脳・神経

看護師に知っておきたい『瞳孔不同』とは?

瞳孔不同とは、瞳孔(瞳の中央の黒い部分)の大きさに差がある状態のことです。生まれつきのものと、後天的なものがあり、後天的なものの場合は、何らかの病気や障害が原因で起こることが考えられます。瞳孔不同は、英語圏で「anisocoria(アニスッコリー)」と呼ばれており、この言葉も使われることがあります。 瞳孔不同の原因は、様々です。生まれつきのものは、虹彩や水晶体の異常、視神経炎などが原因で起こることがあります。後天的なものは、頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍、薬物中毒などが原因で起こることがあります。また、一部の疾患(例ホルネル症候群、Adie瞳孔)によっても起こることがあります。 瞳孔不同は、通常、片方の瞳孔だけが大きくなったり小さくなったりします。瞳孔不同がある場合、片目の視力が低下したり、物が二重に見えたり、眩しさを感じたりすることがあります。また、頭痛や吐き気、嘔吐などの症状を伴うこともあります。 瞳孔不同がある場合、原因を特定するために、医師による診察や検査が行われます。検査には、視力検査、眼底検査、コンピュータ断層撮影(CT)、磁気共鳴画像撮影(MRI)などがあります。 瞳孔不同の治療法は、原因によって異なります。生まれつきの場合は、治療の必要はありません。後天的な場合は、原因となった病気や障害の治療を行います。
血液・造血

知っておきたい看護師必須用語「免疫抑制薬」とは?

免疫抑制薬とは、体内で起こっている異常な免疫反応や炎症反応を抑える薬剤のことである。免疫抑制薬は、臓器移植、自己免疫疾患、癌などの治療に使用される。免疫抑制薬は、免疫系の働きを抑制することによって、それらの疾患の症状を軽減する。免疫抑制薬には、シクロスポリン、タクロリムス、ミコフェノール酸モフェチル、アザチオプリン、メトトレキサートなどがある。免疫抑制薬は、医師の指示に従って服用することが重要である。免疫抑制薬の服用中は、感染症にかかりやすくなるため、注意が必要である。また、免疫抑制薬は、腎臓や肝臓に負担がかかるため、定期的に検査を受ける必要がある。
アレルギー・膠原病

看護師が知っておきたい『多発性筋炎/皮膚筋炎』

多発性筋炎/皮膚筋炎とは、筋肉と皮膚に炎症を起こす自己免疫疾患です。この疾患は、筋肉の炎症を引き起こす自己抗体が体によって産生されることが原因です。多発性筋炎は、筋肉の痛み、脱力感、皮膚の発疹などの症状を引き起こします。皮膚筋炎は、多発性筋炎に加えて、皮膚に発疹や紅斑などの症状を引き起こします。 多発性筋炎/皮膚筋炎は、あらゆる年齢層の人々に発症する可能性があります。しかし、この疾患は、20代から50代の女性に最も多くみられます。多発性筋炎/皮膚筋炎の原因は不明ですが、遺伝的要因や環境要因が関与していると考えられています。 多発性筋炎/皮膚筋炎の治療には、ステロイド薬や免疫抑制剤などが使用されます。これらの薬は、筋肉の炎症を抑え、症状を改善するのに役立ちます。多発性筋炎/皮膚筋炎は、早期に診断と治療を受けることで、症状を軽減し、日常生活を改善することが可能です。
その他

看護師必見!「ラウンド」とは?

ラウンドとは、病棟や病室内の見回りを意味する業界用語である。看護師が行う場合に使うのが一般的だが、医師の回診を「ラウンド」と呼ぶ施設もある。 ラウンドを行う目的は、患者の状態を確認し、必要なケアを提供することである。看護師は、ラウンド時に患者のバイタルサインや意識レベルをチェックし、患者の訴えを聴取する。また、患者の服薬状況や食事摂取状況を確認し、必要に応じてケアを調整する。 ラウンドは、患者の状態を把握し、適切なケアを提供するために重要な業務である。看護師は、ラウンド時によく患者の状態を観察し、必要なケアを的確に提供できるように努める必要がある。
検査・診断

骨髄検査ってどんな検査?

骨髄検査とは、骨を穿刺して骨髄を採取する検査のことである。骨髄液を採取する骨髄穿刺と、骨組織を含め骨髄全体を採取する骨髄生検がある。骨髄は、骨の内部にある海綿状の組織で、血液細胞を産生する役割を果たしている。骨髄検査は、血液疾患や骨髄疾患の診断や治療経過の観察のために実施される。 骨髄穿刺は、局所麻酔をして骨髄針を骨に刺して骨髄液を採取する検査である。骨髄生検は、局所麻酔をして骨髄針で骨髄を採取する検査である。骨髄針は、細い針状のもので、先端が鋭利になっている。骨髄検査は、痛みを伴う検査であるが、通常は数分程度で終了する。骨髄検査の結果は、数日後に判明する。
循環器

看護師必見!サイナスってなに?

