看護師業界ウォッチャー

その他

看護師が覚えておくべき生検関連用語集

生検とは、臓器や組織の病変部位の一部をメスや針などで切り取り、顕微鏡などで調べる検査のことである。生体組織診断や生体検査、バイオプシーとも呼ばれる。病気を診断したり、進行度合を調べたりする。悪性腫瘍(がん)が疑われる患者に行われることが多い。 生検は、臓器や組織を直接観察することによって、病変の有無や性質を調べる検査である。生検には、メスを用いた外科的生検と、針を用いた針生検の2種類がある。外科的生検は、病変組織を直接切除して調べる方法で、針生検は、細い針を病変組織に刺して細胞や組織を採取して調べる方法である。 生検は、病気を診断したり、進行度合を調べたりするために重要である。また、生検は、治療法を選択したり、治療の効果を評価したりするためにも使用される。
呼吸器

肺胞-毛細管ブロック症候群とは?症状と原因

肺胞-毛細管ブロック症候群(ACブロック症候群、ACともいう)とは、肺胞と毛細管の間のガス交換が障害される状態のことである。これは、肺の毛細血管の炎症や肥厚、肺胞壁の肥厚、肺水腫、間質性肺疾患などのさまざまな原因によって起こる可能性がある。 ACブロック症候群は、低酸素症(血液中の酸素濃度が低い状態)と高炭酸ガス血症(血液中の二酸化炭素濃度が高い状態)を引き起こす可能性がある。症状としては、息切れ、疲労、胸痛、咳などがある。ACブロック症候群は、肺活量検査、動脈血ガス分析、胸部X線検査などの検査で診断される。治療法は、根本的な原因によって異なる。
看護技術

看護師に必須の用語『静脈注射(IV)』の基礎知識

静脈注射とは、静脈内に直接薬液を投与する処置のことです。静脈注射は、薬液を迅速に体内に投与する必要がある場合や、経口投与ができない場合に行われます。静脈注射は、医療従事者によって行われます。静脈注射を行うには、まず静脈を確保する必要があります。静脈を確保するには、腕の肘の内側の部分や手の甲の部分など、静脈が表在している部位に針を刺します。針を刺した後は、シリンジに薬液を吸入し、ゆっくりと静脈内に注入します。静脈注射は、一般的に安全な処置ですが、まれに合併症が起こる場合があります。合併症としては、出血、感染、血栓症などがあります。
循環器

陳旧性心筋梗塞とは?その症状や治療法を解説します

陳旧性心筋梗塞は、心筋の一部が壊死する病気である。冠動脈が閉塞して心臓に十分な血液が供給されなくなり、心筋に酸素や栄養が届かなくなることが原因で起こる。陳旧性心筋梗塞は、発症から30日以上経過した心筋梗塞を指す。 陳旧性心筋梗塞の症状は、胸痛、息切れ、動悸、疲労感などである。胸痛は、心臓の血管が狭窄したり詰まったりすることで起こる。息切れは、心臓が十分に血液を送り出せなくなることで起こる。動悸は、心臓の拍動が速くなったり不規則になったりすることで起こる。疲労感は、心臓が十分に働けなくなることで起こる。 陳旧性心筋梗塞は、心筋梗塞の重症度や発症部位、患者の年齢や基礎疾患などによって、症状の現れ方が異なる。中には、自覚症状がほとんどなく、健康診断などで偶然発見されるケースもある。
呼吸器

看護師に必須の用語『胸腹式呼吸』とは?

胸腹式呼吸とは、呼吸様式の一つで、横隔膜呼吸とも呼ばれています。呼吸をする際に横隔膜を上下に動かしながら胸と腹を膨らませたり、縮めたりする呼吸法です。腹式呼吸とも呼ばれ、主にヨガやピラティスなどのエクササイズや、リラクゼーションの方法として用いられています。 胸腹式呼吸を行うことで、横隔膜の動きを活発にすることができます。横隔膜は、肺と腹部を隔てる筋肉で、呼吸をする際に上下に動いて肺を膨らませたり、縮めたりしています。横隔膜の動きが活発になると、肺がより多くの空気を取り込むことができるようになり、呼吸が深くなります。また、横隔膜の動きが活発になると、腹腔内臓器のマッサージ効果も期待できます。 胸腹式呼吸は、呼吸器疾患や循環器疾患、消化器疾患などの疾患のある方にもおすすめです。呼吸器疾患のある方は、呼吸が浅くなりがちですが、胸腹式呼吸を行うことで呼吸を深めることができます。循環器疾患のある方は、心臓への負担を軽減することができます。消化器疾患のある方は、腹腔内臓器のマッサージ効果で症状を緩和することができます。 胸腹式呼吸は、誰でも簡単にできる呼吸法です。リラックスしたいときや、呼吸を深めたいときなどにぜひ試してみてください。
その他

