いびき

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呼吸器

看護師が知っておくべき『いびき』の知識

いびきは、上気道の狭窄部位を空気が通過して軟口蓋などが振動して発生する音です。覚醒している際の安静時は通常鼻呼吸をしていますが、睡眠時や意識障害時は口呼吸が加わります。さらに筋緊張が緩むため軟口蓋や舌根が落ち込み、上気道が狭窄もしくは閉塞してしまうのです。そこを呼吸により空気が流れることで閉塞部位が振動して音が発生するのがいびきです。いびきの原因としては、口蓋垂や扁桃腺肥大・巨大舌・肥満による上気道閉塞・蓄膿症やアレルギー等による鼻閉状態・筋緊張が通常より緩む意識状態(脳血管障害や睡眠薬の影響等)などが挙げられます。いびきは必ずしも病的な現象ではありませんが、上気道閉塞をきたす何らかの疾患と関与している場合もあります。また、いびきにより自身の睡眠の質が低下する場合や、周囲の人への影響から社会生活の妨げになる場合もあります。そのため、いびきに対しての治療が必要な場合もあります。また、睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome;SAS)では大きないびきが特徴的です。閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive SAS)では、治療として持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressureの頭文字をとってCPAP・シーパップと呼ばれる)が行われることもあります。