サイナスとは、心臓の洞房結節で発生した電気的興奮が正しく反復され、心臓の拍動が一定のリズムに保たれている状態のことである。洞調律や基本洞調律、またはサイナスリズムとも呼ばれる。サイナスは正常な心臓のリズムであり、安静時の心拍数は1分間に60~100回である。サイナスの異常には、徐脈(心拍数が1分間に60回未満)、頻脈(心拍数が1分間に100回超)、不整脈(心拍のリズムが不規則)などがある。サイナスの異常は、心臓病やその他の病気が原因で起こる場合がある。
産婦人科

看護師必見!人工授精法(AIH)とは?

人工授精法とは、精子または調整精子(洗浄し、swim up法などにより選別した運動良好な精子)を主に子宮腔内に注入し、受精の可能性を上昇させる治療法である。人工授精法には、男性不妊、女性不妊、または両方の不妊を治療するために使用されるさまざまな方法がある。 人工授精法の最も一般的な方法は、IUI (子宮内人工授精) である。この手順では、精子が直接子宮内に注入される。IUI は、精子数が少ない男性や、精子の運動性が低い男性に適している。 別の方法として、IVF (体外受精) がある。この手順では、卵子が体外で受精され、その後子宮内に移植される。IVF は、精子数が非常に少ない男性や、精子運動性が非常に低い男性に適している。 人工授精法は、一般的に安全な治療法である。しかし、まれに副作用が起こることもある。最も一般的な副作用は、痛み、出血、感染である。人工授精法を受けることを検討している場合は、医師と相談して、リスクと利点について話し合うことが重要である。
その他

看護師が知っておきたいケモカインの基本

ケモカインとは、サイトカインの一種であり、主に白血球の遊走を誘導するもののことを指す。細胞から放出され、細胞間の相互作用を媒介するタンパク質である。ケモカインは、様々な細胞から産生され、その種類は40種類以上にもなる。ケモカインは、白血球の遊走を誘導する働きを持つことから、感染症や炎症反応において重要な役割を果たしている。また、ケモカインは、腫瘍の増殖や転移にも関与していることが知られており、近年では、ケモカインをターゲットとした癌治療薬の開発が進んでいる。
耳鼻咽喉科

看護師必見!「咽頭」とは?

咽頭は、鼻腔、口腔に続き、下方は喉頭、食道に至る管腔で、気道および消化管の一部です。咽頭は、上咽頭、中咽頭、下咽頭に分けられます。 上咽頭は、鼻腔の奥にあり、アデノイドがある場所です。中咽頭は、口蓋垂と扁桃腺がある場所です。下咽頭は、喉頭と食道の間にある場所です。 咽頭は、粘膜で覆われており、その粘膜には、線毛と杯細胞があります。線毛は、粘膜を覆う薄い膜の上で、常に動いており、異物を取り除きます。杯細胞は、粘液を分泌しており、粘液は、咽頭の粘膜を潤し、保護します。 咽頭は、呼吸と消化の両方に関与しています。呼吸では、咽頭は、鼻腔や口腔から吸い込まれた空気を通過させます。消化では、咽頭は、口腔で噛み砕かれた食物を食道に送り込みます。
看護技術

看護師必須用語『ウォッシュクロス』とは

ウォッシュクロスとは、寝たきりなどで入浴できない患者に清拭をするときに使用する物品の一つで、清拭タオルともいいます。使用方法は、清拭時にウォッシュクロスを約50℃の湯の中ですすぎ、かたく絞った後、手に巻きつけ、石鹸を泡立てて患者の身体を拭き、汚れを落とします。石鹸清拭を行う際の必需品です。患者の清潔を保ち、爽快感を与えるため、また、高齢者など皮膚の脆弱な患者の皮膚トラブルの原因とならないよう、大きさや厚さ、柔らかさなどが重要なポイントになります。
その他

看護師の教養エアアンビュランス

救急医療において、短時間は救命率を高める重要な要素です。救急車による搬送が一般的ですが、航空機による搬送も有効です。欧米諸国では、航空機による救急搬送を積極的に導入しています。各国のエアアンビュランスの管理システムは多様ですが、国家、軍、警察、病院、民間などによって運営されています。 日本では、エアアンビュランスは離島やへき地医療で先行してきました。自衛隊、消防、警察による運用が始まり、近年では自治体による運用も進んでいます。民間の病院がヘリコプターによる救急医療を展開している例もあります。
脳・神経

看護師に必須!チャドック反射とは?