クリニカルインディケーターとは – 看護師が知っておくべき用語

クリニカルインディケーターとは、医療の質を評価するために設定される指標のことである。指標に基づいてデータを収集し、分析を行い、改善点を見出すことによって医療サービスの質的向上を図る。クリニカルインディケーターは、医療の質を評価するための重要なツールであり、医療サービスの改善に役立つ。 クリニカルインディケーターは、医療の様々な分野で使用されている。例えば、入院患者の死亡率、再入院率、感染症の発生率、患者の満足度などである。クリニカルインディケーターは、医療の質を評価するための重要なツールであり、医療サービスの改善に役立つ。 クリニカルインディケーターは、医療の質を評価するための重要なツールである。クリニカルインディケーターを使用することで、医療サービスの質を評価し、改善点を見出すことができる。これにより、患者に提供される医療サービスの質が向上し、患者の満足度も向上する。
精神科

看護師に必須の用語『エリクソンの漸成的発達理論』とは?

エリクソンの漸成的発達理論とは、E・H・エリクソンが提唱した、人間の発達を包括的に捉える理論である。エリクソンは、人間の生涯を8つの段階に分け、各段階で起こる心理的課題や葛藤を明らかにした。また、各段階において、環境や周囲の人との相互作用がいかに発達に影響を与えるかについても考察した。エリクソンの漸成的発達理論は、心理学や教育学をはじめ、さまざまな分野で広く活用されている。 エリクソンの漸成的発達理論の8つの段階は以下のとおりである。 1. 乳児期(0歳から1歳半)基本的信頼感と基本的不安感の葛藤 2. 幼児前期(1歳半から3歳)自律性と恥と疑惑の葛藤 3. 幼児後期(3歳から5歳)主導性と罪悪感の葛藤 4. 学童期(6歳から12歳)勤勉性と劣等感の葛藤 5. 青年期(12歳から18歳)同一性と同一性の混乱の葛藤 6. 若年成人期(18歳から25歳)親密性と孤立の葛藤 7. 成人期(25歳から65歳)生産性と停滞の葛藤 8. 老年期(65歳以降)統合性と絶望の葛藤 エリクソンの漸成的発達理論は、人間の発達を包括的に捉える理論として、心理学や教育学をはじめ、さまざまな分野で広く活用されている。
血液・造血

造血幹細胞移植の基礎知識

造血幹細胞とは、赤血球、白血球、血小板など、血液細胞のすべてのもとになる細胞のことです。骨髄に存在し、常に新しい血液細胞を産生しています。造血幹細胞は、骨髄を採取して移植することで、血液疾患や免疫不全疾患の治療に利用されます。 造血幹細胞は、おもに骨髄に存在していますが、末梢血や臍帯血にも存在します。骨髄が採取できない場合には、末梢血や臍帯血から造血幹細胞を採取して移植することもできます。造血幹細胞移植は、白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群などの血液疾患や、重症複合免疫不全症候群(SCID)などの免疫不全疾患の治療に用いられています。 造血幹細胞移植は、化学療法や放射線療法などの前処置を行い、患者の骨髄を破壊した後、健康なドナーから採取した造血幹細胞を患者の体内に移植します。移植された造血幹細胞は、患者の骨髄に定着して新しい血液細胞を産生し始め、造血機能を回復させます。
略語

