場合は、代謝性アシドーシスの原因はケトアシドーシス、乳酸アシドーシス、尿毒症などである可能性が高い。
腎・泌尿器

看護師の知識『尿路管理』

尿路管理とは、排尿障害などを有する患者に対して適切な排尿法を確立することである。目的としては、まず上部尿路障害および腎機能障害、尿路感染症の予防が挙げられる。また、尿失禁をコントロールすることによる患者本人や介護者のQOL改善や、患者が社会生活へ適応するための支援なども尿路管理の目的の一つである。 尿路管理は、患者の状態に合わせてさまざまな方法で行われる。排尿障害が軽度の場合には、排尿を促す薬を投与したり、膀胱に尿を貯めるための訓練を行ったりする。排尿障害が重度の場合には、尿道カテーテルを挿入したり、膀胱瘻を造設したりする必要がある。 尿路管理を行う際には、患者のプライバシーに配慮することが重要である。また、尿路感染症の予防のため、清潔に保つことも大切である。
小児科

新生児の原始反射『非対称性緊張性頸反射』

非対称性緊張性頸反射(ATNR)とは、新生児にみられる原始姿勢反射(原始反射)の1つである。乳児を仰向けに寝かせ、首を一方に向けると顔面側の上下肢が伸展し、後頭側が屈曲する反応である(例首を右に向けると、右の手足は伸び、左の手足は曲がる)。大脳の発達に伴い、生後4カ月を過ぎた頃から見られなくなる反応である。 ATNRは、乳児が首を動かすことで、身体の姿勢を調整する反射である。ATNRが正常に働いていると、乳児は頭を動かすことで、身体のバランスを保つことができる。また、ATNRは、乳児が物を掴んだり、移動したりする動作の発達にも関与している。 ATNRが正常に働かないと、乳児は身体の姿勢を調整することが困難になり、物を掴んだり、移動したりすることが難しくなる。また、ATNRが正常に働かないと、乳児は頭の形が変形したり、脊椎が曲がったりするリスクが高くなる。
検査・診断

SCC抗原とは?子宮頚部扁平上皮がんの診断や治療効果の判断に用いられる腫瘍マーカー

SCC抗原とは、子宮頚部扁平上皮がんで発見されたタンパク質です。扁平上皮がんで高値を示すがん関連抗原であり、そのため、扁平上皮がんの診断や治療効果の判断、経過観察のための腫瘍マーカーとして用いられます。別名、扁平上皮がん関連抗原ともいいます。SCC抗原は、子宮頸部の細胞ががん化すると産生されるタンパク質です。SCC抗原は、血液や尿中に分泌されるため、血液検査や尿検査で測定することができます。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの早期発見に役立ちます。また、治療効果の判断や経過観察にも用いられます。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの患者さんの約80%で上昇します。SCC抗原が上昇している場合は、子宮頚部扁平上皮がんの疑いがあります。SCC抗原が上昇している場合は、子宮頚部扁平上皮がんの疑いがあるため、精密検査が必要です。精密検査では、子宮頸部の細胞を採取して、がん細胞の有無を調べます。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの治療効果の判断にも用いられます。治療後、SCC抗原が低下している場合は、治療が効果的である可能性が高いです。また、治療後、SCC抗原が上昇している場合は、がんが再発している可能性があります。SCC抗原は、子宮頚部扁平上皮がんの経過観察にも用いられます。経過観察では、SCC抗原を定期的に測定して、がんの再発を早期発見します。
その他

看護師に必須の用語『ヘモラール』について

ヘモラールとは、Femoral(フェモラール/大腿)のことであり、大腿動脈や大腿静脈のことを指す。動脈を指しているのか、静脈を指しているのかは、その言葉が使われた文脈から推測する。ヘモラールは、下肢に血液を供給する主要な血管であり、鼠蹊部から大腿の前部へと走行している。大腿動脈は、心臓から酸素と栄養素を運ぶ血液を下肢に送り、大腿静脈は、下肢から心臓へと二酸化炭素や老廃物を運ぶ血液を戻す。ヘモラールは、下肢の運動や感覚を維持する上で重要な役割を果たしている。
循環器