チャドック反射とは、バビンスキー反射の変法のひとつです。外果の下を後方から前方にこすり、母指が背屈すると陽性と判断します。正常では認められない反射であり、多くは錐体路障害で出現します。錐体路障害とは、大脳と脊髄を結ぶ神経線維が障害されることで起こる症状です。錐体路障害が起こると、随意運動の障害、筋力低下、反射亢進などの症状が現れます。チャドック反射は、錐体路障害の有無を調べるために使用される反射です。 錐体路障害は、脳卒中、脊髄損傷、多発性硬化症などの疾患によって起こることがあります。錐体路障害の症状は、障害される部位によって異なります。脳卒中では、片麻痺や構音障害などの症状が現れます。脊髄損傷では、下半身の麻痺や排尿障害などの症状が現れます。多発性硬化症では、運動障害、感覚障害、視力障害などの症状が現れます。 チャドック反射は、錐体路障害の有無を調べるために使用される反射です。チャドック反射が陽性の場合、錐体路障害がある可能性があります。錐体路障害の診断には、チャドック反射に加えて、他の神経学的検査や画像検査が必要です。
呼吸器

看護師に必須の用語『捻髪音』とは

捻髪音とは、肺を聴診したときに聞こえる異常な呼吸音のうち、高音で細かな断続音を指します。吸気の後半に出現し、「パチパチ」、「バリバリ」、「ベリベリ」と表現されることが多いです。主に肺疾患の患者で多く聞かれ、気道内の貯留物と無関係なため、咳をしても、この音は消失しません。髪をこすり合わせる音に似ていることが、名前の由来とされています。 捻髪音は、肺の小さな気道が閉塞したり、炎症を起こしたりしていることが原因で生じます。肺気腫、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺炎、肺浮腫などの疾患で多く聞かれます。捻髪音は、肺の病気を診断するための重要な手がかりとなります。 捻髪音は、聴診器を使って肺を聴診することで確認できます。聴診器を患者の背中に当て、吸気と呼気を繰り返してもらうことで、捻髪音を聞くことができます。捻髪音は、肺のどの部分で聞こえるかによって、その原因となる疾患を推測することができます。 捻髪音は、肺の病気を診断するための重要な手がかりとなりますが、必ずしもすべての肺疾患で認められるわけではありません。また、捻髪音は、肺以外の疾患でも聞こえることがあります。そのため、捻髪音を聞いた場合は、必ず医師に相談して、詳しい検査を受けるようにしましょう。
消化器

看護師必須用語『開腹術』とは?意味や種類を確認

開腹術とは、腹部の壁を切開して腹部の内側にある臓器を治療する手術のことである。開腹術は、腹部にある疾患の治療に使用され、その疾患が腹部のどの部分にあるかによって、使用する開腹術の種類を決める。典型的な開腹術の手順は、まず腹部に切開を入れることから始まる。切開を入れる場所は、疾患のある場所によって決定される。切開を入れたら、外科医は手術用の器具を使って腹腔内にある疾患を治療する。治療が終わったら、外科医は切開を縫い合わせて手術を終了させる。
皮膚科

グラインダーとは?看護師に必須の爪の研磨器具を解説

グラインダーとは、分厚くなった爪や皮膚を研磨して治療するための用具のことです。爪白癬や胼胝、疣贅、爪甲鉤彎症などの治療に使用されます。爪白癬とは、爪が白く濁ったり、ボロボロに崩れたりする病気です。胼胝とは、皮が厚く硬くなった状態のことです。疣贅とは、ウイルス感染によってできるイボのことです。爪甲鉤彎症とは、爪が巻いてしまう病気です。 グラインダーは、爪や皮膚を研磨することで、厚みや硬さを軽減します。また、爪や皮膚の表面を滑らかにすることで、感染症を防ぐ効果もあります。グラインダーは、医療機関や美容院などで使用されています。爪白癬や胼胝、疣贅、爪甲鉤彎症などの治療を希望される方は、医療機関を受診してください。
アレルギー・膠原病