GCUとは?NICUの回復治療室で赤ちゃんが受けるケア

-GCUとは?- GCU(じーしーゆー/Growing Care Unit)とは、NICU(えぬあいしーゆー/Neonatal Intensive Care Unit)で治療を受け、状態が安定した後に移され、ケアを受ける部屋である。継続保育室、回復治療室、発育支援室など様々な訳語が当てられる。 GCUの目的は、NICUから退室するまでの間、乳幼児が安定した状態を維持し、成長するためのケアを提供することである。GCUでは、乳幼児の健康状態の観察、栄養管理、発育支援などのケアが行われる。 GCUのスタッフは、新生児のケアを専門とした医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などである。GCUでは、乳幼児と家族が安心して過ごせるよう、個室や家族用の面会スペースが設けられていることが多い。
循環器

看護師必須のスワンガンツカテーテル

スワンガンツカテーテルとは、肺動脈カテーテルのことである。エドワーズライフサイエンス社の商品名から、Swan-Ganz(スワン-ガンツ)カテーテルと呼ばれることが多い。カテーテルの先端にバルーンが付いた、バルーンカテーテルの一つで、心機能の測定に使われる医療機器、検査方法である。静脈(大腿静脈、上腕静脈、鎖骨下静脈、内頚静脈)に針を刺し、そこからカテーテルを挿入、先端の圧を測定する。 スワンガンツカテーテルは、重度の心筋梗塞後や心肺停止蘇生後など、特に重篤な患者に用いられる。略してガンツと呼ばれることもある。
腎・泌尿器

看護師が知るべき『自家移植』

-自家移植の種類- 自家移植には、植皮、自家腎移植、造血幹細胞の自家移植の3種類があります。 -植皮- 植皮は、皮膚の移植です。火傷や外傷による皮膚の欠損部位、火傷や外傷が治癒した後の瘢痕の切除部位、ケロイドなどの切除部位、痣(あざ)などの切除部位、合指症などに対して、指を切り離した後の皮膚の欠損部位などに用いられます。近年は、患者自身から皮膚の小片を採取し、大きな広い皮膚に培養してから、移植に用いる研究もおこなわれています。 -自家腎移植- 自家腎移植とは、腎臓に対する外科的な治療において、一時的に腎臓を体外に摘出し、手術操作後につなぎ直す方法のことです。狭い術創内で複雑な操作を行うよりも、安全かつ確実であることが見込まれる場合に用いられます。主な適応は、複雑な腎血管病変、単腎に発生した腫瘍、複雑な腎結石、広範囲の尿管病変、腎内の動脈瘤などです。 -造血幹細胞の自家移植- 造血幹細胞の自家移植は、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫などの血液がん治療の一部としておこなわれます。悪性リンパ腫や多発性骨髄腫は、リンパ球が腫瘍化した疾患です。あらかじめ患者自身の造血幹細胞を採取し凍結保存し、通常と比べ大量の化学治療をおこなった後に、移植する。移植をしなければ白血球や血小板が回復しない、あるいは回復に1カ月以上の長期を要するが移植によって、患者の造血能の早期回復を期待する。自家移植に用いる造血幹細胞は、ほとんどの場合、末梢血から採取します。治療の一環として造血幹細胞の自家移植をおこなう条件は、原則65歳以下までで、重篤な臓器障害がなく抗生剤治療を要するような感染症に罹患していないこと、十分な造血能を有すること。(末梢血幹細胞の採取のため)、抗癌剤に対する十分な感受性を有することなどです。
整形外科

看護師必見!腱鞘炎について知ろう

腱鞘炎とは、腱鞘と呼ばれる腱を覆う組織に炎症が起こる状態です。腱は、筋肉と骨をつなぐ組織で、腱鞘は腱を保護し、スムーズに動くのを助けます。腱鞘炎は、手首、手、肘、足首、足など、体のさまざまな部位で発生する可能性があります。最も一般的なのは、手首と手です。 腱鞘炎の原因は、腱を繰り返し使ったり、使いすぎたりすることです。これは、仕事、スポーツ、家事など、さまざまな活動によって引き起こされる可能性があります。腱鞘炎のリスクは、年齢とともに高まります。これは、腱と腱鞘が加齢とともに弱くなるためです。また、女性は男性よりも腱鞘炎のリスクが高いです。これは、女性の腱が男性よりも細く、腱鞘炎を発症しやすいことが原因と考えられます。
医療機器・設備・器具