知っておきたい看護師必須用語『アムロジピン』

アムロジピンとは、カルシウム拮抗薬に分類される薬剤で、高血圧や狭心症の治療に使用されます。アムロジピンは、血管を拡張して血圧を下げ、心臓への血流を増加させることで狭心症の症状を軽減します。アムロジピンは、経口投与で服用され、通常1日1回または2回服用します。アムロジピンの一般的な副作用としては、頭痛、めまい、浮腫、ほてり、吐き気などがあります。アムロジピンは、肝臓または腎臓に障害のある人は服用できません。また、グレープフルーツジュースを同時に服用すると、アムロジピンの血中濃度が上昇する可能性があるため、服用は避けてください。
血液・造血

看護師知っておきたい『多血症』とは

多血症とは、末梢血中の赤血球、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値が基準範囲を超えて増加している状態のことを言います。赤血球増加症とも呼ばれます。多血症には、真性多血症と偽性多血症の2種類があります。真性多血症は、骨髄での赤血球の産生が亢進して起こるもので、偽性多血症は、脱水や肺疾患などによって血液が濃縮されることによって起こるものです。多血症の症状としては、頭痛、めまい、息切れ、倦怠感、発赤、毛細血管拡張、静脈怒張などがあります。多血症が重症化すると、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症を起こすことがあります。多血症の治療としては、瀉血や薬物療法などが行われます。
略語

看護師に必須の用語『s/o』を徹底解説!

s/oとは、「~の疑い」を意味するSuspect Ofの略語である。カルテ記入などの際に使われる。例えば、「s/o 川崎病」は「川崎病の疑い」という意味になる。s/oは、医師が患者の病状を確定する前に、可能性のある診断を記録するために使用される。これにより、医師は患者の経過をより正確に追跡し、適切な治療計画を立てることができる。 s/oは、カルテ記入以外にも、医療従事者同士のコミュニケーションにおいても使用される。例えば、看護師が医師に患者の病状を報告する際に、「s/o 肺炎」と伝えることで、医師は患者の病状をより早く把握することができる。s/oは、医療現場において、患者の病状を正確に把握し、適切な治療計画を立てるために欠かせない用語である。
その他

看護師が必ず知っておくべき『禁忌』について

禁忌とは、患者の予後を悪化させてしまう危険性が予測されるため、薬物の投与や看護ケア、検査、治療などの勧められない特定の状況を指します。禁忌は、患者の年齢、性別、病状、その他の要因によって異なる可能性があります。医師や看護師が、患者の安全と福祉を確保するために禁忌を遵守することが重要です。 禁忌は、絶対禁忌と相対禁忌の2つに分類されます。絶対禁忌とは、いかなる状況においても禁忌となるものであり、相対禁忌とは、特定の状況下では許容される可能性のある禁忌です。例えば、抗凝固薬の投与は、出血傾向のある患者では絶対禁忌ですが、出血リスクが低い患者では相対禁忌となります。 医師や看護師は、禁忌を遵守することで患者の安全と福祉を確保しなければなりません。禁忌を遵守しなかった場合、患者に重大な危害を及ぼす可能性があります。そのため、医師や看護師は、禁忌について十分な知識を持ち、常に禁忌を遵守することが重要です。
産婦人科

看護師に必須の用語『非対称性緊張性頸反射』

非対称性緊張性頸反射(ATNR)とは、新生児にみられる原始反射の一種です。赤ちゃんを仰向けに寝かせ、首を一方に向けると、顔面側の上下肢が伸展し、後頭側が屈曲する反応です(例首を右に向けると、右の手足は伸び、左の手足は曲がる)。ATNRは、大脳の発達が未熟な新生児特有の反射であり、生後4カ月を過ぎた頃から見られなくなります。 ATNRは、新生児の姿勢制御に重要な役割を果たしています。赤ちゃんが首を動かして周囲を見渡す際、ATNRによって手足が自動的に伸展・屈曲して、バランスを維持することができます。また、ATNRは、赤ちゃんが寝返りやハイハイをする際にも重要な役割を果たしています。 ATNRが正常に発達していないと、姿勢制御に障害をきたしたり、運動の発達に遅れが生じたりする可能性があります。そのため、小児科医や理学療法士による定期的なチェックが重要です。
呼吸器