肥満細胞(マスト細胞)の役割と機能

肥満細胞とは、骨髄系細胞由来の免疫細胞の一種です。末梢血の顆粒球の一種である好塩基球に類似した性質を持ちます。肥満細胞の顆粒内には、ヒスタミン、ロイコトリエン、血症板活性化因子、セロトニン、ヘパリンなどのケミカルメディエーターと呼ばれる物質が含まれています。これらのケミカルメディエーターは、アレルギーや炎症反応などに関与しています。 肥満細胞は、体内のさまざまな組織に分布しています。特に、皮膚、気道、消化管、子宮などの粘膜組織に多く分布しています。これらの組織は、外界からの異物の侵入を受けやすく、アレルギーや炎症反応を起こしやすい場所です。そのため、肥満細胞はこれらの組織に多く分布していると考えられています。
検査・診断

看護師に必須の用語『LDLコレステロール’

LDLコレステロールは、悪玉コレステロールとも呼ばれ、動脈硬化を促進して心臓病のリスクを高める可能性があるコレステロールの一種です。LDLは、末梢組織にコレステロールを供給するリポタンパクの一種であり、コレステロールの主な担体です。LDLコレステロール値が高いと、コレステロールが血管壁に蓄積してプラークを形成し、動脈硬化を引き起こすことがあります。動脈硬化は、心臓発作、脳卒中、末梢動脈疾患などの心臓血管疾患のリスクを高めます。そのため、LDLコレステロール値を下げることは、心臓血管疾患のリスクを減らすために重要です。LDLコレステロール値を下げるためには、健康的な食生活、規則的な運動、禁煙、体重管理などが有効です。また、薬物療法が必要になることもあります。
感染

看護師必携用語解説:水痘編

水痘の原因は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)による初感染です。VZVは、ヘルペスウイルス科の水痘帯状疱疹ウイルス属に属するウイルスです。水痘は、空気感染、飛沫感染、接触感染によって広がります。空気感染は、感染者が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ飛沫が空気中に放出され、それを吸い込むことで感染します。飛沫感染は、感染者が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ飛沫が周囲に飛び散り、それを吸い込むことで感染します。接触感染は、感染者の皮膚の水疱や膿疱に直接触れることで感染します。水痘は、発疹出現の1~2日前から出現後4~5日、もしくは痂疲化するまでは伝染力があります。 水痘の症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感、食欲不振などです。発疹は、顔、体幹、四肢にできることが多く、最初は小さな赤い斑点ですが、次第に水疱になり、膿疱になっていきます。水疱は、かゆみを伴うことが多く、掻き壊すと跡が残ることがあります。水痘は、通常、7~10日間で治りますが、重症化すると肺炎、脳炎、肝炎などの合併症を起こすことがあります。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『機械性蕁麻疹』とは?

機械性蕁麻疹は、機械刺激によって生じる蕁麻疹の一種です。蕁麻疹とは、皮膚に赤い発疹や盛り上がりを伴う皮膚炎の一種で、通常は数時間以内に消えます。機械性蕁麻疹は、衣類、手袋、時計、ネックレスなどの硬い物と皮膚がこすれたり、引っ掻いたりすることによって引き起こされます。 機械性蕁麻疹の症状は、蕁麻疹と同様で、皮膚に赤い発疹や盛り上がりを伴う皮膚炎の一種です。ただし、機械性蕁麻疹の特徴は、機械刺激によって引き起こされることです。機械性蕁麻疹は、皮膚をこすったり、引っ掻いたりするなどの機械刺激によって引き起こされます。 機械性蕁麻疹の原因は、機械刺激のみではありません。機械刺激に加えて、汗や熱、ストレス、疲労などの要因も機械性蕁麻疹を引き起こすことがあります。また、機械性蕁麻疹は、他の病気の症状として現れることもあります。例えば、甲状腺機能亢進症、自己免疫疾患、癌などでは、機械性蕁麻疹が生じる可能性があります。 機械性蕁麻疹の治療方法は、原因によって異なります。機械刺激によって引き起こされる機械性蕁麻疹の場合、機械刺激を避けることが最善の治療法です。また、抗ヒスタミン薬やステロイド薬などの薬を服用して症状を緩和することもできます。機械性蕁麻疹が他の病気の症状として現れている場合、その病気の治療を行う必要があります。
小児科

看護師のための子ども用自動車座席の重要性

子ども用自動車座席とは、乗用車に備え付けられたシートベルトを安全に使用できない乳幼児を安全に自動車に乗せるための装備である。チャイルドシートとも呼ばれる。子ども用自動車座席には、乳児用と幼児用の2種類がある。乳児用は、生後9ヶ月までの子どもを対象としたもので、横向きに取り付けるタイプが一般的である。幼児用は、生後9ヶ月から4歳までの子どもを対象としたもので、前向きに取り付けるタイプが一般的である。 子ども用自動車座席は、万が一の事故の際に、子どもの身体を保護する役割を果たす。特に、乳幼児は首や頭が未発達のため、事故の際に大きな衝撃を受けやすく、重篤なケガをする可能性が高い。チャイルドシートを使用することで、乳幼児のケガのリスクを大幅に軽減することができる。 また、子ども用自動車座席は、子どもが車内で安全かつ快適に過ごすためのアイテムでもある。チャイルドシートには、子どもの身体を固定するハーネスや、頭や首を保護するためのヘッドサポートなどが備わっており、子どもが快適に過ごすことができるよう設計されている。
腎・泌尿器