初療室:救急搬送患者の初期診療室

初療室とは、救急搬送患者が最初に運ばれ、初期診療を受ける部屋のことである。初療室では、気道管理、呼吸および循環管理に必要な各種医療機器や薬剤を備え、緊急に開胸や開腹などが行なえるような手術器具も常備されている。初療室は、救急医療において重要な役割を果たしており、患者の命を救うために不可欠な施設である。 初療室では、救急搬送患者に対して、以下の処置が行われる。 * 気道確保気道が確保されていないと、患者は呼吸ができず、死亡する可能性がある。そのため、初療室では、気道確保を最優先に行う。気道確保は、気管挿管や気管切開などによって行われる。 * 呼吸管理気道が確保されたら、次に呼吸管理が行われる。呼吸管理は、人工呼吸器や酸素投与などによって行われる。 * 循環管理呼吸管理と並行して、循環管理も行われる。循環管理は、輸血や輸液、心臓マッサージなどによって行われる。 * その他の処置気道確保、呼吸管理、循環管理に加えて、初療室では、その他の処置も行われる。その他の処置としては、止血、包帯、縫合などが含まれる。
脳・神経

看護師に欠かせない知識『迷走神経反射』

迷走神経反射は、さまざまな生理的反応を引き起こす内臓反射の一つで、精神的ストレス、過度な疼痛、排泄、腹部内臓疾患などによる刺激が引き起こします。 迷走神経反射の症状には、徐脈、血圧低下、ふらつき、失神などがあります。徐脈とは、安静時の心拍数が1分間に60回未満の状態を指し、血圧低下とは、収縮期血圧が90mmHg未満、拡張期血圧が60mmHg未満の状態を指します。ふらつきとは、平衡感覚が失われて体が揺れ動く状態を指し、失神とは、意識が一時的に消失する状態を指します。 迷走神経反射は、生命の防衛反応ですが、過剰な反応をきたした場合には異常な症状が出現します。過度の心拍抑制により徐脈となったり、急激な血管拡張により血圧低下となったりすることがあります。一時的な全脳虚血となるため、ふらつきを自覚したり、失神したりすることもあります。
腎・泌尿器

看護師必須の用語『DEC』について

褥瘡(じょくそう)とは、寝たきりやその状態に近い人のおしりや腰、背中にできる床ずれのことです。褥瘡は、皮膚やその下の組織が圧迫され続けることで起こります。圧迫は、体重や医療機器などが長時間にわたって皮膚に当たっているときに起こります。 褥瘡は、軽度から重度までさまざまな程度があります。軽度の褥瘡は、皮膚が赤く変色したり、腫れたりします。重度の褥瘡は、皮膚が破れて、筋肉や骨が見えることもあります。褥瘡は、痛みや感染症、さらには死亡につながることもあります。 褥瘡を予防するためには、寝たきりの人の皮膚を清潔に保ち、柔らかい素材の服を着せ、体重を分散させるためのクッションやマットレスを使用することが重要です。また、寝たきりの人を定期的に動かして、圧迫を軽減することも大切です。
検査・診断

看護師に必須の検査「ワイル・フェリックス反応」

ワイル・フェリックス反応とは、リケッチア感染症に対して行われるスクリーニング検査です。リケッチア感染症患者の血清は、疾患に応じてプロテウス属(ヒトの腸内に常在するグラム陰性桿菌の一つ)のOX-19株、OX-2株、OX-K株に対して凝集素を持つことが知られています。この性質を生かし、凝集反応の有無によって診断する検査がワイル・フェリックス反応です。 ワイル・フェリックス反応は、1916年にオーストリアの医師ワイルとイギリスの細菌学者フェリックスによって開発されました。この検査は、チフス、パラチフス、ロッキー山紅斑熱などのリケッチア感染症の診断に広く使用されてきました。しかし、近年では、より特異性の高い検査法が開発されたため、ワイル・フェリックス反応の使用頻度は減少しています。 ワイル・フェリックス反応は、比較的簡便な検査であり、短時間で結果が得られるという利点があります。しかし、他のリケッチア感染症との交差反応を起こすことがあるため、診断の確定には他の検査との併用が必要となります。
その他

12誘導心電図のV3とは?

