唾液腺

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耳鼻咽喉科

看護師必見!口腔基礎知識

口腔は、口裂から咽頭に連なる器官であり、歯、口唇(こうしん)、頬部、口蓋(こうがい)、舌、唾液腺などから構成されています。口腔内は歯を除き口腔粘膜によって覆われています。口腔粘膜は、常に唾液腺から分泌される唾液によって潤っています。 口腔の主な器官である歯は、食べ物を咀嚼するための硬い器官であり、食べ物を細かく咀嚼することで嚥下しやすい状態にします。歯はエナメル質、象牙質、歯髄で構成されています。 口唇は口内に食べ物を留めたり、発音や表情を作ったりする働きがあります。内側は頬粘膜と頬筋、外側は皮膚で構成されています。 口蓋とは口腔の天井部分のことであり、発声や発音、嚥下に大きな役割を果たします。口蓋の前方2/3部分は骨成分を含み硬口蓋(こうこうがい)と呼び、後方1/3部分には骨部がなく軟口蓋(なんこうがい)と呼びます。 舌は哺乳・摂食・発音などの役割を果たす器官であり、横紋筋という筋肉で構成された筋肉塊であり、この筋肉の動きによって口内の食べ物の処理や、複雑な言語の発話などが可能になります。 唾液腺は唾液を分泌する器官であり、唾液には炭水化物の分解や、口腔内での咀嚼、嚥下、発声を助ける働きと口腔内の自浄作用があります。唾液の分泌がないと虫歯の原因となるプラーク(歯垢、歯の汚れ)の発生を抑えることができなくなります。
アレルギー・膠原病

看護師に必須の用語『シェーグレン症候群』について

シェーグレン症候群とは、涙腺・唾液腺等の腺組織にリンパ球浸潤など慢性炎症が起こることにより涙、唾液などの分泌量が低下し、眼や口腔などの乾燥を主症状とする疾患群である。50~60歳代の女性に多く発症する。 シェーグレン症候群は、主に涙腺や唾液腺に影響を及ぼす自己免疫疾患です。自己免疫疾患とは、自分の体の組織や細胞を攻撃してしまう病気のことです。シェーグレン症候群では、リンパ球と呼ばれる免疫細胞が涙腺や唾液腺に浸潤して炎症を起こし、涙や唾液の分泌量が低下します。涙や唾液の分泌量が低下すると、眼や口腔の乾燥を引き起こします。 シェーグレン症候群の症状は、眼や口腔の乾燥以外にも、関節痛、筋肉痛、疲労感、発熱などがあります。また、シェーグレン症候群には、肺、腎臓、消化器など他の臓器に障害を及ぼすこともあります。 シェーグレン症候群の治療法は、症状を緩和するための対症療法が中心となります。眼の乾燥には点眼薬、口腔の乾燥には唾液分泌促進薬や人工唾液などが使用されます。また、関節痛や筋肉痛には消炎鎮痛薬や免疫抑制剤などが使用されます。
耳鼻咽喉科

看護師が知っておくべき唾液腺の基礎知識

唾液腺とは、口腔の周囲に存在し、唾液を分泌する組織のことです。唾液腺は、口腔内へ開口する導管を持っています。唾液腺には、大唾液腺と小唾液腺の2種類があります。大唾液腺は、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つです。小唾液腺は、口腔内に多数存在する小さな唾液腺です。唾液の95%は大唾液腺から分泌されます。耳下腺からは漿液性(さらさら)の唾液が分泌され、顎下腺や舌下腺からは粘液性(ねばねば)の唾液が分泌されます。唾液には、抗菌・殺菌作用、消化作用、自浄作用などさまざまな役割があります。
耳鼻咽喉科

看護師が知っておきたい!『耳下腺』とは?

耳下腺は、大唾液腺の一つで、最も大きな唾液腺です。形はほぼ三角形を呈しており、下顎骨の後部に接し、外耳道の前下方に位置しています。耳下腺管が耳下腺の前面から咬筋の表面を横切り、上顎第2大臼歯の高さで口腔内へ開口します。 耳下腺は、唾液を分泌する役割を担っています。唾液は、食物を消化しやすくしたり、口の中を潤したりする働きがあります。また、耳下腺には、免疫グロブリンAという抗体が含まれており、細菌やウイルスから体を守る役割も担っています。 耳下腺は、様々な疾患を発症する可能性があります。最も多いのが、耳下腺炎です。耳下腺炎は、細菌やウイルスに感染して耳下腺が炎症を起こす病気です。耳下腺炎になると、耳下腺が腫れて痛みが出たり、発熱や悪寒などの症状が出たりします。 耳下腺には、腫瘍ができることもあります。耳下腺腫瘍は、良性腫瘍と悪性腫瘍の両方が存在します。良性腫瘍は、耳下腺の機能に影響を与えることはほとんどありませんが、悪性腫瘍は、耳下腺の機能に影響を与えたり、転移して他の臓器にまで広がったりする可能性があります。 耳下腺の疾患は、早期に発見して治療することが大切です。耳下腺に腫れや痛みなどの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
耳鼻咽喉科

看護師が知っておきたい顎下腺とは

顎下腺は、耳下腺に次ぐ大きさの大唾液腺です。顎下三角という部位にあり、下顎骨の内側に位置しています。浅頸筋膜に覆われていて、舌下腺の内側を通って口腔底にある舌下小丘に開口しています。 顎下腺の構造は、腺小葉、腺管、間質の3つに分かれています。腺小葉は、唾液を分泌する組織で、腺管は、唾液を排出する管です。間質は、腺小葉と腺管を支える組織です。 顎下腺の働きは、唾液を分泌することです。唾液は、食べ物を飲み込みやすくしたり、口腔内の細菌を洗い流したりする役割を果たしています。また、唾液には、消化酵素が含まれていて、消化を助ける働きもあります。
耳鼻咽喉科

看護師に必須!舌下腺の基礎知識

舌下腺は、口腔底の粘膜直下、下顎骨の内面に位置する大唾液腺の一つです。顎下腺とは顎舌骨筋によって隔てられています。舌下腺の構造は、腺葉、排泄管、間質の3つからなる基本的な唾液腺の構造を持っています。 腺葉は、唾液を産生する部分で、腺房と腺管から構成されます。腺房は、杯細胞と非杯細胞という2種類の細胞で構成されています。杯細胞は、唾液を産生する細胞であり、非杯細胞は、杯細胞を支える細胞です。腺管は、唾液を排泄する管で、小腺管、中腺管、大腺管の3つに分かれています。小腺管は、腺房から唾液を集める管で、中腺管は、小腺管から唾液を集める管で、大腺管は、中腺管から唾液を集めて口腔内に排出する管です。 間質は、腺葉や排泄管を支持する組織で、血管、神経、リンパ管などが含まれます。 舌下腺の役割は、唾液を分泌することです。唾液は、食物の消化を助け、口内を清潔に保つ役割があります。また、唾液には、抗菌作用があり、口腔内の細菌の繁殖を防ぐ役割もあります。