前立腺炎とは?その症状と治療法

前立腺炎とは、前立腺に炎症が起こる病気です。前立腺は、男性の生殖器系にあるクルミ大の器官です。精液の一部である前立腺液を産生し、尿道を通って精子と一緒に排出します。 前立腺炎には、急性細菌性前立腺炎と慢性細菌性前立腺炎の2種類があります。急性細菌性前立腺炎は、細菌が尿道から逆行感染して前立腺に炎症を起こす病気です。排尿痛、排尿困難、発熱、悪寒、筋肉痛などの症状が出ます。慢性細菌性前立腺炎は、急性細菌性前立腺炎が慢性化した病気です。排尿痛、排尿困難、会陰部痛などの症状が出ます。 前立腺炎は、細菌感染以外にも、前立腺肥大症や前立腺がんによって引き起こされることもあります。前立腺肥大症は、前立腺が肥大して尿道を圧迫する病気です。排尿困難、夜間頻尿などの症状が出ます。前立腺がんは、前立腺に悪性の腫瘍ができる病気です。排尿困難、血尿、骨痛などの症状が出ます。 前立腺炎は、抗菌薬や消炎鎮痛剤で治療します。前立腺肥大症や前立腺がんの場合は、手術や放射線治療などの治療が必要になることもあります。
検査・診断

看護師に必須!『カットオフ値』とは?

カットオフ値とは、ある検査の陽性、陰性を分ける値のことである。病態識別値とも呼ばれる。その検査結果によって、特定の疾患に罹患した患者と罹患していない患者を分ける境界値である。 カットオフ値は、検査の感度と特異度によって決定される。感度とは、疾患にかかっている患者を正しく陽性と判定する確率であり、特異度とは、疾患にかかっていない患者を正しく陰性と判定する確率である。カットオフ値を高く設定すると、感度は高くなるが特異度は低くなり、カットオフ値を低く設定すると、感度は低くなるが特異度は高くなる。 カットオフ値は、検査によって異なる。例えば、血糖値のカットオフ値は120mg/dLであり、この値を超えると糖尿病と診断される。血圧のカットオフ値は140/90mmHgであり、この値を超えると高血圧と診断される。 カットオフ値は、医師が病気の診断をするために使用する重要な指標である。しかし、カットオフ値は絶対的なものではなく、患者の年齢、性別、病歴、その他の要因によって異なる場合がある。そのため、医師はカットオフ値を参考にしつつ、患者の全体的な状態を考慮して診断を下す必要がある。
循環器

ぶいいちとは?看護師必須の用語『V1』について

V1とは、12誘導心電図において赤の電極を使い、第4肋間胸骨右縁から心臓の電気活動を捉える、胸部誘導の1つである。V1は、看護師にとって心電図検査を行う際に重要な用語である。心電図検査は、心臓の電気信号を記録し、心臓の異常を診断するために使用される検査である。V1は、心臓の右心室の電気活動を捉えるため、心室性不整脈や心筋梗塞などの心臓の異常を診断する際に重要である。また、V1は、心臓の肥大や心臓弁膜症などの心臓の構造異常を診断する際にも重要である。
呼吸器

下顎呼吸とは?死期が近づいている徴候

下顎呼吸とは、終末期や意識障害における呼吸困難の症状として認められる呼吸である。下顎を上下させ、口をパクパクさせてあえぐような努力性の呼吸で、呼吸中枢の機能をほぼ失った状態でみられ、死期が近づいている徴候の一つとされている。 下顎呼吸は、呼吸筋の筋力低下や呼吸中枢の機能低下によって起こる。呼吸筋が弱ると、肺を十分に膨らませることができなくなり、酸素の取り込みが低下する。また、呼吸中枢が弱まると、呼吸のリズムや深さをうまく調節できなくなり、呼吸困難が起こる。 下顎呼吸は、死期が近づいている徴候の一つとされているが、必ずしもその通りではない。中には、下顎呼吸をしながらも数日間生き続ける人もいる。しかし、下顎呼吸が始まったら、死が近いことが予想されるため、残された時間を大切にすることが大切である。