V3の役割は、心臓の電気活動を捉えることです。心臓は、筋肉で構成された器官であり、電気によって収縮しています。この電気活動は、心電図によって測定することができます。心電図は、心臓の電気活動を記録したもので、心臓の健康状態を判断する上で重要な検査です。 V3は、12誘導心電図のうちの1つであり、緑色の電極を使用します。この電極は、V2(第4肋間胸骨左縁)とV4(第5肋間と左鎖骨中線の交点)の中点に配置されます。V3は、心臓の電気活動を正面から捉えることができ、心筋梗塞や不整脈などの心臓疾患の診断に役立ちます。 また、V3は、心臓の肥大や肥厚を診断するのにも役立ちます。心臓が肥大したり肥厚したりすると、V3の波形が変化します。この変化によって、心臓の肥大や肥厚を診断することができます。 V3は、心臓の電気活動を捉える重要な誘導です。心筋梗塞や不整脈、心臓の肥大や肥厚などの心臓疾患の診断に役立ちます。
腎・泌尿器

看護師が知っておくべき横溢性尿失禁

横溢性尿失禁は、尿排出障害のため、膀胱内に顕著な残尿があり、常に膀胱が充満した状態となるために膀胱内の尿があふれ、少しずつ漏れる状態のことである。溢流性尿失禁(overflow incontinence)ともいう。 横溢性尿失禁の原因は、前立腺肥大症、尿道狭窄、神経因性膀胱など、尿路の閉塞や尿排出障害がある場合に起こることが多い。また、糖尿病、脳卒中、パーキンソン病などの神経疾患や、薬の副作用でも起こることがある。 横溢性尿失禁の症状は、尿意があっても排尿できない、排尿が困難である、尿が勢いよく出ない、尿が途中で切れる、残尿感がある、尿失禁が起こるなどである。 横溢性尿失禁は、残尿が多くなることで膀胱が常に膨満した状態となり、膀胱の機能が低下して尿失禁が起こる。また、残尿が多くなることで膀胱炎や腎盂腎炎などの感染症を起こしやすくなる。 横溢性尿失禁の治療は、まず原因となっている疾患の治療を行うことが重要である。前立腺肥大症や尿道狭窄の場合には、手術や薬物療法を行う。神経因性膀胱の場合には、排尿補助具の使用や薬物療法を行う。また、残尿を減らすために、定期的に導尿を行う場合もある。
内分泌・代謝・栄養

抗セントロメア抗体とは?

抗セントロメア抗体は、染色体の中心部のセントロメア部位に存在する抗原に対して産生される自己抗体です。全身性強皮症(こうぜんせいきょうひしょう、systemic sclerosis、SSc)に特異的な自己抗体として知られており、SScの診断において重要な役割を果たしています。SScは、皮膚、肺、腎臓、心臓など全身の様々な臓器が硬化して機能障害をきたす膠原病の一種です。 抗セントロメア抗体は、SScの患者さんの約30~50%に陽性となります。SScの臨床症状は、皮膚の硬化、レイノー現象、肺線維症、腎障害などが主なものですが、抗セントロメア抗体が陽性の場合、皮膚の硬化やレイノー現象などの皮膚症状が強く現れることが多いとされています。また、抗セントロメア抗体が陽性の患者さんは、SScの中でも経過が比較的良好な傾向があることが報告されています。
その他

看護師に必須の用語『3-3-9度方式』

3-3-9度方式(さんさんくどほうしき)とは、日本の意識障害の評価方法である。ジャパンコーマスケール(JCS〈Japan Coma Scale〉)ともいう。1974年に日本医師会が定めたもので、現在では日本の医療現場で広く用いられている。 3-3-9度方式は、意識障害の重症度を3段階(軽度、中等度、重度)に分類している。評価項目は、眼を開けるか、声をかけると反応するか、痛み刺激に対して反応するか、の3つである。 * -軽度- 眼を開けるか、声をかけると反応する。 * -中等度- 痛み刺激に対して反応する。 * -重度- 痛み刺激に対して反応しない。 3-3-9度方式は、意識障害の重症度を迅速かつ簡単に評価することができるため、救急医療現場や一般の医療現場で広く用いられている。
組織・制度