看護師必須用語『人工心肺装置』とは

人工心肺装置とは、心臓手術を行う際、心臓の拍動を止めて心臓と肺に流れている血液を遮断する間、心臓と肺の機能を代行する医療機器のことです。人工心肺装置は、心臓に代わって全身に血を巡らせるポンプ作用と、肺の代わりとして二酸化炭素を排除し、酸素を取り込むガス交換作用を持っています。人工心肺装置は、心臓手術を安全に行うために欠かせない医療機器です。人工心肺装置は、一般的には、心臓手術を行う際に使用されます。心臓手術を行う際には、心臓の拍動を止め、心臓と肺に流れている血液を遮断する必要があります。その間、人工心肺装置が心臓と肺の機能を代行し、全身に血を巡らせています。心臓手術が終了したら、人工心肺装置は取り外されます。
産婦人科

看護師の知識向上!子宮頸がんを学ぼう

子宮頸がんとは、子宮口の入り口である子宮頸部(子宮下部の管状の部分)に発生する悪性腫瘍です。本邦では、子宮頸癌は子宮体癌にくらべ圧倒的に多く、最近は性交渉をもつ年齢の若年化により、20~30代の若い女性にも多く、浸潤癌は40歳代、ついで30歳代に好発します。子宮頸癌による年間死亡数は2500人程度、16000~17000人が新たに診断されており、この10年間で増加傾向にあります。 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発生します。HPVは、性行為を介して感染するウイルスで、子宮頸部の上皮細胞に感染すると、細胞の異常増殖を引き起こします。異常増殖した細胞は、やがてがん細胞に変化して子宮頸がんを発症します。 子宮頸がんは、初期には自覚症状がありません。進行すると、不正出血、おりものの異常、性交痛、下腹部痛などの症状が現れます。子宮頸がんは、定期的な検診を受けて早期発見することが重要です。子宮頸がんの検診には、細胞診とHPV検査があります。細胞診は、子宮頸部の細胞を採取して顕微鏡で観察する検査です。HPV検査は、子宮頸部にHPVが感染しているかどうかを調べる検査です。子宮頸がんが疑われる場合は、組織検査が行われます。組織検査は、子宮頸部から組織を採取して顕微鏡で観察する検査です。 子宮頸がんの治療法は、がんの進行度や患者の年齢、全身状態などによって異なります。主な治療法には、手術、放射線療法、化学療法があります。手術は、がんを切除する方法です。放射線療法は、がん細胞を放射線で死滅させる方法です。化学療法は、抗がん剤を使用してがん細胞を死滅させる方法です。子宮頸がんは、早期発見できれば治癒する可能性が高い病気です。定期的な検診を受けて早期発見することが重要です。
呼吸器

看護師に欠かせない!禁煙外来を徹底解説

禁煙外来とは、日本において、禁煙を支援するための専門外来科目です。主な介入は、禁煙指導と薬剤処方です。平成18年度診療報酬の改定により、一定の基準を満たす患者に対する禁煙治療が保険適用となり、それによりニコチン依存症管理料の算定や薬剤の保険適用が認められました。 禁煙外来では、まず、患者さんのニコチン依存症の程度を評価し、それに応じた禁煙治療計画を立てます。禁煙治療計画には、禁煙指導、禁煙補助薬の処方、フォローアップなどが含まれます。 禁煙指導では、禁煙のメリットや禁煙方法について説明し、患者さんが禁煙を成功させるためのサポートを行います。禁煙補助薬には、ニコチンガムやニコチンパッチ、バレニクリン、チャンピックスなどがあります。これらは、ニコチンの渇望や離脱症状を軽減する効果があり、禁煙を成功させるための助けになります。 フォローアップでは、禁煙外来に通院している患者さんの禁煙状況を確認し、必要に応じて禁煙指導や禁煙補助薬の処方を調整します。禁煙外来は、禁煙を成功させたい人にとって、頼りになる施設です。