診療所とは?看護師に必須の用語を解説

診療所とは、医師または歯科医師が医療行為を行う場所のことです。一般に医院やクリニックとも呼ばれ、医療法では、患者が入院する施設を伴わないもの(無床診療所)、または19人以下の患者が入院できる施設を伴うもの(有床診療所)を診療所、20人以上の患者を入院できる医療施設を病院と定義されています。 診療所は、一般診療所と歯科診療所の2種類に分けられます。 一般診療所とは、医師または歯科医師が、医業または歯科医業を行う場所であり、患者の入院施設を伴わないものまたは患者19 人以下の入院施設を伴うものです。 歯科診療所とは、歯科医師が歯科医業を行う場所であり、患者の入院施設を伴わないものまたは患者19 人以下の入院施設を伴うものです。
呼吸器

看護師の必携アイテム:パルスオキシメーターとは?

パルスオキシメーターとは、非侵襲的に皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍を測定するための装置です。SpO2とは、血液中のヘモグロビンが酸素と結合している割合をパーセントで表したものです。正常値は95%以上とされており、90%以下になると低酸素血症と診断されます。低酸素血症は、呼吸器疾患や循環器疾患、貧血などが原因で起こることがあります。 パルスオキシメーターは、指先にクリップをつけたセンサーを装着し、センサーから出る光が皮膚を透過して反対側のセンサーで受け取られる仕組みになっています。光が皮膚を透過する際に、ヘモグロビンが酸素と結合しているかどうかによって光の吸収量が変化します。この変化を測定することで、SpO2と脈拍を算出しています。 パルスオキシメーターは、手術中や集中治療室などで患者さんの状態をモニターするために使用されます。また、在宅で酸素療法を受けている患者さんの状態をモニターするためにも使用されます。 パルスオキシメーターは、比較的安価で操作も簡単なので、医療現場だけでなく家庭でも使用されることが増えてきています。しかし、パルスオキシメーターで測定されたSpO2は、あくまでも参考値であることに注意が必要です。正確なSpO2を測定するには、動脈血ガス分析を行う必要があります。
医療機器・設備・器具

看護師が知っておくべき『ケリー鉗子』の基礎知識

ケリー鉗子は、先端がわずかに湾曲した鉗子の一種で、血管をつかんだり止血したりするために使用されます。湾曲が強いものから弱いものまで、様々な種類があります。ケリー鉗子は、深いところにある臓器や血管を剥離することにも使用できます。ペアン鉗子やコッヘル鉗子と並んで、手術において欠かせない器具となっています。 ケリー鉗子には、大きく分けて2つの種類があります。一つは、血管を把持するのに適した「血管鉗子」です。血管鉗子は、先端が細く湾曲しており、血管を傷つけずに把持することができます。もう一つは、組織を把持するのに適した「組織鉗子」です。組織鉗子は、先端が広く平らになっており、組織をしっかりと把持することができます。 ケリー鉗子は、素材や形状によってさらに細かく分類することができます。例えば、ステンレス鋼やチタンで作られたもの、先端が直線的なものや湾曲しているもの、先端が尖っているものや丸みを帯びているものなどがあります。 ケリー鉗子は、適切な種類を選択することで、様々な手術に適した形で使用することができます。
感染

看護師必須!肺結核について理解しよう

肺結核とは、「結核菌」という細菌が肺に感染して起こる感染症です。 この病気は、結核菌が体内に侵入し、肺で増殖することで起こります。結核菌は、主に咳やくしゃみによって空気中に放出され、それを吸い込むことによって感染します。また、結核に感染した牛やヤギの生乳を飲んだり、結核に感染した動物の肉を食べたりすることでも感染する可能性があります。 肺結核の症状には、咳、痰、胸痛、発熱、倦怠感などがあります。咳は、初期は乾いた咳ですが、進行すると痰の絡んだ咳になります。痰には、血が混じることがあります。胸痛は、肺の炎症によるもので、呼吸をしたときに痛みを感じることがあります。発熱は、結核菌が体内で増殖することによって引き起こされます。倦怠感は、体が結核菌と戦っているために起こります。